JPH07272666A - 透過形電子顕微鏡 - Google Patents

透過形電子顕微鏡

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JPH07272666A
JPH07272666A JP6062412A JP6241294A JPH07272666A JP H07272666 A JPH07272666 A JP H07272666A JP 6062412 A JP6062412 A JP 6062412A JP 6241294 A JP6241294 A JP 6241294A JP H07272666 A JPH07272666 A JP H07272666A
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JP
Japan
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electron microscope
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camera
microscope image
images
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Application number
JP6062412A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Shigegaki
宏明 茂垣
Soichiro Hayashi
聰一郎 林
Kenichi Myochin
健一 明珍
Chiyuki Iijima
千之 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07272666A publication Critical patent/JPH07272666A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般的なコンピュター制御によって処理される
透過形電子顕微鏡において、電顕像を撮影するTVカメ
ラと当該電顕像を処理する画像処理装置を備え、TVカ
メラで撮影した電顕像に種々な幾何変換処理をすること
により、画像処理装置内の画像データーが電顕像を映し
だす蛍光板と幾何学的に同一の形状をした電顕像に変換
し、電顕像モニターに再現できる機能を有する透過形電
子顕微鏡。 【効果】TVカメラで変形した電顕像が正規な蛍光板の
電顕像と同一形状に補正され観察できる。特に複数のT
Vカメラと複数のモニターを使用する場合でも、各モニ
ターの電顕像が同一形状で観察できることが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過形電子顕微鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】透過形電子顕微鏡に電顕像をTVカメラ
で撮影しモニターに再現した例は多少有るが幾何学的な
変換処理を画像変換で実施した例は見当らない。また、
複数のTVカメラによって撮影された電顕像を複数のモ
ニターに映しだす例も少ないが実験的な装置には存在し
ている。その場合にはTVカメラの取付け角度が異なる
分だけ電顕像モニターを傾斜させて設置し利用している
例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電顕像が投影されてい
る蛍光板と電顕像を撮影するTVカメラの光軸の角度に
よって発生する台形歪や縦横倍率の違い、また、TVカ
メラの配置によって発生する電顕像の回転等の幾何学的
な変形を補正して蛍光板の電顕像と同一形状に補正する
手段。
【0004】
【課題を解決するための手段】蛍光板の電顕像と同一形
状の電顕像をモニターに表示する手段として、電顕像デ
ーターに幾何変換処理を施し変形した図形を補正する。
【0005】
【作用】TVカメラで変形した電顕像を幾何変換処理を
実施し、正規で幾何学的な電顕像として観察できる補正
処理をする。
【0006】
【実施例】最近、透過形電子顕微鏡において電顕像をT
Vカメラによって観察する傾向が強くなってきた。これ
によって電顕像の明るい部屋での観察が可能になり、ま
た、各種画像処理機能を活用してより観察し易い電顕像
を得ることも可能になってきた。
【0007】図3は透過形電子顕微鏡の概念図である。
電子銃および加速管(1)からの電子線(2)はコンデ
ンサーレンズ(3)で適切な電流値や径に設定し、試料
(4)に照射される。試料(4)を透過した電子線(2)
