JPH0439806A

JPH0439806A - 昇降装置

Info

Publication number: JPH0439806A
Application number: JP14600790A
Authority: JP
Inventors: Seiji Shibazaki; 柴崎　清次; Susumu Masuda; 進増田
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1990-06-04
Filing date: 1990-06-04
Publication date: 1992-02-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は昇降装置に係り、例えば、吊条にて吊下げられ
た照明器具などの被昇降体を昇降させるものに関する。

（従来の技術）一般に、造営物の高い天井などに設置される照明器具は
、ランプ交換などの保守、点検時には床面まで下降させ
る必要がある。そして、照明器具が床面に達した場合に
、巻取ドラムの吊条巻き戻し方向の回転を停止させない
と、再び吊条は巻き取られることになるので、吊条が弛
んだような場合、回転ドラムの回転を停止させる必要が
ある。

このため、従来は第６図に示すように、電動機１により
巻き取り方向および巻戻し方向に回転される巻取ドラム
２に巻き取られ下端に照明器具８をを連結した吊条３に
スプリング４による付勢力で係合される弛み検知片５を
回動自在に設け、吊条３が弛むと、スプリング４の付勢
力で検知片５が回動されて、スイッチ機構６を作動させ
、このスイッチ機構６の作動で電動機１を停止させ、巻
取ドラム２の吊条３の巻戻し動作が停止されるようにし
た構造が採られている。また、第７図に示すように、検
知片５の吊条３との係合方向を反対方向としている構造
も知られている。

（発明が解決しようとする課題）上記第６図に示す構造では、吊条３の長さより巻取ドラ
ム２から床面までの距離が長い場合には、吊条３は常に
緊張されており、検知片５はスプリング４の付勢力に抗
した状態に保持され、巻取ドラム２は回転を継続し、吊
条３を巻き込むことになり、被昇降体は上昇される問題
があり、さらに吊条３に食い込みが発生した場合には、
解除する力が作用されず、吊条３を検知片５の付勢方向
と反対方向に付勢する食込み防止ばね７を取り付ける必
要があり、部品数が多く、また、スプリング４と食込み
防止ばね７との付勢力とは互いに打消し合い、付勢力の
配分調整に手数が掛かる問題を有している。また、第７
図に示す構造でも、吊条３の長さより巻取ドラム２から
床面までの距離が長い場合には、検知片５はスプリング
４の付勢力に抗した状態に保持され、巻取トラム２は回
転を継続することになり、また、吊条３が鎖線３！で示
すように巻取ドラム２に食込まれた場合には、検知片５
はスイッチ機構６を作動させず、巻取ドラム２は回転を
継続する問題があった。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、食込み防止
ばねなどの部品数を多くすることな（、吊条の弛み、食
込みを確実に検知して駆動部を制御できる昇降装置を提
供するものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明の昇降装置は、被昇降体に連結された吊条を巻回
する巻取ドラムと、この巻取ドラムを前記吊条の巻取方
向および巻戻し方向に回転させる駆動部と、この駆動部
を制御するスイッチ機構と、前記吊条にスプリングの付
勢力により係合され前記スイッチ機構を作動させる検知
片とを備え、前記検知片は前記吊条の弛み状態時に前記
スプリングによる付勢方向に回動されるとともに前記巻
取ドラムにおける食込み時の緊張時にスプリングの付勢
力に抗して回動されかつ端部近傍に両方向いずれの回動
でも前記スイッチ機構を作動させる作動部を形成したも
のである。

