JPH07277624A - 昇降体の位置検出装置 - Google Patents

昇降体の位置検出装置

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JPH07277624A
JPH07277624A JP7458894A JP7458894A JPH07277624A JP H07277624 A JPH07277624 A JP H07277624A JP 7458894 A JP7458894 A JP 7458894A JP 7458894 A JP7458894 A JP 7458894A JP H07277624 A JPH07277624 A JP H07277624A
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sensor
tape
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sensor mounting
position detecting
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JP7458894A
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Hiroshi Imanari
博 今成
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Sansei KK
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Sansei KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置検出用センサと被検知部材の間隙の大き
さの調整が簡単で、初期のセンサ取付時、保守・点検
時、センサの位置変更時のセンサの取付位置の調整が簡
単である昇降体の位置検出装置を提供する。 【構成】 位置検出装置3は、カウンタウェイト8と互
いに連動して昇降する昇降体2が上下方向の所定位置に
あることを検出するためのものである。ドラム10から繰
出したスチールテープ(センサ取付部材)12の下端部に
緊張用ウェイト13を取付けて、テープ12を緊張状態にす
る。テープ12に、位置検出用センサ14、15を取付ける。
テープ12に係合してこれに沿って昇降するガイド部材16
をカウンタウェイト8に設け、ガイド部材16にセンサ1
4、15により検知される被検知部材23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、昇降体の位置検出装
置、さらに詳しくは、たとえば劇場の舞台装置、ホテル
の宴会場やディスコのホールなどの吊物装置などのよう
に、昇降体を所定の位置まで昇降させる昇降装置におい
て、昇降体が上下方向の所定位置にあることを検出する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば劇場の舞台装置などの昇降装置
として、電動機により回転駆動される駆動プーリに巻き
かけられたワイヤロープの両端に昇降体とこれに釣合う
カウンタウェイトが吊下げられ、これらが互いに連動し
て昇降するものが知られている。このような昇降装置に
おいては、昇降体をたとえば上方の格納位置や下方の使
用位置に停止させる必要があり、このために、昇降体が
上下方向の所定位置にきたことを検出する位置検出装置
が設けられる。
【0003】この種の昇降装置における昇降体の位置検
出装置として、従来、カウンタウェイトの昇降経路に沿
う建物の柱などの固定部分に位置検出用センサが取付け
られ、カウンタウェイトに位置検出用センサにより検知
される被検知部材が設けられているものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような昇降体の
位置検出装置においては、位置検出用センサとして、通
常、被検知部材の存在を非接触で検知する近接センサが
用いられる。近接センサを用いる場合、被検知部材がセ
ンサの前方にきたときのこれらの間の間隙の大きさを常
に一定にする必要があるが、センサは建物の固定部分に
取付けられ、被検知部材はカウンタウェイトに設けられ
ているので、上記間隙の大きさを常に一定にすることは
非常に困難である。たとえば、カウンタウェイトの昇降
経路が変動すると、センサと被検知部材の間隙の大きさ
が変動し、これによりセンサの動作が不確実になること
がある。このため、センサと被検知部材の間隙の大きさ
の調整が非常に困難である。
【0005】位置検出用センサは、カウンタウェイトの
被検知部材の上下方向の位置に正確に対応するように、
建物の固定部分の正確な位置に取付けられなければなら
ない。このため、初期のセンサ取付時にはセンサの取付
位置の調整が必要である。また、昇降装置の保守・点検
を行った後にも、センサの取付位置の調整が必要になる
ことがある。さらに、この種の昇降装置においては、使
