JPH07275898A - 傾斜面を利用した有機汚泥物の醗酵促進方法及び醗酵 促進装置 - Google Patents

傾斜面を利用した有機汚泥物の醗酵促進方法及び醗酵 促進装置

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JPH07275898A
JPH07275898A JP30064592A JP30064592A JPH07275898A JP H07275898 A JPH07275898 A JP H07275898A JP 30064592 A JP30064592 A JP 30064592A JP 30064592 A JP30064592 A JP 30064592A JP H07275898 A JPH07275898 A JP H07275898A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜面を利用した有機汚泥物の醗酵促進方法
及び醗酵促進装置に関し、醗酵機械で醗酵処理しても、
なお且つ水分調整が不完全で未熟成の一次醗酵物を傾斜
面を利用して自然なエア−レイションを行い、醗酵効率
を高めて水分調整を良好にして滑落落下させるようにす
る。 【構成】 下水汚泥にパルプ滓の焼却灰を略均等の割合
にした混合物を醗酵機械に投入し、混合物を撹拌しなが
らバ−ナ−による加熱空気を供給し、醗酵機械の吐出口
から吐出した一次醗酵物を下方の傾斜面に連続的に落下
させ、傾斜面において水分調整が良好な一次醗酵物を傾
斜面下端に堆積し、水分調整が不良の一次醗酵物は前記
傾斜面に一時滞留し、外気との接触によって醗酵を活発
化し、時間の経過によって前記傾斜面に滞留した一次醗
酵物の水分調整が良好になった状態で滑落して傾斜面下
端の堆積位置に落下するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傾斜面を利用した有機汚
泥物の醗酵促進方法及び醗酵促進装置に関するもので、
醗酵機械で醗酵処理しても、なお且つ水分調整が不完全
で未熟成の醗酵物に自然なエア−レイション(醗酵物に
空気を触れさすための混ぜ返し又は切り返し)を繰り返
して行えるようにすることによって醗酵効率をより高め
るようにし、且つ一次醗酵物を所定容量づつ通気性の良
い袋体に詰めて一定の期間を経過させることにより、よ
り一層熟成した二次醗酵物が得られるようにしたことを
目的とする。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先にPMC工法と呼ぶリ
サイクル緑化工法を提供した(特公平4−45613号
公報及び特開平4−261914号公報参照)。そのP
MC工法とは、公共下水汚泥や家畜糞のコンポストと木
炭粉、又は当該コンポストとパルプ製造時に生じるパル
プ滓の焼却灰等各種産業から発生する焼却灰を混合した
後醗酵させて有機質系の生育基盤材を生産し、この生育
基盤材と、コンニャク飛粉を主原料とした「ピ−エムザ
イ(登録商標)」と称する粘着材を使用して、緑化工事
における植物の生育基盤の形成を行う工法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のPMC工法によ
って、従来工法で植生基盤材として用いる黒土や山砂等
の代用となるほか、肥料分も多く含まれている。さら
に、山砂採取による自然破壊の防止と、廃棄物のリサイ
クルできる現代的な工法として有益である。他方、前記
のPMC工法において、有機物の醗酵促進には、水分調
整の出来不出来が醗酵完了の期間を左右する。本願出願
人の前記従来工法では、キルン型(横型)醗酵機械の使
用によって、有機汚泥物の水分調整が不良である場合、
醗酵機械より吐出された水分の多い不良な未熟成の堆肥
は、再度水分調整を行う必要がある。ところが、従来工
法においては未熟成醗酵物の再度の水分調整を行うの
に、再度醗酵機械に投入して醗酵させるか、又は長期間
堆積しておき、その未熟成醗酵物を人手又は機具を介し
てエア−レイションを繰り返し行う以外には、より有効
且つ適切な方法が見出せなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は従来工
法の課題を解決し、且つ発明の目的を達成するために提
供するものである。すなわち、本発明の第1は、傾斜面
を利用した有機汚泥物の醗酵促進方法において、下水汚
