JPH0727679U - 合成樹脂製滑り台の組立構造 - Google Patents

合成樹脂製滑り台の組立構造

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JPH0727679U
JPH0727679U JP6428393U JP6428393U JPH0727679U JP H0727679 U JPH0727679 U JP H0727679U JP 6428393 U JP6428393 U JP 6428393U JP 6428393 U JP6428393 U JP 6428393U JP H0727679 U JPH0727679 U JP H0727679U
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浩司 野中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】能率良く組立作業できるにも拘らず、その組立
状態の安定性と耐久強度に富む合成樹脂製滑り台を提供
する。 【構成】四角形な天板(E)の各辺から下向きに第1、
2係止爪(28)(30)を張り出す一方、その第1、
2爪受け(18)(23)(26)を両サイド板(A)
と滑り板(C)並びに階段(D)へ対応形成して、上記
天板(E)の第1、2係止爪(28)(30)をその爪
受け(18)(23)(26)へ上方から抜き差し自在
に差し込み係止させて、両サイド板(A)と滑り板
(C)並びに階段(D)を一挙同時に組立固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は合成樹脂製滑り台の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案者は幼児の屋内遊戯用として好適な合成樹脂製滑り台につき、先に実開 昭64−6990号を提案した。
【0003】 この滑り台(10)の構成要素(11)〜(15)は合成樹脂のブロー成形品 から成り、その組立構造上滑走体(11)と階段体(12)から各々横外方へ水 平に張り出す固定用ネジ部(18)(20)が、側板(13)と当板(14)に 各々開口分布する挿通孔(25)(27)を通じて導出された上、その横外方か ら上記ネジ部(18)(20)にナツト(15)が締結固定されるようになって いる。
【0004】 そして、上記滑走体(11)には位置決め凸部(17)も張り出し形成されて いる一方、その凸部(17)の係合孔(23)が側板(13)に上中下の3段と して開口分布されており、そのため滑走体(11)の傾斜角度を緩急に変更使用 できる利点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記側板(13)を合成樹脂のブロー成形品に代る射出成形品とす る場合には、その板厚を厚く剛性化することに制約がある関係上、滑走体(11 )や階段体(12)を側板(13)へ、その点在分布するネジ部(18)(20 )と挿通孔(25)(27)を介して支持させることは困難である。その結果、 歪み変形しやすく、組立状態の安定性と耐久強度に劣ることとなる。
【0006】 又、上記滑り台(10)が仮令屋内用であるとしても、建物のベランダや庭な どにおいて使われることがあり、そうすると雨水の浸入によって、上記固定用ネ ジ部(18)(20)とナツト(15)との螺合締結個所が錆付き、その分解不 能となるほか、そのナツト(15)が側板(13)や当板(14)から横外方へ 張り出し露呈するため、外観化粧効果に劣る問題もある。
【0007】 更に、滑走体(11)と階段体(12)を側板(13)に対して、その各個に 複数づつのネジ部(18)(20)とナツト(15)を用いつつ螺合締結する必 要があるため、未だ組立と分解をすばやく行なうことができず、その作業性にも 改良の余地がある。
【0008】 本考案はこのような諸問題の改良を企図しており、そのために合成樹脂製滑り 台の組立構造として、左右一対のサイド板と、その両サイド板の少なくとも中途 高さ位置を着脱自在に連結する前後一対の水平な連結バーと、その各連結バーへ 何れも上方からの捲き掛け状態として、且つ係脱自在に係止される滑り板並びに 階段と、上記両サイド板と両連結バーによって区画される空間を閉塞する平面視 の四角形な天板とから成り、
