JPH072759A - 3置換ベンゼンの製造法および中間体 - Google Patents

3置換ベンゼンの製造法および中間体

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JPH072759A
JPH072759A JP10340594A JP10340594A JPH072759A JP H072759 A JPH072759 A JP H072759A JP 10340594 A JP10340594 A JP 10340594A JP 10340594 A JP10340594 A JP 10340594A JP H072759 A JPH072759 A JP H072759A
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reaction
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JP10340594A
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Tsutomu Inoue
勉 井上
Mitsumasa Takada
光正 高田
Tatsumi Suzuki
立美 鈴木
Kenji Saito
健司 斉藤
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記工程を経ることを特徴とする、式〔I〕
で表される化合物の製造法および式〔VIII〕で表される
化合物。〔式中、R1 はC1−C6アルキル基、C1−
C6アルコキシC1−C6アルキル基または置換基を有
してもよいフェニル基を表し、R2 はC1−C6アルキ
ル基または置換基を有してもよいフェニル基を表し、R
3 はC1−C6アルキル基を表す。〕 【化1】 【効果】 式〔I〕で表される化合物を安価、容易に製
造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農医薬中間体として有用
な3置換ベンゼンの工業的に有利な製造法および中間体
に関する。
【0002】
【従来の技術】 技術的背景 従来2−(アルキルチオ)フェノールや2−(アルキル
チオ)−1−アルコキシベンゼン類を相当する4−(ア
ルキルチオ)フェノールや4−(アルキルチオ)−1−
アルコキシベンゼンを副生成せずに選択的に合成するこ
とは困難であった。これは従来技術がもっぱらフェノー
ル類を出発原料とするため、目的とするo−位置換体の
他にp−位置換体の副生成が不可避であるためである。
【0003】 類似技術 上記o−置換体は産業上有用であるため種々の合成法が
提案されている。・EP156,352
【化13】 ・Synthesis 1984,117
【化14】 また、ニトロ化合物から還元して得られるアミノ化合物
よりジアゾ化反応により得る方法もある。
【化15】 しかし、この場合o−ニトロ体の合成の際にo−体、p
−体が混合物として得られるので、本質的な改良とはな
らない。その他に、J.Chem.Soc.,61,1
001(1939)、特開昭60−123439、ベリ
ヒテ,66,1483(1933)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれまで工業
的製造が困難であった式〔I〕
【化16】 〔式中、R1 はC1−C6アルキル基、C1−C6アル
コキシC1−C6アルキル基または置換基を有してもよ
いフェニル基を表し、R2 はC1−C6アルキル基また
は置換基を有してもよいフェニル基を表す。〕で表わさ
れる化合物の安価で容易な製造法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 発明の構成 イ.製造法 下記工程a〜eを経ることを特徴とする、式〔I〕
【化17】 〔式中、R1 はC1−C6アルキル基、C1−C6アル
コキシC1−C6アルキル基または置換基を有してもよ
いフェニル基を表し、R2 はC1−C6アルキル基また
は置換基を有してもよいフェニル基を表す。〕で表され
る化合物の製造法。 工程a:式〔II〕 CH3 COCH2 COOR3 〔II〕 〔式中、R3 はC1−C6アルキル基を表す。〕で表さ
れる化合物と触媒の混合物にホルムアルデヒドを添加し
反応させ、式〔III 〕
【化18】 で表される化合物を製造する工程 工程b:式〔III 〕で表される化合物と触媒の混合物に
過酸化水素を添加し反応させ、式〔IV〕
【化19】 で表される化合物を製造する工程 工程c:式〔IV〕で表される化合物を式〔V〕 R1 OH 〔V〕 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
合物と塩基の加熱された混合物に添加し反応させ、式
〔VI〕
【化20】 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
合物を製造する工程工程d:式〔VI〕で表される化合物
を、式〔VII 〕 R2 SH 〔VII 〕 〔式中、R2 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
合物と反応させ、式〔VIII〕
【化21】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
表される化合物を製造する工程 工程e:式〔VIII〕で表される化合物を芳香族化し、式
〔I〕
【化22】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