用途中で昇降体の停止位置を変更する必要が生じること
があるが、その場合には、センサの取付位置を変更する
必要があり、やはりセンサの取付位置の調整が必要であ
る。ところが、センサは建物の固定部分に取付けられて
いるので、取付後にその位置を変えることができず、し
たがって、上記のようなセンサの取付位置の調整が非常
に困難である。
【0006】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
位置検出用センサと被検知部材の間隙の大きさの調整が
簡単で、初期のセンサ取付時、保守・点検時、センサの
位置変更時のセンサの取付位置の調整が簡単である昇降
体の位置検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による昇降体の
位置検出装置は、カウンタウェイトと互いに連動して昇
降する昇降体が上下方向の所定位置にあることを検出す
るための装置であって、長尺の可撓性を有するセンサ取
付部材の少なくとも一部がほぼ垂直になるように緊張状
態に配置され、このセンサ取付部材のほぼ垂直になった
緊張部分に位置検出用センサが取付けられ、センサ取付
部材に係合してこれに沿って昇降するガイド部材がカウ
ンタウェイトに設けられ、このガイド部材に位置検出用
センサにより検知される被検知部材が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0008】1個の位置検出用センサがセンサ取付部材
に取付けられる場合もあり、上下複数個の位置検出用セ
ンサがセンサ取付部材に取付けられる場合もある。
【0009】たとえば、センサ取付部材が回転可能なド
ラムに巻かれ、ドラムから繰出されたセンサ取付部材の
部分がほぼ垂直になるように緊張させられている。たと
えば、ドラムから繰出されて吊下げられたセンサ取付部
材の下端部に緊張用ウェイトが取付けられている。たと
えば、センサ取付部材が金属製のテープより構成されて
いる。たとえば、センサ取付部材に対する位置検出用セ
ンサの上下方向の取付位置の調整ができるようになされ
ている。たとえば、センサ取付部材の長さ方向の複数箇
所に位置検出用センサ取付穴が形成されている。
【0010】
【作用】昇降体が昇降すると、これに伴ってカウンタウ
ェイトが昇降し、カウンタウェイトのガイド部材もセン
サ取付部材に係合した状態でこれに沿って昇降する。セ
ンサ取付部材が可撓性を有するものであり、ガイド部材
がセンサ取付部材に係合しているので、カウンタウェイ
トの昇降経路が変動しても、これに応じてセンサ取付部
材が変形し、ガイド部材とセンサ取付部材の位置関係は
一定に保たれる。したがって、センサ取付部材に取付け
られた位置検出用センサと、ガイド部材に設けられた被
検知部材の間隙の大きさは常に一定に保たれ、カウンタ
ウェイトの昇降経路の変動などによってセンサの動作が
不確実になることがなく、センサと被検知部材の間隙の
大きさの調整も簡単である。
【0011】位置検出用センサは、建物の固定部分に取
付けられるのではなく、ほぼ垂直になったセンサ取付部
材の緊張部分に取付けられるので、センサを取付けた後
にセンサ取付部材の上下方向の位置を調整するだけで、
センサの上下方向の位置を正確に調整することができ、
初期のセンサ取付時、保守・点検時、センサの位置変更
時のセンサの取付位置の調整が非常に簡単である。
【0012】センサ取付部材が回転可能なドラムに巻か
れていれば、ドラムを回転させるだけで、きわめて簡単
にセンサ取付部材すなわちセンサの上下方向の位置の調
整ができる。ドラムから繰出されて吊下げられたセンサ
取付部材の下端部に緊張用ウェイトが取付けられていれ
ば、センサ取付部材を簡単に緊張状態にすることがで
き、構成も簡単である。センサ取付部材が金属製のテー
プより構成されていれば、これを簡単にドラムに巻くこ
とができ、また、その両縁部にカウンタウェイトのガイ
ド部材を係合させて、その間の幅方向中央部に位置検出
用センサを取付けることができる。とくに上下複数個の
位置検出用センサがセンサ取付部材に取付けられている
場合、センサ取付部材に対するセンサの上下方向の取付
位置の調整ができるようになされていると、複数個のセ
ンサの相互間隔を簡単に変更することができ、昇降体の
昇降ストロークの変更などを簡単に行うことができる。
センサ取付部材の長さ方向の複数箇所に位置検出用セン
サ取付穴が形成されていると、センサ取付部材に対する
センサの取付およびその取付位置の変更が非常に簡単で
ある。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0014】図1は昇降装置(1) とそれに設けられた昇
降体(2) の位置検出装置(3) の概略構成を示し、図2〜
図4は位置検出装置(3) の主要部の構成を示している。
【0015】図1において、電動機(4) により駆動され
る駆動プーリ(5) および従動プーリ(6) に巻きかけられ
たワイヤロープ(7) の両端に、昇降体(2) とカウンタウ
