JPH0727675A - 試験片のトラッキング確認方法 - Google Patents
試験片のトラッキング確認方法Info
- Publication number
- JPH0727675A JPH0727675A JP17192593A JP17192593A JPH0727675A JP H0727675 A JPH0727675 A JP H0727675A JP 17192593 A JP17192593 A JP 17192593A JP 17192593 A JP17192593 A JP 17192593A JP H0727675 A JPH0727675 A JP H0727675A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試験片間の付着等によるトラッキング異常を
未然に防止する。 【構成】 試験片にバーコードを付し、試験片をトラッ
キングし、トラッキング情報とバ−コ−ド読み取りデ−
タの照合により、第一次のトラッキングエラ−チェック
をする。更に、試験機の前段に板厚測定装置を配置して
試験片の板厚を測定し、これをトラッキング情報に付随
する板厚情報と照合し、不一致の場合にはトラッキング
エラ−（試験片の重なり）とする。 【効果】 薄板試験片の２枚取りや搬送エラー等が自動
検知される。
未然に防止する。 【構成】 試験片にバーコードを付し、試験片をトラッ
キングし、トラッキング情報とバ−コ−ド読み取りデ−
タの照合により、第一次のトラッキングエラ−チェック
をする。更に、試験機の前段に板厚測定装置を配置して
試験片の板厚を測定し、これをトラッキング情報に付随
する板厚情報と照合し、不一致の場合にはトラッキング
エラ−（試験片の重なり）とする。 【効果】 薄板試験片の２枚取りや搬送エラー等が自動
検知される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、試験片を材料試験装置
に単枚供給するための、試験片のトラッキング確認方法
に関し、特に、複数枚の試験片を積み重ねてロットを編
成し、そのロット単位で供給される試験片を１枚づつピ
ックアップして試験装置へ取り込む材料試験において、
試験片１枚づつのトラッキングの正誤検知に関する。
に単枚供給するための、試験片のトラッキング確認方法
に関し、特に、複数枚の試験片を積み重ねてロットを編
成し、そのロット単位で供給される試験片を１枚づつピ
ックアップして試験装置へ取り込む材料試験において、
試験片１枚づつのトラッキングの正誤検知に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、製鉄所で製造された製品が仕様
を満足しているか否か等の確認を行うために、製品から
試験片を採取して材料試験が行われる。試験片の製作加
工方法としては、供試材より短冊状に試験片を１次切断
し、試験片規格に応じて単品または複数枚重ね合わせて
機械加工を行う。この試験片の材料試験装置への供給に
際して、従来は、材料試験装置への試験登録順に作業員
が試験片を１枚ずつ目視にて確認を行いながら、人手に
より試験片を材料試験装置に供給するという最も簡単な
方法が行なわれていた。
を満足しているか否か等の確認を行うために、製品から
試験片を採取して材料試験が行われる。試験片の製作加
工方法としては、供試材より短冊状に試験片を１次切断
し、試験片規格に応じて単品または複数枚重ね合わせて
機械加工を行う。この試験片の材料試験装置への供給に
際して、従来は、材料試験装置への試験登録順に作業員
が試験片を１枚ずつ目視にて確認を行いながら、人手に
より試験片を材料試験装置に供給するという最も簡単な
方法が行なわれていた。
【０００３】また、試験片の単枚供給の自動化を図った
例としては、試験片を真空吸着または把持するロボット
ハンド等の試験片供給装置を配して、試験片の１次採取
段階に、試験片に識別管理用の刻印文字を付して、材料
試験装置へ試験片を供給する際に刻印文字等を読み取
り、トラッキング照合を行う方法等（特公昭５３−４０
５５１号，特開平３−１３２３７号公報参照）がある。
例としては、試験片を真空吸着または把持するロボット
ハンド等の試験片供給装置を配して、試験片の１次採取
段階に、試験片に識別管理用の刻印文字を付して、材料
試験装置へ試験片を供給する際に刻印文字等を読み取
り、トラッキング照合を行う方法等（特公昭５３−４０
５５１号，特開平３−１３２３７号公報参照）がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術において、例えば薄板試験片の場合、その試験片の
加工段階において、複数枚重ね合わせて加工された試験
