JPH07270270A - バルブの洩れ検査装置 - Google Patents
バルブの洩れ検査装置Info
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- JPH07270270A JPH07270270A JP8264994A JP8264994A JPH07270270A JP H07270270 A JPH07270270 A JP H07270270A JP 8264994 A JP8264994 A JP 8264994A JP 8264994 A JP8264994 A JP 8264994A JP H07270270 A JPH07270270 A JP H07270270A
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- JP
- Japan
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- flange
- valve
- board
- crimping
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルブの洩れ検査における加圧気体導入用の
バルブ据付架台及び取付フランジを被検査バルブのフラ
ンジとボルト・ナットによる取付、及び検査後のボルト
・ナットの取外し操作を無くし、検査の能率化を図る。 【構成】 下部架台1に取り付けられ、加圧気体源と側
壁部で接続しこの気体導通路が盤体中を通り水平な上面
中央に開口する気体の吹出口3を設けたフランジ支承盤
2と気体の吹出口を互いに対向させて、同様構造のフラ
ンジ圧着盤7を上部架台4を貫通した昇降シャフト5の
下端に取り付け、上部架台に取り付けた駆動装置6によ
り昇降シャフトを上下動させる装置である。フランジ支
承盤に載置した被検査バルブの上方フランジにフランジ
圧着盤を当接させて圧着固定し、洩れ検査用の窒素をフ
ランジ支承盤及びフランジ圧着盤の双方から被検査バル
ブに送入し、石鹸液を洩れ検査箇所に吹き付け、泡発生
の有無を検査する。
バルブ据付架台及び取付フランジを被検査バルブのフラ
ンジとボルト・ナットによる取付、及び検査後のボルト
・ナットの取外し操作を無くし、検査の能率化を図る。 【構成】 下部架台1に取り付けられ、加圧気体源と側
壁部で接続しこの気体導通路が盤体中を通り水平な上面
中央に開口する気体の吹出口3を設けたフランジ支承盤
2と気体の吹出口を互いに対向させて、同様構造のフラ
ンジ圧着盤7を上部架台4を貫通した昇降シャフト5の
下端に取り付け、上部架台に取り付けた駆動装置6によ
り昇降シャフトを上下動させる装置である。フランジ支
承盤に載置した被検査バルブの上方フランジにフランジ
圧着盤を当接させて圧着固定し、洩れ検査用の窒素をフ
ランジ支承盤及びフランジ圧着盤の双方から被検査バル
ブに送入し、石鹸液を洩れ検査箇所に吹き付け、泡発生
の有無を検査する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブ本体の両側に配
管と結合するためのフランジを有するバルブ一般、特に
ボールバルブでの流体の洩れを事前に検査するのに好適
な洩れ検査装置に関するものである。
管と結合するためのフランジを有するバルブ一般、特に
ボールバルブでの流体の洩れを事前に検査するのに好適
な洩れ検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化学工場では、混合装置、反応装置等の
配管にバルブ、特に耐圧性を有し、操作性の良好なボー
ルバルブが多数使用されている。バルブは定期点検時の
取り替え、又は液洩れの発生に備えて予め液洩れのない
ようにしておく必要がある。ボールバルブの検査方法と
しては、図5に示すように不活性高圧ガス源例えば窒
素を中央に噴気口を設けたテスト台に接続し、ボールバ
ルブのフランジ面をテスト台に載置し、パッキンを介し
てボルト、ナットで気密に結合し、さらに上面のフラ
ンジに窒素ガスとの接続管を設けたテストフランジをボ
ルト・ナットで取り付ける。テスト台側から窒素を導
入しテスト台側バルブシートの洩れを検査する。テス
トフランジ側に窒素配管を接続しテストフランジ側バル
ブシートの洩れを検査する。前記及びの検査に合