【0009】 その天板の各辺から下向きに第1、2係止爪を張り出す一方、その第1、2爪 受けを上記両サイド板と滑り板並びに階段へ対応形成して、上記天板の第1、2 係止爪をその第1、2爪受けへ上方から抜き差し自在に差し込み係止させて、上 記空間を閉塞すると一挙同時に、両サイド板と滑り板並びに階段を悉く組立固定 したことを第1の特徴とし、
【0010】 同じく左右一対のサイド板と、その両サイド板の少なくとも中途高さ位置を着 脱自在に連結する前後一対の水平な連結バーと、その各連結バーへ何れも上方か らの捲き掛け状態として、且つ係脱自在に係止される滑り板並びに階段と、上記 両サイド板と両連結バーによって区画される空間を閉塞する平面視の四角形な天 板とから成り、
【0011】 その天板の前辺と後辺から各々下向きに第2係止爪を張り出す一方、その第2 爪受けを上記滑り板と階段へ対応形成して、上記天板の第2係止爪をその第2爪 受けへ上方から抜き差し自在に差し込み係止させて、上記空間を閉塞すると共に 、同じく天板の両サイド辺を上記両サイド板へ、内側から着脱自在のビスにより 締結して、その両サイド板と滑り板並びに階段を悉く組立固定したことを第2の 特徴とするものである。
【0012】
【作用】
本考案の上記構成によれば、天板の第1、2係止爪を両サイド板と滑り板並び に階段の対応する第1、2爪受けへ、上方から抜き差し自在に差し込み係止させ さえすれば、その悉く一挙同時に組立固定されることになるため、これらの構成 部材から成る滑り台を、すばやく高能率に組立作業できると共に、その分解作業 も効率良く行なえる。
【0013】 又、両サイド板の中途高さ位置は前後一対の水平な連結バーによって連結一体 化され、その両連結バーに上方から滑り板と階段が、各々捲き掛け状態に係止さ れると共に、その両サイド板と滑り板並びに階段の第1、2爪受けへ、天板の上 記第1、2係止爪が上方から差し込み係止されるようになっているため、上記組 立・分解の作業性に優れるにも拘らず、耐久強度と安定性に富む組立状態を得ら れ、その不慮にガタ付いたり、或いは歪み変形したりするおそれがない。
【0014】 更に、上記天板の第1、2係止爪と、その第1、2爪受けとの係止部分は外部 に一切張り出し露呈せず、その結果発錆するおそれがないことはもとより、滑り 台の外観を優美に化粧することができ、合成樹脂製品として著しく有益である。
【0015】
【実施例】
以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、その滑り台は 左右一対のサイド板(A)、その両サイド板(A)を連結する複数の連結バー( B)、滑り板(C)、階段(D)並びに天板(E)を構成部材として、図1〜4 のように組み立てられている。
【0016】 その構成部材のうち、先づサイド板(A)の各個は合成樹脂の射出成形品であ って、その愛玩動物の子熊を思わせる輪郭形状に造形された周縁部が、悉く内向 きに屈曲する断面コ字型をなしており、安定良く接地できるようになっている。
【0017】 (11)はサイド板(A)の内向きに張り出す補強リブ群であり、縦横方向に 交錯しているが、その一部は水平な仕切リブ(12)として、図5、7のように サイド板(A)の中途高さ位置を横断している。
【0018】 (13)はその仕切リブ(12)の両端部と連続する如く、上記サイド板(A )の中途高さ位置に形成された前後一対の連結バー用受け入れ口筒、(14)は これと上下の対をなす点在分布状態として、同じくサイド板(A)の下端位置に 設けられた前後一対の連結バー用受け入れ口筒であり、その一対づつの受け入れ 口筒(13)(14)へ丸パイプ状又は丸棒状の連結バー(B)が水平に、且つ 抜き差し自在に圧入されることによって、上記サイド板(A)の左右一対が連結 されるようになっている。但し、連結バー(B)とその受け入れ口筒(13)( 14)の個数は、図示の合計4個以上に増加しても良い。
【0019】 (15)は上記サイド板(A)の裏当て補強板であって、やはり合成樹脂から 射出成形されており、図5〜7のようにサイド板(A)の上記仕切リブ(12) よりも上方位置へ、その内側から嵌め込まれた上、複数のビス(16)によって 固定一体化されている。
【0020】 サイド板(A)における断面コ字型の区画内部へ、裏当て補強板(15)を言 わば詰める如く付属一体化させることにより、そのサイド板(A)を文字通り補 強すると共に、使用上の安全性と化粧効果も昂めることができるようになってい るのである。その意味から上記ビス(16)の頭部も、裏当て補強板(15)の フラツトな表面から沈められている。尚、このような裏当て補強板(15)は上 記仕切リブ(12)の上方位置のみならず、その下方位置にも嵌め込み固定する ことができる。
