JPH0727815U - ワイヤソーマシン - Google Patents

ワイヤソーマシン

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JPH0727815U
JPH0727815U JP6308493U JP6308493U JPH0727815U JP H0727815 U JPH0727815 U JP H0727815U JP 6308493 U JP6308493 U JP 6308493U JP 6308493 U JP6308493 U JP 6308493U JP H0727815 U JPH0727815 U JP H0727815U
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JP
Japan
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work
polishing liquid
abrasive
filter
mount
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Pending
Application number
JP6308493U
Other languages
English (en)
Inventor
郁夫 小川
勝 植戸
Original Assignee
住友シチックス株式会社
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Publication date
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再使用する砥液に異物が混入するおそれを減
らす。 【構成】 ワイヤ14によるワークWの切断中に、砥液
ノズル12からワークWに供給した砥液を、砥液フィル
ター22、受皿を介して砥液タンクに回収する。砥液フ
ィルター22をワーク取付台13の最上部に隙間なく取
り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばシリコンの鋳塊からウエハを切り出すために使用されるワイ ヤソーマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、シリコンの鋳塊からウエハを切り出すために、ワイヤソーマシンと 呼ばれる切削切断装置が用いられている。その概略構成を図1に示す。
【0003】 ワイヤソーマシンの切削部10は、加工室30内に設置されている。その切削 部10は、三角形の各頂点に配置された3本の水平なローラ11,11,11と 、そのローラ群の内側に設けた砥液ノズル12と、ローラ群の下方に設けた昇降 式のワーク取付台13とを有する。
【0004】 3本のローラ11,11,11には、ワイヤ14が所定の間隔で掛け巻かれて いる。ワイヤ14は図示されない駆動装置により往復走行又は一方向走行をする 。ローラ11の外周面には、図2(A)に示すように、ワイヤ14が嵌合する多 数の溝15が設けられている。
【0005】 切断においては、ワーク取付台13の上にワークWを固定する。そして、ワイ ヤ14を運動させながら、ワーク取付台13を上昇させて、下段の2本のローラ 11,11間に並列して掛け渡された多数本のワイヤ14に、下方からワークW を押し付け、これを徐々に上昇させる。同時に、上方の砥液ノズル12からワー クWに砥液を供給する。砥液とは砥粒をオイルに混合したものである。
【0006】 ワークWに供給された砥液は、再使用のために砥液回収機構20に回収される 。砥液回収機構20は、受皿21と、その下方に設けた砥液タンク23とを有す る。砥液タンク23には、砥液供給ポンプ26と攪拌機27が取り付けられてい る。受皿21により回収された砥液は、砥液タンク23に集められ、砥液供給ポ ンプ24により再び砥液ノズル12からワークWに供給される。
【0007】 受皿21内には、トラブルによってウエハが破損した場合でも、割れて細かく なったウエハの破片が砥液に混入しないように、砥液フィルター22′が設置さ れている。この砥液フィルター22′は、ワーク取付台13を包囲している。す なわち、砥液フィルター22′の中央部をワーク取付台13が貫通している。そ して、ワーク取付台13の昇降を妨げないために、ワーク取付台13とその周囲 の砥液フィルター22′との間には隙間が確保されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ワークWに供給された砥液は、大部分がワーク取付台13の周囲に落下し、ワ ーク取付台13の周囲に設けた砥液フィルター22′で異物を除去された後、受 皿21を経て砥液タンク23に回収されて再使用される。ここで言う異物とは、 前述したようにウエハの破片等である。
【0009】 ところが、前述したように、ワーク取付台13の昇降を可能とするために、ワ ーク取付台13と砥液フィルター22′との間に隙間がある。そのため、一部の 砥液は、砥液フィルター22′を通らずに砥液タンク23に回収され、その砥液 に含まれていた異物を、再使用する砥液に混入させる。
【0010】 ところで、ワイヤソーマシンを用いたシリコンウエハの切り出しでは、図2( B)に示すように、ローラ11の溝15に異物16が噛み込むことにより、その 溝15からワイヤ14が外れて重なることがある。そうなると、切断中のウエハ の厚さが急に変化したり溝15の摩耗が大きくなる。
【0011】 本考案者らがワイヤ外れの原因を詳細に調査したところ、前述したワーク取付 台13と砥液フィルター22′との間を一部の砥液が通過し、再使用する砥液に 異物を混入させることが、その主要な原因であることが判明した。
【0012】 本考案の目的は、再使用する砥液への異物混入を確実に防止できるワイヤソー マシンを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案のワイヤソーマシンは、昇降式のワーク取付台上にワークを固定し、ワ ーク取付台の上方で走行する並列された多数本のワイヤに下方からワークを押し 付けると共に、そのワークに上方から砥液を供給して、ワークを多数枚に切断す るワイヤソーマシンにおいて、 前記ワーク取付台の周囲に設ける砥液フィルターを、ワーク取付台に隙間なく 取り付けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
ワーク取付台とその周囲の砥液フィルターとの間に隙間がないので、受皿を介 してタンクに回収される砥液の全てが、砥液フィルターを通過することになる。 従って、再使用される砥液への異物混入が確実に防止される。
