JPH07270068A - 傘の水切り装置と方法 - Google Patents

傘の水切り装置と方法

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JPH07270068A
JPH07270068A JP5771394A JP5771394A JPH07270068A JP H07270068 A JPH07270068 A JP H07270068A JP 5771394 A JP5771394 A JP 5771394A JP 5771394 A JP5771394 A JP 5771394A JP H07270068 A JPH07270068 A JP H07270068A
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JP
Japan
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umbrella
air
water
collecting pipe
suction
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JP5771394A
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English (en)
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Ichiro Toma
一郎 當麻
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Nippon Kokan Koji KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水滴を充分に吸引できる傘の水切り装置とす
る。 【構成】 傘受け筒2に気水吸引通路3を設け、この気
水吸引通路3を通る気水を集める集合管10を設け、こ
の集合管10を空気吸引器20に接続した傘の水切り装
置において、傘受け筒2の内側に連続気泡のスポンジ状
吸水層4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傘に付着した水滴を除
去する傘の水切り装置と傘の水切り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傘布の脱水除去方法として、特開
昭55−112978号公報があり、傘状部材の脱水装
置として、特開昭63−135775号公報がある。
【0003】前記特開昭55−112978号公報に記
載された傘布の脱水除去方法は、図3に示すように、水
滴の付着した傘38を、傘受け筒2に半開状態で挿入す
ると、感知スイッチ34が入り、空気吸引器20が回転
する。
【0004】そして、気水吸引管17に接続する気水吸
引通路3から吸気し、気水吸引通路3に近い部分の傘布
からは強力に水滴を吸引し、排水パイプ32から排水す
る。しかしながら、前記気水吸引通路3から遠い部分の
傘布からは、充分に水滴を吸引できない。そこで、気水
吸引通路3・3間の間隔を小さくし、気水吸引通路3
を、さらに多数にすると、各気水吸引通路3の吸引力が
弱くなり、結果として傘布の全面から水滴を除去するこ
とはできない。
【0005】そこで、図3に示す傘布の脱水方法は、5
〜10秒程、気水吸引通路3から吸引した後、切換弁3
1が切り換わり、排風パイプ30の空気が送風パイプ3
3に送られ、気水吸引通路3から傘受け筒2内に吹き込
まれ、傘布を傘受け筒2から剥離すると共に、傘布を振
動させて水滴を落下させる。
【0006】そして、さらに、切換弁31が切り換わっ
て再び気水吸引通路3から吸気し、残った水滴を吸引す
る方法である。前記特開昭63−135775号公報に
記載された傘状部材の脱水装置は、図4に示すように、
多数の傘受け筒2を設け、この傘受け筒2の内面に多数
の縦溝形吸水通路42を設け、この縦溝形吸水通路42
を、それぞれ集合管10及び気水吸引管17を介して空
気吸引器20に接続したものである。
【0007】そして、前記傘状部材の脱水装置は、傘受
け筒2の蓋43を開いて、傘受け筒2に傘を挿入し、縦
溝形吸水通路42から吸気して、水滴を吸引すると共
