JPH07273669A - エラー訂正方法 - Google Patents

エラー訂正方法

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JPH07273669A
JPH07273669A JP4340294A JP34029492A JPH07273669A JP H07273669 A JPH07273669 A JP H07273669A JP 4340294 A JP4340294 A JP 4340294A JP 34029492 A JP34029492 A JP 34029492A JP H07273669 A JPH07273669 A JP H07273669A
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JP
Japan
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error
word
location
words
error correction
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JP4340294A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Kentaro Odaka
健太郎 小高
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラー訂正処理作業の簡易化を図る。 【構成】 エラー訂正時に用いるエラーロケーション多
項式として、受信されたnワードのデータの中に2ワー
ドのエラーがあるとして求めた、 Aα2i+Bαi +C=0 但し、iはエラーロケーションの係数A,B,Cをそれ
ぞれのシンドロームから求めると共に、 α2i+Dαi +E=0 但しiはエラーロケーションとしたときの係数D,E及
びD2 /Eを係数A,B,Cを用いて求めて、A=B=
C=0か否か判別し、この判別結果よりエラー数、エラ
ーロケーション、エラー値を求めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーストエラー及び
ランダムエラーの何れに対してもエラー訂正能力が高
く、然もエラー検出の見逃し又は誤った訂正を生ずるお
それが低減されたエラー訂正方法に関する。
【0002】
【発明の概要】この発明は、エラー訂正時に用いるエラ
ーロケーション多項式として、受信されたnワードのデ
ータの中に2ワードのエラーがあるとして求めた、 Aα2i+Bαi +C=0 但し、iはエラーロケーションの係数A,B,Cをそれ
ぞれのシンドロームから求めると共に、 α2i+Dαi +E=0 但しiはエラーロケーションとしたときの係数D,E及
びD2 /Eを係数A,B,Cを用いて求めて、A=B=
C=0か否か判別し、この判別結果よりエラー数、エラ
ーロケーション、エラー値を求めるようにしたもので、
エラー訂正処理作業の簡易化を図ることができる。
【0003】
【従来の技術】本願出願人は、先にバーストエラーに対
して有効なデータ伝送方法としてクロスインターリーブ
と称するものを提案している。これは、第1の配列状態
にある複数チャンネルのPCMデータ系列の各々に含ま
れる1ワードを第1のエラー訂正符号器に供給すること
によって第1のチェックワード系列を発生させ、この第
1のチェックワード系列及び複数チャンネルのPCMデ
ータ系列を第2の配列状態とし、夫々に含まれる1ワー
ドを第2のエラー訂正符号器に供給することによって第
2のチェックワード系列を発生させるもので、ワード単
位でもって二重のインターリーブ(配列の並び変え)を
行なうものである。インターリーブは、共通のエラー訂
正ブロックに含まれるチェックワード及びPCMデータ
を分散させて伝送し、受信側において元の配列に戻した
ときに、共通のエラー訂正ブロックに含まれる複数ワー
ドのうちのエラーワード数を少なくしようとするもので
ある。つまり、伝送時にバーストエラーが生じるとき
に、このバーストエラーを分散化することができる。か
かるインターリーブを二重に行なえば、第1及び第2の
チェックワードの夫々が別々のエラー訂正ブロックを構
成することになるので、チェックワードの何れか一方で
エラーを訂正できないときでも、その他方を用いてエラ
ーを訂正することができ、したがってエラー訂正能力を
一層向上させることができる。
【0004】ところで、1ワード中の1ビットでも誤っ
ているときには、1ワード全体が誤っているものとして
取り扱われるので、ランダムエラーが比較的多い受信デ
ータを扱う場合には、必ずしもエラー訂正能力が充分で
あるとは言えない。
【0005】これは、例えば1ブロック内の所定ワード
例えば2ワードエラーまで検出訂正でき、エラーロケー
ションが判っているときには、それ以上の3ワードエラ
ー或いは4ワードエラーも訂正することができる訂正能
力の高い誤り訂正符号(隣接(b−adjacent)
コードの一種)を上述の多重インターリーブと組合せる
ことにより改善することができる。
【0006】また、この誤り訂正符号は、1ワードエラ
ーだけを訂正の対象とする場合には、復号器の構成を頗
る簡単とできる特徴を有している。
