JPH0727266U - ウォームギヤ付モータの軸受構造 - Google Patents

ウォームギヤ付モータの軸受構造

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JPH0727266U
JPH0727266U JP5615893U JP5615893U JPH0727266U JP H0727266 U JPH0727266 U JP H0727266U JP 5615893 U JP5615893 U JP 5615893U JP 5615893 U JP5615893 U JP 5615893U JP H0727266 U JPH0727266 U JP H0727266U
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JP
Japan
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bearing
worm
motor shaft
sound
tip
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Pending
Application number
JP5615893U
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English (en)
Inventor
保治 内田
吉隆 角田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のパワーウィンドなどに使用されるウ
ォームギヤ付モータにおいて、モータ軸のウォーム先端
部外周面が軸受内周面をたたく音を大幅に低減すること
を目的とする。 【構成】 モータ軸のウォーム先端部を支持する軸受と
前記軸受を保持するハウシジングとの間に緩衝材を備え
ることにより、ウォーム先端部外周面が軸受内周面をた
たく音が直接ハウジングに伝わらないため音が拡大され
ず、結果として大幅に音が低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータの軸受構造に関し、特に自動車の窓ガラスを昇降させるパワー ウィンドモータなどのウォームギヤ付モータの軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パワーウィンドなどに使用されるウォームギヤ付モータは、アマチ ュアコア両端とウォーム先端の3点で支持される構造をもつ。
【0003】 以下に、従来のウォームギヤ付モータの軸受構造について説明する。 図2、および図3において、1は先端にウォームネジを形成したモータ軸、2 ,3はモータ軸1のアマチュアコア両端部を回転自在に支持する軸受、4はモー タ軸1のウォーム先端部を回転自在に支持する軸受、5は軸受4を保持するハウ ジング、6はモータ軸1のウォームネジ部と噛み合うウォームホィールである。
【0004】 上記構成において、モータ軸1の回転力はウォームホィール6へと伝達される が、外部負荷が重い場合や拘束される場合、ウォームホィール6には大きな反力 が生じる。この反力によってモータ軸1のウォーム先端部を曲げようとする力が 生じるが、ウォーム先端部は軸受4によって支持されるため、曲げの力はあるレ ベル以上には達しない。
【0005】 ところで、3ヶ所の軸受にすべり軸受を用いる場合、軸と軸受のすきまは小さ い方が良いが、3ヶ所すべてのすきまを小さくすると、各構成部品の仕上り精度 やモータの組み付け誤差により、モータ軸に「こじり」が生じる。そこでこの「 こじり」を解消するために、モータ軸のウォーム先端部と、ウォーム先端部軸受 4とのすきまを他の2ヶ所のすきまより大きくするのが一般的である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら上記従来の構成では、モータ軸のウォーム先端が振れていたり、 ウォームホィールに生じた反力によりモータ軸のウォーム先端が曲げられた場合 に、ウォーム先端部外周面が軸受内周面をたたく音が発生し、しかもその音が前 記軸受を保持するハウジングに伝わり音が拡大されるという問題点を有していた 。
【0007】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、モータ軸のウォーム先端部外周 面が軸受内周面をたたくことにより発生する音を低減することのできるウォーム ギヤ付モータの軸受構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案のウォームギヤ付モータの軸受構造は、モ ータ軸のウォーム先端部を支持する軸受と、前記軸受を保持するハウジングとの 間に緩衝材を備えている。また緩衝材としてOリングを備え、Oリングが前記軸 受の外周面に形成される環状溝に装着された構造が好適である。
【0009】
【作用】
上記構成により、モータ軸のウォーム先端部外周面が軸受内周面をたたく音は 、前記軸受とハウジングとの間の緩衝材により直接ハウジングに音が伝わらない ため、音が拡大されず結果として音が低減されることとなる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0011】 図1において、1はモータ軸、4はモータ軸1のウォーム先端部を回転自在に 支持する軸受であり、軸受4は外周面に環状溝が形成され、前記環状溝にOリン グ7が装着され、前記Oリングの外周をハウジング6が受けることにより軸受全 体の保持がなされる。ハウジング6の軸受保持部内径は、軸受4の外径より大き く、ハウジング6と軸受4は直接接触することなく間にOリング7を介する構成 となっている。
【0012】 以上のように構成されたウォームギヤ付モータの軸受構造について、その動作 を説明する。モータ軸1が回転すると、モータ軸のウォーム先端が振れていたり 、図示しないウォームホィールに生じた反力によりモータ軸のウォーム先端が曲 げられた場合に、ウォーム先端部外周面が軸受4の内周面をたたく音が発生する 。ところが、軸受4に装着されたOリング7がハウジング5へ音が伝わるのを防 止するために音が拡大されず、結果として音が低減されることとなる。
【0013】 ところで、Oリング7がたわむことにより、モータ軸1のウォーム先端部に従 来以上の曲げの力が加わることが考えられるが、この場合、モータ軸のウォーム 先端部と軸受4のすきまを従来より小さくすることで解決できる。「こじり」の 問題はOリング7がたわむことで吸収されることになる。さらに、軸と軸受のす きまが小さくなることにより音が発生しにくくなるという利点もある。
【0014】 なお、本実施例では緩衝材としてOリングを使用しているが、軸受とハシング が直接接触することなく、しかも軸受部がしっかり保持される構造であればOリ ングである必要はない。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案は、モータ軸のウォーム先端を支持する軸受と、前記軸受 を保持するハウジングとの間に緩衝材を備えたことにより、ウォーム先端部外周 面が軸受内周面をたたく音を大幅に低減することのできる優れたウォームギヤ付 モータの軸受構造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のウォームギヤ付モータの軸
受構造を示す部分拡大図
【図2】従来のウォームギヤ付モータの軸受構造を示す
部分拡大図
【図3】従来のウォームギヤ付モータの軸受構造を示す
縦断面図
【符号の説明】
1 モータ軸 2,3 アマチュアコア両端の軸受 4 ウォーム先端の軸受 5 ハウジング 6 ウォームホィール 7 Oリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にウォームネジを形成したモータ軸
    が、アマチュアコア両端とウォーム先端の3点で支持さ
    れ、前記ウォーム先端を支持する軸受と、前記軸受を保
    持するハウジングとの間に緩衝材を備えたことを特徴と
    するウォームギヤ付モータの軸受構造。
  2. 【請求項2】緩衝材としてOリングを備え、Oリングが
    軸受の外周面に形成される環状溝に装着されることを特
    徴とする請求項1記載のウォームギヤ付モータの軸受構
    造。
JP5615893U 1993-10-18 1993-10-18 ウォームギヤ付モータの軸受構造 Pending JPH0727266U (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999043072A1 (fr) * 1998-02-23 1999-08-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Soupape de regulation
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JP2021041285A (ja) * 2018-06-05 2021-03-18 株式会社村田製作所 Cpap装置

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