JPH07278125A - アルキレンジアミン誘導体 - Google Patents

アルキレンジアミン誘導体

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JPH07278125A
JPH07278125A JP8583194A JP8583194A JPH07278125A JP H07278125 A JPH07278125 A JP H07278125A JP 8583194 A JP8583194 A JP 8583194A JP 8583194 A JP8583194 A JP 8583194A JP H07278125 A JPH07278125 A JP H07278125A
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JP
Japan
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carbon atoms
alkyl
phenyl
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JP8583194A
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English (en)
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Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
Masahisa Miyake
雅久 三宅
Atsushi Tendou
▲あつし▼ 天童
Michiko Ishida
美知子 石田
Atsuhiko Shinozaki
温彦 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膀胱内圧高圧時に生ずる排尿収縮を抑制する
作用を有する新規なアルキレンジアミン誘導体を提供す
る。 【構成】 下記一般式(1): 【化1】 [式中、R1 は、水素原子、アルキル基、ハロゲン原
子、ハロアルキル基、ヒドロキシル基、アルコキシル
基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基等であり、R2 は置
換基を有していてもよいフェニル基等であり、R3 及び
4 はアルキル基等であるか又はR3 とR4 とが結合し
て置換基を有していてもよい複素環基を形成し、mは1
〜4の整数を表わし、nは0〜4の整数を表し、p及び
qは独立に0〜5の整数を表し且つp+qは1〜5であ
り、xは0、1又は2であり、yは0又は1である]で
表されるアルキレンジアミン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排尿収縮を抑制する作
用を示し、排尿障害治療剤の有効成分として有用な新規
なアルキレンジアミン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排尿障害治療剤としては、膀胱に
直接末梢的に作用する塩酸フラボキサート及び塩酸オキ
シブチニンが使用されている。しかしながら、これらは
消化器のような他の臓器にも影響を与え、副作用が懸念
される。
【0003】一般式(A):
【0004】
【化7】
【0005】(式中、R1A及びR2Aはそれぞれ独立に、
アルキル基、ハロゲン原子、ハロアルキル基、水酸基、
アルコキシル基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アラルキ
ルアミノ基、アリールアミノ基、アシルアミノ基、カル
ボキシル基、アルコキシカルボニル基、アラルキルオキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アミド
基、スルホ基、アルコキシスルホニル基、アラルキルオ
キシスルホニル基、アリールオキシスルホニル基、スル
ホンアミド基及び1H−テトラゾール−5−イル基から
なる群から選択された、同一又は異なる置換基を1〜5
個有していてもよい、フェニル基、ナフチル基又は芳香
族複素環基を表し、R3A及びR4Aはそれぞれ独立に、水
素原子、アルキル基、アラルキル基若しくはアリール基
を表し、又は、R3AとR4Aとが結合し、R3A及びR4A
結合する窒素原子と共に、場合により更に酸素原子、硫
黄原子又は窒素原子を含んでいる、アルキル基、アラル
キル基、フェニル基、水酸基、アルコキシル基、カルボ
キシル基、アルコキシカルボニル基、アラルキルオキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基及びアミド
基からなる群から選択された置換基を有していてもよ
い、5〜7員環基を表し、XA は酸素原子、硫黄原子又
はイミノ基を表し、YA は酸素原子又は硫黄原子を表
し、ZA は−CH2−、−CO−又は−CS−を表し、
A は0〜4の整数を表し、nA は0〜4の整数を表
し、pA 及びqA は独立に0〜5の整数を表す。但しp
A +qA は1〜5である)で表されるアルキレンジアミ
ン誘導体及びその薬理学的に許容され得る塩が、膀胱内
圧高圧時に生ずる排尿収縮を抑制することができ、神経
性排尿障害、慢性前立腺炎、慢性膀胱炎、神経因性膀胱
及び不安定膀胱などの疾患または状態における排尿障
害、尿失禁、尿意切迫感及び残尿感などを改善すること
ができ、排尿障害治療剤の有効成分として有用であるこ
とが知られている(ヨーロッパ特許出願公開第0579
169A1号公報、特開平6−80645号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、膀胱
内圧高圧時に生ずる排尿収縮を抑制する作用を有する新
規なアルキレンジアミン誘導体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(1):
【0008】
【化8】
【0009】[式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜8
のアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜4のハロアル
キル基、水酸基、炭素数1〜8のアルコキシル基、炭素
数4〜10のアリールオキシ基、炭素数5〜14(アル
キル部分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシ基、ニト
ロ基、アミノ基、シアノ基、炭素数1〜8のアルキルア
ミノ基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜
4)のアラルキルアミノ基、炭素数4〜10のアリール
アミノ基、炭素数1〜8の脂肪族アシルアミノ基、カル
ボキシル基、炭素数2〜9のアルコキシカルボニル基、
炭素数6〜15(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラ
ルキルオキシカルボニル基、炭素数5〜11のアリール
オキシカルボニル基、カルバモイル基、スルホ基、炭素
数1〜8のアルコキシスルホニル基、炭素数5〜14
(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシス
ルホニル基、炭素数4〜10のアリールオキシスルホニ
ル基、スルホンアミド基及び1H−テトラゾール−5−
イル基からなる群から選択された原子又は基を表わし、
2 は、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン原子、炭
素数1〜4のハロアルキル基、水酸基、炭素数1〜8の
アルコキシル基、炭素数4〜10のアリールオキシ基、
炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラ
ルキルオキシ基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、炭素
数1〜8のアルキルアミノ基、炭素数5〜14(アルキ
ル部分の炭素数1〜4)のアラルキルアミノ基、炭素数
4〜10のアリールアミノ基、炭素数1〜8の脂肪族ア
シルアミノ基、カルボキシル基、炭素数2〜9のアルコ
キシカルボニル基、炭素数6〜15(アルキル部分の炭
素数1〜4)のアラルキルオキシカルボニル基、炭素数
5〜11のアリールオキシカルボニル基、カルバモイル
基、スルホ基、炭素数1〜8のアルコキシスルホニル
基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)の
アラルキルオキシスルホニル基、炭素数4〜10のアリ
ールオキシスルホニル基、スルホンアミド基及び1H−
テトラゾール−5−イル基からなる群から選択された、
同一又は異なる置換基を1〜5個有していてもよい、フ
ェニル基、ナフチル基又は芳香族複素環基を表し、R3
及びR4 はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜8の
アルキル基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1
〜4)のアラルキル基若しくは炭素数4〜10のアリー
ル基を表し、又は、R3 とR4 とが結合し、R3 及びR
4 が結合する窒素原子と共に、炭素数1〜5のアルキル
基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)の
アラルキル基、フェニル基、水酸基、炭素数1〜8のア
ルコキシル基、カルボキシル基、炭素数2〜9のアルコ
キシカルボニル基、炭素数6〜15(アルキル部分の炭
素数1〜4)のアラルキルオキシカルボニル基、炭素数
5〜11のアリールオキシカルボニル基、炭素数1〜8
の脂肪族アシル基、炭素数5〜11の芳香族アシル基、
及びカルバモイル基からなる群から選択された置換基を
1〜5個有していてもよい、一般式(2):
【0010】
【化9】
【0011】[式中、Zは一般式(3):
【0012】
【化10】
【0013】(式中、R5 は、水素原子、又は炭素数1
〜8のアルキル基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭
素数1〜4)のアラルキル基、フェニル基、2−ピリミ
ジニル基、カルボキシル基、炭素数2〜9のアルコキシ
