JPH0727408Y2 - セジメンタの水位検出装置 - Google Patents

セジメンタの水位検出装置

Info

Publication number
JPH0727408Y2
JPH0727408Y2 JP1988130719U JP13071988U JPH0727408Y2 JP H0727408 Y2 JPH0727408 Y2 JP H0727408Y2 JP 1988130719 U JP1988130719 U JP 1988130719U JP 13071988 U JP13071988 U JP 13071988U JP H0727408 Y2 JPH0727408 Y2 JP H0727408Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
fuel
water level
cylinder
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988130719U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0252958U (ja
Inventor
善富 藤本
一郎 長坂
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
Priority to JP1988130719U priority Critical patent/JPH0727408Y2/ja
Publication of JPH0252958U publication Critical patent/JPH0252958U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0727408Y2 publication Critical patent/JPH0727408Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主としてディーゼルエンジンに使用されるセ
ジメンタ(燃料・水分離器)に係り、詳しくは分離水の
水位を検出する検出装置の改良に関する。
[従来の技術] 燃料中に混入した水分は、とくにディーゼルエンジン噴
射系部品(ポンプ、ノズル)の故障原因となるため、一
般に水を分離するセジメンタが装着される。セジメンタ
は燃料を滞留させることにより水と燃料(軽油)との比
重差を利用して水の分離を行うものであり、通常内部に
浮遊するフロートを備え、分離水の量があるレベルに達
すると水位警告スイッチが作動して、例えばインパネに
配設された警告灯の点灯などによりユーザに排水時期を
告知するよう構成されている。具体的には第3図に示す
ように燃料タンク20からサクションフィルタ21、給油パ
イプ22、フューエルフィルタ23、給油パイプ24を経て、
セジメンタ1の燃料通路9に燃料Fが供給される。な
お、フューエルフィルタ23内には燃料F中の微細な金属
粉を吸着する磁石(図示せず)が設けられている。
セジメンタ1は筒状をしたケース2の内部上方にフィル
タ3が装設され、ケース2の下部には燃料Fと分離水W
との境界を浮遊するフロート4が設けられている。な
お、6はケース2内に貯留された分離水Wを排出するド
レーンパイプである。セジメンタ1のフロート部の構造
は第2図のようになされている。フロート4はケース2
に固着された支杆5に沿って昇降可能であり、フロート
4の内部には磁石7が埋設されている。また、支杆5内
には外部磁界によって閉成されるリードスイッチ型式の
水位警告スイッチ8が内装されている。
そしてケース2内に貯留された分離水Wの量が所定のレ
ベルに達し、これに伴って上昇したフロート4内の磁石
7がLで示すラインに達すると、磁石7から発する磁界
によりスイッチ8が閉成され、ドレーンパイプ6からセ
ジメンタ1内の分離水Wを排出するよう例えば警告灯が
点灯される。
[考案が解決しようとする課題] 上述のように、給油パイプ22、24内にフューエルフィル
タ23を設置して、燃料F中の微細な金属粉を一応吸着除
去するようにはしているが、燃料F中には依然として少
量の鉄系微粉などが残留しており、燃料Fとともにセジ
メンタ1に吸込まれた鉄系微粉がフロート4に内蔵され
た磁石7に引き寄せられて、フロート4と支杆5間の嵌
合遊隙gに侵入吸着しやすく、このためフロート4の円
滑な昇降が阻害されて水位の検出に異常を来すことにな
る。
そしてこのような水位検出の異常に気付くのが遅れる
と、分離水Wは許容限界を越えてさらに増量を続け、最
悪の場合には、分離水Wがフィルタ2を通過してパイプ
10からエンジンの噴射系に供給され、これにより燃料噴
射ポンプなどが破損するといった事態にまで進展する。
本考案は、フロートの動作不良を防止し、水位検出の正
確性を期することを解決すべき技術課題とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るセジメンタの水位検出装置は、上記課題解
決のため、ケース内に貯留された分離水によって浮遊す
る磁石内蔵型のフロートと、外部磁界によって閉成され
る水位警告スイッチを内装したフロート案内用の支杆
と、該支杆に固着されてフロートの上方及び側周を囲覆
する蓋筒とからなり、該蓋筒はその下端縁がケースの底
面近傍まで延在し、かつ筒壁上部に通孔を備えた新規な
構成を採用している。
[作用] したがってフロートを囲覆する蓋筒の主として頂壁が、
燃料通路からセジメンタ内へ供給される燃料のフロート
部への直撃を阻み、さらにその下端縁がケースの底面近
傍まで延在する同筒壁が、波動による燃料のフロート部
への侵入を確実に妨止するため、燃料中に混在する鉄系
微粉はフロートに内蔵された磁石の影響をうけることな
くケース底部に沈積する。かくてフロートと支杆間の嵌
合遊隙に対する鉄系微粉の侵入吸着は完全に防止され
て、フロートの円滑な昇降が保障される。なお、蓋筒内
に閉じ込められる空気や燃料は、同筒壁上部に貫設され
た通孔を介して自由に筒外へ逃出しうるので、フロート
の昇降にいささかも支障を来すことはない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。な
お、図中、従来と同一若しくは均等の構成要素は同一符
号を付して詳しい説明は省略する。
図に示すように、セジメンタ1のケース2内には比重差
によって燃料Fと分離水Wとの境界を浮遊するフロート
4が設けられ、該フロート4はその中心部を通貫して立
設された支杆5によって昇降を案内されるとともに、同
フロート4の内部には磁石7が埋設されている。上記支
杆5内には外部磁界によって閉成されるリードスイッチ
形式の水位警告スイッチ8が内装されており、磁石7と
の整合によるスイッチ閉成位置が図中Lラインで示され
ている。15はフロート4の上方及び側周を囲覆する有蓋
無底状の蓋筒であって、その頂壁15aに穿設された貫孔
が上記支杆5の上部に嵌入されて2個の止め輪16により
支承されている。そして同蓋筒15の下端縁はケース2の
底面近傍まで延在されており、かつその筒内壁は燃料F
の波動が筒内に及ばないよう、フロート4の外周面と僅
少な空隙を隔てて対向せしめられている。なお、17は蓋
筒15の筒壁15b上部に数個貫設された空気及び燃料Fの
通孔である。
本実施例は上述のように構成されており、セジメンタ1
内に供給された燃料Fは、蓋筒15の頂壁15aに衝突して
周辺に飛散し、また、飛散した燃料Fの攪乱によって生
じた波動も同蓋筒15の筒壁15bに妨げられて筒内に及ぶ
ことがないため、燃料F中に混在する鉄系微粉は蓋筒15
内への潜入を阻まれ、比較的大きな質量によってケース
2の底部に沈積する。すなわちフロート4及びフロート
4を案内する支杆5部分は蓋筒15によって完全に囲覆防
護され、磁石7の存在によっても同部分へ鉄系微粉を寄
せつけることがないので、フロート4の円滑な昇降は確
実に保障される。なお、燃料Fの滞留量が増につれて蓋
筒15内の上方に追いやられた残留空気は通孔17を介して
自由に筒外へ逃出し、さらに分離水Wの水位に追従する
フロート4の上昇に対しても筒内の燃料Fが通孔17を介
して同様に筒外に逃出するので、フロート4の昇降にい
ささかも負担を与えるものではない。
したがってケース2内に貯留された分離水Wの量が所定
のレベルに達し、これに伴って円滑に上昇したフロート
4内の磁石7がLラインに到達すれば、磁石7から発す
る磁界によってスイッチ8が閉成され、警告灯の点灯な
どを通じて性格な排水時期が告知される。
[考案の効果] 以上、詳述したように本考案は、フロート及びフロート
を案内する支杆部分を蓋筒によって完全に囲覆防護し、
かつ筒壁上部の通孔を介して筒内外を連通せしめたもの
であるから、鉄系微粉の混在した燃料が直接フロートと
支杆間の嵌合遊隙内へ導入されることがなく、したがっ
て同遊隙部分に対する鉄系微粉の磁気的吸着は完全に防
止されるので、フロートの円滑な昇降つまりセジメンタ
の正確な水位検出が保持されて、エンジン噴射系の損傷
などを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案実施例の要部を示す部分断面図、第2図
は従来装置を示す部分断面図、第3図は従来装置の配管
図である。 1……セジメンタ、2……ケース 4……フロート、5……支杆 7……磁石、8……スイッチ 15……蓋筒、17……通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に貯留された分離水によって浮遊
    する磁石内蔵型のフロートと、外部磁界によって閉成さ
    れる水位警告スイッチを内装したフロート案内用の支杆
    と、該支杆に固着されてフロートの上方及び側周を囲覆
    する蓋筒とからなり、該蓋筒はその下端縁がケースの底
    面近傍まで延在し、かつ筒壁上部に通孔を備えたことを
    特徴とするセジメンタの水位検出装置。
JP1988130719U 1988-10-05 1988-10-05 セジメンタの水位検出装置 Expired - Lifetime JPH0727408Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988130719U JPH0727408Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05 セジメンタの水位検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988130719U JPH0727408Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05 セジメンタの水位検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0252958U JPH0252958U (ja) 1990-04-17
JPH0727408Y2 true JPH0727408Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=31386142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988130719U Expired - Lifetime JPH0727408Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05 セジメンタの水位検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727408Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202006001950U1 (de) * 2006-02-06 2007-06-06 Hengst Gmbh & Co.Kg Fluidfilter, mit geschütztem Flüssigkeitssensor

