JPH07276611A - 印刷室用換気設備 - Google Patents

印刷室用換気設備

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JPH07276611A
JPH07276611A JP6092977A JP9297794A JPH07276611A JP H07276611 A JPH07276611 A JP H07276611A JP 6092977 A JP6092977 A JP 6092977A JP 9297794 A JP9297794 A JP 9297794A JP H07276611 A JPH07276611 A JP H07276611A
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rotary press
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air
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suction hood
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Kouji Tomori
康二 戸森
Koreyoshi Muta
惟義 牟田
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気より比重の大きい有機溶剤を印刷室に拡
散させずに効率的に排気し、印刷室内の環境向上を図
る。 【構成】 インキパン23が室内に開放状態で収容され
る輪転機25を印刷室1に設置し、給気の全てが新鮮空
気である空調機11を印刷室1に接続し、排気主幹ダク
ト19を印刷室1に接続した印刷室用換気設備47にお
いて、インキパン23を間隙を隔てて覆う吸込フード3
3を輪転機25の内部に設ける。この吸込フード33に
接続され輪転機25から外部へ引き出された排気ダクト
37を排気主幹ダクト19に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷工場等の換気設備
に関し、更に詳しくは、輪転機のインキパンから気化す
る有機溶剤を室内に拡散させることなく排気するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】印刷工場等に設置される大型の輪転機で
は、多量のインキが消費され、このインキには多くの有
機溶剤が含まれているため、一般危険物取扱所、防爆仕
様等の制約を受けることが多い。図2は輪転機が設置さ
れた従来の印刷室用換気設備を表す説明図である。印刷
室1には輪転機3が設置され、輪転機3は有機溶剤(主
に、トルエン)を含んだ空気が直接排気される排気管5
を有している。印刷室1には天井面7に開口する給気口
9と接続された空調機11が備えられ、空調機11は室
内空気からの回収は行わず、全て新鮮空気で給気を賄う
ようになっている。一方、天井面7には排気口13が開
口され、排気口13は第一排気ファン15を有する排気
ダクト17を介して屋上へ延長された排気主幹ダクト1
9に接続されている。また、排気主幹ダクト19には上
述した輪転機3の排気管5が接続され、排気管5からの
有機溶剤は第二排気ファン21の駆動によって排気主幹
ダクト19へ排気される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、輪転機3で
は、通常、インキが輪転機3下部のインキパン23に貯
留され、インキパン23は室内に開放状態となってい
る。従って、インキパン23から気化した有機溶剤は、
排気管5とは別途に、輪転機3の隙間等から印刷室1に
放出された。そして、空気中に放出された有機溶剤は、
給気口9からの吹き出し空気により攪拌希釈され、排気
口13を介して排気主幹ダクト19から排気されてい
た。しかしながら、有機溶剤は空気に対する比重が大き
く、印刷室1の下部に停滞するため、これを給気口9か
らの吹き出し空気で一旦攪拌希釈し、天井面7の排気口
13から排気するのは極めて効率が悪く、有機溶剤を不
必要に拡散させることになり、印刷室1内の作業基準
(有機溶剤濃度100ppm)を満足することが困難で
あった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、空
気より比重の大きい有機溶剤を印刷室に拡散させずに効
率的に排気することができる印刷室用換気設備を提供
し、もって、印刷室内の環境向上を図ることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る印刷室用換気設備は、有機溶剤を含有す
るインキをインキパンに貯留し、このインキパンが室内
に開放状態で収容される輪転機を印刷室に設置し、給気
の全てが新鮮空気である空調機を印刷室に接続するとと
もに、排気主幹ダクトを印刷室に接続した印刷室用換気
設備において、インキパンを間隙を隔てて覆う吸込フー
ドを輪転機の内部に設け、吸込フードに接続され輪転機
から外部へ引き出された排気ダクトを排気主幹ダクトに
接続したことを特徴とするものである。また、印刷室用
換気設備は、局所給気口を輪転機の近傍に開口し、この
局所給気口を空調機の給気ダクトに接続し、印刷室内と
インキパンが収容された輪転機内とを連通させる吸気孔
を輪転機に形成し、排気ダクトを挿通するための設備ピ
ットを輪転機が設置される床部に構築したものであって
もよい。
【0005】
【作用】吸込フードから輪転機内の空気が排気され、輪
転機内が負圧となり、インキパンから気化した有機溶剤
が最短距離で吸込フードに吸引され、輪転機の外部へ漏
れることがない。局所給気口、吸気孔が設けられたもの
では、輪転機内が負圧となると、吸気孔から室内空気が
吸引され、局所給気口と吸気孔との間に気流が生じ、輪
