JPH07278453A - 3,3−ビスアリール−5−アザフタリドもしくは3,3−ビスアリール−7−アザフタリドの製造方法 - Google Patents

3,3−ビスアリール−5−アザフタリドもしくは3,3−ビスアリール−7−アザフタリドの製造方法

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JPH07278453A
JPH07278453A JP6074641A JP7464194A JPH07278453A JP H07278453 A JPH07278453 A JP H07278453A JP 6074641 A JP6074641 A JP 6074641A JP 7464194 A JP7464194 A JP 7464194A JP H07278453 A JPH07278453 A JP H07278453A
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JP
Japan
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azaphthalide
group
bis
bisaryl
hydrogen atom
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JP6074641A
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English (en)
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Kazunori Nigorikawa
和則 濁川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収率の高い3,3−ビスアリール−5−アザ
フタリドもしくは3,3−ビスアリール−7−アザフタ
リド誘導体の製造方法を提供する。 【構成】 ピリジン−3,4−ジカルボン酸もしくはピ
リジン−2,3−ジカルボン酸をそれぞれ4−アルコキ
シカルボニル−3−ピリジンカルボン酸もしくは2−ア
ルコキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸とした
後、酸クロ化を経て置換アミノ基含有芳香環とをルイス
酸の存在下で反応させることを特徴とする3,3−ビス
アリール−5−アザフタリドもしくは3,3−ビスアリ
ール−7−アザフタリド誘導体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録材料等に有用な3,
3−ビスアリール−5−アザフタリドもしくは3,3−
ビスアリール−7−アザフタリドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】5−アザフタリド誘導体は対応する6−
アザフタリド誘導体に比べて、また7−アザフタリド誘
導体は対応する4−アザフタリド誘導体に比べて発色性
が高く、記録材料等の発色剤として有用である。ところ
がその製造方法に関しては、特公平3−16954号、
特公昭48−8730号等に見られるように6−もしく
は4−アザフタリド誘導体については選択性の高い製造
方法があるものの、5−もしくは7−アザフタリド誘導
体については満足のゆく方法がないのが現状であった。
例えばピリジン−2,3−ジカルボン酸無水物と芳香環
との反応では、主生成物は4−アザフタリド誘導体であ
り、7−アザフタリド誘導体の生成はごく僅かであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような問題点を解決し、従来の方法に比べ選択的に収
率よく3,3−ビスアリール−5−アザフタリドもしく
は3,3−ビスアリール−7−アザフタリドを得る製造
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は、以下に示す製造方法を開発することによって
解決された。3,3−ビスアリール−5−アザフタリド
もしくは3,3−ビスアリール−7−アザフタリドの製
造方法において、下記一般式(1)で表される酸塩化物
と、下記一般式(2)または(3)で表される化合物と
をルイス酸の存在下で反応させることを特徴とする3,
3−ビスアリール−5−アザフタリドもしくは3,3−
ビスアリール−7−アザフタリドの製造方法。
【0005】
【化2】
【0006】一般式(1)において、R1 は低級アルキ
ル基を、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基またはハロゲン原子を、YおよびZは−CH−、−
N−を表す。ただしYが−CH−のときZは−N−を、
Yが−N−のときZは−CH−を表す。一般式(2)に
おいて、R2 およびR3 は、水素原子、アルキル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール基を表
す。R4 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、
低級アルコキシ基またはアシルアミノ基を表す。一般式
(3)において、R5 は水素原子、アルキル基またはア
ラルキル基を、R6は水素原子、低級アルキル基または
アリール基を、R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表す。
【0007】出発原料である2−もしくは4−アルコキ
シカルボニル−3−ピリジンカルボン酸類の合成は、対
応するピリジンジカルボン酸の無水物を低級アルコール
と反応させた後溶媒留去し、アルコールもしくは酢酸エ
チル等から再結晶することにより選択的に得られる。 (合成例1) 2−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸の合
成 ピリジン−2,3−ジカルボン酸20gと無水酢酸25
mlとを2時間130℃で加熱後室温まで冷却した。こ
の反応液にメタノール40mlを加え2時間攪拌後溶媒
を減圧留去し、酢酸エチルから再結晶して2−メトキシ
カルボニル−3−ピリジンカルボン酸15.2gを得
た。 融点 120〜122℃ (合成例2) 4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸の合
成 ピリジン−3,4−ジカルボン酸20gと無水酢酸25
mlとを2時間130℃で加熱後室温まで冷却した。こ
の反応液にメタノール40mlを加え2時間攪拌し、析
出した結晶を取り出し4−メトキシカルボニル−3−ピ
リジンカルボン酸16gを得た。 融点 168〜17
0℃
【0008】一般式(1)で示される酸塩化物の合成
は、従来公知の塩素化剤により行うことができる。代表
的な例としては塩化チオニル、五塩化リン等を用いて行
なう。塩素化剤は、カルボン酸に対して1〜6倍モル当
量、より好ましくは1.5〜5倍モル当量使用する。反
応は、無溶媒もしくはトルエン、ベンゼン、クロルベン
ゼン、キシレン、アセトニトリル等の有機溶媒の存在下
で行なう。この時にジメチルホルムアミド、ピリジン等
の塩基性有機化合物を少量添加すると反応は速やかに進
行するが、同時に反応液の着色及びジメチルホルムアミ
ドを用いた場合には次工程で芳香環へのホルミル化とい
う副反応が生じるため、使用する場合には触媒量である
ことが好ましい。反応温度は0℃〜還流の温度範囲で行
なうが、より好ましくは20〜110℃で行なう。反応
時間は0.1〜20時間、より好ましくは0.5〜10
時間の範囲で行なう。反応終了後、反応液の溶媒を減圧
留去することにより目的とする酸塩化物が固体もしくは
オイル状物として得られる。
【0009】一般式(4)および(5)で示される化合
物の合成は、一般式(1)で示される酸塩化物に対して
一般式(2)もしくは(3)で示される化合物を1.5