カルボニル基、炭素数6〜15(アルキル部分の炭素数
1〜4)のアラルキルオキシカルボニル基及び炭素数5
〜11のアリールオキシカルボニル基からなる群から選
択された基を表わす)で示される基、−O−、−S−、
−SO−又は−SO2 −を表わし、tは0又は1を表わ
す]で表わされる5〜7員の複素環基を表し、mは1〜
4の整数を表わし、nは0〜4の整数を表し、p及びq
は独立に0〜5の整数を表し且つp+qは1〜5であ
り、xは0、1又は2であり、yは0又は1である]で
表されるアルキレンジアミン誘導体にある。
【0014】本発明の好ましいアルキレンジアミン誘導
体は、一般式(4):
【0015】
【化11】
【0016】[式中、R1 、R2 、R3 、R4 、m、
n、p及びqは、一般式(1)について記載したものと
同じである]で表されるアルキレンジアミン誘導体にあ
る。
【0017】本発明の他の好ましいアルキレンジアミン
誘導体は、一般式(5):
【0018】
【化12】
【0019】[式中、R1 、R2 、R3 、R4 、m、
n、p及びqは、一般式(1)について記載したものと
同じである]で表されるアルキレンジアミン誘導体にあ
る。
【0020】本発明の他の好ましいアルキレンジアミン
誘導体は、一般式(6):
【0021】
【化13】
【0022】[式中、R1 、R2 、R3 、R4 、m、
n、p及びqは、一般式(1)について記載したものと
同じである]で表されるアルキレンジアミン誘導体にあ
る。
【0023】上記一般式(1)で表わされるアルキレン
ジアミン誘導体は、一端にベンズイソチアゾリン骨格を
有する点で、前記のヨーロッパ特許出願公開第0579
169A1号公報に開示されているアルキレンジアミン
誘導体とは全く異なる化合物である。
【0024】一般式(1)に於いて、R1 により表わさ
れるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素等が好
ましく、特に塩素が好ましい。また、R1 により表わさ
れる基の内、炭素数1〜8のアルキル基としては、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オク
チル等が好ましく、炭素数1〜4のハロアルキル基とし
ては、例えば、トリフルオロメチル、クロロメチル、フ
ルオロメチル等が好ましく、炭素数1〜8のアルコキシ
ル基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ等が好ましく、炭素数4〜10のアリールオキシ基
(ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アルコキシル
基、アミノ基、アルコキシカルボニル基等の核置換基を
有していてもよい)としては、例えば、フェノキシ、パ
ラクロルフェノキシ等が好ましく、炭素数5〜14(ア
ルキル部分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシ基とし
ては、例えば、ベンジルオキシ、ピリジルメチルオキ
シ、ナフチルメチルオキシ、テニルオキシ等が好まし
く、炭素数1〜8のアルキルアミノ基としては、例え
ば、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、プ
ロピルアミノ、イソブチルアミノ等が好ましく、炭素数
5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラルキル
アミノ基(ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アル
コキシル基、アミノ基、アルコキシカルボニル基等の核
置換基を有していてもよい)としては、例えば、ベンジ
ルアミノ、(4−クロルフェニル)メチルアミノ等が好
ましく、炭素数4〜10のアリールアミノ基(ハロゲン
原子、シアノ基、アルキル基、アルコキシル基、アミノ
基、アルコキシカルボニル基等の核置換基を有していて
もよい)としては、例えば、フェニルアミノ、パラクロ
ルフェニルアミノ等が好ましく、炭素数1〜8の脂肪族
アシルアミノ基としては、例えば、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ等が好ましく、炭素数2〜9のアルコ
キシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等が好
ましく、炭素数6〜15(アルキル部分の炭素数1〜
4)のアラルキルオキシカルボニル基としては、例え
ば、ベンジルオキシカルボニル、ピリジルメチルオキシ
カルボニル、ナフチルメチルオキシカルボニル、テニル
オキシカルボニル等が好ましく、炭素数5〜11のアリ
ールオキシカルボニル基としては、フェノキシカルボニ
ル、ナフチルオキシカルボニル、チエニルオキシカルボ
ニル等が好ましく、炭素数1〜8のアルコキシスルホニ
ル基としては、例えば、メトキシスルホニル、エトキシ
スルホニル等が好ましく、炭素数5〜14(アルキル部
分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシスルホニル基と
しては、例えば、ベンジルオキシスルホニル、ナフチル
メチルオキシスルホニル、テニルオキシスルホニル等が
好ましく、炭素数4〜10のアリールオキシスルホニル
基としては、例えば、フェノキシスルホニル、ナフチル
オキシスルホニル、チエニルオキシスルホニル等が好ま
しい。
【0025】一般式(1)に於いて、R1 として特に好
ましいものは、水素原子、ハロゲン原子、及び炭素数1
〜8のアルコキシル基である。
【0026】一般式(1)に於いて、R2 は、同一又は
異なる置換基を1〜5個有していてもよい、フェニル
基、ナフチル基又は芳香族複素環基を表わし、その好ま
しい例は、同一又は異なる置換基を1〜5個有していて
もよい、フェニル基、ナフチル基、フラン環、チオフェ
ン環、ピリジン環、キノリン環、インドール環などであ
る。
【0027】上記の置換基のうち、ハロゲン原子として
は、フッ素、塩素、臭素等が好ましく、炭素数1〜8の
アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル等が好ましく、炭素数1〜
4のハロアルキル基としては、例えば、トリフルオロメ
チル、クロロメチル、フルオロメチル等が好ましく、炭
素数1〜8のアルコキシル基としては、例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ等が好ましく、炭素数4〜1
0のアリールオキシ基(ハロゲン原子、シアノ基、アル
キル基、アルコキシル基、アミノ基、アルコキシカルボ
ニル基等の核置換基を有していてもよい)としては、例
えば、フェノキシ、パラクロルフェノキシ等が好まし
く、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)の
アラルキルオキシ基としては、例えば、ベンジルオキ
シ、ベンジルオキシ、ピリジルメチルオキシ、ナフチル
メチルオキシ、テニルオキシ等が好ましく、炭素数1〜
8のアルキルアミノ基としては、例えば、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
イソブチルアミノ等が好ましく、炭素数5〜14(アル
キル部分の炭素数1〜4)のアラルキルアミノ基(ハロ
ゲン原子、シアノ基、アルキル基、アルコキシル基、ア
ミノ基、アルコキシカルボニル基等の核置換基を有して
いてもよい)としては、例えば、ベンジルアミノ、(4
−クロルフェニル)メチルアミノ等が好ましく、炭素数
4〜10のアリールアミノ基(ハロゲン原子、シアノ
基、アルキル基、アルコキシル基、アミノ基、アルコキ
シカルボニル基等の核置換基を有していてもよい)とし
ては、例えば、フェニルアミノ、パラクロルフェニルア
ミノ等が好ましく、炭素数1〜8の脂肪族アシルアミノ
基としては、例えば、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ等が好ましく、炭素数2〜9のアルコキシカルボニ
ル基としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル等が好ましく、炭素
数6〜15(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラルキ
ルオキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキ
シカルボニル、ピリジルメチルオキシカルボニル、ナフ
チルメチルオキシカルボニル、テニルオキシカルボニル
等が好ましく、炭素数5〜11のアリールオキシカルボ
ニル基としては、例えば、フェノキシカルボニル、ピリ
ジルメチルオキシカルボニル、ナフチルメチルオキシカ
ルボニル、テニルオキシカルボニル等が好ましく、炭素
数1〜8のアルコキシスルホニル基としては、例えば、
メトキシスルホニル、エトキシスルホニル等が好まし
く、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)の
アラルキルオキシスルホニル基としては、例えば、ベン
ジルオキシスルホニル、ナフチルメチルオキシスルホニ
ル、テニルオキシスルホニル等が好ましく、炭素数4〜
10のアリールオキシスルホニル基としては、例えば、
フェノキシスルホニル、ナフチルオキシスルホニル、チ
エニルオキシスルホニル等が好ましい。
【0028】上記のR2 により表される基は、好ましく
は同一又は異なる置換基を1〜5個有していてもよいフ
ェニル基又はチエニル基であり、更に好ましくは置換基
を有しないフェニル基又は置換基として1〜5個の、炭
素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシル
基、ハロゲン原子、炭素数1〜8のハロアルキル基を有
するフェニル基であり、特に好ましくは置換基を有しな
いフェニル基又は置換基としてハロゲン原子若しくは炭
素数1〜8のアルコキシル基を1個有するフェニル基で
ある。
【0029】一般式(1)に於いて、R3 又はR4 で表
される基の内、炭素数1〜8のアルキル基としては、例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル等が好ましく、炭素数5〜14(アルキ
ル部分の炭素数1〜4)のアラルキル基としては、例え