【0021】 (17)は上記サイド板(A)に付属する裏当て補強板(15)の下端部から 、内向き一体に張り出された水平な天板用受け止めフランジであり、断面コ字型 の所謂筋骨として前後方向に沿い延在している。
【0022】 (18)はその受け止めフランジ(17)の両端部から連続して、更に内方へ 張り出された前後一対の第1爪受けであり、前後方向から見てL字型に屈曲して いる。そして、その第1爪受け(18)には天板(E)の後述する第1係止爪が 、上方から抜き差し自在に差し込み係止されることとなる。
【0023】 尚、(19)は上記サイド板(A)とその裏当て補強板(15)に連通開口さ れた前後一対の把手孔であって、上記子熊の両耳に対応位置しており、これが使 用上の手摺りや持ち運び上の把手として機能するようになっている。
【0024】 次に、滑り板(C)は合成樹脂の射出成形品又はブロー成形品であり、言うま でもなく左右一対の手摺り(10)と底面(21)とから断面U字型に造形され ているが、その底面(21)の上端部には図3から明白な通り、上記連結バー( B)へ上方からの捲き掛け状態として、且つ係脱自在に係止し得る係止フツク( 22)が屈曲形成されている。
【0025】 しかも、その係止フツク(22)には左右一対の第2爪受け(23)が切り欠 かれており、ここに天板(E)の後述する第2係止爪が、上方から抜き差し自在 に差し込み係止されるようになっている。
【0026】 又、階段(D)は合成樹脂の射出成形品として、数段の踏面(24)を備えて いるほか、その上端部には滑り板(C)の上記係止フツク(22)と同様な係止 フツク(25)が、やはり連結バー(B)へ上方からの捲き掛け状態に、且つ係 脱自在に係止し得るように屈曲形成されている。
【0027】 そして、その階段(D)の係止フツク(25)にも、天板(E)の第2係止爪 を受け入れ係止する第2爪受け(26)が、切り欠き開口されている。その場合 、上記サイド板(A)の中途高さ位置を連結する前後一対の連結バー(B)は互 いに同一であり、滑り板(C)の係止フツク(22)と階段(D)の係止フツク (25)も互いに同一であるため、その滑り板(C)と階段(D)を上記両連結 バー(B)へ、互換的に捲き掛け係止させることができる。
【0028】 更に、天板(E)は左右一対のサイド板(A)と、前後一対の連結バー(B) により区画される空間(S)を閉塞する大きさとして、合成樹脂から図8のよう な平面視の四角形に射出成形されている。この点、図示の実施例ではこれを平面 視の正方形として、その前後と左右の区別なく使用できるように定めているが、 前後方向又は左右方向に細長い四角形に造形してもさしつかえない。
【0029】 (27)は上記天板(E)の下面から張り出す補強リブ群であるが、その一部 は天板(E)自身の輪郭形状と相似な四角枠状をなすことにより、上記裏当て補 強板(15)の第1爪受け(18)と係脱自在に係止し得る第1係止爪(28) としても、兼用機能するように考慮されている。(29)は天板(E)の周縁フ ランジであり、上記裏当て補強板(15)の受け止めフランジ(17)と対応し て、これに上方から覆いかぶさることとなる。
【0030】 (30)はその天板(E)の補強リブを兼ねた第1係止爪(28)から連続し て、更に下方へ長く張り出された第2係止爪であり、正方形な天板(E)の各辺 に並ぶ2個づつとして点在分布している。しかも、第2係止爪(30)の外面は その張り出し先端部へ行く程、徐々に厚肉となる凹曲面(31)として各々造形 されており、上記連結バー(B)の凸曲面と密着し得るようになっていると共に 、その最も厚肉な先端部が抜け止めストツパー(32)として働くようになって もいる。
【0031】 そして、上記天板(E)の各辺に並ぶ2個づつの第2係止爪(30)は、滑り 板(C)の係止フツク(22)と階段(D)の係止フツク(25)に各々切り欠 かれた第2爪受け(23)(26)と対応位置しており、その第2爪受け(23 )(26)へ上方から抜き差し自在に差し込み係止されることによって、その滑 り板(C)と階段(D)を上記連結バー(B)へ押え付け固定するようになって いる。その際には、天板(E)の上記周縁フランジ(29)が、その滑り板(C )の係止フツク(22)と階段(D)の係止フツク(25)へ、上方から覆いか ぶさること言うまでもない。
