JPH07273301A - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置Info
- Publication number
- JPH07273301A JPH07273301A JP7081169A JP8116995A JPH07273301A JP H07273301 A JPH07273301 A JP H07273301A JP 7081169 A JP7081169 A JP 7081169A JP 8116995 A JP8116995 A JP 8116995A JP H07273301 A JPH07273301 A JP H07273301A
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- JP
- Japan
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- solid
- prevention plate
- flare
- flare prevention
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固体撮像装置のフレア特性を向上すると共
に、フレア防止板の取付け作業性を向上させる。 【構成】 パッケージ内に配設されるCCD素子11の
上方に、フレア防止板12を設けると共に、CCD素子
の有効画素領域11Aに対応する位置にフレア防止板1
2の開口部を下方に向けて拡開するように形成する。こ
の開口部の開口面は、下方に向けて有効画素領域11A
の外側方向へ傾斜するテーパ面となり、固体撮像装置の
上側方より入射する光が開口面に当たっても、その反射
光は、有効画素領域から外れた所に入射するように設定
した。このため、CCD素子は、その反射光によって画
像を乱されることなく撮像することが可能となる。
に、フレア防止板の取付け作業性を向上させる。 【構成】 パッケージ内に配設されるCCD素子11の
上方に、フレア防止板12を設けると共に、CCD素子
の有効画素領域11Aに対応する位置にフレア防止板1
2の開口部を下方に向けて拡開するように形成する。こ
の開口部の開口面は、下方に向けて有効画素領域11A
の外側方向へ傾斜するテーパ面となり、固体撮像装置の
上側方より入射する光が開口面に当たっても、その反射
光は、有効画素領域から外れた所に入射するように設定
した。このため、CCD素子は、その反射光によって画
像を乱されることなく撮像することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体撮像装置に関
し、フレア防止機能の高いフレア防止板を備えた固体撮
像装置に係わる。
し、フレア防止機能の高いフレア防止板を備えた固体撮
像装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固体撮像装置としては、
図3に示すようなものが知られている。同図中、Aは固
体撮像装置であり、絶縁性材料で形成されたパッケージ
1内にCCDチップ2を固設し、所定のワイヤ3で配線
されている。このCCDチップ2の上方には、ステンレ
ス製のフレア防止板4が設けられ、さらに、その上方に
は、封止ガラス5が設けられている。フレア防止板4
は、図4に示すように、CCDチップ2の有効画素領域
に対応する位置に開口部が形成されている。
図3に示すようなものが知られている。同図中、Aは固
体撮像装置であり、絶縁性材料で形成されたパッケージ
1内にCCDチップ2を固設し、所定のワイヤ3で配線
されている。このCCDチップ2の上方には、ステンレ
ス製のフレア防止板4が設けられ、さらに、その上方に
は、封止ガラス5が設けられている。フレア防止板4
は、図4に示すように、CCDチップ2の有効画素領域
に対応する位置に開口部が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の固体撮像装置においては、フレア防止板4に
開口部を形成する方法として上下両表面からのエッチン
グ(ウェットエッチング)を同時に行なうものであるた
め、上下両表面のエッチングマスクのズレや、僅かなエ
ッチング条件の違いで、図5に示すような開口面4Aの
形状は変化してしまう。このような、フレア防止板4の
開口面4Aの断面形状の変化に伴ない、フレア防止板4
のパッケージ1への取付け位置,フレア防止板4の向き
等によってフレア特性が左右される問題があった。ま
た、このような開口面4Aの断面形状を勘案して、取付
ける向きを決めるなどの作業努力を要請されるため、作
業性に大きな問題があった。特に、フレア防止板4の開
口面4Aに入射した光は、その断面形状に起因して不当
な反射を起こし、CCDチップ2の有効画素領域に入射
して、CCDの画像を乱すなどフレア特性を悪化させる
問題を有している。
うな従来の固体撮像装置においては、フレア防止板4に
開口部を形成する方法として上下両表面からのエッチン
グ(ウェットエッチング)を同時に行なうものであるた
め、上下両表面のエッチングマスクのズレや、僅かなエ
ッチング条件の違いで、図5に示すような開口面4Aの
形状は変化してしまう。このような、フレア防止板4の
開口面4Aの断面形状の変化に伴ない、フレア防止板4
のパッケージ1への取付け位置,フレア防止板4の向き
等によってフレア特性が左右される問題があった。ま
た、このような開口面4Aの断面形状を勘案して、取付
ける向きを決めるなどの作業努力を要請されるため、作
業性に大きな問題があった。特に、フレア防止板4の開
口面4Aに入射した光は、その断面形状に起因して不当
な反射を起こし、CCDチップ2の有効画素領域に入射
して、CCDの画像を乱すなどフレア特性を悪化させる
問題を有している。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
