JPH07276226A - 研削ツール保持装置 - Google Patents

研削ツール保持装置

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JPH07276226A
JPH07276226A JP6863894A JP6863894A JPH07276226A JP H07276226 A JPH07276226 A JP H07276226A JP 6863894 A JP6863894 A JP 6863894A JP 6863894 A JP6863894 A JP 6863894A JP H07276226 A JPH07276226 A JP H07276226A
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grinding
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Ikuo Ito
育夫 伊藤
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NipponDenso Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ガタが無くてツールの保持精度が良く、摩耗
の進行が遅くて耐久性に優れ、剛性が高くて加工精度に
優れ、研削部で発生する切屑等の異物が侵入しにくく、
噛み込みによるトラブルが少ない、被加工物の内面を研
削加工するツールの精密な直線往復運動を達成する研削
ツール保持装置を提供する。 【構成】 直線往復運動するツール2を油静圧軸受ガイ
ドで両持ちに支持すると共に、ツール2内部から研削液
を供給する。ツール2の直線往復運動方向に研削液流路
16、17を設けると共に、被加工物1内面のほぼ中央
に研削液が流出する位置に出口50、60を設ける。研
削液流路16、17の端部に研削液が流入する入口を設
け、研削液供給口14、15との間にポケット部14
0、150を設けて、ツール2が直線往復運動する間中
常に連通させ、研削液が常時供給されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物の内面を研削
加工するツールの精密な直線往復運動を達成する研削ツ
ール保持装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の内面を平面研削加工する研削ツール
保持装置においては、ツールを直線往復運動可能にガイ
ド保持するスライド部の構成は滑りガイド、あるいは複
数の鋼球を介した転がりガイドが主流である。この滑り
ガイドは隙間を設けているためガタがありツールの保持
精度が悪く、かつ滑りのため摩耗の進行が早く耐久性が
劣るものである。また転がりガイドは摩耗の進行が遅く
耐久性に優れるものの点接触のため剛性が低いものであ
り、これら両者のガイド方式とも加工精度に大きく影響
を与え、高精度加工に不向きな構造である。また両者と
も研削部で発生する切屑等の異物が侵入しやすく噛み込
みによるトラブルが多いなどの欠点がある。
【0003】また、一般的にはツールを片持ちで保持す
る構造であるため小径穴の研削加工においてはツールが
大きくたわみ加工精度の低下をまねいている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガタが無く
てツールの保持精度が良く、摩耗の進行が遅くて耐久性
に優れ、剛性が高くて加工精度に優れ、研削部で発生す
る切屑等の異物が侵入しにくく、噛み込みによるトラブ
ルが少ない、被加工物の内面を研削加工するツールの精
密な直線往復運動を達成する研削ツール保持装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、直線往復運動するツールを被加工物の両側
においてそれぞれの油静圧軸受ガイドで両持ちに支持す
る第1、第2の支持手段と、前記ツール内部から前記被
加工物の加工面に研削液を供給する研削液供給手段とを
備えることを特徴とする研削ツール保持装置という技術
的手段を採用するものである。
【0006】また更に、研削液を研削液流路に常時供給
されるようにして良好な研削をするために、ツールの直
線往復運動方向に研削液流路を設けると共に、被加工物
内面のほぼ中央に研削液が流出する位置に前記研削液流
路の出口を設け、前記研削液流路の端部に研削液が流入