【0032】 又、同じく天板(E)の各辺に並ぶ2個づつの第2係止爪(30)は、上記裏 当て補強板(15)に設けられた前後一対の第1爪受け(18)との位置関係上 、その両爪受け(18)の相互間隙(G)内へ正しく納まる一定間隔(L)の分 布状態にあり、これによって天板(E)の前後方向に沿うガタツキを防ぐ位置決 め作用も果せるようになっている。
【0033】 上記の構成において、本考案の滑り台を組み立てるに当っては、予じめ裏当て 補強板(15)が付属するサイド板(A)の左右一対を、複数の連結バー(B) により連結一体化する。そうすれば、両サイド板(A)が連結バー(B)をスペ ーサーとして、正しく垂立することになり、その全体から図9のように平面視の 正方形な空間(S)が区画形成されることになる。
【0034】 そこで、次に両サイド板(A)の中途高さ位置を連結する前後一対の連結バー (B)に対して、その前後何れか一方から階段(D)の係止フツク(25)を捲 き掛け状態に係止させると共に、残る他方から滑り板(C)の係止フツク(22 )を同じく捲き掛け状態に係止させるのであり、そうすればその階段(D)と滑 り板(C)の下端部が接地し、所定の傾斜角度に保たれることとなる。
【0035】 その後、天板(E)の各辺から下向きに張り出す第2係止爪(30)を、上記 滑り板(C)の係止フツク(22)と階段(D)の係止フツク(25)に各々開 口する第2爪受け(23)(26)へ、上方から差し込み係止させる。そうすれ ば、図10、11から示唆されるように、天板(E)の補強リブ兼用第1係止爪 (28)が、両サイド板(A)の裏当て補強板(15)から内向きに張り出す第 1爪受け(18)へ、やはり上方から自づと差し込み係止されることになり、茲 に天板(E)によって上記空間(S)が閉塞されると一挙同時に、上記階段(D )と滑り板(C)も両サイド板(A)へ悉く組立固定されるのである。
【0036】 その天板(E)は言わば踊り場として、使用中に幼児が乗るため、その不慮に 抜け出すおそれはなく、滑り台としての安定・確固な組立状態を維持することが でき、歪み変形などを生じるおそれもない。
【0037】 他方、格納などの必要に応じて、その滑り台を分解するに当っては、上記組立 順序との逆に、先づ天板(E)を上方へ抜き取った後、連結バー(B)から階段 (D)と滑り板(C)を取りはずし、更にはその連結バー(B)も抜くことによ り、両サイド板(A)を分離させれば良い。
【0038】 その場合、図示の実施例では正方形な天板(E)の各辺から並列する2個づつ の第2係止爪(30)を垂下させることにより、前後と左右の区別なく、その向 かい合う2辺の第2係止爪(30)を階段(D)の第2爪受け(26)と、滑り 板(C)の第2爪受け(23)へ差し込めるように定める一方、残る向かい合う 2辺ではその第2係止爪(30)を差し込み用として使わず、天板(E)のリブ 兼用第1係止爪(28)を両サイド板(A)の裏当て補強板(15)から内向き に張り出す第1爪受け(18)へ、差し込み係止させるようになっているが、そ の両裏当て補強板(15)の上記受け止めフランジ(17)に、第1爪受け(1 8)を切り欠き開口させて、その爪受け(18)に上記天板(E)の第2係止爪 (30)を上方から差し込み係止させるように構成しても良い。
【0039】 その何れにしても、上記天板(E)の第1、2係止爪(28)(30)やその 爪受け(18)(23)(26)の個数については、図示のような2個づつに限 らず、自由に増減することができることは勿論である。
【0040】 更に、図12の変形実施例から明白な通り、天板(E)の上記第2係止爪(3 0)を滑り板(C)並びに階段(D)の第2爪受け(23)(26)へ差し込み 係止させて、その滑り板(C)と階段(D)を両サイド板(A)へ、天板(E) によって組立一体化できる限りでは、その天板(E)を両サイド板(A)の裏当 て補強板(15)へ、内側から複数のビス(33)により固定してもさしつかえ ない。
【0041】 このような変形実施例の構成を採用するも、そのビス(33)は両サイド板( A)の外面に露出せず、使用中の危険や発錆などを生ずるおそれがないからであ る。尚、上記サイド板(A)や連結バー(B)、滑り板(C)、階段(D)並び に天板(E)には、各種の着色カラーを付与できること言うまでもない。
【0042】
【考案の効果】
以上のように、本考案の合成樹脂製滑り台は左右一対のサイド板(A)と、そ の両サイド板(A)の少なくとも中途高さ位置を着脱自在に連結する前後一対の 水平な連結バー(B)と、その各連結バー(B)へ何れも上方からの捲き掛け状 態として、且つ係脱自在に係止される滑り板(C)並びに階段(D)と、上記両 サイド板(A)と両連結バー(B)によって区画される空間(S)を閉塞する平 面視の四角形な天板(E)とから成り、