ェイト(8) が吊下げられ、電動機(4) でプーリ(5) を回
転駆動することにより、昇降体(2) とカウンタウェイト
(8) が連動して互いに逆方向に昇降するようになってい
る。電動機(4) 、プーリ(5)(6)などは、昇降体(2) およ
びカウンタウェイト(8) が昇降する空間の上方の適当箇
所に配置されている。
【0016】カウンタウェイト(8) が昇降する空間の上
方の適当箇所に、ドラム支持台(9)が設置され、これ
に、略水平軸を中心に回転しうるテープ巻取ドラム(10)
と、これを任意の位置に停止させておくためのストッパ
(11)が設けられている。ドラム(10)は、手動で回転させ
られてもよいし、遠隔操作によって自動的に回転させら
れてもよい。ストッパ(11)も、手動で操作されてもよい
し、遠隔操作によって自動的に操作されてもよい。ドラ
ム(10)には、金属製のテープたとえばスチールテープ(1
2)が巻かれている。このテープ(12)は、センサ取付部材
を構成している。テープ(12)は、ドラム(10)から繰出さ
れて吊下げられており、その下端部に緊張用ウェイト(1
3)が取付けられている。これにより、テープ(12)のドラ
ム(10)から繰出された部分が緊張させられて垂直にな
り、カウンタウェイト(8) の昇降経路とほぼ平行になっ
ている。テープ(12)のドラム(10)から繰出されて垂直に
なった緊張部分の上部に昇降体下端位置検出用センサ(1
4)が取付けられ、同部分の下方に昇降体上端位置検出用
センサ(15)が取付けられている。これらのセンサ(14)(1
5)は、たとえば近接センサによって構成されている。カ
ウンタウェイト(8) には、上下のセンサ(14)(15)の間の
テープ(12)の部分に係合してこれに沿って昇降するガイ
ド部材(16)が、適当な支持部材(17)を介して取付けられ
ている。また、位置検出装置(3) は、後に詳しく説明す
るように、操作指令およびセンサ(14)(15)の出力に基づ
いて電動機(4) を制御することにより昇降体(2) の昇降
を制御する制御装置(18)を備えている。
【0017】図2〜図4に詳細に示すように、ガイド部
材(16)は、開口部がテープ(12)側にくるように垂直に配
置されたみぞ形材よりなり、そのウェブ部(16a) の中心
部が支持部材(17)に固定されている。ガイド部材(16)の
両側にあるフランジ部(16b)の側縁部対向面に、互いに
接近する向きに突出した水平断面長方形の突部(16c)
が、フランジ部(16b) の全高にわたって一体に形成され
ている。これらの突部(16c) の対向面の全高に、水平断
面長方形のガイドみぞ(19)が形成されている。各みぞ(1
9)の上下両端部は、先端にいくにしたがって幅が広くな
るように末広状に形成されている。そして、ガイド部材
(16)の両側のみぞ(19)が、テープ(12)の両側縁部に係合
させられている。テープ(12)をその長さ方向の軸を中心
に十分に彎曲させうるようにしておけば、テープ(12)の
任意箇所をこのように彎曲させて簡単にガイド部材(16)
のみぞ(19)に係合させることができる。テープ(12)が十
分に彎曲させうるようになっていない場合でも、ガイド
部材(16)を適当箇所で分解できるようにしておけば、ガ
イド部材(16)を分解した状態でみぞ(19)をテープ(12)の
任意箇所に係合させることができる。しかし、このよう
にせずに、ガイド部材(16)のみぞ(19)をテープ(12)の一
端からこれに係合させることももちろん可能である。
【0018】テープ(12)の幅方向中央部の長さ方向複数
箇所に、テープ(12)の長さ方向に長い長穴(位置検出用
センサ取付穴)(20)が一定の間隔をおいて形成されてい
る。センサ(14)(15)は、前面の検知部がカウンタウェイ
ト(8) 側を向くようにテープ(12)の穴(20)に通され、テ
ープ(12)の両側からセンサ(14)(15)のおねじ部にねじは
められたナット(21)(22)によりテープ(12)に固定されて
いる。テープ(12)幅方向のセンサ(14)(15)の寸法はガイ
ド部材(16)の両側の突部(16c) の相互間隔より小さく、
ガイド部材(16)がセンサ(14)(15)の部分を通過するとき
に、これらが干渉しないようになっている。センサ(14)
(15)を取付ける穴(20)の位置を変えることにより、セン
サ(14)(15)の相互間隔を変更することができ、センサ(1
4)(15)を穴(20)内で移動させてその位置を調整すること
により、上記相互間隔の微調整ができる。
【0019】ガイド部材(16)のウェブ部(16a) の中心部
に、センサ(14)(15)により検知される被検知部材(23)が
固定されている。被検知部材(23)は上下に長い長方形板
状をなし、その片面の中心部におねじ部(23a) が一体に
形成されている。おねじ部(23a) は、被検知部材(23)が
テープ(12)側にくるように、ウェブ部(16a) に形成され
た穴(24)に通され、ウェブ部(16a) の両側からねじはめ