格したバルブを「閉」の状態でテスト台の方向から窒素
を導入し所定圧に保持し、シャフト周辺及びバルブ本体
結合部に石鹸液を塗布し泡発生の有無を検査する。検
査の終わったバルブの両側のフランジのボルト・ナット
結合を解き、バルブをテスト台から外す。なお、洩れを
検査する方法としては、所定圧に封入後、一定時間後の
ガス圧の低下の有無を検定してもよいが、この石鹸液法
により、手軽にかつ確実に洩れの有無を目視し検査をす
ることができる。上記のテスト台にバルブを結合して検
査する方法は、ボルト・ナットによる取り付け、取り外
しに時間がかかり作業能率が低く、且つ窮屈な姿勢をと
るので、その改善が要望されていた。
配管にバルブ、特に耐圧性を有し、操作性の良好なボー
ルバルブが多数使用されている。バルブは定期点検時の
取り替え、又は液洩れの発生に備えて予め液洩れのない
ようにしておく必要がある。ボールバルブの検査方法と
しては、図5に示すように不活性高圧ガス源例えば窒
素を中央に噴気口を設けたテスト台に接続し、ボールバ
ルブのフランジ面をテスト台に載置し、パッキンを介し
てボルト、ナットで気密に結合し、さらに上面のフラ
ンジに窒素ガスとの接続管を設けたテストフランジをボ
ルト・ナットで取り付ける。テスト台側から窒素を導
入しテスト台側バルブシートの洩れを検査する。テス
トフランジ側に窒素配管を接続しテストフランジ側バル
ブシートの洩れを検査する。前記及びの検査に合
格したバルブを「閉」の状態でテスト台の方向から窒素
を導入し所定圧に保持し、シャフト周辺及びバルブ本体
結合部に石鹸液を塗布し泡発生の有無を検査する。検
査の終わったバルブの両側のフランジのボルト・ナット
結合を解き、バルブをテスト台から外す。なお、洩れを
検査する方法としては、所定圧に封入後、一定時間後の
ガス圧の低下の有無を検定してもよいが、この石鹸液法
により、手軽にかつ確実に洩れの有無を目視し検査をす
ることができる。上記のテスト台にバルブを結合して検
査する方法は、ボルト・ナットによる取り付け、取り外
しに時間がかかり作業能率が低く、且つ窮屈な姿勢をと
るので、その改善が要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、バルブ点検
の際に、ボルト・ナット結合作業が作業者に負担を強
い、作業効率を低下させる主因である点に着目し、この
ボルト・ナット結合作業を回避する方法について考究
し、テスト用加圧気体を中央から噴出する2個の盤体間
に、バルブの両フランジを気密に挟持し、バルブ中に加
圧気体を送入する方法を着想し、これを具体化する装置
について、検討と試験を繰り返し本装置を完成した。
の際に、ボルト・ナット結合作業が作業者に負担を強
い、作業効率を低下させる主因である点に着目し、この
ボルト・ナット結合作業を回避する方法について考究
し、テスト用加圧気体を中央から噴出する2個の盤体間
に、バルブの両フランジを気密に挟持し、バルブ中に加
圧気体を送入する方法を着想し、これを具体化する装置
について、検討と試験を繰り返し本装置を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、加圧気体源が側壁部から盤体中を通り水平表面中央
から上方に開口する気体吹出口を設けたフランジ支承盤
と、加圧気体源が側壁部から接続し盤体中を通り水平表
面中央から下方に開口する気体吹出口を設けたフランジ
圧着盤を前記各吹出口が相対向するように設け、且つ前
記フランジ支承盤またはフランジ圧着盤の何れか一方を
架台に固定し、他のフランジ圧着盤又はフランジ支承盤
を該フランジ圧着盤またはフランジ支承盤と結合した駆
動装置により昇降せしめることにより、被検査バルブの
両側のフランジ面を前記フランジ支承盤とフランジ圧着
盤に圧着せしめるようにしたことを特徴とするバルブの
洩れ検査装置が提供される。
ば、加圧気体源が側壁部から盤体中を通り水平表面中央
から上方に開口する気体吹出口を設けたフランジ支承盤
と、加圧気体源が側壁部から接続し盤体中を通り水平表
面中央から下方に開口する気体吹出口を設けたフランジ
圧着盤を前記各吹出口が相対向するように設け、且つ前
記フランジ支承盤またはフランジ圧着盤の何れか一方を
架台に固定し、他のフランジ圧着盤又はフランジ支承盤
を該フランジ圧着盤またはフランジ支承盤と結合した駆
動装置により昇降せしめることにより、被検査バルブの
両側のフランジ面を前記フランジ支承盤とフランジ圧着
盤に圧着せしめるようにしたことを特徴とするバルブの
洩れ検査装置が提供される。
【0005】本発明装置の第1の実施例を図面に基いて
説明する。図1は該装置の概略構造を示す説明図で、下
部架台1にフランジ支承盤2が取り付けられ、該フラン
ジ支承盤は、加圧気体源の例えば窒素ボンベからの配管
を側壁部で接続しこの気体導通路が盤体中を通り水平な
上面の中央に開口する加圧気体の吹出口3を設けた円盤
であって、該円盤に被検査バルブのフランジ面を当接さ
せる。円盤上面には耐摩耗性,シール性に優れた例えば
ウレタンゴム製のパッキンが取り付けられ、載置された
バルブのフランジ面と気密に当接する。上部架台4を貫
通して駆動装置6と結合した昇降シャフト5が設けら
れ、この昇降シャフトの下端にフランジ圧着盤7がフラ
ンジ支承盤2に互いの吹出口を対向させて取り付けられ
ている。フランジ圧着盤7は、加圧気体源の窒素ボンベ
からの配管に側壁部で接続し、この気体導通路が盤体中
を通り水平な上面中央に開口する加圧気体の吹出口3を
設けた円盤で、下端面には、接着剤により例えばウレタ
ンゴム製のパッキンが取り付けられ、フランンジ支承盤
に載置したバルブのフランジ面に圧着し気密に保持す
る。フランジ支承盤とフランジ圧着盤は、例えば鋳鉄製
で、4インチの大きさのバルブまで対応できるように外
径250mm程度,厚さ30mm程度で、それぞれ盤の
片面中央に径10mm程度の加圧気体の吹出口3が開口
している。
説明する。図1は該装置の概略構造を示す説明図で、下
部架台1にフランジ支承盤2が取り付けられ、該フラン
ジ支承盤は、加圧気体源の例えば窒素ボンベからの配管
を側壁部で接続しこの気体導通路が盤体中を通り水平な
上面の中央に開口する加圧気体の吹出口3を設けた円盤
であって、該円盤に被検査バルブのフランジ面を当接さ
せる。円盤上面には耐摩耗性,シール性に優れた例えば
ウレタンゴム製のパッキンが取り付けられ、載置された
バルブのフランジ面と気密に当接する。上部架台4を貫
通して駆動装置6と結合した昇降シャフト5が設けら
れ、この昇降シャフトの下端にフランジ圧着盤7がフラ
ンジ支承盤2に互いの吹出口を対向させて取り付けられ
ている。フランジ圧着盤7は、加圧気体源の窒素ボンベ
からの配管に側壁部で接続し、この気体導通路が盤体中
を通り水平な上面中央に開口する加圧気体の吹出口3を
設けた円盤で、下端面には、接着剤により例えばウレタ
ンゴム製のパッキンが取り付けられ、フランンジ支承盤
に載置したバルブのフランジ面に圧着し気密に保持す
る。フランジ支承盤とフランジ圧着盤は、例えば鋳鉄製
で、4インチの大きさのバルブまで対応できるように外
径250mm程度,厚さ30mm程度で、それぞれ盤の
片面中央に径10mm程度の加圧気体の吹出口3が開口
している。
【0006】フランジ支承盤を下端に取り付けた昇降シ
ャフト5には機械的強度の大きな台形雌ネジがネジ切り
されている。駆動機構は例えば5.5kg/cm2の計
装用加圧空気を電磁弁を介して駆動装置6の駆動用エア
モータ8に送入し、該加圧空気によりエアモータの回転
軸に直結して取り付けられた小歯車を回転させる。回転
は該小歯車と噛合し水平回転する主歯車に伝達され、更
に、この回転は主歯車の内腔に嵌着係合したボスに伝達
される。ボスは介在させたスラストベアリングにより円
滑に回転し、このボス内腔に刻設された台形雌ネジに前
記昇降シャフト5の台形雄ネジが螺合するように構成さ
れているので、前記回転により昇降シャフトが上下移動
することとなる。上記機構により、駆動用エアモータの
時計廻り、または逆廻りにより昇降シャフトは上下動す
る。昇降シャフトは、該シャフト下端部から左右に張り
出して設けられたガイド棒の端部に設けられたガイドピ
ース9が上下架台間の支柱に沿って滑動するので、下端
の押圧フランジ下底面を水平に保持して上下動させるこ
とができる。また前記ガイド棒の両端部から垂下して光
電スイッチ10が取り付けられ、該光電スイッチはフラ
ンジ圧着盤7の押圧面の下面よりやや低い位置でフラン
ジ支承盤に載置された被検査バルブの上部のフランジ上
端面を検知しシーケンス制御盤11に信号を発信しエア
モータを停止させるとともに、被検査バルブをフランジ
支承盤とフランジ圧着盤で押圧挟持する。また、フラン
ジ圧着盤が所定の上昇限度、及び下降限度を超えないよ
うにガイド棒端部と接して制御盤に信号を発信するリミ
ットスイッチ12,13が所定高さ位置に取り付けられ
ている。なお、本検査装置は加圧圧力20kg/cm2
まで、4インチの大きさのバルブまでの洩れ試験ができ
るように設計され、計装用加圧空気配管を有する場所で
好適に使用される。なお、防爆に対る考慮を必要としな
い場合は、前記エアモータに替えて電動モータを使用す
ることができる。
ャフト5には機械的強度の大きな台形雌ネジがネジ切り
されている。駆動機構は例えば5.5kg/cm2の計
装用加圧空気を電磁弁を介して駆動装置6の駆動用エア
モータ8に送入し、該加圧空気によりエアモータの回転
軸に直結して取り付けられた小歯車を回転させる。回転
は該小歯車と噛合し水平回転する主歯車に伝達され、更
に、この回転は主歯車の内腔に嵌着係合したボスに伝達
される。ボスは介在させたスラストベアリングにより円
滑に回転し、このボス内腔に刻設された台形雌ネジに前
記昇降シャフト5の台形雄ネジが螺合するように構成さ
れているので、前記回転により昇降シャフトが上下移動
することとなる。上記機構により、駆動用エアモータの
時計廻り、または逆廻りにより昇降シャフトは上下動す
る。昇降シャフトは、該シャフト下端部から左右に張り
出して設けられたガイド棒の端部に設けられたガイドピ
ース9が上下架台間の支柱に沿って滑動するので、下端
の押圧フランジ下底面を水平に保持して上下動させるこ
とができる。また前記ガイド棒の両端部から垂下して光
電スイッチ10が取り付けられ、該光電スイッチはフラ
ンジ圧着盤7の押圧面の下面よりやや低い位置でフラン
ジ支承盤に載置された被検査バルブの上部のフランジ上
端面を検知しシーケンス制御盤11に信号を発信しエア
モータを停止させるとともに、被検査バルブをフランジ
支承盤とフランジ圧着盤で押圧挟持する。また、フラン
ジ圧着盤が所定の上昇限度、及び下降限度を超えないよ
うにガイド棒端部と接して制御盤に信号を発信するリミ
ットスイッチ12,13が所定高さ位置に取り付けられ
ている。なお、本検査装置は加圧圧力20kg/cm2
まで、4インチの大きさのバルブまでの洩れ試験ができ
るように設計され、計装用加圧空気配管を有する場所で
好適に使用される。なお、防爆に対る考慮を必要としな
い場合は、前記エアモータに替えて電動モータを使用す
ることができる。
【0007】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2の構造説明図に示すように、駆動装置として
上部架台上に油圧シリンダ14を取り付け、油圧シリン
ダに連結し上部架台を貫通する昇降シャフト5の下端に
フランジ圧着盤7を取り付け油圧ポンプ15からの作動
油を電磁弁を介して油圧シリンダ14に作用させフラン
ジ圧着盤を上下動させるもので、制御機構は前記第1の
実施例と同様である。
する。図2の構造説明図に示すように、駆動装置として
上部架台上に油圧シリンダ14を取り付け、油圧シリン
ダに連結し上部架台を貫通する昇降シャフト5の下端に
フランジ圧着盤7を取り付け油圧ポンプ15からの作動
油を電磁弁を介して油圧シリンダ14に作用させフラン
ジ圧着盤を上下動させるもので、制御機構は前記第1の
実施例と同様である。
【0008】本発明装置の他の実施例として、上部架台
下面にフランジ圧着盤を下向きに固着し、これに対向し
てフランジ支持盤を上下昇降可動に設け、下部架台下に
設けた駆動装置により、フランジ支承盤を駆動し、フラ
ンジ圧着盤とフランジ支承盤間に被検査バルブを挟着さ
せてもよい。図3は上記構成による第3の実施例の概略
構造を示す構造説明図で、下部架台1の下に空圧シリン
ダ16を取り付け、この空圧シリンダに連結し下部架台
を貫通する昇降シャフト5の上端にフランジ支承盤2を
取り付け、空圧シリンダに例えば計装用の5.5kg/
cm2の作動用空気を電磁弁を介して送入し、フランジ
支承盤を上昇または降下させる。被検査バルブを載置し
たフランジ支承盤を上昇させ、フランジ支承盤の下部に
取り付けたガイド棒のガイドピース9が下方のリミット
スイッチ12に触れると被検査バルブのフランジがフラ
ンジ圧着盤と当接し押圧するように、その取付位置が調
整されている。なお、上記空圧シリンダに替えて、図4