【0007】この種の誤り訂正符号について以下説明す
る。誤り訂正符号を記述する場合、ベクトル表現或いは
巡回群による表現が用いられる。まず、GF(2)上で
は、既約なm次の多項式F(x)を考える。“0”と
“1”の元しか存在しない体GF(2)の上では、既約
な多項式F(x)は、根を持たない。そこで(F(x)
=0)を満足する仮想的な根αを考える。このとき、零
元を含むαのべき乗で表わされる2m 個の相異なる元
0,α,α2 ,α 3 ‥‥α2m-1は、拡大体GF(2m
を構成する。GF(2m )は、GF(2)の上のm次の
既約多項式F(x)を法とする多項式環である。GF
(2m )の元は、1,α={x},α2 ={x2 }‥‥
αm-1 ={xm-1 }の線形結合で書き表わすことができ
る。即ち、 α0 +a1 {x}+a2 {x2 }+‥‥+am-1 {x
m-1 }=a0 +a1 α+a2 α2 +‥‥+am-1 αm-1 あるいは(am-1 ,am-2 ‥‥a2 ,a1 ,a0 )ここ
で、a0 ,a1 ‥‥a m-1 ∈GF(2)となる。一例と
して、GF(28 )を考えると、(mod.F(x)=
8 +x4 +x 3 +x2 +1)で全ての8ビットのデー
タは a7 7 +a6 6 +a5 5 +a4 4 +a3 3
2 2 +a1 x+a 0 又は(a7 ,a6 ,a5
4 ,a3 ,a2 ,a1 ,a0 )で書きあらわせるの
で、例えばa7 をMSB側、a0 をLSB側に割り当て
る。an は、GF(2)に属するので、0又は1であ
る。
【0008】また、多項式F(x)から(m×m)の下
記の行列Tが導かれる。
【0009】他の表現としては、巡回群を用いたものが
ある。これは、GF(2m )から0元を除く、残りの元
が位数2m-1 の乗法群をなすことを利用するものであ
る。GF(2m )の元の巡回群を用いて表現すると0,
1(=α2m-1),α,α2 ,α 3 ‥‥α2m-2となる。
【0010】さて、この発明の一例では、mビットを1
ワードとし、nワードで1ブロックを構成するとき、下
記のパリティ検査行列Hにもとづいてk個のチェックワ
ードを発生するようにしている。
【0011】また、行列Tによっても同様にパリティ検
査行列Hを表現することができる。 但し、Iは、(m×m)の単位行列である。
【0012】上述のように、根αを用いた表現と生成行
列Tを用いた表現とはお互いに類似している。
【0013】例えば、4個(k=4)のチェックワード
を用いる場合を例にとると、パリティ検査行列Hは となる。受信データの1ブロックを列ベクトルV=(
n-1 n-2 ‥‥ 1 0 )(但し i =Wi
i ,ei :エラーパターン)とすると受信側で発生す
る4個のシンドロームS0 ,S1 ,S2 ,S3 となる。この誤り訂正符号は、4ワードまでのエラー訂
正能力を有している。すなわち、ひとつのエラー訂正ブ
ロック内の2ワードエラーまでのエラー検出訂正が可能
であり、エラーロケーションがわかっているときには、
3ワードエラー又は4ワードエラーの訂正が可能であ
る。
【0014】1ブロック中に4個のチェックワード(p
=W3 ,q=W2 ,r=W1 ,s=W0 )が含まれる。
このチェックワードは、下記の4元連立方程式を解けば
求められる。但し、Σは、Σを意味する。 p+q+r+s=ΣWi =a α3 p+α2 q+αr+s=Σαi i =b α6 p+α4 q+α2 r+s=Σα2ii =c α9 p+α6 q+α3 r+s=Σα3ii =d 計算過程を省略し、結果のみを示すと、 となる。このようにしてチェックワードp,q,r,s
を形成するのが送信側に設けられた符号器の役目であ
る。
【0015】次に、上述のように形成されたチェックワ
ードを含むデータが伝送され、受信された場合のエラー
訂正の基本的アルゴリズムについて説明する。 (1)エラーがない場合:S0 =S1 =S2 =S3 =0 (2)1ワードエラー(エラーロケーションiにおける
エラーパターンをei とする)の場合:S0 =ei ,S
1 =αi i ,S2 =α2ii ,S3 =α3iiしたが
って αi 0 =S1 αi 1 =S2 αi 2 =S3 となり、iを順次変えたときに、この関係が成立するか
どうかで1ワードエラーかどうかを判定できる。或いは となり、αi のパターンを予めROMに記憶されている
変換テーブルを参照することにより、エラーロケーショ
ンiが分かる。そのときのシンドロームS0 がエラーパ
ターンei そのものとなる。 (3)2ワードエラー(ei ,ej )の場合 S0 =ei +ej1 =αi i +αj j2 =α2ii +α2jj3 =α3ii +α3jj 上式を変形すると αj 0 +S1 =(αi +αj )ei αj 1 +S2 =αi (αi +αj )ei αj 2 +S3 =α2i(αi +αj )ei したがって αi (αj 0 +S1 )=αj 1 +S2 αi (αj 1 +S2 )=αj 2 +S3 が成立すれば、2ワードエラーと判定され、エラーロケ
ーションi,jが分かる。つまり、i及びjの組合せを
変えて、上式の関係が成立するかどうかを調べる。その