【0015】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図3は本考案を実施したワ イヤソーマシンの一例についてその主要部を示す縦断側面図、図4はその主要部 の平面図である。
【0016】 本実施例は、図1に示した従来のワイヤソーマシンとは砥液回収機構20が異 なり、他の機構は同一である。
【0017】 本実施例における砥液回収機構20は、昇降式のワーク取付台13の最上部に 取り付けられた砥液フィルター22を有する。砥液フィルター22は、四角形の 受皿状であって、円筒部22aとその外側の外枠22bとを水平な桟22cで連 結し、開口部に網22dを張設した構造になっている。
【0018】 砥液フィルター22の中央にある円筒部22aは、円柱状のワーク取付台13 に外嵌され、ワーク取付台13に装着された落下防止用のバンド24によって支 持されている。そして、円筒部22aの内面とワーク取付台13の外面との間は Oリング25によってシールされている。
【0019】 なお、砥液フィルター22の下方には、図示されていないが、従来と同様に受 皿および砥液タンクがある。
【0020】 砥液フィルター22は、ワーク取付台13と共に昇降する。ワーク取付台13 上のワークWに供給された砥液は、大部分がワーク取付台13の周囲に落下する 。その砥液は、ワーク取付台13の周囲に設けた砥液フィルター22を通り、そ の下の受皿を経て砥液タンクに回収される。砥液フィルター22は、ワーク取付 台13との間がシールされているので、回収される砥液への異物混入を確実に防 止することができる。
【0021】 また、砥液フィルター22をワーク取付台13の最上部に取り付けたことによ り、ワーク取付台13上のワークWから砥液フィルター22までの距離が短く、 しかも、その距離はワーク取付台13が昇降しても変化しない。そのため、切断 中等にウエハやその一部が砥液フィルター22上に落下した場合の落下衝撃が緩 和され、落下物の破損が抑えられることによっても、砥液への異物混入が抑えら れる。
【0022】 本考案のワイヤソーマシンに使用される砥液フィルター22は、図5に示すよ うに、外枠22bを高く立ち上げ、ワーク取付台13を最も上昇させた切断終了 時に下段の2つのローラ11,11を外枠22bで包囲する構成とすることがで きる。そうした場合は、高速でローラ11,11やワイヤ14が動くことによっ て飛散した一部の砥液についても、これを砥液フィルター22に通過させること ができる。
【0023】 また、異物除去効果を一層高める手段として、図6に示すように、砥液タンク 上部にある管に設置されたフィルター28や、従来の加工室床上のフィルター2 2′と組み合わせることも可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上に説明した通り、本考案のワイヤソーマシンは、ワーク取付台と砥液フィ ルターとの間から隙間を排除したことにより、再使用する砥液への異物混入を防 ぐので、ローラ溝への異物の噛み込みを防止でき、これにより安定操業に貢献す る。また、ローラ溝の異常な摩耗を防ぐことにより、ローラの寿命延長に寄与す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のワイヤソーマシンを示す模式図である。
【図2】ワイヤをかけるローラの拡大図である。
【図3】本考案を実施したワイヤソーマシンの一例につ
いてその主要部を示す縦断側面図である。
【図4】図3に示した主要部の平面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す模式図である。
【図6】本考案の更に別の実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 切削部 11 ローラ 12 砥液ノズル 13 ワーク取付台 14 ワイヤ 20 砥液回収機構 21 受皿 22,22′,28 砥液フィルター 23 砥液タンク 26 砥液供給ポンプ 27 攪拌機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降式のワーク取付台上にワークを固定
    し、ワーク取付台の上方で走行する並列された多数本の
    ワイヤに下方からワークを押し付けると共に、そのワー
    クに上方から砥液を供給して、ワークを多数枚に切断す
    るワイヤソーマシンにおいて、 前記ワーク取付台の周囲に設ける砥液フィルターを、ワ
    ーク取付台に隙間なく取り付けたことを特徴とするワイ
    ヤソーマシン。
JP6308493U 1993-10-29 1993-10-29 ワイヤソーマシン Pending JPH0727815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308493U JPH0727815U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ワイヤソーマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308493U JPH0727815U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ワイヤソーマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0727815U true JPH0727815U (ja) 1995-05-23

Family

ID=13219120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6308493U Pending JPH0727815U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ワイヤソーマシン

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JP (1) JPH0727815U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031355A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp マルチワイヤソーのワイヤ断線予防装置

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