JPH07277044A - 車両用座席 - Google Patents
車両用座席Info
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Abstract
能な車両用座席を提供するものであり、二人掛用の座部
の中央に乗客が着座することなく、二人掛用の座部に確
実に二人着座してもらうことができる車両用座席を提供
する。 【構成】 二人掛用の一体型の座部1と、前記座部1に
対して第1背当部2a及び第2背当部2bが各々相違す
る傾斜角度で配設され、前記第1背当部2aと第2背当
部2bとの境目に所定の段差を有する二分割型の背当部
2とを備え、二人掛用の座部1の中央に乗客が着座しに
くくし、二人掛用の座部1の中央に乗客が着座すること
を防止することにより、二人掛用の座席として確実に機
能させ、座席の有効活用を図る。
Description
のであり、特に、バス等の旅客運送用の車両に適する座
席に関するものである。
二人掛用の座席が車両用座席として広く使用されてお
り、これらの二人掛用の車両用座席は、二人掛用の座部
の後端部に背当部が配設されている。この背当部には、
一体型のものと、二分割型のものがあるが、一体型の背
当部も、二分割型の背当部も、共に二人掛用の座部に対
して側壁側も通路側も同一の所定の傾斜角度で配設され
ている。
に、フレーム部材に鉄板やベニヤ板等を横渡し、その上
に配設されている。したがって、この種の車両用座席に
着座する乗客の座り心地の良し悪しは、座部自体の有す
るクッション性に依存している。
に、二人掛用の座部に対して所定の傾斜角度で背当部が
配設された車両用座席においては、座部の中央に乗客が
着座することがあり、かかる場合には、本来二人掛用の
座席であるのにも拘らず、一人しか着座できず、座席の
有効活用が図られていなかった。このため、座席に余裕
があるにも拘らず、通路等に立ったままの乗客が増え、
車内が混雑する場合には、乗客全体の迷惑になり、極め
て車内環境の悪い状態となっていた。
るだけの機能のみでは、乗客に十分な満足を与えること
ができなくなってきており、乗客は座り心地の良さも追
及するようになってきた。しかしながら、従来のよう
に、座り心地の良し悪しを座部自体の有するクッション
性に依存していたのでは、自ずと限界があった。このた
め、複数の針金で座部を弾性支持する車両用座席や、ゴ
ムシートで座部を弾性支持する車両用座席も考えられて
いたが、前者の車両用座席では座部の裏面が破損しやす
く、後者の車両用座席では弾力性があり過ぎて逆に疲れ
るとともに、着座する位置によって、部分的な窪みがで
き適切なクッション性が発揮されず、耐久性の面でも問
題があった。特に、長時間着座する必要がある運行路線
等を走るバス等においては、座り心地の良い車両用座席
を求める声が強かった。
事業者も、乗客に対するサービス向上の観点から、二人
掛用の座部に確実に二人着座してもらい、座席の有効活
用を図ることができる車両用座席を望むようになってき
た。また、同様に、乗客に対するサービス向上の観点か
ら、座り心地の良い車両用座席を望むようになってき
た。
の向上を図ることが可能な車両用座席の提供を課題とす
るものであり、二人掛用の座部の中央に乗客が着座する
ことなく、二人掛用の座部に確実に二人着座してもらう
ことができる車両用座席を提供し、また、座り心地の良
い車両用座席を提供するものである。
車両用座席は、二人掛用の座部と、前記座部に対して各
々相違する傾斜角度で配設され、境目に所定の段差を有
する二分割型の背当部とを備えたものである。ここで、
二分割型の背当部は、約5度〜15度の角度差を有して
おり、この角度差分だけ通路側の背当部の傾斜角度が側
壁側の背当部の傾斜角度よりも大きくなっている。
部の底面の前後に位置するフレーム部材間に、布状部材
が複数のコイルスプリングを介して張設されたものであ
る。ここで、布状部材は、非伸縮性の素材からなり、座
部の底面の前側に位置するフレーム部材に所定形状のフ
ックを介して係止されており、座部の底面の後側に位置
するフレーム部材に所定形状のフック部分を備えたコイ
ルスプリングを介して係止されている。
用の座部に対して二分割型の背当部が各々相違する傾斜
角度で配設され、二分割型の背当部の境目に所定の段差
を有するので、二人掛用の座部の中央に乗客が着座しに
くくなり、二人掛用の座部の中央に乗客が着座すること
がなくなる。
部の底面の前後に位置するフレーム部材間に、複数のコ
イルスプリングを介して張設された布状部材により、前
記座部の略中央が弾性支持される。
る。
である車両用座席を示す側面図であり、図2は図1の車
両用座席を示す正面図である。
席は、二人掛用の座部1が座席フレーム3に装着されて
いるとともに、第1背当部2a及び第2背当部2bから
なる二分割型の背当部2が座席フレーム3に所定の傾斜
角度で装着されている。図では、一体型の座部1となっ
ているが、二分割型の座部が使用されることもある。背
