JPH07271481A - 計算機システムの停電処理方法 - Google Patents

計算機システムの停電処理方法

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JPH07271481A
JPH07271481A JP6061833A JP6183394A JPH07271481A JP H07271481 A JPH07271481 A JP H07271481A JP 6061833 A JP6061833 A JP 6061833A JP 6183394 A JP6183394 A JP 6183394A JP H07271481 A JPH07271481 A JP H07271481A
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time
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Shigeru Omori
茂 大森
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Fuji Facom Corp
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無停電電源装置の負荷電流に応じて停電予告通
知までの時間を定め、あるいは、計算機が実行している
アプリケーションに基づき、停電予告通知までの時間を
変更し、柔軟性のある計算機システムの停電処理方法を
提供する。 【構成】計算機と、一次側電源1と、この一次側電源1
より電力の給電を受け計算機のバックアップ電源として
使用される無停電電源装置2Aと、からなる計算機システ
ム3において、無停電電源装置2Aは、一次側電源1の電
源電圧異常Pabnを検出する異常検出手段21と、この異常
検出手段で検出された電源異常により作動するディレイ
タイマ22と、無停電電源装置2Aの負荷電流Ioを測定する
測定手段26と、を備え、負荷電流Ioに応じて異常検出手
段21にて電源異常Pabnを検出してから、計算機に異常を
通知する停電予告通知Poffまでの時間t1をディレイタイ
マ22の設定時間として定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムに適用
される無停電電源装置と計算機との間で処理され、計算
機の動作を終了処理させる停電予告通知の送出時間やそ
のタイミングを決定する停電処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムでは、瞬断・停電などの
電源障害から、ファイル保護、データ保護及びシステム
の保護のために無停電電源装置(UPS;Uninterruptible
PowerSupply、以下、無停電電源装置をUPS と略称する)
を適用している。これらの計算機システムにおいて
は、AC入力電源の瞬断・停電の発生によって、UPS は停
電予告信号を計算機に通知し、計算機はデータファイル
の退避などや、終了処理を実行する。このとき、AC入力
電源の電源障害発生から停電予告通知までの時間や、通
知を受けてから終了処理完了までの時間は、一般的に、
UPS の出力容量と計算機の定格電力から一義的に定めら
れ、システムの柔軟性に欠けるきらいがある。一般的
に、計算機を使用した技術分野では、AC入力電源の電源
障害から停電予告通知までの時間をできる限り長く延ば
し、この間に、AC入力電源が復帰すれば、停電処理とし
ての終了処理を行わずに、計算機システムとしての動作
を正常に継続させたい、という要望が強くある。
【0003】また、一般的に、UPS の停電予告通知の発
信タイミングは、AC入力電源の停止などの異常が発生し
てから0.2 秒から1分程度で行われており、UPS の製品
仕様として固定定数となっている。さらにまた、停電予
告通知からファイルの退避処理などの終了処理までの時
間は、計算機システムの消費電力とUPS のバックアップ
時間との関係で定められる。この場合、UPS のバックア
ップ時間と計算機システムの消費電力はカタログ定格値
が使用されている。
【0004】図7にUPS と計算機システムとの従来構成
図を示し、図8に従来例における電源異常から計算機シ
ステムの動作終了処理までのタイムチャートを示し、図
9にUPS の負荷電流(Io)とバックアップ時間(Tb)との関
係を示す。図7において、1は一次側電源、2は無停電
電源装置UPS 、3は計算機および計算機周辺装置からな
る計算機システムである。UPS 2は、バックアップ電源
20と、電源電圧異常を検出する異常検出手段21と、この
異常検出手段21で検出された電源異常により作動するデ
ィレイタイマ22と、から構成され、UPS 入力端子23から
一次側電源1よりの電力供給を受け、UPS AC出力端子24
に電力を供給する。計算機システム3は、計算機AC入力
