JP2001189847A - 画像傾き補正装置、画像傾き補正方法および画像傾き補正プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像傾き補正装置、画像傾き補正方法および画像傾き補正プログラムを記録した記録媒体

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JP2001189847A
JP2001189847A JP2000000045A JP2000000045A JP2001189847A JP 2001189847 A JP2001189847 A JP 2001189847A JP 2000000045 A JP2000000045 A JP 2000000045A JP 2000000045 A JP2000000045 A JP 2000000045A JP 2001189847 A JP2001189847 A JP 2001189847A
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JP2000000045A
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Takashi Kondo
尊司 近藤
Kazuhiro Shibatani
一弘 柴谷
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
Akira Kosaka
明 小坂
Ichiro Kasai
一郎 笠井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割撮影された複数の分割画像に対して、撮
影対象面の傾きから生じる画像歪みを適切に補正する。 【解決手段】 カメラに対して原稿面が傾いている場
合、カメラを固定し撮影方向(CCD面)のみを変化さ
せて、撮影範囲を2分割して撮影すると、(a)に示す
撮影画像が得られる。原稿面の傾きにより、第2画像は
CCD面と原稿面とが正対した状態で撮影されている
が、第1画像は原稿面の傾きと撮影方向の傾きとの和だ
け、CCD面と原稿面とが傾いた状態で撮影されてい
る。このため、第2画像には画像歪みが生じてないが第
1画像には急激な歪みが生じている。この画像を、CC
D面と原稿面との傾きを考慮してL0の位置を基準に、
y方向に拡大補正し(b)x方向に拡大補正する
(c)。これにより、原稿の傾きからくる画像歪みが補
正され、第1、第2画像とも同じ倍率の補正画像が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像傾き補正装置、
画像傾き補正方法および画像傾き補正プログラムを記録
した記録媒体に関し、特に、撮影対象となる面を分割撮
影した際の複数の分割画像に対して、撮影対象となる面
の傾きを考慮した適切な傾き補正を行なうことを目的と
する画像傾き補正装置、画像傾き補正方法および画像傾
き補正プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ等に用いられるエリアセ
ンサの解像度は、近年飛躍的に向上しているが、文書画
像の入力という用途に対しては未だ不十分なレベルであ
る。そこで、従来から、解像度不足を補い比較的容易に
高解像度化を実現すべく、文書画像を複数に分割して撮
影し、そこで得られた分割画像を貼り合せて合成画像を
生成するという技術が提案されている。
【0003】特開平11−195104にも、そのよう
な分割画像を貼り合せて高解像度の合成画像を生成する
という技術が開示されている。そこでは、特に、合成画
像を生成するに際し、分割画像に対する撮影方向(撮像
面の法線方向)が画面中心からずれていることにより生
じる画像の歪みを解決するための補正方法について開示
されている。
【0004】図13は、撮影方向が画面中心からずれて
いることにより生じる画像歪みの補正を説明するための
図である。図13(a)は、原稿を左右に2分割して撮
影した際に得られる画像(第1画像および第2画像)を
示しており、図13(b)は、その際の撮影状況(原稿
面と撮影方向との関係)を示している。なお、ここで
は、第1画像を撮影する際の光軸方向を第1撮影方向、
第2画像を撮影する際の光軸方向を第2撮影方向として
いる。また、実際には貼り合せの対応点を検索するため
に中央部が重なるように撮影方向が設定されるが、ここ
では省略している(以下、図5、図14等においても同
じ)。
【0005】原稿面に対して撮影方向に傾きがなけれ
ば、即ち、図13(b)の原稿面Uと撮像面Vに正対す
る面Wとの角度差が0であれば、撮影画像としては、長
方形の画像が得られるはずである。しかし、第1撮影方
向および第2撮影方向とも、原稿面Uと撮像面Vに正対
する面Wとの角度差がθ/2の傾きを有している。した
がって、これらの撮影方向において撮影される画像は、
図13(a)に示すように、第1画像および第2画像と
も、中心から離れるに従って縮小したような歪んだ画像
となる。
【0006】特開平11−195104に示される技術
では、このような画像歪みを是正すべく、第1および第
2の各画像データに撮影方向の傾き(θ/2)を考慮し
た補正を行なう。そして、最終的に歪みの生じない状態
において両画像を合成することにより高解像度の画像生
成を可能としている。
【0007】しかしながら、この特開平11−1951
04に示される技術では、上述したように撮影方向の傾
きが考慮され、これにより生じる画像歪みは補正される
が、カメラ方向と原稿面との傾きについては考慮されて
いない。
【0008】通常、デジタルカメラ等は操作者が手持ち
で撮影するため、原稿とカメラとを正対させることは非
常に難しい。また、会議の場においてホワイトボードに
記された内容を撮影する際などは、操作者の席とホワイ
トボードとの位置関係により斜めから撮影しなければな
らない場合もある。したがって、現実には、原稿面はカ
メラ方向に対して傾いていることが多く、特開平11−
195104の技術によっては、この傾きから生じる画
像歪みを補正することはできない。
【0009】一方、原稿面とカメラ方向の傾きにより生
じる画像歪みを補正する技術については、特開平10−
13733等に開示されている。そこには、撮影画面中
央の撮影倍率を基準として、全画面がその倍率に一致す
るように各部を拡大または縮小するという技術が記載さ
れている。つまり、画面中央の撮影倍率に基づいた補正
を行なうことにより、原稿面とカメラ方向の傾きから生
じる画像歪みを補正することを可能としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の先行技術にも、原稿傾きと撮影方向の傾きの影響が混
在した画像に対してどのように補正すればよいかは示さ
れていない。
【0011】また、それぞれの分割画像に対して、特開
平10−13733に示される技術を利用して補正を行
なうと、以下に示すような不都合が生じることになる。
図14および図15を用いて、このような撮影画面中央
を撮影倍率の基準とした場合の不具合を説明する。