ときのエラーパターンは (4)3ワードエラー(ei ,ej ,ek )の場合: S0 =ei +ej +ek1 =αi i +αj j +αk k2 =α2ii +α2jj +α2kk3 =α3ii +α3jj +α3kk 上式を変形すると αk 0 +S1 =(αi +αk )ei +(αj +αk
j αk 1 +S2 =αi (αi +αk )ei +αj (αj
+αk )ej αk 2 +S3 =α2i(αi +αk )ei +α2j(αj
+αk )ej したがって αj (αk 0 +S1 )+(αk 1 +S2 ) =(αi +αj )(αi +αk )ei αj (αk 1 +S2 )+(αk 2 +S3 ) =αi (αi +αj )(αi +αk )ei 上式から αi (αj (αk 0 +S1 )+(αk 1 +S2 )) =αj (αk 1 +S2 )+(αk 2 +S3 ) が成立すれば、3ワードエラーと判定できる。そのとき
の各エラーパターンは で求められる。実際には、3ワードエラーの訂正のため
の構成が複雑となり、訂正動作に要する時間も長くな
る。そこでポインタによってi,j,k,lのエラーロ
ケーションが分かっている場合と組合せ、そのときのチ
ェック用に上式を用い、エラー訂正演算を行なうことが
実用的である。 (5)4ワードエラー(ei ,ej ,ek ,el )の場
合: S0 =ei +ej +ek +el1 =αi i +αj j +αk k +αl l2 =α2ii +α2jj +α2kk +α2ll3 =α3ii +α3jj +α3kk +α3ll 上式を変形すると
【0016】ポインタによってエラーロケーション
(i,j,k,l)が分かっている場合には、上述の演
算によってエラー訂正を行なうことができる。
【0017】また、特公昭56−20575号公報には
次のようなエラー訂正方法が記載されている。
【0018】すなわち、これはリード・ソロモン符号の
符号語に対し、 σ(x)=xe +σ1 e-1 +‥‥+σe (eはエラー
数) で表わされるエラーロケーション多項式を求め、その根
を計算することによりエラーの訂正をするもので、次の
ステップからなる。 上記符号語から複数のシンドロームSi を発生す
る。 下記の(i)乃至(v)の操作を行なって上記エラ
ー数eを調べることにより、上記シンドロームSi と上
記エラーロケーション多項式の係数σ1 乃至σeとの関
係を示す方程式Si+e +σ1 i+e-1 +‥‥+σe-1
i+1 +σe i =0を解いて上記係数σ1 乃至σe を計
算する。 (i)すべてのシンドロームSi が0であればe=0と
する。 (ii)S0 ≠0のときにσ=S1 /S0 を計算して、こ
のときS2 +σS1 =S 3 =σS2 =0であれば、e=
1とする。 (iii )S0 =0及びS1 ≠0のとき又は(ii)におい
てS0 ≠0及びS2 +σS2 ≠0のときに、 σ1 =(S1 2 +S0 3 )/(S1 2+S0 2 )、 σ2 =(S1 3 +S2 2)/(S1 2+S0 2 )及び D=S4 +σ1 3 +σ2 2 を計算して、D=0であ
れば、e=2とする。 (iv)(ii)においてS3 +σS2 ≠0のとき、(iii
)においてD≠0のとき、又はS0 =S1 =0及びS2
≠0のときには、e=3とする。 (v)S0 =S1 =S2 =0であり且つ3≦i≦5とな
る或るiについてSi ≠0であればe>3とする。 上記エラーロケーション多項式の根を計算してエラ
ーロケーション及びエラー値を算出し、このエラーロケ
ーション及びエラー値を用いて符号語のエラーを訂正す
る。
【0019】
【発明が解決しようとする問題点】上述の従来技術のエ
ラー訂正の基本的アルゴリズムは、シンドロームS0
3 を用いて第1ステップでエラーの有無をチェック
し、第2ステップで1ワードエラーかどうかをチェック
し、第2ステップで1ワードエラーかどうかをチェック
し、第3ステップで2ワードエラーかどうかをチェック
するもので、2ワードエラーまでも訂正しようとすると
きには、全てのステップを終了するまでに要する時間が
長くなり、特に2ワードエラーのエラーロケーションを
求めるときにこのような問題が生じる。
【0020】また、エラーワード数がわかった後に、エ
ラーロケーション多項式の根を計算してエラーロケーシ
ョン及びエラー値を算出する処理も必要であり、訂正処
理ステップが多数必要で、この点でも訂正処理時間が長
くなる欠点がある。
【0021】
【問題点を解決するための手段】この発明においては、
例えば前記従来技術の前者の例のようなエラー訂正符号
を用いるエラー訂正方法において、受信されたnワード
のデータ中に2ワードのエラーがあるとして求めたエラ
ーロケーション方程式 Aα2i+Bαi +C=0 但しiはエラーロケーションの各項の係数A,B,Cを
上記それぞれのシンドロームから求めると共に、エラー
ロケーション方程式を α2i+Dαi +E=0 但しiはエラーロケーションとしたときの各項の係数
D,E及びD2 /Eを上記係数A,B,Cを用いて求
め、A=B=C=0か否かを判別し、上記係数が上記関
係を満たすときには、上記シンドロームを用いてエラー
無しか1ワードエラーが存在するかを判定し、1ワード
エラーが存在すると判定されたときには、上記シンドロ
ームを用いてこの1ワードエラーを訂正し、上記係数が
