JPH07269747A - 電路工事用固定具 - Google Patents

電路工事用固定具

Info

Publication number
JPH07269747A
JPH07269747A JP6082329A JP8232994A JPH07269747A JP H07269747 A JPH07269747 A JP H07269747A JP 6082329 A JP6082329 A JP 6082329A JP 8232994 A JP8232994 A JP 8232994A JP H07269747 A JPH07269747 A JP H07269747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
metal fitting
fitting body
groove
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6082329A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Onishi
義男 大西
Masakatsu Onishi
正勝 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6082329A priority Critical patent/JPH07269747A/ja
Priority to CN95190241A priority patent/CN1062059C/zh
Priority to US08/537,723 priority patent/US5769365A/en
Priority to PCT/JP1995/000582 priority patent/WO1995026478A1/ja
Publication of JPH07269747A publication Critical patent/JPH07269747A/ja
Priority to US08/845,081 priority patent/US5967467A/en
Priority to CNB00108187XA priority patent/CN1137338C/zh
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電路用部材の仮止めを全くねじ操作なしの完全
なワンタッチ操作で行うことができ、この種の作業を何
の熟練も要さず作業ミスなく、極めて簡単確実にかつ能
率的に行うことができる固定具を提供する。 【構成】溝形レール4に装着される部位に通孔120を
設けた金具本体1と、前記通孔120に挿通されるねじ
部材2と、ねじ部材2に螺通する締付け具3とを備え、
前記締付け具3が、中央のナット部材3Bと、該ナット
部材3Bに水平軸線の回りで揺動可能に支持された左右
1対の締付け片3A,3Aとを有し、それぞれの締付け
片3A,3Aは締付け部31とこれの基端から立上り、
溝形レール入口溝42を形成する壁40,40に当接可
能なストッパ面300,300を備え、金具本体1の溝
形レール4への接近時に、締付け片3A,3Aが前記溝
形レール入口溝を形成する壁40,40との接触で一旦
すぼまり、ついで拡開してそれぞれの締付け部31,3
1が前記入口溝壁の下面41,41に位置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明電路工事用固定具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】工場、営業所、店
舗、集合住宅、倉庫、駅、体育館、劇場などの各種建築
物や、トンネル、地下道、高架鉄道、高架道路、橋梁な
どの各種建造物においては、給電用、通信用などのケー
ブルや線あるいはこれらを通した配管(電線管)を天井域
に敷設する電路工事が不可欠である。このような電路工
事においては、天井から吊りボルトによりハンガーレー
ルなどと称される溝形レールを吊持させ、その溝形レー
ル上にケーブルや電線管を誘導し振れ止めするためのラ
ックと称される格子状の桁材を直交状に掛け渡し固定す
る作業が行われる。また、これと別に天井から吊りボル
トによりダクトないしレースウェイと称される溝形レー
ルを吊持させ、この溝形レールにアウトレットボックス
を固定したり、溝形レールと直交状に電線を導くための
電線管を縦接続したりする線ぴ作業が行われる。このよ
うな作業は各溝形レールとの交点ごとに繰り返さなけれ
ばならないため、工数は1工事あたり極めて多大なもの
となる。
【0003】このような作業のための固定具として、従
来では固定具本体に通孔を設けてこれにねじを通す一
方、溝形レール内には手指で座金を挿入しておき、その
座金の雌ねじとねじとを位置合せして螺合させる構造と
なっていた。このため、作業が非常に面倒で時間がかか
るという問題があった。また、設計や仕様に応じた位置
や角度を得るため、本絞め固定に先立って電路用部材
(桁材、アウトレットボックス、電線管など)を溝形レー
ルから離脱させずにレール長手方向に沿って移動可能に
留める仮止めが必要であるが、前記従来の固定具ではこ
の仮止めを簡単に行えないという問題があった。この対
策として、実公平5−19671号公報にはラック工事
用金具が提案されている。この先行技術においては、固
定具は、溝形レールに装着される部分に通孔を有する金
具本体と、前記通孔に挿通されたねじと、中央部分のめ
ねじ孔がねじに螺通した平たい羽根板からなっている。
前記羽根板は溝形レールのフランジ内幅と同等以上の寸
法の1組の片とこれよりも短い1組の片を有し、片の対角
線上の隅部にガイド用切欠きを有しており、そして金具
本体とねじ頭部との間にスプリングを介装してねじと羽
根板を吊り上げていた。
【0004】しかしながらこの先行技術では、羽根板の
長手方向端面をレール部材のフランジ内壁に当接させる
ことで回転を止め、引き続くねじの回動によって羽根板
をフランジ内壁に沿って上昇させ、羽根板の上面をレー
ル部材の壁下面に接触することで締付けるようになって
おり、このため次のような問題があった。 羽根板の寸法が非常に長く、金具本体の幅寸法を超え
るような大型のものとなる。このため取扱いが面倒で、
使用前に羽根板に手や器物などが接触すると羽根板の向
きが変わってしまい、使用時に向きを整えなければなら
ない。 仮止めを行うには、ねじを軸線方向に押圧して羽根板
を溝形レールの入口溝壁の下方まで降ろし、その状態で
ねじを90度回転させて羽根板を溝形レールと直交状に
旋回させる2段動作が必要である。このため、やはりか
なり手間がかかり、作業能率の向上には限度があるとと
もに、手首のねじれが反復することによって作業者の疲
れも増加させる。 仮止めにねじの回転操作が必要なため、誤って反時計
方向にねじを回転して羽根板が外れて溝形レール内に落
ちこんでしまい、その取出しに手間と時間がかかって能
率を低下させやすい。また、溝形レールの溝が下向きの
場合には、ねじから外れた羽根板、さらには金具本体か
ら外れた被固定物が落下して作業員の頭部や顔面等を打
撃し、人身事故につながる危険がある。 羽根板の長手方向先端面を溝形レールのフランジ内壁
に当接させて回転規制を行うようにしているため、フラ
ンジ内壁の表面性状によっては羽根板がレール溝方向と
直交せずに斜めにひっかかり、それによってねじを回転
できなくなったり、斜めのまま羽根板が上昇する。この
ため、溝形レール部材の垂下壁端面と十分な締付け面積
が取られないで締め付けられ、不安定、不確実な締付け
状態となりやすく、固定性能に不安がある。
【0005】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに考案されたもので、その目的とするところは、電路