【0012】図14は、原稿がカメラに対してθa傾い
た状態で撮影された際の補正前の分割画像およびその撮
影状況を説明するための図である。図14(a)は、原
稿を左右に2分割して撮影した際に得られる画像(第1
画像および第2画像)を示しており、図14(b)は、
その際の撮影状況(原稿面と撮影方向との関係)を示し
ている。なお、図13と同様に、第1画像および第2画
像を撮影する方向をそれぞれ第1撮影方向および第2撮
影方向としている。
【0013】図14(b)において、矢印Aはカメラ正
面方向を示している。そして、原稿Uはカメラに対して
(カメラ正面方向に垂直な面に対して)θaの傾きを有
している。以下、原稿面Uとカメラ正面方向に垂直な面
とのなす角を、「原稿傾斜角」という。なお、便宜上、
ここでは、θa=θ/2の場合について考える。
【0014】第2撮影方向は、原稿面Uに対して傾きが
ない(原稿面Uと撮像面Vと正対する面Wとの角度差が
0)。したがって、この状況で撮影された画像は、図1
4(a)の右側に示されるように、歪みのない長方形の
画像が得られる(第2画像)。
【0015】これに対して、第1撮影方向は、図14
(b)に示すように、原稿面Uに対してθ(θ=θ/2
+θa)の傾きを有している。これは、撮影方向のカメ
ラ正面方向(矢印A)に対する傾きθ/2(以下、「撮
影方向傾斜角」という)に加えて、原稿傾斜角θaが考
慮されることになるからである。
【0016】このため、図14(a)に示すように、第
1画像は、図13(a)に示す第1画像よりも急激に、
中心から離れるに従って縮小したような歪んだ画像とな
っている。
【0017】図15は、図14に示す撮影状況のもとで
撮影された各画像に特開平10−13733の技術を用
いて補正を行なった場合の図である。ここで図15
(a)は図14(a)と同じ補正前の撮影画像であり、
図15(b)は補正後の撮影画像である。特開平10−
13733の技術によると、画面中央の倍率に合せて補
正が行なわれる。したがって、この例の各分割画像の補
正に利用しようとすると、第1画像は基準倍率がLL
なり、第2画像は基準倍率がLRとなる。撮影倍率L L
Rとは異なるため、図15(b)に示すように、補正
後の画像は、左右で異なる倍率の画像が得られる。した
がって、この状態ではこれらの分割画像を貼り合せ、合
成することができない。
【0018】このように、カメラと原稿が傾いている場
合には、撮影された複数の分割画像の中央の倍率がそれ
ぞれ異なるため、補正後の画像の倍率もそれぞれ異なる
ものとなり、適正な画像が得られないという不都合が生
じていた。
【0019】本発明はかかる実状に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、分割撮影された複数の分割画像
に対して、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを適切
に補正することのできる画像傾き補正装置および画像傾
き補正方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のある局面に従うと、画像傾き補正装置は、
撮影対象となる面を分割撮影した際の複数の分割画像を
取得する画像取得部と、基準方向に対する撮影対象とな
る面の傾きを取得する対象面傾き取得部と、基準方向に
対する複数の分割画像それぞれの撮影方向の傾きを取得
する撮影方向傾き取得部と、取得された撮影対象となる
面の傾きおよび撮影方向の傾きに応じて、取得された複
数の分割画像それぞれを補正する補正部とを備える。
【0021】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きおよび複数の分割画像それぞれの撮
影方向の傾きが取得され、これらに応じて、取得された
複数の分割画像それぞれが補正される。したがって、分
割撮影された複数の分割画像に対して、撮影対象面の傾
きから生じる画像歪みを適切に補正することのできる画
像傾き補正装置を提供することが可能となる。
【0022】好ましくは、前記取得された複数の分割画
像は、撮影方向をそれぞれ変化させて撮影された画像を
含む。
【0023】これによると、複数の分割画像は撮影方向
を変化させることにより撮影されたものが含まれる。こ
のため、撮像素子部の数を増加させることなく簡易な構
成でもって複数の分割画像が撮影され、容易に複数の分
割画像を取得することが可能となる。
【0024】また、好ましくは、前記補正部は、同じ基
準点に基づいて、複数の分割画像それぞれを補正するこ
とを特徴とする。
【0025】これによると、画像取得部により取得され
た複数の分割画像は、同じ基準点に基づいて補正され
る。したがって、それぞれの分割画像データが同じ倍率
となるように、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みが
適切に補正されることになる。
【0026】本発明の別の局面に従うと、画像傾き補正
装置は、撮影対象となる面を分割撮影した際の複数の分
割画像を取得する画像取得部と、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きを取得する対象面傾き取得部と、取
得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、取得され
た複数の分割画像それぞれを補正する補正部とを備え、
補正部は、同じ基準点に基づいて、複数の分割画像それ
ぞれを補正することを特徴とする。
【0027】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きが取得され、その傾きを考慮して、
同じ基準点に基づいて複数の分割画像それぞれが補正さ
れる。したがって、それぞれの分割画像が同じ倍率とな
るように、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを適切
に補正することのできる画像傾き補正装置を提供するこ
とが可能となる。
【0028】本発明のさらに別の局面に従うと、画像傾
き補正装置は、撮影対象となる面を分割撮影した際の複
数の分割画像を取得する画像取得部と、基準方向に対す
る撮影対象となる面の傾きを取得する対象面傾き取得部
と、取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、取
得された複数の分割画像それぞれを補正する補正部とを
備え、補正部は、同じ倍率になるように複数の分割画像
それぞれを補正することを特徴とする。
【0029】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きが取得され、その傾きを考慮して、
同じ倍率になるように複数の分割画像それぞれが補正さ
れる。したがって、その後の分割画像の張り合わせ処理
が容易となり、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを
適切に補正することのできる画像傾き補正装置を提供す
ることが可能となる。
【0030】また、好ましくは、前記対象面傾き取得部
