JPH0727339Y2 - 車輌用電動扉の制御回路 - Google Patents

車輌用電動扉の制御回路

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JPH0727339Y2
JPH0727339Y2 JP1989122446U JP12244689U JPH0727339Y2 JP H0727339 Y2 JPH0727339 Y2 JP H0727339Y2 JP 1989122446 U JP1989122446 U JP 1989122446U JP 12244689 U JP12244689 U JP 12244689U JP H0727339 Y2 JPH0727339 Y2 JP H0727339Y2
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door
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Inventor
英樹 星野
三代司 三輪
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東進物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は車輌の傾斜時における扉の逆動作を防止する車
輌用電動扉の制御回路に関するものである。
従来の技術 従来、車輌用電動扉は片開きドア、スライドドアに関わ
らず駆動用のモーターに歯車等の減速機構、リンク等を
連繋させて扉を開閉するものであるも、かかる構造であ
っては車輌傾斜時において扉の自重等により、減速機
構、リンク等が逆作動し、開口状態であれば閉口方向へ
扉が移動してしまい、完全に乗降出来ないと共に、機械
的なブレーキ装置を設ける場合であっては、個々の伝達
機構によって特殊な機構を要し汎用性がなく、コストが
高騰する欠点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は車輌傾斜時における扉の自重等による逆移動を
防止して昇降時の安全性を向上させると共に、構造等を
簡易と成してコストを安価し、而もあらゆる種類の伝達
機構に対応を可能にする車輌用電動扉の制御回路を提供
せんとするものでる。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、モーターを正逆転と成す正逆
転回路を有する車輌用電動扉において、扉停止位置を検
出する検出手段を設け、該検出手段によりモーターを通
常回転させる直流電源からモーターロック時、該モータ
ーを焼損させない程度の電圧を供給する定電圧回路への
切換手段を設け、該切換手段はリレー接点を作動させる
リレーコイルを非作動状態と成した時に上記電圧を供給
する様にした車輌用電動扉の制御回路を提供して上記欠
点を解消せんとしたものである。
作用 本考案にあっては、扉停止位置である全開時(又は全閉
時)まで扉が開口(又は閉口)させ、かかる位置にて検
出手段を作動させて切換手段により、定電圧回路からモ
ーターに常に開口方向(又は閉口方向)へ該モーターを
回転可能な状態と成すのである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は車輌用電動扉の制御回路であり、直流電源2の正極
にイグニッションキー3を介して開閉スイッチ4のコモ
ン側を接続し、該開閉スイッチ4の開側5にリレーコイ
ル6を接続すると共に、扉停止位置である全開時を検出
するマイクロスイッチ等の検出手段7のコモン側に接続
し、該検出手段7のブレーク側にリレーコイル等の切換
手段8を接続している。
又、開閉スイッチ4の閉側9にリレーコイル10を接続す
ると共に、扉停止位置である全閉時を検出するマイクロ
スイッチ等の検出手段11のコモン側に接続し、該検出手
段11のブレーク側に切換手段8を接続している。
尚、検出手段7、11及び切換手段8は機械的接点を有す
るものであるが、トランジスタ等を使用した無接点回路
を使用することも可能である。
12は正逆転回路であり、正逆回転自在なモーター13の一
端をリレーコイル6のリレー接点14のコモン側に接続す
ると共に、他端をリレーコイル10のリレー接点15のコモ
ン側に接続し、又リレー接点14、リレー接点15のメーク
側及びブレーク側相互を接続して構成し、メーク側に切
換手段8のリレー接点16のコモン側を接続すると共にメ
ーク側を介して直流電源2に接続している。
尚、正逆転回路12は機械的接点を有するものであるが、
トランジスタブリッジとすることも可能である。
17は定電圧回路であり、該定電圧回路の入力端子18はイ
グニッションキー3を介して直流電源2に接続すると共
に、出力端子19をリレー接点16のメーク側に接続してい
る。
尚、20、20a…はダイオードである。
次に本考案に係る車輌用電動扉の制御回路の作用につい
て説明すると、 開閉スイッチ4を開側5に接続し、リレーコイル6に通
電することにより、該リレーコイル6のリレー接点14を
メーク側に接続する共に、切換手段8のリレー接点16を
メーク側に接続して正逆転回路12にてモーター13を正回
転と成して減速機構、リンク機構等(図示せず)を介し
て扉(図示せず)を開口させるのである。
そして、検出手段7により検出される位置、即ち本実施
例では全開時まで扉が開口すると、かかる検出手段7が
作動し、切換手段8を非作動状態と成すことにより、該
切換手段8のリレー接点16がメーク側よりブレーク側に
接続されるため、定電圧回路17からモーター13に、例え
ば12Vの直流電源2の場合、約1乃至2V程度印加させ
て、常に開口方向へモーター13を回転可能な状態と成す
のである。
尚、モーター13はロックされている状態であるが、モー
ターの定格電圧に比し、小なる電圧を印加しているため
モーター13のコイル等が焼損することがないのである。
又、閉口時に際しても開口時と同様のため省略する。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、モーター13を正逆転と成す正逆転回
路12を有する車輌用電動扉において、扉停止位置を検出
する検出手段7、11を設け、該検出手段7、11によりモ
ーター13を通常回転させる直流電源2からモーターロッ
ク時、該モーター13を焼損させない程度の電圧を供給す
る定電圧回路17への切換手段8を設け、該切換手段8は
リレー接点16を作動させるリレーコイルである切換手段
8を非作動状態と成した時に上記電圧を供給する様にし
たので、切換手段8であるリレーコイルが作動しない不
具合が発生したとしても、開口前であれば低電圧がモー
ター13に供給された状態となるため、手動で開ける際の
操作力を低減することができ、又開口後であれば初期の
目的とする開口方向へモーター13を回転可能な状態にで
き、車輌傾斜時における扉の自重等により、該扉が全開
時であれば閉口方向へ移動しようとするが、検出手段
7、11を作動させて切換手段8を介して定電圧回路17に
てモーター13を常に開口方向へ回転させることにより、
扉の逆移動を防止して全開状態を維持出来るため、昇降
時の安全性を向上出来、又扉の伝達機構に機械的なブレ
ーキ装置を付加するものに比し、構造等を簡易と成すこ
とにより、コストを安価に出来、而もあらゆる種類の伝
達機構を有する電動扉であっても対応を可能にすること
が出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は本考案に係る車輌用電動扉の制御回路図であ
る。 2……直流電源、7、11……検出手段 8……切換手段、12……正逆転回路 13……モーター、17……定電圧回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーターを正逆転と成す正逆転回路を有す
    る車輌用電動扉において、扉停止位置を検出する検出手
    段を設け、該検出手段によりモーターを通常回転させる
    直流電源からモーターロック時、該モーターを焼損させ
    ない程度の電圧を供給する定電圧回路への切換手段を設
    け、該切換手段はリレー接点を作動させるリレーコイル
    を非作動状態と成した時に上記電圧を供給する様にした
    ことを特徴とする車輌用電動扉の制御回路。
JP1989122446U 1989-10-19 1989-10-19 車輌用電動扉の制御回路 Expired - Fee Related JPH0727339Y2 (ja)

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