に示すように手動ジャッキ17の上面に下部架台を貫通
して昇降シャフト5を設け、この昇降シャフト上端にフ
ランジ支承盤を取り付け、目視下にジャッキを操作し、
被検査バルブがフランジ圧着盤間に挟着されるようにし
てもよい。
下面にフランジ圧着盤を下向きに固着し、これに対向し
てフランジ支持盤を上下昇降可動に設け、下部架台下に
設けた駆動装置により、フランジ支承盤を駆動し、フラ
ンジ圧着盤とフランジ支承盤間に被検査バルブを挟着さ
せてもよい。図3は上記構成による第3の実施例の概略
構造を示す構造説明図で、下部架台1の下に空圧シリン
ダ16を取り付け、この空圧シリンダに連結し下部架台
を貫通する昇降シャフト5の上端にフランジ支承盤2を
取り付け、空圧シリンダに例えば計装用の5.5kg/
cm2の作動用空気を電磁弁を介して送入し、フランジ
支承盤を上昇または降下させる。被検査バルブを載置し
たフランジ支承盤を上昇させ、フランジ支承盤の下部に
取り付けたガイド棒のガイドピース9が下方のリミット
スイッチ12に触れると被検査バルブのフランジがフラ
ンジ圧着盤と当接し押圧するように、その取付位置が調
整されている。なお、上記空圧シリンダに替えて、図4
に示すように手動ジャッキ17の上面に下部架台を貫通
して昇降シャフト5を設け、この昇降シャフト上端にフ
ランジ支承盤を取り付け、目視下にジャッキを操作し、
被検査バルブがフランジ圧着盤間に挟着されるようにし
てもよい。
【0009】
【作用】本装置を用いてボールバルブの洩れを検査する
手順を説明する。前記各実施例におけるフランジ支承盤
上に被検査バルブのフランジ面を合わせてバルブを載置
し、それぞれの装置の機構に従ってフランジ圧着盤を下
降させ、又はフランジ支承盤を上昇させて両者間にバル
ブのフランジ面を当接させ圧着固定し、必要に応じてさ
らにボールバルブのバルブケース分割部のボルトナット
を再度締め付ける。ついで、フランジ圧着盤7に例えば
加圧窒素(圧力10〜20kg/cm2)を送入し、ボ
ールバルブの圧着盤側のボールとバルブシート間の洩れ
をチェックする(洩れた場合はフランジ支承盤側ライン
のブローバルブ18から窒素が流出する)。同様にフラ
ンジ支承盤側に加圧窒素を送入し、フランジ支承盤側の
ボールとバルブシート間の洩れをチェックする。上記検
査でシート部の洩れのないことを確かめたのち、ボール
バルブのグランド部及び分割バルブケースの結合部に石
鹸液を吹き付け、フランジ支承盤側及びフランジ圧着盤
側から同時に加圧窒素を送入し、石鹸液吹き付け部分の
泡発生の有無を目視検査し、検査を終了する。終了後、
フランジ圧着盤を上昇させ、またはフランジ支承盤を下
降させて被検査バルブを装置から搬出する。以上、ボー
ルバルブの洩れの検査に付いて説明したが、両側に配管
取り付け用フランジを設けたバルブについても全く同様
に取り付けて検査することができる。
手順を説明する。前記各実施例におけるフランジ支承盤
上に被検査バルブのフランジ面を合わせてバルブを載置
し、それぞれの装置の機構に従ってフランジ圧着盤を下
降させ、又はフランジ支承盤を上昇させて両者間にバル
ブのフランジ面を当接させ圧着固定し、必要に応じてさ
らにボールバルブのバルブケース分割部のボルトナット
を再度締め付ける。ついで、フランジ圧着盤7に例えば
加圧窒素(圧力10〜20kg/cm2)を送入し、ボ
ールバルブの圧着盤側のボールとバルブシート間の洩れ
をチェックする(洩れた場合はフランジ支承盤側ライン
のブローバルブ18から窒素が流出する)。同様にフラ
ンジ支承盤側に加圧窒素を送入し、フランジ支承盤側の
ボールとバルブシート間の洩れをチェックする。上記検
査でシート部の洩れのないことを確かめたのち、ボール
バルブのグランド部及び分割バルブケースの結合部に石
鹸液を吹き付け、フランジ支承盤側及びフランジ圧着盤
側から同時に加圧窒素を送入し、石鹸液吹き付け部分の
泡発生の有無を目視検査し、検査を終了する。終了後、
フランジ圧着盤を上昇させ、またはフランジ支承盤を下
降させて被検査バルブを装置から搬出する。以上、ボー
ルバルブの洩れの検査に付いて説明したが、両側に配管
取り付け用フランジを設けたバルブについても全く同様
に取り付けて検査することができる。
【0010】
【発明の効果】本装置によれば、テスト用の加圧気体送
入用架台や、加圧気体送入用テストフランジを被検査バ