片は、試験片に付着する僅かな油分または水分等によ
り、また、クランプ時の圧力により試験片同士に密着現
象が発生し易く、ロボットハンド等による真空吸着また
は把持による試験片の供給方法では、複数枚重なり供給
が発生し易い。
技術において、例えば薄板試験片の場合、その試験片の
加工段階において、複数枚重ね合わせて加工された試験
片は、試験片に付着する僅かな油分または水分等によ
り、また、クランプ時の圧力により試験片同士に密着現
象が発生し易く、ロボットハンド等による真空吸着また
は把持による試験片の供給方法では、複数枚重なり供給
が発生し易い。
【０００５】また、試験片のトラッキング確認方法にお
いては、自動読み取りに適した均質な刻印文字等は、従
来の機械的刻印では得難く、更に、試験片の表面性状は
金属光沢のものや酸化膜，メッキで覆われているなど多
種多様であり、自動読み取りに適した安定した試験片の
表面性状も得難い状況であり、試験片識別用刻印文字の
誤読み取り等により確実に１枚づつの識別確認ができな
い状況にあった。
いては、自動読み取りに適した均質な刻印文字等は、従
来の機械的刻印では得難く、更に、試験片の表面性状は
金属光沢のものや酸化膜，メッキで覆われているなど多
種多様であり、自動読み取りに適した安定した試験片の
表面性状も得難い状況であり、試験片識別用刻印文字の
誤読み取り等により確実に１枚づつの識別確認ができな
い状況にあった。
【０００６】本発明の目的は、試験片間の付着等による
トラッキング異常を検知することを目的とする。
トラッキング異常を検知することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、材料試験装置へ試験片を１枚ずつ供給
する過程において、そのトラッキングを確認するため、
上位計算機に管理される試験片識別管理用バーコードラ
ベル印字貼付装置，該バーコード読み取り装置，板厚測
定装置を具備した材料試験装置及び各工程間を結ぶ試験
片搬送装置等を配し、現試験片と次試験片に貼付される
バーコード情報の読み取り結果とトラッキング順番との
照合を行い、さらに試験片の板厚測定結果と板厚情報と
の照合を行なうことを特徴とする試験片のトラッキング
確認方法である。
に、この発明は、材料試験装置へ試験片を１枚ずつ供給
する過程において、そのトラッキングを確認するため、
上位計算機に管理される試験片識別管理用バーコードラ
ベル印字貼付装置，該バーコード読み取り装置，板厚測
定装置を具備した材料試験装置及び各工程間を結ぶ試験
片搬送装置等を配し、現試験片と次試験片に貼付される
バーコード情報の読み取り結果とトラッキング順番との
照合を行い、さらに試験片の板厚測定結果と板厚情報と
の照合を行なうことを特徴とする試験片のトラッキング
確認方法である。
【０００８】
【作用】バ−コ−ドラベル印字貼付装置により試験片に
バ−コ−ドを付し、試験片搬送過程で該試験片をトラッ
キングし、このバ−コ−ドをバーコード読み取り装置で
読取り、トラッキング情報と読取ったバ−コ−ドの照合
により、試験片とトラッキング情報の間の誤りを検出す
る。このトラッキングにおいても、仮にそれぞれバ−コ
−ドを付した複数枚の試験片が重って搬送されると、バ
ーコード読み取り装置でバ−コ−ドが読取られる最上部
の試験片のトラッキングは正常であるが、その下の試験
片のトラッキングは異常となる。このような場合、本発
明によれば、板厚測定装置での測定板厚が、最上部の試
験片の板厚と異なるので、測定板厚と板厚情報の照合で
不一致（重なり）が検出され、ここでトラッキングエラ
−（正確には試験片の搬送エラ−）が明確となる。した
がって本発明によれば、試験片の重なりによるトラッキ
ングエラ−も検知され、トラッキングの正誤検出が正確
となる。
バ−コ−ドを付し、試験片搬送過程で該試験片をトラッ
キングし、このバ−コ−ドをバーコード読み取り装置で
読取り、トラッキング情報と読取ったバ−コ−ドの照合
により、試験片とトラッキング情報の間の誤りを検出す
る。このトラッキングにおいても、仮にそれぞれバ−コ
−ドを付した複数枚の試験片が重って搬送されると、バ
ーコード読み取り装置でバ−コ−ドが読取られる最上部
の試験片のトラッキングは正常であるが、その下の試験
片のトラッキングは異常となる。このような場合、本発
明によれば、板厚測定装置での測定板厚が、最上部の試
験片の板厚と異なるので、測定板厚と板厚情報の照合で
不一致（重なり）が検出され、ここでトラッキングエラ
−（正確には試験片の搬送エラ−）が明確となる。した
がって本発明によれば、試験片の重なりによるトラッキ
ングエラ−も検知され、トラッキングの正誤検出が正確
となる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明による、試験片のトラッキング