〜3.0モル当量、より好ましくは2.0〜2.5モル
当量使用して行なう。使用するルイス酸としては、塩化
アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化スズ、ランタニ
ドのトリフレート等が挙げられる。ルイス酸は酸塩化物
に対して1〜6倍モル当量、より好ましくは1.5〜4
倍モル当量使用する。この際の反応は、無溶媒もしくは
トルエン、ベンゼン、クロルベンゼン、キシレン、アセ
トニトリル等の有機溶媒の存在下で行なう。反応温度
は、20℃から溶媒の沸点の温度範囲で行なうが、30
〜100℃の温度範囲が好ましい。反応時間は0.1〜
20時間、より好ましくは0.5〜8時間の範囲で行な
う。この反応によって得られる一般式(4)もしくは
(5)で示されるアザフタリド誘導体は一般に公知の方
法に従って反応液をアルカリで中和後、生成した沈澱の
分離、洗浄、乾燥によりまたは適当な有機溶媒による処
理もしくはカラムクロマトグラフィー等の操作で単離す
ることができる。
【0010】上記一般式(1)、(4)および(5)に
おいてXで表される基の具体例としては、水素原子の他
にメチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、フッ素原子、塩素原子等が挙げ
られ、好ましくは水素原子、メチル基、メトキシ基、塩
素原子が挙げられる。一般式(1)においてR1 として
は具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基が挙
げられる。 上記一般式(2)および(4)においてR
2 、R3 の具体例としてはそれぞれメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
シアノエチル基、クロロエチル基、メトキシエチル基、
エトキシエチル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、フ
ェニル基、またはR2 とR3 とが互いに結合したモルホ
リノ基、ピペリジノ基、ピロール基等が挙げられ、好ま
しくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙
げられる。R4 の具体例としては、水素原子の他にメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、フッ素原子、
塩素原子等が挙げられ、好ましくは水素原子、メチル
基、メトキシ基、エトキシ基、塩素原子が挙げられる。
【0011】上記一般式(3)および(5)においてR
5 の具体例としては、水素原子の他にメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、シアノエチル基、クロロエチ
ル基、メトキシエチル基、ベンジル基等が挙げられ、好
ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基が挙
げられる。R6 の具体例としては、水素原子の他にメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基等
が挙げられ、好ましくは水素原子、メチル基、フェニル
基が挙げられる。R7 の具体例としては、水素原子の他
にメチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、フッ素原子、塩素原子等が挙げ
られ、好ましくは水素原子、メチル基、メトキシ基、塩
素原子が挙げられる。
【0012】以下に本発明によって製造可能な3,3−
ビスアリール−5−アザフタリドもしくは3,3−ビス
アリール−7−アザフタリドの具体例を示す。
【0013】3,3−ビス(1−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチルインドール−3−イル)−5
−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−メチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド
【0014】3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−5−ア
ザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−アザフタリド3,3−ビス(4−ジエチルア
ミノ−2−クロロフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチル
フェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−4−メチル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−6−メチル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−7−メチル−5−アザフタリド
【0015】3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−
メトキシフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−プロピルアミノ−2−メト
キシフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メトキ
シフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキ
シフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシ
フェニル)−5−アザフタリド
【0016】3,3−ビス(1−メチルインドール−3
−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチルインドール−3−イル)−7
−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチルインドール−3−イル)
−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−メチル−2−メチルインドール−3
−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール
−3−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−7−アザフタリド
【0017】3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−ア
ザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
チル−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−5−メ
チル−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
チル−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
トキシ−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−5−メ
トキシ−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
トキシ−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−ク
ロロ−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−5−ク
ロロ−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−ク