（作用）本発明の昇降装置は、駆動部の駆動で巻取ドラムが巻取
方向に回転すると、被昇降体に連結された吊条は巻き取
られ、被昇降体は上昇され、また、回転ドラムが巻戻し
方向に回転すると、吊条に連結した被昇降体は下降され
る。そして、吊条が弛むと、スプリングの付勢力で検知
片が回動され、この検知片の作動部がスイッチ機構を作
動させ、駆動部は停止されて巻取ドラムは回転を停止す
る。また、吊条が巻取ドラムにおいて食込み状態が生じ
ると、検知片は吊条の弛み時と反対側にスプリングの付
勢力に抗して回動され、作動部でスイッチ機構が作動さ
れ、駆動部の停止で、巻取ドラムは停止される。このよ
うに、検知片はいずれの方向に回動しても、検知片は端
部近傍にスイッチ機構を作動させる作動部を形成したた
め、検知片は確実に検知動作される。

（実施例）本発明の一実施例の構成を第１図について説明する。

ｌＯは被昇降体、例えば、照明器具で、この照明器具１
０に一端側か連結されたワイヤーロープなどの吊条１１
の他端はこの吊条１１を巻回する巻取ドラム１２に連結
されている。この巻取ドラム１２は造営物の天井に回転
自在に取付けられ、この巻取ドラム１２は前記吊条１１
の巻取方向および巻戻し方向に回転させる駆動部、例え
ば、正逆回転自在の電動機１３に連結されている。そし
て吊条１１の中間部は案内ローラ１４にて水平方向から
垂直方向に向きが変換され、この吊条１１に連結された
照明器具１０は前記案内ローラ１４から下側を昇降され
るようになっている。

また、１５は前記駆動部の電動機１３を制御するスイッ
チ機構で、マイクロスイッチなどにて構成され、このス
イッチ機構１５のアクチュエータ１５ａを押圧して作動
させる検知片１６は前記吊条１１の水平部に臨ませて配
設されている。この検知片１６は基端部近傍が軸１７に
て回動自在に軸支され、この検知片１６の先端部には前
記吊条ｌしに上側から係合する係合部１８が形成されて
いる。また、この検知片１６はスプリング１９の付勢力
により係合部１８が吊条１１に係合されるようになって
いる。そして、この検知片１６は前記吊条１１の弛み状
態時に前記スプリング１９による付勢方向（第１図反時
計方向）に回動されるとともに前記巻取ドラム１２にお
ける食込み時の緊張時にスプリング１９の付勢力に抗し
た方向（第１図時計方向）に回動され、第３図に示すよ
うに、検知片１６はこの両方向いずれの方向への回動で
も前記スイッチ機構１５のアクチエータ１５１を押圧し
て作動させる作動部２０が基端部近傍に突出形成されて
いる。

次にこの実施例の作用を説明する。

駆動部の電動機１３の駆動で巻取ドラム１２が巻取方向
に回転すると、被昇降体の照明器具１０に連結された吊
条１１は巻き取られ、照明器具１０は上昇され、また、
巻取ドラム１２が巻戻し方向に回転すると、吊条１１に
連結した照明器具１０は下降される。

そして、照明器具の下降により照明器具１０が床面に至
ると、吊条１１が弛み、第１図鎖線にて示すように、ス
プリング１９の付勢力で検知片１６カ（第１図反時計方
向に回動され、この検知片１６の作動部２０がスイッチ
機構１５を作動させ、電動機１３は停止されて巻取ドラ
ム１２は回転を停止する。また、吊条１１が巻取ドラム
１２において食込み状態が生じると、第２図に鎖線で示
すように、検知片１６は吊条１１の弛み時と反対側にス
プリング１９の付勢力に抗して回動（第２図時計方向）
され、検知片１６の作動部２０がスイッチ機構１５を作
動させ、スイッチ機構１５の作動で電動機１３は停止さ
れ、巻取ドラム１２は停止される。このように、検知片
１６はいずれの方向に回動しても、検知片１６は端部近
傍にスイ・ソチ機構１５を作動させる作動部２０を形成
したため、検知片１６は確実に検知動作される。