当部2の第1背当部2aは垂線に対して約18度の傾斜
角度で配設されており、第2背当部2bは更に約5度傾
斜した傾斜角度で配設されている。通常、側壁側に着座
した乗客が通路に出易くするために、側壁側の第1背当
部2aの傾斜角度に比べて、通路側の第2背当部2bの
傾斜角度が大きくなっている。つまり、第1背当部2a
及び第2背当部2bが座部1に対して各々相違する角度
で傾斜しており、第1背当部2aと第2背当部2bとの
境目に段差が設けられている。なお、この車両用座席の
通路側には肘掛4が取付けられており、第1背当部2a
及び第2背当部2bの各背面には各々手掛5が取付けら
れている。また、高速道路等を運行する車両等において
は、シートベルト6が取付けられている。
人掛用の一体型の座部1と、前記座部1に対して第1背
当部2a及び第2背当部2bが各々相違する傾斜角度で
配設され、前記第1背当部2aと第2背当部2bとの境
目に所定の段差を有する二分割型の背当部2とを備えた
ものである。
2bとの段差により、乗客が座部1の中央に着座しにく
いので、従来のように、二人掛用の座部1の中央に乗客
が着座することがなくなる。このため、二人掛用の座席
として確実に機能し、座席の有効活用が図れるので、座
席に余裕があるにも拘らず、通路等に立ったままの乗客
が増えることがなくなる。この結果、車内環境がよくな
り、乗客に対するサービス性が向上する。
1背当部2aは垂線に対して約18度の傾斜角度で配設
され、第2背当部2bは更に約5度傾斜した傾斜角度で
配設された車両用座席について説明したが、第1背当部
2a及び第2背当部2bの各傾斜角度は必しも上記角度
に限定されるものではない。要するに、第1背当部2a
と第2背当部2bとの境目に所定の段差を設けることが
できればよく、この段差によって乗客が座部1の中央に
着座しにくいようにするのが目的であるから、第1背当
部2aと第2背当部2bとの角度差は、小さ過ぎては効
果がなく、また、大き過ぎては側壁側と通路側との調和
が崩れ、美感が損なわれるので、好ましくは、約5度か
ら約15度の角度差とするのがよい。
である車両用座席の要部を示す平面図であり、図4は図
3の車両用座席を示す拡大側断面図である。
席は、鋼材等からなる座席フレーム10の前フレームパ
イプ部材11と後フレームパイプ部材12とを利用して
座部19が支持されているとともに、前フレームパイプ
部材11と後フレームパイプ部材12との間にダイヤフ
ラムシート13がフック17及びコイルスプリング18
を介して張設されている。また、座部19の底面はダイ
ヤフラムシート13に面ファスナー14,22によって
接合されている。
11には複数の小孔である係止孔11aが穿設されてい
るとともに、後フレームパイプ部材12にも複数の小孔
である係止孔12aが穿設されている。図では、前後の
フレーム部材を丸パイプからなる前フレームパイプ部材
11及び後フレームパイプ部材12を使用したものにつ
いて示したが、角パイプ部材やアングル部材からなるフ
レーム部材であってもよい。
する非伸縮性の生地が素材として使用されており、図の
ように縫合わせて、前後に筒状部が形成されている。こ
の筒状部は図5のようにして形成されている。図5は図
3の車両用座席の布状部材の要部を示す分解斜視図であ
る。つまり、ダイヤフラムシート13の前後の端部の折
返片13aを縫合わせて、筒状部13bが形成されてい
る。また、ダイヤフラムシート13の上面には面ファス
ナー14の一方が縫付けられており、通常、凸型の面フ
ァスナー14が縫付けられている。そして、前記前フレ
ームパイプ部材11の係止孔11aと後フレームパイプ
部材12の係止孔12aに対応する位置には各々係止孔
13cが穿設されている。
13bには、所定の弾性を有する硬線材からなる図6に
示すようなテンションバー16が挿入されている。図6
は図3の車両用座席のテンションバーを示す要部拡大正
面図である。このテンションバー16の両側の端部16
aは図のように折曲形状となっており、テンションバー
16がダイヤフラムシート13の筒状部13bから簡単
に抜け出ないようになっている。ダイヤフラムシート1
3の前側のテンションバー16においては、左右に位置
するフック17のダイヤフラム側端部17bが左右方向
にずれるのを防止し、また同様に、ダイヤフラムシート
13の後側のテンションバー16においては、左右に位
置するコイルスプリング18のダイヤフラム側端部18
bが左右方向にずれるのを防止している。
示すような形状の硬線材からなるフック17を3個使用
して前フレームパイプ部材11に接続されている。図7
は図3の車両用座席のフックを示す拡大正面図である。
フック17のフレーム側端部17a及びダイヤフラム側
端部17bは図7に示すような折曲形状を呈しており、
このフック17の一方の端部であるフレーム側端部17
aが前フレームパイプ部材11の係止孔11aに引掛け
られているとともに、フック17の他方の端部であるダ
イヤフラム側端部17bがダイヤフラムシート13の前