は、測距センサにより測定された撮影対象となる面上の
複数の点までの距離に基づいて取得することを特徴とす
る。
【0031】これによると、基準方向に対する撮影対象
となる面の傾きは、測距センサにより測定された複数の
点までの距離に基づいて取得される。このため容易に、
対象となる面の傾きを取得することが可能となる。
【0032】本発明のさらに別の局面に従うと、画像傾
き補正方法は、撮影対象となる面を分割撮影した際の複
数の分割画像を取得する画像取得ステップと、基準方向
に対する撮影対象となる面の傾きを取得する対象面傾き
取得ステップと、基準方向に対する複数の分割画像それ
ぞれの撮影方向の傾きを取得する撮影方向傾き取得ステ
ップと、取得された撮影対象となる面の傾きおよび撮影
方向の傾きに応じて、取得された複数の分割画像それぞ
れを補正する補正ステップとを備える。
【0033】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きおよび各分割画像の撮影方向の傾き
が取得され、これらに応じて、取得された複数の分割画
像それぞれが補正される。したがって、分割撮影された
複数の分割画像に対して、撮影対象面の傾きから生じる
画像歪みを適切に補正することのできる画像傾き補正方
法を提供することができる。
【0034】好ましくは、取得された複数の分割画像
は、撮影方向をそれぞれ変化させて撮影された画像を含
む。
【0035】これによると、複数の分割画像は撮影方向
を変化させることにより撮影されたものが含まれる。こ
のため、撮像素子部の数を増加させることなく簡易な構
成でもって複数の分割画像が撮影され、容易に複数の分
割画像を取得することが可能となる。
【0036】また、好ましくは、前記補正ステップは、
同じ基準点に基づいて、複数の分割画像それぞれを補正
することを特徴とする。
【0037】これによると、画像取得ステップにより取
得された複数の分割画像は、同じ基準点に基づいて補正
される。したがって、それぞれの分割画像が同じ倍率と
なるように、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みが適
切に補正されることになる。
【0038】また、本発明のさらに別の局面に従うと、
画像傾き補正方法は、撮影対象となる面を分割撮影した
際の複数の分割画像を取得する画像取得ステップと、基
準方向に対する撮影対象となる面の傾きを取得する対象
面傾き取得ステップと、取得された撮影対象となる面の
傾きを考慮して、取得された複数の分割画像それぞれを
補正する補正ステップとを備え、補正ステップは、同じ
基準点に基づいて、複数の分割画像それぞれを補正する
ことを特徴とする。
【0039】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きが取得され、その傾きを考慮して、
同じ基準点に基づいて複数の分割画像それぞれが補正さ
れる。したがって、それぞれの分割画像が同じ倍率とな
るように、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを適切
に補正することのできる画像傾き補正方法を提供するこ
とが可能となる。
【0040】本発明のさらに別の局面に従うと、画像傾
き補正方法は、撮影対象となる面を分割撮影した際の複
数の分割画像を取得する画像取得ステップと、基準方向
に対する撮影対象となる面の傾きを取得する対象面傾き
取得ステップと、取得された撮影対象となる面の傾きを
考慮して、取得された複数の分割画像それぞれを補正す
る補正ステップとを備え、補正ステップは、同じ倍率に
なるように複数の分割画像それぞれを補正することを特
徴とする。
【0041】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きが取得され、その傾きを考慮して、
同じ倍率になるように複数の分割画像それぞれが補正さ
れる。したがって、その後の分割画像の張り合わせ処理
が容易となり、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを
適切に補正することのできる画像傾き補正方法を提供す
ることが可能となる。
【0042】好ましくは、前記対象面傾き取得ステップ
は、測距センサにより測定された撮影対象となる面上の
複数の点までの距離に基づいて取得することを特徴とす
る。
【0043】これによると、基準方向に対する撮影対象
となる面の傾きは、測距センサにより測定された複数の
点までの距離に基づいて取得される。このため容易に、
対象となる面の傾きを取得することが可能となる。
【0044】本発明のさらに別の局面に従うと、画像傾
き補正プログラムを記録した記録媒体は、撮影対象とな
る面を分割撮影した際の複数の分割画像を取得する画像
取得ステップと、基準方向に対する撮影対象となる面の
傾きを取得する対象面傾き取得ステップと、基準方向に
対する複数の分割画像それぞれの撮影方向の傾きを取得
する撮影方向傾き取得ステップと、取得された撮影対象
となる面の傾きおよび撮影方向の傾きに応じて、取得さ
れた複数の分割画像それぞれを補正する補正ステップと
をコンピュータに実行させるための画像傾き補正プログ
ラムを記録する。
【0045】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きおよび各分割画像の撮影方向の傾き
が取得され、これらに応じて、取得された複数の分割画
像それぞれが補正される。したがって、分割撮影された
複数の分割画像に対して、撮影対象面の傾きから生じる
画像歪みを適切に補正することのできる画像傾き補正プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0046】好ましくは、前記取得された複数の分割画
像は、撮影方向をそれぞれ変化させて撮影された画像を
含む。
【0047】これによると、複数の分割画像は撮影方向
を変化させることにより撮影されたものが含まれる。こ
のため、撮像素子部の数を増加させることなく簡易な構
成でもって複数の分割画像が撮影され、容易に複数の分
割画像を取得することが可能となる。
【0048】また、好ましくは、前記補正ステップは、
同じ基準点に基づいて、複数の分割画像それぞれを補正
することを特徴とする。
【0049】これによると、画像取得ステップにより取
得された複数の分割画像は、同じ基準点に基づいて補正
される。したがって、それぞれの分割画像が同じ倍率と
なるように、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みが適
切に補正されることになる。
【0050】また、本発明のさらに別の局面に従うと、
画像傾き補正プログラムを記録した記録媒体は、撮影対
象となる面を分割撮影した際の複数の分割画像を取得す
る画像取得ステップと、基準方向に対する撮影対象とな
る面の傾きを取得する対象面傾き取得ステップと、取得
された撮影対象となる面の傾きを考慮して、取得された
複数の分割画像それぞれを補正する補正ステップとを、
コンピュータに実行させるための画像傾き補正プログラ
