JPH07275073A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH07275073A
JPH07275073A JP7504494A JP7504494A JPH07275073A JP H07275073 A JPH07275073 A JP H07275073A JP 7504494 A JP7504494 A JP 7504494A JP 7504494 A JP7504494 A JP 7504494A JP H07275073 A JPH07275073 A JP H07275073A
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JP
Japan
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surface portion
seat member
concave surface
chair
convex surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7504494A
Other languages
English (en)
Inventor
健造 ▲葛▼西
Kenzo Kasai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
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Publication date
Application filed by Aprica Kassai KK filed Critical Aprica Kassai KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座席部材が揺動可能とされた椅子において、
座席部材に対して任意の方向の振り子運動を与え得るよ
うにする。 【構成】 床面上に置かれるベース部材2の上部に、球
面8を形成する凹面部6を設ける。他方、座席部材3の
下部に、球面9を形成する凸面部7を設け、球面8と9
とを対向させながら、それらの間にボール10を配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、椅子に関するもの
で、特に、揺動可能な座席部材を備える椅子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、実公平2−35251号公報
には、乳幼児を着座させるのに適した椅子であって、座
席部材が、床面上に置かれるベース部材に対して揺動可
能とされた椅子が記載されている。この椅子は、簡単に
言えば、座席部材が2個の回動可能なリンクを介してベ
ース部材に対して吊下げられた構造を有している。上述
の2個のリンクは、互いに平行に配置されており、その
ため、この椅子では、座席部材は、その水平姿勢を維持
しながら揺動される。
【0003】他方、実公平5−6847号公報にも、ベ
ース部材に対して2個の回動可能なリンクを介して吊下
げられ揺動可能とされた座席部材を備える乳幼児のため
の椅子が記載されている。この椅子では、2個のリンク
は、互いに平行ではなく、これらリンクの下端間距離が
上端間距離より長くされている。したがって、座席部材
が揺動されるとき、それが水平姿勢を維持するのではな
く、乳幼児の頭と足とが交互に上下するロッキング運動
を行なう。
【0004】上述した座席部材に与えられるそれぞれの
典型的な揺動の態様を比較したとき、後者のロッキング
運動を伴う揺動は、たとえば母親が乳幼児を抱いて揺り
動かしているときに与えられる動きに類似しており、母
親が乳幼児をあやすときの代わりとするのにより適して
いるということができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、2個
の回動可能なリンクを介して吊下げられて揺動可能とさ
れた座席部材は、その揺動の方向が一方向に限られ、通
常、揺動の方向と座席部材の前後方向とが一致するよう
にされる。
【0006】他方、母親が乳幼児をあやすときに乳幼児
に対して与えられる揺動は、一方向とは限らず、母親
は、乳幼児の様子を観察しながら、種々の方向の揺動を
与えることを行なっているのが通常である。
【0007】このようなことを考慮したとき、母親が乳
幼児をあやすときの代わりとして座席部材に与えられる
揺動は、座席部材すなわち乳幼児に対して種々の方向に
向けられることが望ましい。
【0008】それゆえに、この発明の目的は、座席部材
に対して種々の方向の揺動を与え得る椅子を提供しよう
とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る椅子は、
上述した技術的課題を解決するため、床面上に置かれる
ベース部材と、このベース部材によって保持される座席
部材と、この座席部材をベース部材に対して振り子運動
させるように案内する案内手段とを備える。座席部材の
振り子運動の中心は、案内手段の上方に位置するように
され、案内手段は、振り子運動の中心を中心とする球面
に沿って互いに移動可能な凹面部およびこの凹面部に対