側の係止孔13cに引掛けられている。なお、このフッ
ク17のダイヤフラム側端部17bはダイヤフラムシー
ト13の前端部の筒状部13b内のテンションバー16
を介して引掛けられている。
図8に示すような形状の所定の弾性を有する硬線材から
なるコイルスプリング18を4個使用して後フレームパ
イプ部材12に接続されている。図8は図3の車両用座
席のコイルスプリングを示す拡大正面図である。コイル
スプリング18のフレーム側端部18a及びダイヤフラ
ム側端部18bは図8に示すような折曲形状を呈してお
り、このコイルスプリング18の一方の端部であるフレ
ーム側端部18aが後フレームパイプ部材12の係止孔
12aに引掛けられているとともに、コイルスプリング
18の他方の端部であるダイヤフラム側端部18bがダ
イヤフラムシート13の後側の係止孔13cに引掛けら
れている。なお、このコイルスプリング18のダイヤフ
ラム側端部18bはダイヤフラムシート13の後端部の
筒状部13b内のテンションバー16を介して引掛けら
れている。
レームパイプ部材11と後フレームパイプ部材12との
間に3個のフック17と4個のコイルスプリング18に
よって張設されている。
面には座部19が配設されており、この座部19は座席
フレーム10の前フレームパイプ部材11及び後フレー
ムパイプ部材12を利用して装着されている。つまり、
図4に示すように、座部19は座席フレーム10の前フ
レームパイプ部材11と後フレームパイプ部材12とに
掛渡されるとともに、座部19の底面のダイヤフラムシ
ート13の面ファスナー14に対応する位置には、ダイ
ヤフラムシート13上面の面ファスナー14と着脱可能
に接合可能な凹型の面ファスナー22が配設されてお
り、座部19の底面はダイヤフラムシート13に面ファ
スナー14,22によって接合されている。こうして、
座部19の下面は前フレームパイプ部材11と後フレー
ムパイプ部材12との間に張設されたダイヤフラムシー
ト13によって弾性支持される。また、図4に示すよう
に、座部19の底面前方の装着金具20を前フレームパ
イプ部材11に係止するとともに、底面後方の装着金具
21を後フレームパイプ部材12に係止することによっ
て、座部19を座席フレーム10に装着することもでき
るが、座部19の下面は面ファスナー14,22によっ
てダイヤフラムシート13に接合されているので、装着
金具20,21がなくても構わない。
部19の底面の前後に位置する前フレームパイプ部材1
1と後フレームパイプ部材12との間に、非伸縮性の布
状部材であるダイヤフラムシート13が3個のフック1
7と4個のコイルスプリング18を介して張設されてい
る。つまり、非伸縮性のダイヤフラムシート13をコイ
ルスプリング18によって一定の張力状態で前フレーム
パイプ部材11と後フレームパイプ部材12との間に張
設したものである。
後フレームパイプ部材12との間にフック17及びコイ
ルスプリング18を介して張設されたダイヤフラムシー
ト13により、座部19の略中央が弾性支持され、乗客
が座部19に着座した場合に、座部19に所定の弾性力
が付与される。このため、座部19に適当な弾性力が作
用し、座り心地が良くなるので、本実施例の車両用座席
を採用することにより、乗客に対するサービス性が向上
する。
フック17のフレーム側端部17aが図7に示すような
折曲形状を呈しているとともに、コイルスプリング18
のフレーム側端部18aが図8に示すような折曲形状を
呈しているので、ダイヤフラムシート13を前フレーム
パイプ部材11と後フレームパイプ部材12との間に張
設したり、取外したりする際の作業性がよい。つまり、
フック17のフレーム側端部17aを前フレームパイプ
部材11の係止孔11aに引掛け易く、しかも、取外し
易い。また、同様に、コイルスプリング18のフレーム
側端部18aを後フレームパイプ部材12の係止孔12
aに引掛け易く、しかも、取外し易いので、メンテナン
ス作業等も容易にできる。加えて、車両用座席としての
通常の使用状態においては、フック17及びコイルスプ
リング18が簡単に外れないので、運行中の振動等によ
ってフック17やコイルスプリング18が外れる虞れも
ない。ところで、本実施例では、フック17を3個使用
し、コイルスプリング18を4個使用して、ダイヤフラ
ムシート13を前フレームパイプ部材11と後フレーム
パイプ部材12との間に張設したが、必ずしもこの個数
に限定されるものではない。
ダイヤフラムシート13の後端部にコイルスプリング1
8が介装されているので、極めて座り心地がよい。ここ
で、その理由について詳述する。図9は本実施例の車両
用座席に乗客が着座した場合の状態を示す概略側面図で
ある。
したときの座部19に作用する体圧分布は、一般的に、
尾てい骨部分の荷重値が大きく、座部19の後方により
多くの荷重が作用する。したがって、座部19の後方部
分のクッション性が良いと、座り心地も自ずと良くなる
ので、ダイヤフラムシート13の後端をコイルスプリン