は対物レンズ(5)と投影レンズ(6)とで拡大し蛍光
板(7)に電顕像(8)を結ぶ。この電子光学系の各レ
ンズ等の電源の供給は、操作卓(16)と制御CPU
(15)の操作指示信号で電子光学系電源(11)を動
作させて実行する。また、電顕像(8)はTVカメラ1
(9)とTVカメラ2(10)とで撮影され、画像処理
装置に取り込まれ電顕像モニター1(13)と電顕像モ
ニター2(14)に表示される。
【0008】この図においてTVカメラを二台配置した
のは、一方は通常の明るい像の観察に、他方は暗い像の
観察に利用できる様に、前者は高解像度カメラで、後者
は高感度カメラを想定しての構成を示した。この様に透
過形電子顕微鏡には観察する試料によって、微弱な電子
線(2)の電流で試料(4)の破壊を防いだりするため
に暗い像で観察せざるを得ない場合や、回折像を観察す
るための冷却CCDカメラを使用したりして一台のカメ
ラでは、その電子顕微鏡の性能が発揮できない例が多い
ため、必然的に複数のカメラを使用し、その時々の条件
で最適なTVカメラに切り替えて使用することが必要で
ある。
【0009】一般的に複数のTVカメラを使うためには
機構的な問題から図3に示す様に、互いのTVカメラ1
(9)とTVカメラ2(10)とを離して配置しなけれ
ばならない。特にここでは図の左右にTVカメラ1
(9)とTVカメラ2(10)とを配置しその電顕像を
観察する例を示した。しかし、その配置のためにTVカ
メラで撮影した電顕像(8)は幾何学的な歪を生ずる。
TVカメラ1(9)の電顕像は電顕像モニター1(13)
の様にアルファベットの“F”を撮影すると、TVカメ
ラ1(9)は反時計方向に90°,TVカメラ2(10)
は時計方向に90°回転してしまう。この像回転を補正
するにはTVカメラを回転させて取り付けるか、もしく
は電顕像モニターを回転させても可能である。しかし、
この方法では直立して配置する様にできているモニター
を横にしたりして外観的にも美的な点からも望ましい解
決策とは言え無い。また、電顕像の撮像範囲とTVカメ
ラの撮像面との光路長の差からTVカメラでの電顕像は
台形歪と縦横の倍率差が発生し、図3の電顕像モニター
1(13)と電顕像モニター2(14)の様に幾何学的
な変形が生ずる。
【0010】図4に電子顕微鏡の蛍光板(7)の電顕像
(8)の反射像を前後左右に配置したそれぞれのTVカ
メラで撮影した時の電顕像モニターの表示状態を(a),
(b),(c),(d)で示す。観察の視線は各々電顕像の
外側から見た時の形状を示した。例えば、この図4
(a)は左側面に配置したTVカメラの電顕像(17)
で、図の様に左に90°回転して見える。この時の電顕
像は図3の電顕像モニター1(13)の像に相当する。
(b)は正面に配置したTVカメラの電顕像(18)で、
図の通りに見える。(c)は右側面に配置したTVカメ
ラの電顕像(19)で、図の様に右に90°回転して見
える。また、(d)は背面に配置したTVカメラの電顕
像(20)で図の様に180°回転して見える。そのう
えそれぞれに台形歪が発生していて、このままの状態で
は同一像を観察しているとは思えない様な変形像であ
る。
【0011】これらの幾何学的な変形を補正するため
に、各TVカメラで撮影した電顕像を幾何変換処理を画
像処理装置で実行しモニター出力することで問題の解決
が図られる。この様子を図1に示した。図中(a)から
(d)は図4のそれぞれの位置に配置したTVカメラで
撮影した電顕像に相当する。左側面のTVカメラ1(9)
の原画である電顕像(17)を台形補正を実行して補正
像(21)を、その補正像(21)を倍率補正を実行し
て補正像(22)を、さらに、その補正像(22)を時計
方向に90°の回転補正を実行し最終的な補正像(2
3)を得る。同様に各TVカメラの電顕像を幾何変換処
理を実行して各々の最終像を得る。
【0012】また、この画像処理の順序は特に定まった
規則は無く、図2に示した様に原画の電顕像(17)を
回転補正をし、台形補正をし、倍率補正をすると言った
順序でも同様な結果が得られる。さらに、この幾何変換
処理は前述の様に、特に90°の回転のみにこだわる必要
も無く、機械的に安定し配置できればどんな角度でも処
理は可能である。
【0013】図3の電顕像(8)は蛍光板(7)の反射
光をTVカメラ1(9)とTVカメラ2(10)とで撮
影したために台形歪や縦横倍率の差が発生した。しか
し、図5に示す様に蛍光板(7)を薄くして透過電顕像
をミラー支え台(33)に取り付けたミラー(32)で
反射させ、TVカメラ(31)で撮影する構造にするこ
とによって台形歪や縦横倍率の差は除ける。また、TV