表される化合物を製造する工程
【0006】ロ.中間体 式〔VIII〕
【化23】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
表される化合物。
【0007】 詳細な説明 イ.工程a
【化24】 〔式中、R3 は前記と同じ意味を表す。〕 まず式〔II〕で表される化合物と触媒の混合物にホルマ
リンを反応させると付加体(〔IXa〕および/または
〔IXb〕)となる。この際、式〔II〕で表される化合物
はホルマリンの2〜5当量、好ましくは3〜4当量であ
り、触媒はピペラジン、モルホリン等の環状アミン、ト
リエチルアミン等の3級アミン等のアミン類などであ
る。反応温度は0〜40℃、好ましくは10〜20℃で
行う。反応時間は通常2〜18時間である。次いで付加
体(〔IXa〕および/または〔IXb〕)を酸の中で加熱
することにより式〔III 〕で表される化合物が得られ
る。酸としては、塩酸、硫酸等の鉱酸が好ましく、濃度
は15〜40%、反応時間は通常3〜18時間である。
【0008】ロ.工程b
【化25】 式〔III 〕で表される化合物のアルカリ性溶液に過酸化
水素を添加することで行う。式〔III 〕で表される化合
物のアルカリ性溶液は、式〔III 〕で表される化合物の
5〜10倍容量の低級アルコール溶液に1N濃度程度の
アルカリ溶液を低温下に添加することにより調整する。
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリ金属水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等のアルカリ金属炭酸塩類などである。過酸化水
素は5〜90%、好ましくは10〜30%溶液で1.2
〜2.2当量を0〜20℃、好ましくは3〜10℃で添
加する。
【0009】ハ.工程c
【化26】 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕 式〔IV〕で表される化合物を加温されたアルカリ性低級
アルコール溶液に添加することにより行うのが好まし
い。低級アルコールは式〔IV〕で表される化合物の5〜
30倍容量であり、アルカリとしては水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の無機塩基類、DBUなどの有機
塩基類などである。添加温度は60℃〜溶媒の沸点が好
ましい。
【0010】ニ.工程d
【化27】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕 溶媒中、式〔VI〕で表される化合物と式〔VII 〕で表さ
れる化合物を反応させる。溶媒としてはメタノール、エ
タノール等のアルコール系溶媒、塩化メチレン、クロロ
ホルム等の塩素系溶媒などであり、5〜20倍容量もち
いる。式〔VII〕で表されるアルカンチオールは3〜5
当量用いる。触媒としては、パラトルエンスルホン酸、
硫酸、三フッ化ホウ素・エーテル錯体などの酸であり、
0.01〜0.05当量用いる。反応温度は室温でよ
い。
【0011】ホ.工程e
【化28】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕 〔VIII〕は次の方法で〔I〕とすることができる。 〔VIII〕にジシアノジクロルベンゾキノン(DD
Q)かクロラニルを加え加熱することで〔I〕が得られ
る。DDQやクロラニルは〔VIII〕の1.5当量が好ま
しく、溶媒はクロロホルム、四塩化炭素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどであり、反応温度は60°〜溶媒
の沸点が好ましい。 〔VIII〕をイオウのジメチルスルホキシド(DMS
O)懸濁液に加熱下加える。この際〔I〕と同時に生成
する低沸点物質(スルフィド類及び水)を系外に留出さ
せると〔I〕の収率は向上する。イオウは1〜3当量、
DMSOは1〜3倍容量を用い、〔VIII〕を加える温度
は130〜170℃が好ましく、特に好ましくは140
〜150℃である。
【0012】 〔VIII〕にハロゲン化剤を作用させる
ことによっても〔I〕を得ることができる。ハロゲン化
剤としては塩素、臭素、塩化チオニル、N−クロロスク
シンイミド、N−ブロムスクシンイミドなどをあげるこ
とができる。これらのハロゲン化剤はケタールに対して
1〜2倍モル使用することが望ましい。溶媒としては塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ヘキサン、な
どの不活性溶媒が好ましい。反応温度は−40℃〜室
温、好ましくは−20〜−10℃、反応時間は15分〜
3時間である。反応終了後は、通常の後処理を行うこと
により目的物を得ることができる。合成した化合物はN
MR、IR、MASS等から決定した。
【0013】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説
明する。 実施例1 3−メチル−2−シクロヘキセノンの合成
【化29】 アセト酢酸エチル(1)20kgとピペリジン100m
lの混合物に37%ホルマリン水溶液(2)4.4kg
を10〜20℃で3時間かけて滴下した。室温で18時
間反応させた後、15%硫酸80kgを加え20時間加
熱還流した。反応後、室温に冷却し、塩化メチレンを加
えて有機層を分取し、5%アンモニア水、飽和塩化ナト
リウム水溶液で順次洗浄後、溶媒を減圧留去した。得ら
れた粗3−メチル−2−シクロヘキセノン(3)約6k
gはそのまま次の反応に用いた。
