JPH072742Y2 - 掘削バケットのツース - Google Patents
掘削バケットのツースInfo
- Publication number
- JPH072742Y2 JPH072742Y2 JP1988080423U JP8042388U JPH072742Y2 JP H072742 Y2 JPH072742 Y2 JP H072742Y2 JP 1988080423 U JP1988080423 U JP 1988080423U JP 8042388 U JP8042388 U JP 8042388U JP H072742 Y2 JPH072742 Y2 JP H072742Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- thin
- thick
- thin portion
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は掘削バケットのツースに関する。
パワーショベル等のバケット（１）のツース（11）は第
５図に示すように直接土砂を掘削する部材のため摩耗量
により交換か補修が必要で、交換可能にバケット（１）
に取付けられている。従来のバケット（１）のツース
（11）は第６図および第７図に示すように側面は楔形を
しており掘削部の刃先（12）は平らで薄く、取付部（1
4）に向うにつれ厚くなり、断面Ａ−Ａの部分では両側
の厚肉部（13）は次第に厚さを増すが、厚肉部（13）に
挟まれた中央の薄肉部（15）の厚さは一定であり、その
断面は、第８図に示すように内側凹のＨ形になってい
る。
５図に示すように直接土砂を掘削する部材のため摩耗量
により交換か補修が必要で、交換可能にバケット（１）
に取付けられている。従来のバケット（１）のツース
（11）は第６図および第７図に示すように側面は楔形を
しており掘削部の刃先（12）は平らで薄く、取付部（1
4）に向うにつれ厚くなり、断面Ａ−Ａの部分では両側
の厚肉部（13）は次第に厚さを増すが、厚肉部（13）に
挟まれた中央の薄肉部（15）の厚さは一定であり、その
断面は、第８図に示すように内側凹のＨ形になってい
る。
従って刃先（12）は摩耗が進むと、第９図に示すように
中央の薄肉部（15）の両側にある厚肉部（13）によりほ
ぼ平らになるため、貫入性が急速に劣化し、粘土混りの
土砂質の掘削作業では作業性が低下し、新品と交換しな
ければならない状態がおこっていた。本考案はかかる問
題点を解決することを目的としている。
中央の薄肉部（15）の両側にある厚肉部（13）によりほ
ぼ平らになるため、貫入性が急速に劣化し、粘土混りの
土砂質の掘削作業では作業性が低下し、新品と交換しな
ければならない状態がおこっていた。本考案はかかる問
題点を解決することを目的としている。
上記問題点を解決するため、本考案はツースの長手方向
の垂直な断面形状を略十字形状とし、このツース中央部
の厚肉部（Ｈ）から両側部に沿って薄肉部（ｈ）を形成
し、この厚肉部（Ｈ）と薄肉部（ｈ）との寸法割合h/H
を0.45〜0.65としたものである。
の垂直な断面形状を略十字形状とし、このツース中央部
の厚肉部（Ｈ）から両側部に沿って薄肉部（ｈ）を形成
し、この厚肉部（Ｈ）と薄肉部（ｈ）との寸法割合h/H
を0.45〜0.65としたものである。
上記構成であるから、中央の厚肉部よりその両側に設け
た薄肉部の方の摩耗が早いたる両端が丸く摩耗し、従来
の技術のように刃先か平らに摩耗することはない。
た薄肉部の方の摩耗が早いたる両端が丸く摩耗し、従来
の技術のように刃先か平らに摩耗することはない。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第１図およ
び第２図において、中央の厚肉部（５）の両側に薄肉部
（３）を有し、厚肉部（５）も薄肉部（３）も楔形で刃
先（２）は薄く、取付部（４）に向うにつれて厚くな
り、刃先（２）は直線で初期の掘削性を高めるため傾斜
（2a）がつけてある。断面Ｂ−Ｂの形状は第３図に示す
ように十字形であるため摩耗すると第４図に示すように
中央の厚肉部（５）より、両側の薄肉部（３）が早く摩
耗するため、刃先（２）が丸く摩耗し、貫入性が持続さ
れる。厚肉部と薄肉部の厚さおよび巾の寸法割合は次の
関係が適切である。第３図の掘削バケットツースの断面
において b/B＝0.30〜0.50 h/H＝0.45〜0.65 b:厚肉部の巾 h:薄肉部の厚さ B:ツースの全巾 H:厚肉部の厚さ 〔考案の効果〕 以上説明したように本考案はツースの形状を刃巾方向に
於て、内側凹のＨ形から内側凸の十字形の断面にしたの
で貫入性の持続が向上し、長期の掘削性がよく、摩耗し
ても常にシャープ性が保たれるので作業性の向上がはか
れ、ランニングコストも低減される。
び第２図において、中央の厚肉部（５）の両側に薄肉部
（３）を有し、厚肉部（５）も薄肉部（３）も楔形で刃
先（２）は薄く、取付部（４）に向うにつれて厚くな