向する凸面部を備える。そして、凹面部はベース部材側
に設けられ、かつ凸面部は座席部材側に設けられる。
【0010】
【作用】この発明では、座席部材は、案内手段によっ
て、ベース部材に対して振り子運動される。すなわち、
座席部材は、このようにして、ロッキング運動を伴って
揺動される。この振り子運動は、案内手段に備える凸面
部が、球面に沿って凹面部に対して移動することによっ
て生じるものであるので、座席部材の振り子運動は、任
意の方向に与えることができる。
【0011】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、1個の
椅子において、たとえば、揺動の方向と座席部材の前後
方向とが一致する態様、揺動の方向と座席部材の前後方
向とが直交する態様、あるいはそれらの中間の種々の態
様、というように、座席部材に対して与えられる揺動の
態様を多様に変更することができる。そのため、座席部
材に着座されている乳幼児の状況に応じて、好ましい揺
動の態様を乳幼児に対して与えることができる。また、
上述した多様な揺動の態様は、1個の椅子において実現
され得ることにも注目すべきである。このことは、複数
種類の椅子を用意しなければならないという不都合を回
避できるばかりでなく、乳幼児を着座させたままの状態
で、揺動の態様の選択を行なうことができ、他の椅子に
乳幼児を移し換える必要がない、という利点をももたら
す。
【0012】また、この発明において座席部材に与えら
れる揺動は、振り子運動すなわちロッキング運動を伴う
揺動であるので、たとえば母親が乳幼児を抱いて揺り動
かしているときに与えられる動きに類似しており、母親
が乳幼児をあやすときの代わりとするのに適している。
【0013】この発明において、案内手段は、凸面部と
凹面部とを互いに動作可能に連結する連結手段をさらに
含むことが好ましい。これによれば、案内手段における
凸面部と凹面部とが互いに分離して、椅子が不所望にも
分解されてしまうことを防止できる。
【0014】また、上述した連結手段は、好ましくは、
次のように構成される。すなわち、凹面部の中心部に
は、貫通孔が設けられる。他方、凸面部は、この貫通孔
を貫通するかつ貫通孔内で変位可能な軸、および貫通孔
の下方に位置するように軸の下端部に形成されるフラン
ジを備える。このようにすれば、フランジが凸面部と凹
面部との分離を防止するとともに、貫通孔内に位置する
軸が、凹面部と凸面部との互いの移動可能範囲を規制
し、それによって、座席部材の振り子運動の範囲を規制
するので、この椅子を安全性の高いものとすることがで
きる。
【0015】また、この発明において、好ましくは、凹
面部および凸面部は、それぞれ、同心の球面を形成し、
案内手段は、凹面部と凸面部との間に配置されるボール
をさらに備える。このような構成を採用することによ
り、凹面部に対する凸面部の動きがボールの転がりによ
って円滑に生じ、そのため、座席部材の振り子運動を軽
い力で生じさせることができる。
【0016】
【実施例】図1ないし図3は、この発明の一実施例によ
る椅子1を説明するためのものである。ここで、図1
は、椅子1の内部構造を示す断面側面図であり、典型的
な揺動の態様を想像線で示している。図2は、図1に示
した椅子1の外観を示す側面図である。図3は、図1に
示した椅子1の内部構造を示す断面正面図であり、別の
典型的な揺動の態様を想像線で示している。
【0017】椅子1は、乳幼児用として用いられるもの
であり、床面上に置かれるベース部材2、ベース部材2
によって保持されかつ乳幼児を着座させる座席部材3、
および座席部材3をベース部材2に対して振り子運動さ
せるように案内する案内手段4を備える。座席部材3の
振り子運動の中心5は、案内手段4の上方に位置してい
る。
【0018】案内手段4は、上述した振り子運動の中心
5を中心とする球面に沿って互いに移動可能な凹面部6
およびこの凹面部6に対向する凸面部7を備える。凹面
部6は、ベース部材2の上部に設けられ、他方、凸面部
7は、座席部材3の下部に設けられる。
【0019】この実施例では、凹面部6および凸面部7
は、それぞれ、同心の球面8および9を形成している。
そして、凹面部6と凸面部7との間には、複数個のボー
ル10が配置される。これらボール10の脱落を防止す
るため、凹面部6には、内周側リブ11および外周側リ
ブ12が形成される。
【0020】また、凹面部6の中心部には、貫通孔13
が設けられる。他方、凸面部7には、貫通孔13を貫通
するかつ貫通孔13内で変位可能な軸14が設けられ
る。軸14の下端部には、貫通孔13の下方に位置する
フランジ15が設けられる。このフランジ15は、凸面
部7が凹面部6から分離されることを防止するため、凹
面部6と凸面部7とを互いに動作可能に連結する連結手
段としての機能を備える。また、軸14は、凹面部6に
対して球面に沿って移動する凸面部7の移動可能範囲を
規制する。
【0021】座席部材3は、座部16、座部16の後方
から立上がる背もたれ部17、座部16の下方から前方
へ突出する足台18、および座席部材3の両側部に形成
される1対の側壁19を備える。
【0022】以下に、このように構成された椅子1にお
いて、座席部材3に対して与えることができるいくつか