【0014】実施例2 3−メチル−2,3−エポキシシクロヘキサノンの合成
【化30】 実施例1で得た粗3−メチル−2−シクロヘキセノン
(3)のメタノール溶液50リットルに1N水酸化ナト
リウム水溶液4リットルを0℃〜5℃で添加した。次い
で30%過酸化水素水7kgを3〜7℃、3時間で滴下
した。5℃でさらに3時間攪拌後、水、塩化メチレンを
加えて有機層を分取した。有機層を5%ハイポ水溶液、
飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、溶媒を減圧留
去した。得られた粗3−メチル−2,3−エポキシシク
ロヘキサノン(4)約5.5kgはそのまま次の反応に
使用した。
【0015】実施例3 2−メトキシ−3−メチル−2−シクロヘキセノンの合
【化31】 実施例2で得た粗3−メチル−2,3−エポキシシクロ
ヘキサノン(4)のメタノール溶液15リットルを水酸
化ナトリウム300gを溶解したメタノール20リット
ルに還流下4時間で滴下した。その後さらに0.5時間
還流し反応を完結させた。反応後室温に冷却し、水を加
え濃塩酸にてpH7に調整した。さらに塩化メチレンを
加え有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
後、溶媒を減圧留去した。その後減圧蒸留することによ
り2−メトキシ−3−メチル−2−シクロヘキセノン
(5)3.8kg(15mmHg/100−102℃)
を得た。実施例1、実施例2、実施例3を通しての収率
は、ホルマリンを基準として65%であった。
【0016】実施例4 2−メトキシ−3−メチル−2−シクロヘキセノンジメ
チルジチオケタールの合成
【化32】 2−メトキシ−3−メチル−2−シクロヘキセノン
(5)3.7kgとパラトルエンスルホン酸350gの
エタノール溶液26リットルに、メタンチオール5kg
を10〜20℃で常圧下に攪拌しながら4時間でふき込
んだ。室温でさらに18時間攪拌後、窒素をふき込んで
から、塩化メチレンと水を加え有機層を分取した。水層
をさらに塩化メチレンで抽出後、有機層を合わせて、5
%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶
液で順次洗浄後溶媒を減圧留去した。得られた(粗)目
的物(6)約6kgはそのまま次の反応に用いた。1 H-NMR(200MHz,CDCl3),δ(ppm):1.43(3H,S),1.65(2H,
m),1.90(2H,m),2.05(3H,S),2.23(3H,S),2.28(2H,m),3.8
2(3H,S)
【0017】実施例5 2−メトキシ−3−(メチルチオ)トルエンの合成
【化33】 DMSO 10kgにイオウ900gを加え、攪拌しな
がら内温を145°にした。この溶液に実施例4で得た
2−メトキシ−3−メチル−2−シクロヘキセノンジメ
チルジチオケタール(6)約6kgを2.5時間で温度
を保ったまま滴下した。この際生成する低沸点物質は系
外に留出させた。滴下終了後さらにこの温度で0.5時
間保った後、室温まで冷却し、反応混合物を水にあけ
た。ヘキサンで2回抽出し、有機層を合わせ、水洗、乾
燥後減圧留去した。得られた粗生成物を蒸留することに
より(2mmHg/74℃)2−メトキシ−3−(メチ
ルチオ)トルエン(7)2.6kgを得た。1H-NMR(90M
Hz,CDCl3), δ(ppm):2.30(3H,S),2.40(3H,S),3.85(3H,
S),7.01(3H,m)
【0018】実施例6 3−メチル−2−シクロヘキセノンの合成
【化34】 アセト酢酸メチル(8)1000g(8.62mo
l)、ピペリジン22ml及びメタノール100mlの
混合溶液に、37%ホルマリン水溶液(2)233g
(2.87mol)を10℃にて2.5hrかけて滴下
した。さらに室温で18時間攪拌後、濃塩酸500ml
を添加し、5時間還流した。反応終了後、水2000m
lを加え、塩化メチレン2500mlで2回抽出した。
塩化メチレン層を1%NaOH水溶液500ml、飽和
食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下にて溶媒留去した。残ったオイル状物を減圧蒸留(7
0℃/11mmHg)し、目的物(3)220gを得
た。
【0019】実施例7 2−メトキシ−3−(メチルチオ)トルエンの合成
【化35】 2−メトキシ−3−メチル−2−シクロヘキセノンジメ
チルジチオアセタール(6)4.4gの四塩化炭素溶液
40mlに臭素4.1gの四塩化炭素溶液10mlを−
15℃で滴下し、その後1時間反応させた。反応終了
後、反応液を氷水に注加し、有機層を、5%炭酸水素ナ
トリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧にて溶媒を留去した。得
られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液ヘキサン−酢酸エチル)で精製して、目的化合
物(7)を1.7g得た。
【0020】
【発明の効果】工程aの類似技術としては、J.Che
m.Soc.,61,1001(1939)に開示され
ている、アセト酢酸エステルとホルマリンの混合物に触
媒を加える方法がある。この方法では触媒量が少ないた
め大量スケールでの反応における発熱をコントロールす
ることが困難である。ところが、本発明の方法では、ホ
ルムアルデヒドが触媒に比べて大量であるため、発熱の
コントロールが容易となり工業化においても有利であ
り、また収率的にも優れ、安定した収率で目的物が得ら
れた。工程bの類似技術としては、特開昭60−123
