JPH072707Y2 - マンホールのコンクリート打込装置 - Google Patents

マンホールのコンクリート打込装置

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JPH072707Y2
JPH072707Y2 JP1988143700U JP14370088U JPH072707Y2 JP H072707 Y2 JPH072707 Y2 JP H072707Y2 JP 1988143700 U JP1988143700 U JP 1988143700U JP 14370088 U JP14370088 U JP 14370088U JP H072707 Y2 JPH072707 Y2 JP H072707Y2
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JP
Japan
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manhole
metal fitting
lower driving
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concrete
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昭三 小林
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、マンホールの構築に使用されるコンクリート
打込装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のマンホールの構築手段を第5図について説明す
る。
まず、水平支持枠a上にマンホールxの内径よりも大き
な外径の段付型枠bを乗載し、該型枠bの周囲に基礎面
となるスラブコンクリートcを所定レベルで打込んで、
凝固するまで放置する(第5図イ)。
次に、コンクリートcの凝固後に支持枠aと、型枠bを
除去する。そして、型枠bの除去後に生じた段付孔dの
段上に、レベル調整用のモルタルeを介してマンホール
蓋の受枠fを乗載し、その高さを調整する(第5図
ロ)。然る後に、段付孔dの内面に、マンホールxの内
周面となる仕上モルタルgを塗り込み、さらに受枠f
と、コンクリートc間にも仕上モルタルhを埋め込む
(第5図ハ)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、上述の施工手段にあっては、次の問題点があ
る。
I) スラブコンクリートcの凝固後(凝固は通常1週
間以上)に受枠を配置し、さらにモルタルe,g,hの凝固
により完成するものであるから、工期が長くなる。
II) モルタルeにより受枠fのレベル調整をするもの
であるから、そのレベル出しが原始的なため面倒であ
り、しかも必ずしも水平に調整できない。
III) マンホールxの内面を仕上モルタルgの塗り込
みによって施すものであるから、施工に手間がかかり、
熟練を要する。
本考案は、マンホールの構築を上述の欠点なく施工でき
るマンホールのコンクリート打込装置の提供を目的とす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案のコンクリート打込装置は、コンクリートの水平
支持枠上に固定される取付鍔片を備えた、マンホールの
入口内周面となる筒状の下部打込金具と、 マンホール蓋の受枠が固定される乗載片を備えた、前記
下部打込金具の上縁に嵌着して昇降可能に支持される環
状の上部打込金具と からなるものである。
〈作用〉 上述のコンクリート打込装置を用いることにより、次の
順序でマンホールが構築される。
コンクリートの水平支持枠上に下部打込金具を乗載
し、取付鍔片を水平支持枠に固着する。
あらかじめ乗載片に受枠を固定した上部打込金具
を、下部打込金具の上縁に嵌着し、その高さを調整して
保持する。
上部打込金具と、下部打込金具の連結体の周囲に、
スラブコンクリートを所定レベルで打込む。
スラブコンクリートの凝固後に、水平支持枠を除去
する。
〈実施例〉 第1〜4図について本考案の一実施例を説明する。
第1図中、1は下部打込金具であって、マンホールxの
コンクリート厚に略合致する高さの短円筒状をしてい
て、その下縁に、釘孔3が形成された取付鍔片2が等間
隔で四箇所、外方突成されている。この取付鍔片2は、
下部打込金具1の下縁全周に形成しても良い。また、前
記下部打込金具1の上縁には、等角度間隔で、上端に開
口した長孔4が上下方向に等角度間隔で四箇所形成され
ている。
前記下部打込金具1の上縁には、上部打込金具5が嵌着
される。該上部打込金具5は、環状をしており、その上
端に等角度間隔で乗載片6が四箇所突成され、各乗載片
6には連結孔7が形成されている。また、上部打込金具