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59102116U (ja) * 1982-12-27 1984-07-10 株式会社土屋製作所 水位センサ−を有する水分離装置
JPS59154308U (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 株式会社 土屋製作所 水分離装置
JPH0641745B2 (ja) * 1983-12-07 1994-06-01 日本電装株式会社 ディ−ゼルエンジン用燃料フィルタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0252958U (ja) 1990-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6336466B1 (en) System for the venting of a liquid tank
EP3351786B1 (en) Fuel filter with fluid drain off system
JPH0727408Y2 (ja) セジメンタの水位検出装置
US3428178A (en) Skimmer assembly and included weir assembly
JPS5912981Y2 (ja) 燃料フイルタ
JP3369537B2 (ja) 表層液採取装置
JPS5929739A (ja) 電気的水位表示装置をもつ燃料浄化装置
JP3019252B2 (ja) ガソリンスタンド地下タンク用漏洩検知装置
JP5788073B1 (ja) 空気弁装置
JP2585370Y2 (ja) レベルセンサー
JPH0622178Y2 (ja) エアブリーザー付液面計
JPH0625658Y2 (ja) 燃料供給装置
JPH07511Y2 (ja) 水底への土砂投下装置
JPH0529565B2 (ja)
JPH0139844Y2 (ja)
JP2558550Y2 (ja) 注入口兼用液面計
JP2650084B2 (ja) 浮上油吸込み装置
JPS603297Y2 (ja) フロ−トスイツチの金属粉除去装置
JPH04108036A (ja) 車両の燃料タンク装置
JPS644404Y2 (ja)
JPH0755131A (ja) ドレンパージストレーナ
JP2916682B2 (ja) 汚泥の吸引、排出装置
JPS5921722Y2 (ja) 電気掃除機
JPH116414A (ja) オイルレベル検出装置を備えたエンジン
JPH031440Y2 (ja)