して創案されたものであって、フレア特性を向上し、フ
レア防止板取付けの作業性を高める固体撮像装置を得ん
とするものである。
して創案されたものであって、フレア特性を向上し、フ
レア防止板取付けの作業性を高める固体撮像装置を得ん
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、固体
撮像素子の有効画素の上方に、光入射を許容する開口部
が形成されたフレア防止板を備えて成る固体撮像装置に
おいて、上記フレア防止板の開口部が上記固体撮像素子
側に向けて拡開するように内壁面を傾斜させたことを、
その解決手段としている。
撮像素子の有効画素の上方に、光入射を許容する開口部
が形成されたフレア防止板を備えて成る固体撮像装置に
おいて、上記フレア防止板の開口部が上記固体撮像素子
側に向けて拡開するように内壁面を傾斜させたことを、
その解決手段としている。
【0006】
【作用】フレア防止板の開口部が固体撮像素子側に向け
て拡開しているため、開口部の内壁面に入射した光が固
体撮像素子の有効画素領域に入射するのを防止する。こ
のため、固体撮像装置のフレア特性は向上する。
て拡開しているため、開口部の内壁面に入射した光が固
体撮像素子の有効画素領域に入射するのを防止する。こ
のため、固体撮像装置のフレア特性は向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の詳細を図
面に示す実施例に基づいて説明する。
面に示す実施例に基づいて説明する。
【0008】図1及び図2は、本発明の実施例を示して
いる。本実施例に係る固体撮像装置は、パッケージ(図
示省略する)内に設けたCCD素子11の上方にフレア
防止板12,封止ガラス(図示省略する)等を設ける構
成は、上記した従来例と同様である。本実施例において
は、CCD素子11の有効画素領域11Aに対応して開
口させたフレア防止板12の開口部を、下方に向けて拡
開して形成し、開口部の内壁面である開口面をテーパ状
に形成する。
いる。本実施例に係る固体撮像装置は、パッケージ(図
示省略する)内に設けたCCD素子11の上方にフレア
防止板12,封止ガラス(図示省略する)等を設ける構
成は、上記した従来例と同様である。本実施例において
は、CCD素子11の有効画素領域11Aに対応して開
口させたフレア防止板12の開口部を、下方に向けて拡
開して形成し、開口部の内壁面である開口面をテーパ状
に形成する。
【0009】なお、本実施例においては、厚さ0.2m
mのフレア防止板12の表面のみにレジストマスクをパ
ターニングして、これをマスクとしてエッチングを行な
うことにより、下方に向けて拡開する開口部を得ること
ができた。図2に示す拡開角度(θ)は20°〜45°
の範囲で、上側方より入射する光をCCD素子の有効画
素領域11Aに入射しないようにできる。このように、
本実施例においては、パッケージ上部から入射する斜め
方向からの光りがフレア防止板12の開口面で反射して
CCD素子の有効画素領域11Aに入射することが防止
できるため、CCDの画像にシミ状の画像が生ずる弊害
を防止出来る。
mのフレア防止板12の表面のみにレジストマスクをパ
ターニングして、これをマスクとしてエッチングを行な
うことにより、下方に向けて拡開する開口部を得ること
ができた。図2に示す拡開角度(θ)は20°〜45°
の範囲で、上側方より入射する光をCCD素子の有効画
素領域11Aに入射しないようにできる。このように、
本実施例においては、パッケージ上部から入射する斜め
方向からの光りがフレア防止板12の開口面で反射して
CCD素子の有効画素領域11Aに入射することが防止
できるため、CCDの画像にシミ状の画像が生ずる弊害
を防止出来る。
【0010】また、斯かるフレア防止板12をパッケー
ジに取付ける場合は、開口径の大きい面を下向きにし
て、有効画素領域11Aの平面形状(縦横)に留意して
組み付けるだけでよいため、従来のような確実性の小さ
い煩雑な作業を行なう必要がなくなる。このため、製品
の歩留まりを向上することができる。
ジに取付ける場合は、開口径の大きい面を下向きにし
て、有効画素領域11Aの平面形状(縦横)に留意して
組み付けるだけでよいため、従来のような確実性の小さ
い煩雑な作業を行なう必要がなくなる。このため、製品
の歩留まりを向上することができる。
【0011】なお、本実施例の他の構成は従来例と同様
である。
である。
【0012】以上、実施例について説明したが、本発明
は、これに限定されるものではなく、構成の要旨、即
ち、固体撮像素子の有効画素の上方に、光入射を許容す
る開口部が形成されたフレア防止板を備えて成る固体撮
像装置において、上記フレア防止板の開口部が上記固体
撮像素子側に向けて拡開するように内壁面を傾斜させた
ものであれば、その開口部の加工方法,寸法等は、適宜
変更可能である。
は、これに限定されるものではなく、構成の要旨、即
ち、固体撮像素子の有効画素の上方に、光入射を許容す
る開口部が形成されたフレア防止板を備えて成る固体撮
像装置において、上記フレア防止板の開口部が上記固体
撮像素子側に向けて拡開するように内壁面を傾斜させた
ものであれば、その開口部の加工方法,寸法等は、適宜
変更可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、CCD素子への不当な光入射を防止でき、フ
レア特性を向上できる効果を有する。
によれば、CCD素子への不当な光入射を防止でき、フ
レア特性を向上できる効果を有する。
【0014】また、本発明においては、フレア防止板の
取付け作業性を向上できる効果がある。
取付け作業性を向上できる効果がある。
【図1】本発明の実施例の断面図。
【図2】本発明の実施例の部分拡大断面図。
【図3】従来の固体撮像装置の断面図。
【図4】従来のフレア防止板の斜視図。
【図5】従来のフレア防止板の部分断面図。