り、刃先（２）は直線で初期の掘削性を高めるため傾斜
（2a）がつけてある。断面Ｂ−Ｂの形状は第３図に示す
ように十字形であるため摩耗すると第４図に示すように
中央の厚肉部（５）より、両側の薄肉部（３）が早く摩
耗するため、刃先（２）が丸く摩耗し、貫入性が持続さ
れる。厚肉部と薄肉部の厚さおよび巾の寸法割合は次の
関係が適切である。第３図の掘削バケットツースの断面
において b/B＝0.30〜0.50 h/H＝0.45〜0.65 b:厚肉部の巾 h:薄肉部の厚さ B:ツースの全巾 H:厚肉部の厚さ 〔考案の効果〕 以上説明したように本考案はツースの形状を刃巾方向に
於て、内側凹のＨ形から内側凸の十字形の断面にしたの
で貫入性の持続が向上し、長期の掘削性がよく、摩耗し
ても常にシャープ性が保たれるので作業性の向上がはか
れ、ランニングコストも低減される。
第１図は本考案実施例の掘削バケットのツースの平面
図、第２図は第１図の側面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ
断面図、第４図は第１図の摩耗した状態の説明図、第５
図は掘削バケットの斜視図、第６図は従来のツースの平
面図、第７図は第６図の側面図、第８図は第６図のＡ−
Ａ断面図、第９図は第６図の摩耗した状態の説明図であ
る。 １……ツース、２……刃先、2a……傾斜 ３……薄肉部（両側部）、４……取付部 ５……厚肉部（中央部）
図、第２図は第１図の側面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ
断面図、第４図は第１図の摩耗した状態の説明図、第５
図は掘削バケットの斜視図、第６図は従来のツースの平
面図、第７図は第６図の側面図、第８図は第６図のＡ−
Ａ断面図、第９図は第６図の摩耗した状態の説明図であ
る。 １……ツース、２……刃先、2a……傾斜 ３……薄肉部（両側部）、４……取付部 ５……厚肉部（中央部）
Claims (1)
- 【請求項１】ツースの長手方向の垂直な断面形状は略十
字形状であって、このツース中央部の厚肉部（Ｈ）から
両側部に沿って薄肉部（ｈ）を形成し、この厚肉部
（Ｈ）と薄肉部（ｈ）との寸法割合h/Hを0.45〜0.65と
したことを特徴とする掘削バケットのツース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988080423U JPH072742Y2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 掘削バケットのツース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988080423U JPH072742Y2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 掘削バケットのツース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH025448U JPH025448U (ja) | 1990-01-16 |
| JPH072742Y2 true JPH072742Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31305251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988080423U Expired - Lifetime JPH072742Y2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 掘削バケットのツース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072742Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59156947U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-22 | 松本 敏博 | 掘削機のバケツト |
| SE450504B (sv) * | 1983-07-26 | 1987-06-29 | Bofors Wear Parts Ab | Slitdelssystem for verktyg till jordbearbetningsmaskiner |
| JPH0423960Y2 (ja) * | 1986-09-11 | 1992-06-04 |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP1988080423U patent/JPH072742Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH025448U (ja) | 1990-01-16 |
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