439に開示されている、3−メチル−2−シクロヘキ
セノンと過酸化水素の混合物に水酸化ナトリウム水溶液
を添加する方法がある。しかし、この方法では発熱のコ
ントロールが困難で、収率も低く(65%)、また、過
酸化水素を最初から仕込むことより安全上から大量合成
(工業化を含む)には不向きである。これに対し、本発
明の方法では安全で、発熱のコントロールが容易で、収
率的にも大幅なアップとなった。工程cの類似技術とし
ては、ベリヒテ,66,1483(1933)に開示さ
れている、3−メチル−2−シクロヘキセノンとアルコ
ールと水酸化カリウムの混合物を加熱還流させる方法が
ある。しかし、この方法では反応のコントロールが困難
で、収率的フレが現れ、また、追試によると収率も低か
った(約50%)。これに対し、本発明の方法では安定
的に、高収率(80%以上)で目的物を得ることができ
た。本発明によれば、これまで工業的製造が困難であっ
た、式〔I〕で表される化合物を安価、容易に製造する
ことができる。本発明で得られた式〔I〕で表される化
合物は、例えば、WO93/13060に記載されてい
る方法で
【化36】 とすることにより、WO91/00260、特開平5−
70426に開示されている除草剤の中間体と成る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 319/18 319/20 323/17 7419−4H C07D 301/12 // C07B 61/00 300 C07D 303/32 (72)発明者 斉藤 健司 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記工程a〜eを経ることを特徴とす
    る、式〔I〕 【化1】 〔式中、R1 はC1−C6アルキル基、C1−C6アル
    コキシC1−C6アルキル基または置換基を有してもよ
    いフェニル基を表し、R2 はC1−C6アルキル基また
    は置換基を有してもよいフェニル基を表す。〕で表され
    る化合物の製造法。 工程a:式〔II〕 CH3 COCH2 COOR3 〔II〕 〔式中、R3 はC1−C6アルキル基を表す。〕で表さ
    れる化合物と触媒の混合物にホルムアルデヒドを添加し
    反応させ、式〔III 〕 【化2】 で表される化合物を製造する工程 工程b:式〔III 〕で表される化合物と触媒の混合物に
    過酸化水素を添加し反応させ、式〔IV〕 【化3】 で表される化合物を製造する工程 工程c:式〔IV〕で表される化合物を式〔V〕 R1 OH 〔V〕 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物と塩基の加熱された混合物に添加し反応させ、式
    〔VI〕 【化4】 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物を製造する工程 工程d:式〔VI〕で表される化合物を、式〔VII 〕 R2 SH 〔VII 〕 〔式中、R2 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物と反応させ、式〔VIII〕 【化5】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
    表される化合物を製造する工程 工程e:式〔VIII〕で表される化合物を芳香族化し、式
    〔I〕 【化6】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
    表される化合物を製造する工程
  2. 【請求項2】 式〔II〕 CH3 COCH2 COOR3 〔II〕 〔式中、R3 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物と触媒の混合物にホルムアルデヒドを添加し反応さ
    せ、式〔III 〕 【化7】 で表される化合物を製造する方法
  3. 【請求項3】 式〔III 〕で表される化合物と触媒の混
    合物に過酸化水素を添加し反応させ、式〔IV〕 【化8】 で表される化合物を製造する方法
  4. 【請求項4】 式〔IV〕で表される化合物を式〔V〕 R1 OH 〔V〕 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物と塩基の加熱された混合物に添加し反応させ、式
    〔VI〕 【化9】 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物を製造する方法
  5. 【請求項5】 式〔VI〕で表される化合物を、式〔VII
    〕 R2 SH 〔VII 〕 〔式中、R2 は前記と同じ意味を表す。〕で表される化
    合物と反応させ、式〔VIII〕 【化10】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
    表される化合物を製造する方法
  6. 【請求項6】 式〔VIII〕で表される化合物を芳香族化
    し、式〔I〕 【化11】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
    表される化合物を製造する方法
  7. 【請求項7】 式〔VIII〕 【化12】 〔式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。〕で
    表される化合物。
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