ムを記録し、補正ステップは、同じ基準点に基づいて、
複数の分割画像それぞれを補正することを特徴とする。
【0051】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きが取得され、その傾きを考慮して、
同じ基準点に基づいて複数の分割画像それぞれが補正さ
れる。したがって、それぞれの分割画像が同じ倍率とな
るように、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを適切
に補正することのできる画像傾き補正プログラムを記録
した記録媒体を提供することが可能となる。
【0052】本発明のさらに別の局面に従うと、画像傾
き補正プログラムを記録した記録媒体は、撮影対象とな
る面を分割撮影した際の複数の分割画像を取得する画像
取得ステップと、基準方向に対する撮影対象となる面の
傾きを取得する対象面傾き取得ステップと、取得された
撮影対象となる面の傾きを考慮して、取得された複数の
分割画像それぞれを補正する補正ステップとを、コンピ
ュータに実行させるための画像傾き補正プログラムを記
録し、補正ステップは、同じ倍率になるように複数の分
割画像それぞれを補正することを特徴とする。
【0053】この発明に従うと、基準方向に対する撮影
対象となる面の傾きが取得され、その傾きを考慮して、
同じ倍率になるように複数の分割画像それぞれが補正さ
れる。したがって、その後の分割画像の張り合わせ処理
が容易となり、撮影対象面の傾きから生じる画像歪みを
適切に補正することのできる画像傾き補正プログラムを
記録した記録媒体を提供することが可能となる。
【0054】好ましくは、前記対象面傾き取得ステップ
は、測距センサにより測定された撮影対象となる面上の
複数の点までの距離に基づいて取得することを特徴とす
る。
【0055】これによると、基準方向に対する撮影対象
となる面の傾きは、測距センサにより測定された複数の
点までの距離に基づいて取得される。このため容易に、
対象となる面の傾きを取得することが可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態にお
けるデジタルカメラ10の概略を示す透視図である。図
1を参照して、デジタルカメラ10は、ユーザ操作によ
り撮影開始を行なうためのレリーズスイッチ12と、各
分割撮影領域の略中央等に位置する被写体までの距離を
計測するための多点測距装置13と、カメラ本体11の
裏面に設けられた表示部14と、大略、眼を模した撮像
ユニット15と、撮像ユニット15を走査させるための
走査駆動ユニット16とを備えている。
【0057】表示部14は、液晶パネルを含み、警告表
示や撮影画像の表示が可能となっている。なお、カメラ
本体11の裏面には、表示部14の他に、不図示の文書
/風景モードを切り替えるモード切替スイッチ、電源ス
イッチ等も設けられている。
【0058】図2は、撮像ユニット15と走査駆動ユニ
ット16の詳細を説明するための斜視図である。図2を
参照して、撮像ユニット15は、被写体像の撮影倍率を
変化させるためのズームレンズ21と、ズームレンズ2
1を駆動させるためのズームモータ23と、被写体像の
光信号を電気信号に変換するための撮像素子(CCD)
22とを備えていいる。
【0059】ズームレンズ21は、ズームモータ23の
駆動によって撮影倍率を変化させることが可能となって
おり、入射する被写体像の光を撮像素子22上に結像さ
せる。なお、撮影倍率は、撮影領域の分割数に応じて、
撮影領域の全体画像から各部分領域の分割画像までを撮
像素子22に結像できる範囲を備えている。
【0060】走査駆動ユニット16は、U字状ガイド2
4と、U字状ガイド24の下部を回転自在に支持する回
転軸25と、U字状ガイド24の上部に回転自在に支持
され、かつ撮像ユニット15を回転自在に支持する回転
軸26と、各回転軸25、26にそれぞれ結合されたモ
ータおよび角度センサ27、28とで構成されている。
このため、撮像ユニット15の撮影方向をX、Y方向に
任意に制御することができる。
【0061】図3は、デジタルカメラ10の全体構成を
示す制御ブロック図である。図3を参照して、デジタル
カメラ10は、装置全体を制御するCPU31と、多点
測距装置13と、ユーザによる種々の操作が行なわれる
操作部32と、撮影画像のプレビュー画像表示等を行な
うための表示部14と、撮影倍率の変化のためにズーム
モータ23の駆動を制御するズーム制御部33と、焦点
調整を行なうための焦点調整装置34と、走査駆動ユニ
ット16を駆動させて撮影方向を制御するための撮影方
向制御部35とを備えている。
【0062】ここで、操作部32は、レリーズスイッチ
12、電源スイッチおよびモード切替スイッチ等を含
む。
【0063】デジタルカメラ10は、さらに、撮像素子
であるCCD22と、CCDを駆動させるためのCCD
駆動部36と、CCD22により取得された画像データ
を記憶するためのメモリ37と、メモリ37に記憶され
た画像データに傾き補正を行なうための傾き補正部38
と、傾き補正後の分割画像データを貼り合せるための貼
合せ処理部39と、貼合せ処理部39により貼り合わさ
れた後の合成画像を記録するための記録部40とを備え
ている。
【0064】傾き補正部38は、多点測距装置13から
測定された複数点の距離に基づいて原稿面(被写体面)
の傾きを求める。そして、その値、および、撮影分割数
に応じて予め設定されている撮影方向の傾きに応じて、
撮影された分割画像データ各々の傾き補正を行なう。
【0065】この傾き補正部38における具体的な補正
方法について、図4および図5を用いて説明する。図4
は、全撮影範囲を左右に2分割した場合の撮影画像(第
1画像および第2画像)を示す図である。ここで、L0
は傾き補正をする際の画像上の基準点である。なお、撮
影条件は、図14において説明した際の条件と同じであ
る。
【0066】したがって、第2画像に対する撮影条件
は、CCD22面と原稿面とが正対しているが、第1画
像に対する撮影条件は、原稿傾斜角がθaかつ撮影方向
傾斜角がθ/2となっている。即ち、カメラ方向に対し
て原稿面はθa傾いており、かつ撮影方向はθ/2傾い
ている。このため、図4(a)に示すように、第2画像
には歪みは生じていないが、第1画像には図14(a)
と同様に急激な画像歪みが生じている。
【0067】なお、図4(b)は、図4(a)の画像を
0の倍率を基準としてy方向に拡大補正した場合を示
しており、図4(c)は、この図4(b)の画像をL0
の倍率を基準としてx方向に拡大補正した場合を示して
いる。
【0068】図5は、図4に示す第1画像を撮影する際
の、撮像素子(CCD)22と原稿との位置関係を説明
するための図である。ここでは、第1撮影方向を紙面上
下方向(OR方向)に合わせている。このためカメラ正
面方向は、少し傾斜したOL 0方向となっている。前述
したように、原稿傾斜角はθaであり(デジタルカメラ
10に正対する面Vと原稿面Uとのなす角がθa)、撮
影方向傾斜角はθ/2である(カメラ正面方向OL0
第1撮影方向ORとのなす角がθ/2)。