用部材の仮止めを全くねじ操作なしの完全なワンタッチ
操作で行うことができ、したがって、この種の作業を何
の熟練も要さず作業ミスなく、極めて簡単確実にかつ能
率的に行うことができる固定具を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、上記目的に加えて締付け具
が小型で、取扱いの容易な電路工事用固定具を提供する
ことにある。本発明において「電路用部材」とは、親
桁、子桁などの桁材、仕切り板、アウトレットボック
ス、セパレーターなど溝形レール上に固定される各種形
状、構造のものを含むものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、溝形レール上に電路部材を締付け固定する手
段において、溝形レールに装着される部位に通孔を有す
る金具本体と、前記通孔に挿通されるねじ部材と、ねじ
部材に螺通する締付け具とを備え、前記締付け具が、中
央のナット部材と、前記ナット部材に水平軸線の回りで
揺動可能に支持された左右1対の締付け片とを有し、そ
れぞれの締付け片は締付け部とこれの基端から立上り、
溝形レール入口溝を形成する壁に当接可能なストッパ面
を備え、常態において締付け具はねじ部材に吊持され、
金具本体の溝形レールへの接近時に、締付け片が前記溝
形レール入口溝を形成する壁との接触で一旦すぼまり、
ついで拡開してそれぞれの締付け部が前記壁の下面に位
置されるように構成したものである。
【0007】金具本体は一部に電路部材に対するクラン
プ部を有し電路部材と独立したタイプのもの、電路部材
と予め一体に固定されたタイプのものの双方を含む。前
者の例としては、電路部材が親桁、子桁、仕切り板、縦
電線管の場合があげられる。後者の例としてはアウトレ
ットボックスなどがあげられる。締付け具は金具本体に
1つだけ装備される場合だけでなく、複数個装備される
場合がある。締付け具は、左右の締付け片が全開状態に
おいても、溝形レールの内側溝幅よりも小さな長さ寸法
を有している。そして、締付け具は締付け片がすぼまっ
た後再び拡開状態とするための復元要素を有している。
また、金具本体は好適には締付け片の上端より下のレベ
ルに延びるガイド部を有している。このガイド部は締付
け具の姿勢を溝形レールの入口溝と直交した関係に保
ち、本固定のためねじ部材を回動したときに、締付け具
が垂直状に上昇するようにガイドする機能を果たす。こ
のましくは、ねじ部材は浮き防止要素により金具本体上
方への突出が規制される。この浮き防止要素はねじ軸に
配されていてもよいし、前記締付け具と本体の間に介装
され、ナット部材を反金具本体方向に押圧していてもよ
い。
【0008】
【作用】金具本体が電路部材と独立したものである場合
には、電路部材を仮止めするに際しては溝形レールの上
に配した電路部材の真上に金具本体を位置させ、この状
態で金具本体を溝形レールに近づくように押圧するだけ
で完了する。また、金具本体が電路部材と一体化された
ものである場合には、電路部材を溝形レールに近づくよ
うに押圧するだけで完了する。すなわち、こうすれば締
付け具の一対の締付け片が溝形レール入口溝を形成する
一対の壁に接触し、金具本体に加えられている押圧力に
より締付け片は水平軸線の周りで対称的に回動して強制
的にすぼめられる。そして、締付け片は外端部が前記一
対の壁の下端を過ぎた瞬間拡開状態に復帰し、ストッパ
面が一対の壁に当接するとともに、締付け部が一対の壁
の下面に接触するかまたは接近する。従って、金具本体
をフリー状態にしたまま、しかもねじ部材の回転操作あ
るいは押圧操作を全く要さず、完全なワンタッチ操作で
仮止めを行うことができる。この状態で電路部材と金具
本体を溝形レール上で位置調整し、位置の決まったとこ
ろでねじ部材を回動すれば、ナット部材へのねじ部材の
進入に伴ってナット部材および締付け片は上昇する。こ
のときに締付け片の各ストッパ面が一対の壁に対向して
いるため、締付け片は回転が規制され、締付け具は溝形
レールの入口溝と直交状態のまま上昇し、締付け部が一
対の壁の下面に強接するため、電路部材は溝形レール上
にしっかりと締め付け固定される。浮き防止要素として
弾性部材を使用したときには、本固定時に弾性部材が強
制的に圧縮されるため、電路部材は事後に緩みが生じな
い。金具本体に下方に延出するガイド部を設けておいた
場合には、締付け片は常に所定の向きすなわち溝形レー
ルと直交する姿勢に正確に保たれ、締付け具が上昇する
ときにも円滑にガイドされる。本発明では溝形レールの
入口溝を形成する壁を利用して締付け具を回転させ、し
かもその回転が水平軸線の周りであるため、締付け具を
幅寸法と奥行き寸法の短かい小型なものとすることがで
き、従って、金具本体の幅寸法を超えて突出するような
こともなく、取扱いが容易である。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1は本発明を適用した電路工事例を示してお
り、Aは本発明による固定具である。4は支持材として
の溝形レールであり、互いに平行な関係をもって所定間
隔状に配され、長手方向両端が吊り金具天井から下る吊
りボルト46に吊り金具45を介して吊持されている。
5aは前記溝形レール4,4の上に直交状に装架された
電路部材としての親桁(ないしラック)であり、パンチン
グした帯板を広幅溝形断面に成形したものであってもよ
い。しかし、この例では上下に屈曲部500,501を
有するレール部体50,50間を横桁としての溝形レー
ル4’で一定間隔ごとに連結した梯子状のものを用いて
いる。5bはケーブルないし電線管Bを電路部材5a上
で別けるべく溝形レール4’、4’と直交状に装架され
た電路部材としての子桁ないし仕切り板であり、下部に
広幅の座部502を有するレールからなっている。図2
は本発明を適用した別の電路工事(線ぴ工事)例を示して
いる。4は溝形レールで、この場合ではケーブルないし
電線管Bを導くダクトとして使用され、所定間隔ごとに
吊り金具天井から下る吊りボルト46に吊り金具45を
介して吊持されている。前記溝形レール4は分岐ボック
スCを介して交差状に走っている。5cは電路部材とし
てのアウトレットボックスないしコンセントボックス
(以下アウトレッボックスと称す)であり、下部にケーブ
ル導入口530を有する箱体53とこれに取り付けられ
る蓋体54を有し、溝形レール4の上に配され、本発明
の固定具Aによって固定されている。5dは電路部材と
しての縦電線管であり、本発明の固定具Aによって溝形
レール4の上に直角状に固定されている。
【0010】図3ないし図6は本発明を親桁5aを外側
から固定して振れ止めする固定具に適用した第1実施例
を示し、図7と図8は本発明を親桁5aを内側から固定
して振れ止めする固定具に適用した第2実施例を示して
いる。また、図9は本発明を子桁5bを親桁5aの溝形
レール4’に固定する固定具とした第3実施例を示して
いる。図10と図11は本発明を横向きまたは上向きの
アウトレットボックス5cの固定具とした第4実施例を
示している。図12と図13は本発明を縦電線管5dの
固定具とした第5実施例を示している。第1実施例は言
うまでもなく前後の親桁を直列に接続した部分で振れ止
めする固定具を含む。溝形レール4は、ウエブ4aの両
側に一対のフランジ4b,4bを有し、各フランジ4
b,4bには上端から内方に伸びる一対の入口溝壁4
0,40が形成されており、それら入口溝壁40,40
によってフランジ内幅W2よりも狭い幅W1の入口溝42
が形成されている。第1実施例と第2実施例では溝形レ
ール4は入口溝壁40,40が斜め下方に延びている
が、この断面形状のものに限定されず、第4実施例と第
5実施例に示すように入口溝壁40,40が垂直状に下