する前記研削液流路の入口を設け、研削液供給口との間
にポケット部を設けてツールが直線往復運動する間中常
に前記研削液供給口と前記研削液流路の入口とを連通さ
せ、研削液を前記研削液流路に常時供給されるようにし
たことを特徴とする請求項1に記載の研削ツール保持装
置という技術的手段を採用するものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、ツールを油静圧軸受
ガイドで両持ちに支持するので、ガタが無くてツールの
保持精度が良く、摩耗の進行が遅くて耐久性に優れ、剛
性が高くて加工精度に優れ、研削部で発生する切屑等の
異物が侵入しにくく、噛み込みによるトラブルが少な
い。
【0008】また、ツール内部から研削液を供給するの
で、研削液が加工部全体に行き渡り砥粒の目詰まりが防
止される。請求項2の発明によれば、ツールの直線往復
運動方向に研削液流路を設けると共に、被加工物内面の
ほぼ中央に研削液が流出する位置に前記研削液流路の出
口を設け、前記研削液流路の端部に研削液が流入する前
記研削液流路の入口を設け、研削液供給口との間にポケ
ット部を設けてツールが直線往復運動する間中常に前記
研削液供給口と前記研削液流路の入口とを連通させてい
るので、研削液が研削液流路に常時供給され、加工部全
体に研削液が行き渡り、いっそう砥粒の目詰まりが防止
される。
【0009】
【実施例】図1ないし図4は、本発明の第1実施例に関
するものであり、図1は本発明の研削ツール保持装置の
ツール2の中心軸方向の断面図、図2(A)は図1のA
−A断面図、図2(B)は図1のB−B断面図、図3
(A)は図1のC−C断面図、図3(B)は図1のD部
拡大図、図4は図1中の被加工物1の固定方法を示すも
ので、(A)は図1と同方向の断面図、(B)は側面図
をそれぞれ示す。
【0010】図1ないし図4において、1は穴の内面
3、4を研削加工される被加工物である。2は研削用砥
粒5、6が接着され、被加工物1の穴に通されている角
形断面形状をしたツールである。ツール2は被加工物1
の両側に位置する第1、第2の支持手段をなすスタンド
7、8及びカバー9、10により被加工物1の図示左右
方向に移動可能に隙間をもたせてガイドされており、図
示しない外部の駆動装置により研削送りの往復運動をす
る。
【0011】この第1、第2の支持手段をなすスタンド
7、8およびカバー9、10のツール2のガイド面に
は、上下・左右の4方向に油を溜める油ポケット13お
よび油の流入量を決める絞り11が4組設けてあり、こ
のスタンド7、8およびカバー9、10の油供給口12
から供給される油が個々に絞り11を経て油ポケット1
3に導かれる様に流路が構成されている。
【0012】ツール2の内部にはツールの直線往復運動
方向に研削液流路16、17が設けられている。また、
被加工物1の内面のほぼ中央に研削液が流出する位置に
研削液流路16、17の出口50、60が設けられ、研
削液を砥粒5、6と被加工物1との接触部に導いてい
る。研削液流路16、17の端部にはプラグ160、1
70が埋めこまれると共に、研削液が流入する研削液流
路16、17の入口51、61が設けられ、研削液供給
口14、15との間にツールの直線往復運動量よりも長
いポケット部140、150を設けて、ツール2が直線
往復運動する間中常に研削液供給口14、15と研削液
流路16、17の入口51、61とを連通させ、研削液
を研削液流路16、17に常時供給されるようにしてあ
る。ここで、研削液供給口14、15、ポケット部14
0、150、研削液流路16、17の入口51、61、
研削液流路16、17、研削液流路16、17の出口5
0、60は研削液供給手段をなす。
【0013】図1中の左右に往復運動するツール2に被
加工物1を押し付ける構成の例としては、汎用のマシニ
ングセンタやフライス盤の図示しないテーブルにベース
21を搭載固定し、図4に示すように被加工物1をボル
ト20等でホルダ19に固定し主軸18に取り付けた状
態で第1の支持手段であるスタンド7およびカバー9を
ツール2から抜き出した状態にして主軸18の回転、
縦、横、高さを調整して被加工物1をツール2に差し込
んでセットし、第1の支持手段であるスタンド7および
カバー9を再び差し込んでセットし、研削しろを高さ方
向にセットすることにより簡単に実現できる。
【0014】本実施例はスタンド7、8およびカバー
9、10のツール2のガイド面の4方向に位置する油ポ
ケット13ヘ供給口12からの高圧の油を供給すること
