JPH0727573A - エンコーダ出力信号の読み取り方法 - Google Patents
エンコーダ出力信号の読み取り方法Info
- Publication number
- JPH0727573A JPH0727573A JP17179093A JP17179093A JPH0727573A JP H0727573 A JPH0727573 A JP H0727573A JP 17179093 A JP17179093 A JP 17179093A JP 17179093 A JP17179093 A JP 17179093A JP H0727573 A JPH0727573 A JP H0727573A
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- output signal
- signal
- encoder
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エンコーダを利用した駆動、制御システムにお
いて、エンコーダ出力信号の正確な読み取りを可能と
し、CPUの安定した動作を実現する。 【構成】A/D変換器2の出力信号における最下位ビッ
トの立ち上がり及び立ち下がりをMPU4で検出し、前
記立ち上がり及び立ち下がり検出後の出力信号を少なく
とも2回読み取り、前記少なくとも2回読み取った出力
信号の値が一致したときに、データバスバッファ3から
エンコーダ出力信号の読み取りを行う。
いて、エンコーダ出力信号の正確な読み取りを可能と
し、CPUの安定した動作を実現する。 【構成】A/D変換器2の出力信号における最下位ビッ
トの立ち上がり及び立ち下がりをMPU4で検出し、前
記立ち上がり及び立ち下がり検出後の出力信号を少なく
とも2回読み取り、前記少なくとも2回読み取った出力
信号の値が一致したときに、データバスバッファ3から
エンコーダ出力信号の読み取りを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンコーダを利用し
た駆動システムや制御システムにおけるエンコーダ出力
信号(角度信号)の読み取り方法に関し、詳しくは、同
信号の読み落としを改善した読み取り方法に関する。
た駆動システムや制御システムにおけるエンコーダ出力
信号(角度信号)の読み取り方法に関し、詳しくは、同
信号の読み落としを改善した読み取り方法に関する。
【0002】なお、この明細書においては、角度センサ
と変換器を含めたものをエンコーダと呼ぶ。
と変換器を含めたものをエンコーダと呼ぶ。
【0003】
【従来の技術】一般に、エンコーダ出力信号(例えば、
回転体の角度信号など)のレベルがAからBに切り換わ
ると、切り換わり目はデータがしばらく安定しないこと
がある。このため、従来はBUSY(またはLP)信号
(以下、BUSY信号という)をエンコーダ側から出力
して切り換わり目をマスクし、データが安定したときに
BUSY信号をオフすることにより、CPU側でのデー
タの読み取りを承認するようにした読み取り方法が用い
られている。エンコーダ出力信号(任意の1ビット)と
BUSY信号との関係を図3に示す。図3は、エンコー
ダ出力信号の立ち上がり及び立ち下がり時に、それぞれ
BUSY信号が出力された様子を示している。
回転体の角度信号など)のレベルがAからBに切り換わ
ると、切り換わり目はデータがしばらく安定しないこと
がある。このため、従来はBUSY(またはLP)信号
(以下、BUSY信号という)をエンコーダ側から出力
して切り換わり目をマスクし、データが安定したときに
BUSY信号をオフすることにより、CPU側でのデー
タの読み取りを承認するようにした読み取り方法が用い
られている。エンコーダ出力信号(任意の1ビット)と
BUSY信号との関係を図3に示す。図3は、エンコー
ダ出力信号の立ち上がり及び立ち下がり時に、それぞれ
BUSY信号が出力された様子を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、BUSY信
号は角度センサの出力信号を変換器側の電子回路で処理
した信号であり、角度センサの出力信号を一次信号とす
ると、BUSY信号は二次信号となる。したがって、B
USY信号はCPUでのデータ読み取りのタイミングを
制御する信号としては信頼性の低いものであった。この
ため、エンコーダ出力信号の切り換わり目でBUSY信
号が正確に出力されないと、CPUは「H」でも「L」
でもない論理不定状態の信号を読み取ることになり、C
PU動作に悪影響を与えるという問題点があった。実
際、エンコーダ関連の不具合の大半はBUSY信号の不
良が原因となっている。
号は角度センサの出力信号を変換器側の電子回路で処理
した信号であり、角度センサの出力信号を一次信号とす
ると、BUSY信号は二次信号となる。したがって、B
USY信号はCPUでのデータ読み取りのタイミングを
制御する信号としては信頼性の低いものであった。この
ため、エンコーダ出力信号の切り換わり目でBUSY信
号が正確に出力されないと、CPUは「H」でも「L」
でもない論理不定状態の信号を読み取ることになり、C
PU動作に悪影響を与えるという問題点があった。実
際、エンコーダ関連の不具合の大半はBUSY信号の不
良が原因となっている。
【0005】この発明は、データの正確な読み取りを可
能とし、CPUの安定した動作を実現したエンコーダ出
力信号の読み取り方法を提供することを目的とする。
能とし、CPUの安定した動作を実現したエンコーダ出
力信号の読み取り方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係わるエンコーダ出力信号の読み取り方
法においては、角度センサの出力信号における最下位ビ
ットの立ち上がり及び立ち下がりを検出し、前記立ち上
がり及び立ち下がり検出後の信号値を少なくとも2回読
み取り、前記少なくとも2回読み取った信号値が一致し
たときに、エンコーダ出力信号の読み取りを行うように