【0069】本図を参照して、CCD22面において得
られる任意の画素iの傾き補正を行なう場合について考
える。画素iは、原稿面U上の画像Xiの光像がCCD
22面上に結像したものであるが、L0を基準とした補
正を行なうために、L0を通りCCD22面と正対する
面W上の画像AiにXiがある場合の結像画素であるこ
とが要求される。したがって、まず、画素iにおける倍
率を、画像Xiに対する倍率D/DiからAiの位置に
ある場合の倍率D/DAに拡大させる必要がある。この
場合の拡大率βiは、Di/DAである(∵D/Di×
βi=D/DA)。
【0070】ここで、カメラ正面方向OL0と原稿面U
上の画像Xiの位置方向(OXi)とのなす角をαiと
すると、Diは、Di=DA+Di・tan(αi−θ
/2)・tan(θt)+DA・tan(θ/2)・t
an(θt)で表わされる(∵Di=DA+TS+S
R,TS=TXi・tan(θt),SR=RL0・t
an(θt))。したがって、拡大率βiは、(1)式
で表わされることになる。
【0071】
【数1】
【0072】なお、θtは、撮影方向傾斜角θ/2と、
原稿傾斜角θaとの和である(θt=θ/2+θa)。
【0073】この拡大率βiを用いて、まず、図4
(b)に示すy方向の拡大補正が行なわれる。ここで
は、特開平10−13733に示されるように、撮影画
像(補正前)を構成する各画素データを、原画像を倍率
βiで拡大した画像を撮影した場合の撮影画像を構成す
る各画素データに置換するという処理が行なわれる。
【0074】また、x方向に関しては、あおり(原稿傾
き)を考慮した補正係数(1/cos(θt))と拡大
率βiとの積、すなわち、βi’=βi/cos(θ
t)が拡大率として用いられる。そして、図4(c)に
示すx方向の拡大補正が、同様の方法で行なわれる。
【0075】なお、今回の例では関係ないが、原稿Uの
傾きが逆で縮小補正をする場合も、拡大処理と同様の考
え方で縮小率が求められ、縮小処理が行なわれる。
【0076】以上のようにして、(1)式で表わされる
拡大率βi(または、βi’)を用いることにより、カ
メラ方向に対する撮影方向の傾きのみならず、原稿面の
傾きをも考慮に入れた画像の拡大補正を行なうことが可
能となる。
【0077】また、この拡大補正(傾き補正)に際して
は、第1画像および第2画像とも、同一の点L0が基準
となるため、両者とも同じ倍率の補正画像が得られるこ
とになる。したがって、これらの画像は容易に貼り合せ
て合成画像を作成することが可能となる。
【0078】因みに第2画像に関しては、撮影方向傾斜
角(−θ/2)と原稿傾斜角(θa=θ/2)との和で
あるθtが0になるため、y方向の拡大率βiおよびx
方向の拡大率βi’とも1になり、補正前後の画像は変
化しない。
【0079】なお、この例では、説明のために第2撮影
方向が原稿と正対する場合を説明したが、通常は、第2
画像についても補正が必要となる。
【0080】次に、図3で示したデジタルカメラ10を
用いて撮影をする際の処理の流れについて説明する。図
6は、デジタルカメラ10のメインの制御フローを示し
たフローチャートである。
【0081】図6を参照して、ユーザにより操作部32
の電源がONされると、まず、ステップS601におい
て、デジタルカメラ10の各部のイニシャライズが行な
われる。その際、ズーム制御部33により、ズームはワ
イドに設定され、撮影方向制御部35により、撮影方向
は中央に設定される。
【0082】次に、ステップS602において、ズーム
をワイドにした状態で撮影が行なわれる。したがって、
ここでまず、撮影範囲全体が撮影されることになる。こ
の撮影された全体画像は、ステップS603において、
表示部14にプレビュー表示される。
【0083】そして、ユーザにより操作部12内のモー
ド切替スイッチが押下されると、ステップS605にお
いて、文書モードと風景モードとが切り換えられる。な
お、モード切替スイッチが操作されない場合は、そのま
まの状態で、ステップS606の処理に移行する。
【0084】ステップS606においては、多点測距装
置13により、被写体位置までの多点測距が行なわれる
とともに、焦点調節装置34により焦点調節が行なわれ
る。なお、この時点では、撮影画面全体の中央に対して
焦点が合うように調節される。
【0085】また、ここで行なわれる多点測距は、以下
に示すような測定点が選ばれる。図7は、撮影範囲Aを
左右に2分割して撮影する際の多点測距方法を説明する
ための図である。ここでは、ホワイトボードWに対し
て、斜め横から撮影を行なう場合を想定している。撮影
範囲Aは、ホワイトボードW上の適当な範囲が選ばれて
いる。
【0086】多点測距装置13により、全撮影範囲Aの
略中央に位置するホワイトボードW上の点L0、各分割
撮影範囲内に位置するホワイトボード上の点P1および
点P2の3点の距離がそれぞれ測定される。
【0087】このようにして、ステップS606におい
て多点測距が行なわれた後は、現時点のモードが文書モ
ードの場合は(ステップS607で”Y”)、ステップ
S608において被写体の平面性をチェックするための
エラーチェックが行なわれる。つまり、ステップS60
6において測定された測距結果に基づいて、被写体が平
面であるか否かが判定される。
【0088】ステップS609において、エラーの場
合、即ち被写体が平面でないと判断された場合は、ステ
ップS610において、表示部14に警告表示が行なわ
れ、ステップS602の処理に戻る。本実施の形態で
は、エラーの場合にはレリーズできない構成になってい
る。
【0089】ステップS609において、エラーでない
場合、または、ステップS607において、文書モード
でない場合は、ステップS611の処理に進み、レリー
ズスイッチ12がONされたか否かが判断される。レリ
ーズスイッチ12がONされた場合は、ステップS61
2において撮影処理が行なわれ、ONされない場合は、
再びステップS602の処理に戻る。
【0090】ステップS612において撮影処理が終了
し、電源がOFFされた場合(ステップS613で”Y
ES”)は、デジタルカメラ10による撮影が終了す
る。一方、撮影処理の終了後も電源がOFFされず(ス
テップS613で”NO”)、再度撮影が行なわれる場
合は、ステップS602の処理に戻り同様の処理が繰り
返される。
【0091】図8は、図6の撮影処理(ステップS61
2)のサブルーチンを示したフローチャートである。図
8を参照して、まず、ステップS801において、第1
画面が撮影範囲に一致するようにズーム制御部33によ
りズームアップが行なわれる。その状態で、ステップS
802において、第1画面の撮影が行なわれる。続い
て、ステップS803において、撮影方向制御部35に
より撮影方向が変更される。そして、ステップS804
において、第2画面の撮影が行なわれる。
【0092】次に、ステップS805において、現時点
の撮影モードが文書モードであるか否かが判断される。
そして、文書モードであると判断された場合は、ステッ
プS806において傾き補正処理が行なわれる。一方、
文書モードではないと判断された場合、即ち風景モード