る形態のもの、さらには後述するように入口溝壁40,
40が水平に伸びる形態のものなど各種断面形状のもの
を含むものである。
【0011】各実施例において、固定具Aは、金具本体
1と、前記金具本体1に挿通されたねじ部材2と、この
ねじ部材2のねじ軸21に螺合された締付け具3と、ね
じ部材2の金具本体1上方への突出を規制する浮き防止
要素6とを備えている。これら実施例において、浮き防
止要素6としては弾性部材が使用され、締付け具3と座
部12間に介装され締付け具3を反座部方向に付勢して
いる。いずれの実施例においても、金具本体1は鉄系金
属、アルミニウムやその合金などの非鉄金属、プラスチ
ックで代表される非金属、あるいは金属と非金属の複合
材などによって作られている。第1実施例の金具本体1
は、親桁5aのレール部体50に接する主部10の上端
に屈曲部500に対するクランプ部11を屈曲形成し、
主部10の下端には前方に突出する座部12を一体に形
成している。好ましくはクランプ部11から座部12に
到る領域にリブ100が設けられている。そして、前記
座部12は幅方向中央部に通孔120を有し、この例で
は、座部前端に下方に向けて伸びるガイド部122が連
設されている。第2実施例の金具本体1はプレート状を
なし、座部を兼ねる主部10の後端には親桁5aの屈曲
部501に接触するクランプ部11が形成されており、
主部10に幅方向中央部に通孔120を有している。ク
ランプ部11はこの例では傾斜状をなしている。この例
では、金具本体1の前端に前記実施例1と同様なガイド
部122が傾斜部を介して連設されている。第3実施例
の金具本体1もプレート状をなし、座部を兼ねる主部1
0の後端に子桁5bの座部502に接触するクランプ部
11が形成されており、主部10二は通孔120が設け
られている。クランプ部11はこの例では水平状をなし
ているが、第2実施例のように傾斜状となっていてもよ
い。金具本体1の前端にはこの例ではガイド部122が
傾斜部を介して連設されている。第4実施例の金具本体
1は、アトレットボックス5cの下面にねじや溶接など
で固定される帯板状の主部10を有し、該主部10は座
部を兼ね、アトレットボックス5cの長手方向端よりも
前方に突出し、前記した実施例と同様に幅方向中央に通
孔120がまた、前端にはガイド部122が連設されて
いる。金具本体1はケーブル導入口530の手前で分割
された2体からなっていてもよい。第5実施例の金具本
体1は、前後左右両側の壁が屈曲されることにより下向
き開口の浅いボックス状断面となっており、中央部には
縦電線管5dを嵌合する窓穴14が形成されている。そ
して、窓穴14の両側の部位にはそれぞれ通孔120,
120が設けられ、前後の端壁にはガイド部122が連
設されている。
【0012】いずれの実施例においても、ガイド部12
2は溝形レール4の入口溝42と同等以下の幅を持ち、
また、図3と図4などで明らかなように締付け具3の上
端よりも適度に下のレベルに達する長さを有している。
ガイド部122は単葉プレート状であってもよいし、二
又状ないし櫛歯状となっていてもよい。なお、本発明に
おける金具本体1は前記した態様に限定されるものでは
ない。図14(a)のように金具本体1の主部前端または
座部前端に屈曲部121を形成し、この屈曲部121に
ガイド部122を連設してもよい。この場合には屈曲部
121の下端面が溝形レール4に当接して締付け力を受
け止めるため、アングル効果によって強力な締付け力に
耐えることができる。また、浮き防止要素としての弾性
部材の力が強いであるような場合には、図14(b)のよ
うにガイド部122を省略してもよい。この態様の場
合、締付け具3が金具本体1に接近して吊持されるた
め、固定具全体の高さ寸法を減少することができる。リ
ブ100,100は好ましくは締付け具3の後述する突
部30,30の頂部延長線上に設けられる。
【0013】ねじ部材2は頭部20とねじ軸21を有す
るものであれば限定はなく、規定トルクに達すると破断
するタイプのものなど任意である。実施例1ないし実施
例5における締付け具3について詳しく説明すると、こ
の締付け具3は、基本的には、図3と図5および図6の
ように、左右一対の締付け片3A,3Aと、前記通孔1
20に挿通されたねじ軸21がねじ込まれるナット部材
3Bとを有し、左右の締付け片3A,3Aはそれぞれ支
軸8,8によってナット部材3Bに支持され、垂直軸線
(ねじ部材2の軸線)と直交する軸線の周りで約90度揺
動することにより拡開・縮小可能となっている。さら
に、前記締付け具3は、締付け片3A,3Aを常態にお
いて最大拡開状態に保持し、締付け片3A,3Aがすぼ
められたときにもこの状態から確実に拡開状態に変化で
きるようにするための復元要素7を有している。そし
て、ナット部材3Bに前記通孔120に挿通されたねじ
軸21がねじ込まれている。締付け片3A,3Aとナッ
ト部材3Bは、鉄系金属、アルミニウムやその合金など
の非鉄金属、プラスチックで代表される非金属、あるい
は金属と非金属の複合材など任意であり、加工法もたと
えばプレス加工、鋳造、射出成形など任意である。
【0014】両締付け片3A,3Aの最大拡開状態にお
ける締付け部外端間の距離が締付け具3としての長さL
である。その長さ寸法Lは、溝形レール4の入口溝幅W
1よりも大きく、溝形レール4のフランジ内面間寸法W2
よりも小さい。締付け具3の幅Wは任意であるが、いか
なる場合でも電路部材5a〜5eから外れた位置にある
ことが必要である。すなわち、図4、図8、図9のよう
に金具本体1がクランプ部11を有する場合にも、クラ
ンプ部11が屈曲部500,501や座部502に接触
するときの障害とならないように、締付け具3はクラン
プ部11の基端よりも外側領域で吊持されていることが
必要である。各締付け片3A,3Aは、図5と図6のよ
うに、ウエブ3aと該ウエブ3aの両側から立ち上がる
フランジ3b,3bとによって溝形の断面形状となって
いる。そして各締付け片3A,3Aの上側外端部位に
は、前記フランジとウエブとにより、溝形レール4の入
口溝壁40の下面41に強接される締付け部31が形成
されている。さらにこの締付け部31の基端側にはフラ
ンジ3b,3bを延長することにより締付け部31より
も上位に延びる突部30,30が形成されている。それ
ら突部30,30は溝形レール4の入口壁40に当接可
能なストッパ面300,300を有している。突部3
0,30は後述するように締付け部31が入口壁40の
下面41を通過したときに、入口溝壁40に当接し得る
だけの高さが必要である。 ナット部材3Bは、ねじ部
材2のねじ軸21がねじこまれるねじ穴33を中央に有
し、かつ、締付け片3A,3Aの内幅とほぼ一致する外
幅寸法を有している。締付け片3A,3Aは背方側の開
口を介して図6のように対称的にナット部材3Bに嵌め
られ、支軸8,8により枢支されている。前記締付け具
3は各実施例において共通であるから、第2実施例以降
の締付け具については対応する部分に同じ符号を付すこ
ととし、説明は省略する。
【0015】図15ないし図17は実施例1ないし実施
例5に使用される締付け具3のひとつの例を詳細に示し
ている。締付け片3A,3Aの一対の突部30,30は
ストッパ面300,300の頂点から背方が下り斜面3
05,305となっており、したがって、突部30は全
体として正面つめ状ないし三角状を呈している。下り斜
面305,305は後述するように入口溝42に締付け
片3A,3Aが押し込まれたときに、締付け片同士を衝
突させることなくすぼませることを可能にするためであ
る。下り斜面は直線面だけなく曲率面となっていてもよ
い。各締付け片3A,3Aのウエブ3a,3aは、締付
け部31よりも下位のレベルに前記突部30の下り斜面