ルブのフランジとボルト・ナットで取り付けるという面
倒で且つ労力を要する作業を無くするとともに、フラン
ジ圧着盤とフランジ支承盤間に気密に被検査バルブを機
械的に短時間で挟着させるので、効率よくバルブ洩れの
検査を行うことができる。
入用架台や、加圧気体送入用テストフランジを被検査バ
ルブのフランジとボルト・ナットで取り付けるという面
倒で且つ労力を要する作業を無くするとともに、フラン
ジ圧着盤とフランジ支承盤間に気密に被検査バルブを機
械的に短時間で挟着させるので、効率よくバルブ洩れの
検査を行うことができる。
【図1】本発明バルブの洩れ検査装置の第1の実施例の
概略構造を示す説明図である。
概略構造を示す説明図である。
【図2】本発明バルブの洩れ検査装置の第2の実施例の
概略構造を示す説明図である。
概略構造を示す説明図である。
【図3】本発明バルブの洩れ検査装置の第3の実施例の
概略構造を示す説明図である。
概略構造を示す説明図である。
【図4】本発明バルブの洩れ検査装置の第4の実施例の
概略構造を示す説明図である。
概略構造を示す説明図である。
【図5】従来のボールバルブの洩れを検査する方法の説
明図である。
明図である。
1 下部架台 2 フランジ支承盤 3 吹出口 4 上部架台 5 昇降シャフト 6 駆動装置 7 フランジ圧着盤 8 エアモータ 9 ガイドピース 10 光電スイッチ 11 シーケンス制御盤 12 リミットスイッチ 13 リミットスイッチ 14 油圧シリンダ 15 油圧ポンプ 16 空圧シリンダ 17 手動ジャッキ
Claims (3)
- 【請求項1】 加圧気体源が側壁部から盤体中を通り水
平表面中央から上方に開口する気体吹出口を設けたフラ
ンジ支承盤と、加圧気体源が側壁部から接続し盤体中を
通り水平表面中央から下方に開口する気体吹出口を設け
たフランジ圧着盤を前記各吹出口が相対向するように設
け、且つ前記フランジ支承盤またはフランジ圧着盤の何
れか一方を架台に固定し、他のフランジ圧着盤又はフラ
ンジ支承盤を該フランジ圧着盤またはフランジ支承盤と
結合した駆動装置により昇降せしめることにより、被検
査バルブの両側のフランジ面を前記フランジ支承盤とフ
ランジ圧着盤に圧着せしめるようにしたことを特徴とす
るバルブの洩れ検査装置。 - 【請求項2】前記フランジ支承盤を下部架台上に固設
し、上部架台を貫通する昇降シャフト下端に前記フラン
ジ圧着盤を取り付け、該昇降シャフトを上部架台に取り
付けたシャフト駆動装置により上昇,降下、及び所定位
置で停止せしめるようにしたことを特徴とする請求項1
記載のバルブの洩れ検査装置。 - 【請求項3】前記フランジ圧着盤を上部架台裏面に固設
し、下部架台を貫通する昇降シャフト上端に前記フラン
ジ支承盤を取り付け、該昇降シャフトを下部架台下に取
り付けたシャフト駆動装置により上昇,降下、及び所定
位置で停止せしめるようにしたことを特徴とする請求項
1記載のバルブの洩れ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8264994A JPH07270270A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | バルブの洩れ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8264994A JPH07270270A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | バルブの洩れ検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07270270A true JPH07270270A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13780285
Family Applications (1)
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- 1994-03-30 JP JP8264994A patent/JPH07270270A/ja active Pending
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