5の側面には、前記下部打込金具1の長孔4と対応する
連結孔8が四箇所形成されている。前記乗載片6は上部
打込金具5の上縁全周に突成することもできる。また前
記上部打込金具5の内面には、後記するようにマンホー
ル蓋30の持ち出しを防止するための鎖31を掛けるための
透孔が形成された鎖掛け片9が固着される。
この下部打込金具1、上部打込金具5を用いた、マンホ
ールxの施工手順を第2〜4図について説明する。
まず、第2図に示すように水平支持枠10を差渡し、該水
平支持枠10上のマンホールxを形成すべき位置に下部打
込金具1を配置し、各取付鍔片2の釘孔3から水平支持
枠10に釘11を打込み、仮固定する。
次に、第3図に示すように、あらかじめ上部打込金具5
の乗載片6上縁に、マンホール蓋30の受枠15を乗載し、
該受枠15の周縁に突成されている取付け鍔16に形成した
連結孔17と、前記乗載片6の連結孔7を合致させて、ボ
ルト18を下方から挿通し、ナット19を螺着緊締すること
により、上部打込金具5と受枠15とを連結しておく。そ
して、受枠15を連結した上部打込金具5を下部打込金具
1の上縁に内嵌し、前記した長孔4と連結孔8とを合致
させ、連結ボルト20を挿通し、長孔4に沿って受枠15の
高さが所定位置となるようにレベル調整した後に、ナッ
ト21を螺着緊締する。
その後に、下部打込金具1の周囲で、下部打込金具受枠
15の上縁まで、スラブコンクリート22を打込む。
そして最後に、スラブコンクリート2の凝固後に水平支
持枠10を除去する。
而して、第4図に示すように前記下部打込金具1により
マンホールxの内面が形成されると共に、その上縁に受
枠15が配設され、施工が完了する。この受枠15にはマン
ホール蓋30が被着され、鎖31が上部打込金具5に形成さ
れた鎖掛け片9に掛けられて、その持ち出しを防止され
る。
上述したように、マンホールxは前記下部打込金具1に
より、入口内周面を形成されると共に、上部打込金具5
に支持された受枠15は、長孔4による上部打込金具1、
上部打込金具5間の摺動調整により、簡易に任意高さに
設定できる。
尚、上述の実施例にあっては、長孔4により、上部打込
金具5の高さ調整を施すものであるが、該長孔4は上部
打込金具5側に形成しても良い。
さらには、例えば下部打込金具1に高さ方向へ複数の位
置調整孔を形成し、上部打込金具5の連結孔8から、最
適の調整孔に連結ボルト20を挿入するようにしても良
い。または、下部打込金具1、上部打込金具5の一方
に、上下方向に列設する鋸歯を形成し、他方に該鋸歯溝
に弾性的に係合する係合突起を形成して、該鋸歯溝を選
定することにより高さ調整するようにしても良い。
〈考案の効果〉 本考案は、上述のように、下部打込金具1上に上部打込
金具5を嵌装し、上部打込金具5に固定した受枠15を高
さ調整自在に保持し、かつ下部打込金具1で、マンホー
ルxの内面を生じさせるようにしたから、 イ) 下部打込金具1,上部打込金具5の組み付けと、ス
ラブコンクリート22の打込みで基本施工は完了し、スラ
ブコンクリート22の凝固後には、水平支持枠10を除去す
るのみで良いから、工事が効率的で、しかも短期間です
む。
ロ) 下部打込金具1に対する上部打込金具5の高さ調
整のみで受枠15のレベル調整が完了し、モルタルによる
レベル調整を要しないから、簡便で平行度調整が容易で
ある。
ハ) モルタルによる仕上工程を要せず、工程が簡易で
ある。
ニ) マンホール内面を仕上モルタルの塗り込みによっ
て施すものでなく、下部打込金具1の内面がそのままマ
ンホール内面となるから、仕上が美麗であり、かつ地震
等に対しても耐久性がある。
等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る下部打込金具1、上部打込金具5
の分離斜視図、第2,3図は施工過程を示す一部の縦断側
面図、第4図は完成状態を示す縦断側面図、第5図は従
来の施工順序を示す縦断側面図である。 1……下部打込金具 2……取付鍔片 4……長孔 5……上部打込金具 6……乗載片 10……水平支持枠 15……受枠 x……マンホール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートの水平支持枠上に固定される
    取付鍔片を備えた、マンホールの入口内周面となる筒状
    の下部打込金具と、 マンホール蓋の受枠が固定される乗載片を備えた、前記
    下部打込金具の上縁に嵌着して昇降可能に支持される環
    状の上部打込金具と からなるマンホールのコンクリート打込装置。
JP1988143700U 1988-11-01 1988-11-01 マンホールのコンクリート打込装置 Expired - Lifetime JPH072707Y2 (ja)

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