泥にパルプ滓の焼却灰を略均等の割合で混合して適度に
脱臭と水分調整した混合物を醗酵機械に投入し、醗酵機
械の胴部の回転によって、混合物を撹拌しながら移送す
ると共に、バ−ナ−による加熱空気を混合物の表面に接
触するように供給し、醗酵機械の吐出口から吐出した一
次醗酵物を下方の傾斜面に連続的に落下させ、当該傾斜
面において水分調整が良好な一次醗酵物を滑落して下端
の堆積位置に堆積し、水分が多くて調整不良の一次醗酵
物は前記傾斜面に一時滞留し、当該滞留位置で外気を浸
透接触させて醗酵活発化し、時間の経過によって前記傾
斜面に滞留した一次醗酵物を傾斜面下端の堆積位置に滑
落落下するようにしたものである。
【0005】本発明の第2は第1の発明に係る傾斜面を
利用した有機汚泥物の醗酵促進装置において、一端に混
合物の投入口を有し、他端に吐出口を有するキルン型醗
酵機械において、その醗酵機械の吐出口の下方に、醗酵
処理されて吐出した水分調整が良好な一次醗酵物が落下
すると傾斜面下端まで滑落し、且つ水分調整が不良で未
熟成な醗酵物が落下すると一時滞留する角度の傾斜面を
形成し、且つその傾斜面の下端位置に水分調整が良好な
一次醗酵物を滑落落下して堆積しておく堆積場を形成し
たものである。
【0006】本発明の第3は第1の発明に係る傾斜面を
利用した有機汚泥物の醗酵促進方法において、堆積場に
落下到達した一次醗酵物を、外気が通過する程度の大容
量に設定して袋体に袋詰めして所定の期間貯蔵して二次
醗酵をさせたものである。
【0007】
【作用】汚泥運搬車から下水汚泥を所定の混合処理場に
降ろし、次いで、木炭繊維を炭化した40〜60°C程
度の熱を有するバルプ滓の焼却灰を当該下水汚泥と50%
づつの割合で加えて混合する。これによってパルプ滓の
燃焼灰は熱交換作用で温度が下がるが、汚泥の水分を調
整して醗酵を促し、且つ前記下水汚泥から発生する悪臭
は当該燃焼灰との混合でかなりの脱臭作用が生じる。次
にキルン型醗酵機械の一端の投入口から前記の水分調整
と脱臭化がなされた混合物を投入し、当該醗酵機械内に
バ−ナ−によって加熱空気を供給して混合物の表面に接
触させ、醗酵機械の胴部の回転によって、混合物の撹拌
と移送を行って醗酵作用と脱臭作用行いながら吐出口か
ら一次醗酵物を吐出して傾斜面に落下させる。この傾斜
面において、水分調整が良好な一次醗酵物は滑落して傾
斜面下端の堆積場に堆積される。そして、水分調整が不
良で未熟成の一次醗酵物は傾斜面に一時滞留するが、そ
の滞留個所においてもかなりの熱が保持され、且つ外気
の浸透によって醗酵し続けられ、水分調整が良好の状態
になると、滑落が始まって傾斜面下端の堆積場まで滑落
する。そして、これを通気性の良い袋体に外気が浸透す
る程度の大容量に設定して袋詰めして1〜3ケ月保管し
ておくことにより、自然的に二次醗酵が始まり、完全に
熟成した二次醗酵物が得られ、殆ど無臭化した黒っぽい
土状の生育基盤材が生産される。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を以て説明する。
図1は本発明に係る傾斜面を利用した有機汚泥の醗酵促
進工程を示す概略側面図、図2は下水汚泥の醗酵促進方
法を実施する醗酵機械の正面図、図3は図2の平面図、
図4は図2の4−4線に沿う断面図である。図におい
て、1は醗酵機械の回転ドラム、2は下水汚泥11 とパ
ルプ滓の燃焼灰12 から成る混合物Mの投入チャンバ
−、3は一次醗酵物の吐出チャンバ−、4は加熱空気の
貫通チャンバ−であり、これらを主要素としてキルン型
醗酵機械Aが構成されている。前記の醗酵機械Aは基礎
台面Bに据付けられ、回転ドラム1が混合物の投入チャ
ンバ−2と吐出チャンバ−3で連結支持されている。ま
たこの回転ドラム1は基礎台面Bに設置した左右一対の
ロ−ラ−5によって回転自在に支持されている。そし
て、回転ドラム1内の軸線方向において、混合物の投入
チャンバ−2と吐出チャンバ−3とで、熱風貫通チャン
バ−4を固定支持している。また、前記の回転ドラム1
はその外周に駆動チェ−ン9が設けられ、その駆動チェ
−ン9にモ−タ−7により駆動されるスプロケット6を
噛合している。11は回転ドラム1の内周面に設けた複
数の送り羽根であり、互いに軸線に対して反対方向に螺
旋状に突設し、その送り羽根は吐出チャンバ−3側へ送
るように傾斜している。また回転ドラム1の外周は断熱