カメラの切り替えは、このミラー支え台(33)を含む
TVカメラ(31)を一体にスライド盤(37)の上を
左右に移動する機構部(図示無し)で、右側のミラー支
え台(36)とTVカメラ(34)とを切り替えること
で実行できる。
【0014】さらに図6の様にTVカメラ(31),(3
4)は固定してミラー支え台(33)を回転機構(38)
で回転させてもTVカメラの切り替えは可能である。図
5,図6にはTVカメラを二台で図示したが、特別な意
味は無く何台でも機構的に配置できるだけ可能である。
【0015】しかし依然として電顕像(8)の像回転は
残り、これの補正方法はTVカメラを回転して取り付け
るか、もしくは幾何変換処理で回転補正を実行するしか
無い。
【0016】
【発明の効果】TVカメラで変形した電顕像が正規な蛍
光板の電顕像と同一形状に補正され観察できる。特に複
数のTVカメラと複数のモニターを使用する場合でも、
各モニターの電顕像が同一形状で観察できることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電顕像の幾何変換処理の例を示
す図である。
【図2】電顕像の幾何変換処理の異なる処理手順の例を
示す図である。
【図3】一般的な透過形電子顕微鏡の構成とTVカメラ
を含む画像処理装置の構成例を示す図である。
【図4】電子顕微鏡における蛍光板の電顕像を前後左右
に配置したTVカメラで観察した時のモニター像の表示
例を示す図である。
【図5】電顕像を透過形蛍光板を使用してTVカメラに
撮影する一例で、TVカメラの切り替えは電顕像を反射
するミラーごとスライドする例を示す図である。
【図6】電顕像を透過形蛍光板を使用してTVカメラに
撮影する一例で、TVカメラの切り替えは電顕像を反射
するミラーを回転して実行する例を示す図である。
【符号の説明】
1…電子銃および加速管、2…電子線、3…コンデンサ
ーレンズ、4…試料、5…対物レンズ、6…投影レン
ズ、7…蛍光板、8,17,18,19,20…電顕
像、9…TVカメラ1、10…TVカメラ2、11…電
子光学系電源、12…画像処理装置、13…電顕像モニ
ター1、14…電顕像モニター2、15…制御CPU、
16…操作卓、21,22,23…補正像、24…電顕
像17の回転補正後の補正像、25…補正像24の台形
補正後の補正像、26…補正像25の倍率補正後の補正
像、31…TVカメラ、32…ミラー、33,36…ミ
ラー支え台、34…TVカメラ、35…透過電顕像を反
射するミラー、37…スライド盤、38…回転機構。
フロントページの続き (72)発明者 林 聰一郎 茨城県勝田市大字市毛882番地 株式会社 日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 明珍 健一 茨城県勝田市大字市毛882番地 株式会社 日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 飯島 千之 茨城県勝田市堀口字長久保832番地2 日 立計測エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般的なコンピュター制御によって処理さ
    れる透過形電子顕微鏡において、電顕像を撮影するTV
    カメラと当該電顕像を処理する画像処理装置を備え、T
    Vカメラで撮影した電顕像に種々な幾何変換処理をする
    ことにより、画像処理装置内の画像データーが電顕像を
    映しだす蛍光板と幾何学的に同一の形状をした電顕像に
    変換し、電顕像モニターに再現できる機能を有すること
    を特徴とした透過形電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】請求項1において、画像処理装置の代わり
    に制御CPUに当該画像処理機能を持たせ同様の効果が
    得られる様に装置を構成したことを特徴とした透過形電
    子顕微鏡。
  3. 【請求項3】請求項1において、特に複数のTVカメラ
    で撮影した電顕像を複数の電顕像モニターに映しだし、
    この複数のモニターの電顕像が各々同一な形状をした電
    顕像になる様に幾何学的な変換処理のうち特に台形補
    正,縦横倍率補正や回転補正を実施できることを特徴と
    する透過形電子顕微鏡。
JP6062412A 1994-03-31 1994-03-31 透過形電子顕微鏡 Pending JPH07272666A (ja)

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