グ18で支持することは、座り心地向上の観点からは極
めて効果がある。
コイルスプリング18で支持することにより、座部19
の後方寄りの中央部が下方へ撓み、図9に示すようにサ
イラインに所定の角度が付き、乗客の体が前滑りしにく
くなることも、座り心地が向上する理由の一つである。
なお、ここでいうサイラインとは、ヒップポイントと膝
の関節中心を結ぶ基準線をいう。
端部の下方に位置し、座部19の前端部は前フレームパ
イプ部材11によって直接支持されているので、座部1
9の前端部に作用する荷重は前フレームパイプ部材11
に直に作用する。したがって、譬え、ダイヤフラムシー
ト13の前端側にコイルスプリングを介装したとして
も、座部19の前端部に作用する荷重を効果的に吸収で
きない。一方、後フレームパイプ部材12は背当部によ
り、座部19に作用する体圧が直接作用しない位置にあ
るため、座部19に作用する荷重をコイルスプリング1
8によって効果的に吸収することができることも、座り
心地が向上する理由である。
方にコイルスプリング18を介装すれば、座り心地が更
に良くなるようにも思えるが、これは却って逆効果であ
る。つまり、前後方向へのピッチング移動感が出易くな
り、着座の安定性に欠けるとともに、前フレームパイプ
部材11の上部における座部19に対する体圧が高くな
り、振動の吸収性能も低下することから、却って座り心
地が良くない。
は、布状部材として非伸縮性のダイヤフラムシート13
を使用しているので、局部的な窪みができず、ダイヤフ
ラムシート13全体が撓むために、伸縮性の布状部材を
使用した場合に比べて極めて座り心地がよい。
着座位置によって部分的な凹部ができ、適切なクッショ
ン形状が維持できないばかりか、人体の体圧が分散さ
れ、コイルスプリング18の弾性も適性に発揮すること
ができないために、座り心地が悪い座席になるからであ
る。しかし、本実施例のように非伸縮性のダイヤフラム
シート13とコイルスプリング18とを併用すれば、座
部19全体が適正に撓み、適切なクッション形状が維持
できる。しかも、座部19内のクッション詰物の変形も
少なく、座り心地が良いので、薄くて、軽いクッション
詰物の座部19であっても、疲れのない安定したクッシ
ョン性が発揮され、座り心地が良い。加えて、非伸縮の
ダイヤフラムシート13のために、横揺れに対するロー
リング感もない。
他の例について説明する。図10は本発明の第二実施例
である車両用座席の他の変化例の要部を示す分解斜視図
である。
枠線30と非伸縮性のダイヤフラムシート13とをクリ
ップ31で一体化し、座部の底面の前後に位置するフレ
ーム部材(図示せず)間に複数のフック17及びコイル
スプリング18を介して張設されたものである。なお、
フック17及びコイルスプリング18は上記図7及び図
8と同様のものであるので、ここでは説明を省略する。
に編設して組付けたものであり、弾性変形が可能なもの
である。ダイヤフラムシート13は上記図3のダイヤフ
ラムシート13と同様に非伸縮性の生地を素材としたも
のであり、枠線30とダイヤフラムシート13とは、周
囲を適宜クリップ31によって挟持し固着されて一体化
されている。そして、この一体化された枠線30の前端
部が4個のフック17によって前フレームパイプ部材に
係止され、また、枠線30の後端部が4個のコイルスプ
リング18によって後フレームパイプ部材に係止されて
いる。更に、上記説明と同様にして、前フレームパイプ
部材と後フレームパイプ部材には座部が装着されてい
る。つまり、この車両用座席においても、ダイヤフラム
シート13及び枠線30の後端側にコイルスプリング1
8が介装されて、ダイヤフラムシート13及び枠線30
が座部の底面の前後に位置する前フレームパイプ部材と
後フレームパイプ部材との間に張設されているので、上
述のように座り心地が良い座席となる。また、枠線30
の上面にダイヤフラムシート13が位置し、枠線30と
座部との間にダイヤフラムシート13が介在しており、
座部の底面が枠線30に直接接触しないので、長期間に
亘り使用しても座部の下面が枠線30によって破損する
虞れがない。なお、このダイヤフラムシート13の上面
には前後方向に面ファスナー14が縫付けられているの
で、座部の下面の面ファスナーもダイヤフラムシート1
3の上面の面ファスナー14と接合可能なように前後方
向に配設する必要がある。
座した場合に、座部にダイヤフラムシート13と枠線3
0との合成による弾性力が作用するので、上記図3で示
した車両用座席に比べて、クッションが硬く感じる。し
かし、長時間着座する場合には、クッションが柔らかく
感じる場合よりも硬く感じるくらいのほうが却って疲れ
ないことから、特に、長時間着座する必要が多い長距離
バス等に採用すれば、極めて座り心地のよい車両用座席
となる。
々別個独立して単独で実施してもよいし、第一実施例と
第二実施例とを組合わせた形の車両用座席としてもよ
い。
座席は、二人掛用の座部に対して二分割型の背当部が各