したことを特徴とする。
め、この発明に係わるエンコーダ出力信号の読み取り方
法においては、角度センサの出力信号における最下位ビ
ットの立ち上がり及び立ち下がりを検出し、前記立ち上
がり及び立ち下がり検出後の信号値を少なくとも2回読
み取り、前記少なくとも2回読み取った信号値が一致し
たときに、エンコーダ出力信号の読み取りを行うように
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】角度センサの出力信号における最下位ビットの
立ち上がり及び立ち下がりで、それぞれ2〜3回信号値
の読み取りを行い、そのうちの2回の信号値が一致した
場合は、出力信号が安定状態となったものと判定する。
そして、この安定状態と判定したタイミングでエンコー
ダ出力信号の読み取りを行うことにより、エンコーダ信
号の読み取りタイミングは確実なものとなる。
立ち上がり及び立ち下がりで、それぞれ2〜3回信号値
の読み取りを行い、そのうちの2回の信号値が一致した
場合は、出力信号が安定状態となったものと判定する。
そして、この安定状態と判定したタイミングでエンコー
ダ出力信号の読み取りを行うことにより、エンコーダ信
号の読み取りタイミングは確実なものとなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係わるエンコーダ出力信号
の読み取り方法の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
の読み取り方法の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
【0009】図1は、この発明に係わるエンコーダ出力
信号の読み取り方法を適用した制御システムの回路構成
図である。図1において、1はレゾルバ(角度セン
サ)、2はA/D変換器、3はデータバスバッファ(D
BB)である。レゾルバ1から出力されたアナログ信号
は、A/D変換器2でディジタル信号に変換され、17
ビットの出力信号としてデータバスバッファ3に出力さ
れる。
信号の読み取り方法を適用した制御システムの回路構成
図である。図1において、1はレゾルバ(角度セン
サ)、2はA/D変換器、3はデータバスバッファ(D
BB)である。レゾルバ1から出力されたアナログ信号
は、A/D変換器2でディジタル信号に変換され、17
ビットの出力信号としてデータバスバッファ3に出力さ
れる。
【0010】4はMPU(マイクロプロセッサユニッ
ト)であり、データバスバッファ3に保持されているデ
ータ(24ビット)をデータバス5を通じて読み取る。
また、MPU4はアドレスバス6、アドレスデコーダ
7、ポジティブバッファ8を通じてデータバスバッファ
3にアドレス信号を出力し、データバスバッファ3で保
持しているデータの行き先を指示する。さらに、MPU
4はA/D変換器2から出力される出力信号のうち、最
下位ビット(LSB)をモニタしており、A/D変換器
2からの出力信号の立ち上がり及び立ち下がりで割り込
み(INT)をかけるために、最下位ビットをダイレク
トに取り込んでいる。なお、各バスの/マークにある数
字はビット数を表している。
ト)であり、データバスバッファ3に保持されているデ
ータ(24ビット)をデータバス5を通じて読み取る。
また、MPU4はアドレスバス6、アドレスデコーダ
7、ポジティブバッファ8を通じてデータバスバッファ
3にアドレス信号を出力し、データバスバッファ3で保
持しているデータの行き先を指示する。さらに、MPU
4はA/D変換器2から出力される出力信号のうち、最
下位ビット(LSB)をモニタしており、A/D変換器
2からの出力信号の立ち上がり及び立ち下がりで割り込
み(INT)をかけるために、最下位ビットをダイレク
トに取り込んでいる。なお、各バスの/マークにある数
字はビット数を表している。
【0011】図2は、A/D変換器2から出力される出
力信号をBCDコードで表したもので、1×100 〜8
×100 は1の桁、1×101 〜8×101 は10の
桁、1×102 〜2×102 は100の桁を表してい
る。このうち、1×100 は出力信号の最下位ビット
(LSB)を表している。また、上段の数字はレゾルバ
の角度(下2桁)を示しており、この例では、111°
から143°までを表している。図において、太線の矢
印で示したパルスについて見てみると、立ち上がり時刻
(t=t1)では125°であり、立ち下がり時刻(t
=t2)では126°となる。MPU4は、この最下位
ビットの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻においてモ
ニタを開始し、2〜3回読み取りを行う。すなわち、ビ
ットの立ち上がり及び立ち下がり直後は信号が安定しな
いで、モニタを開始してから一定時間後に2〜3回読み
取りを行う。そして、読み取った値のうち、少なくとも
2回の値が一致するか不一致かをチェックし、一致した
ときは信号が安定した状態になったものと判定し、デー
タの読み取りを開始する。
力信号をBCDコードで表したもので、1×100 〜8
×100 は1の桁、1×101 〜8×101 は10の
桁、1×102 〜2×102 は100の桁を表してい
る。このうち、1×100 は出力信号の最下位ビット
(LSB)を表している。また、上段の数字はレゾルバ
の角度(下2桁)を示しており、この例では、111°
から143°までを表している。図において、太線の矢
印で示したパルスについて見てみると、立ち上がり時刻
(t=t1)では125°であり、立ち下がり時刻(t
=t2)では126°となる。MPU4は、この最下位
ビットの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻においてモ
ニタを開始し、2〜3回読み取りを行う。すなわち、ビ
ットの立ち上がり及び立ち下がり直後は信号が安定しな
いで、モニタを開始してから一定時間後に2〜3回読み
取りを行う。そして、読み取った値のうち、少なくとも