端子31より安定した電力供給を受け、所定の計算制御動
作を行う。
【0005】図8において、今、一次側電源1に瞬断と
か停電が発生し、AC入力電源の電源障害が起こると、異
常検出手段21がこれを検知し、ディレイタイマ22を作動
させ、UPS で定められたディレイタイマ22の設定時間
(一定時間(t1))経過後、停電予告通知信号Poffを端子
25より出力し、計算機は、計算機システムの計算機イン
タフェース32よりこの停電予告通知信号Poffを受取り、
計算機としての通常の処理を停止し、ファイル退避など
の終了処理をt2時間で実行する。ここでは、停電予告通
知をだす時間t1と終了処理時間t2との和は、バックアッ
プ時間tbより短かく設定されている。
【0006】図9は、UPS の負荷電流IoとUPS の許容バ
ックアップ時間Tbとの関係を示し、縦軸にUPS の負荷電
流(Io)、横軸にバックアップ時間(Tb)をとっている。UP
S としては、定格電流でTBのバックアップ時間が許容さ
れ、システムAの実負荷電流がIaのとき、Taのバックア
ップ時間が許容される。UPS の定格電流よりも小さいと
ころで計算機の定格消費電力が設定されているので、計
算機定格消費電力では、Tbのバックアップ時間が許容さ
れる。従来技術では、図9に示すように、UPSの負荷電
流とバックアップ時間のカタログ特性値(実線)と、計
算機システムのカタログ記載の消費電力から、バックア
ップ時間(Tb)が決定されていた。
【0007】また、ファイル退避などの終了時間(t2)
は、AC入力電源停止から停電予告通知までの時間(t1)と
合わせて、バックアップ時間(Tb)内に処理できるように
設計されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、瞬断や
停電は、電力事情や電力系統の事故によって発生する
が、瞬断は数msecから数百msec程度、停電は数分程度で
ある場合が多い。しかし、UPS は、これらの電源異常が
発生した場合、通常、停電予告通知の発行が 0.2秒から
1分程度の間の固定時間で実行されるため、無停電電源
装置UPS のバックアップ時間(Tb)内に復電しても、計算
機システムは、すでに、この停電予告通知を受付け、終
了処理に移行してしまうため、計算機システムの動作が
停止してしまうことがある。
【0009】このため、停電予告通知迄の時間(t1)を許
容しうる範囲で、できるだけ長時間化させることが望ま
れる。また、UPS が保有するバックアップ可能時間は、
UPS 負荷電流とUPS の定格容量で定まっており、一方、
計算機システムが停電予告通知を受けてから終了処理を
完了するまでの時間(t2)は、そのアプリケーションの終
了処理で決まり、このときの計算機システムで消費され
る電力は、時間(t2)と計算機システムの消費電流で決ま
る。この消費電流は、一般に計算機システムのカタログ
値を基に設定し、ファイル退避やシャトダウン処理など
の終了処理時間を決めている。しかし、カタログ値での
終了処理までの時間の算出は、実負荷での値でないた
め、余裕があったり、逆に、余裕がなく正常に退避処理
などの終了処理が実行できないなどの問題があった。
【0010】これらは、停電予告通知までの時間(t1)を
長くしたり、終了処理時間(t2)をシステムに応じて決め
るなど、タフで柔軟性のあるシステムを構築する上で阻
害要因となっていた。本発明は上記の点にかんがみてな
されたものであり、その目的は前記した課題を解決し
て、実システムでの計算機の消費電力や、使用方法に応
じたバックアップ方法を採用し、無停電電源装置の負荷
電流に応じてできるだけ長い停電予告通知までの時間を
設定できる方法、あるいは、無停電電源装置の負荷電流
を計算機に通知し、計算機が実行しているアプリケーシ
ョンに基づき、停電予告通知までの時間を変更できる方
法、を備えた柔軟性のある計算機システムの停電処理方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明においては、計算機と、計算機周辺装置
と、一次側電源と、この一次側電源より電力の給電を受
け少なくとも計算機に電力を給電しバックアップ電源と
して使用される無停電電源装置と、からなる計算機シス
テムの停電処理方法において、無停電電源装置は、一次
側電源の電源電圧異常を検出する異常検出手段と、この
異常検出手段で検出された電源異常により作動するディ
レイタイマと、無停電電源装置の負荷電流を測定する測
定手段と、を備え、負荷電流に応じて、異常検出手段に
て電源異常を検出してから、計算機に異常を通知する停
電予告通知までの時間を、ディレイタイマの設定時間と
して定めるものとする。
【0012】また、第2の発明においては、計算機と、
計算機周辺装置と、一次側電源と、この一次側電源より
電力の給電を受け少なくとも計算機に電力を給電しバッ
クアップ電源として使用される無停電電源装置と、から
なる計算機システムの停電処理方法において、無停電電
