JP2659124B2 - 静圧支持装置における絞り通路の加工方法 - Google Patents
静圧支持装置における絞り通路の加工方法Info
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- JP2659124B2 JP2659124B2 JP16136088A JP16136088A JP2659124B2 JP 2659124 B2 JP2659124 B2 JP 2659124B2 JP 16136088 A JP16136088 A JP 16136088A JP 16136088 A JP16136088 A JP 16136088A JP 2659124 B2 JP2659124 B2 JP 2659124B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は摺動体の静圧支持装置において、給油溝から
静圧ポケットに圧油を供給する絞り通路の加工方法に関
するものである。
静圧ポケットに圧油を供給する絞り通路の加工方法に関
するものである。
<従来の技術> かかる摺動体の静圧支持装置の1つとして、第6図に
示すように、摺動体1の摺動面2に摺動体1の摺動方向
に給油溝3を形成するとともに複数の静圧ポケット4を
形成し、また摺動面2に給油溝3と静圧ポケット4とを
連通する絞り通路5を形成し、この摺動体1を摺動可能
に案内支持する図略の案内部材に前記給油溝に圧油を供
給する供給路を形成したものがある。
示すように、摺動体1の摺動面2に摺動体1の摺動方向
に給油溝3を形成するとともに複数の静圧ポケット4を
形成し、また摺動面2に給油溝3と静圧ポケット4とを
連通する絞り通路5を形成し、この摺動体1を摺動可能
に案内支持する図略の案内部材に前記給油溝に圧油を供
給する供給路を形成したものがある。
前記絞り通路5は、エンドミル6を回転させながら絞
り通路5の長手方向に移動させることによって加工して
いた。
り通路5の長手方向に移動させることによって加工して
いた。
<発明が解決しようとする課題> このように、絞り通路5をエンドミル6によって加工
すると加工時間が長くなる問題があった。また、加工中
に熱膨張して、絞り通路5の深さが給油溝3側と静圧ポ
ケット4側とで異なる問題があった。
すると加工時間が長くなる問題があった。また、加工中
に熱膨張して、絞り通路5の深さが給油溝3側と静圧ポ
ケット4側とで異なる問題があった。
<課題を解決するための手段> 本発明は上述した問題点を解決するためになされたも
ので、給油溝と静圧ポケットとを連通する絞り通路を、
断面が円弧状になるように絞り通路と平行な軸線回りに
回転しかつ絞り通路より大きい幅を持ちかつ外周に切れ
刃を持つ円筒状の工具によって加工したものである。
ので、給油溝と静圧ポケットとを連通する絞り通路を、
断面が円弧状になるように絞り通路と平行な軸線回りに
回転しかつ絞り通路より大きい幅を持ちかつ外周に切れ
刃を持つ円筒状の工具によって加工したものである。
<作用> 工具を絞り通路と平行になるように位置決めし、工具
を回転させながら摺動面側へ移動させる。これによって
摺動面に絞り通路が断面が円弧状になるように加工され
る。
を回転させながら摺動面側へ移動させる。これによって
摺動面に絞り通路が断面が円弧状になるように加工され
る。
<実施例> 以下本発明の実施例を第3図から第5図に基づいて説
明する。10はガイド部材であり、このガイド部材10には
摺動体11を摺動可能に案内支持する案内面12が形成され
ている。摺動体11には案内面12に案内支持される摺動面
13が形成されている。側面に当たる摺動面13には特に第
4図に示すように摺動体11の移動方向に給油溝14と、給
油溝14に直角に連通する複数の絞り通路15と、各絞り通
路15に直角に連通する静圧ポケット16とが形成されてい
る。
明する。10はガイド部材であり、このガイド部材10には
摺動体11を摺動可能に案内支持する案内面12が形成され
ている。摺動体11には案内面12に案内支持される摺動面
13が形成されている。側面に当たる摺動面13には特に第
4図に示すように摺動体11の移動方向に給油溝14と、給
油溝14に直角に連通する複数の絞り通路15と、各絞り通
路15に直角に連通する静圧ポケット16とが形成されてい
る。
ガイド部材10には、摺動体11の移動にもかかわらず給