2回の値が一致するか不一致かをチェックし、一致した
ときは信号が安定した状態になったものと判定し、デー
タの読み取りを開始する。
【0012】次に、MPU4でデータを読み取る際の手
順について説明する。図1において、MPU4は出力信
号の最下位ビットの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻
においてモニタを開始し、その立ち上がり及び立ち下が
りでラッチをかけて、最下位ビットの信号値を2〜3回
読み取る。ここで、2回の読み取りなら1回目と2回目
の信号値が一致したとき、3回読み取りなら1回目を捨
て、2回目と3回目の信号値が一致したときに出力信号
が安定状態となったものと判定する。読み取った信号値
が一致したと判定した後、MPU4はアドレスバス6を
通じてデータバスバッファ3にアドレス信号を出力し、
データバスバッファ3に保持されているデータの読み取
りを行う。
順について説明する。図1において、MPU4は出力信
号の最下位ビットの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻
においてモニタを開始し、その立ち上がり及び立ち下が
りでラッチをかけて、最下位ビットの信号値を2〜3回
読み取る。ここで、2回の読み取りなら1回目と2回目
の信号値が一致したとき、3回読み取りなら1回目を捨
て、2回目と3回目の信号値が一致したときに出力信号
が安定状態となったものと判定する。読み取った信号値
が一致したと判定した後、MPU4はアドレスバス6を
通じてデータバスバッファ3にアドレス信号を出力し、
データバスバッファ3に保持されているデータの読み取
りを行う。
【0013】この方法では、エンコーダ信号を読み取る
タイミングを、角度センサの出力信号から得ているた
め、従来の角度センサの出力信号を加工したBUSY信
号により読み取りタイミングを得る方法に比べて、格段
に信頼性を向上させることができる。
タイミングを、角度センサの出力信号から得ているた
め、従来の角度センサの出力信号を加工したBUSY信
号により読み取りタイミングを得る方法に比べて、格段
に信頼性を向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
エンコーダ出力信号の読み取り方法においては、角度セ
ンサの出力信号における最下位ビットの立ち上がり及び
立ち下がり後の値を少なくとも2回読み取り、前記読み
取った値が一致したときにエンコーダ出力信号の読み取
りを行うようにしたため、BUSY信号により読み取り
タイミングを得る方法に比べて、エンコーダ信号の読み
取りタイミングを確実なものとすることができる。した
がって、データの正確な読み取りが可能となり、CPU
の安定した動作を実現することができる。
エンコーダ出力信号の読み取り方法においては、角度セ
ンサの出力信号における最下位ビットの立ち上がり及び
立ち下がり後の値を少なくとも2回読み取り、前記読み
取った値が一致したときにエンコーダ出力信号の読み取
りを行うようにしたため、BUSY信号により読み取り
タイミングを得る方法に比べて、エンコーダ信号の読み
取りタイミングを確実なものとすることができる。した
がって、データの正確な読み取りが可能となり、CPU
の安定した動作を実現することができる。
【図1】この発明に係わるエンコーダ出力信号の読み取
り方法を適用した制御システムの回路構成図。
り方法を適用した制御システムの回路構成図。
【図2】A/D変換器から出力される出力信号をBCD
コードで表した場合の説明図。
コードで表した場合の説明図。
【図3】エンコーダ出力信号とBUSY信号との関係を
示す説明図。
示す説明図。
1…レゾルバ 2…A/D変換器 3…デ−タバスバッファ 5…データバス 4…MPU 6…アドレスバス
Claims (1)
- 【請求項1】角度センサの出力信号における最下位ビッ
トの立ち上がり及び立ち下がりを検出し、検出後の前記
最下位ビットの信号値を少なくとも2回読み取り、前記
少なくとも2回読み取った信号値が一致したときに、エ
ンコーダ出力信号の読み取りを行うようにしたことを特
徴とするエンコーダ出力信号の読み取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17179093A JPH0727573A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | エンコーダ出力信号の読み取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17179093A JPH0727573A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | エンコーダ出力信号の読み取り方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727573A true JPH0727573A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15929748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17179093A Pending JPH0727573A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | エンコーダ出力信号の読み取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727573A (ja) |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP17179093A patent/JPH0727573A/ja active Pending
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