【0043】 その天板(E)の各辺から下向きに第1、2係止爪(28)(30)を張り出 す一方、その第1、2爪受け(18)(23)(26)を上記両サイド板(A) と滑り板(C)並びに階段(D)へ対応形成して、上記天板(E)の第1、2係 止爪(28)(30)をその第1、2爪受け(18)(23)(26)へ上方か ら抜き差し自在に差し込み係止させて、上記空間(S)を閉塞すると一挙同時に 、両サイド板(A)と滑り板(C)並びに階段(D)を悉く組立固定してあるた め、冒頭に述べた従来技術の課題を完全に改良できる効果がある。
【0044】 即ち、本考案の上記構成によれば、天板(E)の第1、2係止爪(28)(3 0)を両サイド板(A)と滑り板(C)並びに階段(D)に対応形成された第1 、2爪受け(18)(23)(26)へ、上方から抜き差し自在に差し込み係止 させさえすれば、その両サイド板(A)と滑り板(C)並びに階段(D)が悉く 一挙同時に組立固定されることになるため、その滑り台を極めて能率良く組立作 業することができ、その逆な分解作業性にも著しく優れる。
【0045】 又、両サイド板(A)の中途高さ位置は前後一対の水平な連結バー(B)によ って連結一体化されており、その両連結バー(B)に上方から滑り板(C)と階 段(D)が、各々捲き掛け状態に係止されると共に、その滑り板(C)と階段( D)並びに両サイド板(A)の第1、2爪受け(18)(23)(26)へ、天 板(E)の第1、2係止爪(28)(30)が上方から差し込み係止されるよう になっているため、その滑り台の組立状態としても安定・剛性に優れ、決して歪 み変形するおそれがない。
【0046】 しかも、上記天板(E)の第1、2係止爪(28)(30)と、その第1、2 爪受け(18)(23)(26)との係止部分は、天板(E)の上方や両サイド 板(A)の横外方などに一切露出しないため、滑り台としての外観を優美に保つ ことができるほか、ガタツキや発錆などのおそれも防止し得る効果がある。
【0047】 そして、このような諸効果は請求項2の構成を採用するも、ほぼ同様に達成す ることができ、冒頭に述べた従来技術の改良考案であると言える。
【0048】 特に、請求項3の構成を採用するならば、天板(E)が平面視の正方形をなす ため、これをその前後と左右の区別なく使用して、上記滑り板(C)と階段(D )並びに両サイド板(A)を組立一体化することができ、これから下向きに張り 出す第1、2係止爪(28)(30)が、天板(E)自身の補強リブを兼ねる意 味でも、極めて合理的である。
【0049】 請求項4の構成を採用するならば、前後一対の連結バー(B)が互いに同一で あり、これへの捲き掛け係止用フツク(22)(25)が、滑り板(C)と階段 (D)に各々対応形成されているため、その前後何れの方向からでも連結バー( B)へ滑り板(C)と階段(D)を互換的に係止させることができ、その組立上 ますます便利であり、接地状態の安定性も昂め得ることになる。
【0050】 更に、請求項5の構成を採用するならば、両サイド板(A)を合成樹脂の射出 成形品としつつも、それ自身の強度並びに天板(E)との組立強度を裏当て補強 板(15)によって容易に向上させることができるのであり、量産上も極めて有 益となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る滑り台の組立状態を示す側面図で
ある。
【図2】図1の拡大平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】サイド板を抽出して示す背面図である。
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】図5の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】天板を抽出して示す底面図である。
【図9】天板の取りはずし状態を示す図2に対応する平
面図である。
【図10】図3の一部を抽出して示す拡大断面図であ
る。
【図11】図10の11−11線に沿う部分断面図であ
る。
【図12】図11に対応する本考案の変形実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
