JPH0726961A - エンジンの燃焼室構造 - Google Patents

エンジンの燃焼室構造

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JPH0726961A
JPH0726961A JP5191725A JP19172593A JPH0726961A JP H0726961 A JPH0726961 A JP H0726961A JP 5191725 A JP5191725 A JP 5191725A JP 19172593 A JP19172593 A JP 19172593A JP H0726961 A JPH0726961 A JP H0726961A
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combustion chamber
chamber
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combustion
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博之 山本
Toshiyuki Terashita
敏幸 寺下
Muneyuki Oota
統之 太田
Tsutomu Iname
力 稲目
Hidetoshi Kudo
秀俊 工藤
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Mazda Motor Corp
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    • F02B23/08Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4214Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】点火ギャップの数を多くすることなく、排気ガ
ス中の有害成分を低減できるような燃焼を行なえるよう
にする。 【構成】燃焼室2の外周縁部に、燃焼室中心を挟んで1
80度対称位置に小容積とされた2つの周辺チャンバ1
1、12が形成される。各チャンバ11、12と燃焼室
2とを連通する噴孔11a〜12bは、燃焼室2の略接
線方向に指向され、かつ11aと11b、12aと12
bとは互いに反対向きとされている。周辺チャンバ1
1、12内に装備された点火ギャップ21、22が点火
されると、周辺チャンバ11、12内で生じた火炎が噴
孔11a〜12bから勢いよく燃焼室2内に噴出され
て、燃焼の速い時期に燃焼室2を取り巻く環状火炎が形
成されて、火炎面積が早期に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの燃焼室構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン、特に自動車用エンジンでは、
排気ガス中の有害成分であるNOx、HC、COの低減
が強く求められている。特に、理論空燃比よりもリ−ン
な空燃比で燃焼を行なう希薄燃焼エンジンにおいて、N
Oxの低減の要請が強いものとなる。
【0003】本出願人は、周辺点火方式によって、NO
x、HCおよびCOを大幅に低減し得るもの開発した。
すなわち、燃焼室外周縁部に周方向に間隔をあけて複数
例えば3個の周辺点火ギャップ(点火プラグ)を配設
し、この3個の周辺点火ギャップを同時に点火させて、
各周辺点火ギャップで発生した火炎を先ず燃焼室周方向
で合致させて環状の火炎面を形成することにより(火炎
面積の早期低減)、燃焼初期時での発熱量を抑制し、そ
の後燃焼室中心方向へ火炎が成長するようなものを開発
した(特開平3−117684号公報参照)。この周辺
点火方式においては、燃焼期間を長くすることなく、発
熱量を燃焼前期間に渡って極力均一化して、最大発熱量
を小さくする上で好ましいものとなる。
【0004】また、本出願人は、燃焼室の略直径線上に
おいて、複数例えば3個の点火ギャップを互いに間隔を
あけて直列に配設し、これ等複数の点火ギャップを同時
に着火させることにより、燃焼初期時に燃焼室の直径方
向全長に渡って細長く伸びる略柱状の柱状火炎を形成し
て、その後柱状火炎の幅方向に火炎が成長されるような
ものをも開発した。このものによれば、HC、COにつ
いては上述の環状火炎を形成する場合ほどではないが、
NOxを十分に低減できることになる。
【0005】さらに、本出願人は、燃焼室に複数例えば
3〜4個の点火ギャップを分散配置して、その点火時期
に位相差を設けるもの、つまり火炎伝幡の遅くなるよう
な領域にある点火ギャップの点火を先に行なった後、遅
れて他の点火ギャップを点火させるようにしたものを開
発した。このものによれば、燃焼初期時の火炎伝幡つま
り燃焼を抑制しつつ燃焼後期の燃焼促進を行なって、N
Oxが十分に低減されることになる他、燃焼室外周縁部
での燃焼をもかなり良好に行なって、HCも低減するこ
とができ、この他耐ノック性も向上させることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した各技術は、そ
れぞれ複数の点火ギャップを利用して燃焼初期から燃焼
後期に渡っての燃焼制御を行なうものであるが、1つの
気筒に対して設けるべき点火ギャップの数が多くなるた
め、その配設スペ−スの確保や、コスト、メインテナン
ス等の点で問題となる。
【0007】したがって、本発明の目的は、燃焼室内で
複数の着火源を有するものを前提として、点火ギャップ
の数を極力少なくしつつ排気ガス中の有害成分を効果的
に低減しるようにしたエンジンの燃焼室構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、燃焼室外周縁部に、複数の噴孔を介して
燃焼室内と連通された小容積の周辺チャンバが形成さ
れ、前記複数の噴孔は、それぞれ燃焼室の略接線方向に
指向されると共に、一部の噴孔の指向方向と残る他の噴
孔の指向方向とが互いに相反する方向ととなるように設
定され、前記周辺チャンバ内に点火ギャップが配設され
ている、ような構成としてある。
【0009】上記目的を達成するため、本発明はその第
2の構成として次のようにしてある。すなわち、燃焼室
内に吸気スワ−ルが生成されるように設定され、燃焼室
外周縁部に、燃焼室周方向に間隔をあけて、点火ギャッ
プと噴孔を介して燃焼室内に連通された小容積の周辺チ
ャンバとが配設され、前記噴孔が、吸気スワ−ルの流れ
方向下流側に向けてかつ燃焼室の略接線方向に指向する
ように設定されている、ような構成としてある。
【0010】上記目的を達成するため、本発明はその第
3の構成として次のようにしてある。すなわち、燃焼室
の略中心に、複数の噴孔を介して燃焼室内と連通された
小容積の中心チャンバが形成され、前記中心チャンバ内
に点火ギャップが配設され、前記複数の噴孔の指向方向
が、それぞれ燃焼室外周縁部に向かうように設定され、
前記複数の噴孔のうち一部の噴孔の指向方向と残る他の
噴孔の指向方向とが互いに反対方向となるように設定さ
れている、ような構成としてある。
【0011】上記目的を達成するため、本発明はその第
4の構成として次のようにしてある。すなわち、燃焼室
の略中心に中心点火ギャップが配設され、燃焼室外周縁
部に、噴孔を介して燃焼室内と連通された小容積の周辺
チャンバが形成され、前記噴孔の指向方向が、燃焼室の
略接線方向となるように設定されている、ような構成と
してある。
【0012】上記目的を達成するため、本発明はその第
5の構成として次のようにしてある。すなわち、燃焼室
の略中心に点火ギャップが配設され、シリンダブロック
に、噴孔を介して燃焼室に連通された小容積の周辺チャ
ンバが形成され、前記噴孔の燃焼室内への開口位置が、
上死点位置にあるピストンの側面に臨むような位置とし
て設定されている、ような構成としてある。
【0013】上記目的を達成するため、本発明はその第
6の構成として次のようにしてある。すなわち、燃焼室
の略中心に点火ギャップが配設され、ピストンに、噴孔
を介して燃焼室に連通された小容積の周辺チャンバが形
成され、前記噴孔の燃焼室内への開口位置が、ピストン
の側面として設定されている、ような構成としてある。
【0014】上記目的を達成するため、本発明はその第
7の構成として次のようにしてある。すなわち、燃焼室
の略中心に点火ギャップが配設され、ピストンに、噴孔
を介して燃焼室に連通された小容積の周辺チャンバが形
成され、前記噴孔の燃焼室内への開口位置が、ピストン
頂面の外周縁部として設定されている、ような構成とし
てある。
【0015】上記目的を達成するため、本発明はその第
8の構成として次のようにしてある。すなわち、シリン
ダヘッドに、燃焼室の略中心において中心点火ギャップ
が配設され、ピストンに、複数の周辺噴孔を介して燃焼
室の外周縁部分と連通されたチャンバが形成され、前記
複数の周辺噴孔のうち燃焼室内への開口位置が、燃焼室
周方向において略等間隔となるように設定され、ピスト
ンにはさらに、ピストン頂面の略中心に開口されると共
に前記チャンバに連なる中心噴孔が形成されている、よ
うな構成としてある。
【0016】本発明の好ましい態様は、特許請求の範囲
における従属項に記載の通りである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、後述する各請求項毎の
説明で得られる効果の他、チャンバ(の噴孔)から勢い
よく噴出される火炎によって所望領域の燃焼を早期に行
なうことができ、この噴出される火炎によって燃焼が行
なわれる領域の燃焼を通常の点火ギャップのみによって
行なう場合に比して、点火ギャップの数を低減すること
ができる。特に、チャンバとして、点火ギャップなしの
もの、つまり他の点火ギャップで着火された火炎の高い
圧力、温度を利用して自己着火されるチャンバを利用し
た場合は、点火ギャップ削減の上で極めて効果的とな
る。
【0018】請求項1に記載された発明によれば、周辺
チャンバ内の点火ギャップで着火された火炎は、噴孔に
よって燃焼室外周縁部において燃焼室周方向に勢いよく
噴出されて、燃焼室中心付近へ向けての火炎伝幡に比し
て燃焼室外周縁部での燃焼を十分促進することができ
る。この結果、燃焼初期時の燃焼割合を抑制してNOx
の低減を得つつ、燃焼室外周縁部で生じ易いHCを十分
低減することができる。
【0019】請求項2に記載したような構成とすること
により、燃焼初期時に燃焼室周方向全長に渡って伸びる
環状火炎を少ない数の点火ギャップでもって確実に形成
して、環状火炎形成の利点であるNOx低減、HC低
減、CO低減の効果を得ることができる。
【0020】請求項3に記載したような構成とすること
により、1つの燃焼室に対して2個の点火ギャップとい
う極めて少ない数の点火ギャップでもって、請求項2で
得られるのと同様の効果を得ることができる。
【0021】請求項4に記載したような構成とすること
により、吸気スワ−ルの流れ方向と流れ方向反対方向と
での火炎伝幡を極力均一化する上で好ましいものとな
る。
【0022】請求項5に記載したような構成とすること
により、1つの噴孔が分担すべき燃焼領域を比較的狭い
ものに限定して、燃焼室外周縁部での燃焼を確実に行な
う上で好ましいものとなる。
【0023】請求項6に記載したような構成とすること
により、混合気のリッチ、リ−ンの分布等に起因して生
じる火炎伝幡速度の速い傾向を示す吸気ポ−ト側と火炎
伝幡速度の遅い傾向を示す排気ポ−ト側との火炎伝幡を
極力均一化する上で好ましいものとなる。
【0024】請求項7に記載したような構成とすること
により、請求項6で得られるのと同様の効果を得ること
ができる。
【0025】請求項8に記載したような構成とすること
により、混合気のリッチな部分が偏在して燃焼後期でH
Cを発生し易い部分の吸気ポ−ト側部分の燃焼を、中心
チャンバから噴出される火炎を利用して良好に行なっ
て、HCを低減する上で好ましいものとなる。
【0026】請求項9に記載された発明によれば、点火
ギャップによって着火された火炎が、燃焼室周方向に成
長した際、この成長する火炎の高い圧力や高い温度を受
けて周辺チャンバ内の混合気が自己着火され、この自己
着火により生じた火炎が噴孔から勢いよく燃焼室周方向
に噴出されて、吸気スワ−ルの流れをも利用して燃焼室
周方向に火炎が速く伝幡されることになる。この結果、
燃焼室外周縁部での燃焼が良好に行なわれて、この部分
で生じ易いHCを低減できる。
【0027】請求項10に記載したような構成とするこ
とにより、燃焼室周方向全長に渡って伸びる環状火炎を
効果的に形成して、環状火炎を形成することの利点であ
るNOx低減、HC低減、CO低減の効果を得ることが
できる。