ば、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル等が
好ましく、炭素数4〜10のアリール基としては、例え
ば、フェニル、ピリジル、ナフチル等が好ましい。
【0030】また、R3 とR4 とが結合し、R3 及びR
4 が結合する窒素原子と共に形成する一般式(2)で表
わされる5〜7員の複素環基としては、例えば、モルホ
リノ、ピペリジノ、ホモモルホリノ、1−ピロリジニ
ル、チオモルホリノ、1−ピペラジニル、1−ペルヒド
ロアゼピル、S−オキシチオモルホリノ、S,S−ジオ
キシチオモルホリノ等が好ましい。
【0031】一般式(2)に於いてZで表わされる、一
般式(3)で示される基のR5 で表わされる基のうち、
炭素数1〜8のアルキル基としては、例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル
等が好ましく、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数
1〜4)のアラルキル基としては、例えば、ベンジル、
フェニルエチル、フェニルプロピル等が好ましく、炭素
数2〜9のアルコキシカルボニル基としては、例えば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル等が好ましく、炭素数6〜15(アルキル部
分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシカルボニル基と
しては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、ピリジル
メチルオキシカルボニル、ナフチルメチルオキシカルボ
ニル、テニルオキシカルボニル等が好ましく、炭素数5
〜11のアリールオキシカルボニル基としては、フェノ
キシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル、チエニル
オキシカルボニル等が好ましい。
【0032】一般式(2)で表わされる5〜7員の複素
環基が有していてもよい置換基のうち、炭素数1〜5の
アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル等が好ましく、
炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラ
ルキル基としては、ベンジル、フェニルエチル、フェニ
ルプロピル等が好ましく、炭素数1〜5のアルコキシル
基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
等が好ましく、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基
としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニル等が好ましく、炭素数6
〜15(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラルキルオ
キシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキシカ
ルボニル、ピリジルメチルオキシカルボニル、ナフチル
メチルオキシカルボニル、テニルオキシカルボニル等が
好ましく、炭素数5〜11のアリールオキシカルボニル
基としては、フェノキシカルボニル、ナフチルオキシカ
ルボニル、チエニルオキシカルボニル等が好ましく、炭
素数1〜8の脂肪族アシル基としては、例えば、ホルミ
ル、アセチル、プロピオニル等が好ましく、炭素数5〜
11の芳香族アシル基としては、例えば、ベンゾイル、
フタロイル等が好ましい。二個以上の置換基が結合して
いる場合、これらの置換基は互いに同一でも異なってい
てもよい。
【0033】一般式(2)で表わされる5〜7員の複素
環基として特に好ましいものは、置換基を有しないか、
あるいは炭素原子及び/又は窒素原子に炭素数1〜8の
アルキル基、フェニル基、炭素数1〜8のアシル基、カ
ルバモイル基、2−ピリミジニル基等を有するモルホリ
ノ、ピペリジノ、ホモモルホリノ、1−ピロリジニル、
チオモルホリノ、1−ピペラジニル、1−ペルヒドロア
ゼピル、S−オキシチオモルホリノ、S,S−ジオキシ
チオモルホリノ等である。
【0034】一般式(1)に於いて、mは1又は2であ
ることが好ましく、特に1であることが好ましい。nは
0、1又は2であることが好ましく、特に0であること
が好ましい。pは0であることが好ましく、qは1、2
又は3であることが好ましい。また、一般式(1)に於
いて、xが2でありyが1であるアルキレンジアミン誘
導体は一般式(4)で表わされるアルキレンジアミン誘
導体であり、一般式(1)に於いて、xが1でありyが
1であるアルキレンジアミン誘導体は一般式(5)で表
わされるアルキレンジアミン誘導体であり、一般式
(1)に於いて、xが2でありyが0であるアルキレン
ジアミン誘導体は一般式(6)で表わされるアルキレン
ジアミン誘導体である。
【0035】一般式(1)で表わされるアルキレンジア
ミン誘導体は、一般式(7):
【0036】
【化14】
【0037】(式中、R1 、m、x及びyは一般式
(1)に於いて定義した通りである)で表わされる化合
物と、一般式(8):
【0038】
【化15】
【0039】(式中、R2 、R3 、R4 、n、p及びq
は一般式(1)に於いて定義した通りであり、Qはハロ
ゲン原子、トシルオキシ基又はメシチルオキシ基のよう
な脱離基を表わす)で表わされる化合物とを反応させる
方法により製造することができる。
【0040】上記の製造方法に於ては、一般式(7)で
表される化合物と一般式(8)で表される化合物とを、
アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルメチルケト
ン、ジメチルホルムアミド等の有機溶媒中で、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩の存在
下に、室温〜還流温度で、1〜50時間反応させること
により一般式(1)で表される化合物を合成する。この
反応に於ては、一般式(7)で表される化合物1モルに
対して、一般式(8)で表される化合物を1〜2モル、
及び炭酸塩を2〜8モル使用することが好ましい。一般
式(8)で表される化合物は安定な塩酸塩の形で使用す
ることが好ましい。
【0041】また、一般式(1)で表わされるアルキレ
ンジアミン誘導体は、一般式(9):
【0042】
【化16】
【0043】(式中、R1 、R2 、m、n、p、q、x
及びyは一般式(1)に於いて定義した通りであり、Q
はハロゲン原子、トシルオキシ基又はメシチルオキシ基
のような脱離基を表わす)で表される化合物と、一般式
(10):
【0044】
【化17】
【0045】(式中、R3 及びR4 は一般式(1)に於
いて定義した通りである)で表される化合物とを反応さ
せる方法によって製造することができる。
【0046】この製造方法に於ては、一般式(9)で表
される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、
通常無溶媒で、50〜150℃の温度で1〜20時間反
応させることにより一般式(1)で表される化合物を合
成する。必要に応じて、この反応に不活性の溶媒を使用
してもよい。
【0047】一般式(1)で表わされるアルキレンジア
ミン誘導体は、薬理学的に許容され得る塩にすることが
できる。一般式(1)で表わされるアルキレンジアミン
誘導体の薬理学的に許容され得る塩としては、無機酸
(例、塩酸、硫酸、臭化水素酸、燐酸)又は有機酸
(例、フマル酸、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石
酸、マレイン酸、リンゴ酸、シュウ酸、メタンスルホン
酸、パラトルエンスルホン酸)の酸付加塩が挙げられ
る。
【0048】一般式(1)で表わされるアルキレンジア
ミン誘導体の代表的な化合物は下記の通りである。 [1] 2−[1−フェニル−3−(1−ピロリジニ
ル)]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド [2] 2−(1−フェニル−3−チオモルホリノ)プ
ロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−
オン 1,1−ジオキシド [3] 2−(2−モルホリノ−1−フェニル)エチル
−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド [4] 2−(4−モルホリノ−1−フェニル)ブチル
−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド [5] 2−(1−フェニル−3−ピペリジノ)プロピ
ル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド [6] 2−[3−(ペルヒドロアゼピン−1−イル)
−1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾ
ール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [7] 2−[3−(4−メチルピペリジノ)−1−フ
ェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド [8] 2−[3−(4−カルバモイルピペリジノ)−
1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [9] 2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロピ
ル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド [10] 2−[3−(4−エチル−1−ピペラジニ
ル)−1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチ
アゾール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド
【0049】[11] 2−[3−(4−アセチル−1
−ピペラジニル)−1−フェニル]プロピル−1,2−
ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1−ジ
オキシド [12] 2−[1−フェニル−3−[4−(2−ピリ
ミジニル)−1−ピペラジニル]]プロピル−1,2−
ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1−ジ
オキシド [13] 2−[1−(4−クロロフェニル)−3−ピ
ペリジノ]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [14] 2−[1−(4−クロロフェニル)−3−モ
ルホリノ]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [15] 2−[1−(4−メトキシフェニル)−3−
ピペリジノ]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール
−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [16] 6−クロロ−2−(1−フェニル−3−ピペ
リジノ)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド [17] 6−クロロ−2−(3−モルホリノ−1−フ
ェニル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド [18] 6−メトキシ−2−(1−フェニル−3−ピ
ペリジノ)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [19] 6−メトキシ−2−(3−モルホリノ−1−
フェニル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [20] 4−クロロ−2−(3−ピペリジノ−1−フ
ェニル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド
【0050】[21] 2−(1−フェニル−3−チオ
モルホリノ)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール
−3(2H)−オン 1,1,S−トリオキシド [22] 2−(1−フェニル−3−チオモルホリノ)
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1,S,S−テトラオキシド [23] 2−[3−(2−メチルチオモルホリノ)−
1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [24] 2−[3−(3−メチルチオモルホリノ)−
1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [25] 2−[3−(2,2−ジメチルチオモルホリ
ノ)−1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチ
アゾール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [26] 2−[3−(2,6−ジメチルチオモルホリ
ノ)−1−フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチ
アゾール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [27] 2−[1−フェニル−3−(2−フェニルチ
オモルホリノ)]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾ
ール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [28] 2−[1−(4−フルオロフェニル)−3−
チオモルホリノ]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾ
ール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド [29] 2−(3−ジメチルアミノ−1−フェニル)
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド [30] 2−(3−ジエチルアミノ−1−フェニル)
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド [31] 2−(3−ベンジルエチルアミノ−1−フェ
ニル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド
【0051】[32] 2−(3−モルホリノ−1−フ
ェニル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1−オキシド [33] 2−(3−ピペリジノ−1−フェニル)プロ
ピル−1,2−ベンズイソチアゾリン 1,1−ジオキ
シド [34] 2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロ
ピル−1,2−ベンズイソチアゾリン 1,1−ジオキ
シド
【0052】本発明のアルキレンジアミン誘導体の代表
例を、一般式(1)に於ける記号を使用して表1に示
す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】本発明の化合物の膀胱の排尿収縮に対する
作用を下記の試験方法により評価した。試験方法 Wistar系雄性ラットをウレタン麻酔(1.5g/
kg,S.C.)下に背位に固定した。気管カニューレ
を挿入して気道を確保し、下腹部を正中切開した。膀胱
を露出し、その頂部に小孔を開けて尿を排出した後、外
径約1mmのポリエチレン製カニューレを膀胱内に挿入
した。尿道及び輸尿管を結紮して膀胱を閉鎖系とした。
【0059】ラットの膀胱内へ、持続注入器を用いて
0.05mL/分の速度で生理食塩水を注入し、周期的
排尿収縮を惹起せしめ、膀胱内圧の変化を圧トランスジ
ューサーを介して測定し、ペン書きレコーダー上に記録
した。薬物は、生理食塩水に溶解し、大腿静脈内にポリ
エチレンカニューレを介して投与した。
【0060】評価方法 排尿収縮抑制作用は、薬物投与後、律動性膀胱収縮を止
めている時間(収縮停止時間)を測定して評価した。
【0061】薬物として、実施例で得た化合物を使用
し、それぞれについて測定した収縮停止時間を表2に示
す。
【0062】
【表6】 表2 ──────────────────────────────── 化合物 マウスLD50 投与量 例数 収縮停止時間 (mg/kg i.v.) (mg/kg i.v.) (分) ──────────────────────────────── コントロール − − 6 1.6 (生理食塩水) 実施例9 48 5 4 10.7 実施例11 170 17 2 6.0 実施例2 47 5 10 3.8 実施例21 >200 20 2 3.5 ────────────────────────────────
【0063】表2の結果から、本発明の化合物は、排尿
収縮を抑制するために有効であることが明らかである。
【0064】また、本発明の化合物の毒性について、Pr
obit法により算出したLD50(mg/kg)を表2に示
す。
【0065】本発明のアルキレンジアミン誘導体又はそ
の薬理学的に許容され得る塩は、排尿障害治療剤の有効
成分として有用である。
【0066】本発明のアルキレンジアミン誘導体又はそ
の薬理学的に許容される塩を含有する排尿障害治療剤
は、一般的な経口又は注射、坐剤のような非経口投与に
より使用することができる。経口投与剤の剤型として
は、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤及びシロッ
プ剤等が挙げられ、非経口投与剤の剤型としては、注射
剤、坐剤等が挙げられる。これらの調製には、通常の賦
形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、色素、希釈剤などが用
いられる。賦形剤としては、ブドウ糖、乳糖などが、崩
壊剤としては、デンプン、カルボキシメチルセルロース
カルシウムなどが、滑沢剤としては、ステアリン酸マグ
ネシウム、タルクなどが、結合剤としては、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリドン
などが用いられる。
【0067】投与量は、通常成人において、活性成分で
ある一般式(I)の化合物を、注射剤で1日約0.1m
g〜10.0mg、経口投与で1日約1.0mg〜50
0mgであるが、年令、症状等により増減することがで
きる。
【0068】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0069】[実施例1] 2−[1−フェニル−3−(1−ピロリジニル)]プロ
ピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オ
ン 1,1−ジオキシド フマラート (1)2−[1−フェニル−3−(1−ピロリジニ
ル)]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド 1−[(3−クロロ−3−フェニル)プロピル]ピロリ
ジン 塩酸塩(1.04g、4.00ミリモル)、無水
炭酸カリウム(1.11g、8.03ミリモル)及びサ
ッカリン(733mg、4.00ミリモル)をジメチル
ホルムアミド(DMF)(8mL)に懸濁させ、懸濁液
を100℃で3時間加熱攪拌し反応させた。反応液を室
温にまで冷却した後、DMFを減圧下に留去し、残渣に
水及び酢酸エチルを加え、有機層を分取した。有機層を
飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=30/
1)に付し、淡黄色油状の標題化合物438mg(収率
30%)を得た。
【0070】IR(KBr)cm-1:2950,278
0,1720,1455,1330,1290,125
0,1180,750,695,670.1 H−NMR(CDCl3 ) δ:1.4〜1.2(4
H,m),2.2〜3.1(8H,m),5.39(1
H,t,J=7Hz),7.1〜8.0(9H,m).