により油静圧軸受が形成されるため、ツール2はスタン
ド7、8およびカバー9、10とは全周にわたり非接触
で支えられながら上下・左右方向に高剛性で、かつ、高
精度にガイドされるものである。
【0015】また、被加工物1の両側にスタンド7、8
が配置されておりツール2は両持ち構造となるため、ツ
ール2のたわみも非常に小さく、小径穴の研削加工にお
いても高精度加工が可能なガイド方式である。また、油
ポケット13へ供給された油は、ツール2とスタンド
7、8およびカバー9、10との全周の隙間から若干の
流出があるため、被加工物1とツール2の接触部で発生
する研削屑はこの隙間に侵入せず、噛込みのない信頼性
の高いガイドとなる。
【0016】スタンド7及びカバー9の研削液の供給口
14、15から供給される研削液は、ツール2内部の研
削液流路16、17により被加工物1と砥粒5、6との
接触部へ直接供給されるため、外部から研削液をかけた
場合と比べ研削屑の排出性が非常に良く高能率の研削が
可能である。なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、ツール2として全周に研削用砥粒を接着し
た丸形断面ツールとすることにより、内面が円筒形状の
内面研削も可能である。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明によればツールを油静圧軸受ガイドで両持ち
に支持するので、ガタが無くてツールの保持精度が良
く、摩耗の進行が遅くて耐久性に優れ、剛性が高くて加
工精度に優れ、研削部で発生する切屑等の異物が侵入し
にくく、噛み込みによるトラブルが少ない。
【0018】また、ツール内部から研削液を供給するの
で、研削液が加工部全体に行き渡り砥粒の目詰まりが防
止される。また、請求項2の発明によれば、ツールの直
線往復運動方向に研削液流路を設けると共に、被加工物
内面のほぼ中央に研削液が流出する位置に前記研削液流
路の出口を設け、前記研削液流路の端部に研削液が流入
する前記研削液流路の入口を設け、研削液供給口との間
にポケット部を設けてツールが直線往復運動する間中常
に前記研削液供給口と前記研削液流路の入口とを連通さ
せているので、研削液が研削液流路に常時供給され、加
工部全体に研削液が行き渡り、いっそう砥粒の目詰まり
が防止され、高能率の研削が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の研削ツール保持装置のツ
ール2の中心軸方向の断面図。
【図2】(A)図1のA−A断面図。 (B)図1のB−B断面図。
【図3】(A)図1のC−C断面図。 (B)図1のD部拡大図。
【図4】(9)図1中の被加工物1の固定方法を示す図
1と同方向の断面図。 (B)図1中の被加工物1の固定方法を示す側面図。
【符号の説明】
1 被加工物、 2 ツール、 3、4 穴の内面、 5、6 研削用砥粒、 7、8 スタンド、 9、10 カバー、 11 絞り、 12 油供給口、 13 油ポケット、 14、15 研削液供給口、 16、17 研削液流路、 18 主軸、 19 ホルダ、 20 ボルト、 21 ベース、 50、60 出口、 51、61 入口、 140、150 ポケット部、 160、170 プラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線往復運動するツールを被加工物の両
    側においてそれぞれの油静圧軸受ガイドで両持ちに支持
    する第1、第2の支持手段と、前記ツール内部から前記
    被加工物の加工面に研削液を供給する研削液供給手段と
    を備えることを特徴とする研削ツール保持装置。
  2. 【請求項2】 ツールの直線往復運動方向に研削液流路
    を設けると共に、被加工物内面のほぼ中央に研削液が流
    出する位置に前記研削液流路の出口を設け、前記研削液
    流路の端部に研削液が流入する前記研削液流路の入口を
    設け、研削液供給口との間にツールの直線往復運動量よ
    りも長いポケット部を設けてツールが直線往復運動する
    間中常に前記研削液供給口と前記研削液流路の入口とを
    連通させ、研削液を前記研削液流路に常時供給されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の研削ツール
    保持装置。
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