上記関係を満たさないときは、上記D2 /Eと2ワード
エラーが存在するとしたときのそのエラーロケーション
の差tとの関係式を満たすときには2ワードエラーが存
在すると判定し、2ワードエラーが存在すると判定され
たときには、上記各項の係数を用いて2ワードエラーを
訂正する。
【0022】
【作用】係数A,B,Cを求め、この係数がA=B=C
=0を満たすか否かでエラーワード数がチェックされ
る。また、この係数が用いられてエラーロケーション及
びエラー値が求められる。したがって、エラー訂正処理
作業が簡易化され、短時間になる。
【0023】
【実施例】この発明によるエラー訂正方法の一例を、前
記従来技術の前者のエラー訂正符号の符号語に適用した
場合を例にとって説明する。
【0024】これは2ワードエラーの訂正を想定する場
合に適用して有効なもので、2ワードエラー(ei ,e
j )の場合のシンドロームS0 ,S1 ,S2 ,S3 に関
する式は、前述と同様に、 S0 =ei +ej1 =αi i +αj j2 =α2ii +α2jj3 =α3ii +α3jj この式を変形すると (αi 0 +S1 )(αi 2 +S3 )=(αi 1
2 2 更に変形して下記のエラーロケーション方程式を求め
る。 (S0 2 +S1 2 )α2i+(S1 2 +S0 3 )α
i+(S1 3 +S2 2 )=0 ここで、各式の係数を S0 2 +S1 2 =A S1 2 +S0 3 =B S1 3 +S2 2 =C とおく。上式の各係数A,B,Cを用いることにより2
ワードエラーの場合のエラーロケーションを求めること
ができる。 (1)エラーがない場合: A=B=C=0,S0 =0,S3 =0 のときにエラーがないと判定される。 (2)1ワードエラーの場合: A=B=C=0,S0 ≠0,S3 ≠0 のときに1ワードエラーと判定される。(αi =S1
0 )からエラーロケーションiが分かり、(ei =S
0 )を用いてエラー訂正がなされる。 (3)2ワードエラーの場合、 2ワード以上のエラーの場合には、(A≠0,B≠0,
C≠0)が成立し、その判定が頗る簡単となる。また、
このとき Aα2i+Bαi +C=0(但し、i=0〜(n−1))
が成立している。ここで(B/A=D,C/A=E)と
おくと D=αi +αj ,E=αi ・αj であり α2i+Dαi +E=0 となる。ここで、2つのエラーロケーションの差がtで
ある。つまり(j=i+t)とすると D=αi (1+αt ),E=α2i+t と変形される。したがって となる。ROMに(t=1〜(n−1))の夫々に関す
る、(α-t+αt )の値を予め書込んでおき、ROMの
出力と受信ワードから演算された(D2 /E)の値との
一致を検出することでtが求まる。もし、この一致関係
が成立しなければ、3ワード以上のエラーである。そこ
で X=1+αt Y=1+α-t=(D2 /E)+X とおくことにより αi =D/X,αj =D/Y となり、エラーロケーションi及びjが求められる。エ
ラーパターンei ,ejと求められ、エラー訂正を行なうことができる。
【0025】上述の訂正アルゴリズムは、2ワードエラ
ーの訂正まで行なうときに、エラーロケーションを求め
るのに要する時間を、基本的アルゴリズムに比べて頗る
短くすることができる。
【0026】なお、チェックワードの数kをより増加さ
せれば、エラー訂正能力が一層向上する。例えば(k=
6)とすれば、6ワードまでのエラー訂正能力を有す
る。すなわち、3ワードエラーまで検出訂正でき、エラ
ーロケーションが分かっているときに、6ワードエラー
まで訂正できる。
【0027】次に、この発明をオーディオPCM信号の
記録再生に適用した具体例について図面を参照して説明
する。
【0028】図1は、記録系に設けられる誤り訂正エン
コーダを全体して示すもので、その入力側にオーディオ
PCM信号が供給される。オーディオPCM信号は、左
右のステレオ信号の夫々をサンプリング周波数fS (例
えば44.1〔kHz〕)でもってサンプリングし、1
サンプルを1ワード(2を補数とするコードで16ビッ
ト)に変換することで形成されている。したがって左チ
ャンネルのオーディオ信号に関しては、(L0 ,L1
2 ‥‥)と各ワードが連続するPCMデータが得ら
れ、右チャンネルのオーディオ信号に関しても(RO
1 ,R2 ‥‥)と各ワードが連続するPCMデータが
得られる。この左右のチャンネルのPCMデータが夫々
6チャンネルずつに分けられ、計12チャンネルのPC
Mデータ系列が入力される。所定のタイミングにおいて
は、(L6n,R6n,L6n+1,R6n+1,L6n+2,R6n+2
6n+3,R6n+3,L6n+4,R6n+4)の12ワードが入力
される。この例では、1ワードを上位8ビットと下位8
ビットとに分け、12チャンネルを更に24チャンネル
として処理している。PCMデータの1ワードを簡単の
ために、Wi として表わし、上位8ビットに関しては、
i ,AとAのサフィックスを付加し、下位8ビットに
関してはWi ,BとBのサフィックスを付加して区別し
ている。例えばL6nがW12n ,A及びW12n ,Bの2つ
に分割されることになる。
【0029】この24チャンネルのPCMデータ系列が
まず偶奇インターリーバ(1)に対して供給される。
