JPH072711B2 - プロスタグランジンe▲下1▼誘導体の製造法 - Google Patents
プロスタグランジンe▲下1▼誘導体の製造法Info
- Publication number
- JPH072711B2 JPH072711B2 JP61223906A JP22390686A JPH072711B2 JP H072711 B2 JPH072711 B2 JP H072711B2 JP 61223906 A JP61223906 A JP 61223906A JP 22390686 A JP22390686 A JP 22390686A JP H072711 B2 JPH072711 B2 JP H072711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prostaglandin
- group
- producing
- derivative
- derivative according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は医薬品として有用なプロスタグランジンE1誘導
体の新規な製造法に関する。
体の新規な製造法に関する。
さらに詳しくはΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を金
属水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元すること
により、医薬品として有用なプロスタグランジンE1誘導
体を製造する方法に関する。
属水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元すること
により、医薬品として有用なプロスタグランジンE1誘導
体を製造する方法に関する。
〈従来技術〉 プロスタグランジンE1誘導体は血小板凝集阻害作用,血
管拡張作用,抗潰瘍作用,免疫抑制作用等の生理作用を
有し、臨床への応用が行なわれている化合物である。従
来、該プロスタグランジンE1誘導体をΔ7−プロスタグ
ランジンE1誘導体を出発原料として得る方法としては、
該Δ7−プロスタグランジンE1誘導体をα,α′−アゾ
ビスイソブチロニトリルやビス−t−ブチルペルオキシ
ドなどのラジカル開始剤、あるいはパラジウム触媒の存
在下に、水素化トリブチルスズのような水素化有機スズ
化合物によつて還元反応を実施し、その目的を完遂して
いた。
管拡張作用,抗潰瘍作用,免疫抑制作用等の生理作用を
有し、臨床への応用が行なわれている化合物である。従
来、該プロスタグランジンE1誘導体をΔ7−プロスタグ
ランジンE1誘導体を出発原料として得る方法としては、
該Δ7−プロスタグランジンE1誘導体をα,α′−アゾ
ビスイソブチロニトリルやビス−t−ブチルペルオキシ
ドなどのラジカル開始剤、あるいはパラジウム触媒の存
在下に、水素化トリブチルスズのような水素化有機スズ
化合物によつて還元反応を実施し、その目的を完遂して
いた。
〈発明の目的〉 本発明者らはΔ7−プロスタグランジンE1誘導体からプ
ロスタグランジンE1誘導体を製造するさらに有利な化学
合成法を見出すべく鋭意研究した結果、水素化有機スズ
化合物の代りに、より容易に入手できる金属水素錯化合
物と有機スズハロゲン化物から用いることにより、該還
元反応が進行することを見出し本発明に到達したもので
ある。
ロスタグランジンE1誘導体を製造するさらに有利な化学
合成法を見出すべく鋭意研究した結果、水素化有機スズ
化合物の代りに、より容易に入手できる金属水素錯化合
物と有機スズハロゲン化物から用いることにより、該還
元反応が進行することを見出し本発明に到達したもので
ある。
しかして本発明の目的は、Δ7−プロスタグランジンE1
誘導体の7,8位の二重結合を選択的に還元し、医薬品と
して有用なプロスタグランジンE1誘導体を工業的に有利
な方法で、しかも効率よく得ることにある。
誘導体の7,8位の二重結合を選択的に還元し、医薬品と
して有用なプロスタグランジンE1誘導体を工業的に有利
な方法で、しかも効率よく得ることにある。
〈発明の構成および作用効果〉 本発明の製造法は、下記式〔I〕 で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を金属
水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元せしめるこ
とを特徴とする下記式〔II〕 で表わされるプロスタグランジンE1誘導体の製造法であ
る。
水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元せしめるこ
とを特徴とする下記式〔II〕 で表わされるプロスタグランジンE1誘導体の製造法であ
る。
本発明の製造法は、上記したとおり7,8位に二重結合を
有する上記式〔I〕で表わされるΔ7−プロスタグラン
ジンE1誘導体を出発原料として、その二重結合を選択的
に還元してプロスタグランジンE1誘導体を製造するもの
である。
有する上記式〔I〕で表わされるΔ7−プロスタグラン
ジンE1誘導体を出発原料として、その二重結合を選択的
に還元してプロスタグランジンE1誘導体を製造するもの
である。
上記式〔I〕においてR1は水素原子,C1〜C10アルキル
基,置換もしくは非置換のフエニル基,置換もしくは非
置換のC3〜C10シクロアルキル基,または置換もしくは
非置換のフエニル(C1〜C2)アルキル基を表わす。
基,置換もしくは非置換のフエニル基,置換もしくは非
置換のC3〜C10シクロアルキル基,または置換もしくは
非置換のフエニル(C1〜C2)アルキル基を表わす。
C1〜C10のアルキル基としては、例えば、メチル,エチ
ル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,s−ブチル,t
−ブチル,n−ペンチル,n−ヘキシル,n−ヘプチル,n−オ
クチル,n−ノニル,n−デシル等の直鎖状または分岐状の
ものを挙げることができる。
ル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,s−ブチル,t
−ブチル,n−ペンチル,n−ヘキシル,n−ヘプチル,n−オ
クチル,n−ノニル,n−デシル等の直鎖状または分岐状の
ものを挙げることができる。
置換もしくは非置換のフエニル基の置換基としては、例
えばハロゲン原子,ヒドロキシ基,C2〜C7アシロキシ
基,ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキ
ル基,ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アル
コキシ基,ニトリル基,カルボキシル基又は(C1〜C6)
アルコキシカルボニル基等が好ましい。ハロゲン原子と
しては、弗素,塩素又は臭素が挙げられ、特に弗素また
は塩素が好ましい。C2〜C7アシロキシ基としては、例え
ばアセトキシ,プロピオニルオキシ,n−ブチリルオキ
シ,イソブチリルオキシ,n−バレリルオキシ,イソバレ
リルオキシ,カプロイルオキシ,エナントイルオキシま
たはベンゾイルオキシを挙げることができる。
えばハロゲン原子,ヒドロキシ基,C2〜C7アシロキシ
基,ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキ
ル基,ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アル
コキシ基,ニトリル基,カルボキシル基又は(C1〜C6)
アルコキシカルボニル基等が好ましい。ハロゲン原子と
しては、弗素,塩素又は臭素が挙げられ、特に弗素また
は塩素が好ましい。C2〜C7アシロキシ基としては、例え
ばアセトキシ,プロピオニルオキシ,n−ブチリルオキ
シ,イソブチリルオキシ,n−バレリルオキシ,イソバレ
リルオキシ,カプロイルオキシ,エナントイルオキシま
たはベンゾイルオキシを挙げることができる。
ハロゲンで置換されていてもよいC1〜C4アルキル基とし
ては、メチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−
ブチル,クロロメチル,ジクロロメチル,トリフルオロ
メチル等を好ましいものとして挙げることができる。ハ
ロゲンで置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基とし
ては、例えばメトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,イソ
プロポキシ,n−ブトキシ,クロロメトキシ,ジクロロメ
トキシ,トリフルオロメトキシ等が好ましいものとして
挙げることができる。(C1〜C6)アルコキシカルボニル
基としては、例えばメトキシカルボニル,エトキシカル
ボニル,ブトキシカルボニル,ヘキシルオキシカルボニ
ル等を挙げることができる。
ては、メチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−
ブチル,クロロメチル,ジクロロメチル,トリフルオロ
メチル等を好ましいものとして挙げることができる。ハ
ロゲンで置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基とし
ては、例えばメトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,イソ
プロポキシ,n−ブトキシ,クロロメトキシ,ジクロロメ
トキシ,トリフルオロメトキシ等が好ましいものとして
挙げることができる。(C1〜C6)アルコキシカルボニル
基としては、例えばメトキシカルボニル,エトキシカル
ボニル,ブトキシカルボニル,ヘキシルオキシカルボニ
ル等を挙げることができる。
置換フエニル基は、上記の如き置換基を1〜3個、好ま
しくは1個持つことができる。
しくは1個持つことができる。
置換もしくは非置換のC3〜C10シクロアルキル基として
は、上記したと同じ置換基で置換されているかまたは非
置換の、飽和または不飽和のC3〜C10、好ましくはC5〜C
6、特に好ましくはC6の基、例えばシクロプロピル,シ
クロペンチル,シクロヘキシル,シクロヘキセニル,シ
クロヘプチル,シクロオクチル,シクロデシル等を挙げ
ることができる。
は、上記したと同じ置換基で置換されているかまたは非
置換の、飽和または不飽和のC3〜C10、好ましくはC5〜C
6、特に好ましくはC6の基、例えばシクロプロピル,シ
クロペンチル,シクロヘキシル,シクロヘキセニル,シ
クロヘプチル,シクロオクチル,シクロデシル等を挙げ
ることができる。
置換もしくは非置換のフエニル(C1〜C2)アルキル基と
しては、該フエニル基が上記したと同じ置換基で置換さ
れているか又は非置換のベンジル,α−フエネチル,β
−フエネチルを挙げられる。
しては、該フエニル基が上記したと同じ置換基で置換さ
れているか又は非置換のベンジル,α−フエネチル,β
−フエネチルを挙げられる。
かかるR1の中でも、水素原子,C1〜C10アルキル基が好
ましく、中でも水素原子,メチル基,エチル基が好まし
く、特にメチル基が好ましい。
ましく、中でも水素原子,メチル基,エチル基が好まし
く、特にメチル基が好ましい。
上記式〔I〕において、R2およびR3は同一もしくは異な
り、水素原子または水酸基の保護基を表わす。水酸基の
保護基としては、トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基,水
酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基,ア
シル基またはベンジル基を挙げることができる。
り、水素原子または水酸基の保護基を表わす。水酸基の
保護基としては、トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基,水
酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基,ア
シル基またはベンジル基を挙げることができる。
トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基としては、例えばトリ
メチルシリル,トリエチルシリル,t−ブチルジメチルシ
リル基の如きトリ(C1〜C4)アルキルシリル;ジフエニ
ルメチルシリル,t−ブチルジフエニルシリル基の如きジ
フエニル(C1〜C4)アルキルシリル;ジメチルフエニル
シリル基の如きジ(C1〜C4)アルキルフエニルシリルま
たはトリベンジルシリル基等を挙げることができ、特に
トリメチルシリル,t−ブチルジメチルシリルが好まし
い。
メチルシリル,トリエチルシリル,t−ブチルジメチルシ
リル基の如きトリ(C1〜C4)アルキルシリル;ジフエニ
ルメチルシリル,t−ブチルジフエニルシリル基の如きジ
フエニル(C1〜C4)アルキルシリル;ジメチルフエニル
シリル基の如きジ(C1〜C4)アルキルフエニルシリルま
たはトリベンジルシリル基等を挙げることができ、特に
トリメチルシリル,t−ブチルジメチルシリルが好まし
い。
水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基と
しては、例えばメトキシメチル,1−エトキシエチル,2−
メトキシ−2−プロピル,2−エトキシ−2−プロピル,
(2−メトキシエトキシ)メチル,ベンジルオキシメチ
ル,2−テトラヒドロピラニル,2−テトラヒドロフラニル
又は6,6−ジメチル−3−オキサ−2−オキソビシクロ
〔3.1.0〕ヘキサ−4−イル基を挙げることができる。
これらのうち、2−テトラヒドロピラニル,2−テトラヒ
ドロフラニル,1−エトキシエチル,2−エトキシ−2−プ
ロピル,(2−メトキシエトキシ)メチル又は6,6−ジ
メチル−3−オキサ−2−オキソビシクロ〔3.1.0〕ヘ
キサ−4−イル基が特に好ましい。
しては、例えばメトキシメチル,1−エトキシエチル,2−
メトキシ−2−プロピル,2−エトキシ−2−プロピル,
(2−メトキシエトキシ)メチル,ベンジルオキシメチ
ル,2−テトラヒドロピラニル,2−テトラヒドロフラニル
又は6,6−ジメチル−3−オキサ−2−オキソビシクロ
〔3.1.0〕ヘキサ−4−イル基を挙げることができる。
これらのうち、2−テトラヒドロピラニル,2−テトラヒ
ドロフラニル,1−エトキシエチル,2−エトキシ−2−プ
ロピル,(2−メトキシエトキシ)メチル又は6,6−ジ
メチル−3−オキサ−2−オキソビシクロ〔3.1.0〕ヘ
キサ−4−イル基が特に好ましい。
アシル基としては、例えば、アセチル,プロピオニル,n
−ブチリル,イソブチリル,n−バレリル,イソバレリ
ル,カプロイル,エナントイル,ベンゾイル等を挙げる
ことができる。
−ブチリル,イソブチリル,n−バレリル,イソバレリ
ル,カプロイル,エナントイル,ベンゾイル等を挙げる
ことができる。
これらの中でR2,R3として好ましいのは水素原子または
トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基であり、中でも特に水
素原子,トリメチルシリル基またはt−ブチルジメチル
シリル基及び2−テトラヒドロピラニル基が好ましい。
トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基であり、中でも特に水
素原子,トリメチルシリル基またはt−ブチルジメチル
シリル基及び2−テトラヒドロピラニル基が好ましい。
上記式〔I〕においてR4は水素原子,メチル基,エチル
基,エチニル基またはビニル基を表わし、特に水素原
子,メチル基が好ましい。
基,エチニル基またはビニル基を表わし、特に水素原
子,メチル基が好ましい。
上記式〔I〕においてR5は酸素原子を含んでいても良い
直鎖もしくは分枝鎖C3〜C9の飽和又は不飽和炭化水素
基;置換されていても良いフエニル基,フエノキシ基も
しくはC3〜C10シクロアルキル基;またはC1〜C6アルコ
キシ基,置換されていても良いフエニル基,フエノキシ
基,もしくはC3〜C10シクロアルキル基で置換されてい
る直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基を表わす。
直鎖もしくは分枝鎖C3〜C9の飽和又は不飽和炭化水素
基;置換されていても良いフエニル基,フエノキシ基も
しくはC3〜C10シクロアルキル基;またはC1〜C6アルコ
キシ基,置換されていても良いフエニル基,フエノキシ
基,もしくはC3〜C10シクロアルキル基で置換されてい
る直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基を表わす。
酸素原子を含んでいてもよい直鎖もしくは分枝鎖C3〜C9
の飽和又は不飽和の炭化水素基としてはアルキル基,ア
ルケニル基又はアルキニル基があげられ、具体的には2
−メトキシエチル,2−エトキシエチル,プロピル,ブチ
ル,ペンチル,ヘキシル,ヘプチル,オクチル,1−メチ
ルブチル,2−メチルブチル,2−メチルヘキシル,2−メチ
ル−2−ヘキシル,2−ヘキシル,1,1−ジメチルペンチル
基,4−ヘキシニル,3−ペンテニル,6−メチル−5−ヘプ
チニル、好ましくは2−メトキシエチル,ブチル,ペン
チル,ヘキシル,(R)−もしくは(S)−2−メチル
ヘキシル,1−メチルブチル基、特に好ましくはブチル,
ペンチル基をあげることができる。
の飽和又は不飽和の炭化水素基としてはアルキル基,ア
ルケニル基又はアルキニル基があげられ、具体的には2
−メトキシエチル,2−エトキシエチル,プロピル,ブチ
ル,ペンチル,ヘキシル,ヘプチル,オクチル,1−メチ
ルブチル,2−メチルブチル,2−メチルヘキシル,2−メチ
ル−2−ヘキシル,2−ヘキシル,1,1−ジメチルペンチル
基,4−ヘキシニル,3−ペンテニル,6−メチル−5−ヘプ
チニル、好ましくは2−メトキシエチル,ブチル,ペン
チル,ヘキシル,(R)−もしくは(S)−2−メチル
ヘキシル,1−メチルブチル基、特に好ましくはブチル,
ペンチル基をあげることができる。
置換されていてもよいフエニル基,フエノキシ基の置換
基としてはR1の置換フエニル基の置換基としてあげた置
換基によつて置換されていてもよい。また置換されてい
てもよいC3〜C7シクロアルキル基としては上記したと同
じ置換基で置換されているかまたは非置換の飽和または
不飽和のC3〜C10、好ましくはC4〜C7、特に好ましくはC
5,C6のシクロアルキル基、例えばシクロプロピル,シク
ロペンチル,シクロヘキシル,シクロヘキセニル,シク
ロヘプチル,シクロオクチル,シクロデシル基等を挙げ
ることができる。
基としてはR1の置換フエニル基の置換基としてあげた置
換基によつて置換されていてもよい。また置換されてい
てもよいC3〜C7シクロアルキル基としては上記したと同
じ置換基で置換されているかまたは非置換の飽和または
不飽和のC3〜C10、好ましくはC4〜C7、特に好ましくはC
5,C6のシクロアルキル基、例えばシクロプロピル,シク
ロペンチル,シクロヘキシル,シクロヘキセニル,シク
ロヘプチル,シクロオクチル,シクロデシル基等を挙げ
ることができる。
C1〜C6アルコキシ基,置換されていてもよいフエニル
基,フエノキシ基もしくはC3〜C10シクロアルキル基で
置換されている直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基の
うちでC1〜C6アルコキシ基としては、例えばメトキシ,
エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,t−
ブトキシ,ヘキシルオキシ基などがあげられ、置換され
ていてもよいフエニル基,フエノキシ基としては前記の
ものをそのまま好適にあげることができる。C3〜C10シ
クロアルキル基としても前記のものをそのまま好適にあ
げることができ、直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基
としてはメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブ
チル,イソブチル,s−ブチル,t−ブチル,ペンチル基な
どを挙げることができ、置換基はその任意の位置に結合
していても良い。
基,フエノキシ基もしくはC3〜C10シクロアルキル基で
置換されている直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基の
うちでC1〜C6アルコキシ基としては、例えばメトキシ,
エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,t−
ブトキシ,ヘキシルオキシ基などがあげられ、置換され
ていてもよいフエニル基,フエノキシ基としては前記の
ものをそのまま好適にあげることができる。C3〜C10シ
クロアルキル基としても前記のものをそのまま好適にあ
げることができ、直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基
としてはメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブ
チル,イソブチル,s−ブチル,t−ブチル,ペンチル基な
どを挙げることができ、置換基はその任意の位置に結合
していても良い。
上記式〔I〕においてAはメチレン基または硫黄原子を
表わす。Aがメチレン基を表わすときは上記式〔I〕
は、下記式〔I−1〕 で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を意味
し、Aが硫黄原子を表わすときは上記式〔I〕は、下記
式〔I−2〕 で表わされる5−チア−Δ7−プロスタグランジンE1誘
導体を意味する。
表わす。Aがメチレン基を表わすときは上記式〔I〕
は、下記式〔I−1〕 で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を意味
し、Aが硫黄原子を表わすときは上記式〔I〕は、下記
式〔I−2〕 で表わされる5−チア−Δ7−プロスタグランジンE1誘
導体を意味する。
上記式〔I〕においてBは単結合またはメチレン基を表
わす。Bが単結合を表わすときは上記式〔I〕は、下記
式〔I−3〕 で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を意味
し、Bがメチレン基を表わすときは上記式〔I〕は、下
記式〔I−4〕 で表わされる15−デオキシ−16−ヒドロキシ−Δ7−プ
ロスタグランジンE1誘導体を意味する。
わす。Bが単結合を表わすときは上記式〔I〕は、下記
式〔I−3〕 で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を意味
し、Bがメチレン基を表わすときは上記式〔I〕は、下
記式〔I−4〕 で表わされる15−デオキシ−16−ヒドロキシ−Δ7−プ
ロスタグランジンE1誘導体を意味する。
上記式〔I〕(〔I−1〕,〔I−2〕,〔I−3〕,
および〔I−4〕も含む)において、 は結合手が、結合している二重結合に対してE配置、す
なわち下記式〔I-E〕 で表わされる立体配置、あるいはZ配置、すなわち下記
式〔I-Z〕 で表わされる立体配置、またはそれらの任意の割合で共
存することを示す。
および〔I−4〕も含む)において、 は結合手が、結合している二重結合に対してE配置、す
なわち下記式〔I-E〕 で表わされる立体配置、あるいはZ配置、すなわち下記
式〔I-Z〕 で表わされる立体配置、またはそれらの任意の割合で共
存することを示す。
また上記式〔I〕(〔I−1〕,〔I−2〕,〔I−
3〕,および〔I−4〕も含む)で表わされる化合物に
おいて、そのシクロペンタノン環上に結合している置換
基の立体配置は天然のプロスタグランジンE1と同一の立
体配置をしている下記式〔I〕nat で表わされる立体異性体とその鏡像体である下記式
〔I〕ent で表わされる立体異性体あるいはそれら両者の任意の割
合の混合物をも含むものである。
3〕,および〔I−4〕も含む)で表わされる化合物に
おいて、そのシクロペンタノン環上に結合している置換
基の立体配置は天然のプロスタグランジンE1と同一の立
体配置をしている下記式〔I〕nat で表わされる立体異性体とその鏡像体である下記式
〔I〕ent で表わされる立体異性体あるいはそれら両者の任意の割
合の混合物をも含むものである。
また、OR3,R4およびR5が置換している炭素は不斉炭素で
あるために、2種類の光学異性体が存在するが、いずれ
の光学異性体でも、あるいはそれらの任意の割合の混合
物をも含むものである。
あるために、2種類の光学異性体が存在するが、いずれ
の光学異性体でも、あるいはそれらの任意の割合の混合
物をも含むものである。
本発明の出発原料となるΔ7−プロスタグランジンE1誘
導体は本発明者らが別途提案した方法(例えば、特開昭
58-83670号公報などを参照)によつて、下記の反応式に
示されるように、保護された(光学活性)4−ヒドロキ
シ−2−シクロペンテノンに対する有機銅化合物の共役
付加により得られたエノラート中間体のアルドール縮合
体である7−ヒドロキシプロスタグランジンE1誘導体を
脱水反応に付すことにより容易に得られる。
導体は本発明者らが別途提案した方法(例えば、特開昭
58-83670号公報などを参照)によつて、下記の反応式に
示されるように、保護された(光学活性)4−ヒドロキ
シ−2−シクロペンテノンに対する有機銅化合物の共役
付加により得られたエノラート中間体のアルドール縮合
体である7−ヒドロキシプロスタグランジンE1誘導体を
脱水反応に付すことにより容易に得られる。
本発明の出発原料である上記式〔I〕で表わされるΔ7
−プロスタグランジンE1誘導体の好ましい具体例として
は下記に示した化合物をあげることができる。なおプロ
スタグランジンE1はPGE1の形で略記する。また、いずれ
の化合物とも7E体,7Z体の幾何異性体が存在するが、両
者とも同様に本発明の出発原料として用いることができ
るため、特に区別して表現しないがいずれの異性体も含
むものと理解されるべきである。
−プロスタグランジンE1誘導体の好ましい具体例として
は下記に示した化合物をあげることができる。なおプロ
スタグランジンE1はPGE1の形で略記する。また、いずれ
の化合物とも7E体,7Z体の幾何異性体が存在するが、両
者とも同様に本発明の出発原料として用いることができ
るため、特に区別して表現しないがいずれの異性体も含
むものと理解されるべきである。
(1) Δ7-PGE1 (2) 15−メチル−Δ7-PGE1 (3) 15−ビニル−Δ7-PGE1 (4) 20−メチル−Δ7-PGE1 (5) 20−エチル−Δ7-PGE1 (6) 17(S),20−ジメチル−Δ7-PGE1 (7) 17(R),20−ジメチル−Δ7-PGE1 (8) 16−メチル−Δ7-PGE1 (9) 16,16−ジメチル−Δ7-PGE1 (10) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロペン
チル−Δ7-PGE1 (11) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−Δ7-PGE1 (12) 17,18,19,20−テトラノル−16−シクロヘキシ
ル−Δ7-PGE1 (13) 18−オキサ−Δ7-PGE1 (14) 17,18,19,20−テトラノル−16−フエニル−Δ7
-PGE1 (15) 17,18,19,20−テトラノル−16−フエノキシ−
Δ7-PGE1 (16) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−Δ7-PGE1 (17) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−
Δ7-PGE1 (18) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−ビニル−
Δ7-PGE1 (19) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−20−メチル−
Δ7-PGE1 (20) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,18,19,20
−テトラノル−16−シクロヘキシル−Δ7-PGE1 (21) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,18,19,20
−テトラノル−16−フエニル−Δ7-PGE1 (22) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,20−ジメ
チル−Δ7-PGE1 (23) (1)〜(22)の5−チア−Δ7-PGE1誘導体 (24) (1)〜(23)の化合物の鏡像体 (25) (1)〜(24)のメチルエステル (26) (1)〜(24)のエチルエステル (27) (1)〜(26)の化合物の水酸基(11位と15位
または16位)が2−テトラヒドロピラニル基および/ま
たはt−ブチルジメチルシリル基で保護された化合物 などを一例としてあげることができるが、これらに限定
されるものではない。また(1)〜(27)の化合物の15
−エピ体(または16−エピ体)およびその鏡像体もあわ
せてあげられる。
チル−Δ7-PGE1 (11) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−Δ7-PGE1 (12) 17,18,19,20−テトラノル−16−シクロヘキシ
ル−Δ7-PGE1 (13) 18−オキサ−Δ7-PGE1 (14) 17,18,19,20−テトラノル−16−フエニル−Δ7
-PGE1 (15) 17,18,19,20−テトラノル−16−フエノキシ−
Δ7-PGE1 (16) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−Δ7-PGE1 (17) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−
Δ7-PGE1 (18) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−ビニル−
Δ7-PGE1 (19) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−20−メチル−
Δ7-PGE1 (20) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,18,19,20
−テトラノル−16−シクロヘキシル−Δ7-PGE1 (21) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,18,19,20
−テトラノル−16−フエニル−Δ7-PGE1 (22) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,20−ジメ
チル−Δ7-PGE1 (23) (1)〜(22)の5−チア−Δ7-PGE1誘導体 (24) (1)〜(23)の化合物の鏡像体 (25) (1)〜(24)のメチルエステル (26) (1)〜(24)のエチルエステル (27) (1)〜(26)の化合物の水酸基(11位と15位
または16位)が2−テトラヒドロピラニル基および/ま
たはt−ブチルジメチルシリル基で保護された化合物 などを一例としてあげることができるが、これらに限定
されるものではない。また(1)〜(27)の化合物の15
−エピ体(または16−エピ体)およびその鏡像体もあわ
せてあげられる。
本発明方法は上記式〔I〕の7,8位の二重結合を選択的
に還元し、上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジ
ンE1誘導体に導くことにある。すなわち、上記式〔I〕
で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を金属
水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元せしめ、対
応する上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1
誘導体を容易に得ることができる。
に還元し、上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジ
ンE1誘導体に導くことにある。すなわち、上記式〔I〕
で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を金属
水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元せしめ、対
応する上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1
誘導体を容易に得ることができる。
金属水素錯化合物としては、水素化アルミニウム錯化合
物,水素化ホウ素錯化合物等が挙げられる。水素化アル
ミニウム錯化合物としては、水素化アルミニウムリチウ
ム,水素化ジエトキシアルミニウムリチウム,水素化ト
リエトキシアルミニウムリチウム,水素化トリメトキシ
アルミニウムリチウム,水素化トリ−t−ブトキシアル
ミニウムリチウム,水素化アルミニウムマグネシウム,
水素化アルミニウム塩化マグネシウム,水素化アルミニ
ウムナトリウム,水素化トリエトキシアルミニウムナト
リウム,水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニ
ウムナトリウム等が挙げられる。水素化ホウ素錯化合物
としては水素化ホウ素ナトリウム,水素化トリメトキシ
ホウ素ナトリウム,硫化水素化ホウ素ナトリウム,シア
ン化水素化ホウ素ナトリウム,水素化ホウ素リチウム,
シアン化水素化ホウ素リチウム,水素化トリエチルホウ
素リチウム,水素化ホウ素カルシウム,水素化ホウ素カ
リウム,水素化ホウ素亜鉛,水素化ホウ素テトラメチル
アンモニウム等が挙げられる。還元反応の試薬として
は、これらの金属水素錯化合物のうち、水素化ホウ素錯
化合物が好ましく、特に水素化ホウ素ナトリウムが好ま
しい。
物,水素化ホウ素錯化合物等が挙げられる。水素化アル
ミニウム錯化合物としては、水素化アルミニウムリチウ
ム,水素化ジエトキシアルミニウムリチウム,水素化ト
リエトキシアルミニウムリチウム,水素化トリメトキシ
アルミニウムリチウム,水素化トリ−t−ブトキシアル
ミニウムリチウム,水素化アルミニウムマグネシウム,
水素化アルミニウム塩化マグネシウム,水素化アルミニ
ウムナトリウム,水素化トリエトキシアルミニウムナト
リウム,水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニ
ウムナトリウム等が挙げられる。水素化ホウ素錯化合物
としては水素化ホウ素ナトリウム,水素化トリメトキシ
ホウ素ナトリウム,硫化水素化ホウ素ナトリウム,シア
ン化水素化ホウ素ナトリウム,水素化ホウ素リチウム,
シアン化水素化ホウ素リチウム,水素化トリエチルホウ
素リチウム,水素化ホウ素カルシウム,水素化ホウ素カ
リウム,水素化ホウ素亜鉛,水素化ホウ素テトラメチル
アンモニウム等が挙げられる。還元反応の試薬として
は、これらの金属水素錯化合物のうち、水素化ホウ素錯
化合物が好ましく、特に水素化ホウ素ナトリウムが好ま
しい。
有機スズハロゲン化物はエチルスズ三塩化物,ブチルス
ズ三塩化物等の有機スズトリハロゲン化物類;ジプロピ
ルスズ二フツ化物,ジブチルスズ二フツ化物,ジメチル
スズ二塩化物,ジブチルスズ二塩化物,ジベンジルスズ
二塩化物,ジメチルスズ二臭化物,ジブチルスズ二ヨウ
化物等の有機スズジハロゲン化物類;トリメチルスズ塩
化物,トリエチルスズ塩化物,トリプロピルスズ塩化
物,トリブチルスズ塩化物,トリフエニルスズ塩化物,
トリベンジルスズ塩化物,トリメチルスズ臭化物,トリ
エチルスズ臭化物,トリブチルスズ臭化物等の有機スズ
モノハロゲン化物類が挙げられる。好ましくは有機スズ
モノハロゲン化物が用いられ、中でも有機スズ塩化物が
好ましく、特にトリブチルスズ塩化物が好ましい。
ズ三塩化物等の有機スズトリハロゲン化物類;ジプロピ
ルスズ二フツ化物,ジブチルスズ二フツ化物,ジメチル
スズ二塩化物,ジブチルスズ二塩化物,ジベンジルスズ
二塩化物,ジメチルスズ二臭化物,ジブチルスズ二ヨウ
化物等の有機スズジハロゲン化物類;トリメチルスズ塩
化物,トリエチルスズ塩化物,トリプロピルスズ塩化
物,トリブチルスズ塩化物,トリフエニルスズ塩化物,
トリベンジルスズ塩化物,トリメチルスズ臭化物,トリ
エチルスズ臭化物,トリブチルスズ臭化物等の有機スズ
モノハロゲン化物類が挙げられる。好ましくは有機スズ
モノハロゲン化物が用いられ、中でも有機スズ塩化物が
好ましく、特にトリブチルスズ塩化物が好ましい。
金属水素錯化合物および有機スズハロゲン化物の使用量
は、その反応性によつて異なるが、通常,原料化合物
〔I〕に対して、有機スズハロゲン化物,金属水素錯化
合物ともに0.3当量以上、好ましくは0.7〜100当量、特
に好ましくは1〜10当量の範囲で用いる。
は、その反応性によつて異なるが、通常,原料化合物
〔I〕に対して、有機スズハロゲン化物,金属水素錯化
合物ともに0.3当量以上、好ましくは0.7〜100当量、特
に好ましくは1〜10当量の範囲で用いる。
還元反応は水素化ホウ素化合物と有機スズハロゲン化物
とともに、α,α′−アゾビスイソブチロニトリルやビ
ス−t−ブチルペルオキシドなどのラジカル反応開始剤
を用いても行なうことが可能であるが、好ましくはパラ
ジウム錯体触媒の存在下で行なう。
とともに、α,α′−アゾビスイソブチロニトリルやビ
ス−t−ブチルペルオキシドなどのラジカル反応開始剤
を用いても行なうことが可能であるが、好ましくはパラ
ジウム錯体触媒の存在下で行なう。
還元反応の触媒として用いられるパラジウム錯体の配位
子としては1,2−ジフエニルホスフイノエタン,メチル
ジフエニルホスフイン,トリフエニルホスフイン,ジベ
ンジリデンアセトンなどをあげることができるがトリフ
エニルホスフインが特に好ましく、該配位子の配位した
パラジウム錯体としてはテトラキス(トリフエニルホス
フイン)パラジウム(O)をあげることができる。
子としては1,2−ジフエニルホスフイノエタン,メチル
ジフエニルホスフイン,トリフエニルホスフイン,ジベ
ンジリデンアセトンなどをあげることができるがトリフ
エニルホスフインが特に好ましく、該配位子の配位した
パラジウム錯体としてはテトラキス(トリフエニルホス
フイン)パラジウム(O)をあげることができる。
また、反応系内で還元されて0価のパラジウム触媒が生
成しても反応は進行し、本発明として好ましく実施でき
る。
成しても反応は進行し、本発明として好ましく実施でき
る。
かかるパラジウム触媒の使用量はその触媒能と関連して
いるが通常原料化合物〔I〕に対して10モル%〜0.01モ
ル%、好ましくは5モル%〜0.1モル%量用いる。
いるが通常原料化合物〔I〕に対して10モル%〜0.01モ
ル%、好ましくは5モル%〜0.1モル%量用いる。
還元反応は、金属水素錯化合物と有機スズハロゲン化物
を上記式〔I〕で表わされるΔ7−プロスタグランジンE
1誘導体およびパラジウム錯体またはラジカル反応開始
剤と混合して行なう。
を上記式〔I〕で表わされるΔ7−プロスタグランジンE
1誘導体およびパラジウム錯体またはラジカル反応開始
剤と混合して行なう。
反応溶媒には、メタノール,エタノール,イソプロピル
アルコール等のアルコール類;エーテル,テトラヒドロ
フラン,グライム,ジグライム,ジオキサン等のエーテ
ル類;ピリジン,ルチジン,コリジン等の芳香族アミン
類等を単独あるいは混合して用いるが無溶媒でも反応は
進行する。反応溶媒としてはエーテル類とアルコール類
を混合して用いるのが好ましい。
アルコール等のアルコール類;エーテル,テトラヒドロ
フラン,グライム,ジグライム,ジオキサン等のエーテ
ル類;ピリジン,ルチジン,コリジン等の芳香族アミン
類等を単独あるいは混合して用いるが無溶媒でも反応は
進行する。反応溶媒としてはエーテル類とアルコール類
を混合して用いるのが好ましい。
金属水素錯化合物と有機スズハロゲン化物は使用する試
薬の種類によつて異なるが、予め−20℃〜100℃、好ま
しくは−10℃〜50℃の範囲で、5分〜10時間、好ましく
は30分〜4時間予備処理するのが好ましい。
薬の種類によつて異なるが、予め−20℃〜100℃、好ま
しくは−10℃〜50℃の範囲で、5分〜10時間、好ましく
は30分〜4時間予備処理するのが好ましい。
かくして得られる溶液はそのまま、Δ7−プロスタグラ
ンジンE1誘導体およびパラジウム錯体と混合し還元反応
に供する。還元反応の反応温度は0℃〜100℃の範囲で
行なわれ、好ましくは10℃〜50℃の範囲で行なわれる。
反応時間は30分〜48時間の範囲で行なわれ、好ましくは
1時間〜5時間の範囲で行なわれる。
ンジンE1誘導体およびパラジウム錯体と混合し還元反応
に供する。還元反応の反応温度は0℃〜100℃の範囲で
行なわれ、好ましくは10℃〜50℃の範囲で行なわれる。
反応時間は30分〜48時間の範囲で行なわれ、好ましくは
1時間〜5時間の範囲で行なわれる。
反応の終了は薄層クロマトグラフイーを追跡でき反応終
了後、上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1
誘導体は、通常の方法により、例えば抽出,洗浄,乾
燥,別,クロマトグラフイー等の分離手段を用いて分
離精製することができる。
了後、上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1
誘導体は、通常の方法により、例えば抽出,洗浄,乾
燥,別,クロマトグラフイー等の分離手段を用いて分
離精製することができる。
かくして上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジン
E1誘導体が単離されるが上記式〔I〕natおよび上記式
〔I〕entからはそれぞれ対応するプロスタグランジンE
1誘導体である下記式〔II〕natおよび下記式〔II〕ent で表わされる立体配置を有するプロスタグランジンE1誘
導体が主生成物として得られ、下記式〔II〕nat・epi及
び〔II〕ent・epi で表わされる立体配置を有するプロスタグランジンE1誘
導体が副生成物として得られることになる。
E1誘導体が単離されるが上記式〔I〕natおよび上記式
〔I〕entからはそれぞれ対応するプロスタグランジンE
1誘導体である下記式〔II〕natおよび下記式〔II〕ent で表わされる立体配置を有するプロスタグランジンE1誘
導体が主生成物として得られ、下記式〔II〕nat・epi及
び〔II〕ent・epi で表わされる立体配置を有するプロスタグランジンE1誘
導体が副生成物として得られることになる。
かかる上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1
誘導体の具体例としては上記式〔I〕で表わされるΔ7
−プロスタグランジンE1誘導体の具体例に対応する化合
物がそのままあげられる。
誘導体の具体例としては上記式〔I〕で表わされるΔ7
−プロスタグランジンE1誘導体の具体例に対応する化合
物がそのままあげられる。
かくして本発明により、容易に入手可能な金属水素錯化
合物と有機スズハロゲン化物を用いて、高収率で上記式
〔I〕で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体
より上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1誘
導体が得られる、有用な合成法が完成されるに至つた。
合物と有機スズハロゲン化物を用いて、高収率で上記式
〔I〕で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体
より上記式〔II〕で表わされるプロスタグランジンE1誘
導体が得られる、有用な合成法が完成されるに至つた。
以下本発明を実施例により説明する。
尚、実施例中−OZはt−ブチルジメチルシリルオキシ基
を表わし、−OYはトリメチルシリルオキシ基を表わす。
を表わし、−OYはトリメチルシリルオキシ基を表わす。
実施例1 プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム130mgをジグライム3mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物1.2mlを加えた。30分間攪拌
後、イソプロピルアルコール600μlを加え、1時間攪
拌した。Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11,
15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテル1.0gのイ
ソプロピルアルコール10ml溶液を加え、続いてテトラキ
ストリフエニルホスフインパラジウム(o)20mgのジグ
ライム2ml溶液を加えた。1.5時間攪拌後、飽和食塩水を
加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥し過濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに供し、プロスタグランジンE1メチルエステル11,15
−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテルおよびその
8−エピ体の混合物840mg(収率84%)を得た。
−ブチルメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム130mgをジグライム3mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物1.2mlを加えた。30分間攪拌
後、イソプロピルアルコール600μlを加え、1時間攪
拌した。Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11,
15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテル1.0gのイ
ソプロピルアルコール10ml溶液を加え、続いてテトラキ
ストリフエニルホスフインパラジウム(o)20mgのジグ
ライム2ml溶液を加えた。1.5時間攪拌後、飽和食塩水を
加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥し過濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに供し、プロスタグランジンE1メチルエステル11,15
−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテルおよびその
8−エピ体の混合物840mg(収率84%)を得た。
スペクトルデータ IR(neat): 1743,1253,835,774cm-1 NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,12H),0.89(s,18H), 0.7〜1.1(m,3H), 1.1〜3.0(m,24H),3.70(s,3H), 3.7〜4.4(m,2H),5.4〜5.7(m,2H) 実施例2 プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム40mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物300μlを加えた。30分間攪
拌後、エタノール300μlを加え、1時間攪拌した。Δ7
−プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−
t−ブチルジメチルシリルエーテル400mgのエタノール5
ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエニルホスフイ
ンパラジウム(o)3mgのジグライム0.5ml溶液を加え
た。2時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽
出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、プロスタグ
ランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジ
メチルシリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物35
6mg(収率89%)を得た。
−ブチルジメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム40mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物300μlを加えた。30分間攪
拌後、エタノール300μlを加え、1時間攪拌した。Δ7
−プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−
t−ブチルジメチルシリルエーテル400mgのエタノール5
ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエニルホスフイ
ンパラジウム(o)3mgのジグライム0.5ml溶液を加え
た。2時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽
出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、プロスタグ
ランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジ
メチルシリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物35
6mg(収率89%)を得た。
実施例3 プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム1.8mgにトリブチルスズ塩化物1
8μlを加えた。ピリジン100μlを加え45分間攪拌後、
Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス
−t−ブチルジメチルシリルエーテル2.5mgのピリジン1
00μl溶液を加え、続いてテトラキストリフエニルホス
フインパラジウム(o)0.6mgのジグライム50μl溶液
を加えた。3.5時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し過濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに供し、プロスタグランジンE1メチルエステル1
1,15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテルおよび
その8−エピ体の混合物22mg(収率88%)を得た。
−ブチルジメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム1.8mgにトリブチルスズ塩化物1
8μlを加えた。ピリジン100μlを加え45分間攪拌後、
Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス
−t−ブチルジメチルシリルエーテル2.5mgのピリジン1
00μl溶液を加え、続いてテトラキストリフエニルホス
フインパラジウム(o)0.6mgのジグライム50μl溶液
を加えた。3.5時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し過濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに供し、プロスタグランジンE1メチルエステル1
1,15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテルおよび
その8−エピ体の混合物22mg(収率88%)を得た。
実施例4 プロスタグランジンE1メチルエステルの合成 水素化ホウ素ナトリウム0.5mgにトリブチルスズ塩化物
5.1μlを加えイソプロピルアルコール50μlを加え、2
0分間攪拌した。Δ7−プロスタグランジンE1メチルエス
テル5mgのイソプロピルアルコール20μl溶液を加え、
続いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウム
(o)0.6mgのジグライム50μl溶液を加えた。2時間
攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチル
で抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮
後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、プロ
スタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブ
チルジメチルシリルエーテルおよびその8−エピ体の混
合物3.4mg(収率68%)を得た。
5.1μlを加えイソプロピルアルコール50μlを加え、2
0分間攪拌した。Δ7−プロスタグランジンE1メチルエス
テル5mgのイソプロピルアルコール20μl溶液を加え、
続いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウム
(o)0.6mgのジグライム50μl溶液を加えた。2時間
攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチル
で抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮
後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、プロ
スタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブ
チルジメチルシリルエーテルおよびその8−エピ体の混
合物3.4mg(収率68%)を得た。
スペクトルデータ IR(neat) 3450,1741cm-1 NMR(δ(CDCl3)): 0.7〜1.1(brt,3H), 1.1〜3.0(m,26H),3.68(s,3H), 3.7〜4.5(m,2H),5.4〜5.7(m,2H) 実施例5 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチルプロスタグ
ランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジメチルシリ
ルエーテル16−トリメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム20mgをジグライム0.5mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物2mlを加えた。30分間攪拌
後、イソプロピルアルコール100μlを加え、1時間攪
拌した。15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−
Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−ブ
チルジメチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエー
テル150mgのイソプロピルアルコール2ml溶液を加え、続
いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウム
(o)2mgのジグライム0.5ml溶液を加えた。2時間攪拌
後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シリカゲルカラム
クロマトグラフイーに供し、15−デオキシ−16−ヒドロ
キシ−16−メチルプロスタグランジンE1メチルエステル
11−t−ブチルジメチルシリルエーテル16−トリメチル
シリルエーテル103mg(収率68%)を得た。
ランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジメチルシリ
ルエーテル16−トリメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム20mgをジグライム0.5mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物2mlを加えた。30分間攪拌
後、イソプロピルアルコール100μlを加え、1時間攪
拌した。15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−
Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−ブ
チルジメチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエー
テル150mgのイソプロピルアルコール2ml溶液を加え、続
いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウム
(o)2mgのジグライム0.5ml溶液を加えた。2時間攪拌
後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シリカゲルカラム
クロマトグラフイーに供し、15−デオキシ−16−ヒドロ
キシ−16−メチルプロスタグランジンE1メチルエステル
11−t−ブチルジメチルシリルエーテル16−トリメチル
シリルエーテル103mg(収率68%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,15H),0.86(s,9H), 0.7〜1.1(m,3H),1.13(s,3H), 1.1〜3.3(m,24H),3.67(s,3H), 3.9〜4.1(m,1H),5.4〜5.7(m,2H) 実施例6 (17R)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム45mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物0.4mlを加えた。1時間攪拌
後、イソプロピルアルコール300μlを加え、1時間攪
拌した。(17R)−17,20−ジメチル−5−チア−Δ7−
プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテル430mgのイソプロピル
アルコール5ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエ
ニルホスフインパラジウム(o)6mgのジグライム1ml溶
液を加えた。3時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、
(17R)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物373mg
(収率87%)を得た。
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム45mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物0.4mlを加えた。1時間攪拌
後、イソプロピルアルコール300μlを加え、1時間攪
拌した。(17R)−17,20−ジメチル−5−チア−Δ7−
プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテル430mgのイソプロピル
アルコール5ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエ
ニルホスフインパラジウム(o)6mgのジグライム1ml溶
液を加えた。3時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、
(17R)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物373mg
(収率87%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,12H),0.87(s,18H), 0.7〜1.1(m,6H), 1.1〜3.0(m,27H),3.62(s,3H), 3.8〜4.3(m,2H),5.4〜5.6(m,2H) 実施例7 (17S)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム45mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物0.4mlを加えた。1時間攪拌
後、イソプロピルアルコール300μlを加え、1時間攪
拌した。(17R)−17,20−ジメチル−5−チア−Δ7−
プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテル430mgのイソプロピル
アルコール5ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエ
ニルホスフインパラジウム(o)6mgのジグライム1ml溶
液を加えた。3時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、
(17S)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物356mg
(収率83%)を得た。
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム45mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物0.4mlを加えた。1時間攪拌
後、イソプロピルアルコール300μlを加え、1時間攪
拌した。(17R)−17,20−ジメチル−5−チア−Δ7−
プロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテル430mgのイソプロピル
アルコール5ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエ
ニルホスフインパラジウム(o)6mgのジグライム1ml溶
液を加えた。3時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、
(17S)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物356mg
(収率83%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,12H),0.87(s,18H), 0.7〜1.1(m,6H), 1.1〜3.0(m,27H),3.63(s,3H), 3.8〜4.3(m,2H),5.4〜5.6(m,2H) 実施例8 (16S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル
プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジ
メチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエーテルの
合成 水素化ホウ素ナトリウム24mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物300μlを加えた。45分間攪
拌後、イソプロピルアルコール200μlを加え、1時間
攪拌した。
プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジ
メチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエーテルの
合成 水素化ホウ素ナトリウム24mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物300μlを加えた。45分間攪
拌後、イソプロピルアルコール200μlを加え、1時間
攪拌した。
(16S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−ヒドロ
キシ−16−メチル−Δ7−プロスタグランジンE1メチル
エステル11−t−ブチルジメチルシリルエーテル16−ト
リメチルシリルエーテル300mgのイソプロピルアルコー
ル3ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエニルホス
フインパラジウム(o)5mgのジグライム300μl溶液を
加えた。1.5時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮
後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、(16
S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチルプロ
スタグランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル16−トリメチルシリルエーテルおよび
その8−エピ体の混合物263mg(収率88%)を得た。
キシ−16−メチル−Δ7−プロスタグランジンE1メチル
エステル11−t−ブチルジメチルシリルエーテル16−ト
リメチルシリルエーテル300mgのイソプロピルアルコー
ル3ml溶液を加え、続いてテトラキストリフエニルホス
フインパラジウム(o)5mgのジグライム300μl溶液を
加えた。1.5時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮
後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、(16
S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチルプロ
スタグランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル16−トリメチルシリルエーテルおよび
その8−エピ体の混合物263mg(収率88%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,15H),0.88(s,9H), 0.7〜1.1(m,3H),1.14(s,3H), 1.1〜3.3(m,22H),3.68(s,3H), 3.9〜4.1(m,1H),5.4〜5.8(m,2H) 実施例9 (16R)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル
プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジ
メチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエーテルの
合成 水素化ホウ素ナトリウム21mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物270μlを加えた。45分間攪
拌後、イソプロピルアルコール200μlを加え、1時間
攪拌した。
プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−ブチルジ
メチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエーテルの
合成 水素化ホウ素ナトリウム21mgをジグライム1mlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物270μlを加えた。45分間攪
拌後、イソプロピルアルコール200μlを加え、1時間
攪拌した。
(16R)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル
−Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−
ブチルジメチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエ
ーテル256mgのイソプロピルアルコール3ml溶液を加え、
続いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウム
(o)4.5mgのジグライム270μl溶液を加えた。1.5時
間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに供し、(16R)−15−デオ
キシ−16−ヒドロキシ−16−メチルプロスタグランジン
E1メチルエステル11−t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル16−トリメチルシリルエーテルおよびその8−エピ体
の混合物218mg(収率85%)を得た。
−Δ7−プロスタグランジンE1メチルエステル11−t−
ブチルジメチルシリルエーテル16−トリメチルシリルエ
ーテル256mgのイソプロピルアルコール3ml溶液を加え、
続いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウム
(o)4.5mgのジグライム270μl溶液を加えた。1.5時
間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに供し、(16R)−15−デオ
キシ−16−ヒドロキシ−16−メチルプロスタグランジン
E1メチルエステル11−t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル16−トリメチルシリルエーテルおよびその8−エピ体
の混合物218mg(収率85%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,15H),0.88(s,9H), 0.7〜1.1(m,3H),1.15(s,3H), 1.1〜3.3(m,22H),3.69(s,3H), 3.9〜4.2(m,1H),5.4〜5.8(m,2H) 実施例10 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−5
−チアプロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビ
ス−t−ブチルジメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム15mgをジグライム700μmに溶
かし、トリブチルスズ塩化物200μlを加えた。1時間
攪拌後、イソプロピルアルコール150μlを加え45分間
攪拌した。
−チアプロスタグランジンE1メチルエステル11,15−ビ
ス−t−ブチルジメチルシリルエーテルの合成 水素化ホウ素ナトリウム15mgをジグライム700μmに溶
かし、トリブチルスズ塩化物200μlを加えた。1時間
攪拌後、イソプロピルアルコール150μlを加え45分間
攪拌した。
16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−Δ
7−5−チアプロスタグランジンE1メチルエステル11,15
−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテル176mgのイ
ソプロピルアルコール700μl溶液を加え、続いてテト
ラキストリフエニルホスフインパラジウム(o)3.5mg
のジグライム200μl溶液を加えた。
7−5−チアプロスタグランジンE1メチルエステル11,15
−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテル176mgのイ
ソプロピルアルコール700μl溶液を加え、続いてテト
ラキストリフエニルホスフインパラジウム(o)3.5mg
のジグライム200μl溶液を加えた。
1.5時間攪拌後、飽和食塩水を加え酢酸エチルで抽出し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーに供し、16,17,18,19,20
−ペンタノル−15−シクロヘキシル−5−チアプロスタ
グランジンE1メチルエステル11,15−t−ブチルジメチ
ルシリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物147mg
(収率84%)を得た。
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥し過濃縮後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーに供し、16,17,18,19,20
−ペンタノル−15−シクロヘキシル−5−チアプロスタ
グランジンE1メチルエステル11,15−t−ブチルジメチ
ルシリルエーテルおよびその8−エピ体の混合物147mg
(収率84%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0〜0.2(m,12H),0.88(18H), 1.1〜3.2(m,25H),3.68(s,3H), 3.7〜4.2(m,2H),5.3〜5.7(m,2H) 実施例11 (17S)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステルの合成 水素化ホウ素ナトリウム4mgをジグライム200μlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物50μlを加えた。1時間攪拌
後、イソプロピルアルコール50μlを加え、1時間攪拌
した。
ンE1メチルエステルの合成 水素化ホウ素ナトリウム4mgをジグライム200μlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物50μlを加えた。1時間攪拌
後、イソプロピルアルコール50μlを加え、1時間攪拌
した。
(17S)−17,20−ジメチル−5−チア−Δ7−プロスタ
グランジンE1メチルエステル28mgのイソプロピルアルコ
ール100μl溶液を加え、続いてテトラキストリフエニ
ルホスフインパラジウム(o)1.5mgのジグライム100μ
l溶液を加えた。2時間攪拌後、飽和食塩水を加え酢酸
エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
過濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、(17S)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグラ
ンジンE1メチルエステルおよびその8−エピ体の混合物
19mg(収率68%)を得た。
グランジンE1メチルエステル28mgのイソプロピルアルコ
ール100μl溶液を加え、続いてテトラキストリフエニ
ルホスフインパラジウム(o)1.5mgのジグライム100μ
l溶液を加えた。2時間攪拌後、飽和食塩水を加え酢酸
エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
過濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、(17S)−17,20−ジメチル−5−チアプロスタグラ
ンジンE1メチルエステルおよびその8−エピ体の混合物
19mg(収率68%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0.9(m,6H),1.2〜1.6(m,15H), 1.8〜2.8(m,10H),3.67(s,3H), 4.1〜4.2(m,2H),5.7(m,2H) 実施例12 (16S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル
−5−チアプロスタグランジンE1メチルエステルの合成 水素化ホウ素ナトリウム4mgをジグライム200μlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物50μlを加えた。1時間攪拌
後イソプロピルアルコール50μlを加え、1時間攪拌し
た。(16S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メ
チル−5−チア−Δ7−プロスタグランジンE1メチルエ
ステル35mgのイソプロピルアルコール100μl溶液を加
え、続いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウ
ム(o)1.5mgのジグライム100μl溶液を加えた。2時
間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、過濃縮後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーに供し(16S)−15−デオ
キシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−5−チアプロスタ
グランジンE1メチルエステルおよびその8−エピ体の混
合物27mg(収率77%)を得た。
−5−チアプロスタグランジンE1メチルエステルの合成 水素化ホウ素ナトリウム4mgをジグライム200μlに溶か
し、トリブチルスズ塩化物50μlを加えた。1時間攪拌
後イソプロピルアルコール50μlを加え、1時間攪拌し
た。(16S)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メ
チル−5−チア−Δ7−プロスタグランジンE1メチルエ
ステル35mgのイソプロピルアルコール100μl溶液を加
え、続いてテトラキストリフエニルホスフインパラジウ
ム(o)1.5mgのジグライム100μl溶液を加えた。2時
間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、過濃縮後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーに供し(16S)−15−デオ
キシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−5−チアプロスタ
グランジンE1メチルエステルおよびその8−エピ体の混
合物27mg(収率77%)を得た。
スペクトルデータ NMR(δ(CDCl3)): 0.7〜1.1(brt,3H),1.13(s,3H), 1.1〜3.3(m,24H),3.70(s,3H), 3.9〜4.1(m,1H),5.4〜5.7(m,2H)
Claims (16)
- 【請求項1】下記式〔I〕 で表わされるΔ7−プロスタグランジンE1誘導体を金属
水素錯化合物と有機スズハロゲン化物で還元せしめるこ
とを特徴とする下記式〔II〕 で表わされるプロスタグランジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項2】還元をパラジウム錯体存在下で行なうこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプロスタグラ
ンジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項3】金属水素錯化合物が水素化ホウ素錯化合物
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項記載のプロスタグランジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項4】金属水素錯化合物が水素化ホウ素ナトリウ
ムであることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3
項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘導体の製造
法。 - 【請求項5】有機スズハロゲン化物がトリアルキルスズ
塩化物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜
第4項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘導体の
製造法。 - 【請求項6】有機スズハロゲン化物がトリブチルスズ塩
化物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第
5項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘導体の製
造法。 - 【請求項7】還元反応をテトラキス(トリフエニルホス
フイン)パラジウム(O)存在下で行なうことを特徴と
する特許請求の範囲第1項〜第6項記載のいずれかのプ
ロスタグランジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項8】R1が水素原子またはC1〜C10のアルキル基
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第7項
記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘導体の製造
法。 - 【請求項9】R1がメチル基であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項〜第8項記載のいずれかのプロスタグ
ランジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項10】R2,R3が水素原子またはt−ブチルジメ
チルシリル基であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項〜第9項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘
導体の製造法。 - 【請求項11】R4が水素原子またはメチル基であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第10項記載のいず
れかのプロスタグランジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項12】R5がブチル基,ペンチル基,2−メチルヘ
キシル基またはシクロヘキシル基であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項〜第11項記載のいずれかのプロ
スタグランジンE1誘導体の製造法。 - 【請求項13】Aがメチレン基である特許請求の範囲第
1項〜第12項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘
導体の製造法。 - 【請求項14】Aが硫黄原子である特許請求の範囲第1
項〜第13項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘導
体の製造法。 - 【請求項15】Bが単結合である特許請求の範囲第1項
〜第14項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘導体
の製造法。 - 【請求項16】Bがメチレン基である特許請求の範囲第
1項〜第15項記載のいずれかのプロスタグランジンE1誘
導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61223906A JPH072711B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | プロスタグランジンe▲下1▼誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61223906A JPH072711B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | プロスタグランジンe▲下1▼誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6379870A JPS6379870A (ja) | 1988-04-09 |
JPH072711B2 true JPH072711B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=16805561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61223906A Expired - Lifetime JPH072711B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | プロスタグランジンe▲下1▼誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072711B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI249520B (en) | 1998-07-15 | 2006-02-21 | Ono Pharmaceutical Co | 5-Thia-omega-substituted phenyl prostaglandin E derivatives, method for producing the same and medicines containing the same as the active ingredient |
EP1226825A4 (en) * | 1999-10-07 | 2004-08-11 | Ono Pharmaceutical Co | MEDICINE FOR ERECTILE DYSFUNCTION |
-
1986
- 1986-09-24 JP JP61223906A patent/JPH072711B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6379870A (ja) | 1988-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH072711B2 (ja) | プロスタグランジンe▲下1▼誘導体の製造法 | |
EP0106576B1 (en) | Novel 5-membered cyclic compounds, process for the production thereof, and pharmaceutical use thereof | |
US4711895A (en) | 4-hydroxy-2-cyclopentenone, process for production thereof, pharmaceutical composition comprising it | |
KR940003361B1 (ko) | 이소카르바시클린류 및 그의 제조방법 | |
EP0178139B1 (en) | Process for producing 2,3-disubstituted -4-substituted cyclopentanones, enantiomorphs, or mixtures thereof | |
EP0215949B1 (en) | Process for preparing 16-substituted prostaglandin e's | |
JPH11180949A (ja) | プロスタグランジン誘導体、その製造方法、および医薬 | |
US5329035A (en) | Process for producing 2,3-disubstituted-4-substituted cyclopentanones, enantiomorphs, or mixtures thereof | |
US4778904A (en) | Intermediates for making 16-phenoxy- and 16-(substituted phenoxy)-prostatrienoic acid derivatives | |
JPH064557B2 (ja) | 2,3−二置換−4−置換シクロペンタノン類の製造法 | |
JPH025750B2 (ja) | ||
JPS6341376B2 (ja) | ||
JPH0146499B2 (ja) | ||
US4632997A (en) | Method for preparing cis-bicyclo[3.3.0]octylidene derivative | |
KR800001263B1 (ko) | 프로스타글란딘류의 제법 | |
JP3181677B2 (ja) | 双環性エノールラクトン類とその製造方法 | |
US4929740A (en) | Process for making 16-phenoxy- and 16-(substituted phenoxy)-prostatrienoic acid derivatives | |
JPH026341B2 (ja) | ||
JPH0680024B2 (ja) | イソカルバサイクリン類の製造法 | |
JPS61233664A (ja) | 5−チアプロスタグランジンe↓1類およびその製造法 | |
JPS6156163A (ja) | (5e)―プロスタグランジンe↓2類 | |
JPH0651676B2 (ja) | (5e)−プロスタグランジンe▲下2▼類の製造法 | |
JPH0859607A (ja) | プロスタグランジンe1 類の製造法、及びその合成中間体 | |
JPS647063B2 (ja) | ||
JPH0662559B2 (ja) | 6―メチレンプロスタグランジンe1類 |