に、傘受け筒2内の傘を使用者が手で回転させ、縦溝形
吸水通路42の側部の角部で傘をしごき、傘布の折り返
し部等に入った水滴をも吸引するようにしたものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図3に示す従来の
傘布の脱水方法は、複雑な構成の脱水装置を必要とし、
図4に示す従来の傘状部材の脱水装置は操作が面倒であ
る。
【0009】そして、図4に示す傘状部材の脱水装置
は、遠くに設けた傘受け筒2や、大形の傘用として形成
した大形の傘受け筒は、吸引力が弱くなる。そこで、遠
くに設けた傘受け筒2や大形の傘受け筒も、充分な吸引
力で吸引できるようにすると、空気吸引器20をきわめ
て強力なものとしなければならない。
【0010】本発明は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、傘に付着した水滴を充分に吸引できる傘の水切り
装置を、簡単な構成で操作も容易にできるようにし、ま
た、遠くに設けた傘受け筒や、大形の傘受け筒を設けて
も、空気吸引器をそれ程大きくしないで済むようにする
ことを技術的課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】水滴を充分に吸引できる
傘の水切り装置を、操作も容易にできるようにするため
に、本件第1の発明を次の如くした。
【0012】すなわち、傘受け筒2に多数の気水吸引通
路3を設け、この気水吸引通路3を通る気水を吸引して
集める集合管10を設け、この集合管10を気水吸引管
17を介して空気吸引器20に接続した傘の水切り装置
において、傘受け筒2の内側に連続気泡のスポンジ状吸
水層4を設けて傘の水切り装置とした。
【0013】そして、遠くに設けた傘受け筒や大形の傘
受け筒を設けても空気吸引器をそれ程大きくしないため
に、第2の発明を次の如くした。すなわち、傘受け筒2
に多数の気水吸引通路3を設け、この気水吸引通路3を
通る気水を吸引して集める集合管10を設け、この集合
管10を気水吸引管17を介して空気吸引器20に接続
した傘の水切り装置において、傘受け筒2を2個以上設
けると共に、集合管10の径を2種以上の異なる径に形
成して、空気吸引器20から各傘受け筒2までの距離、
或は各傘受け筒2の大小等によって生ずる各集合管10
内の負圧の不均等化を防止するように形成して傘の水切
り装置とした。
【0014】同じく、第3の発明を次の如くした。すな
わち、第2の発明の傘の水切り装置において、集合管1
0の径を2種以上の異なる径に形成する構成に代えて、
集合管10に2種以上の異なる径に形成したオリフィス
を設けた構成として傘の水切り装置とした。
【0015】同じく、第4の発明を次の如くした。すな
わち、第2の発明の傘の水切り装置において、集合管1
0の径を2種以上の異なる径に形成する構成に代えて、
集合管10に2種以上の異なる開度の集合制御弁11を
設けた構成として傘の水切り装置とした。
【0016】同じく、第5の発明を次の如くした。すな
わち、第2の発明の傘の水切り装置において、集合管1
0の径を2種以上の異なる径に形成する構成に代えて、
集合管10の径を異ならせる構成、集合管10にオリフ
ィスを設ける構成、集合管10に設けた集合制御弁11
の開度を異ならせる構成を組み合わせて設けた構成とし
て傘の水切り装置とした。
【0017】同じく、第6の発明を次の如くした。すな
わち、傘受け筒2に多数の気水吸引通路3を設け、この
気水吸引通路3を通る気水を吸引して集める集合管10
を設け、この集合管10を気水吸引管17を介して空気
吸引器20に接続した傘の水切り装置において、傘受け
筒2を2個以上設け、各集合管10に集合制御弁11を
設け、この集合制御弁11の開閉状態に合わせて、空気
吸引器20の回転速度、又は吸引制御弁19の開閉度を
制御して吸引風量並びに吸引圧力を変更する傘の水切り
方法とした。
【0018】同じく、第7の発明を次の如くした。すな
わち、第6の発明の傘の水切り方法において、空気吸引
器20の回転速度、又は吸引制御弁19の開閉度を制御
する構成に代えて、気水吸引管17に外気を吸引できる
吸引調整弁25を設け、この吸引調整弁25の開閉度を
制御する構成として傘の水切り方法とした。
【0019】
【作用】第1の発明は、傘受け筒2に傘を挿入して、空
気吸引器20を駆動する。そうすると、傘受け筒2に設
けた多数の気水吸引通路3は、連続気泡のスポンジ状吸
水層4を通して吸気する。そして、気水吸引通路3に近
接した位置にあるスポンジ状吸水層4に接触した傘の水
滴は、空気と共に強力に吸引される。
【0020】そして、気水吸引通路3より離れた位置の
スポンジ状吸水層4に接触した水滴は、毛管現象により
スポンジ状吸水層4内に浸入する。そして、このスポン
ジ状吸水層4に浸入した水は、その周辺に拡散してスポ
ンジ状吸水層4に浸透する。そして、このスポンジ状吸
水層4に拡散して浸透した水滴は、気水吸引通路3に吸
引される。
【0021】以上の如くして吸引された気水は、集合管
10に集まり、気水吸引管17から空気吸引器20に吸
引されて排出される。第2の発明は、空気吸引器20か
ら各傘受け筒2までの距離の差によって生じる圧力損失
の差、或は各傘受け筒2の大小によって生じる各傘受け
筒2の吸気量の差によって、各集合管10内の負圧力が
不均等になるのを、各集合管10の径を異なる径に形成
することによって防いでいる。
【0022】すなわち、傘受け筒2が遠距離にある集合
管10、或は大きな傘受け筒2に接続する集合管10を
大径に形成することによって、前記各傘受け筒2が必要
とする負圧力が得られ、また、近距離にある傘受け筒
2、或は小さな傘受け筒2に接続する集合管10を小径
に形成することによって、近距離にある傘受け筒2など
の集合管10に、必要以上の過大な無駄な負圧力がかか
らないようにしている。
【0023】第3の発明は、第2の発明の集合管10の
径を2種以上の異なる径に形成する構成によって奏する
作用と同様の作用を、集合管10に異なる径に形成した
オリフィスを設けることにより奏するものである。
【0024】第4の発明は、第2の発明の集合管10の
径を2種以上の異なる径に形成する構成によって奏する
作用と同様の作用を、集合管10に異なる開度の集合制
御弁11を設けることにより奏するものである。
【0025】第5の発明は、第2の発明の集合管10の
径を2種以上の異なる径に形成する構成によって奏する
作用と同様の作用を、集合管10の径を異ならせる構
成、集合管10にオリフィスを設ける構成、集合管10
に設けた集合制御弁11の開度を異ならせる構成を、組
み合せて設けることにより奏するものである。
【0026】第6の発明は、各集合管10に設けた集合
制御弁11の開閉状態に合わせて、空気吸引器20の回
転速度、又は吸引制御弁19の開閉度を制御して、各傘
受け筒2が必要とする負圧力が得られるようになってい
る。
【0027】第7の発明は、第6の発明の空気吸引器2
0の回転速度、又は吸引制御弁19の開閉度を制御する
構成によって奏する作用と同様の作用を、気水吸引管1
7に設けた吸引調整弁25の開閉度を制御することによ
り奏するものである。
【0028】
【実施例】以下図に基づいて本発明の実施例の説明をす
る。図1は、第1の発明から第6の発明の実施例の説明
用の図であるが、図1に、前記6つの発明の実施例の各
構成が全て図示されている訳ではない。しかしながら、
その図示されていない構成についても説明をする。
【0029】図1に示された傘の水切り装置は、上部が
大径に形成された逆円錐状の傘受け筒2を備えており、
この傘受け筒2は金属、又は硬質合成樹脂で形成され、
小孔として形成した多数の気水吸引通路3が設けてあ
り、下端部には傘の石突き挿入用の挿入孔6が設けてあ
る。
【0030】そして、前記傘受け筒2は、パンチングメ
タル、金網製とすることも可能である。そして、前記挿
入孔6の下方には、挿入孔6に挿入された傘の石突きに
接触して感知するセンサ5が設けてある。そして、前記
センサ5は、光式、マイクロ波式、リミットスイッチ等
各種のものとすることが可能である。
【0031】また、前記傘受け筒2の内側全面に、連続
気泡のスポンジで形成したスポンジ状吸水層4が設けて
ある。そして、前記スポンジ状吸水層4の上部と下部
は、傘受け筒2の上部と下部に接着して取付け、スポン
ジ状吸水層4の中間部は、傘受け筒2の内側に全面を接
着し、又は1部をスポット状に接着し、或は中間部は全
く接着しない、のいずれかとする。
【0032】そして、前記スポンジ状吸水層4として
は、フェルトなども使うことができる。さらに、前記傘
受け筒2は、スポンジ状吸水層4を設けないものとする
こともある。
【0033】そして、前記傘受け筒2には、金属製、又
は硬質合成樹脂製の円筒体で形成したケーシング1が外
嵌され、前記傘受け筒2の上部が、ケーシング1の上部
に気密に取付けてある。
【0034】そして、前記ケーシング1の下部は縮小さ
れて集合管10に形成されている。そして、集合管10
には、集合制御弁11を設けると共に、気水吸引管17
が接続してある。前記気水吸引管17の基部には、圧力
計18が設けてあり、また、吸引制御弁19を介して送
風機として形成した空気吸引器20が設けてある。
【0035】そして、前記空気吸引器20は、水と空気
を同時に吸引し、吐出できるように形成することも、ま
た、空気のみ吸引するようにも形成できる。そして、空
気のみ吸引するように形成した場合は、空気吸引器20
と集合管10の間に、気水分離器を設ける。
【0036】また、図1では、傘受け筒2を3個設けて
あるが、傘受け筒2は、2個、又は4個以上の多数とす
ることもある。そして、傘受け筒2は、小形の傘用の小
形傘受け筒2とすることも、また、大形の傘用の大形の
傘受け筒2とすることもある。
【0037】また、空気吸引器20から遠い距離に設け
た傘受け筒2、或は大形の傘用の大形の傘受け筒2に
は、大径の集合管10を設け、その反対の近距離に設け
た傘受け筒2、或は小形の傘受け筒2には、小径の集合
管10を設けているが、前記集合管10は同一の径に形
成することもある。
【0038】そして、同一の径に形成した集合管10
で、遠距離の傘受け筒2や、大形の傘受け筒2に設けた
集合管10には、図示してない大径のオリフィスを設
け、近距離に設けた傘受け筒2や、小形の傘受け筒2に
設けた集合管10には、図示してない小径のオリフィス
を設けることもある。
【0039】そして、集合管10には、集合制御弁11
を設けてあり、この集合制御弁11は、遠距離の傘受け
筒2や、大形の傘受け筒2に設けた集合管10に設けた
集合制御弁11は大きな開度に開き、近距離に設けた傘
受け筒2や、小形の傘受け筒2に設けた集合制御弁11
は小さな開度に開くように形成することもある。
【0040】そして、前記集合管10の径を異ならせる
構成、集合管10にオリフィスを設ける構成、集合管1
0に設けた集合制御弁11の開度を異ならせる構成を組
み合わせて設けた傘の水切り装置とすることもある。
【0041】そして、前記傘の水切り装置には、コント
ローラ12が設けてあり、このコントローラ12は、圧
力計18、各集合制御弁11、吸引制御弁19、空気吸
引器20に接続している。
【0042】この実施例の傘の水切り装置は、傘受け筒
2に傘を半開状態で挿入すると、傘の石突きが挿入孔6
に挿入され、センサ5に突き当たり、空気吸引器20が
駆動される。
【0043】そうすると、空気吸引器20は、気水吸引
管17及び集合管10を介して、傘受け筒2に設けた多
数の気水吸引通路3の空気を吸引する。そして、気水吸
引通路3は、連続気泡のスポンジ状吸水層4を介して、
吸気する。そして、気水吸引通路3に近い位置にあるス
ポンジ状吸水層に接触した傘の水滴は、空気と共に強力
に気水吸引通路3に吸引される。
【0044】そして、気水吸引通路3より離れた位置の
スポンジ状吸水層4に接触した水滴は、毛管現象により
スポンジ状吸水層4内に浸入する。そして、このスポン
ジ状吸水層4に浸入した水は、その周辺に拡散してスポ
ンジ状吸水層4に浸透する。そして、前記スポンジ状吸
水層4に浸透した水は、気水吸引通路3に吸引される。
【0045】そして、前記吸引された気水は、集合管1
0に集まり、気水吸引管17から、空気吸引器20に吸
引されて排出され、傘の水滴は除去される。そして、傘
受け筒2を2個以上設け、集合管10の径を異ならせた
ものは、空気吸引器20から傘受け筒2までの距離が長
くなって、気水吸引管17が長くなり、吸気の圧力損失
が大きい傘受け筒2、或は大形の傘受け筒2であって吸
気量が多量となる傘受け筒2は、集合管10を大径にす
る。
【0046】そして、多量の吸気が抵抗少なくできるよ
うにして、各集合管10の負圧力が、他の近距離にある
傘受け管2、或は小形の傘受け筒2の集合管10の負圧
力と均等化し、必要とする負圧力が得られるようになっ
ている。
【0047】そして、空気吸引器20から傘受け筒2ま
での距離が長くなって、気水吸引管17が長くなり、吸
気の圧力損失が大きい傘受け筒2、或は大形の傘受け筒
2であって吸気量が多量となる傘受け筒2は、集合管1
0に大径のオリフィスを設け、又は集合管10に大きな
開度とした集合制御弁11を設けることによって、傘受
け筒2の集合管10の負圧力を均等化する。
【0048】さらに、集合管10の径を異ならせる構
成、集合管10にオリフィスを設ける構成、集合管10
に開度を異ならせた集合制御弁11を設ける構成を組み
合わせて設けることによっても、各集合管10の負圧力
を均等化させられる。
【0049】そして、集合制御弁11の開・閉の信号を
入力し、圧力計18の信号を入力したコントローラ12
で、空気吸引器20の回転速度を制御し、又は吸引制御
弁19の開閉度を制御して、各傘受け筒2が必要とする
負圧力が得られるようにも形成できる。
【0050】図2は、第7の発明で用いられる傘の水切
り装置の説明用の図であり、図1に示す実施例と同様の
部分は同一の符号を用い説明を省略した。この傘の水切
り装置は、気水吸引管17の末端に吸引調整弁25を設
けると共に、気水吸引管17に圧力計18を設け、前記
圧力計18の信号を吸引調整弁25に入力して、吸引調
整弁25の開閉度を制御するようにしたものである。
【0051】そして、この図2に示す傘の水切り装置
は、圧力計18の信号で吸引調整弁25を開閉すること
により、気水吸引管17の負圧力を制御し、集合管10
の負圧力を制御し、各傘受け筒2が必要とする負圧力を
得られるようになっている。
【0052】
【発明の効果】本件第1の発明は、気水吸引通路3に近
接した位置にあるスポンジ状吸水層4に接触した傘の水
滴は、空気と共に強力に気水吸引通路3に吸引される。
【0053】そして、気水吸引通路3より離れた位置の
スポンジ状吸水層4に接触した水滴は、毛管現象により
スポンジ状吸水層4内に浸入する。そして、このスポン
ジ状吸水層4に浸入した水は、その周辺に拡散してスポ
ンジ状吸水層4に浸透する。そして、このスポンジ状吸
水層4に拡散して浸透した水は、気水吸引通路3に吸引
される。
【0054】したがって、傘全体に付着した水滴を良好
に除去できる。第2の発明は、遠距離に設けた傘受け筒
2、或は大きな傘受け筒2に接続する集合管10を大径
に形成して、各傘受け筒2が、必要にして、かつ、充分
な負圧力が得られ、無駄な負圧力及び過大な負圧力を発
生させないものである。
【0055】第3の発明は、第2の発明の集合管10の
径を2種以上の異なる径に形成する構成によって奏する
作用効果と同様の作用効果を、集合管10に異なる径に
形成したオリフィスを設けることにより奏するものであ
り、無駄な負圧力を発生させないものである。
【0056】第4の発明は、第2の発明の集合管10の
径を2種以上の異なる径に形成する構成によって奏する
作用効果と同様の作用効果を、集合管10に異なる開度
の集合制御弁11を設けることにより奏し得るものであ
る。
【0057】第5の発明は、第2の発明の集合管10の
径を2種以上の異なる径に形成する構成によって奏する
作用効果と同様の作用効果を、集合管10の径を異なら
せる構成、集合管10にオリフィスを設ける構成、集合
管10に設けた集合制御弁11の開度を異ならせる構成
を、組み合わせて設けることにより奏し得るものであ
る。
【0058】第6の発明は、集合管10に設けた集合制
御弁11の開閉状態に合わせて、空気吸引器20の回転
速度、又は吸引制御弁19の開閉度を制御することによ
り、各傘受け筒2が必要とする負圧力が得られ、過大な
無駄な負圧力を発生させない方法である。
【0059】第7の発明は、第6の発明の空気吸引器2
0、又は吸引制御弁19を制御する構成によって奏する
作用効果と同様の作用効果を、気水吸引管17に設けた
吸引調整弁25を制御することにより得ることができ、
過大な負圧力を発生させない方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明用の図で一部断面とした
側面図
【図2】本発明の実施例の説明用の図で一部断面とした
側面図
【図3】従来例の断面図とした側面図
【図4】別の従来例の側面図
【符号の説明】