転機周囲の有機溶剤が印刷室に拡散されることなく、吸
気孔から吸引されることになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る印刷室用換気設備の好適
な実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明印刷
室用換気設備を表す説明図である。印刷室1には輪転機
25が設置され、輪転機25は有機溶剤を含んだ空気が
直接排気される排気管5を有している。印刷室1には天
井面7に開口する給気口9と接続された空調機11が備
えられ、空調機11は室内空気からの回収は行わず、全
て新鮮空気で給気を賄うようになっている。一方、天井
面7には排気口13が開口され、排気口13は第一排気
ファン15を有する排気ダクト17を介して屋上へ延長
された排気主幹ダクト19に接続されている。また、排
気主幹ダクト19には上述した輪転機25の排気管5が
接続され、排気管5からの有機溶剤は第二排気ファン2
1の駆動によって排気主幹ダクト19へ排気される。以
上は、従来と略同様の設備構成となっている。
【0007】給気口9と空調機11を接続する給気ダク
ト27には延長ダクト29が分岐され、延長ダクト29
は輪転機25近傍で開口する一対の局所給気口31を有
している。輪転機25内部のインキパン23上方には僅
かな間隙を隔ててインキパン23を覆う吸込フード33
が内設され、吸込フード33はインキパン23の上部開
口から気化する有機溶剤を効率良く吸気できるようにな
っている。吸込フード33には吸気チャンバー35が連
結され、吸気チャンバー35は吸込フード33から均等
な吸気を行う。吸気チャンバー35には排気ダクト37
が接続され、排気ダクト37は輪転機25の外部に突出
されている。なお、吸込フード33、吸気チャンバー3
5、排気ダクト37は、輪転機25組立て時に予め組付
けておく。
【0008】印刷室1の床部39には設備ピット41が
構築され、設備ピット41は輪転機25位置から印刷室
1の壁に至って延長されている。設備ピット41には輪
転機25からの排気ダクト37が延長されて挿通され、
排気ダクト37は排気主幹ダクト19と連結されてい
る。排気ダクト37には第三排気ファン43が設けら
れ、第三排気ファン43は吸気チャンバー35内の排気
を排気主幹ダクト19へ搬送する。また、輪転機25の
外面には内部と連通する吸気孔45が形成され、吸気孔
45は室内空気を輪転機25内部の吸込フード33近傍
に導入できるようになっている。従って、排気主幹ダク
ト19から屋外へ排気される排気量Qは、排気口13か
らの排気量Q1 と、排気管5からの排気量Q2 と、吸込
フード33からの排気量Q3 との和(Q=Q1 +Q2
3 )となり、また、空調機11は同量の給気量Qを印
刷室1へ供給できるようになっている。局所給気口3
1、吸込フード33、排気ダクト37、設備ピット4
1、第三排気ファン43、吸気孔45を主な部材又は部
位として、本実施例に係る印刷室用換気設備47が構成
されている。
【0009】このように構成された印刷室用換気設備4
7の作用を説明する。空調機11が駆動されると、給気
口9、局所給気口31から温調された新鮮空気が吹き出
される。一方、第三排気ファン43の駆動により、吸込
フード33から輪転機25内の空気が排気され、輪転機
25内は負圧となる。輪転機25内が負圧となると、吸
気孔45から室内空気が吸引され、局所給気口31と吸
気孔45との間に気流が生じる。これにより、輪転機2
5周囲の有機溶剤は、吸気孔45から輪転機25内に吸
引されることになる。また、輪転機25内では、吸気孔
45から吸込フード33に向かう気流が発生し、インキ
パン23から気化した有機溶剤が最短距離で吸込フード
33に吸引されることになる。従って、インキパン23
から気化した有機溶剤は、輪転機25の外部へ漏れるこ
となく、排気されることになるのである。
【0010】上述した印刷室用換気設備47によれば、
輪転機25内で室内に開放状態となるインキパン23
が、吸込フード33によって吸気されるので、インキパ
ン23から気化した有機溶剤が、輪転機25の外部へ漏
れることなく、効率的に直接排気され、有機溶剤濃度を
容易に環境基準内に低減することができる。また、輪転
機25内が負圧となり、局所給気口31から吸気孔45
へ吸引される気流が生じるので、仮に輪転機25の周囲
に有機溶剤が漏洩した場合においても、速やかに、この
有機溶剤が輪転機25内に吸引されて吸込フード33か
ら排気され、下部に停滞する有機溶剤が印刷室1内に拡
散することがない。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る印刷室用換気設備によれば、排気主幹ダクトに接続さ
れる吸込フードを輪転機内に設けたので、インキパンか
ら気化した有機溶剤が吸込フードにより直接的に排気さ
れ、有機溶剤が輪転機の外部へ漏れず、室内への拡散が
ない効率的な排気を行うことができる。また、輪転機近
傍に局所給気口を設ける一方、輪転機に吸気孔を設けた
ものでは、吸込フードにより輪転機内が負圧となった
際、吸気孔から印刷室下部の空気が吸引されるので、印
刷室下部に停滞する有機溶剤が拡散されずに輪転機内に
吸引され、空気より比重の大きい有機溶剤を効率的に排
気することができ、印刷室内の環境を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明印刷室用換気設備を表す説明図である。
【図2】輪転機が設置された従来の印刷室用換気設備を
表す説明図である。
【符号の説明】
1 印刷室 11 空調機 19 排気主幹ダクト 23 インキパン 25 輪転機 27 給気ダクト 31 局所給気口 33 吸込フード 37 排気ダクト 39 床部 41 設備ピット 45 吸気孔 47 印刷室用換気設備