(n=0,1,2‥‥)とすると、L6n(=W12n
A,W12 n ,B),R6n(=W12n+1 ,A,W12n+1
B)、L6n+2(=W12n+4 ,A,W12n+4 ,B),R
6n+2(=W12n+5 ,A,W12n+5 ,B),L6n+4(=W
12n+ 8 ,A,W12n+8 ,B),R6n+4(=W12n+9
A,W12n+9 ,B)の夫々が偶数番目のワードであり、
これ以外が奇数番目のワードである。偶数番目のワード
からなるPCMデータ系列の夫々が偶奇インターリーバ
1の1ワード遅延回路2A,2B,3A,3B,4A,
4B,5A,5B,6A,6B,7A,7Bによって1
ワード遅延される。勿論、1ワードより大きい例えば8
ワードを遅延させるようにしても良い。また、偶奇イン
ターリーバ1では、偶数番目のワードからなる12個の
データ系列が第1〜第12番目までの伝送チャンネルを
占め、奇数番目のワードからなる12個のデータ系列が
第13〜第24番目までの伝送チャンネルを占めるよう
に変換される。
【0030】偶奇インターリーバ1は、左右のステレオ
信号の夫々に関して連続する2ワード以上が誤り、然も
このエラーが訂正不可能となることを防止するためのも
のである。例えば(Li-1 ,Li ,Li+1 )と連続する
3ワードを考えると、Li が誤っており、然もこのエラ
ーが訂正不可能な場合に、Li-1 又はLi+1 が正しいこ
とが望まれる。それは、誤っているデータLi を補正す
る場合において、前の正しいワードLi-1 でもってLi
を補間(前値ホールド)したり、Li-1 及びL i+1 の平
均値でもってLi を補間するためである。偶奇インター
リーバ1の遅延回路2A,2B〜7A,7Bは、隣接す
るワードが異なるエラー訂正ブロックに含まれるように
するために設けられている。また、偶数番目のワードか
らなるデータ系列と奇数番目のワードからなるデータ系
列毎に伝送チャンネルをまとめているのは、インターリ
ーバしたときに、近接する偶数番目のワードと奇数番目
のワードとの記録位置間の距離をなるべく大とするため
である。
【0031】偶奇インターリーバ1の出力には、第1の
配列状態にある24チャンネルのPCMデータ系列が現
れ、その夫々から1ワードずつが取り出されて符号器8
に供給され、第1のチェックワードQ12n ,Q12n+1
12n+2 ,Q12n+3 が形成される。第1のチェックワー
ドを含んで構成される第1のエラー訂正ブロックは、 (W12n-12,A,W12n-12,B,W12n+1-12,A,W
12n+1-12,B,W12n+4-12,A,W12n+4-12,B,W
12n+5-12,A,W12n+5-12,B,W12n+8-12,A,W
12n+8-12,B,W12n+9-12,A,W12n+9-12,B,W
12n+2 ,A,W12n+2 ,B,W12n+3 ,A,W12n+3
B,W12n+6 ,A,W12n+6 ,B,W12n+7 ,A,W
12n+7 ,B,W12n+10,A,W12n+10,B,W12n+11
A,W12n+11,B,Q 12n ,Q12n+1 ,Q12n+2 ,Q
12n+3 ) となる。第1の符号器8では、1ブロックのワード数:
(n=28)、1ワードのビット数:(m=8)、チェ
ックワード数:(k=4)の符号化がなされている。
【0032】この24個のPCMデータ系列と、4個の
チェックワード系列とがインターリーバ9に供給され
る。インターリーバ9では、偶数番目のワードからなる
PCMデータ系列と奇数番目のワードからなるPCMデ
ータ系列との間にチェックワード系列が介在するように
伝送チャンネルの位置を変えてから、インターリーブの
ための遅延処理を行なっている。この遅延処理は、第1
番目の伝送チャンネルを除く他の27個の伝送チャンネ
ルの夫々に対して、1D,2D,3D,4D‥‥26
D,27D(但し、Dは単位遅延量で例えば4ワード)
の遅延量の遅延回路を挿入することでなされている。
【0033】インターリーバ9の出力には、第2の配列
状態にある28個のデータ系列が現れ、このデータ系列
の夫々から1ワードずつ取り出されて符号器10に供給
され、第2のチェックワードP12n ,P12n+1 ,P
12n+2 ,P12n+3 が形成される。第2のチェックワード
を含んで構成される32ワードからなる第2のエラー訂
正ブロックは、下記のものとなる。 (W12n-12,A,W12n-12(D+1) ,B,W
12n+1-12(2D+1),A,W12n+1-12(3D- 1),B,W
12n+4-12(4D+1),A,W12n+4-12(5D+1),B,W
12n+5-12(6D+1),A,W12n+5-12(7D+1),B‥‥Q
12n-12(12D) ,Q12n+1-12(13D) ,Q12n+2-12(1 4D)
12n+3-12(15D) ,‥‥W12n+10-12(24D),A,W
12n+10-12(25D),B,W12+11-12(26D) ,A,W
12n+11-12(27D),BP12n ,P12+1,P12+2,P12+3
【0034】かかる第1及び第2のチェックワードを含
む32個のデータ系列のうちで、偶数番目の伝送チャン
ネルに対して1ワードの遅延回路が挿入されたインター