材8が被覆されている。12は回転ドラム1における熱
風貫通チャンバ−4に連通して設けたア−ム形の吸排気
管であり、その先端の出入口121 が吐出口22の方向
に向けて設置されている。13は前記の吸排気管12と
同じように熱風貫通チャンバ−4に設けた攪拌ア−ムを
示すが、ア−ム自体は無垢であり、当該チャンバ−とは
連通していない。投入チャンバ−2にはホッパ−10が
備えられていて、混合物はここからドラム内に投入され
る。投入チャンバ−2内の熱風貫通チャンバ−4の端部
にはダクト14が接続され、且つその途中にはダンパ−
15が設けられている。吐出チャンバ−3には、バ−ナ
−18及び温度センサ−19が設けられ、且つ必要に応
じて回転ドラム1に常に新鮮な熱風を送るために送風フ
ァン21が取付けられる。なお、前記吐出チャンバ−に
はドラム内で醗酵を始めている混合物Mを攪拌しながら
移送する一次醗酵物M′を吐出するための吐出口22が
設けられている。24は醗酵機械の吐出口22の下方に
形成した下り勾配の傾斜面であり、具体的には、勾配角
度θが30〜60度、横幅は約5m、長さは15m程度
に設定する。そして、前記吐出口と傾斜面が離れている
ときは、ベルトコンベヤを配置して一次醗酵物を搬送す
る。25は傾斜面の下端部位に形成した一次醗酵物M′
の堆積場、26はその一次醗酵物をさらに醗酵させるた
めの二次醗酵用堆積場であり、当該堆積場は必要に応じ
て設置するものとする。27はベルトコンベヤ、28は
傾斜面24から堆積場 に落下した一次醗酵物M′を袋
詰めする通気性の良い袋体であり、その袋体の容積は、
醗酵物内部への外気を浸透できる程度の大容量とするた
めに一袋当たり1立方mに設定する。なお、一次醗酵物
M′を必要に応じて傾斜面下端の堆積場に一時堆積して
おき、二次醗酵を開始してから袋体28に詰めることも
ある。29は袋詰めした袋体28を簀の子又は木製格子
30を介して多段積みする貯蔵場である。
【0009】
【具体的な工程例】下水汚泥処理場において、収集積載
して汚泥運搬車で運んできた悪臭を放つ下水汚泥11
所定の混合処理場Gに降ろし、ショベルカ−を介して木
炭繊維を炭化した40〜50°C程度のパルプ滓の燃焼
灰12 を当該下水汚泥と50%づつの割合で加えて混合
すると、燃焼灰12 は熱交換作用によって温度が下がる
が、下水汚泥11 の水分を調整して醗酵を促し、且つ前
記下水汚泥から発生する悪臭を燃焼灰12 の作用で相当
程度に脱臭が行われる。この場合、十分に混合された混
合物Mは、含水比が60%で、温度30°C程度になっ
ている。そして、パルプ滓の燃焼灰12 によって下水汚
泥から発生する悪臭が相当に脱臭される。次に、キルン
型醗酵機械Aの一端の投入ホッパ−10から前記の混合
物を投入し、当該醗酵機械内にバ−ナ−18による加熱
空気を回転ドラム1内に供給し、当該加熱空気を混合物
Mの表面に接触させ、且つ醗酵機械のドラム1の回転に
よって混合物Mの撹拌と移送を行って醗酵作用と脱臭作
用促進しながら吐出口22から堆肥化した一次醗酵物を
吐出する。吐出された一次醗酵物M′は、含水比が50
%で、且つ温度が50°C〜60°C程度を適正値とし
て設定する。吐出された一次醗酵物M′は下り勾配の傾
斜面24に落下し、その傾斜面において、含水比が適正
で水分調整が良好な一次醗酵物は、傾斜面を滑落して下
端の堆積場25に堆積される。そして、一次醗酵物のう
ち、水分が多くて含水比が50%を越える個所は、傾斜
面に落下したときにその傾斜面に滞留するが、その滞留
個所において一次醗酵物の滞留層内に外気の浸透により
醗酵が促進されて水分調整が良好な状態になると、再度
滑落が始まって堆積場25まで落下する。堆積場25に
堆積された一次醗酵物Mは、ショベルカ−S及びコンベ
ヤ27を使ってそのまま通気性を有する袋体28に詰め
た後、一定期間貯蔵しておくことによって袋体内で二次
醗酵し、人工的なエア−レイションを行わなくても醗酵
が促進され、より良く熟成した二次醗酵物M″となる。
なお、堆積場に堆積した一次醗酵物M′を他の二次醗酵
用堆積場26に移して1.5〜2.0m程度の高さに野
積みしておくこともあり、この場合は時間の経過によっ
て野積みした醗酵物の表面から50〜80cm程度の厚
さtまでは40〜60°C位の温度が上昇して二次醗酵
が始まって熟成する。そして、野積みしてある二次醗酵
物M″の熟成した部位をベルトコンベヤ27で搬送して
通気性の良い袋体28に充填する。充填した袋体28を