11…CCD素子 11A…有効画素領域 12…フレア防止板 12A…開口面
Claims (1)
- 【請求項1】 固体撮像素子の有効画素の上方に、光入
射を許容する開口部が形成されたフレア防止板を備えて
成る固体撮像装置において、 上記フレア防止板の開口部が上記固体撮像素子側に向け
て拡開するように内壁面を傾斜させたことを特徴とする
固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7081169A JP2725629B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7081169A JP2725629B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 固体撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07273301A true JPH07273301A (ja) | 1995-10-20 |
JP2725629B2 JP2725629B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13738965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7081169A Expired - Fee Related JP2725629B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725629B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100913325B1 (ko) * | 2007-11-05 | 2009-08-20 | 주식회사 동부하이텍 | 듀얼 이미지 센서 및 그 제조 방법 |
KR20120021088A (ko) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 모듈 |
WO2013002521A1 (en) * | 2011-06-29 | 2013-01-03 | Lg Innotek Co., Ltd. | Camera module |
KR101236051B1 (ko) * | 2011-06-29 | 2013-02-21 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 모듈 |
WO2013081156A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | 京セラ株式会社 | 撮像素子収納用パッケージおよび撮像装置 |
US10965895B2 (en) | 2015-12-16 | 2021-03-30 | Sony Corporation | Solid-state imaging device, manufacturing method of solid-state imaging device, and electronic device |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP7081169A patent/JP2725629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100913325B1 (ko) * | 2007-11-05 | 2009-08-20 | 주식회사 동부하이텍 | 듀얼 이미지 센서 및 그 제조 방법 |
KR20120021088A (ko) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 모듈 |
WO2013002521A1 (en) * | 2011-06-29 | 2013-01-03 | Lg Innotek Co., Ltd. | Camera module |
KR101236051B1 (ko) * | 2011-06-29 | 2013-02-21 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 모듈 |
US9369619B2 (en) | 2011-06-29 | 2016-06-14 | Lg Innotek Co., Ltd. | Camera module having structure to reduce flare phenomenon |
WO2013081156A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | 京セラ株式会社 | 撮像素子収納用パッケージおよび撮像装置 |
JPWO2013081156A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2015-04-27 | 京セラ株式会社 | 撮像素子収納用パッケージおよび撮像装置 |
US9276023B2 (en) | 2011-11-30 | 2016-03-01 | Kyocera Corporation | Image pickup element housing package, and image pickup device |
US10965895B2 (en) | 2015-12-16 | 2021-03-30 | Sony Corporation | Solid-state imaging device, manufacturing method of solid-state imaging device, and electronic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2725629B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |