JPH0727142Y2 - 継手成型装置 - Google Patents
継手成型装置Info
- Publication number
- JPH0727142Y2 JPH0727142Y2 JP3779891U JP3779891U JPH0727142Y2 JP H0727142 Y2 JPH0727142 Y2 JP H0727142Y2 JP 3779891 U JP3779891 U JP 3779891U JP 3779891 U JP3779891 U JP 3779891U JP H0727142 Y2 JPH0727142 Y2 JP H0727142Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- joint
- angle
- tip
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は継手成型装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、曲がり流路を有する金属製継手本
体と、この本体の内部に設けられたプラスチック製防蝕
部と、からなる継手を製造する場合、上型と下型の中へ
金属製継手本体を設置し、かつ、中子を挿入して、該上
型と下型とを型締めし、次に射出成型機にて、該上型と
下型から成る金型へ溶融プラスチックを射出していた。
体と、この本体の内部に設けられたプラスチック製防蝕
部と、からなる継手を製造する場合、上型と下型の中へ
金属製継手本体を設置し、かつ、中子を挿入して、該上
型と下型とを型締めし、次に射出成型機にて、該上型と
下型から成る金型へ溶融プラスチックを射出していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のこのような継手
内部成型金型を用いた装置では、金型内部へ金属製継手
本体を設置する作業、及び型締め作業、さらに（射出成
型後の）製品取出作業を必要とし、作業能率が低いとい
う問題があり、かつ、設備も大型化し、高価なものとな
っていた。
内部成型金型を用いた装置では、金型内部へ金属製継手
本体を設置する作業、及び型締め作業、さらに（射出成
型後の）製品取出作業を必要とし、作業能率が低いとい
う問題があり、かつ、設備も大型化し、高価なものとな
っていた。
【０００４】そこで、本考案は、簡単な構造で高品質の
継手を製造することができる継手成型装置を提供するこ
とを目的とする。
継手を製造することができる継手成型装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る継手成型装置は、曲がり流路を有す
る金属製継手本体に、該本体の端部内面に液密状に係合
する係合部を有する筒状コアを挿入し、先端傾斜面が突
き合わされて、ピン軸心が相互に直交するスライドコア
ピンを、該本体に前記筒状コアを介して挿入し、該本体
内部にプラスチック製防蝕部を形成する継手成型装置で
あって、上記一方のスライドコアピンのピン軸心と該ピ
ンの先端傾斜面とが成す第１角度と、上記他方のスライ
ドコアピンのピン軸心と該ピンの先端傾斜面とが成す第
２角度と、の和を８８°より大きくかつ９０°より小さ
くしたものである。
めに、本考案に係る継手成型装置は、曲がり流路を有す
る金属製継手本体に、該本体の端部内面に液密状に係合
する係合部を有する筒状コアを挿入し、先端傾斜面が突
き合わされて、ピン軸心が相互に直交するスライドコア
ピンを、該本体に前記筒状コアを介して挿入し、該本体
内部にプラスチック製防蝕部を形成する継手成型装置で
あって、上記一方のスライドコアピンのピン軸心と該ピ
ンの先端傾斜面とが成す第１角度と、上記他方のスライ
ドコアピンのピン軸心と該ピンの先端傾斜面とが成す第
２角度と、の和を８８°より大きくかつ９０°より小さ
くしたものである。
【０００６】
【作用】スライドコアピンを金属製継手本体に挿入すれ
ば、本体の内部に、プラスチックを射出成型すべき空間
───キャビティ───が形成できるので、射出成型機
にてこのキャビティ内へ溶融プラスチックを射出すれ
ば、内部にプラスチック製防蝕部を有する継手を形成す
ることができる。
ば、本体の内部に、プラスチックを射出成型すべき空間
───キャビティ───が形成できるので、射出成型機
にてこのキャビティ内へ溶融プラスチックを射出すれ
ば、内部にプラスチック製防蝕部を有する継手を形成す
ることができる。
【０００７】また、一方のスライドコアピンのピン軸心
と該ピンの先端傾斜面とが成す第１角度と、他方のスラ
イドコアピンのピン軸心と該ピンの先端傾斜面とが成す
第２角度と、の和を88°より大きくかつ90°より小さく
しているので、ピンを突き合わせた際には、先端傾斜面
の先端縁は相互に当接するが、先端傾斜面の基端縁は相
互に当接せず、基端縁間に隙間が生じる。
と該ピンの先端傾斜面とが成す第１角度と、他方のスラ
イドコアピンのピン軸心と該ピンの先端傾斜面とが成す
第２角度と、の和を88°より大きくかつ90°より小さく
しているので、ピンを突き合わせた際には、先端傾斜面
の先端縁は相互に当接するが、先端傾斜面の基端縁は相
互に当接せず、基端縁間に隙間が生じる。
【０００８】ところで、射出成型時においては、バリを
発生させないためにピンを相互に当接する方向に押圧す
る。そのためピンが歪み、先端傾斜面の先端縁間に隙間
を生じようとするが、この場合、予め、先端傾斜面の基
端縁間に隙間部が形成されているので、歪みにて生じよ
うとする隙間をこの隙間部が吸収し、先端傾斜面を相互
に密着状とする。
発生させないためにピンを相互に当接する方向に押圧す
る。そのためピンが歪み、先端傾斜面の先端縁間に隙間
を生じようとするが、この場合、予め、先端傾斜面の基
端縁間に隙間部が形成されているので、歪みにて生じよ
うとする隙間をこの隙間部が吸収し、先端傾斜面を相互
に密着状とする。
【０００９】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
詳説する。
【００１０】図４は本考案に係る継手成型装置にて成型
された継手１を示し、この継手１は、端部に雌ネジ部
２，２を有するエルボ型の金属製継手本体３と、内部に
一体化されたプラスチック製防蝕部４と、から成り、該
防蝕部４は、上記雌ネジ部２の内周面と、所定間隙部５
をもって対応する略円筒状密封内筒体６と、継手本体３
の雌ネジ部２を除く内面７を被覆する内面保護層８と、
から成る。即ち、金属製継手本体３は、軸心が相互に直
交する第１・第２路を備えた曲がり流路を有する。
された継手１を示し、この継手１は、端部に雌ネジ部
２，２を有するエルボ型の金属製継手本体３と、内部に
一体化されたプラスチック製防蝕部４と、から成り、該
防蝕部４は、上記雌ネジ部２の内周面と、所定間隙部５
をもって対応する略円筒状密封内筒体６と、継手本体３
の雌ネジ部２を除く内面７を被覆する内面保護層８と、
から成る。即ち、金属製継手本体３は、軸心が相互に直
交する第１・第２路を備えた曲がり流路を有する。
【００１１】さらに詳しくは、中間の内面保護層８の両
端から、円筒形の間隙部５を形成するように、密封内筒
体６が突出状に成型されている。そして、該内筒体６の
外周面───間隙部５側の面───には、雌ネジ部２と
同一ピッチかつ同一方向のネジ山状螺旋小突条９が設け
られている。
端から、円筒形の間隙部５を形成するように、密封内筒
体６が突出状に成型されている。そして、該内筒体６の
外周面───間隙部５側の面───には、雌ネジ部２と
同一ピッチかつ同一方向のネジ山状螺旋小突条９が設け
られている。
【００１２】しかして、上述の如き継手１を成型するた
めの本考案にかかる成型装置は、図１に示すように、継
手本体３の雌ネジ部２，２に螺着されて液密状に係合す
る係合部を有するネジコア（筒状コア）10ａ，10ｂと、
該ネジコア（筒状コア）10ａ，10ｂ内に挿入されて該本
体３内に挿入されるスライドコアピン11ａ，11ｂと、を
備えたものであり、スライドコアピン11ａ，11ｂの先端
傾斜面12ａ，12ｂを突き合わせ、該スライドコアピン11
ａ，11ｂをそのピン軸心Ｏａ，Ｏｂを相互に直交させ、
その状態で、本体３内部に溶融プラスチックを射出し、
該本体３内部に防蝕部４を形成するものである。
めの本考案にかかる成型装置は、図１に示すように、継
手本体３の雌ネジ部２，２に螺着されて液密状に係合す
る係合部を有するネジコア（筒状コア）10ａ，10ｂと、
該ネジコア（筒状コア）10ａ，10ｂ内に挿入されて該本
体３内に挿入されるスライドコアピン11ａ，11ｂと、を
備えたものであり、スライドコアピン11ａ，11ｂの先端
傾斜面12ａ，12ｂを突き合わせ、該スライドコアピン11
ａ，11ｂをそのピン軸心Ｏａ，Ｏｂを相互に直交させ、
その状態で、本体３内部に溶融プラスチックを射出し、
該本体３内部に防蝕部４を形成するものである。
【００１３】即ち、ネジコア（筒状コア）１０ａ，１０
ｂは、筒体からなり、その先端部には、継手本体３の雌
ネジ部２，２に螺合自在な雄ネジ部１３ａ，１３ｂが形
成されて、この雄ネジ部１３ａ，１３ｂが、本体３の端
部内面に液密状に係合する係合部とされる。さらに、貫
孔１４ａ，１４ｂの先端には、ネジ部１９ａ，１９ｂが
形成されている。
ｂは、筒体からなり、その先端部には、継手本体３の雌
ネジ部２，２に螺合自在な雄ネジ部１３ａ，１３ｂが形
成されて、この雄ネジ部１３ａ，１３ｂが、本体３の端
部内面に液密状に係合する係合部とされる。さらに、貫
孔１４ａ，１４ｂの先端には、ネジ部１９ａ，１９ｂが
形成されている。
【００１４】また、スライドコアピン11ａ，11ｂは、夫
々、先端部が小径部15ａ．15ｂとされ、その先端が先端
傾斜面12ａ，12ｂとされる。つまり、このピン11ａ，11
ｂは、いわば中子の役目をなし、密封内筒体６の内面、
及び内面保護層８の内面を、連続曲面状に形成するもの
で、継手１の流路の内面を形成することになる。
々、先端部が小径部15ａ．15ｂとされ、その先端が先端
傾斜面12ａ，12ｂとされる。つまり、このピン11ａ，11
ｂは、いわば中子の役目をなし、密封内筒体６の内面、
及び内面保護層８の内面を、連続曲面状に形成するもの
で、継手１の流路の内面を形成することになる。
【００１５】しかして、一方のピン11ａのピン軸心Ｏａ
と該ピン11ａの先端傾斜面12ａとが成す第１角度θ
1 と、他方のピン11ｂのピン軸心Ｏｂと該ピン11ｂの先
端傾斜面12ｂとが成す第２角度θ2 と、の和を88°より
大きくかつ90°より小さくしている。つまり、88°＜θ
1 ＋θ2 ＜90°とし、言いかえれば、隙間部16の成す角
度をα（図２参照）とすれば、このαを、０°＜α＜２
°とし、好ましくは、0.01°≦α≦ 1.5°とし、さらに
好ましくは、 0.5°≦α≦ 1.2°とする。
と該ピン11ａの先端傾斜面12ａとが成す第１角度θ
1 と、他方のピン11ｂのピン軸心Ｏｂと該ピン11ｂの先
端傾斜面12ｂとが成す第２角度θ2 と、の和を88°より
大きくかつ90°より小さくしている。つまり、88°＜θ
1 ＋θ2 ＜90°とし、言いかえれば、隙間部16の成す角
度をα（図２参照）とすれば、このαを、０°＜α＜２
°とし、好ましくは、0.01°≦α≦ 1.5°とし、さらに
好ましくは、 0.5°≦α≦ 1.2°とする。
【００１６】従って、ピン11ａ，11ｂを、継手本体３に
挿入した際には、先端傾斜面12ａ，12ｂが突き合わされ
て、軸心Ｏａ，Ｏｂは直交した状態となるが、この際、
傾斜面12ａ，12ｂ間に隙間部16（図２参照）が形成され
る。
挿入した際には、先端傾斜面12ａ，12ｂが突き合わされ
て、軸心Ｏａ，Ｏｂは直交した状態となるが、この際、
傾斜面12ａ，12ｂ間に隙間部16（図２参照）が形成され
る。
【００１７】この場合、傾斜面12ａ，12ｂの先端縁17
ａ，17ｂが相互に当接すると共に、傾斜面12ａ，12ｂの
基端縁18ａ，18ｂが当接しないものであるので、隙間部
16は、継手本体３の屈曲部の内側に向って順次拡開する
ものとなる。
ａ，17ｂが相互に当接すると共に、傾斜面12ａ，12ｂの
基端縁18ａ，18ｂが当接しないものであるので、隙間部
16は、継手本体３の屈曲部の内側に向って順次拡開する
ものとなる。
【００１８】なお、実施側においては、第１角度θ1 及
び第２角度θ2 は夫々45°より小さく設定している。
び第２角度θ2 は夫々45°より小さく設定している。
【００１９】また、該ピン11ｂには、このピン11ｂの基
端面に開口する図示省略のスプール孔が設けられ、該ス
プール孔の先端には、図示省略の吐出ノズルが連続状に
設けられている。そして、このスプールの開口部に、図
示省略の射出成型機のノズルが、接近分離自在に押圧さ
れて当接する。
端面に開口する図示省略のスプール孔が設けられ、該ス
プール孔の先端には、図示省略の吐出ノズルが連続状に
設けられている。そして、このスプールの開口部に、図
示省略の射出成型機のノズルが、接近分離自在に押圧さ
れて当接する。
【００２０】なお、ピン11ａはスプール孔は省略され、
別に押圧シリンダ等にて上下往復動する。
別に押圧シリンダ等にて上下往復動する。
【００２１】次に、上述の如く構成された装置を使用し
て継手１を成型する方法を述べる。
て継手１を成型する方法を述べる。
【００２２】まず、図１に示すように、本体３の雌ネジ
部２，２にネジコア10ａ，10ｂの雄ネジ部13ａ，13ｂを
螺着し、該本体３にネジコア10ａ，10ｂを取付け、この
状態で射出成型機の射出シリンダを前進させて、ノズル
の先端をピン11ｂのスプール孔の開口部に押圧させ、同
時に、ピン11ａの基端（下端）を上述の図示省略のコア
ピン加圧シリンダにて押圧させる。
部２，２にネジコア10ａ，10ｂの雄ネジ部13ａ，13ｂを
螺着し、該本体３にネジコア10ａ，10ｂを取付け、この
状態で射出成型機の射出シリンダを前進させて、ノズル
の先端をピン11ｂのスプール孔の開口部に押圧させ、同
時に、ピン11ａの基端（下端）を上述の図示省略のコア
ピン加圧シリンダにて押圧させる。
【００２３】従って、ピン11ａ，11ｂは突き合わされた
状態となり、継手本体３内にキャビティ20が形成される
ことになる。
状態となり、継手本体３内にキャビティ20が形成される
ことになる。
【００２４】次に、射出成型機からこのキャビティ20内
に、スプール孔及び吐出ノズルを介して溶融プラスチッ
クを注入する。
に、スプール孔及び吐出ノズルを介して溶融プラスチッ
クを注入する。
【００２５】しかして、この場合、図５に示す比較例の
ように、ピン25ａの第１角度θ1 及びピン25ｂの第２角
度θ2 を45°に設定すると、先端傾斜面26ｂ，26ｂは相
互に密着することになり、傾斜面26ａ，26ｂ間に隙間を
生じさせないように各ピン25ａ，25ｂは相互に接近する
方向に抑圧され、しかも、ピン25ａ，25ｂとコア10，10
との間にはクリアランスが設けられるので、この状態
で、キャビティー20内に溶融プラスチックを注入する射
出成型すれば、各ピン25ａ，25ｂは、図６に示す矢印の
如く外方へ歪み、傾斜面26ａ，26ｂの基端縁27ａ，27ｂ
が相互に当接するが、傾斜面26ａ，26ｂの先端縁28ａ，
28ｂが相互に当接しない状態となって隙間部29が形成さ
れる。
ように、ピン25ａの第１角度θ1 及びピン25ｂの第２角
度θ2 を45°に設定すると、先端傾斜面26ｂ，26ｂは相
互に密着することになり、傾斜面26ａ，26ｂ間に隙間を
生じさせないように各ピン25ａ，25ｂは相互に接近する
方向に抑圧され、しかも、ピン25ａ，25ｂとコア10，10
との間にはクリアランスが設けられるので、この状態
で、キャビティー20内に溶融プラスチックを注入する射
出成型すれば、各ピン25ａ，25ｂは、図６に示す矢印の
如く外方へ歪み、傾斜面26ａ，26ｂの基端縁27ａ，27ｂ
が相互に当接するが、傾斜面26ａ，26ｂの先端縁28ａ，
28ｂが相互に当接しない状態となって隙間部29が形成さ
れる。
【００２６】従って、この隙間部29に溶融プラスチック
が浸入し、製品にいわゆるバリが生じることになる。
が浸入し、製品にいわゆるバリが生じることになる。
【００２７】しかしながら、本考案に係る成型装置にお
いては、射出成型前には、図１と図２に示すように、ピ
ン11ａ，11ｂの突き合わせ部において、継手本体３の屈
曲部の内側に向って順次拡開する隙間部16が形成されて
いるので、射出成型時において、図３に示すように外方
にピン11ａ，11ｂの小径部15ａ，15ｂが歪んだ際に、そ
の歪を隙間部16が吸収して図例の如く先端傾斜面12ａ，
12ｂは相互に密着することになる。
いては、射出成型前には、図１と図２に示すように、ピ
ン11ａ，11ｂの突き合わせ部において、継手本体３の屈
曲部の内側に向って順次拡開する隙間部16が形成されて
いるので、射出成型時において、図３に示すように外方
にピン11ａ，11ｂの小径部15ａ，15ｂが歪んだ際に、そ
の歪を隙間部16が吸収して図例の如く先端傾斜面12ａ，
12ｂは相互に密着することになる。
【００２８】従って、射出成型機において傾斜面12ａ，
12ａ間に隙間が生じることがなくなり、製品にバリが形
成されない。
12ａ間に隙間が生じることがなくなり、製品にバリが形
成されない。
【００２９】そして、冷却後、スライドコアピン11ａ，
11ｂを後退させると共に、ネジコア10ａ，10ｂを継手本
体３から外せば、図４に示すような継手１が形成され
る。
11ｂを後退させると共に、ネジコア10ａ，10ｂを継手本
体３から外せば、図４に示すような継手１が形成され
る。
【００３０】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、継手としてはエルボ以外のチーズであって
もよく、この場合、スライドコアピンが３本とされ、継
手本体に挿入された際には、各ピン軸心が相互に直交す
るように設定される。また、実施例においては、第１角
度θ１と第２角度θ２とを同一角度に設定しているが、
勿論、８８°＜θ１＋θ２＜９０°の範囲である限り第
１角度θ１と第２角度θ２とを相違させるも自由であ
る。さらに、実施例では、ネジコア１０ａ，１０ｂの貫
孔１４ａ，１４ｂの先端にネジ部１９を形成することに
より、密封内筒体６の外周面に螺旋状小突条９を形成し
ているが、継手として密封内筒体６の外周面にこの小突
条９が不要の場合、ネジ部１９を省略しておけば良い。
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、継手としてはエルボ以外のチーズであって
もよく、この場合、スライドコアピンが３本とされ、継
手本体に挿入された際には、各ピン軸心が相互に直交す
るように設定される。また、実施例においては、第１角
度θ１と第２角度θ２とを同一角度に設定しているが、
勿論、８８°＜θ１＋θ２＜９０°の範囲である限り第
１角度θ１と第２角度θ２とを相違させるも自由であ
る。さらに、実施例では、ネジコア１０ａ，１０ｂの貫
孔１４ａ，１４ｂの先端にネジ部１９を形成することに
より、密封内筒体６の外周面に螺旋状小突条９を形成し
ているが、継手として密封内筒体６の外周面にこの小突
条９が不要の場合、ネジ部１９を省略しておけば良い。
【００３１】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
で、次に記載する効果を奏する。
【００３２】全体とし簡単な構造であってコスト高とな
らず、しかも、プラスチック製防蝕部４の内面（つま
り、継手１の流路の内面）は、突起部（いわゆる「バ
リ」と呼ばれるもの）が形成されない連続曲面状とな
り、高品質の製品（継手１）を提供できる。
らず、しかも、プラスチック製防蝕部４の内面（つま
り、継手１の流路の内面）は、突起部（いわゆる「バ
リ」と呼ばれるもの）が形成されない連続曲面状とな
り、高品質の製品（継手１）を提供できる。
【図１】本考案の一実施例を示す射出成型前の断面図で
ある。
ある。
【図２】スライドコアピンの突き合わせ状態を示す拡大
図である。
図である。
【図３】射出成型中の断面図である。
【図４】継手の断面図である。
【図５】比較例の射出成型前の断面図である。
【図６】比較例の射出成型中の断面図である。
３ 金属製継手本体 ４ プラスチック製防蝕部 11ａ スライドコアピン 11ｂ スライドコアピン 12ａ 先端傾斜面 12ｂ 先端傾斜面 θ1 第１角度 θ2 第２角度
フロントページの続き (72)考案者 三宅 隆雄 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社滋賀栗東工場内 (72)考案者 上田 茂雄 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社滋賀栗東工場内
Claims (1)
- 【請求項１】 曲がり流路を有する金属製継手本体３
に、該本体３の端部内面に液密状に係合する係合部を有
する筒状コアを挿入し、先端傾斜面１２ａ，１２ｂが突
き合わされて、ピン軸心Ｏａ，Ｏｂが相互に直交するス
ライドコアピン１１ａ，１１ｂを、該本体３に前記筒状
コアを介して挿入し、該本体３内部にプラスチック製防
蝕部４を形成する継手成型装置であって、上記一方のス
ライドコアピン１１ａのピン軸心Ｏａと該ピン１１ａの
先端傾斜面１２ａとが成す第１角度θ１と、上記他方の
スライドコアピン１１ｂのピン軸心Ｏｂと該ピン１１ｂ
の先端傾斜面１２ｂとが成す第２角度θ２と、の和を８
８°より大きくかつ９０°より小さくしたことを特徴と
する継手成型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3779891U JPH0727142Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 継手成型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3779891U JPH0727142Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 継手成型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04115625U JPH04115625U (ja) | 1992-10-14 |
| JPH0727142Y2 true JPH0727142Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31919450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3779891U Expired - Fee Related JPH0727142Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 継手成型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727142Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3779891U patent/JPH0727142Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04115625U (ja) | 1992-10-14 |
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