【0071】(2)2−[1−フェニル−3−(1−ピ
ロリジニル)]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラー
ト 2−[1−フェニル−3−(1−ピロリジニル)]プロ
ピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オ
ン 1,1−ジオキシド(408mg、1.10ミリモ
ル)のエタノール(2mL)溶液にフマル酸(128m
g、1.10ミリモル)の熱エタノール(4mL)溶液
を加え、得られた溶液から溶媒を減圧下に留去した。残
渣をエタノール−エーテルから再結晶して、白色結晶の
標題化合物360mg(収率67%)を得た。
【0072】IR(KBr)cm-1:2910,264
0,2600,2560,2470,1675,159
5,1465,1445,1380,1330,131
0,1220,960,750,690.1 H−NMR(CDCl3 /CD3 OD=6/1)
δ:2.92(6H,s),3.3〜3.8(4H,
m),7.2〜7.7,7.8〜8.1(5H,m).
【0073】[実施例2] 2−(1−フェニル−3−チオモルホリノ)プロピル−
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド フマラート (1)1−ブロモ−3−クロロ−1−フェニルプロパン 3−クロロ−1−フェニルプロパン(3.09g、20
ミリモル)、N−ブロモスクシンイミド(3.56g、
20ミリモル)、過酸化ベンゾイル(触媒量)及び四塩
化炭素(30mL)を混合し、100V/100Wの光
を照射しながらこの混合物を15分間加熱還流させて反
応させた。不溶物を濾別した後、反応液を飽和重曹水及
び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。反応液から溶媒を減圧留去して、油状の標題化合
物4.58g(収率98%)を得た。
【0074】1H−NMR(CDCl3 ) δ:2.1
〜2.9(2H,m),3.3〜3.9(2H,m),
5.16(1H,dd,J=7Hz,10Hz),7.
1〜7.5(5H,m).
【0075】(2)2−(3−クロロ−1−フェニル)
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド 1−ブロモ−3−クロロ−1−フェニルプロパン(1.
00g、4.28ミリモル)、サッカリン(780m
g、4.3ミリモル)、炭酸カリウム(600mg、
4.4ミリモル)をDMF(10mL)に懸濁させ、懸
濁液を100℃で3分間加熱攪拌し反応させた。反応液
からDMFを減圧下に留去し、残渣に水及び酢酸エチル
を加え、有機層を分取した。有機層を水及び飽和食塩水
で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減
圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)に付し、油状の
標題化合物440mg(収率31%)を得た。
【0076】IR(KBr)cm-1:1720,159
0,1450,1390,1325,1290,125
0,1180,1125,1060,1010,94
0,850,760,750,695,670,58
0,560,535,510.1 H−NMR(CDCl3 ) δ:2.5〜3.2(2
H,m),3.3〜3.8(2H,m),5.46(1
H,t,J=8Hz),7.1〜8.0(9H,m).
【0077】(3)2−(1−フェニル−3−チオモル
ホリノ)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド 2−(3−クロロ−1−フェニル)プロピル−1,2−
ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1−ジ
オキシド(1.01g、3ミリモル)及びチオモルホリ
ン(0.62g、6ミリモル)を混合し、混合物を11
0℃で6時間加熱攪拌し反応させた。反応物を室温にま
で冷却した後、これに2N−塩酸と酢酸エチルとを加え
て水層を抽出した。水層に飽和重曹水を加えてアルカリ
性にし、析出した油状物を酢酸エチルで抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。これから溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2
/1)に付し、無色油状の標題化合物420mg(収率
35%)を得た。
【0078】IR(KBr)cm-1:2800,172
0,1450,1330,1285,1255,118
0,1130,750,700,580.1 H−NMR(CDCl3 ) δ:2.3〜2.9(1
2H,m),5.3〜5.4(1H,m),7.2〜
7.4(3H,m),7.6〜7.7(2H,m),
7.7〜7.8(2H,m),7.84(1H,dd,
J=1Hz,8Hz),7.94(1H,dd,J=1
Hz,7Hz).
【0079】(4)2−(1−フェニル−3−チオモル
ホリノ)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート 2−(1−フェニル−3−チオモルホリノ)プロピル−
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド(400mg、1ミリモル)のエタ
ノール(20mL)溶液にフマル酸(120mg、1ミ
リモル)の熱エタノール(12mL)溶液を加え、室温
下で攪拌した。析出物を濾別し、水から再結晶して、白
色結晶性粉末の標題化合物325mg(収率64%)を
得た。
【0080】m.p.:187〜189℃ IR(KBr)cm-1:1720,1335,129
0,1250,1175.1 H−NMR(D2 O) δ:2.8〜4.0(12
H,m),5.4〜5.6(1H,m),6.61(2
H,s),7.4〜7.5(3H,m),7.6〜7.
7(2H,m),7.9〜8.1(4H,m).
【0081】以下の実施例3〜20に於ては、実施例1
に記載した方法に準じて化合物を製造した。製造した化
合物名及びその物性のみを示す。
【0082】[実施例3] 2−(2−モルホリノ−1−フェニル)エチル−1,2
−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1−
ジオキシド メシラート m.p.:240〜241℃(分解) IR(KBr)cm-1:1745,1325,129
0,1260,1220,1180,1160,104
0,555.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.64(3H,
s),3.2〜4.2(8H,m),3.97(1H,
dd,J=4Hz,14Hz),5.91(1H,d
d,J=4Hz,12Hz),7.3〜7.7(5H,
m),7.9〜8.2(4H,m).
【0083】[実施例4] 2−(4−モルホリノ−1−フェニル)ブチル−1,2
−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1−
ジオキシド フマラート m.p.:175〜177℃ IR(KBr)cm-1:3450,1720,163
5,1330,1290,1255,1180.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.8〜2.0(1
H,m),2.3〜2.5(1H,m),2.6〜2.
8(1H,m),3.0〜4.2(10H,m),5.
45(1H,dd,J=7Hz,9Hz),6.64
(2H,s),7.4〜7.5(3H,m),7.6〜
7.7(2H,m),7.9〜8.0(2H,m),
8.04(1H,d,J=8Hz),8.07(1H,
d,J=8Hz).
【0084】[実施例5] 2−(1−フェニル−3−ピペリジノ)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1
−ジオキシド フマラート m.p.:182℃ IR(KBr)cm-1:3440,2940,173
0,1595,1445,1390,1325,129
5,1255,1195,985,750,700,6
75.1 H−NMR(DMSO−d6 ) δ:1.2〜1.7
(6H,m),2.2〜3.0(8H,m),5.36
(1H,t,J=8Hz),6.55(2H,s),
7.3〜8.2(9H,m),10.0(2H,br
s).
【0085】[実施例6] 2−[3−(ペルヒドロアゼピン−1−イル)−1−フ
ェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート IR(KBr)cm-1:3410,2920,262
0,1720,1320,1285,1250,118
0,975,740.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.5〜2.1(8
H,m),2.4〜3.5(8H,m),5.1〜5.
5(1H,m),6.67(2H,s),7.1〜8.
1(9H,m).
【0086】[実施例7] 2−[3−(4−メチルピペリジノ)−1−フェニル]
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:177〜178℃ IR(KBr)cm-1:3400,3000,295
0,2750,2550,1720,1695,163
0,1590,1530,1450,1390,133
0,1290,1250,1200,1180,105
0,1000,985,970,950,920,79
0,750,695,670,630,580,55
0,505.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.00(3H,
d,J=6Hz),1.0〜2.0(5H,m),2.
5〜3.7(8H,m),5.2〜5.4(1H,
m),7.2〜8.1(9H,m).
【0087】[実施例8] 2−[3−(4−カルバモイルピペリジノ)−1−フェ
ニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:178〜180℃ IR(KBr)cm-1:3420,1725,167
0,1610,1325,1290,1265,118
0,980,750,640,580.1 H−NMR(D2 O) δ:1.8〜2.2,2.6
〜3.8(13H,m),5.50(1H,dd,J=
7Hz,9Hz),6.67(2H,s),7.4〜
7.5(3H,m),7.6〜7.7(2H,m),
7.9〜8.1(4H,m).