の場合は、傾き補正は不要であるためステップS806
の処理をスキップする。
【0093】そして、ステップS807において、貼合
わせ処理部39により分割撮影画像の貼り合せ処理が行
なわれる。文書モードの場合は補正後の分割撮影画像が
貼り合わされ、写真モードの場合は、無補正の分割撮影
画像が貼り合わされる。この貼り合せた結果の合成画像
は、ステップS808において、記録部40に記憶され
る。
【0094】その後、ズームおよび撮影方向を初期位置
に戻すべく、ステップS809において、ズーム制御部
33によりズームダウンが行なわれ、ステップS810
において、撮影方向制御部35により撮影方向が中央方
向に戻される。そして、サブルーチンは終了し、図6の
メインルーチンへと戻る。
【0095】図9は、図8の傾き補正処理(ステップS
806)のサブルーチンを示したフローチャートであ
る。図9を参照して、まず、ステップS901におい
て、原稿の傾き、即ち、図5で示す原稿傾斜角θaが算
出される。これは、図6のステップS606で行なわれ
た多点測距結果を利用して算出されるものである。
【0096】次に、ステップS902において、第1画
像(第1画面)の補正が行なわれ、ステップS903に
おいて、第2画像(第2画面)の補正が行なわれる。す
なわち、ここで、図4および図5の説明の際に述べた拡
大率βiおよびβi’を用いて適切な拡大処理、または
縮小処理が行なわれる。
【0097】具体的には、ステップS901で算出され
た原稿の傾きθaおよび、分割撮影の際に撮影方向制御
部35により制御された撮影方向の値(θ/2)を用い
て、各画素に対する拡大率βi(あるいは縮小率)が算
出され、その拡大率βi(あるいは縮小率)を用いて、
適切に濃度レベル等を考慮した画素配置が行なわれる。
【0098】そして、第1画像補正および第2画像補正
が完了すると、サブルーチンは終了し、図8の貼り合せ
処理(ステップS807)に移行する。
【0099】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、分割撮影画像を補正する際に、撮影方向の傾き(θ
/2)だけでなく、撮影対象面(原稿面)のデジタルカ
メラ10に対するの傾き(θa)までもが考慮される。
このため、各分割撮影画像は、適切に変倍処理が行なわ
れることになる。
【0100】特に、変倍処理を行なう際の倍率は、同一
の基準点L0に基づいて算出されるため、補正後の分割
撮影画像は、いずれも同じ倍率の画像となる。したがっ
て、その後これらを容易に貼り合せることが可能とな
り、最終的に歪みのない高解像度の画像の取得が実現で
きる。
【0101】<変形例>次に、本発明の実施の形態にお
けるデジタルカメラ10の変形例について説明する。図
10は、全撮影範囲を4分割にした場合に本発明を適用
する際の例を示すための図である。この変形例では、図
10(a)に示すように、全撮影範囲Aを4分割にし、
各分割画像を前述した手法と同様の手法でもって傾き補
正を行ない、貼り合せるというものである。
【0102】この場合、多点測距を行なう際の測距点
は、全撮影範囲Aの略中央に位置する点L0、各分割撮
影範囲の略中央に位置する点P1、P2、P3、P4が選ば
れている。たとえば、図10(b)に示すように、原稿
台B上に置かれた原稿Cを撮影する場合などは、原稿C
または原稿台B上の点L0、P1〜P4までの距離がそれ
ぞれ測定される。そして、この測距結果に基づいてカメ
ラに対する被写体(原稿面)の傾きθaが算出される。
【0103】また、これらの分割画像の倍率は同一の基
準点L0における倍率に基づいて補正される。したがっ
て、4つの分割画像とも、同じ倍率の撮影画像が得られ
ることになり、貼り合せ処理も容易となる。
【0104】なお、図11に示すように、全撮影範囲を
一列に4分割するような場合にも本発明を適用すること
ができる。このような場合には、第1画像〜第4画像と
も、全撮影範囲の略中央点であるL0を基準として、補
正処理を行なうようにすればよい。これにより、いずれ
の画像も同じ倍率に補正されることになる。
【0105】なお、図4、図10および図11において
は、演算の容易性から補正する際の基準位置を全撮影範
囲の略中央点L0としているが、これに限定されるもの
ではない。したがって、任意の位置を基準にすることが
できる。
【0106】また、図1および図2では、撮像素子22
とズームレンズ21等が一体として撮像ユニット15を
構成し、全体が一体となって回転することにより撮影方
向が変更されるようになっている。しかし、この方法に
は限られず、たとえば、撮像素子22は移動させずに、
結像の光路中に回転ミラーを設けて撮影方向を変更させ
るようにしてもよい。
【0107】また、撮影方向を変更させるのではなく、
予め固定された複数の撮像素子を備え、これにより異な
る方向(または同方向)の分割撮影を行なうようにして
もよい。
【0108】ここで、図15で説明した倍率不一致の問
題は、図12に示すように、撮影方向が同じである複数
の撮像素子で分割撮影した場合にも生じる。図12
(a)は撮影方向が同じ2個の撮像素子22で原稿を左
右に2分割して撮影した際に得られる補正前の画像(第
1画像および第2画像)を示しており、図12(b)
は、その際の撮影状況(原稿面Uと撮影方向との関係)
を示している。
【0109】このような撮像部の構成の場合でも、各分
割画像を共通のL0を基準として傾き補正を行なえば、
左右いずれも同じ倍率となり、貼り合せが容易となる。
【0110】なお、図12では、撮像素子22を並べて
図示しているが、実際には、プリズムやハーフミラーに
より光路分割が行なわれ、異なる場所に配置される。ま
た、貼り合せ部分はややオーバーラップするように配置
される。
【0111】なお、複数の撮像素子の代わりに、単一の
撮像素子を平行移動させて実現してもよいし、受光光学
系を平行移動させて単一の撮像素子に異なる領域を結像
させるようにして実現してもよい。
【0112】また、今回示した実施の形態においては、
ズーム機能はプレビュー撮影時(図6のステップS60
2)と、分割撮影時(図6のステップS612)の切替
の時にのみ利用しているが、他の場合に利用してもよ
い。すなわち、撮影範囲を手動で変更させ、この際にズ
ーム機能を利用するようにしてもよい。なお、ズームに
応じて撮影方向も変更されるため、これに伴って、傾き
補正時に使用される撮影方向傾斜角θ/2の値も適宜変
更される。
【0113】さらに、撮影対象面(原稿面)の傾きθa
は、多点測距装置13による測定結果により求めている
が、この際の測定点は今回示した位置に限定されない。
また、多点測距装置13を用いずに、手動等の他の方法
により原稿面の傾きを入力するようにしてもよい。
【0114】なお、撮影範囲の分割パターンは、図7、
図10および図11に示されるような2分割、4分割に
限られるものではなく、他の分割パターンを適用しても
よい。そして、1台のカメラにおいて複数の分割パター
ンでの撮影を可能とする場合は、その分割パターンに応
じた撮影方向傾斜角に使用するθの値を予め保持してお
き必要に応じて読み出すようにしてもよいし、その都度