リーバ11が設けられており、また第2のチェックワー
ド系列に対してインバータ12,13,14,15が挿
入される。インターリーバ11によってブロック同士の
境界にまたがるエラーが訂正不可能となるワード数のエ
ラーとなり易いことに対処している。また、インバータ
12〜15は、伝送時におけるドロップアウトによって
1ブロック中の全てのデータが“0”となり、これを再
生系において正しいものと判別してしまう誤動作を防止
するため設けられている。同様の目的で第1のチェック
ワード系列に対してもインバータを挿入するようにして
も良い。
【0035】そして、最終的に得られる24個のPCM
データ系列と8個のチェックワード系列との夫々から取
り出された32ワード毎に直列化され、図2に示すよう
に、その先頭に16ビットの同期信号が付加されて1伝
送ブロックとなされて伝送される。図2では、図示の簡
単のため第i番目の伝送チャンネルから取り出された1
ワードをui として表示している。伝送系の具体的な例
としては、磁気記録再生装置、回転ディスク装置などが
あげられる。
【0036】上述の符号器8は、前述したような誤り訂
正符号に関するもので、(n=28,m=8,k=4)
であり、同様の符号器10は、(n=32,m=8,k
=4)である。
【0037】再生されたデータが1伝送ブロックの32
ワード毎に図3に示す誤り訂正デコーダの入力に加えら
れる。再生データであるために、エラーを含んでいる可
能性がある。エラーがなければ、このデコーダの入力に
加えられる32ワードは、誤り訂正エンコーダの出力に
現れる32ワードと一致する。誤り訂正デコーダでは、
エンコーダにおけるインターリーブ処理と対応するデイ
ンターリーブ処理を行って、データの順序を元に戻して
から誤り訂正を行なう。
【0038】まず、奇数番目の伝送チャンネルに対して
1ワードの遅延回路が挿入されたデインターリーバ16
が設けられ、また、チェックワード系列に対してインバ
ータ17,18,19,20が挿入され、初段の復号器
21に供給される。復号器21では、図4に示すよう
に、パリティ検査行列Hc1と入力の32ワード(VT
とから、シンドロームS10,S11,S12,S13が発生さ
れ、これにもとづいてエラー訂正が行なわれる。αは
(F(x)=x8 +x4 +x3 +x2 +1)のGF(2
8 )の元である。復号器21からは、24個のPCMデ
ータ系列と4個のチェックワード系列とが現れ、このデ
ータ系列の1ワード毎にエラーの有無を示す少なくとも
1ビットのポインタ(エラーを含むときに“1”、そう
でないときに“0”)が付加されている。この図4及び
後述の図5において、並びに以下の説明では、受信され
た1ワード i を単位にWi として表わしている。
【0039】この復号器21の出力データ系列がデイン
ターリーバ22に供給される。デインターリーバ22
は、誤り訂正エンコーダにおけるインターリーバ9でな
される遅延処理をキャンセルするためのもので、第1番
目の伝送チャンネルから第27番目の伝送チャンネルま
での夫々に(27D,26D,25D‥‥2D,1D)
と遅延量が異ならされた遅延回路が挿入されている。デ
インターリーバ22の出力が次段の復号器23に供給さ
れる。復号器23では、図5に示すように、パリティ検
査行列HC2と入力の28ワードから、シンドローム
20,S21,S22,S 23が発生され、これにもとづいて
エラー訂正が行なわれる。
【0040】かかる次段の復号器23の出力に現れるデ
ータ系列が偶奇デインターリーバ24に供給される。偶
奇デインターリーバ24では、偶数番目のワードからな
るPCMデータ系列と奇数番目のワードからなるPCM
データ系列とが互いちがいの伝送チャンネルに位置する
ように戻されると共に、奇数番目のワードからなるPC
Mデータ系列に対して1ワード遅延回路が挿入されてい
る。この偶奇デインターリーバ24の出力には、誤り訂
正エンコーダの入力に供給されるのと全く同様の配列と
所定番目の伝送チャンネルとを有するPCMデータ系列
が得られることになる。図3では、図示されてないが、
偶奇デインターリーバ24の次に補正回路が設けられて
おり、復号器21,23で訂正しきれなかったエラーを
目立たなくするような補正例えば平均値補間が行なわれ
る。
【0041】この発明の一例では、初段の復号器21に
おいて1ワードエラーまで訂正するようにしている。そ
して、ひとつのエラー訂正ブロック内において2ワード
以上のエラーがあると検出された場合には、このエラー
訂正ブロック内の32ワード又はチェックワードを除く
28ワードの全てのワードに対してエラーがあることを
示す少なく共1ビットのポインタを付加する。このポイ
ンタは、例えばエラーがあるときは、“1”、そうでな
いときには、“0”とされるものである。なお、初段の
復号の際、上述の所定のワード数を訂正した場合におい
てもエラーが存在したことを示すポインタを付加するよ
うにしてもよい。
【0042】1ワードが8ビットの場合には、最上位ビ
ットの更に上位の1ビットとしてポインタが付加され、
1ワードが9ビットとなされ、デインターリーバ22で
処理されて次段の復号器23に供給される。
【0043】次段の復号器23においては、このポイン
タによって示される第1のエラー訂正ブロック内のエラ