305と平行ないしこれに近い角度の傾斜面304を有
している。これは溝形レール4の天壁に接する状態から
締付け片3A,3Aののスムーズなすぼまりを得られる
ようにするためである。そしてウエブ3a,3aは、斜
面304の上端からストッパ面300と平行な起立面3
03となって締付け部31につながっている。前記傾斜
面304と起立面303は直線面でなく緩やかな曲率面
となっていてもよい。そして、ウエブ3aの傾斜面30
4の下端306は、ナット部材3Bと協働して締付け片
拡開角度を規制するため、図15のようにフランジ3
b,3bの後方端面307,307に到る手前で終わっ
ている。
【0016】ナット部材3Bは、平面矩形状の頭部37
0と、該頭部370と連続し左右方向だけ幅の減少した
脚部371を備え、全体として正面から見てT状ないし
これに類する形状をなしている。頭部370の下面には
前記ウエブ3aの斜面304にほぼ対応する角度の斜面
376,376が設けられている。ナット部材3Bの頭
部370には、ねじ穴33よりも幅方向で外側の位置に
横孔372,372が設けられている。締付け片3A,
3Aはフランジ3b,3bの所定部位に予め設けてある
孔308,308を前記横孔372,372に合わせ、
それら孔と横孔372,372に支軸8,8を通すこと
によりナット部材3Bと連結されている。この実施例で
はナット部材3Bは下向きの溝形断面となっており、ね
じ穴33は頭部370を形成する壁とこれに形成したボ
ス373に設けられている。この実施例では支軸8,8
はピンが用いられ端部がかしめられているが、これに限
定されるものではなく、ねじ、ファスナーピンなど各種
のものを使用することができる。組付け状態において脚
部371の下端部は締付け片3A,3Aの下端と同等以
上のレベルまで延出し、締付け片3A,3Aが最大拡開
した状態でウエブ下端306が脚部371の側面374
に当接するようになっている(図6参照)。これにより締
付け片3A,3Aは最大開き角度が規制されると同時
に、締付け部31,31に強力な締付け力が作用したと
きに、その荷重を安定して受け止められるようになって
いる。
【0017】前記復元要素7としては、締付け部31に
鉛などの錘要素を付加したり、あるいはウエブ3aの傾
斜上端部位(直立面部位)の壁の肉厚を増すことなどによ
って締付け片3A,3Aの締付け部領域の質量を増した
ものでもよい。しかし、より確実な復元力を得るため復
元要素7としてはばねやゴムなどで代表される弾性体を
用いることが好ましい。ばねの一例としては板ばねがあ
げられる。この板ばねは、山状に曲げられた状態でナッ
ト部材3Bの脚部371の下面側から装着され、締付け
片3A,3Aのウエブ3a,3aの傾斜状内面に接して
いる。この実施例ではナット部材3Bが溝形断面である
ことにより脚部371が図15の紙面に対し前後方向で
一対となっているためそれら脚部が都合よく外れ止め壁
となる。板ばねは中央にねじ部材2のねじ軸21の通過
を許す大きさの孔70を有していることが好ましく、さ
らには必要に応じて孔70の縁に切り起し部を設けてね
じ軸21に係合させてもよい。
【0018】浮き防止要素としての弾性部材6は座部1
2の下面とナット部材3Bの頭部370の間に介装さ
れ、反発力によってナット部材3Bを反座部方向に押圧
している。それによりねじ部材2は締付け具3に押し上
げ力が働いても座部12に安定して着座させられ、ま
た、締付け具3もみだりに向きが変えないように保持さ
れる。さらに浮き防止要素としての弾性部材6は締付け
時にねじ部材2の緩み止めとして機能する。このような
弾性部材としては、ゴム製やプラスチック製の筒や蛇腹
型の筒を用いることもできるが、一般には皿バネやコイ
ルスプリングが好適であり、前記ボス373はこの弾性
部材の組立て時の位置決めに利用することができる。弾
性部材は締付け具3と独立した部品として使用されても
よい。しかし、より好適には締付け具3に分離しないよ
うに予め組付けられて締付け具アッセンブリとされる。
この手段としては弾性部材の先端部をナット部材3Bの
上面にスポット溶接などによって接合してもよいが、よ
り簡便な方法としてこの実施例ではボス373の外周に
外れ止め用の複数の突起375を設けている。この構造
の場合には、弾性部材の先端部を突起375の下に進入
させながら弾性部材を時計方向に回転させてやればよ
く、これで弾性部材の先端部がボス373の付け根のナ
ット部材頭部上面に着座し、先端部よりも少し後方部分
が突起375の下に引掛かるため、弾性部材が締付け具
3と一体化される。
【0019】図18ないし図26は本発明に使用される
締付け具3の他の態様を示している。これらを整理して
説明する。なお、各図において記述した実施例と共通す
る部分については同じ符号を付し、説明は省略する。 (1)締付け部31は、図15ないし図17のようにウエ
ブ3aを水平状の内向壁3a’となるように屈曲するこ
とで形成してもよいし、図18と図19のようにウエブ
3aをそのままの厚さで終わせることで形成されていて
もよい。また、 締付け部31は必ずしも水平である必
要はなく、入口溝壁40,40が傾斜状 の場合には、
これに対応する傾斜角度を持っていてもよい。 (2)ナット部材3Bは、図18と図19に例示するよう
に中実断面となっていてもよい。この場合、復元要素7
をナット部材3Bの脚部371の下に通すときには、脚
部371と頭部370の境界部位に復元要素7に対応す
る幅の溝377を形成しておく。 (3)復元要素7も板ばねに限らず線形ばね類を使用する
ことができる。図20はこの実施例を示している。図2
0(a)は復元要素7として引っ張りばねを使用し、これ
の両端を、支軸8,8の取付け位置よりも下のフランジ
面に固定することで締付け片3A,3Aの下部領域を引
っ張っている。図20(b)は復元要素7として中央部に
数巻きのターン部を有するキャンセルタイプばねを使用
し、 両端を支軸8,8の取付け位置よりも上位のフラ
ンジ面に固定している。フランジ間に復元要素7を取り
付ける場合、図示するように締付け片3A,3Aの片面
だけに設けられてもよいし、両面に設けられていてもよ
い。引っ張りばねを使用し、これをナット部材3Bの下
端部を通過させて左右の締付け片3A,3Aのウエブに
渡し、両端をウエブに固定してもよいことはいうまでも
ない。 (4)復元要素7としてばねを使用した場合の固定方法は
任意である。図19などのように弾性と摩擦で止めても
よい。図22のようにウエブ3a,3aに穴311,3
11を設け、これにばね端部71,71を掛け留めして
もよい。これに代えて溶接でもよいし、図20のような
場合にはフランジに切り起し片を設けてばね端部を掛け
止めしてもよいし、フランジに小穴を設け、これにばね
端部を掛け止めしてもよい。 (5)左右の締付け片3A,3Aは必ずしも同幅である必
要はない。図21と図22のように左右の締付け片3
A,3Aの幅が異なっていてもよい。この場合、左右の
締付け片3A,3Aは好ましくは1つの共通支点で結ば
れる。 すなわち、締付け片3A,3Aはフランジ3
b,3b同士がオーバーラップす るようにナット部材
3Bに組み合わされ、支軸8,8によってナット部材3
B に枢支される。
【0020】(6)締付け片3A,3Aとナット部材3B
の連結は、それら締付け片3A,3Aとナット部材3B
を組み付けて支軸8,8を貫通する方法に限られない。
図21ないし図25のように、予め支軸8,8をナット
部材3Bに設けておき、ナット部材3Bに対して締付け
片3A,3Aを組付けるのと同時に支軸8,8で連結さ
せるようにしてもよい。この態様は締付け具3の組立て
を特別な機械や治具を用ずに簡単に行うことができる利
点がある。具体的には、締付け片3A,3Aのフランジ
