JPH07270293A - イメージ炉における試料固定治具 - Google Patents

イメージ炉における試料固定治具

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JPH07270293A
JPH07270293A JP6225594A JP6225594A JPH07270293A JP H07270293 A JPH07270293 A JP H07270293A JP 6225594 A JP6225594 A JP 6225594A JP 6225594 A JP6225594 A JP 6225594A JP H07270293 A JPH07270293 A JP H07270293A
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JP
Japan
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sample
block
blocks
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elastic body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6225594A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Saito
稔 齊藤
Kunio Yoshimoto
邦雄 吉本
Hiroshi Hamazaki
洋志 浜崎
Yoshihiro Onishi
良博 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP6225594A priority Critical patent/JPH07270293A/ja
Publication of JPH07270293A publication Critical patent/JPH07270293A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料の着脱が容易で、しかも熱膨張によって
も不要な外力が試料に作用しない試料固定治具を提供す
ることを目的とする。 【構成】 一対のブロック21a,21bの一方のブロ
ック21aに対して他方のブロック21bをブロック2
1aに接近する方向に弾性体19で付勢したため、弾性
体19の付勢に抗してブロック21bをブロック21a
から離間する方向に移動させて、試料1を両ブロック2
1a,21bの間に配置して前記の移動を解除すると、
試料1は弾性体19の付勢によって両ブロック21a,
21bの間に挟持される。また、試料1からの熱伝導に
よって熱膨張が発生しても、膨張分は弾性体19によっ
て吸収されて試料1に作用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージ炉における試料
固定治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】試料の分析を実施するに際して、光源か
ら発生した光を集光鏡で試料に集光して照射するイメー
ジ炉では、試料1を集光位置に配置するために図7に示
すような試料固定治具2が使用されている。
【0003】アーム3を介して支持された枠体4には、
4本のボルト5a,5b,5c,5dが取り付けられて
おり、このボルト5a〜5dの先端で試料1が枠体4の
中央に保持されている。このようにして試料固定治具2
と試料1との接触面積を小さくして、熱伝導によって試
料1から熱が流出しないように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、試料1をセットするためにはボルト5a〜5dと
ナット6a〜6dを微小に調節する必要があって、試料
1を枠体4の中心位置にセットするのに多大な労力と作
業時間を必要とする問題がある。
【0005】また、加熱すると試料1やボルト5a〜5
dが熱膨張して、ボルト5a〜5dの熱膨張が試料1に
外力として作用し、試料1の破損が発生する問題があ
る。本発明は試料1の着脱が容易で、しかも熱膨張によ
っても不要な外力を試料1に作用させない試料固定治具
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の試料固定治具
は、枠体とこの枠体から支持された一対のブロックで試
料を挟持する試料固定治具であって、一対のブロックの
一方のブロックに対して他方のブロックを前記一方のブ
ロックに接近する方向に弾性体で付勢したことを特徴と
する。
【0007】
【作用】この構成によると、一対のブロックの一方のブ
ロックに対して他方のブロックを前記一方のブロックに
接近する方向に弾性体で付勢したため、弾性体の付勢に
抗して他方のブロックを一方のブロックから離間する方
向に移動させて、試料を両ブロックの間に配置して前記
の移動を解除すると、試料は弾性体の付勢によって両ブ
ロックの間に挟持される。また、試料からの熱伝導によ
って熱膨張が発生しても、膨張分は弾性体によって吸収
されて試料に作用しない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。図6は光源7から発生した光を集光鏡8
で試料に集光して照射するイメージ炉で、セットされた
試料を熱照射位置〔図6に示す状態〕と水中投下位置と
に移動できるように、試料固定治具2の取付部9がモー
タ10によって回転できるように構成された熱衝撃疲労
試験装置11が実装されている。12は水槽である。
【0009】図1に示すように、取付部9の支持軸13
の先端にアーム3を介して吊り下げられた試料固定治具
2は、図2と図3に示すように構成されている。アーム
3に取り付けられた枠体4には、対向する位置に孔14
a,14bが穿設されており、孔14aにはねじ軸とし
てのボルト15が螺合する雌ねじが内周面に形成されて
いる。孔14bの内径はシャフト16の直径よりも僅か
に大径で、シャフト16は枠体4の中央に向かって出退
自在に支持されている。17は枠体4の外周面に取り付
けられた補助枠で、シャフト16が挿通される孔18が
穿設されている。19は弾性体としてのコイルばねで、
シャフト16の凸部20と補助枠17の間に介装されて
いる。21a,21bは試料1を挟持する一対のブロッ
クで、ブロック21aはボルト15に取り付けられ、ブ
ロック21bはシャフト16に取り付けられている。
【0010】このように構成したため、試料1をセット
する際には図4に示すように、シャフト16をコイルば
ね19の付勢に抗して矢印C方向に引っ張って、ブロッ
ク21aの凹部22に試料1を押し当てた状態でシャフ
ト16の前記の引っ張りを解除して、コイルばね19の
付勢によってブロック21bを試料1に押し当てて、ブ
ロック21aとブロック21bとで試料1を挟持する。
枠体4に対する試料1の位置は、ボルト15の回転によ
って矢印D方向に移動し、集光鏡8での集光位置にセッ
トする。ボルト15には図3に実線で示し、図2と図4
に仮想線で示すようにロックナット23が螺合してい
る。
【0011】熱衝撃疲労試験装置11に上記のようにし
て試料1がセットされると、光源7から発生した光を集
光鏡8で集光して試料1に照射される。その後にモータ
10によって取付部9を回転させて、試料1がセットさ
れている試料固定治具2の先端部分を水槽12の水に投
入して試料1を冷却する熱サイクルを繰り返し実行して
熱衝撃疲労試験が実施される。この熱サイクルの繰り返
しによって試料固定治具2に熱膨張と熱収縮が発生する
が、熱膨張と熱収縮の変形分をコイルばね19によって
吸収することができるため、熱膨張によって試料1に外
力が作用して試料1を破損したり、熱収縮によって試料
1が試料固定治具2から外れたりすることがない。
【0012】さらに、ブロック21aとブロック21b
とで試料1を挟持しているため、厚さの厚い試料1であ
ってもこれを安定に保持することができ、水中投入の衝
撃に対しても試料固定治具2から試料1が外れる可能性
が大幅に低減することができる。 上記の実施例では、
熱衝撃疲労試験装置11の取付部9に装着された試料固
定治具2を例に挙げて説明したが、固定側から延設され
たロッドに試料固定治具2を取り付ける場合であっても
同様に試料1を適切に保持できるものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によると、枠体とこ
の枠体から支持された一対のブロックで試料を挟持する
試料固定治具であって、一対のブロックの一方のブロッ
クに対して他方のブロックを前記一方のブロックに接近
する方向に弾性体で付勢したため、弾性体の付勢に抗し
て他方のブロックを一方のブロックから離間する方向に
移動させて、試料を両ブロックの間に配置して前記の移
動を解除すると、弾性体の付勢によって両ブロックの間
に試料を挟持でき、試料の着脱が容易である。また、試
料からの熱伝導によって熱膨張が発生しても、膨張分は
弾性体によって吸収されて試料に作用しないため、試料
に無駄な外力が作用しない好適な条件下で材料評価を実
施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試料固定治具を使用した熱衝撃疲労試
験装置の要部の正面図である。
【図2】同実施例の断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】同実施例の試料をセットする過程の説明図であ
る。
【図5】図2のB−B矢視図である。
【図6】熱衝撃疲労試験装置がセットされたアーク炉の
断面図である。
【図7】従来の試料固定治具の正面図である。
【符号の説明】
1 試料 2 試料固定治具 4 枠体 15 ボルト〔ねじ軸〕 16 ロッド 17 補助枠 19 コイルばね〔弾性体〕 21a,21b ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 良博 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体とこの枠体から支持された一対のブ
    ロックで試料を挟持する試料固定治具であって、一対の
    ブロックの一方のブロックに対して他方のブロックを前
    記一方のブロックに接近する方向に弾性体で付勢したイ
    メージ炉における試料固定治具。
  2. 【請求項2】 枠体とこの枠体から支持された一対のブ
    ロックで試料を挟持する試料固定治具であって、前記枠
    体に螺合して枠体の中央に向かって出退自在のねじ軸を
    設け、このねじ軸の先端に前記一対のブロックの一方の
    ブロックを装着し、前記枠体に挿通され枠体の中央に向
    かって出退自在のシャフトを設け、前記シャフトと前記
    枠体の間にシャフトを枠体の中央に向かって付勢する弾
    性体を介装し、前記シャフトの先端に前記一対のブロッ
    クの他方のブロックを取り付けたイメージ炉における試
    料固定治具。
JP6225594A 1994-03-31 1994-03-31 イメージ炉における試料固定治具 Pending JPH07270293A (ja)

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Cited By (4)

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