ロロ−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチル
フェニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エチルフェニ
ル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−4−メチル−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−メチル−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−6−メチル−7−アザフタリド
【0018】3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−
メトキシフェニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メトキシフェ
ニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−プロピルアミノ−2−メト
キシフェニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メトキ
シフェニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキ
シフェニル)−7−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシ
フェニル)−7−アザフタリド
【0019】以下に実施例を示し本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるもので
はない。
【0020】
【実施例】
実施例1 3,3−ビス(1−n−オクチルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリドの合成 2−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸9g
にトルエン20ml、塩化チオニル10ml、ピリジン
0.1mlを加え、2時間90℃で加熱後溶媒を減圧留
去し、2−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン
酸の酸クロライドの固体12gを得た。これに1−n−
オクチルインドール24g、無水塩化亜鉛15g、アセ
トニトリル20mlを加えて70℃で6時間攪拌した。
この反応液を水にあけ有機層を酢酸エチル200mlで
抽出し、水洗、濃縮後、ヘキサン/酢酸エチル(1/
1)の混合溶媒を用いてカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、エタノールから再結晶して目的とする3,3
−ビス(1−n−オクチルインドール−3−イル)−7
−アザフタリド14gを得た。 収率 48% 融点 88〜90℃ λmax :530nm
(95%AcOH)
【0021】実施例2 3,3−ビス(1−n−ペンチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリドの合成 4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸9g
にトルエン20ml、塩化チオニル10ml、ピリジン
0.1mlを加え、2時間85℃で加熱後溶媒を減圧留
去し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン
酸の酸クロライドの固体12gを得た。これに1−n−
ペンチル−2−メチルインドール20g、無水塩化亜鉛
15g、アセトニトリル20mlを加えて60℃で7時
間攪拌した。この反応液を水にあけ有機層を酢酸エチル
200mlで抽出し、水洗、濃縮後、クロロホルム/メ
タノール(40/1)の混合溶媒を用いてカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、淡黄色オイル状の3,3−
ビス(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド5gを得た。 収率 18% λmax :548nm
(95%AcOH)
【0022】実施例3 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メトキ
シフェニル)−7−アザフタリドの合成 2−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸9g
にトルエン20ml、塩化チオニル10ml、ピリジン
0.1mlを加え、2時間90℃で加熱後溶媒を減圧留
去し、2−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン
酸の酸クロライドの固体12gを得た。これに3−ジ−
n−ブチルアミノ−1−メトキシベンゼン23.5g、
無水塩化アルミニウム14g、アセトニトリル20ml
を加えて65℃で8時間攪拌した。この反応液を水にあ
け有機層を酢酸エチル200mlで抽出し、水洗、濃縮
後、ヘキサン/酢酸エチル(1/1)の混合溶媒を用い
てカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサン/
トルエン(20/1)混合溶媒から再結晶して目的とす
る3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メト
キシフェニル)−7−アザフタリド3.6gを得た。
収率 12% 融点 132〜133℃ λmax :647nm
(95%AcOH)
【0023】
【発明の効果】以上の結果からわかるように、本発明の
製造方法により3,3−ビスアリール−5−アザフタリ
ドもしくは3,3−ビスアリール−7−アザフタリドを
選択的にかつ従来法に比べて高収率で得ることが可能と
なった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 491/048 7019−4C // B41M 5/145 5/30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3,3−ビスアリール−5−アザフタリ
    ドもしくは3,3−ビスアリール−7−アザフタリドの
    製造方法において、下記一般式(1)で表される酸塩化
    物と、下記一般式(2)または(3)で表される化合物
    とをルイス酸の存在下で反応させることを特徴とする
    3,3−ビスアリール−5−アザフタリドもしくは3,
    3−ビスアリール−7−アザフタリドの製造方法。 【化1】 一般式(1)において、R1 は低級アルキル基を、Xは
    水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはハ
    ロゲン原子を、YおよびZは−CH−または−N−を表
    す。ただしYが−CH−のときZは−N−を、Yが−N
    −のときZは−CH−を表す。一般式(2)において、
    2 およびR3 は、水素原子、アルキル基、シクロアル
    キル基、アラルキル基またはアリール基を表す。R4
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基またはアシルアミノ基を表す。一般式(3)にお
    いて、R5 は水素原子、アルキル基またはアラルキル基
    を、R6 は水素原子、低級アルキル基またはアリール基
    を、R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基ま
    たは低級アルコキシ基を表す。
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