3b,3bに締付け部31およびストッパ面300を除
く面に達する溝309をそれぞれ対に形成し、各溝30
9,309の奥端を支軸8,8の曲率に対応する円弧面
とする構造とするものである。図21と図22において
は、ナット部材3Bの前後面に抜け止め81を有する支
軸8,8を設け、締付け片3A,3Aのフランジ3b,
3bには支軸8,8の径とほぼ一致する幅寸法の溝30
9,309を割溝の形態で設けている。この例では溝3
09,309の入口は傾斜面304と後方端面307を
結ぶ下面に通じている。したがって、幅の狭い締付け片
3Aの溝309,309を支軸8,8にはめ、次いで幅
の広い締付け片3Aを幅の狭い締付け片3Aとラップす
るように落し込み、溝309,309を支軸8,8には
めことで組立てが完了する。
【0021】図23ないし図25は左右の締付け片3
A,3Aの幅が同じ場合の例を示している。すなわち、
ナット部材3Bの前後面に支軸8,8を2組設け、締付
け片3A,3Aのフランジ3b,3bには外面に張り出
す膨出部310,310を形成し、この膨出部310,
310の内側に前記した溝309,309を形成してい
る。溝309,309は支軸8,8の径および高さとほ
ぼ一致する寸法有し、溝入口は突部30,30の下り斜
面305,305に到っている。なお、 図17では右
側の締付け片3Aを溝309,309 に沿って切断し
た断面と している。膨出部310,310は溝の奥端
に支軸8が嵌まったときにこれにごく接近する限度まで
トンネル状に延びているが、溝の奥端の周りをスッポリ
覆うように形成されていてもよい。図示するものでは支
軸8,8は抜け止め81を有しているがこれは必ずしも
必要ではなく、単純な突起状の軸であってもよい。図2
3ないし図25の実施例の場合は、溝入口を支軸に向
け、この状態でナット部材3Bの側方から締付け片3
A,3Aをナット片3Bに外嵌させ、溝309,309
の奥端に支軸8,8が嵌まった状態で締付け片3A,3
Aを外転させればよく、これで図25のように拡開状態
となる。なお、嵌め合せ終期に抵抗を持たせるべく図2
4の右側締付け片3Aで示すように、膨出部310,3
10の奥部の断面寸法を減少させてもよい。こうすれば
加力することによって支軸8,8が膨出部310,31
0から脱出し溝309,309の奥端にピッタリと嵌ま
るため確実に支軸に対し抜け止めされる。断面寸法の減
少は溝深さと溝幅のいずれであってもよい。この図23
ないし図25の膨出部310,310は強度の低下をも
たらさないためであり、締付け片3A,3Aが厚肉で十
分な強度を有するような場合には、 図21と図22の
ような割溝形式としてもよい。 (7)締付け具3は必ずしも弾性部材6が組み込まれた1
つのアッセンブリとなっていなくてもよい。この場合に
は図26のようにボス373をストレートなままに形成
すればよい。
【0022】なお、本発明は(1)ないし(7)の態様を任意
に組合せることを含むことは言うまでもなく、従って図
15ないし図26に図示されている構造に限定されるも
のではない。たとえば、図18と図19はナット部材3
Bが中実であることと締付け片3Aの締付け部31が内
向壁を有していることを示すに止まり、それ以外は限定
はなく、(3)ないし(7)の態様の全部又は一部に置き換え
てもよい。図20についても復元要素7が線形ばねであ
ることを示しているに止まるから、残余の構造は(1)(2)
(5)(6)(7)の態様全部又は一部に置き換えてもよい。図
23ないし図25についても、締付け片3A,3Aと支
軸8,8との取り合い機構を示しているにとどまるか
ら、残余の構造は(1)(2)(3)(4)および(7)の態様全部又
は一部に置き換えてもよい。
【0023】図27と図28は浮き防止要素6として別
の構造のものを用いた例を示している。この例において
は浮き防止要素6はねじ軸21の直径よりも寸法が大き
く、金具本体1の主部10ないし座部12にねじ軸21
を挿通した後、主部10ないし座部12の直下のねじ軸
21にストッパとして取り付けられる。これにより締付
け具3に押し上げ力が働いても、ねじ部材2が主部10
ないし座部12から突出しないようなっている。浮き防
止要素6はこの例では金属又はプラスチック類で作られ
た割リングないしこれに類するものが用いられ、ねじ軸
21に横嵌めされ、内径側がねじ軸21のねじに係合し
ている。割リングは、内径面には必要に応じて1なし2
ピッチの雌ねじが設けられる。浮き防止要素6は、要は
締付け具3が溝形レール4に押し込まれるときに締付け
片3A,3Aが金具本体1から所定の距離を隔てたまま
復元要素7の力に抗して円滑にすぼまるようにする機能
を果たせばよいものであり、機構は図27,28に示し
たものに限らない。すなわち、たとえば可縮性のリング
であってもよいし、あるいは割ピンで代表されるピンで
あってもよい。さらに浮き防止要素6としては主部10
ないし座部12にねじ軸21を挿通後に、主部10ない
しの直下のねじ軸部分に故意に突出部を形成することで
得てもよい。さらにこれに代えて、ねじ軸21と通孔1
20との隙間あるいはねじ頭部20と主部(ないし座部)
の上面間にねじ部材の回転時には破壊されてしまうよう
な抵抗体たとえば接着力の比較的弱い樹脂などを充填す
ることで得てもよい。言うまでもないが、上記した浮き
防止要素6は前記実施例1ないし5の全てに適用される
ものであり、また、図27と図28において、本体1お
よび締付け具3は浮き防止要素6の構成を除いて前述し
たあらゆる態様のものが含まれる。なお、本発明は金具
本体1を手で持って溝形レール4に接近させる操作によ
り仮止めを行う。そこで図示しないが、金具本体1の適
所に凹凸や突起を設けるなどして滑り止めを設けるのも
好適である。また、締付け片3A,3Aがプラスチック
製のような場合、それら締付け片3A,3Aは相互のフ
ランジ間あるいはウエブ間が可縮性の連結部によって結
ばれていてもよい。この場合には連結部を復元要素とし
て機能させることができる。
【0024】
【実施例の作用】次に本発明の実施例の作用を説明す
る。まず、本発明による固定具の組み立てについて説明
する。浮き防止要素6として弾性部材ことにコイルスプ
リングを使用し、ナット部材3Bに突起375を有して
いる場合(図6、図15ないし図19、図23ないし図
25参照)、この突起375によって弾性部材が留めら
れ、締付け具3は弾性部材6を含むアッセンブリとなっ
ている。このため、弾性部6の上部を金具本体1の主部
10または座部12の通孔120と同心状になるように
当てがい、ねじ部材2のねじ軸を通孔120を貫いてナ
ット部材3Bのねじ穴33に合わせ、ねじ部材2を回転
して所定長さたとえばねじ軸先端がナット部材3Bの下
端部に達するまでねじ込めばよい。これにより締付け具
3は上昇し、それに伴って弾性部材6は圧縮され締付け
具3に所定の押し下げ力を付与する。従って、組立てが
非常に簡単である。図26に示すようなナット部材3B
を用いた場合には、締付け具3のナット部材3Bのボス
373の周りに弾性部材の下端を嵌め、この状態で弾性
部材を主部10または座部12の通孔120と同心状に
なるように当てがう。あとの操作は前記したものと同じ
である。浮き防止要素6として図27と図28のような
ものを用いた場合には、主部10ないし座部12にねじ
軸21をそ挿通した後の時期好適には締付け具3をねじ
軸21に螺合し終わったときに、主部10ないし座部1
2の下のねじ軸部分に浮き防止要素6を横嵌めするだけ
でよい。この組立て状態では、金具本体1として図14
(b)のタイプを使用した場合を除いて、締付け具3の突
部30,30の一部がガイド部122の下端よりも上位
レベルに到る。このため、締付け具3に手や他の物品が
触れても、締付け具3はガイド部122との当接で回転
が規制されるため、締付け具幅方向が溝形レール4の入
口溝42と直交状の関係に保たれる。また、ねじ部材2
も回転されず、規定ねじ込み長さに保たれる。
【0025】次に電路部材を仮止めする作業について説
明する。第1実施例のように電路部材が親桁5aでこの
親桁5aを外側から溝形レール4に仮止めするに際して
は、親桁5aを溝形レール4の上に交差状に渡し、この
状態で図3と図4のように主部10が親桁5aの外面に
沿い、屈曲部500の真上にクランプ部11が位置する
ように金具本体1を位置させ、そのまま押し下げればよ
い。実施例2のように親桁5aを内側から振れ止め固定
する場合には、仮止めに当って図8の仮想線に示すよう
にクランプ部11が親桁5aの屈曲部501の真上に位
置するように金具本体1を保持し、この状態で金具本体
1を押し下げればよい。また、実施例3のように子桁5
bを親桁5aの横桟としての溝形レール4’に仮止めす
る場合にも、図9の仮想線のように溝形レール4に掛け
渡した子桁5bの座部502の真上に位置するように金
具本体1を保持し、この状態で金具本体1を押し下げれ
ばよい。実施例4のようにアウトレットボックス5cを
ダクトとしての溝形レール4に仮止めする場合には、図
10の仮想線のようにアウトレットボックス5cを溝形
レール4の真上に位置させ、そのまま溝形レール4に向
けて押しつければよい。実施例5のように縦電線5dの
接続を行う場合には、縦電線5dを予め接続しあるいは
接続しないまま金具本体1を溝形レール4の真上に位置
させ、そのまま溝形レール4に向けて押しつければよ
い。
【0026】こうすれば、座部12ないし主部10の下
に吊持されている締付け具3の締付け片3A,3Aは、
底としての傾斜面304,304が入口溝壁40,40
の開口に接し、引き続く金具本体1の下降により、傾斜
面304,304(ウエブ3a,3a)が入口溝壁40,
40によって左右から押圧される。このため、各締付け
片3A,3Aは図29のように支軸8,8を支点として
復元要素7,7の力に抗して内向きに傾動し、傾斜面3
04,304が入口溝壁40,40に接するようにすぼ
まりつつ全体が下降する。この時に浮き防止要素6が復
元要素7,7の力に勝り、締付け具3の押し上げとこれ
によるねじ部材2の上方への突出が防止されるため、前
記した締付け片3A,3Aのすぼまりは円滑、確実に行
われる。なおも金具本体1の押圧が続き、座部12ない
し主部10が溝形レール天壁4c,4cに接近する位置
に達し、代表的に示す図30のように締付け片3A,3
Aの傾斜面304,304が入口溝壁40,40の下端
を過ぎると、入口溝壁40,40による狭圧作用が解除
される。このため、復元要素7,7による作用で締付け
片3A,3Aは支軸8,8を支点として図30の矢印の
ように外転し、締付け部31,31が入口溝壁40,4
0の下面41,41の下を抜ける。この時、締付け部3
1,31に隣接してこれらよりも高い突部30,30が
あり、この突部30,30の回転半径は締付け部31,
31の回転半径よりも大きい。このため、突部30,3
0の先端のストッパ面300,300は入口溝壁40,
40に向かって接近し、締付け部31,31が水平状態
になるのと同時に、ストッパ面300,300が入口溝
壁40,40にパチンと当接するかあるいは極めて接近
する。なお、実施例4と実施例5においては、左右の締
付け金具3,3は同時に前記した挙動を示す。
【0027】金具本体1は下面が溝形レール4の頂面に
当接することで自動的に下降が止められ、この時に実施
例1,2,3においては、クランプ11が対象個所(親
桁5aの屈曲部500,子桁5bの座部502)と係合
する。なお、図14(a)の実施例においては屈曲部12
1の下端が溝形レール4の頂面に当接することで自動的
に下降が止められる。前記のように締付け片3A,3A
が外転すると、締付け片3A,3Aのウエブ下端30
6,306はそれぞれナット部材3Bの脚部側面37
4,374に当接して最大拡開状態となり、したがっ
て、締付け部31,31は図8、図9、図10、図1
2、図31および図33のように入口溝壁40,40の
下面41,41に接近した位置に到り、仮止め状態とな
る。この状態では、金具本体1を溝形レール4から離間
する方向に持ち上げても、締付け部31,31が入口溝
壁40,40の下面41,41に当接して締付け片3
A,3Aが拡開状態に保たれるため、金具本体1は溝形
レール4から外れない。また、金具本体1を溝形レール
幅方向に動かそうとしても、突部先端のストッパ面30
0,300が入口溝壁40,40に当接し、図14(b)
以外の本体実施例ではガイド部122も入口溝壁40,
40に当接するため、金具本体1は横ずれもしない。し
かし、金具本体1はレール入口溝42に沿う方向へは自
由に移動することが可能であり、この時に、締付け片3
A,3Aは所定の幅Wを有し、ストッパ面300,30
0は各締付け片3A,3Aにおいてそれぞれ2か所ずつ
存在している。このため、金具本体1を移動しても締付
け部31,31は入口溝壁40,40の下面41,41
に直交する状態に保たれる。そしてまたガイド部122
が良好なガイド作用を発揮する。従って、実施例1ない
し実施例3では親桁5aや子桁5bを金具本体1で抱い
たままスムーズに平行移動させることができ、位置調整
が容易である。また、実施例4では金具本体1がアウト
レットボックス5cと一体になっているため自由に移動
することができる。以上のように、仮止め作業に際して
予め金具本体1を溝形レール4に引掛ける必要がなく、
また、ねじ部材2に触れる必要もない。従って、作業は
極めて簡単で誰でもミスなく行うことができる。
【0028】次に本固定を行う場合について説明する。
前記のように位置調整を行った後、ねじ部材2を回転す
れば、締付け片3A,3Aのストッパ面300,300
が入口溝壁40,40に当接ないし接近しているため、
良好なガイド機能と回転規制機能を発揮する。また、ガ
イド部122もストッパ面300,300と90度変位
した位置でのガイド機能と回転規制機能を発揮する。ね
じ部材2は頭部が座部ないし主部に接触しているためグ
ラグラせず回動操作も容易である。浮き防止要素6とし
て弾性部材を使用している場合、締付け具3は溝形レー
ルと直交状態のまま弾性部材の弾性に抗して垂直に上昇
し、締付け部31,31が入口溝壁40,40の下面4
1,41に密接し、強力に締め付けられる。このとき、
締付け片3A,3Aのウエブ下端306,306がナッ
ト部材3Bの脚部側面374,374で受け止められて
いるため、強力なトルクにも耐え、締付け片3A,3A
は設定角度以上に開くことがなく安定した状態に保たれ
る。ナット部材3Bが溝形断面形状の場合にも、板厚と
直角方向で荷重を受け止めるため強いトルクに耐えるこ
とができる。これにより実施例1では親桁5aはクラン
プ部11に抱かれつつ溝形レール上に強力に押しつけら
れ、図32と図34のように本固定される。実施例2で
は親桁5aはクランプ部11により溝形レール上に強力
に押しつけられる。実施例3では子桁5bはクランプ部
11により溝形レール上に強力に押しつけられる。実施
例4ではアウトレットボックス5cは溝形レール上に強
力に押しつけられる。このときに座部12ないし主部1
0とナット部材3Bとの間で弾性部材6は圧縮されてお
り、締付け具3を介してねじ部材2を下方に強く牽引す
る。このため、以後、締付け固定状態に緩みが生じな
い。
【0029】なお、実施例2のようにクランプ部11が
傾斜し若干の弾性をもっている場合には、金具本体1を
前記のように加圧下降操作したときに、クランプ部11
はいったん復元する。このため復元分だけ金具本体全体
が持ち上げられ、締付け部31,31は入口溝壁40,
40の下面41,41に当接するため、ガタツキもなく
仮止めすることができる。実施例4と5の場合には、左
右の締付け具3,3が同時に前記した挙動によって仮止
め状態となるため安定しており、また能率を向上するこ
とができる。
【0030】図35ないし図38は本発明を入口溝壁4
0,40が垂直状の溝形レール4に適用した場合の締付
け具3の挙動を示しており、図33のようにすぼめら
れ、ついで図34のように傾斜面304,304が入口
溝壁40,40の先端を通過した瞬間外転し、図37の
ように同様に仮止め状態となる。図38はねじ部材2を
回動して固定完了となった状態を示している。図39は
本発明を入口溝壁40,40が水平状の溝形レール4に
適用したときの固定状態を示している。この場合には締
付け具3は入口溝壁40,40の前端との接触ですぼめ
られる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によれ
ば、ねじ部材2に全くタッチせずワンタッチで仮止めを
行うことができ、したがって、何の熟練も要さず極めて
簡単、確実、能率的に作業を行うことができる。また、
締付け具3が水平軸線の周りを揺動し、溝形レール4の
入口溝壁40,40とこれに当接するストッパ面30
0,300の関係で本固定時の回転規制と上昇ガイドが
行われるため締付け具3を長さの短い小型なものとする
ことができるというすぐれた効果が得られる。請求項
5,6によれは、ガイド部122を有しているため、締
付け具3をセット時および本固定時に所定の向きに安定
保持することができるとともに、仮止め状態での電路部
材の移動を正確にスムーズに行うことができるというす
ぐれた効果が得られる。請求項12によれば、ナット部
材3Bが反金具本体方向に付勢されているため、締付け
具3の円滑なすぼまり動作が得られるとともに、本固定
後の緩みも全く生じないというすぐれた効果が得られ
る。請求項13と14によれば、弾性部材6が独立した
部品でなく締付け具3と一体化されたアッセンブリとな
っているため、金具本体1へのセットを容易に行うこと
ができるというすぐれた効果が得られる。請求項17に
よれば、締付け具3の組立てを簡便かつ能率的に行うこ
とができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よる電路工事用固定具の適用例を示す斜
視図である。
【図2】本発明よる電路工事用固定具の適用例を示す斜
視図である。
【図3】本発明を親桁固定用の金具に適用した実施例
(第1実施例)を示す正面図である。
【図4】同じくその部分切欠側面図である。
【図5】同じくその横断面図である。
【図6】図4のX−X線に沿う断面図である。
【図7】本発明を親桁内側固定用の金具に適用した実施
例(第2実施例)を示す正面図である。
【図8】同じく図7の仮止め状態を示す部分切欠側面図
である。
【図9】本発明を子桁固定用の金具に適用した実施例
(第3実施例)を仮止め状態で示す部分切欠側面図であ
る。
【図10】本発明をアウトレットボックス固定用の金具
に適用した実施例(第4実施例)を仮止め状態で示す部分
切欠側面図である。
【図11】同じくその本固定完了状態の正面図である。
【図12】本発明を縦電線管接続用の金具に適用した実
施例(第4実施例)を仮止め状態で示す部分切欠側面図で
ある。
【図13】同じくその本固定完了状態の正面図である。
【図14】本発明における金具本体の他の実施例を示す
部分的正面図である。
【図15】本発明における締付け具を分解状態で示す部
分切欠正面図である。
【図16】図15の締付け具の組立て状態を示す部分切
欠正面図である。
【図17】同じくその平面図である。
【図18】本発明における締付け具の他の実施例を分解
状態で示す部分切欠正面図である。
【図19】同じくその組立て状態を示す縦断正面図であ
る。
【図20】本発明における締付け具の他の実施例を示す
正面図である。
【図21】本発明における締付け具の他の実施例を示す
平面図である。
【図22】同じくその部分切欠正面図である。
【図23】本発明における締付け具の他の実施例を分解
状態で示す部分切欠正面図である。
【図24】同じくその一部切欠平面図である。
【図25】同じくその組立て状態を示す部分切欠正面図
である。
【図26】本発明における締付け具ナット部材の他の実
施例を示す部分的縦断正面図である。
【図27】本発明における浮き防要素として別のものを
使用した実施例を示す部分的側面図である。
【図28】同じくその正面図である。
【図29】第1実施例の仮止め操作開始段階の部分切欠
正面図である。
【図30】本発明の仮止め操作中の状態を示す部分切欠
正面図である。
【図31】仮止め操作完了状態を示す部分切欠正面図で
ある。
【図32】本固定完了状態を示す部分切欠正面図であ
る。
【図33】仮止め操作完了状態を示す部分切欠側面図で
ある。
【図34】本固定完了状態を示す部分切欠側面図であ
る。
【図35】本発明を別タイプの溝形レールに適用したと
きの仮止め操作中の状態を示す部分切欠正面図である。
【図36】同じく仮止め操作中の状態を示す部分切欠正
面図である。
【図37】同じく仮止め完了状態を示す部分切欠正面図
である。
【図38】同じく本固定完了状態を示す部分切欠正面図
である。
【図39】本発明を別タイプの溝形レールに適用したと
きの本固定完了状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 金具本体 2 ねじ部材 3 締付け具 3A,3A 締付け片 3B ナット部材 3a ウエブ 3b,3b フランジ 4 溝形レール 5a 親桁 5b 子桁 5c アウトレットボックス 5d 縦電線管 6 浮き防止要素 7 復元要素 8 支軸 10 主部 11 クランプ部 12 座部 30 突部 31 締付け部 40 入口溝壁 41 下面 42 入口溝 121 屈曲部 122 ガイド部 300 ストッパ面 309 溝 375 突起

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝形レール4上に電路部材を締付け固定す
    る手段において、溝形レール4に装着される部位に通孔
    120を設けた金具本体1と、前記通孔120に挿通さ
    れるねじ部材2と、ねじ部材2に螺通する締付け具3と
    を備え、前記締付け具3が、中央のナット部材3Bと、
    該ナット部材3Bに水平軸線の回りで揺動可能に支持さ
    れた左右1対の締付け片3A,3Aとを有し、それぞれ
    の締付け片3A,3Aは締付け部31とこれの基端から
    立上り、溝形レール入口溝42を形成する壁40,40
    に当接可能なストッパ面300,300を備え、常態に
    おいて締付け具3はねじ部材2に吊持され、金具本体1
    の溝形レール4への装着時に、締付け片3A,3Aが前
    記溝形レール入口溝を形成する壁40,40との接触で
    一旦すぼまり、ついで拡開してそれぞれの締付け部3
    1,31が前記入口溝壁の下面41,41に位置される
    ように構成されていることを特徴とする電路工事用固定
    具。
  2. 【請求項2】金具本体1が電路部材と独立しており、一
    部に電路部材に対するクランプ部11を有している形式
    のものである請求項1に記載の電路工事用固定具。
  3. 【請求項3】金具本体1が電路部材に予め固定一体化さ
    れたものである請求項1に記載の電路工事用固定具。
  4. 【請求項4】電路部材が親桁、子桁、仕切り板、アウト
    レットボックス、縦電線管などである請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の電路工事用固定具。
  5. 【請求項5】金具本体1が締付け片3A、3Aの上端よ
    り下のレベルに延びるガイド部122を有しているもの
    を含む請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電路
    工事用固定具。
  6. 【請求項6】金具本体1が端面が溝形レール上面に当接
    可能な屈曲部121を有し、この屈曲部121にガイド
    部122が形成されているものを含む請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の電路工事用固定具。
  7. 【請求項7】締付け具3の一対の締付け片3A、3Aが
    それぞれウエブ3aとフランジ3b,3bにより溝形断
    面形状をなし、ナット部材3Bの下部とウエブ3aの下
    端部との当接で開き角度規制が図られるように構成され
    ている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電路
    工事用固定具。
  8. 【請求項8】締付け具3が、締付け片3A,3Aを常時
    拡開傾向となるように付勢する少なくとも1つの復元要
    素7を備えている請求項1ないし請求項7のいずれかに
    記載の電路工事用固定具。
  9. 【請求項9】復元要素7が弾性体であり、締付け片3
    A、3Aに渡るように配されている請求項8に記載の電
    路工事用固定具。
  10. 【請求項10】復元要素7が板ばね、線形ばねのいずれ
    かである請求項8ないし9に記載の電路工事用固定具。
  11. 【請求項11】浮き防止要素6により金具本体上方への
    ねじ部材2の突出が規制されているものを含む請求項1
    ないし請求項9のいずれかに記載の電路工事用固定具。
  12. 【請求項12】浮き防止要素6が弾性部材であり、金具
    本体1とナット部材3B間に介装されナット部材3Bを
    反座部方向に押圧している請求項11に記載の電路工事
    用固定具。
  13. 【請求項13】弾性部材が予め締付け具3に一体的に組
    付けられ、締付け具アッセンブリを構成しているものを
    含む請求項11に記載の電路工事用固定具。
  14. 【請求項14】ナット部材3Bが上部に複数の外れ止め
    用の突起375を有し、それら突起375に弾性部材6
    の下端が係止されているものを含む請求項13に記載の
    電路工事用固定具。
  15. 【請求項15】浮き防止要素6がねじ軸よりも大きな寸
    法を持ち金具本体1の下側に位置するねじ軸21に配さ
    れているものを含む請求項1ないし11のいずれかに記
    載の電路工事用固定具。
  16. 【請求項16】締付け具3,3が金具本体1の両側に装
    備されているものを含む請求項1ないし請求項15のい
    ずれかに記載の電路工事用固定具。
  17. 【請求項17】ナット部材3Bが幅方向両側に突出する
    支軸8,8を有し、締付け片3A,3Aが、締付け部3
    1およびストッパ面300以外の部位に前記支軸8,8
    に対する嵌め合わせ用の溝309,309を有している
    ものを含む請求項1ないし請求項16に記載の電路工事
    用固定具。
JP6082329A 1994-03-29 1994-03-29 電路工事用固定具 Pending JPH07269747A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6082329A JPH07269747A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 電路工事用固定具
CN95190241A CN1062059C (zh) 1994-03-29 1995-03-28 电路施工用夹具
US08/537,723 US5769365A (en) 1994-03-29 1995-03-28 Fixture for use in electric line installation
PCT/JP1995/000582 WO1995026478A1 (fr) 1994-03-29 1995-03-28 FIXATION POUR l'INSTALLATION D'UN TRACE DE CABLE
US08/845,081 US5967467A (en) 1994-03-29 1997-04-18 Fixture for use in electric line installation
CNB00108187XA CN1137338C (zh) 1994-03-29 2000-04-29 电路施工用夹具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6082329A JPH07269747A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 電路工事用固定具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07269747A true JPH07269747A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13771525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6082329A Pending JPH07269747A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 電路工事用固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07269747A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1995026478A1 (fr) FIXATION POUR l'INSTALLATION D'UN TRACE DE CABLE
US5893538A (en) Conduit clamp
EP0602548B1 (en) Cable mount and fixture
US5619263A (en) Box hanger and method
US5971329A (en) Conduit support
US5230198A (en) Variable pitch connector
US20060065805A1 (en) Clamp
JP2010529392A (ja) クランプおよび耐震遥動補強
JP2720321B2 (ja) 電路工事用固定具
JPH07269747A (ja) 電路工事用固定具
JPS62502348A (ja) 格子把持装置
JPS63500531A (ja) 梁及びその製造方法
JP2973393B2 (ja) 締付け固定具
EP0553765B1 (en) Conduit clamp
AU576980B2 (en) Scaffolding clamp
GB2249604A (en) Pipe bracket
JPH074567A (ja) パイプ支持装置
JPH07269525A (ja) 配管類の固定具
JPS6134817Y2 (ja)
KR20230142227A (ko) 케이블트레이 싱글브라켓
JP2002257106A (ja) 配管支持具
JPH08239974A (ja) 雪止取付金具
JPH1133629A (ja) 板金用プルプレート
JPH06193773A (ja) 導管類の固定具
JPH0210173Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040706