【0088】[実施例9] 2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1,1
−ジオキシド フマラート m.p.:159℃ IR(KBr)cm-1:3425,2855,172
0,1655,1610,1495,1450,137
0,1330,1290,1270,1250,118
0,1130,1095,1060,980,900,
870,790,750,690,675,640,6
10,580,550,510.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.4〜3.0(8
H,m),3.6〜3.8(4H,m),5.2〜5.
4(1H,m),6.66(2H,s),7.2〜8.
1(9H,m).
【0089】[実施例10] 2−[3−(4−エチル−1−ピペラジニル)−1−フ
ェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド ジフマラート m.p.:>200℃(分解) IR(KBr)cm-1:3400,1720,132
0,1290,1250,1180,980,750,
640.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.28(3H,
t),2.4〜3.2(14H,m),5.2〜5.4
(1H,m),6.66(4H,s),7.3〜8.1
(9H,m).
【0090】[実施例11] 2−[3−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−1−
フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:129〜130℃ IR(KBr)cm-1:3400,3000,295
0,2575,1720,1640,1410,132
5,1290,1250,1180,980,750,
670,640,580,500.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.04(3H,
s),2.4〜2.9(8H,m),3.4〜3.7
(4H,m),5.2〜5.5(1H,m),6.68
(2H,s),7.2〜8.1(9H,m).
【0091】[実施例12] 2−[1−フェニル−3−[4−(2−ピリミジニル)
−1−ピペラジニル]]プロピル−1,2−ベンズイソ
チアゾール−3(2H)−オン 1,1−ジオキシド
塩酸塩 IR(KBr)cm-1:3470,1725,162
0,1580,1550,1440,1330,129
0,1250,1180,580.1 H−NMR(D2 O) δ:2.8〜4.0(12
H,m),5.55(1H,dd,J=7Hz,9H
z),6.87(1H,t,J=5Hz),7.4〜
7.5(3H,m),7.6〜7.7(2H,m),
7.9〜8.1(4H,m),8.44(2H,d,J
=5Hz).
【0092】[実施例13] 2−[1−(4−クロロフェニル)−3−ピペリジノ]
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:193〜194℃(分解) IR(KBr)cm-1:3400,2945,172
0,1650,1590,1485,1455,133
0,1280,1240,1175,1120,108
5,1055,1005,980,830,780,7
45,720,645,630,600,575,55
0,520,505.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.4〜2.0(6
H,m),3.0〜3.3(8H,m),5.2〜5.
4(1H,m),6.62(2H,s),7.2〜8.
1(8H,m).
【0093】[実施例14] 2−[1−(4−クロロフェニル)−3−モルホリノ]
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:189〜190℃ IR(KBr)cm-1:3425,1725,161
0,1590,1490,1450,1400,132
5,1280,1250,1170,1125,109
0,1060,1010,975,920,870,8
40,800,780,740,715,670,64
0,615,580,570,505.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.3〜3.0(8
H,m),3.5〜3.8(4H,m),5.2〜5.
4(1H,m),6.66(2H,s),7.2〜7.
7(4H,m),7.8〜8.1(5H,m).
【0094】[実施例15] 2−[1−(4−メトキシフェニル)−3−ピペリジ
ノ]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2
H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:173〜176℃(分解) IR(KBr)cm-1:3410,2950,251
0,1735,1610,1510,1325,129
0,1245,1180,980,745.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.4〜2.1(6
H,m),2.4〜3.4(8H,m),3.79(3
H,s),5.0〜5.4(1H,m),6.73(2
H,s),6.7〜7.0,7.3〜8.1(8H,
m).
【0095】[実施例16] 6−クロロ−2−(1−フェニル−3−ピペリジノ)プ
ロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−
オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:212〜214℃(分解) IR(KBr)cm-1:3400,2940,173
0,1585,1320,1260,1240,117
5,980.1 H−NMR(DMSO−d6 ) δ:1.1〜1.6
(6H,m),2.0〜2.9(8H,m),5.33
(1H,t,J=7Hz),6.57(2H,s),
7.1〜7.6(5H,m),7.9〜8.0(2H,
m),8.3〜8.4(1H,m).
【0096】[実施例17] 6−クロロ−2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プ
ロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−
オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:197〜198℃ IR(KBr)cm-1:3425,1725,158
5,1490,1450,1400,1390,132
0,1260,1240,1170,1125,109
0,975,865,830,800,750,69
0,655,630,580,520,450.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.3〜3.0(8
H,m),3.5〜3.8(4H,m),5.2〜5.
4(1H,m),6.66(2H,s),7.2〜7.
7(5H,m),7.9〜8.2(3H,m).
【0097】[実施例18] 6−メトキシ−2−(1−フェニル−3−ピペリジノ)
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:199〜201℃(分解) IR(KBr)cm-1:3420,2950,172
5,1600,1580,1490,1320,126
5,1170,980.1 H−NMR(DMSO−d6 ) δ:1.1〜1.7
(6H,m),2.0〜2.9(8H,m),3.96
(3H,s),5.32(1H,t,J=7Hz),
6.57(2H,s),7.2〜8.0(8H,m).
【0098】[実施例19] 6−メトキシ−2−(3−モルホリノ−1−フェニル)
プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)
−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:196〜198℃(分解) IR(KBr)cm-1:1725,1605,158
0,1490,1320,1270,1170.1 H−NMR(D2 O) δ:2.7〜4.3(12
H,m),3.97(3H,s),5.50(1H,d
d,J=6Hz,9Hz),6.59(2H,s),
7.4〜7.5(4H,m),7.6〜7.7(3H,
m),7.94(1H,d,J=1Hz).
【0099】[実施例20] 4−クロロ−2−(3−ピペリジノ−1−フェニル)プ
ロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−
オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:208℃ IR(KBr)cm-1:3425,3050,295
0,2675,2525,1720,1570,144
5,1395,1340,1250,1210,118
0,1150,980,930,790,760,69
0,660,635,580,560,520,47
0.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.3〜2.1(6
H,m),2.5〜3.4(8H,m),5.2〜5.
5(1H,m),6.64(2H,s),7.2〜8.
0(3H,m).
【0100】以下の実施例21〜28に於ては、実施例
2に記載した方法に準じて化合物を製造した。製造した
化合物名及びその物性のみを示す。
【0101】[実施例21] 2−(1−フェニル−3−チオモルホリノ)プロピル−
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1,S−トリオキシド フマラート m.p.:178〜180℃(分解) IR(KBr)cm-1:3420,1735,139
5,1320,1290,1250,1180,102
0,1000,980,925,760,740,64
0,580.1 H−NMR(D2 O) δ:2.8〜3.0(1H,
m),3.0〜3.4(7H,m),3.6〜3.9
(4H,m),5.51(1H,t,J=8Hz),
6.66(2H,s),7.4〜7.5(3H,m),
7.6〜7.7(2H,m),7.8〜8.0(3H,
m),8.02(1H,d,J=7Hz).
【0102】[実施例22] 2−(1−フェニル−3−チオモルホリノ)プロピル−
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1,S,S−テトラオキシド メシラートアモルフ
ァス IR(KBr)cm-1:3420,1720,132
0,1290,1250,1180,1130.1 H−NMR(D2 O) δ:2.8〜3.2(2H,
m),2.82(3H,s),3.4〜3.6(2H,
m),3.6〜3.8(4H,m),3.8〜4.1
(4H,m),5.52(1H,dd,J=7Hz,9
Hz),7.4〜7.6(3H,m),7.6〜7.7
(2H,m),7.8〜8.1(4H,m).