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶剤を含有するインキをインキパン
    に貯留し、該インキパンが室内に開放状態で収容される
    輪転機を印刷室に設置し、給気の全てが新鮮空気である
    空調機を該印刷室に接続するとともに、排気主幹ダクト
    を該印刷室に接続した印刷室用換気設備において、 前記インキパンを間隙を隔てて覆う吸込フードを該輪転
    機の内部に設け、該吸込フードに接続され前記輪転機か
    ら外部へ引き出された排気ダクトを前記排気主幹ダクト
    に接続したことを特徴とする印刷室用換気設備。
  2. 【請求項2】 局所給気口を前記輪転機の近傍に開口
    し、該局所給気口を前記空調機の給気ダクトに接続し、
    前記印刷室内と前記インキパンが収容された輪転機内と
    を連通させる吸気孔を該輪転機に形成し、前記排気ダク
    トを挿通するための設備ピットを前記輪転機が設置され
    る床部に構築したことを特徴とする請求項1記載の印刷
    室用換気設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364904A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Takasago Thermal Eng Co Ltd 指向型空調システム及び吹出ユニット
WO2023149064A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 株式会社Screenホールディングス 印刷システム

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JP2002364904A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Takasago Thermal Eng Co Ltd 指向型空調システム及び吹出ユニット
WO2023149064A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 株式会社Screenホールディングス 印刷システム

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