られたナット(25)(26)によりウェブ部(16a) に固定され
ている。被検知部材(23)は、ガイド部材(16)がセンサ(1
4)(15)の位置に移動したときに、センサ(14)(15)の前面
の検知部に所定の間隙をおいて対向するようになってい
る。そして、ウェブ部(16a) に対するおねじ部(23a) の
取付位置を調整することにより、センサ(14)(15)と被検
知部材(23)の間隙の大きさが調整されている。
【0020】上記の昇降装置において、たとえば図示し
ない操作盤から制御装置(18)に上昇指令が出力される
と、制御装置(18)からの上昇信号により、電動機(4) が
上昇方向に回転し、昇降体(2) が上昇する。これに伴
い、カウンタウェイト(8) が下降し、ガイド部材(16)が
テープ(12)に沿って下降する。ガイド部材(16)の被検知
部材(23)が上端位置検出用センサ(15)の位置まで下降し
てくると、センサ(15)はこれを検知し、検知信号を制御
装置(18)に出力する。これにより、制御装置(18)は電動
機(4) に停止信号を出力し、電動機(4) 、そして昇降体
(2) およびカウンタウェイト(8) が停止する。同様に、
制御装置(18)に下降指令が出力されると、昇降体(2) が
下降し、カウンタウェイト(8) およびガイド部材(16)が
テープ(12)に沿って上昇する。ガイド部材(16)の被検知
部材(23)が下端位置検出用センサ(14)の位置まで上昇し
てきて、これをセンサ(14)が検知すると、センサ(14)か
らの検知信号に基づき、制御装置(18)からの停止信号に
より電動機(4) 、昇降体(2) およびカウンタウェイト
(8) が停止する。
【0021】カウンタウェイト(8) の昇降経路は必ずし
も垂直な一直線ではなく、また、昇降中に昇降経路が変
動することがある。しかし、テープ(12)が可撓性を有す
るものであり、ガイド部材(16)がテープ(12)に係合して
いるので、カウンタウェイト(8) の昇降経路が垂直な直
線からはずれたり変動したりしても、これに応じてテー
プ(12)が変形し、ガイド部材(16)とテープ(12)の位置関
係は一定に保たれる。したがって、テープ(12)に取付け
られたセンサ(14)(15)と、ガイド部材(16)に設けられた
被検知部材(23)の間隙の大きさは常に一定に保たれ、カ
ウンタウェイト(8) の昇降経路の変動などによってセン
サ(14)(15)の動作が不確実になることがなく、センサ(1
4)(15)と被検知部材(23)の間隙の大きさの調整も簡単で
ある。
【0022】テープ(12)の長さ方向の複数箇所にセンサ
(14)(15)を取付けるための長穴(20)が形成されているの
で、センサ(14)(15)の取付、その取付位置の変更および
微調整が非常に簡単であり、また、2個のセンサ(14)(1
5)の取付間隔の調整、変更も簡単にかつ正確にでき、昇
降体(2) の昇降ストロークの変更なども簡単に行うこと
ができる。
【0023】また、テープ(12)にセンサ(14)(15)を取付
けた後に、ドラム(10)を回転させてテープ(12)を巻取っ
たり繰出したりするだけで、テープ(12)の上下方向の位
置を調整して、センサ(14)(15)の上下方向の位置を正確
に調整することができ、これにより、昇降体(2) の停止
位置を正確に調整することができる。したがって、初期
のセンサ(14)(15)の取付時、保守・点検時、センサ(14)
(15)の位置変更時のセンサ(14)(15)の取付位置の調整が
非常に簡単である。なお、ドラム(10)を回転させるとき
には、ストッパ(11)を解除し、ドラム(10)を停止させた
ときには、ストッパ(11)を作動させて、ドラム(10)をそ
の位置に固定しておくようにする。ドラム(10)およびス
トッパ(11)を遠隔操作可能なものにすれば、センサ(14)
(15)の位置の調整がより簡単になる。
【0024】上記の位置検出装置(3) は、ドラム(10)か
ら繰出されたセンサ取付用のテープ(12)に緊張用ウェイ
ト(13)が取付けられただけのものであるから、構成も簡
単である。
【0025】上記実施例では、テープ(12)に複数の長穴
(20)が予め形成されているので、センサ(14)(15)の取付
位置の変更、微調整が簡単であるが、長穴のかわりに丸
穴が形成されていてもよい。また、長穴あるいは丸穴を
予め形成しておかずに、必要に応じその都度穴を形成し
てセンサを取付けるようにしてもよい。テープに対する
センサの取付方法も、上記実施例のものに限らない。
【0026】ガイド部材(16)の構成およびそのテープ(1
2)との係合部分の構成は、上記実施例のものに限らず、
適宜変更可能である。また、ガイド部材に対する被検知
部材の取付方法も、上記実施例のものに限らない。
【0027】上記実施例では、テープ(12)に2個のセン
サ(14)(15)が取付けられているが、センサは、3個以上
取付けられることもあるし、1個だけ取付けられること
もある。とくにセンサが1個だけ取付けられる場合は、
テープに対するセンサの取付位置を調整できるようにす