【0103】[実施例23] 2−[3−(2−メチルチオモルホリノ)−1−フェニ
ル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2
H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:170〜178℃ IR(KBr)cm-1:3400,1730,133
0,1290,1250,1180,970,750.1 H−NMR(CDCl3 ) δ:1.12,1.16
(3H,d,J=8Hz),2.2〜3.2(11H,
m),5.2〜5.4(1H,m),6.72(2H,
s),7.2〜8.0(9H,m).
【0104】[実施例24] 2−[3−(3−メチルチオモルホリノ)−1−フェニ
ル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2
H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:175〜177℃ IR(KBr)cm-1:3400,1730,145
0,1380,1330,1290,1250,118
0,970,750,690,670,640,58
0,540,510.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.1〜1.3(3
H,m),2.3〜3.7(11H,m),5.2〜
5.4(1H,m),6.68(2H,s),7.2〜
8.1(9H,m).
【0105】[実施例25] 2−[3−(2,2−ジメチルチオモルホリノ)−1−
フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド メシラート アモルファス IR(KBr)cm-1:3400,1730,133
0,1290,1240,1180,1060,78
5,560,540.1 H−NMR(D2 O) δ:1.35(3H,s),
1.55(3H,s),2.8〜3.4(8H,m),
2.84(3H,s),3.5〜3.6(1H,m),
3.8〜3.9(1H,m),5.4〜5.6(1H,
m),7.4〜7.5(3H,m),7.6〜7.7
(2H,m),7.8〜8.1(4H,m).
【0106】[実施例26] 2−[3−(2,6−ジメチルチオモルホリノ)−1−
フェニル]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−
3(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:167℃ IR(KBr)cm-1:3400,1730,169
0,1555,1445,1380,1320,128
0,1250,1180,1050,980,750,
695,670,640,580,510.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.12(3H,d
d,J=4Hz,8Hz),1.30(3H,dd,J
=4Hz,8Hz),2.2〜3.4(8H,m),
5.2〜5.5(1H,m),6.66(2H,s),
7.2〜8.1(9H,m).
【0107】[実施例27] 2−[1−フェニル−3−(2−フェニルチオモルホリ
ノ)]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド メシラート アモルファス IR(KBr)cm-1:3420,1720,145
0,1330,1290,1250,1180,106
0,1035,750,695,580.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.71(3H,
s),2.6〜3.1(2H,m),3.2〜3.7
(6H,m),3.8〜4.0(2H,m),4.3〜
4.4(1H,m),5.3〜5.4(1H,m),
7.3〜7.7(10H,m),7.9〜8.1(4
H,m).
【0108】[実施例28] 2−[1−(4−フルオロフェニル)−3−チオモルホ
リノ]プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシド フマラート m.p.:186〜187℃ IR(KBr)cm-1:3400,1720,171
0,1600,1505,1460,1330,130
0,1250,1220,1180,1160,92
0,840,780,750,670,630,58
0,510.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.5〜2.6(2
H,m),2.7〜3.2(10H,m),5.37
(1H,dd,J=6Hz,9Hz),6.72(2
H,s),7.1〜8.1(8H,m).
【0109】以下の実施例29〜31に於ては、実施例
1に記載した方法に準じて化合物を製造した。製造した
化合物名及びその物性のみを示す。
【0110】[実施例29] 2−(3−ジメチルアミノ−1−フェニル)プロピル−
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド フマラート m.p.:170〜173℃ IR(KBr)cm-1:3410,2940,266
0,1720,1680,1610,1455,132
5,1290,1250,1180,980,745,
640,580.1 H−NMR(CD3 OD) δ:2.86(6H,
s),2.4〜3.4(4H,m),5.2〜5.5
(1H,m),6.68(2H,s),7.1〜8.1
(9H,m).
【0111】[実施例30] 2−(3−ジエチルアミノ−1−フェニル)プロピル−
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1,1−ジオキシド フマラート m.p.:173〜176℃ IR(KBr)cm-1:3430,1730,133
0,1295,1260,1185,990.1 H−NMR(D2 O) δ:1.27(6H,t,J
=7Hz),2.6〜3.4(4H,m),3.26
(4H,q,J=7Hz),5.50(1H,t,J=
8Hz),6.65(2H,s),7.4〜8.1(9
H,m).
【0112】[実施例31] 2−(3−ベンジルエチルアミノ−1−フェニル)プロ
ピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オ
ン 1,1−ジオキシド フマラート アモルファス IR(KBr)cm-1:3400,1720,145
0,1370,1330,1285,1245,118
0,970,740,690,580.1 H−NMR(CD3 OD) δ:1.31(3H,
t,J=8Hz),2.5〜3.3(6H,m),4.
28(2H,s),5.1〜5.4(1H,m),6.
70(2H,s),7.2〜7.6(12H,m,Ar
H),7.8〜8.1(2H,m).
【0113】[実施例32] 2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1−オ
キシド フマラート (1)2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロピル
−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン
1−オキシド 4−[(3−クロロ−3−フェニル)プロピル]モルホ
リン 塩酸塩(116mg、0.42ミリモル)、1,
2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン1−オキ
シド(70mg、0.42ミリモル)及び炭酸セシウム
(137mg、0.42ミリモル)をDMF(2mL)
に懸濁させ、室温で70時間攪拌し反応させた。反応液
からDMFを減圧下に留去し、残渣に水及び酢酸エチル
を加え、有機層を分取した。有機層を飽和食塩水で洗浄
した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=100/1)に付し、無
色油状の標題化合物19mg(収率12%)を得た。
【0114】1H−NMR(CDCl3 ) δ:2.3
〜2.8(8H,m),3.6〜3.8(4H,m),
5.76(1H,t,J=8Hz),7.3〜7.4
(3H,m),7.5〜7.6(2H,m),7.7〜
7.8(3H,m),7.97(1H,dd,J=7H
z,1Hz).
【0115】(2)2−(3−モルホリノ−1−フェニ
ル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾール−3(2
H)−オン 1−オキシド フマラート 2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン 1−オ
キシド(19mg)のエタノール(2mL)溶液にフマ
ル酸(6mg)の熱エタノール(6mL)溶液を加え、
約1mLまで減圧濃縮した後、室温下で2日間静置し
た。析出物を濾取し、エタノール次いでヘキサンで洗浄
して、白色結晶の標題化合物15mg(収率61%)を
得た。
【0116】IR(KBr)cm-1:3420,170
0,1620,1460,1300,1240,112
0.1 H−NMR(D2 O) δ:2.7〜4.2(12
H,m),5.72(1H,t,J=8Hz),6.6
5(2H,s),7.4〜7.6(5H,m),7.8
〜8.0(3H,m),8.04(1H,d,J=7H
z).
【0117】[実施例33] 2−(3−ピペリジノ−1−フェニル)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾリン 1,1−ジオキシド フマ
ラート (1)2−(3−ピペリジノ−1−フェニル)プロピル
−1,2−ベンズイソチアゾリン 1,1−ジオキシド ナトリウム(131mg、5.7ミリモル)を無水エタ
ノールに溶解し、得られた溶液に1,2−ベンズイソチ
アゾリン(483mg、2.85ミリモル)及び1−
[(3−クロロ−3−フェニル)プロピル]ピペリジン
塩酸塩(783mg、2.85ミリモル)を加えて、
7時間加熱還流下に反応させた。反応液から溶媒を減圧
下に留去し、残渣に水及び酢酸エチルを加え、有機層を
分取した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=40/1)に付し、白色結晶の標題化合物8
90mg(収率84%)を得た。
【0118】m.p.:117〜118℃ IR(KBr)cm-1:2920,2800,145
0,1280,1210,1170,1150,112
0,1060,1040,800,760,745,7
20,700,560.1 H−NMR(CDCl3 ) δ:1.0〜1.8(6
H,m),1.9〜2.6(8H,m),3.95(1
H,d,J=14Hz),4.30(1H,d,J=1
4Hz),4.95(1H,t,J=7Hz),7.1
〜7.9(9H,m).