油溝14に圧油を供給できる位置に一端が案内面12側に開
口する供給路20が形成されている。案内面12と摺動面13
間には第5図に示すように軸受すきま21が形成されてい
る。
油溝14に圧油を供給できる位置に一端が案内面12側に開
口する供給路20が形成されている。案内面12と摺動面13
間には第5図に示すように軸受すきま21が形成されてい
る。
圧油は供給路20を介して給油溝14に供給され、さらに
絞り通路15を介して各静圧ポケット16に供給される。各
静圧ポケット16に供給された圧油は軸受すきま21を介し
て軸受すきま21の外へ流れる。各静圧ポケット16、絞り
通路15並びに給油溝14に発生する静圧によって摺動体11
がガイド部材10に静圧支持される。次に前記摺動面13,
給油溝14,静圧ポケット16,絞り通路15の加工方法につい
て、第1図及び第2図に基づいて説明する。まず給油溝
14と静圧ポケット16を従来と同じようにフライス加工機
のエンドミルによって加工する。次に摺動面13を平面研
削盤によって、平らに面粗さが小さくなるように加工す
る。さらに平面研削盤の水平軸線回りに回転する円筒状
の砥石車30を各絞り通路15と平行になるように位置決め
し、砥石車30を摺動面13側へ移動させることによって絞
り通路15は断面が円弧状に加工される。他の絞り通路15
も同様に砥石車30を絞り通路15に対応する位置に位置決
めし、摺動面側へ移動させることによって円弧状に加工
される。前記砥石車30は外周に切れ刃として砥粒を持ち
且つ絞り通路15よりも大きめの幅(絞り通路15の長手方
向の幅)を持つものが用いられるため、加工中における
絞り通路15の熱膨張は、給油路14側と静圧ポケット16側
とで同じになり、絞り通路15の深さを同じにでき、短時
間で加工できる。
絞り通路15を介して各静圧ポケット16に供給される。各
静圧ポケット16に供給された圧油は軸受すきま21を介し
て軸受すきま21の外へ流れる。各静圧ポケット16、絞り
通路15並びに給油溝14に発生する静圧によって摺動体11
がガイド部材10に静圧支持される。次に前記摺動面13,
給油溝14,静圧ポケット16,絞り通路15の加工方法につい
て、第1図及び第2図に基づいて説明する。まず給油溝
14と静圧ポケット16を従来と同じようにフライス加工機
のエンドミルによって加工する。次に摺動面13を平面研
削盤によって、平らに面粗さが小さくなるように加工す
る。さらに平面研削盤の水平軸線回りに回転する円筒状
の砥石車30を各絞り通路15と平行になるように位置決め
し、砥石車30を摺動面13側へ移動させることによって絞
り通路15は断面が円弧状に加工される。他の絞り通路15
も同様に砥石車30を絞り通路15に対応する位置に位置決
めし、摺動面側へ移動させることによって円弧状に加工
される。前記砥石車30は外周に切れ刃として砥粒を持ち
且つ絞り通路15よりも大きめの幅(絞り通路15の長手方
向の幅)を持つものが用いられるため、加工中における
絞り通路15の熱膨張は、給油路14側と静圧ポケット16側
とで同じになり、絞り通路15の深さを同じにでき、短時
間で加工できる。
なお、上述した実施例は、給油溝14と静圧ポケット16
をフライス加工機のエンドミルによって加工する例につ
いて述べたが、深さの精度を余り必要としないため、鋳
物のままでも良い。
をフライス加工機のエンドミルによって加工する例につ
いて述べたが、深さの精度を余り必要としないため、鋳
物のままでも良い。
さらに上述した実施例は、外周に砥粒による切れ刃を
持つ砥石車30を用いた例について述べたが、絞り通路15
と平行な軸線回りに回転し、かつ外周に切れ刃を持つフ
ライスカッタでも良い。
持つ砥石車30を用いた例について述べたが、絞り通路15
と平行な軸線回りに回転し、かつ外周に切れ刃を持つフ
ライスカッタでも良い。
<発明の効果> 以上述べたように本発明は、給油溝と静圧ポケットと
を連通する絞り通路を、断面が円弧状になるように絞り
通路と平行な軸線回りに回転しかつ絞り通路より大きい
幅を持ちかつ外周に切れ刃を持つ円筒状の工具によって
加工したので、短時間で加工でき、しかも絞り通路の静
圧ポケット側と給油溝側を同時に加工するため、絞り通
路の静圧ポケット側の溝深さと給油溝側の溝深さを同じ
にできる効果が得られる。
を連通する絞り通路を、断面が円弧状になるように絞り
通路と平行な軸線回りに回転しかつ絞り通路より大きい
幅を持ちかつ外周に切れ刃を持つ円筒状の工具によって