【0028】請求項11に記載された発明によれば、中
心点火ギャップという1つの点火ギャップのみによっ
て、燃焼室直径方向に伸びる柱状火炎を確実に形成し
て、この柱状火炎形成の利点であるHC低減、CO低
減、NOx低減、特にNOx低減を行なうことができ
る。
【0029】請求項12に記載したような構成とするこ
とにより、中心チャンバから噴出される高い圧力、温度
の火炎によって周辺チャンバ内の混合気が自己着火され
て、自己着火された火炎が噴孔から燃焼室周方向へ勢い
よく噴出されて、燃焼室外周縁部で生じ易いHCをより
十分に低減する上で好ましいものとなる。
【0030】請求項13に記載したような構成とするこ
とにより、燃焼室外周縁部のうち広い範囲に渡って燃焼
を良好に行なって、HC低減やCO低減の上でより好ま
しいものとなる。
【0031】請求項14に記載したような構成とするこ
とにより、混合気のリッチ、リ−ンの分布等によって火
炎伝幡速度が速い傾向となる吸気ポ−ト側と火炎伝幡速
度が遅い傾向となる排気ポ−ト側とでの火炎伝幡を極力
均一化する上で好ましいものとなる。
【0032】請求項15に記載したような構成とするこ
とにより、最近の自動車用エンジンとして一般的なペン
トル−フ型燃焼室形状でかつ吸気2弁、排気2弁の4弁
方式のエンジンにおいて、請求項13で得られるのと同
様の効果を得ることができる。
【0033】請求項16に記載したような構成とするこ
とにより、周辺チャンバからの噴出火炎を利用した環状
火炎の形成と合わせて、中心チャンバからの噴出火炎に
よる燃焼室高さ方向への火炎面積低減の作用によって、
火炎面積を早期に小さいものとして、NOx、HC、C
O低減の上でより好ましいものとなる。
【0034】請求項17に記載された発明によれば、燃
焼室の略中心に配設した1つの中心点火ギャップから発
生された火炎の高い圧力、温度を受けて周辺チャンバ内
の混合気が自己着火し、この自己着火された火炎が周辺
チャンバから燃焼室周方向へと勢いよく噴出されて、燃
焼室外周縁部で生じ易いHCを低減する上で好ましいも
のとなる。また、耐ノック性を向上させることができ
る。
【0035】請求項18に記載したような構成とするこ
とにより、周辺チャンバから噴出される火炎を燃焼室の
周方向一方側と他方側との両方向として、燃焼室外周縁
部のより広い範囲に渡って燃焼を良好に行なって、HC
低減、耐ノック性向上をより効果的に行なう上で好まし
いものとなる。
【0036】請求項19に記載したような構成とするこ
とにより、燃焼室外周縁部の広い範囲に渡って燃焼をよ
り良好に行なって、HC低減、耐ノック性向上をより効
果的に行なう上で好ましいものとなる。
【0037】請求項20に記載したような構成とするこ
とにより、2個の周辺チャンバを利用して、燃焼室外周
縁部のうち燃焼室周方向の全長あるいはほぼ全長に渡っ
て燃焼を良好に行なって、HC低減、耐ノック性向上を
より効果的に行なう上で好ましいものとなる。
【0038】請求項21ないし請求項23に記載したよ
うな構成とすることにより、周辺チャンバの具体的な形
成位置が特定されるが、特に請求項23に記載したよう
に周辺チャンバをピストンに形成することにより、周辺
チャンバ形成のためのスペ−ス確保の点で有利となる。
【0039】請求項24に記載された発明によれば、中
心点火ギャップで発生された火炎の高い圧力、温度を受
けて、周辺チャンバ内の混合気が自己着火されて、この
自己着火された火炎が噴孔からピストンとシリンダブロ
ックとの間のクレビス内の未燃ガスを良好に燃焼させ
て、HCを十分低減させる上で好ましいものとなる。
【0040】請求項25に記載された発明によれば、ピ
ストンに形成された周辺チャンバを利用して、請求項2
4で得られるのと同様の効果を得ることができる。
【0041】請求項26に記載した発明によれば、請求
項24あるいは請求項25で得られるのと同様の効果を
得ることができる。
【0042】請求項27に記載したような構成とするこ
とにより、クレビスの広い範囲に渡って良好な燃焼を行
なってHC低減、耐ノック性向上をより効果的に行なう
上で好ましいものとなる。
【0043】請求項28に記載したような構成とするこ
とにより、チャンバを複数の噴孔共通の全体として1つ
として形成して、チャンバを各噴孔毎に個々独立して形
成する場合に比して形成が容易となる。
【0044】請求項29に記載された発明によれば、中
心点火ギャップに近い位置にある中心噴孔から高い圧
力、温度を早期にチャンバに伝達して、チャンバ内の混
合気の自己着火が極力速い時期に行なわれる。そして、
この速い時期での自己着火によって周辺噴孔から噴出さ
れる火炎によって、燃焼室外周縁部での燃焼を早期に良
好に行なって、HC低減や耐ノック性向上の上で好まし
いものとなる。
【0045】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。なお、以下の実施例においては全て、燃焼
室形状はペントル−フ型とされている。第1実施例(図1、図2) 図1において、シリンダヘッド1の内面が、ペントル−
フ型燃焼室2を構成する形状として設定されている。す
なわち、既知のように、シリンダヘッド1の内面が、燃
焼室2の中心付近を通る稜線αを境にして一対の傾斜面
1a、1bを有する形状として設定され、各傾斜面1
a、1bはそれぞれ、稜線αから離れるにしたがって徐
々に下方に向かうように傾斜されている。
【0046】シリンダヘッド1には、一方の傾斜面1a
部分において、クランク軸方向となる稜線α方向に間隔
をあけて2つの吸気ポ−ト3、4が開口されている。ま
た、他方の傾斜面1b部分において、稜線α方向に間隔
をあけて2つの排気ポ−ト5、6が開口されている。各
吸・排気ポ−ト3〜6は、図示を略す吸気弁あるいは排
気弁によって、クランク軸の回転と同期して周知のタイ
ミングで開閉される。
【0047】シリンダヘッド1には、燃焼室2の外周縁
部において、燃焼室中心を挟んで略180度対称位置
に、小容積とされた2つの周辺チャンバ11、12が形
成されている。周辺チャンバ11は、燃焼室周方向にお
いて隣り合う一方の吸気ポ−ト3と排気ポ−ト5との略
中間に位置されている。周辺チャンバ12は、燃焼室周
方向において隣り合う他方の吸気ポ−ト4と排気ポ−ト
6との略中間に位置されている。
【0048】周辺チャンバ11、12は、それぞれ2つ