源装置は、一次側電源の電源電圧異常を検出する異常検
出手段と、この異常検出手段で検出された電源異常によ
り作動するディレイタイマと、無停電電源装置の負荷電
流を測定する測定手段と、測定手段で測定した負荷電流
値を計算機に通知し、この計算機からディレイタイマの
設定時間を受信し、ディレイタイマは計算機からの設定
時間経過後、作動する停電予告を通知する通知手段と、
を備え、計算機は、計算機システムが実行しているアプ
リケーションに基づき、通知手段により通知された負荷
電流値に応じて、異常検出手段にて電源異常を検出して
から計算機に異常を通知する停電予告通知までの時間を
定め、この時間データをディレイタイマの設定時間とし
て、通知手段で無停電電源装置に通知するものとする。
【0013】また、第3の発明においては、計算機と、
計算機周辺装置と、一次側電源と、この一次側電源より
電力の給電を受け少なくとも計算機に電力を給電しバッ
クアップ電源として使用される無停電電源装置と、から
なる計算機システムの停電処理方法において、計算機
は、一次側電源の電源電圧異常を検出する異常検出手段
と、無停電電源装置の負荷電流を測定する測定手段と、
からなる通信手段でデータを受信し、計算機システムが
実行しているアプリケーションに基づき、受信データに
より通知された負荷電流値に応じて異常検出手段にて電
源異常を検出してから停電予告通知までの時間を定め、
この停電予告通知までの時間経過後、異常検出手段にて
電源異常を継続して検出しているとき、計算機の運用を
終了する終了処理に移行するものとする。
【0014】
【作用】上記構成により、本発明においては、無停電電
源装置UPS に負荷電流を測定する測定手段を備え、UPS
の定格容量をこの負荷電流で割り算して、バックアップ
時間を求め、計算機の終了処理時間(t2)を引き算するこ
とにより、停電予告通知までの時間(t1)を求めることが
できる。
【0015】また、無停電電源装置の負荷電流を計算機
に通知し、計算機はこの負荷電流からバックアップ時間
を求め、また、計算機システムが実行しているアプリケ
ーションに基づき該当する計算機の終了処理時間(t2)を
求め、上記の負荷電流値に応じた停電予告通知までの時
間(t1)を求め、この時間データをディレイタイマの設定
時間として、上記通知手段を介して無停電電源装置に通
知し、ディレイタイマの設定時間を設定する。
【0016】また、計算機は、一次側電源の電源電圧異
常の通知と、無停電電源装置の負荷電流値の通知と、を
受信し、この負荷電流からバックアップ時間を求め、計
算機システムが実行しているアプリケーションに基づき
該当する計算機の終了処理時間(t2)を求め、上記の負荷
電流値に応じた停電予告通知までの時間(t1)を求め、こ
の停電予告通知までの時間(t1)経過後、なお、異常検出
手段にて電源異常を検出しているとき、計算機の運用を
終了処理に移行させる。
【0017】
【実施例】図1は本発明による一実施例の計算機システ
ムの停電処理方法を説明するシステム構成図、図2に電
源異常発生から計算機システムの動作終了処理までのタ
イムチャート、図3に第二の実施例のシステム構成図、
図4に第三の実施例のシステム構成図、図5に第三の実
施例のフローチャート、図6に一般的な無停電電源装置
を用いた他の実施例のシステム構成図を示し、図7〜図
9に対応する同一機能部材には同じ符号が付してある。
【0018】図1において、1は一次側電源、2Aは無停
電電源装置UPS 、3は計算機および計算機周辺装置から
なる計算機システムである。UPS 2Aは、バックアップ電
源20と、電源電圧異常を検出する異常検出手段21と、こ
の異常検出手段21で検出された電源異常により作動する
ディレイタイマ22と、及び負荷電流測定手段26と、から
構成され、UPS 入力端子23から一次側電源1よりの電力
供給を受け、UPS AC出力端子24に電力を供給する。計算
機システム3は、計算機AC入力端子31より安定した電力
供給を受け、所定の計算制御動作を行う。
【0019】図2において、今、一次側電源1に瞬断と
か停電が発生し、AC入力電源に電源異常発生(▽印の箇
所)が起こると、異常検出手段21がこれを検知し、ディ
レイタイマ22を作動させる。このディレイタイマ22は、
例えば、保護継電器を利用し、UPS の負荷電流に応じて
作動時間が変わり、後述の特性をもつものである。この
ディレイタイマ22は、時間(t1)経過後、作動し、停電予
告通知信号Poffを端子25より出力し、計算機は計算機イ
ンタフェース32よりこの停電予告通知信号Poffを受取
り、計算機としての通常の処理を停止し、ファイル退避
などの終了処理をt2の時間で実行する。
【0020】次に、本発明における一次側電源1に瞬断
とか停電の電源障害が発生してから停電予告通知信号Po
ffを出力するまでの時間t1(以下、この時間t1をオフデ
ィレイ時間と称す)を説明する。図1、図2を併用して