る必要はない。
【0028】上記実施例では、テープ(12)にウェイト
(8) を取付けて緊張状態にしているが、たとえば、ばね
などの適当な手段でテープを下方に引張ることによって
緊張状態にすることもできる。また、テープは、ドラム
に巻かずに、カウンタウェイトの昇降経路の上方の適当
箇所に取付位置の調整ができるように固定するようにし
てもよい。
【0029】センサ取付部材には、テープだけでなく、
他の適当な材料を使用することができる。その場合、セ
ンサ取付部材の断面形状などに応じて、センサの取付方
法、ガイド部材の構成、センサ取付部材とガイド部材と
の係合部分の構成などが決められる。
【0030】
【発明の効果】この発明の昇降体の位置検出装置によれ
ば、上述のように、位置検出用センサと被検知部材の間
隙の大きさの調整が非常に簡単であり、また、初期のセ
ンサ取付時、保守・点検時、センサの位置変更時のセン
サの取付位置の調整が非常に簡単である。
【0031】センサ取付部材が回転可能なドラムに巻か
れていることにより、ドラムを回転させるだけで、きわ
めて簡単にセンサ取付部材すなわちセンサの上下方向の
位置の調整ができるようになる。ドラムから繰出されて
吊下げられたセンサ取付部材の下端部に緊張用ウェイト
が取付けられていることにより、センサ取付部材を簡単
に緊張状態にすることができるようになる。センサ取付
部材が金属製のテープより構成されていることにより、
これを簡単にドラムに巻くことができ、また、その両縁
部にカウンタウェイトのガイド部材を係合させて、その
間の幅方向中央部に位置検出用センサを取付けることが
できるようになる。とくに上下複数個の位置検出用セン
サがセンサ取付部材に取付けられている場合、センサ取
付部材に対するセンサの上下方向の取付位置の調整がで
きるようになされていることにより、複数個のセンサの
相互間隔を簡単に変更することができ、昇降体の昇降ス
トロークの変更などが簡単になる。センサ取付部材の長
さ方向の複数箇所に位置検出用センサ取付穴が形成され
ていることにより、センサ取付部材に対するセンサの取
付およびその取付位置の変更が非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す昇降装置および昇降体
の位置検出装置の概略構成図である。
【図2】図1の位置検出装置の主要部を示す垂直断面図
である。
【図3】図2のIII −III 線の断面図である。
【図4】図2のIV−IV線の断面図である。
【符号の説明】
(1) 昇降装置 (2) 昇降体 (3) 位置検出装置 (8) カウンタウェイト (10) テープ巻取ドラム (12) スチールテープ(センサ取付部材) (13) 緊張用ウェイト (14)(15) 位置検出用センサ (16) ガイド部材 (20) 長穴(位置検出用センサ取付穴) (23) 被検知部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウンタウェイトと互いに連動して昇降す
    る昇降体が上下方向の所定位置にあることを検出するた
    めの装置であって、 長尺の可撓性を有するセンサ取付部材の少なくとも一部
    がほぼ垂直になるように緊張状態に配置され、このセン
    サ取付部材のほぼ垂直になった緊張部分に位置検出用セ
    ンサが取付けられ、センサ取付け部材に係合してこれに
    沿って昇降するガイド部材がカウンタウェイトに設けら
    れ、このガイド部材に位置検出用センサにより検知され
    る被検知部材が設けられていることを特徴とする昇降体
    の位置検出装置。
  2. 【請求項2】センサ取付部材が回転可能なドラムに巻か
    れ、ドラムから繰出されたセンサ取付部材の部分がほぼ
    垂直になるように緊張させられていることを特徴とする
    請求項1の昇降体の位置検出装置。
  3. 【請求項3】ドラムから繰出されて吊下げられたセンサ
    取付部材の下端部に緊張用ウェイトが取付けられている
    ことを特徴とする請求項2の昇降体の位置検出装置。
  4. 【請求項4】センサ取付部材が金属製のテープより構成
    されていることを特徴とする請求項3の昇降体の位置検
    出装置。
  5. 【請求項5】センサ取付部材に対する位置検出用センサ
    の上下方向の取付位置の調整ができるようになされてい
    ることを特徴とする請求項4の昇降体の位置検出装置。
  6. 【請求項6】センサ取付部材の長さ方向の複数箇所に位
    置検出用センサ取付穴が形成されていることを特徴とす
    る請求項5の昇降体の位置検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103373653A (zh) * 2012-04-26 2013-10-30 塞德斯股份公司 升降梯设备、测量装置、标记装置和引导元件

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