の噴孔11a、11bあるいは12a、12bを有す
る。周辺チャンバ11用の噴孔11aと11bとは、そ
れぞれ燃焼室2の略接線方向に指向され、その向きは互
いに反対方向となるように設定されている。同様に、周
辺チャンバ12用の噴孔12aと12bとは、それぞれ
燃焼室2の略接線方向に指向され、その向きは互いに反
対方向となるように設定されている。そして、各周辺チ
ャンバ11、12内には、周辺点火ギャップ(周辺点火
プラグ)21あるいは22が配設されている。なお、噴
孔11a(12a)と11b(12b)との開口面積は
等しくされている。
【0049】図1においては、各周辺チャンバ11、1
2はそれぞれ模式化して示されており、その詳細は図2
に示すようになっている。すなわち、周辺チャンバ11
に着目して説明すると(周辺チャンバ12部分について
も同様である)、周辺チャンバ11がシリンダヘッド1
と周辺点火ギャップ(周辺点火プラグ)21によって画
成されて、シリンダヘッド1に噴孔11a、11bが開
口されたものとなっている。
【0050】以上のような構成において、各周辺点火ギ
ャップ21、22が同時に点火されて、周辺チャンバ1
1、12内の混合気が着火される。着火された周辺チャ
ンバ11内の混合気は、噴孔11a、11bから、それ
ぞれ略接線方向に向けてかつ互いに反対方向に、燃焼室
2内に勢いよく噴出される。同様に、着火された周辺チ
ャンバ12内の混合気は、噴孔12a、12bから、そ
れぞれ略接線方向に向けてかつ互いに反対方向に、燃焼
室2内に勢いよく噴出される。
【0051】各噴孔11a〜12bから噴出された火炎
(既燃部分)を図1においてハッチングを付して示して
ある。そして、図1の状態から燃焼がさらにすすむと、
燃焼室周方向全長に渡って伸びる環状の環状火炎が形成
される(噴孔11aからの火炎と12bからの火炎とが
合致し、11bからの火炎と12aからの火炎とが合致
する)。この環状火炎の形成によって、火炎面積が早期
に低減される。この後は、燃焼室中心に向けて火炎が成
長されることになる。
【0052】前述燃焼初期時の環状火炎の形成によっ
て、燃焼初期から後期に渡って極力均一な燃焼、つまり
燃焼初期時の燃焼割合が低減されて発熱のピ−ク値が小
さいものとなって、NOxが効果的に低減されることに
なる。また、燃焼室外周縁部での燃焼も良好に行なわれ
るため、この部分で生じ易いHCやCO特にHCが十分
に低減されることになる。
【0053】なお、燃焼室2の略中心に中心点火ギャッ
プを別途設けて、低負荷かつ低回転領域においてのみ周
辺点火ギャップ21、22のみの点火を行ない(中心点
火ギャップは休止)、その他の領域では中心点火ギャッ
プのみあるいは全ての点火ギャップの点火を行なうよう
にすることもできる。
【0054】第2〜第6実施例(図3〜図7) 図3〜図7は本発明の他の実施例を示すもので、前記実
施例と同一構成要素には同一符号を付してその説明は省
略する(このことは後述する他の実施例以降についても
同じである)。なお、図3〜図7は、それぞれ図1に示
す例の変形例とされる。
【0055】図3に示す第2実施例では、例えば一方の
吸気ポ−ト4を閉じる制御弁(図示略)を設けて、燃焼
室2内に、図3時計回りの吸気スワ−ルを形成するよう
にしてある。そして、2つの周辺チャンバ11、12に
おける噴孔11a〜12bのうち、吸気スワ−ルの流れ
方向側の噴孔11a(12a)の開口面積が、吸気スワ
−ルの流れ方向反対側の噴孔11b(12b)の開口面
積よりも小さくされている。吸気スワ−ルにより、噴孔
11a(12a)から噴出される火炎は、噴孔11b
(12b)から噴出される火炎よりも速く成長しようと
されるが、上述した開口面積の設定によって、各噴孔1
1a〜12bからの火炎伝幡がほぼ等しくなるように設
定されて、環状火炎の形成上好ましいものとされる。
【0056】図4に示す第3実施例では、吸気ポ−ト
3、4付近が混合気のリッチ領域とされて火炎伝幡が速
い領域とされ、排気ポ−ト5、6付近は混合気がリ−ン
領域とされて火炎伝幡が遅い領域とされる。このため、
図3での説明と同様に、火炎伝幡の速くなる側の噴孔1
1b(12a)の開口面積が、火炎伝幡の遅くなる側の
噴孔11a(12b)の開口面積よりも小さくされてい
る。
【0057】図5に示す第4実施例では、図4でのリッ
チ領域とリ−ン領域とに対応するため、周辺チャンバ1
1、12を、排気ポ−ト5あるいは6側へオフセットし
て位置させてある。なお、噴孔11a(12a)と11
b(12b)との開口面積は等しくされている。
【0058】図6に示す第5実施例では、各周辺チャン
バ11、12に、略同一方向に指向される噴孔をそれぞ
れ2つつずつ形成した場合を示す。すなわち、周辺チャ
ンバ11は、略同一方向に向く2つの噴孔11a、11
cと、これとは反対側を向く2つの噴孔11b、11d
とを有する。そして、略同一方向を向く2つの噴孔11
aと11cとの指向方向は、それぞれ燃焼室外周縁部の
異なる位置、より具体的には、11aは周辺チャンバ1
1に近い位置に、また11cは周辺チャンバ11から遠
い位置に向けられている。同様に、噴孔11bは周辺チ
ャンバ11に近い位置に、噴孔11dは周辺チャンバ1
1から遠い位置に指向されている。周辺チャンバ12の
噴孔12a〜12dについても、周辺チャンバ11の噴
孔11a〜11dと同じように設定されている。
【0059】図6の場合は、1つの噴孔で分担すべき燃
焼範囲が、図1、図3〜図5の場合に比して狭いものと
なり、分担すべき領域の燃焼を確実に行なうことができ
る。これにより、環状火炎を早期に確実に形成する上で
好ましいものとなる。
【0060】図7に示す第6実施例は、燃焼室2の略中
心に、小容積とされた中心チャンバ31を形成して、こ
の中心チャンバ31を1つの噴孔31aを介して燃焼室
2内と連通させてある。この噴孔31aの指向方向は、
燃焼室外周縁部のうち、2つの吸気ポ−ト3と4との
間、つまりリッチ領域の略中間位置とされている。そし
て、中心チャンバ31内には、中心点火ギャップ32が
配設されている。
【0061】本実施例の場合は、各点火ギャップ21、
22、32が同時点火される。そして、中心チャンバ3
1の噴孔31aから噴出された火炎によって、リッチ領
域の燃焼が確実に行なわれる。なお、中心点火ギャップ
32は、高負荷時のみ点火実行するようにして(低負荷
時は周辺点火ギャップ21、22のみによる点火実
行)、高負荷時のノッキング防止を図るようにしてもよ
い。
【0062】第7実施例(図8〜図10) 図8は第7実施例を示すもので、燃焼室周方向に略等間
隔に、2つの点火ギャップ23、24と、2つの周辺チ
ャンバ13、14とを交互に配置したものとなってい
る。そして、周辺チャンバ13、14に形成される噴孔
13a、14aは、燃焼室2の略接線方向に指向されて
いるが、吸気スワ−ルの流れ方向側のみに設けられて、
吸気スワ−ルの流れ方向に対して反対方向側には噴孔を
有しないものとされている。また、周辺チャンバ13、
14内には点火ギャップが存在しないものとなってい
る。
【0063】本実施例では、2つの点火ギャップ23、
24が同時に点火されて、火炎がハッチングで示すよう
に燃焼室周方向に成長するが、吸気スワ−ルの流れ方向
の火炎伝幡が反対方向に比して速いものとされる。点火
ギャップ23、24から発生された火炎が周辺チャンバ
13、14に近ずくと、高い圧力、温度を受けて、当該
周辺チャンバ13、14内の混合気が自己着火して、こ
の自己着火された火炎が噴孔13a、14aから勢いよ
く燃焼室周方向(吸気スワ−ル方向)に噴出される。そ
して、最終的に、点火ギャップからの火炎と周辺チャン
バ13、14からの火炎とが合致して、環状火炎が形成
される。本実施例の場合、初期燃焼が過大になり過ぎる
のを防止する上で好ましいものとなる。
【0064】第8実施例(図9、図10) 図9、図10は第8実施例を示すものである。本実施例
では、燃焼室2の略中心に中心チャンバ31を形成し
て、内部に点火ギャップ32を装備してある。そして、
中心チャンバ31には、180度対称位置となるように
2つの噴孔31a、31bを形成してある。この2つの
噴孔31a、31bの指向方向は、それぞれ燃焼室外周
縁部とされているが、31aは一方の吸気ポ−ト3と排
気ポ−ト5との略中間位置に指向され、31bは他方の
吸気ポ−ト4と排気ポ−ト6との略中間位置に指向され
ている。つまり、噴孔31a、31bの指向方向延長線
が、稜線αとほぼ一致するように設定されている。な
お、図10中、7はシリンダブロック、8はピストンで
ある。
【0065】中心点火ギャップ32が点火されると、図
9ハッチングで示すように、2つの噴孔31a、31b
から勢いよく火炎が噴出されて、燃焼初期時に、燃焼室
2の直径方向全長に渡って細長く伸びる略柱状の柱状火
炎が形成される(図10をも参照)。この柱状火炎の形
成後は、この幅方向つまり図9上下方向に火炎が伝幡さ
れていくことになる。燃焼初期時における柱状火炎形成
により、火炎面積が低減されて、NOxが低減される。
また、燃焼初期時において、燃焼室外周縁部のうち柱状
火炎の長手方向各端部付近の燃焼が良好に行なわれて、
HC低減の上でも好ましいものとなる。
【0066】第9実施例(図11、図12) 図11、図12は第9実施例を示すものである。本実施
例では、中心チャンバ31の噴孔31a、31bと略直
交する方向に位置する燃焼室外周縁部に、それぞれ周辺
チャンバ11、12を形成してある。中心チャンバ31
内には点火ギャップ32が装備されると共に、周辺チャ
ンバ11、12内には点火ギャップ21あるいは22が
装備されている。そして、中心チャンバ31の噴孔31
a、31bの指向方向延長線が、稜線αと直交する方
向、つまり図9に示す実施例に対して、噴孔の位置が9
0度ずれた位置とされている。
【0067】本実施例では、各点火ギャップ32、2
1、22が同時点火されて、燃焼火炎は、図中ハッチン
グを付して示すように成長されていく。このとき、周辺
チャンバ11、12の噴孔11a、11b、12a、1
2bを利用して環状火炎が形成される。また合せて、中
心チャンバ31の噴孔31a、31bからの火炎が、シ
リンダヘッド1側の壁面から火炎を伝幡させるので、燃
焼室高さ方向にも火炎面積が低減される。これにより、
燃焼初期時での早期の火炎面積低減を行なって、NOx
低減の上からも好ましいものとなる。勿論、高負荷時に
おいては、ノッキングを防止する上で好ましいものとな
る。
【0068】なお、中心点火ギャップ31は、ノッキン
グが問題となる高負荷時のみ点火実行させるようにして
もよい。また、前述した燃焼室高さ方向での火炎面積低
減をより良好に行なうために、中心チャンバ31にさら
に2つの噴孔31c、31dを設けてもよい。この場
合、噴孔31a〜31dは、略90度間隔で形成され
る。
【0069】第10実施例(図13) 図13は第10実施例を示すものである。本実施例は、
図1に示すものに比して、燃焼室2の略中心に中心点火
ギャップ32が設けられていることと各周辺チャンバ1
1、12内に点火ギャップが存在しない他は、図1に示
すのものと同じとなっている。
【0070】本実施例では、中心点火ギャップ32で着
火された火炎が燃焼室外周縁部に向けて伝幡されていく
とき、周辺チャンバ11、12内の混合気が自己着火さ
れて、その噴孔11a〜12bから火炎が勢いよく燃焼
室周方向に噴出される。これにより、燃焼室外周縁部で
の燃焼が良好に行なわれて、HC低減の上で好ましいも
のとなる他、ノッキング防止の観点からも好ましいもの
となる。
【0071】第11実施例(図14) 図14は第11実施例を示すものである。本実施例は、
図13に示すものにおいて、中心点火ギャップ32を、
図9に示す中心チャンバ31内に装備した形式となって
いる。本実施例によれば、図13で示す場合に比して、
周辺チャンバ11、12からの火炎噴出をより速い時期
に行なうことができる。また、中心チャンバ31からの
火炎により柱状火炎が形成される。よって、NOx低
減、HC低減を十分行なうことができる。
【0072】第12実施例(図15) 図15は第12実施例を示すものである。本実施例で
は、図11に示すものから、周辺チャンバ11、12と
周辺点火ギャップ21、22を廃止した形式となってい
る。本実施例では、中心チャンバ31の噴孔31a、3
1bから噴出された火炎が早期に燃焼室外周縁部に到達
して、主としてHC低減が図られる。この場合、リッチ
領域となる吸気ポ−ト3、4付近に向かう側の噴孔31
bの開口面積を、排気ポ−ト5、6に向かう側の噴孔3
1aの開口面積よりも大きくして、上記リッチ領域での
燃焼を早期に十分行なわせるようにするのが好ましい。
【0073】第13実施例(図16) 図16は第13実施例を示すものである。本実施例は、