ーワードの個数又はエラーロケーションを用いてエラー
訂正を行なう。図6は、この次段の復号器23における
エラー訂正の一例を示しており、図6及び以下の説明で
は、ポインタによるエラーワードの個数をNp で表わ
し、ポインタによるエラーロケーションをEi で表わ
す。また、図6において、Yは肯定を表わし、Nは否定
を表わす。 (1)エラーの有無をシンドロームS20〜S23によって
調べる。(S20=S21=S22=S23=0)のときは、エ
ラーなしとする。その場合、(NP ≦z1 )かどうかを
調べる。(NP ≦z1 )であれば、エラーなしと判定し
て、そのエラー訂正ブロック内のポインタをクリア
(“0”)とする。(NP >z1 )であれば、シンドロ
ームによる検出が誤っているものとしてポインタをその
ままとしておくか、そのブロック内の全てのワードのポ
インタを“1”にする。z1 としては、かなり大きく例
えば14とする。 (2)エラーがある場合にシンドロームの演算によって
1ワードエラーかどうかを調べる。1ワードエラーの場
合に、エラーロケーションiを求める。このシンドロー
ムの演算により求められるたエラーロケーションiがポ
インタによるものと一致するかどうかが検出される。ポ
インタによるエラーロケーションが複数個あるときは、
その何れかと一致するかどうかが調べられる。(i=E
i )であれば、次に(Np ≦z2 )かどうかが調べられ
る。z2 は例えば10である。(N P ≦z2 )であれ
ば、これは1ワードエラーと判断し、1ワードエラーの
訂正を行なう。(NP >z2 )であれば、1ワードエラ
ーと判断することは危険なので、ポインタをそのままと
しておくか、又は全てのワードをエラーとみなして各ポ
インタを“1”とする。
【0044】(i≠Ei )の場合には、(Np ≦z3
かどうかが調べられる。z3 はかなり小さい数で例えば
3である。(NP ≦z3 )が成立するときは、シンドロ
ームの演算でもってエラーロケーションiについての1
ワードエラーを訂正する。
【0045】(NP >z3 )の場合では、更に(NP
4 )かどうかが調べられる。つまり、(z3 <NP
4 )のときは、シンドロームによる1ワードエラーの
判定が誤っている割には、NP が小さすぎることを意味
するから、そのブロックの全ワードのポインタを“1”
とする。逆に(NP >z4 )であれば、ポインタをその
ままとする。z4 は例えば5である。
【0046】(3)1ワードエラーでもない場合では、
(NP ≦z5 )かどうかが判断され、(NP ≦z5 )の
ときは、ポインタの信頼性が乏しいので、全てのワード
のポインタを“1”とする。(NP >z5 )のときは、
ポインタをそのままとする。
【0047】(4)図6で破線で示すように、ポインタ
によるエラーロケーションを用いてMワードまでの訂正
を行なうようにしても良い。例えば4ワードエラーまで
の訂正が可能である。この場合、ポインタによって示さ
れるエラーロケーションに基づいてエラーの訂正を行な
う。(NP ≠M)の場合には、ポインタをそのままとし
ておくか、又は全てのワードのポインタを、エラーを示
すものに変える。
【0048】なお、1ブロック内のエラーを示すポイン
タの個数NP に対する比較値z1 〜z5 の具体的数値
は、あくまで一例である。上述の例におけるエラー訂正
符号は、5ワードエラー以上の場合に、これをエラーな
しと判断するおそれがあり、また4ワードエラー以上の
場合にはこれを1ワードエラーと判断するおそれがある
ので、このような見逃し又は誤った訂正が生じる確率な
どを考慮して比較値を適切な値とすることができる。
【0049】この図3に示す誤り訂正デコーダでは、第
1のチェックワードQ12n ,Q12n+ 1 ,Q12n+2 ,Q
12n+3 を用いてエラー訂正と第2のチェックワードP
12n ,P 12n+1 ,P12n+2 ,P12n+3 を用いたエラー訂
正とを夫々1回ずつ行なっている。この各エラー訂正を
2回以上(実際的には、2回程度)ずつ行なうようにす
れば、訂正された結果のよりエラーが減少されたことを
利用できるから、エラー訂正能力をより増すことができ
る。このように、更に後段に復号器を設ける場合には、
復号器21,23においてチェックワードの訂正も行な
っておく必要がある。
【0050】なお、上述の例では、インターリーバ9に
おける遅延処理として、遅延量をDずつ異ならせるよう
にしたが、このような規則的な遅延量の変化と異なり、
不規則的なものとしても良い。、また、第2のチェック
ワードPi は、PCMデータのみならず、第1のチェッ
クワードQi をも含んで構成される誤り訂正符号であ
る。これと同様に、第1のチェックワードQi が第2の
チェックワードPi をも含むようにすることも可能であ
る。具体的には、第2のチェックワードPi を帰還して
第1のチェックワードを形成する符号器に供給すれば良
い。
【0051】なお、初段の復号器21において1ワード
エラーを訂正したときでも、この訂正された1ワードが
含まれるエラー訂正ブロック内の全てのワードのポイン
タを“1”とすれば、より一層検出ミス、誤った訂正を
行なうおそれを防止できる。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、エラーロケーション