貯蔵場29に簀の子又は木製格子30を介して複数段に
積み重ねて貯蔵する。貯蔵中における袋体内の二次醗酵
物M″はエア−レイションをしないでも醗酵が促進され
る。なお、削られた二次醗酵物M″の野積みの山は、ま
たその表面から50〜80cmの厚さまで通気性が良く
なることによって、さらに二次醗酵が活発化する。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、請求項
1及び請求項2においては、醗酵機械で醗酵処理して
も、なお且つ水分調整が不十分で未熟成の一次醗酵物を
所定角度の傾斜面に落下させることにより、その傾斜面
で自然なエア−レイションを人手を介さずに繰り返し行
え、これによって水分調整が十分となり、醗酵効率をよ
り高めることができ、品質が均一の生育基盤材を生産す
ることができる。また、請求項3にあっては、二次醗酵
を始めた醗酵物を通気性の良い袋体に袋詰めして所定の
期間貯蔵しておくことによって、人手を要するエア−レ
イションを節約することができる。しかも、そのエア−
レイションを省略したことにより、醗酵熱の分散が防止
することができる。また、袋詰めに用いる袋体は、直径
を1m以内とし、且つ一袋当たり1立方m程度の比較的
大容量の二次醗酵物を収容することにより、袋体内の中
心近くまで外気の浸透を図ることができ、醗酵がより一
層促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る傾斜面を利用した有機汚泥の醗
酵促進工程を示す概略側面図である。
【図2】 混合物の醗酵機械の正面図である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 図2の4−4線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 投入チャンバ− 3 吐出チャンバ− 4 熱風貫通チャンバ− 5 回転ドラムの支持ロ−ラ− 6 スプロケット 7 減速機付きモ−タ− 8 断熱材 9 駆動チェ−ン 10 ホッパ− 11 送り羽根 12 ア−ム型吸排気管 13 攪拌ア−ム 14 投入チャンバ−側のダクト 15 ダクトのダンパ− 17 点検口 18 バ−ナ− 19 温度センサ− 20 ダンパ− 21 送風ファン 22 吐出口 24 下り勾配の傾斜面 25 一次醗酵物の堆積場 26 二次醗酵用堆積場 27 ベルトコンベヤ 28 袋体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水汚泥にパルプ滓の焼却灰を略均等の
    割合で混合して適度に脱臭と水分調整した混合物を醗酵
    機械に投入し、醗酵機械の胴部の回転によって、混合物
    を撹拌しながら移送すると共に、バ−ナ−による加熱空
    気を混合物の表面に接触するように供給し、醗酵機械の
    吐出口から吐出した一次醗酵物を下方の傾斜面に連続的
    に落下させ、当該傾斜面において水分調整が良好な一次
    醗酵物を滑落して下端の堆積位置に堆積し、水分が多く
    て調整不良の一次醗酵物は前記傾斜面に一時滞留し、当
    該滞留位置で外気を浸透接触させて醗酵を活発化し、時
    間の経過によって前記傾斜面に滞留した一次醗酵物を傾
    斜面下端の堆積位置に滑落落下するようにしたことを特
    徴とする傾斜面を利用した有機汚泥物の醗酵促進方法。
  2. 【請求項2】 一端に混合物の投入口を有し、他端に吐
    出口を有するキルン型醗酵機械において、その醗酵機械
    の吐出口の下方に、醗酵処理されて吐出した水分調整が
    良好な一次醗酵物が落下すると傾斜面下端まで滑落し、
    且つ水分調整が不良で未熟成な醗酵物が落下すると一時
    滞留する角度の傾斜面を形成し、且つその傾斜面の下端
    位置に水分調整が良好な一次醗酵物を滑落落下して堆積
    しておく堆積場を形成した傾斜面を利用した有機汚泥物
    の醗酵促進装置。
  3. 【請求項3】 堆積場に落下到達した一次醗酵物を、外
    気が通過する程度の大容量に設定して袋体に袋詰めして
    所定の期間貯蔵して二次醗酵をさせた請求項1記載の傾
    斜面を利用した有機汚泥物の醗酵促進方法。
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