確認の処理を示すフローチャートであり、図２には該処
理を実行する装置を示す。なお、図２の（ａ）は装置の
組合せを示すブロック図、（ｂ）は（ａ）の試験片ハン
ドリングロボット４以下の装置の配置関係を示す平面図
である。
確認の処理を示すフローチャートであり、図２には該処
理を実行する装置を示す。なお、図２の（ａ）は装置の
組合せを示すブロック図、（ｂ）は（ａ）の試験片ハン
ドリングロボット４以下の装置の配置関係を示す平面図
である。
【００１０】試験片Ｔ（図２のｂ）には予め、上位計算
機１に管理される試験片識別管理用バーコードラベル印
字貼付装置２（図２のａ）により、その試験片固有の識
別情報を持つバーコードラベルが貼付され、真空吸着パ
ッドを有する試験片ハンドリングロボット４が、試験片
Ｔを一枚づつつかんで試験片板厚測定装置６へ搬送す
る。この搬送過程で試験片識別管理用バーコード読み取
り装置５が試験片Ｔのバ−コ−ドラベルのバ−コ−ドを
読み取り、上位計算機１から伝送されたバーコード情報
との照合がおこなわれ、照合が合致した試験片のみを試
験片板厚測定装置６へ搬送する。該板厚測定装置６へ搬
送された試験片は、板厚測定が実施され上位計算機１か
ら伝送された板厚情報との照合が行なわれる。この間
に、試験片ハンドリングロボット４は次試験片の搬送を
行い、次試験片はバーコード照合が行なわれる。板厚測
定結果が合致した試験片は、次試験片のバーコード照合
合致結果を待って試験片装着装置７により材料試験装置
８へ装着される。図中３は、バ−コ−ドラベルの貼付を
終えた試験片をハンドリングロボット４がつかむ位置に
搬送する試験片搬送装置である。
機１に管理される試験片識別管理用バーコードラベル印
字貼付装置２（図２のａ）により、その試験片固有の識
別情報を持つバーコードラベルが貼付され、真空吸着パ
ッドを有する試験片ハンドリングロボット４が、試験片
Ｔを一枚づつつかんで試験片板厚測定装置６へ搬送す
る。この搬送過程で試験片識別管理用バーコード読み取
り装置５が試験片Ｔのバ−コ−ドラベルのバ−コ−ドを
読み取り、上位計算機１から伝送されたバーコード情報
との照合がおこなわれ、照合が合致した試験片のみを試
験片板厚測定装置６へ搬送する。該板厚測定装置６へ搬
送された試験片は、板厚測定が実施され上位計算機１か
ら伝送された板厚情報との照合が行なわれる。この間
に、試験片ハンドリングロボット４は次試験片の搬送を
行い、次試験片はバーコード照合が行なわれる。板厚測
定結果が合致した試験片は、次試験片のバーコード照合
合致結果を待って試験片装着装置７により材料試験装置
８へ装着される。図中３は、バ−コ−ドラベルの貼付を
終えた試験片をハンドリングロボット４がつかむ位置に
搬送する試験片搬送装置である。
【００１１】ハンドリングロボット４が１枚の試験片の
みをつかんだときには、バ−コ−ド読取装置５が読んだ
バ−コ−ドと、その時点の試験片宛てのトラッキング情
報とが整合し、かつ、試験片板厚測定装置６の板厚測定
値が、該試験片宛てのトラッキング情報に付随する板厚
情報と合致する。すなわち材料試験装置８への試験片搬
送は正常である。仮にハンドリングロボット４が例えば
２枚重なりで試験片をつかむと、バ−コ−ド読取装置５
においてトラッキング情報と試験片（の最上部のもの）
とは整合し、ここではトラッキングエラ−は検知されな
い。しかし、試験片板厚測定装置６では、測定板厚が、
該試験片（最上部のもの）宛てのトラッキング情報に付
随する板厚情報と不一致となり、ここでトラッキングエ
ラ−が検知される。
みをつかんだときには、バ−コ−ド読取装置５が読んだ
バ−コ−ドと、その時点の試験片宛てのトラッキング情
報とが整合し、かつ、試験片板厚測定装置６の板厚測定
値が、該試験片宛てのトラッキング情報に付随する板厚
情報と合致する。すなわち材料試験装置８への試験片搬
送は正常である。仮にハンドリングロボット４が例えば
２枚重なりで試験片をつかむと、バ−コ−ド読取装置５
においてトラッキング情報と試験片（の最上部のもの）
とは整合し、ここではトラッキングエラ−は検知されな
い。しかし、試験片板厚測定装置６では、測定板厚が、
該試験片（最上部のもの）宛てのトラッキング情報に付
随する板厚情報と不一致となり、ここでトラッキングエ
ラ−が検知される。
【００１２】
【発明の効果】以上、試験片識別管理用バーコードの読
み取り結果とトラッキング順番の確認照合及び現試験片
の板厚測定と板厚情報との照合の併用により、試験片の
２枚重ね等の誤搬送が自動的に検知され、試験片のトラ
ッキング確認が確実となる。
み取り結果とトラッキング順番の確認照合及び現試験片
の板厚測定と板厚情報との照合の併用により、試験片の