多項式として受信されたデータの中に2ワードのエラー
があるとして求めたAα2i+Bαi +C=0とα2i+D
αi +E=0を用いるようにしたことにより、この式の
係数を用いてエラー数のチェックが簡単にできる。ま
た、この式の係数はエラーロケーション及びエラー値を
求める演算にも使用される。したがって、エラー訂正作
業が簡易化され、処理時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された誤り訂正エンコーダの一例
のブロック図である。
【図2】伝送時の配列を示すブロック図である。
【図3】誤り訂正デコーダの一例のブロック図である。
【図4】誤り訂正デコーダの復号器の動作の説明に用い
る図である。
【図5】誤り訂正デコーダの復号器の動作の説明に用い
る図である。
【図6】誤り訂正デコーダの復号器の動作の説明に用い
る図である。
【符号の説明】
1,9,11 インターリーバ 8,10 符号器 16,22,24 デインターリーバ 21,23 復号器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nワードで1ブロックを構成し、パリテ
    ィ行列Hを、 但しαはGF(2)上の既約多項式をF(x)とすると
    きにF(x)=0を満足する根である。と表現したとき
    に、 受信されたnワードからなる1ブロックのデータVT
    上記パリティ検査行列Hとから の演算によって4個のシンドロームS0 ,S1 ,S2
    3 を求め、このシンドロームに基づいてエラーを訂正
    する方法において、 上記受信されたnワードのデータ中に2ワードのエラー
    があるとして求められたエラーロケーション方程式 Aα2i+Bαi +C=0 但しiはエラーロケーションの各項の係数A,B,Cを
    上記それぞれのシンドロームから求めると共に、エラー
    ロケーション方程式を α2i+Dαi +E=0 但しiはエラーロケーションとしたときの各項の係数
    D,E及びD2 /Eを上記係数A,B,Cを用いて求
    め、 A=B=C=0か否かを判別し、 上記係数が上記関係を満たすときには、上記シンドロー
    ムを用いてエラー無しか1ワードエラーが存在するかを
    判定し、1ワードエラーが存在すると判定されたときに
    は、上記シンドロームを用いてこの1ワードエラーを訂
    正し、 上記係数が上記関係を満たさないときは、上記D2 /E
    と2ワードエラーが存在するとしたときのそのエラーロ
    ケーションの差tとの関係式を満たすときには2ワード
    エラーが存在すると判定し、2ワードエラーが存在する
    と判定されたときには、上記各項の係数を用いて2ワー
    ドエラーを訂正するようにしたことを特徴とするエラー
    訂正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1においてD2 /Eとエラーロケ
    ーションの差tとの関係式とは D2 /E=α-t+αt であるエラー訂正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、エラーロケーション
    の差tと係数Dに基づいて夫々のエラーロケーションを
    求め、このエラーロケーションで指示されるエラーを訂
    正するようにしたエラー訂正方法。
  4. 【請求項4】 夫々のエラーロケーションをi,jとす
    るときにこのエラーロケーションi,jは αi =D/(1+αt ) αj =D/(1+α-t) から求めるようにした請求項3記載のエラー訂正方法。
  5. 【請求項5】 2ワードエラーが存在するときの夫々の
    エラーロケーションをi,jとするときに夫々のエラー
    パターンei ,ej を係数Dを用いて求め、このエラー
    パターンに基づいてエラー訂正を行なう請求項1記載の
    エラー訂正方法。
  6. 【請求項6】 エラーパターンei は、 (αj 0 +S1 )/D あるいはエラーロケーションの差tを用いて (S0 /Y)+(S1 /D) 但しY=1+α-t によって求め、またエラーパターンei は (αi 0 +S1 )/D あるいはエラーロケーションの差tを用いて (S0 /X)+(S1 /D) 但しX=1+αt によって求められる請求項5記載のエラー訂正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH047848A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Sony Corp 樹脂封止型半導体装置の製造方法とそれに用いるリードフレーム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH047848A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Sony Corp 樹脂封止型半導体装置の製造方法とそれに用いるリードフレーム

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