図13に示すものにおいて、周辺チャンバを1つの周辺
チャンバ15のみとして、この周辺チャンバ15を2つ
の吸気ポ−ト3と4との間に位置させたものとなってい
る。勿論、2つの噴孔15a、15bは互いに反対向き
で、燃焼室の略接線方向に指向されている。本実施例で
は、中心点火ギャップ32で着火された火炎の影響を受
けて周辺チャンバ15内の混合気が自己着火されて、噴
孔15a、15bから燃焼室周方向に勢いよく火炎が噴
出される。これにより、燃焼室外周縁部のうちリッチ領
域となってHCが発生し易い吸気ポ−ト3、4付近の燃
焼を早期に確実に行なって、HC低減の上で好ましいも
のとなる。
【0074】第14実施例(図17、図18) 第17、図18は第14実施例を示すものである。本実
施例では、燃焼室2の略中心に中心点火ギャップ32が
配設される。また、ピストン8の上部には、その軸心を
中心として環状のチャンバ51が形成される。環状のチ
ャンバ51は、多数の周辺噴孔52を介して、燃焼室2
内と連通されている。この多数の周辺噴孔52は、ピス
トン8の頂面外周縁部に開口されて、周方向に等間隔に
配置されている。
【0075】本実施例によれば、中心点火ギャップ32
の点火により生じた火炎の影響を受けて、チャンバ51
内の混合気が自己着火して、多数の噴孔52から火炎が
噴出される。これにより、燃焼室外周縁部での燃焼を良
好に行なって、HC低減の上で好ましいものとなる。ま
た、ピストン8にチャンバ51、噴孔52を形成するの
で、種々の部品が組付けられるシリンダヘッド1にこれ
等を形成する場合に比して有利となる。
【0076】第15実施例(図19、図20) 図19、図20は、第15実施例を示すものである。本
実施例は、図17、図18に示すものに比して、さら
に、ピストン8に中心噴孔53を形成したものである。
この中心噴孔53は、ピストン8の頂面中心に開口する
共通部分53aと、共通部分53aから分岐されて環状
のチャンバ51に連なる複数の分岐部分53bとからな
る。分岐部分53bは、実施例では、ピストン8の周方
向90度間隔で合計4本設けられている。本実施例で
は、中心点火ギャップ32の点火により生じた火炎の高
い圧力、温度を、当該中心点火ギャップ32に近い位置
にある中心噴孔53を介して早期に環状チャンバ51に
伝達して、チャンバ51内の混合気の自己着火時期が早
められることになって、燃焼室外周縁部の燃焼が早期に
行なわれることになる。
【0077】第16実施例(図21) 図21は、第16実施例を示すものである。本実施例で
は、ピストン8にチャンバ51および噴孔52が形成さ
れている点は、図17〜図20と同じであるが、噴孔5
2が、ピストン8の上端部側面に開口されている点にお
いて異なる。勿論、噴孔52は、ピストン8の周方向に
間隔をあけて多数設けられている。なお、チャンバ51
は、環状とすることなく、ピストン周方向に間隔をあけ
て複数形成したものであってもよい。本実施例では、シ
リンダブロックとピストン8との間に形成される隙間
(クレビス)での燃焼を良好に行なって、HC低減の上
で好ましいものとなる。
【0078】第17実施例(図22) 図22は第17実施例を示すものである。本実施例で
は、シリンダヘッド1のうちシリンダブロック7に対す
る合せ面付近において、環状のチャンバ61と、当該チ
ャンバ61と燃焼室外周縁部とを連通させる噴孔62と
を形成したものである。噴孔62は、燃焼室周方向に間
隔をあけて多数形成されている。なお、チャンバ61
は、燃焼室周方向に間隔をあけて配置した複数個として
もよい。また、噴孔62は、燃焼室2の略中心に向かう
ようにしてもよく、あるいは燃焼室の略接線方向に指向
するようにしてもよい。本実施例でも、点火ギャップは
中心点火ギャップ(図示略)のみとされている。本実施
例でも、燃焼の速い時期に、燃焼室外周縁部での燃焼を
良好に行なって、HC低減の上で好ましいものとなる。
【0079】第18実施例(図23) 図23は、第18実施例を示すものである。本実施例で
は、図22におけるチャンバと噴孔とに相当するチャン
バ71、噴孔72を、シリンダブロック7のうちシリン
ダヘッド1に対する合せ面付近に形成したものである。
噴孔72は、燃焼室周方向に間隔をあけて多数形成され
ている。ただし、噴孔72は、上死点位置にあるピスト
ン8の側面に向けて開口されるように設定されている。
なお、チャンバ71は、燃焼室周方向に間隔をあけて配
置した複数個としてもよい。また、噴孔72は、燃焼室
2の略中心に向かうようにしてもよく、あるいは燃焼室
の略接線方向に指向するようにしてもよい。本実施例で
も、点火ギャップは中心点火ギャップ(図示略)のみと
されている。
【0080】本実施例でも、燃焼の速い時期に、燃焼室
外周縁部での燃焼を良好に行なって、HC低減の上で好
ましいものとなる。特に、噴孔72が上死点位置にある
ピストン8の側面に開口されているので、当該ピストン
8とシリンダブロック7との間に形成される隙間つまり
クレビス部分の燃焼を早期に良好に行なって、HC低減
をより効果的に行なうことができる。
【0081】その他(図24、図25) 図24、図25は、点火ギャップを内蔵しない形式のチ
ャンバの例を示すものであり、図8のチャンバ13(た
だし図8の場合は噴孔は1つのみである)、図13、図
14のチャンバ11、12、図16のチャンバ15とし
て用いられるものである。なお、図24、図25の場合
共に、図13、図14のチャンバ11を構成する場合を
想定して符号付けしてある。
【0082】図24に示すものでは、図2に示す点火ギ
ャップ(点火プラグ)21に代えてシリンダヘッド1に
螺合されたナット状のプラグ16を利用して、チャンバ
11を画成するようにしてある。
【0083】図25のものは、図24ののものに比し
て、さらに耐熱性金属からなる有底筒状の部材17をシ
リンダヘッド1に保持させて、この部材17に噴孔11
a、11bを形成するようにしてある。なお、図6に示
す4つの噴孔を有するチャンバ11、12を構成する場
合は、図25に示す部材17をさらに図25下方に延長
して、この延長部分にさらに2つの噴孔を形成すればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、燃焼室部分
の簡略平面図。
【図2】周辺チャンバ部分の詳細を示すもので、図1の
