JPH0727273U - 電動機の刷子保持装置 - Google Patents
電動機の刷子保持装置Info
- Publication number
- JPH0727273U JPH0727273U JP5584893U JP5584893U JPH0727273U JP H0727273 U JPH0727273 U JP H0727273U JP 5584893 U JP5584893 U JP 5584893U JP 5584893 U JP5584893 U JP 5584893U JP H0727273 U JPH0727273 U JP H0727273U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- spring
- electric motor
- brush holding
- resin base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は電動機の刷子保持装置に関するもの
であって、刷子を整流子に押圧するばねのへたりを防止
することを目的としたものである。 【構成】 刷子５を保持する導電性の刷子保持枠１及び
導電性の刷子保持板１５が載置され、電動機のハウジン
グ１４に組み込まれる絶縁性樹脂基盤２と一体にばね保
持部３を設け、該バネ保持部３にばね４の固定端を保持
するようにした。
であって、刷子を整流子に押圧するばねのへたりを防止
することを目的としたものである。 【構成】 刷子５を保持する導電性の刷子保持枠１及び
導電性の刷子保持板１５が載置され、電動機のハウジン
グ１４に組み込まれる絶縁性樹脂基盤２と一体にばね保
持部３を設け、該バネ保持部３にばね４の固定端を保持
するようにした。
Description
【０００１】
本考案は電動機の刷子保持装置に関するものである。
【０００２】
電動機の小型化が進む中、回転子の周方向への広がりを押える一つの方法とし て、刷子を整流子に押圧するばねに板ばねまたは渦巻ばねを用い、刷子保持枠側 面から刷子を押圧する方法がとられている。従来の刷子保持装置を図５に示す。 断面コの字形の刷子保持枠１の開放側の面に、該刷子保持枠１と同材質の導電性 の金属板からなる刷子保持板１５を用い、該刷子保持板１５を曲げ加工により前 記刷子保持枠１側面に伸ばし、そこにばね保持部３を設けていた。
【０００３】
ばね保持部３に刷子５の一面を囲む前記刷子保持枠１及び刷子保持板１５を導 電性の金属板により形成すると、電動機の運転中に図示しない整流子から発生す る熱がばね４に伝達し易くなる。その結果、ばね４のへたりを招き、本来必要と される刷子５への押圧力が低下し、整流悪化、刷子１の寿命低下へとつながって いた。 本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、ばね保持部に絶縁性の樹 脂を用いることにより、安定した機能を果たす刷子保持装置を提供することであ る。
【０００４】
上記目的は、本来刷子保持枠と電動機のハウジングとを絶縁させるためにある 絶縁性の樹脂基盤に、該樹脂基盤と同一材質で一体成形されたばね保持部を設け ることにより達成される。
【０００５】
【作用】 上記のように構成された刷子保持装置は、刷子保持枠とは独立した絶縁性の樹 脂でばね保持部を形成することにより、整流子からの熱が直接ばねに伝達するこ とがなくなり、ばね本来の機能を保つことができる。
【０００６】
図１に電動機のハウジング１４に渦巻ばね４、刷子５と共に取付けられる本考 案刷子保持装置の斜視図、図２に渦巻ばね４、刷子５を組込んだ正面図、図３に 図２の底面図、図４に整流子１７に刷子５が渦巻ばね４により押圧されている側 面図を示す。
【０００７】 絶縁性の樹脂基盤２の上部には刷子保持板１５、刷子保持枠１が配置してある 。刷子保持枠１の左右開放側縁には、夫々前後に２個ずつ形成されたかしめ部１ ６があり、該かしめ部１６が刷子保持枠１及び樹脂基盤２に開けられた貫通穴に 差し込まれ、図２、図３に示されるように樹脂基盤２にかしめ固定されている。 刷子保持板１５は導電性の金属板であり、曲げ加工により接続端子６が刷子保持 枠１の側面にくるように形成されている。該接続端子６は、刷子５のピグテ−ル ７埋込み側に近い方を刷子用端子６ａとし、ピグテ−ル７の端末に取付けたリセ プタクル８を接続する。また他方の接続端子６は固定子用接続端子６ｂとし、図 示しない固定子コイルからのリ−ド線をリセプタクルにより接続するようになっ ている。
【０００８】 前記樹脂基盤２には該樹脂基盤２と同一材質でばね保持部３が一体に成形され 、渦巻ばね４を保持した時、渦巻ばね４が刷子保持枠１の中央に位置するように 配置されている。また樹脂基盤２の下部には案内用リブ９が設けられており、組 込時には電動機のハウジング１４に設けられている案内溝１３に嵌合し、この時 樹脂基盤２の刷子保持枠１の左右に開けられた貫通穴１０はハウジング１４のね じ穴１２と一致し、止めねじ１１による固定を容易なものとする。
【０００９】 絶縁性樹脂基盤２上に刷子保持枠１、ばね保持部３の他刷子５及び固定子との 接続用端子６を一組として設けたことにより、刷子５及びばね４を組込んだアッ センブリの状態で電動機への組込が容易に行えるようになる。
【００１０】
上記したように本考案によれば、刷子押圧用のばねを保持する保持部を本来刷 子保持枠と電動機のハウジングとを絶縁させるためにある絶縁性の樹脂基盤に該 樹脂基盤と同一材質で一体成形したことにより、部品点数を増やすことなく、整 流子からばねへの熱の伝達を防ぎ、ばね本来の機能を全うできる。
【図１】 本考案刷子保持装置の一実施例で電動機への
組込時を示す斜視図。
組込時を示す斜視図。
【図２】 本考案刷子保持装置を示す正面図。
【図３】 図２の底面図。
【図４】 整流子に刷子を押圧している状態を示す側面
図。
図。
【図５】 従来の刷子保持装置の一例を示す斜視図。
１は刷子保持枠、２は絶縁性樹脂基盤、３はばね保持
部、４は渦巻ばね、５は刷子、１５は刷子保持板であ
る。
部、４は渦巻ばね、５は刷子、１５は刷子保持板であ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 絶縁性の樹脂基盤と、該樹脂基盤上に載
置され、導電材から形成される断面コの字形の刷子保持
枠と、前記樹脂基盤と同一材質で一体成形されて刷子保
持枠上方に伸びたばね保持部と、固定端が該ばね保持部
に保持され、自由端が刷子を整流子側に押圧するばねと
を備えたことを特徴とする電動機の刷子保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5584893U JPH0727273U (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 電動機の刷子保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5584893U JPH0727273U (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 電動機の刷子保持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727273U true JPH0727273U (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=13010459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5584893U Pending JPH0727273U (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 電動機の刷子保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727273U (ja) |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP5584893U patent/JPH0727273U/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981208 |