【0119】(2)2−(3−ピペリジノ−1−フェニ
ル)プロピル−1,2−ベンズイソチアゾリン 1,1
−ジオキシド フマラート 2−(3−ピペリジノ−1−フェニル)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾリン 1,1−ジオキシド(41
5mg、1.12ミリモル)のエタノール(20mL)
溶液にフマル酸(130mg、1.12ミリモル)の熱
エタノール(13mL)溶液を加え、室温下で一夜静置
した。析出物を濾取し、エタノール次いでヘキサンで洗
浄して、白色結晶の標題化合物430mg(収率79
%)を得た。
【0120】m.p.:205〜206℃(分解) IR(KBr)cm-1:3420,2930,172
0,1640,1600,1450,1285,117
0,1160,1120,980,755,630.1 H−NMR(DMSO−d6 ) δ:1.2〜1.8
(6H,m),2.1〜2.9(8H,m),4.02
(1H,d,J=14Hz),4.50(1H,d,J
=14Hz),4.91(1H,t,J=7Hz),
6.54(2H,s),7.1〜7.9(9H,m).
【0121】[実施例34] 2−(3−モルホリノ−1−フェニル)プロピル−1,
2−ベンズイソチアゾリン 1,1−ジオキシド フマ
ラート 実施例33に於けると同様にして製造した。 m.p.:191〜192℃ IR(KBr)cm-1:3420,1710,145
0,1310,1280,1170,1150,112
0,980,765,630.1 H−NMR(DMSO−d6 ) δ:2.0〜2.6
(8H,m),3.3〜3.7(4H,m),4.02
(1H,d,J=15Hz),4.47(1H,d,J
=15Hz),4.91(1H,t,J=7Hz),
6.61(2H,s),7.1〜7.9(9H,m).
【0122】
【発明の効果】一般式(1)で表わされるアルキレンジ
アミン誘導体及びその薬理学的に許容され得る塩は、膀
胱内圧高圧時に生ずる排尿収縮を抑制することができ、
神経性排尿障害、慢性前立腺炎、慢性膀胱炎、神経因性
膀胱及び不安定膀胱などの疾患または状態における排尿
障害、尿失禁、尿意切迫感及び残尿感などを改善するこ
とができ、排尿障害治療剤の有効成分として有用であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 31/54 31/55 C07D 275/04 417/06 211 213 275 307 333 417/12 239 //(C07D 417/06 211:08 275:06) (C07D 417/06 211:62 275:06) (C07D 417/06 275:06 279:12) (C07D 417/06 275:06 333:10) (C07D 417/06 307:36 275:06) (C07D 417/06 213:16 275:06) (C07D 417/12 239:26 275:06)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 [式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、ハロゲン原子、炭素数1〜4のハロアルキル基、水
    酸基、炭素数1〜8のアルコキシル基、炭素数4〜10
    のアリールオキシ基、炭素数5〜14(アルキル部分の
    炭素数1〜4)のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アミ
    ノ基、シアノ基、炭素数1〜8のアルキルアミノ基、炭
    素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラル
    キルアミノ基、炭素数4〜10のアリールアミノ基、炭
    素数1〜8の脂肪族アシルアミノ基、カルボキシル基、
    炭素数2〜9のアルコキシカルボニル基、炭素数6〜1
    5(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシ
    カルボニル基、炭素数5〜11のアリールオキシカルボ
    ニル基、カルバモイル基、スルホ基、炭素数1〜8のア
    ルコキシスルホニル基、炭素数5〜14(アルキル部分
    の炭素数1〜4)のアラルキルオキシスルホニル基、炭
    素数4〜10のアリールオキシスルホニル基、スルホン
    アミド基及び1H−テトラゾール−5−イル基からなる
    群から選択された原子又は基を表わし、 R2 は、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン原子、炭
    素数1〜4のハロアルキル基、水酸基、炭素数1〜8の
    アルコキシル基、炭素数4〜10のアリールオキシ基、
    炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)のアラ
    ルキルオキシ基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、炭素
    数1〜8のアルキルアミノ基、炭素数5〜14(アルキ
    ル部分の炭素数1〜4)のアラルキルアミノ基、炭素数
    4〜10のアリールアミノ基、炭素数1〜8の脂肪族ア
    シルアミノ基、カルボキシル基、炭素数2〜9のアルコ
    キシカルボニル基、炭素数6〜15(アルキル部分の炭
    素数1〜4)のアラルキルオキシカルボニル基、炭素数
    5〜11のアリールオキシカルボニル基、カルバモイル
    基、スルホ基、炭素数1〜8のアルコキシスルホニル
    基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)の
    アラルキルオキシスルホニル基、炭素数4〜10のアリ
    ールオキシスルホニル基、スルホンアミド基及び1H−
    テトラゾール−5−イル基からなる群から選択された、
    同一又は異なる置換基を1〜5個有していてもよい、フ
    ェニル基、ナフチル基又は芳香族複素環基を表し、 R3 及びR4 はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜
    8のアルキル基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素
    数1〜4)のアラルキル基若しくは炭素数4〜10のア
    リール基を表し、又は、R3 とR4 とが結合し、R3
    びR4 が結合する窒素原子と共に、炭素数1〜5のアル
    キル基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜
    4)のアラルキル基、フェニル基、水酸基、炭素数1〜
    8のアルコキシル基、カルボキシル基、炭素数2〜9の
    アルコキシカルボニル基、炭素数6〜15(アルキル部
    分の炭素数1〜4)のアラルキルオキシカルボニル基、
    炭素数5〜11のアリールオキシカルボニル基、炭素数
    1〜8の脂肪族アシル基、炭素数5〜11の芳香族アシ
    ル基、及びカルバモイル基からなる群から選択された置
    換基を1〜5個有していてもよい、一般式(2): 【化2】 [式中、Zは一般式(3): 【化3】 (式中、R5 は、水素原子、又は炭素数1〜8のアルキ
    ル基、炭素数5〜14(アルキル部分の炭素数1〜4)
    のアラルキル基、フェニル基、2−ピリミジニル基、カ
    ルボキシル基、炭素数2〜9のアルコキシカルボニル
    基、炭素数6〜15(アルキル部分の炭素数1〜4)の
    アラルキルオキシカルボニル基及び炭素数5〜11のア
    リールオキシカルボニル基からなる群から選択された基
    を表わす)で示される基、−O−、−S−、−SO−又
    は−SO2 −を表わし、tは0又は1を表わす]で表わ
    される5〜7員の複素環基を表し、 mは1〜4の整数を表わし、nは0〜4の整数を表し、
    p及びqは独立に0〜5の整数を表し且つp+qは1〜
    5であり、xは0、1又は2であり、yは0又は1であ
    る]で表されるアルキレンジアミン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(4): 【化4】 [式中、R1 、R2 、R3 、R4 、m、n、p及びq
    は、請求項1に記載のものと同じである]で表される請
    求項1に記載のアルキレンジアミン誘導体。
  3. 【請求項3】 一般式(5): 【化5】 [式中、R1 、R2 、R3 、R4 、m、n、p及びq
    は、請求項1に記載のものと同じである]で表される請
    求項1に記載のアルキレンジアミン誘導体。
  4. 【請求項4】 一般式(6): 【化6】 [式中、R1 、R2 、R3 、R4 、m、n、p及びq
    は、請求項1に記載のものと同じである]で表される請
    求項1に記載のアルキレンジアミン誘導体。
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