X2−X2線相当断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図4】本発明の第3実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図5】本発明の第5実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図6】本発明の第6実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図7】本発明の第7実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図8】本発明の第8実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図9】本発明の第9実施例を示すもので、図1に相当
する図。
【図10】図9のX10−X10線相当断面図。
【図11】本発明の第10実施例を示すもので、図1に
相当する図。
【図12】図11のX12−X12線相当断面図。
【図13】本発明の第11実施例を示すもので、図1に
相当する図。
【図14】本発明の第12実施例を示すもので、図1に
相当する図。
【図15】本発明の第13実施例を示すもので、図1に
相当する図。
【図16】本発明の第14実施例を示すもので、図1に
相当する図。
【図17】本発明の第15実施例を示すもので、燃焼室
部分の側面断面図。
【図18】図17に示されるピストンをその頂面側から
見た図。
【図19】本発明の第15実施例を示すもので、ピスト
ン上部の内部構造を示す断面図。
【図20】図19に示されるピストンをその頂面側から
見た図。
【図21】本発明の第16実施例を示すもので、燃焼室
外周縁部付近の断面図。
【図22】本発明の第17実施例を示すもので、燃焼室
外周縁部付近の断面図。
【図23】本発明の第18実施例を示すもので、燃焼室
外周縁部付近の断面図。
【図24】点火ギャップを内蔵しない形式のチャンバの
一例を示す断面図。
【図25】点火ギャップを内蔵しない形式のチャンバの
他の例を示す断面図。
【符号の説明】
α:稜線 1:シリンダヘッド 1a,1b:傾斜面 2:燃焼室 3,4:吸気ポ−ト 5,6:排気ポ−ト 11:周辺チャンバ 11a,11b:噴孔 12:周辺チャンバ 12a,12b:噴孔 13,14:周辺チャンバ 15:周辺チャンバ 15a,15b:噴孔 21,22:周辺点火ギャップ 23,24:周辺点火ギャップ 31:中心チャンバ 31a〜31d:噴孔 32:中心点火ギャップ 51:チャンバ 52:周辺噴孔 53:中心噴孔 61:チャンバ 62:噴孔 71:チャンバ 72:噴孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 15/08 302 A (72)発明者 稲目 力 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 工藤 秀俊 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室外周縁部に、複数の噴孔を介して燃
    焼室内と連通された小容積の周辺チャンバが形成され、 前記複数の噴孔は、それぞれ燃焼室の略接線方向に指向
    されると共に、一部の噴孔の指向方向と残る他の噴孔の
    指向方向とが互いに相反する方向ととなるように設定さ
    れ、 前記周辺チャンバ内に点火ギャップが配設されている、
    ことを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 内部に点火ギャップが配設された前記チャンバが、燃焼
    室周方向に間隔をあけて複数設けられているもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 それぞれ内部に点火ギャップが配設された前記周辺チャ
    ンバが、燃焼室中心を挟んで略180度対象位置に2個
    配設されているもの。
  4. 【請求項4】請求項1において、 燃焼室内に吸気スワ−ルが生成されるように設定され、 前記周辺チャンバに設けられた複数の噴孔のうち、吸気
    スワ−ルの流れ方向側の噴孔の開口面積が、吸気スワ−
    ルの流れ方向とは反対方向側の噴孔の開口面積よりも小
    さく設定されているもの。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記周辺チャンバに形成された複数の噴孔のうち、燃焼
    室周方向において同一方向側の噴孔の数が少なくとも2
    つ設けられ、 前記燃焼室周方向において同一方向側の複数の噴孔の指
    向方向が、互いに燃焼室外周縁部の異なる位置となるよ
    うに設定されているもの。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記周辺チャンバが、燃焼室指向方向において吸気ポ−
    トと排気ポ−トとの間に位置され、 前記複数の噴孔のうち、吸気ポ−ト側の噴孔の開口面積
    が排気ポ−ト側の噴孔の開口面積よりも小さく設定され
    ているもの。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記周辺チャンバが、燃焼室指向方向において、吸気ポ
    −トと排気ポ−トとの間でかつ排気ポ−ト側寄りにオフ
    セットされて位置されているもの。
  8. 【請求項8】請求項1において、 燃焼室の略中心に、小容積とされると共に噴孔を介して
    燃焼室内と連通されしかも内部に点火ギャップが配設さ
    れた中心チャンバがさらに設けられ、 前記中心チャンバの噴孔が吸気ポ−ト側にのみ設けられ
    てているもの。
  9. 【請求項9】燃焼室内に吸気スワ−ルが生成されるよう
    に設定され、 燃焼室外周縁部に、燃焼室周方向に間隔をあけて、点火
    ギャップと噴孔を介して燃焼室内に連通された小容積の
    周辺チャンバとが配設され、 前記噴孔が、吸気スワ−ルの流れ方向下流側に向けてか
    つ燃焼室の略接線方向に指向するように設定されてい
    る、ことを特徴とするエンジン燃焼室構造。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記点火ギャップと周辺チャンバとがそれぞれ2個設け