(15)・裏当て補強板 (18)・第1爪受け (22)・係止フツク (23)・第2爪受け (25)・係止フツク (26)・第2爪受け (28)・第1係止爪 (30)・第2係止爪 (33)・ビス (A)・サイド板 (B)・連結バー (C)・滑り板 (D)・階段 (E)・天板 (S)・空間

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のサイド板(A)と、その両サイ
    ド板(A)の少なくとも中途高さ位置を着脱自在に連結
    する前後一対の水平な連結バー(B)と、その各連結バ
    ー(B)へ何れも上方からの捲き掛け状態として、且つ
    係脱自在に係止される滑り板(C)並びに階段(D)
    と、上記両サイド板(A)と両連結バー(B)によって
    区画される空間(S)を閉塞する平面視の四角形な天板
    (E)とから成り、 その天板(E)の各辺から下向きに第1、2係止爪(2
    8)(30)を張り出す一方、その第1、2爪受け(1
    8)(23)(26)を上記両サイド板(A)と滑り板
    (C)並びに階段(D)へ対応形成して、 上記天板(E)の第1、2係止爪(28)(30)をそ
    の第1、2爪受け(18)(23)(26)へ上方から
    抜き差し自在に差し込み係止させて、上記空間(S)を
    閉塞すると一挙同時に、両サイド板(A)と滑り板
    (C)並びに階段(D)を悉く組立固定したことを特徴
    とする合成樹脂製滑り台の組立構造。
  2. 【請求項2】左右一対のサイド板(A)と、その両サイ
    ド板(A)の少なくとも中途高さ位置を着脱自在に連結
    する前後一対の水平な連結バー(B)と、その各連結バ
    ー(B)へ何れも上方からの捲き掛け状態として、且つ
    係脱自在に係止される滑り板(C)並びに階段(D)
    と、上記両サイド板(A)と両連結バー(B)によって
    区画される空間(S)を閉塞する平面視の四角形な天板
    (E)とから成り、 その天板(E)の前辺と後辺から各々下向きに第2係止
    爪(30)を張り出す一方、その第2爪受け(23)
    (26)を上記滑り板(C)と階段(D)へ対応形成し
    て、 上記天板(E)の第2係止爪(30)をその第2爪受け
    (23)(26)へ上方から抜き差し自在に差し込み係
    止させて、上記空間(S)を閉塞すると共に、同じく天
    板(E)の両サイド辺を上記両サイド板(A)へ、内側
    から着脱自在のビス(33)により締結して、その両サ
    イド板(A)と滑り板(C)並びに階段(D)を悉く組
    立固定したことを特徴とする合成樹脂製滑り台の組立構
    造。
  3. 【請求項3】天板(E)を平面視の正方形に造形すると
    共に、その下向きに張り出す第1係止爪(28)を、天
    板(E)自身の補強リブとして兼用機能させたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の合成樹脂製滑り台の組立
    構造。
  4. 【請求項4】前後一対の連結バー(B)を互いに同一と
    して、その連結バー(B)への捲き掛け用係止フツク
    (22)(25)を、滑り板(C)と階段(D)に各々
    形成すると共に、 その各係止フツク(22)(25)に天板(E)の第2
    係止爪(30)と対応する第2爪受け(23)(26)
    を切り欠いたことを特徴とする請求項1又は2記載の合
    成樹脂製滑り台の組立構造。
  5. 【請求項5】両サイド板(A)を合成樹脂の射出成形品
    として、その少なくとも連結バー(B)より上方位置
    に、内側から別個な裏当て補強板(15)を各々付属一
    体化させると共に、 その各裏当て補強板(15)に天板(E)の第1係止爪
    (28)と対応する第1爪受け(18)を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の合成樹脂製滑り台の組立構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532539A (en) * 1976-06-28 1978-01-11 Daicel Chem Ind Ltd Coating compositions
JPH0420472U (ja) * 1990-06-08 1992-02-20

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