次に本発明の他の実施例の構成を第４図について説明す
る。

前記実施例と同一構成部分は同一符号で示し、説明を省
略する。

天井に固着される機体２１に駆動部の電動１１１１３と
巻取ドラム１２とを取付け、この巻取ドラム１２は２本
の吊条１１を巻き取り巻き戻しができるように巻取部が
並列に形成され、この巻取ドラム１２から垂直方向に引
き出された吊条１１は案内ローラ２２゜２２によって左
右に分離され、さらに、案内ローラ２３、２３および案
内ローラ２４．２４にて垂直方向に引き出され、この吊
条１１の下端に被昇降体を取付ける昇降体２５が連結さ
れている。そして、吊条１１の機体２１内における垂直
部に係合部１８が係合されスプリング１９にて付勢され
この吊条１１の弛み状態時に前記スプリング１９による
付勢方向に回動されるとともに前記巻取ドラム１２にお
ける食込み時の緊張時にスプリング１９の付勢力に抗し
て回動されるように軸１７にて検知片１６が軸支され、
この検知片１６の両方向いずれの方向への回動でもスイ
ッチ機構１５を作動させる作動部２０が形成されている
。

この実施例の構造では、吊条１１の弛みで第４図鎖線で
示すように反時計方向に回動し、また吊条１１の食込み
によって第５図にけ鎖線で示すように回動され、この検
知片１６のいずれの方向の回動でも作動部２０がスイッ
チ機構１５を作動させる。

なお、被昇降体は照明器具に限らず、各種機器の昇降装
置として適用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、被昇降体に連結された吊条を巻回する
巻取ドラムを吊条の巻取方向および巻戻し方向に回転さ
せる駆動部を制御するスイッチ機構と、吊条にスプリン
グの付勢力により係合されスイッチ機構を作動させる検
知片とを備え、検知片は前記吊条の弛み状態時に前記ス
プリングによる付勢方向に回動されるとともに前記巻取
ドラムにおける食込み時の緊張時にスプリングの付勢力
に抗して回動されかつ端部近傍に前記スイッチ機構を作
動させる作動部を形成したので、駆動部の駆動で巻取ド
ラムが回転され、吊条に連結した被昇降体は昇降され、
吊条が弛むと、スプリングの付勢力で検知片が回動され
、この検知片の作動部がスイッチ機構を作動させ、駆動
部は停止されて巻取ドラムの回転を停止し、また、吊条
が巻取ドラムにおいて食込み状態が生じると、検知片は
吊条の弛み時と反対側にスプリングの付勢力に抗して回
動され、作動部でスイッチ機構を作動させて巻取ドラム
を停止でき、検知片はいずれの方向に回動して端部近傍
にスイッチ機構を作動させる作動部を形成したため、検
知片は吊条の弛み、食込みを確実に検知して動作され、
部品数を多くすることなく、構造を簡単にでき、組立て
が容易となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す昇降装置の説明正面図
、第２図は同上吊条食込み状態時の説明正面図、第３図
は同上動作説明図、第４図は他の実施例を示す昇降装置
の正面図、第５図は同上吊条食込み状態時の正面図、第
６図および第７図はそれぞれ異なる従来の昇降装置の説
明正面図である。１０・・被昇降体の照明器具、１１・・吊条、１２・・
巻取ドラム、１３・・駆動部となる電動機、１５・スイ
ッチ機構、１６・・検知片、１９・・スプリング、２０
・・作動部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被昇降体に連結された吊条を巻回する巻取ドラム
と、この巻取ドラムを前記吊条の巻取方向および巻戻し
方向に回転させる駆動部と、この駆動部を制御するスイ
ッチ機構と、前記吊条にスプリングの付勢力により係合
され前記スイッチ機構を作動させる検知片とを備え、前記検知片は前記吊条の弛み状態時に前記スプリングに
よる付勢方向に回動されるとともに前記巻取ドラムにお
ける食込み時の緊張時にスプリングの付勢力に抗して回
動されかつ端部近傍に両方向いずれの回動でも前記スイ
ッチ機構を作動させる作動部を形成したことを特徴とす
る昇降装置。