角度センサ等により検知させるようにしてもよい。
【0115】さらに、ここで示した実施の形態において
は、傾き補正部38、貼り合せ処理部39および記録部
40をデジタルカメラ10内に設けて、デジタルカメラ
10内でこれらの処理を全て行なうようにしているが、
このような形態には限られない。したがって、これらの
処理の一部あるいは全部をパソコンにおいて行なうよう
にしてもよい。
【0116】即ち、たとえば撮影された分割画像の傾き
補正までをデジタルカメラ内で行ない、その後の貼り合
せ処理をパソコンで行なうようにしてもよい。また、分
割画像が撮影されると、分割画像データおよび傾き補正
に必要なデータ(撮影方向の傾きθ、原稿面の傾きθa
等)をパソコンに入力し、傾き補正および貼り合せ処理
ともパソコン上のソフトで行なうようにしてもよい。な
お、この場合は、ソフトウェアは、記憶媒体で供給さ
れ、パソコンに読み込んで実行される。
【0117】また、図4および図5の説明においては、
拡大処理(または縮小処理)は、特開平10−1373
3に示すような方法を用いているが、この方法には限ら
れない。したがって、たとえば、いわゆる画像水増し法
等による拡大補正や、いわゆる画素間引き法等による縮
小補正を行なうようにしてもよい。
【0118】なお、今回示した実施の形態においては、
手持ち可能なデジタルカメラの形態を例として説明した
が、これに限らず、撮像部がスタンドに固定され、原稿
を上方より撮影する卓上スキャナの形態であっても適用
可能である。
【0119】卓上スキャナの場合、スタンドの角度によ
り原稿と正対するように構成することも可能であるが、
装置の小型化などの理由により斜め上方から撮影するよ
うに構成せざるを得ない場合があり、このような場合に
は、今回示した実施の形態と同様に原稿の傾き補正が必
要となる。なお、この場合には、撮像部に対する原稿の
傾き量はスタンドの構成により予め決まるので、予め原
稿傾き量を固定値として記憶しておくことができる。
【0120】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるデジタルカメラ
10の概略を示す透視図である。
【図2】 撮像ユニット15と走査駆動ユニット16の
詳細を説明するための斜視図である。
【図3】 デジタルカメラ10の全体構成を示す制御ブ
ロック図である。
【図4】 全撮影範囲を左右に2分割した場合の撮影画
像(第1画像および第2画像)を示す図である。
【図5】 図4に示す第1画像を撮影する際の、撮像素
子(CCD)22と原稿との位置関係を説明するための
図である。
【図6】 デジタルカメラ10のメインの制御フローを
示したフローチャートである。
【図7】 撮影範囲Aを左右に2分割して撮影する際の
多点測距方法を説明するための図である。
【図8】 図6の撮影処理(ステップS612)のサブ
ルーチンを示したフローチャートである。
【図9】 図8の傾き補正処理(ステップS806)の
サブルーチンを示したフローチャートである。
【図10】 全撮影範囲を4分割にした場合に本発明を
適用する際の例を示すための図である。
【図11】 全撮影範囲を一列に4分割した場合の本発
明の適用例を説明するための図である。
【図12】 撮影方向が同じである複数の撮像素子で分
割撮影した場合を説明するための図である。
【図13】 撮影方向が画面中心からずれていることに
より生じる画像歪みの補正を説明するための図である。
【図14】 原稿がカメラに対してθa傾いた状態で撮
影された際の補正前の分割画像およびその撮影状況を説
明するための図である。
【図15】 図14に示す撮影状況のもとで撮影された
画像に特開平10−13733の技術を用いて補正を行
なった場合の図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ、11 カメラ本体、12 レリ
ーズスイッチ、13多点測距装置、14 表示部、15
撮像ユニット、16 走査駆動ユニット、21 ズー
ムレンズ、22 撮像素子(CCD)、23 ズームモ
ータ、24U字状ガイド、25,26 回転軸、27,
28 モータおよび角度センサ、31 CPU、32
操作部、33 ズーム制御部、34 焦点調節装置、3
5撮影方向制御部、36 CCD駆動部、37 メモ
リ、38 傾き補正部、39貼合せ処理部、40 記録
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 101:00 5/262 G06F 15/64 340Z // H04N 101:00 15/66 360 (72)発明者 上山 雅之 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小坂 明 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 笠井 一郎 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 BB04 BB06 CB09 CB10 CB23 5B057 AA11 BA11 CA12 CA16 CB12 CB16 CD05 CD07 CD12 5C022 AA00 AB51 AC00 AC01 AC69 CA07 5C023 AA10 AA11 AA31 AA37 BA02 BA11 CA02 DA04 EA03 5C076 AA21 AA22 AA23 AA36 AA40 BA06 BB03 BB06 CB05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影対象となる面を分割撮影した際の複
    数の分割画像を取得する画像取得手段と、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得手段と、 前記基準方向に対する前記複数の分割画像それぞれの撮
    影方向の傾きを取得する撮影方向傾き取得手段と、 前記取得された撮影対象となる面の傾きおよび撮影方向
    の傾きに応じて、前記取得された複数の分割画像それぞ
    れを補正する補正手段とを備えた、画像傾き補正装置。
  2. 【請求項2】 前記取得された複数の分割画像は、前記
    撮影方向をそれぞれ変化させて撮影された画像を含む、
    請求項1に記載の画像傾き補正装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、同じ基準点に基づい
    て、前記複数の分割画像それぞれを補正することを特徴
    とする、請求項1または2に記載の画像傾き補正装置。
  4. 【請求項4】 撮影対象となる面を分割撮影した際の複
    数の分割画像を取得する画像取得手段と、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得手段と、 前記取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、前
    記取得された複数の分割画像それぞれを補正する補正手
    段とを備え、 前記補正手段は、同じ基準点に基づいて、前記複数の分