    られて、該点火ギャップと周辺チャンバとが燃焼室周方
    向において交互に配置されているもの。
  11. 【請求項11】燃焼室の略中心に、複数の噴孔を介して
    燃焼室内と連通された小容積の中心チャンバが形成さ
    れ、 前記中心チャンバ内に点火ギャップが配設され、 前記複数の噴孔の指向方向が、それぞれ燃焼室外周縁部
    に向かうように設定され、 前記複数の噴孔のうち一部の噴孔の指向方向と残る他の
    噴孔の指向方向とが互いに反対方向となるように設定さ
    れている、ことを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記燃焼室外周縁部のうち前記中心チャンバの噴孔が指
    向された位置においてそれぞれ、噴孔を介して燃焼室内
    と連通された小容積の周辺チャンバが形成され、 前記各周辺チャンバの噴孔が、燃焼室の略接線方向に指
    向されているもの。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記各周辺チャンバの噴孔が複数設けられて、該複数の
    噴孔のうち一部の噴孔と残る他の噴孔とが燃焼室周方向
    において互いに反対方向に指向されているもの。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記各周辺チャンバが、燃焼室指向方向において、それ
    ぞれ吸気ポ−トと排気ポ−トとの間に位置するように設
    定され、 前記周辺チャンバにおける噴孔のうち、吸気ポ−ト側の
    噴孔の開口面積が排気ポ−ト側の噴孔の開口面積よりも
    小さくされているもの。
  15. 【請求項15】請求項13において、 燃焼室形状が、稜線を境にして交差する一対の傾斜面を
    有するペントル−フ型とされ、 前記一対の傾斜面のうち一方の傾斜面に対して前記稜線
    方向に間隔をあけて2つの吸気ポ−トが開口されると共
    に、他の傾斜面に対して該稜線方向に間隔をあけて2つ
    の排気ポ−トが開口され、 燃焼室周方向において互いに隣り合う一方の吸気ポ−ト
    と排気ポ−トとの間に1つの周辺チャンバが配設される
    と共に、他方の吸気ポ−トと排気ポ−トとの間に別の周
    辺チャンバが配設されているもの。
  16. 【請求項16】請求項15において、 前記中心チャンバに、それぞれ燃焼室外周縁部に指向さ
    れた噴孔が燃焼室周方向に略90度間隔で形成され、 前記複数の噴孔のうち、略180度対象位置にある噴孔
    がそれぞれ前記周辺チャンバに向けて指向されているも
    の。
  17. 【請求項17】燃焼室の略中心に中心点火ギャップが配
    設され、 燃焼室外周縁部に、噴孔を介して燃焼室内と連通された
    小容積の周辺チャンバが形成され、 前記噴孔の指向方向が、燃焼室の略接線方向となるよう
    に設定されている、ことを特徴とするエンジンの燃焼室
    構造。
  18. 【請求項18】請求項17において、 前記周辺チャンバの噴孔が複数形成されて、該複数の噴
    孔のうち一部の噴孔の指向方向と残る他の噴孔の指向方
    向とが互いに反対方向となうように設定されているも
    の。
  19. 【請求項19】請求項18において、 前記周辺チャンバが、燃焼室周方向に間隔をあけて複数
    設けられているもの。
  20. 【請求項20】請求項19において、 前記周辺チャンバが、燃焼室中心を挟んで略対象位置に
    合計2個設けられているもの。
  21. 【請求項21】請求項11を除く請求項1ないし請求項
    20のいずれか1項において、 前記周辺チャンバがシリンダヘッドに形成されているも
    の。
  22. 【請求項22】請求項11を除く請求項1ないし請求項
    20のいずれか1項において、 前記周辺チャンバがシリンダブロックに形成されている
    もの。
  23. 【請求項23】請求項11を除く請求項1ないし請求項
    20のいずれか1項において、 前記周辺チャンバが、ピストンに形成されているもの。
  24. 【請求項24】燃焼室の略中心に点火ギャップが配設さ
    れ、 シリンダブロックに、噴孔を介して燃焼室に連通された
    小容積の周辺チャンバが形成され、 前記噴孔の燃焼室内への開口位置が、上死点位置にある
    ピストンの側面に臨むような位置として設定されてい
    る、 ことを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  25. 【請求項25】燃焼室の略中心に点火ギャップが配設さ
    れ、 ピストンに、噴孔を介して燃焼室に連通された小容積の
    周辺チャンバが形成され、 前記噴孔の燃焼室内への開口位置が、ピストンの側面と
    して設定されている、ことを特徴とするエンジンの燃焼
    室構造。
  26. 【請求項26】燃焼室の略中心に点火ギャップが配設さ
    れ、 ピストンに、噴孔を介して燃焼室に連通された小容積の
    周辺チャンバが形成され、 前記噴孔の燃焼室内への開口位置が、ピストン頂面の外
    周縁部として設定されている、ことを特徴とするエンジ
    ンの燃焼室構造。
  27. 【請求項27】請求項24ないし請求項26のいずれか
    1項において、 前記噴孔が、燃焼室周方向に間隔をあけて複数形成され
    ているもの。
  28. 【請求項28】請求項27において、 前記周辺チャンバが、燃焼室周方向全長に渡って伸びる
    環状として形成されているもの。
  29. 【請求項29】シリンダヘッドに、燃焼室の略中心にお
    いて中心点火ギャップが配設され、 ピストンに、複数の周辺噴孔を介して燃焼室の外周縁部
    分と連通されたチャンバが形成され、 前記複数の周辺噴孔のうち燃焼室内への開口位置が、燃
    焼室周方向において略等間隔となるように設定され、 ピストンにはさらに、ピストン頂面の略中心に開口され
    ると共に前記チャンバに連なる中心噴孔が形成されてい
    る、ことを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
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