々相違する傾斜角度で配設され、二分割型の背当部の境
目に所定の段差を有することにより、二人掛用の座部の
中央に乗客が着座しにくくなり、二人掛用の座部の中央
に乗客が着座することを防止できるので、二人掛用の座
席として確実に機能し、座席が有効に活用でき、乗客に
対するサービス性が向上する。
面の前後に位置するフレーム部材間に、複数のコイルス
プリングを介して張設された布状部材により、前記座部
の略中央が弾性支持されるので、座部に適当な弾性力が
作用し、座り心地が良くなり、乗客に対するサービス性
が向上する。
面図である。
示す平面図である。
斜視図である。
拡大正面図である。
ある。
大正面図である。
を示す概略側面図である。
変化例の要部を示す分解斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 二人掛用の座部と、前記座部に対して各
々相違する傾斜角度で配設され、境目に所定の段差を有
する二分割型の背当部とを具備することを特徴とする車
両用座席。 - 【請求項2】 座部の底面の前後に位置するフレーム部
材間に、布状部材が複数のコイルスプリングを介して張
設されたことを特徴とする車両用座席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09064894A JP3434570B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 車両用座席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09064894A JP3434570B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 車両用座席 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277044A true JPH07277044A (ja) | 1995-10-24 |
JP3434570B2 JP3434570B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=14004338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09064894A Expired - Lifetime JP3434570B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 車両用座席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3434570B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009018806A (ja) * | 2008-09-05 | 2009-01-29 | Railway Technical Res Inst | 腰掛の着席構造 |
JP2011156994A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Toyota Boshoku Corp | 乗物用シート |
JP2021115271A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | カリモク家具株式会社 | クッション構造 |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP09064894A patent/JP3434570B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009018806A (ja) * | 2008-09-05 | 2009-01-29 | Railway Technical Res Inst | 腰掛の着席構造 |
JP4746080B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2011-08-10 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 腰掛の着席構造 |
JP2011156994A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Toyota Boshoku Corp | 乗物用シート |
JP2021115271A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | カリモク家具株式会社 | クッション構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3434570B2 (ja) | 2003-08-11 |
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