2 傘受け筒 3 気水吸引通路 4 スポンジ状吸水層 10 集合管 11 集合制御弁 17 気水吸引管 19 吸引制御弁 20 空気吸引器 25 吸引調整弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘受け筒2に多数の気水吸引通路3を設
    け、この気水吸引通路3を通る気水を吸引して集める集
    合管10を設け、この集合管10を気水吸引管17を介
    して空気吸引器20に接続した傘の水切り装置におい
    て、 傘受け筒2の内側に連続気泡のスポンジ状吸水層4を設
    けた傘の水切り装置。
  2. 【請求項2】 傘受け筒2に多数の気水吸引通路3を設
    け、この気水吸引通路3を通る気水を吸引して集める集
    合管10を設け、この集合管10を気水吸引管17を介
    して空気吸引器20に接続した傘の水切り装置におい
    て、 傘受け筒2を2個以上設けると共に、集合管10の径を
    2種以上の異なる径に形成して、空気吸引器20から各
    傘受け筒2までの距離、或は各傘受け筒2の大小等によ
    って生ずる各集合管10内の負圧の不均等化を防止する
    ように形成した傘の水切り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の傘の水切り装置におい
    て、集合管10の径を2種以上の異なる径に形成する構
    成に代えて、集合管10に2種以上の異なる径に形成し
    たオリフィスを設けた構成とした傘の水切り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の傘の水切り装置におい
    て、集合管10の径を2種以上の異なる径に形成する構
    成に代えて、集合管10に2種以上の異なる開度の集合
    制御弁11を設けた構成とした傘の水切り装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の傘の水切り装置におい
    て、集合管10の径を2種以上の異なる径に形成する構
    成に代えて、集合管10の径を異ならせる構成、集合管
    10にオリフィスを設ける構成、集合管10に設けた集
    合制御弁11の開度を異ならせる構成を組み合わせて設
    けた構成とした傘の水切り装置。
  6. 【請求項6】 傘受け筒2に多数の気水吸引通路3を設
    け、この気水吸引通路3を通る気水を吸引して集める集
    合管10を設け、この集合管10を気水吸引管17を介
    して空気吸引器20に接続した傘の水切り装置におい
    て、 傘受け筒2を2個以上設け、各集合管10に集合制御弁
    11を設け、この集合制御弁11の開閉状態に合わせ
    て、空気吸引器20の回転速度、又は吸引制御弁19の
    開閉度を制御して吸引風量並びに吸引圧力を変更する傘
    の水切り方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の傘の水切り方法におい
    て、空気吸引器20の回転速度、又は吸引制御弁19の
    開閉度を制御する構成に代えて、気水吸引管17に外気
    を吸引できる吸引調整弁25を設け、この吸引調整弁2
    5の開閉度を制御する構成とした傘の水切り方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3180395U (ja) * 2012-07-26 2012-12-20 順 田中 自動雨傘しずく吸水機
CN108759316A (zh) * 2018-06-19 2018-11-06 上海理工大学 一种雨伞存放装置
CN109539706A (zh) * 2018-10-31 2019-03-29 武汉科技大学 一种雨伞的快速脱水装置
JP2020005984A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 ヒガノ株式会社 傘の水切り装置
KR102101861B1 (ko) * 2019-08-12 2020-04-17 김윤호 통풍량 조절 기능을 갖는 우산 건조장치

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