JPH0727379Y2 - 機関停止中の筒内状況診断装置 - Google Patents

機関停止中の筒内状況診断装置

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JPH0727379Y2
JPH0727379Y2 JP4732190U JP4732190U JPH0727379Y2 JP H0727379 Y2 JPH0727379 Y2 JP H0727379Y2 JP 4732190 U JP4732190 U JP 4732190U JP 4732190 U JP4732190 U JP 4732190U JP H0727379 Y2 JPH0727379 Y2 JP H0727379Y2
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JP
Japan
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valve
starting
air
engine
cylinder
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Application number
JP4732190U
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English (en)
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JPH046738U (ja
Inventor
順一 原
廣 小野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はディーゼル機関、ガス機関などの機関停止中の
筒内(シリンダ内)の状況診断装置に関する。
(従来の技術) 従来ディーゼルまたはガス機関の機関始動まえ、運転停
止直後には機関のシリンダカバーに装備されている弁を
開いて、クランク軸をターニングさせてピストンを上下
に動かし燃焼室内のガスを解放して弁からでて来るガス
中に冷却水あるいは油がないことを人為的に確認してい
る。即ち多量の冷却水が認められた時はシリンダカバー
あるいはライナのクラックなどの異常が、また多量の油
が認められた時はピストン油室の機密不良あるいは潤滑
油消費増大などの異常が想定されこの診断は極めて重要
な作業となっている。そしてこの弁の開閉ならびに診断
作業は全て人が実施していた。
(考案が解決しようとする課題) この作業を無人化、自動化するには各シリンダカバーの
ガス通路に新たに空気式(あるいは電動式)のピストン
弁を設けてターニング時に全シリンダ同時に開閉させる
必要を生じる。
しかしながら新たに空気式(あるいは電動式)のピスト
ン弁を設けることは機構が複雑となる。
本考案は、かかる問題点に対処するため開発されたもの
であって簡略な自動診断装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この種機関のシリンダには圧縮空気を燃焼室に投入して
機関を空気始動させる始動弁が従来から設けられている
が、本考案はこの始動弁を利用して上記の目的を達成さ
せたものであって、その構成を実施例に対応する第2図
を用いて説明すると本考案は燃焼室(3)と連絡してい
るガス通路(16)中に始動弁(4)を有するディーゼル
またはガス機関において、前記始動弁(4)を管制弁
(7)に接続する各シリンダの管制パイプ(9)の途中
に、空気弁(10)を有する制御空気路(11)に連る複式
逆止弁(12)を設けると共に、前記始動弁(4)を主始
動弁(5)に接続する始動空気主管(8)の両端部に自
動切換の遮断弁(13)(14)を設け該遮断弁の主始動弁
(5)と反対側の一方(14)を介して前記始動空気主管
(8)に回収タンク(15)を接続したことを特徴とす
る。
(作用) 停止中の診断時には空気弁(10)を遠隔にて開放させ複
式逆止弁(12)を介して始動弁(4)頭部に空気を送
る。同時に遮断弁(13)を遮断、遮断弁(14)を開放さ
せ筒内ガスを回収タンク(15)にて回収する。そしてタ
ンク内の冷却水または油のレベルを検知してシリンダ内
(筒内)の異常を診断する。
本来の機関始動は遮断弁(13)を開放させ遮断弁(14)
を遮断すれば第3図通りのオリジンナル回路が構成さ
れ、従来の始動機能を満足することができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
(1)はディーゼル機関を示し、該機関(1)のシリン
ダカバー(2)には圧縮空気を燃焼室(3)に投入する
始動弁(4)が設けられ、該始動弁(4)は第2図に示
すように始動時に主始動弁(5)が開放すると始動空気
は各シリンダの始動弁(4)に送られ始動空気はピスト
ン(6)が上死点からある期間投入する必要があり、こ
の空気の投入タイミングは管制弁(7)によりコントロ
ールされている。即ちある特定の期間のみ順次各シリン
ダの始動弁(4)頭部のピストンを押して始動弁(4)
は開放させている。
そして本考案は前記始動弁(4)の機能を利用してター
ニング時に燃焼室内のガスを逆に始動弁(4)を接続し
ている始動空気主管(8)に回収するものである。即ち
各シリンダの管制パイプ(9)の途中に空気弁(10)を
有する制御空気路(11)の切換を実施する複式逆止弁
(12)を設けかくて空気弁(10)にて始動弁(4)を同
時に制御すると共に前記始動弁(4)を主始動弁(5)
に接続する始動空気主管(8)の両端部に自動切換の第
1遮断弁(13)と第2遮断弁(14)とを設け、ターニン
グ時は主始動弁(5)側の第1遮断弁(13)を遮断して
反対側の第2遮断弁(14)を開放し、該第2遮断弁(1
4)を介して始動空気主管(8)に回収タンク(15)を
接続してシリンダ内のガスを回収タンク(15)に集め診
断させるようにした。図中(16)はガス通路を示す。
(考案の効果) このように本考案によるときは燃焼室と連結しているガ
ス通路中に設けた始動弁を管制弁に接続する各シリンダ
の管制パイプの途中に空気弁を有する制御空気路に連る
複式逆止弁を設けると共に、前記始動弁を主始動弁に接
続する始動空気主管の両端部に自動切換の遮断弁を設け
て、該遮断弁の主始動弁と反対側の遮断弁を介して始動
空気主管に回収タンクを接続したから従来から使用され
耐久性が確認されている始動弁をそのまま利用して筒内
状況の診断ができその配管進設が簡略されて簡単に設置
できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃焼室周辺の断面図、第2図は本考案の始動系
全体の説明図、第3図は従来の始動系全体の説明図であ
る。 (4)……始動弁、(5)……主始動弁 (7)……管制弁、(8)……始動空気主管 (9)……管制パイプ、(10)……空気弁 (11)……制御空気路、(12)……複式逆止弁 (13)……遮断弁、(14)……遮断弁 (15)……回収タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室と連絡しているガス通路中に始動弁
    を有するディーゼルまたはガス機関において、前記始動
    弁を管制弁に接続する各シリンダの管制パイプの途中
    に、空気弁を有する制御空気路に連る複式逆止弁を設け
    ると共に、前記始動弁を主始動弁に接続する始動空気主
    管の両端部に自動切換の遮断弁を設け該遮断弁の主始動
    弁と反対側の一方を介して前記始動空気主管に回収タン
    クを接続したことを特徴とする機関停止中の筒内状況診
    断装置。
JP4732190U 1990-05-08 1990-05-08 機関停止中の筒内状況診断装置 Expired - Lifetime JPH0727379Y2 (ja)

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JP4732190U JPH0727379Y2 (ja) 1990-05-08 1990-05-08 機関停止中の筒内状況診断装置

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JPH046738U JPH046738U (ja) 1992-01-22
JPH0727379Y2 true JPH0727379Y2 (ja) 1995-06-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5119013U (ja) * 1974-07-30 1976-02-12
JP6045424B2 (ja) * 2013-03-29 2016-12-14 三菱重工業株式会社 ガス内燃機関の始動装置

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JPH046738U (ja) 1992-01-22

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