の典型的な揺動の態様について説明する。
【0023】凸面部7は、ボール10の転がりを生じさ
せながら、中心5を有する球面8および9に沿って凹面
部6に対して移動可能である。したがって、座席部材3
は、そこに加えられる力の方向と同じ方向に振り子運動
を行なうように揺動する。たとえば、図1において想像
線で示すように、座席部材3の前後方向に振り子運動が
与えられたり、図3において想像線で示すように、座席
部材3の幅方向に振り子運動が与えられたりすることが
できる。当然、このような振り子運動は、座席部材3の
任意の方向に与えられることができる。
【0024】また、上述した実施例によれば、座席部材
3は、軸14を中心として、ベース部材2に対して自由
に回転させることもできる。したがって、ベース部材2
を床面上に定置したままの状態で、座席部材3を任意の
方向に向けることができ、その結果、乳幼児の体の向き
を容易に変えることができる。
【0025】以上、この発明を図示した実施例に関連し
て説明したが、この発明の範囲内において、その他いく
つかの変形例が可能である。
【0026】たとえば、球面8および9の間に配置され
るボール10に関して、これらボール10は、凹面部6
に対する凸面部7の移動を円滑にするという利点をもた
らすが、このような利点を望まないならば、ボール10
が配置されなくてもよい。
【0027】また、上述のように、ボールが配置されな
い場合、凹面部6および凸面部7のそれぞれに形成され
る球面8および9については、いずれか一方の球面が他
の形状に置換えられてもよい。すなわち、凹面部または
凸面部7のいずれか一方のみにおいて、球面が形成され
ているだけでも、凹面部6と凸面部7とを球面に沿って
互いに移動可能とすることができる。
【0028】また、上述した実施例では、特に説明をし
なかったが、座席部材3のベース部材2に対する揺動お
よび回転を選択的に禁止する機構が設けられていてもよ
い。
【0029】また、上述した椅子1は、乳幼児用を意図
したものであったが、この発明は、乳幼児用に限らず、
たとえば大人用の椅子にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による椅子1の内部構造を
示す断面側面図であり、座席部材3に生じ得る第1の態
様の揺動を想像線で示している。
【図2】図1に示した椅子1の外観を示す側面図であ
る。
【図3】図1に示した椅子1の内部構造を示す断面正面
図であり、座席部材3に生じ得る第2の態様の揺動を想
像線で示している。
【符号の説明】
1 椅子 2 ベース部材 3 座席部材 4 案内手段 5 振り子運動の中心 6 凹面部 7 凸面部 8,9 球面 10 ボール 13 貫通孔 14 軸 15 フランジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に置かれるベース部材と、 前記ベース部材によって保持される座席部材と、 前記座席部材を前記ベース部材に対して振り子運動させ
    るように案内する案内手段とを備え、 前記座席部材の振り子運動の中心は、前記案内手段の上
    方に位置し、 前記案内手段は、前記振り子運動の中心を中心とする球
    面に沿って互いに移動可能な凹面部および前記凹面部に
    対向する凸面部を備え、 前記凹面部は前記ベース部材側に設けられ、かつ前記凸
    面部は前記座席部材側に設けられた、椅子。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は、前記凸面部と前記凹面
    部とを互いに動作可能に連結する連結手段をさらに含
    む、請求項1に記載の椅子。
  3. 【請求項3】 前記凹面部の中心部には、貫通孔が設け
    られ、前記凸面部は、前記貫通孔を貫通するかつ貫通孔
    内で変位可能な軸、および前記貫通孔の下方に位置する
    ように前記軸の下端部に形成されるフランジを備える、
    請求項2に記載の椅子。
  4. 【請求項4】 前記凹面部および前記凸面部は、それぞ
    れ、同心の球面を形成し、前記案内手段は、前記凹面部
    と前記凸面部との間に配置されるボールをさらに備え
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載の椅子。
JP7504494A 1994-04-13 1994-04-13 椅 子 Pending JPH07275073A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004016299A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Seikichi Hata 自在に回転する椅子
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US9554955B2 (en) 2007-10-01 2017-01-31 Pride Mobility Products Corporation Dual-track tilt mechanism

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511