    割画像それぞれを補正することを特徴とする、画像傾き
    補正装置。
  5. 【請求項5】 撮影対象となる面を分割撮影した際の複
    数の分割画像を取得する画像取得手段と、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得手段と、 前記取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、前
    記取得された複数の分割画像それぞれを補正する補正手
    段とを備え、 前記補正手段は、同じ倍率になるように、前記複数の分
    割画像それぞれを補正することを特徴とする、画像傾き
    補正装置。
  6. 【請求項6】 前記対象面傾き取得手段は、測距センサ
    により測定された前記撮影対象となる面上の複数の点ま
    での距離に基づいて取得することを特徴とする、請求項
    1〜5のいずれかに記載の画像傾き補正装置。
  7. 【請求項7】 撮影対象となる面を分割撮影した際の複
    数の分割画像を取得する画像取得ステップと、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得ステップと、 前記基準方向に対する前記複数の分割画像それぞれの撮
    影方向の傾きを取得する撮影方向傾き取得ステップと、 前記取得された撮影対象となる面の傾きおよび撮影方向
    の傾きに応じて、前記取得された複数の分割画像それぞ
    れを補正する補正ステップとを備えた、画像傾き補正方
    法。
  8. 【請求項8】 前記取得された複数の分割画像は、前記
    撮影方向をそれぞれ変化させて撮影された画像を含む、
    請求項7に記載の画像傾き補正方法。
  9. 【請求項9】 前記補正ステップは、同じ基準点に基づ
    いて、前記複数の分割画像それぞれを補正することを特
    徴とする、請求項7または8に記載の画像傾き補正方
    法。
  10. 【請求項10】 撮影対象となる面を分割撮影した際の
    複数の分割画像を取得する画像取得ステップと、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得ステップと、 前記取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、前
    記取得された複数の分割画像それぞれを補正する補正ス
    テップとを備え、 前記補正ステップは、同じ基準点に基づいて、前記複数
    の分割画像それぞれを補正することを特徴とする、画像
    傾き補正方法。
  11. 【請求項11】 撮影対象となる面を分割撮影した際の
    複数の分割画像を取得する画像取得ステップと、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得ステップと、 前記取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、前
    記取得された複数の分割画像それぞれを補正する補正ス
    テップとを備え、 前記補正ステップは、同じ倍率になるように、前記複数
    の分割画像それぞれを補正することを特徴とする、画像
    傾き補正方法。
  12. 【請求項12】 前記対象面傾き取得ステップは、測距
    センサにより測定された前記撮影対象となる面上の複数
    の点までの距離に基づいて取得することを特徴とする、
    請求項7〜11のいずれかに記載の画像傾き補正方法。
  13. 【請求項13】 撮影対象となる面を分割撮影した際の
    複数の分割画像を取得する画像取得ステップと、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得ステップと、 前記基準方向に対する前記複数の分割画像それぞれの撮
    影方向の傾きを取得する撮影方向傾き取得ステップと、 前記取得された撮影対象となる面の傾きおよび撮影方向
    の傾きに応じて、前記取得された複数の分割画像それぞ
    れを補正する補正ステップとを、コンピュータに実行さ
    せる画像傾き補正プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記取得された複数の分割画像は、前
    記撮影方向をそれぞれ変化させて撮影された画像を含
    む、請求項13に記載の画像傾き補正プログラムを記録
    した記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記補正ステップは、同じ基準点に基
    づいて、前記複数の分割画像それぞれを補正することを
    特徴とする、請求項13または14に記載の画像傾き補
    正プログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 撮影対象となる面を分割撮影した際の
    複数の分割画像を取得する画像取得ステップと、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得ステップと、 前記取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、前
    記取得された複数の分割画像それぞれを補正する補正ス
    テップとを、コンピュータに実行させる画像傾き補正プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記補正ステップは、同じ基準点に基づいて、前記複数
    の分割画像それぞれを補正することを特徴とする、画像
    傾き補正プログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 撮影対象となる面を分割撮影した際の
    複数の分割画像を取得する画像取得ステップと、 基準方向に対する前記撮影対象となる面の傾きを取得す
    る対象面傾き取得ステップと、 前記取得された撮影対象となる面の傾きを考慮して、前
    記取得された複数の分割画像それぞれを補正する補正ス
    テップとを、コンピュータに実行させる画像傾き補正プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記補正ステップは、同じ倍率になるように、前記複数
    の分割画像それぞれを補正することを特徴とする、画像
    傾き補正プログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記対象面傾き取得ステップは、測距
    センサにより測定された前記撮影対象となる面上の複数
    の点までの距離に基づいて取得することを特徴とする、
    請求項13〜17のいずれかに記載の画像傾き補正プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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