２枚重ね等の誤搬送が自動的に検知され、試験片のトラ
ッキング確認が確実となる。
【図１】 本発明のトラッキング方法での処理内容を示
すすフローチャートである。
すすフローチャートである。
【図２】 （ａ）は本発明のトラッキング方法を一態様
で実施する装置構成を示すブロック図であり、（ｂ）は
（ａ）に示す試験片ハンドリングロボット以下の配置関
係を示す平面図である。
で実施する装置構成を示すブロック図であり、（ｂ）は
（ａ）に示す試験片ハンドリングロボット以下の配置関
係を示す平面図である。
Ｔ：試験片 １：上位計算機 ２：試験片識別管理用バーコードラベル印字貼付装置 ３：試験片搬送装置 ４：試験片ハン
ドリングロボット ５：試験片識別管理用バーコード読み取り装置 ６：試験片板厚測定装置 ７：試験片装着
装置 ８：材料試験装置
ドリングロボット ５：試験片識別管理用バーコード読み取り装置 ６：試験片板厚測定装置 ７：試験片装着
装置 ８：材料試験装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤 井 修 君津市君津１番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 山 下 英 隆 君津市君津１番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 小 関 哲 也 君津市君津１番地 株式会社日鉄エレック ス君津支店内 (72)発明者 菊 田 裕 也 君津市君津１番地 吉川工業株式会社君津 支店内
Claims (1)
- 【請求項１】材料試験装置へ試験片を１枚ずつ供給する
過程において、そのトラッキングを確認するため、上位
計算機に管理される試験片識別管理用バーコードラベル
印字貼付装置，該装置が試験片に付したバーコードを読
み取るバ−コ−ド読み取り装置，板厚測定装置を具備し
た材料試験装置及び各工程間を結ぶ試験片搬送装置等を
配し、現試験片と次試験片に貼付されるバーコード情報
の読み取り結果とトラッキング順番との照合を行い、さ
らに試験片の板厚測定結果と板厚情報との照合を行なう
ことを特徴とする試験片のトラッキング確認方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17192593A JPH0727675A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 試験片のトラッキング確認方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17192593A JPH0727675A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 試験片のトラッキング確認方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727675A true JPH0727675A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15932394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17192593A Pending JPH0727675A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 試験片のトラッキング確認方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727675A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005091358A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Leica Microsystems Nussloch Gmbh | 組織学用カセットと標本スライドを照合する装置及び方法 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP17192593A patent/JPH0727675A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005091358A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Leica Microsystems Nussloch Gmbh | 組織学用カセットと標本スライドを照合する装置及び方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020604 |