説明する。UPS の内部に負荷電流測定手段26を設け、こ
の負荷電流値を停電予告通知を発行するディレイタイマ
22に入力し、UPS の負荷電流Ioとバックアップ時間Tbの
関数として扱い、オフディレイ時間t1を決める。即ち、
オフディレイ時間t1は、t1=t0+k/Io(t0は固定定
数)とすればよい。
【0021】このオフディレイ時間(=t1)は終了処理
時間(t2)を固定時間とすれば、 t1≦Tb−t2 (1) となり、図2に図示されるように、t1=Tb−t2が許容さ
れる最大オフディレイ時間t1であり、この様な時間選定
が瞬断・停電許容時間を実システムにマッチさせ、UPS
の能力を最大限に引き出すものである。
【0022】図9でUPS の負荷電流を計算機定格消費電
力に選べば、バックアップ時間はTbとなるが、計算機シ
ステムAの実際の負荷電流がIaであれば、これに対応す
るバックアップ時間はTaとなり、少なくとも、電源障害
が発生して停電予告通知までの時間t1は、元の時間t1に
(Ta−Tb)時間を加算した時間だけ、停電予告通知時間
t1を延長することができ、これにより電源の異常に対し
タフな計算機システムの停電処理方法を提供することが
できる。
【0023】また、図3に図示される第二の実施例で
は、上述の時間t1とt2をシステムの要求に応じ設定でき
るようにしたものである。図1の実施例と図3の実施例
との違いは、UPS 2Bと計算機システム3との間に、UPS
の負荷電流の測定値Ioと、停電予告通知Poffと、計算機
システム3からのディレイタイマ設定時間tsetの信号が
授受される計算機インタフェース27、32が設けられてい
る点である。この構成により、計算機は、UPS の負荷電
流値が入力され、この値により停電予告時間t1と、終了
処理時間t2を算出し、停電予告時間t1がUPS のオフディ
レイタイマ値tsetとしてUPS に設定される。この設定ts
etは、計算機システムの起動時だけでなく、アプリケー
ションに応じて終了処理に時間を要す場合などに、当該
アプリケーション起動前に再設定を行えば、計算機シス
テムの停電処理方法に対する柔軟性を更に増すことがで
きる。
【0024】図4は、第三の実施例であり、UPS にはデ
ィレイタイマ22を持たず、負荷電流の測定値Ioと、一次
側電源1の異常検出信号Pabnを計算機システム3に送信
し、計算機は図5に示すフローチャートに基づき、計算
機システム3を通常動作から終了動作へ移行するオフデ
ィレイタイムt1、及び終了処理時間t2を設定し、これに
より停電処理を実行する方法である。
【0025】この方法によれば、計算機は一次側電源1
の異常検出信号Pabnを受けたら、 (イ)負荷電流Ioを読み込み、停電経過時間タイマーts
を起動する。 (ロ)バックアップ容量は適用されるUPS で既知である
ので、測定された負荷電流Ioから、バックアップ時間を
算出し、計算機システムのバックアップ時間内で停電予
告時間t1、終了処理時間t2を設定する。 (ハ)停電経過時間tsが停電予告時間t1を経過したと
き、再度、異常検出信号Pabnを確認し、停電が継続して
いるなら終了処理を、また、一次側電源が復旧していれ
ば、初期状態に復旧させる。
【0026】以上の処理を実行することで、実システム
にマッチした停電処理方式を提供することができる。上
述の本発明によれば、正常時のUPS 定格電流容量 (IoH)
に対して、UPS に使用のバッテリの劣化や、直前に発生
した停電・復帰後の再停電時のディレーテングを行い、
UPS 定格電流容量に低減とか、直前に停電があり、バッ
クアップバッテリの容量が見掛け上低減した場合でも、
前述の図9に図示した様に、バックアップバッテリの許
容電流容量(IoH')にディレーテングを行い、負荷電流(I
a)とバックアップ時間(Ta') の関係を見越した停電予告
通知時間の設定も容易に行うことができる。
【0027】なお、終了処理後に計算機システム電源の
シャットダウン処理をするか否かは、異常検出信号Pabn
を監視し、復旧していたら一定時間後に再起動するな
ど、フレキシブルな運用が可能となる。図6は、図4の
第三の実施例の変形であり、図4では一次側電源の異常
検出手段と、UPS の負荷電流を測定する負荷電流手段と
が、UPS 内に構成された実施例であるが、UPS は、単な
るバックアップ電源としての機能の装置でも、外部にこ
れらの手段を付加することで、同一機能を発揮させるこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、無停
電電源装置UPS の負荷電流を測定し、その負荷電流にお
けるバックアップ時間内で、一次側電源の異常検出から
停電予告通知を送信までの時間t1を可能な限り延ばすこ
とで、供給電源の障害に対しタフなシステムを提供する
ことができる。
【0029】また、停電予告通知から終了処理までの時
間t2を、システム要件に合わせて指定できるので、計算
機システムの制御するプラント処理や、例えば、ネット
ワーク経由でバックアップシステムへ処理を継続させる
ためのデータ転送などの、大きなデータベースシステム
のデータ処理を保証することができる計算機システムを
提供でき、柔軟性のあるシステムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の計算機システムの停電
処理方法を説明するシステム構成図
【図2】電源異常発生から計算機システムの動作終了処
理までのタイムチャート
【図3】第二の実施例のシステム構成図
【図4】第三の実施例のシステム構成図
【図5】第三の実施例のフローチャート
【図6】他の実施例のシステム構成図
【図7】従来技術の計算機システムの停電処理方法を説
明するシステム構成図
【図8】従来技術の電源異常から計算機システムの動作
終了処理までのタイムチャート
【図9】UPS の負荷電流(Io)とバックアップ時間(Tb)と
の関係を説明する説明図
【符号の説明】
1 一次側電源 2、2A〜2D 無停電電源装置 3 計算機システム 20 バックアップ電源 21 異常検出手段 22 ディレイタイマ 23 UPS 入力端子 24 UPS AC出力端子 25、27、32 計算機インタフェース 26 負荷電流測定手段 Io UPS 負荷電流 Pabn 電圧異常検出信号 Poff 停電予告通知信号 t1 停電予告通知時間 t2 終了処理時間 ts 停電経過時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機と、計算機周辺装置と、一次側電源
    と、この一次側電源より電力の給電を受け、少なくとも
    前記計算機に電力を給電し、バックアップ電源として使
    用される無停電電源装置と、からなる計算機システムの
    停電処理方法において、 無停電電源装置は、 前記一次側電源の電源電圧異常を検出する異常検出手段
    と、 この異常検出手段で検出された電源異常により作動する
    ディレイタイマと、 前記無停電電源装置の負荷電流を測定する測定手段と、
    を備え、 前記負荷電流に応じて、前記異常検出手段にて電源異常
    を検出してから、前記計算機に異常を通知する停電予告
    通知までの時間をディレイタイマの設定時間として定め
    る、 ことを特徴とする計算機システムの停電処理方法。
  2. 【請求項2】計算機と、計算機周辺装置と、一次側電源
    と、この一次側電源より電力の給電を受け、少なくとも
    前記計算機に電力を給電し、バックアップ電源として使
    用される無停電電源装置と、からなる計算機システムの
    停電処理方法において、 無停電電源装置は、 前記一次側電源の電源電圧異常を検出する異常検出手段
    と、 この異常検出手段で検出された電源異常により作動する
    ディレイタイマと、 前記無停電電源装置の負荷電流を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定した負荷電流値を前記計算機に通知
    し、この計算機から前記ディレイタイマの設定時間を受
    信し、前記ディレイタイマは前記計算機からの前記設定
    時間経過後、作動する前記停電予告を通知する通知手段
    と、を備え、 計算機は、 計算機システムが実行しているアプリケーションに基づ
    き、前記通知手段により通知された負荷電流値に応じ
    て、前記異常検出手段にて電源異常を検出してから前記
    計算機に異常を通知する停電予告通知までの時間を定
    め、 この時間データをディレイタイマの設定時間として、前
    記通知手段で無停電電源装置に通知する、 ことを特徴とする計算機システムの停電処理方法。
  3. 【請求項3】計算機と、計算機周辺装置と、一次側電源
    と、この一次側電源より電力の給電を受け、少なくとも
    前記計算機に電力を給電し、バックアップ電源として使
    用される無停電電源装置と、からなる計算機システムの
    停電処理方法において、 計算機は、 前記一次側電源の電源電圧異常を検出する異常検出手段
    と、前記無停電電源装置の負荷電流を測定する測定手段
    と、からなる通信手段でデータを受信し、 計算機システムが実行しているアプリケーションに基づ
    き、前記受信データにより通知された負荷電流値に応じ
    て、前記異常検出手段にて電源異常を検出してから停電
    予告通知までの時間を定め、 この停電予告通知までの時間経過後、前記異常検出手段
    にて、電源異常を継続して検出しているとき、計算機の
    運用を終了する終了処理に移行する、 ことを特徴とする計算機システムの停電処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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