加工したので、短時間で加工でき、しかも絞り通路の静
圧ポケット側と給油溝側を同時に加工するため、絞り通
路の静圧ポケット側の溝深さと給油溝側の溝深さを同じ
にできる効果が得られる。
第1図から第5図までは本発明の実施例を示すもので、
第1図と第2図は砥石車による絞り通路の加工状態を示
す図で、第1図は絞り通路の長手方向と直角方向に断面
した図、第2図は第1図においてII−II線で断面した
図、第3図はガイド部材に摺動体が案内支持された状態
を示す断面図、第4図は第3図においてIV方向から見た
摺動面を表した図、第5図は第4図においてV−V線で
断面した図、第6図は従来の絞り通路の加工状態を示す
図。 10……ガイド部材、11……摺動体、13……摺動面、14…
…給油溝、15……絞り通路、16……静圧ポケット、20…
…供給路、30……砥石車(工具)。
第1図と第2図は砥石車による絞り通路の加工状態を示
す図で、第1図は絞り通路の長手方向と直角方向に断面
した図、第2図は第1図においてII−II線で断面した
図、第3図はガイド部材に摺動体が案内支持された状態
を示す断面図、第4図は第3図においてIV方向から見た
摺動面を表した図、第5図は第4図においてV−V線で
断面した図、第6図は従来の絞り通路の加工状態を示す
図。 10……ガイド部材、11……摺動体、13……摺動面、14…
…給油溝、15……絞り通路、16……静圧ポケット、20…
…供給路、30……砥石車(工具)。
Claims (1)
- 【請求項1】摺動体の摺動面に摺動体の摺動方向に給油
溝を形成するとともに複数の静圧ポケットを形成し、ま
た摺動面に給油溝と静圧ポケットとを連通する絞り通路
を形成し、この摺動体を摺動可能に案内支持する案内部
材に前記給油溝に圧油を供給する供給路を形成した摺動
体の静圧支持装置において、絞り通路と平行な軸線回り
に回転しかつ絞り通路より大きい幅を持ちかつ外周に切
れ刃を持つ円筒状の工具によって前記絞り通路を断面が
円弧状になるように加工したことを特徴とする静圧支持
装置における絞り通路の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16136088A JP2659124B2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 静圧支持装置における絞り通路の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16136088A JP2659124B2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 静圧支持装置における絞り通路の加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029524A JPH029524A (ja) | 1990-01-12 |
JP2659124B2 true JP2659124B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=15733608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16136088A Expired - Fee Related JP2659124B2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 静圧支持装置における絞り通路の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2659124B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102430788B (zh) * | 2011-09-15 | 2013-04-10 | 杭州旗锐工具有限公司 | 整体导板开槽装置 |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP16136088A patent/JP2659124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029524A (ja) | 1990-01-12 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |