JPH07269377A - 吸入空気制御装置 - Google Patents

吸入空気制御装置

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JPH07269377A
JPH07269377A JP6085399A JP8539994A JPH07269377A JP H07269377 A JPH07269377 A JP H07269377A JP 6085399 A JP6085399 A JP 6085399A JP 8539994 A JP8539994 A JP 8539994A JP H07269377 A JPH07269377 A JP H07269377A
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JP
Japan
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intake air
air control
valve body
control block
passage
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Pending
Application number
JP6085399A
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English (en)
Inventor
Yonosuke Hatsumi
養之助 初見
Yoshio Takenouchi
善男 竹ノ内
Takashi Kono
貴司 河野
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Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Publication date
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造を有し、製造が容易であって、バ
ルブ全開時における流路抵抗が小さく、また吸入空気量
を高精度に制御することができる吸入空気制御装置を得
る。 【構成】 弁体14よりも上流側に第1の吸入空気制御
ブロック20を設け、弁体14よりも下流側に第2の吸
入空気制御ブロック30を設ける。各吸入空気制御ブロ
ック20、30を合成樹脂により成形する。第2の吸入
空気制御ブロック30に水抜き通路33を設ける。弁体
14のアイドル位置からの回転変位量が所定値よりも小
さい時、弁体14の上端部14aは第1の吸入空気制御
ブロック20の後面22に沿って回動し、弁体14の下
端部14bは第2の吸入空気制御ブロック30の前面3
1に沿って回動する。この時の吸入空気は吸入空気制御
ブロック20、30によって実質的に流路抵抗を受け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の燃焼室に供
給される空気量を制御する吸入空気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年エンジンの高回転、高出力化に伴
い、燃焼室への吸入空気量を増大させるために吸気通路
の径は大きくなってきている。このような構成では、吸
気通路のバルブをアイドル位置から少し開放した時、吸
入空気量が急に増加してエンジン回転数が急激に上昇し
やすい。そこで従来、低開度域においてバルブの開度が
徐々に大きくなるようするため、バルブの駆動機構とし
てリンクあるいはカムを用いた構成、球状バルブを用い
た構成、吸気通路の途中に球状ボアを形成した構成等が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがリンクあるい
はカムを用いた構成は構造が複雑であり、球状バルブを
用いた構成は、バルブの形状が複雑であるだけでなく、
バルブ全開時における流路抵抗が大きいため、充分な吸
入空気量を確保できないという問題がある。一方、吸気
通路の途中に球状ボアを形成した構成は、ボア形状が複
雑であるため、加工が困難であるという問題がある。
【0004】本発明は、装置全体の構造が簡単で、製造
が容易であり、しかもバルブ全開時における流路抵抗が
小さく、充分な吸入空気量を確保することができ、かつ
吸入空気量を高精度に制御することができる吸入空気制
御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸入空気制
御装置は、吸気通路が形成された本体と、この本体に回
転自在に支持され、吸気通路の流路面積を変化させる弁
体と、合成樹脂から成形され、吸気通路の内壁面の弁体
に近接した部位に設けられた吸入空気制御ブロックとを
備え、弁体のアイドル位置からの回転変位量が所定量よ
りも小さい時、吸気通路を通過する吸入空気は吸入空気
制御ブロックによって実質的に流路抵抗を受けることを
特徴としている。
【0006】
【作用】弁体のアイドル位置からの回転変位量が所定量
よりも小さい時、吸入空気は吸入空気制御ブロックと弁
体の間を通って燃焼室に導かれ、弁体の開放に伴って吸
入空気量は徐々に増大する。弁体のアイドル位置からの
回転変位量が所定量よりも大きい時、吸入空気は吸入空
気制御ブロックに制限されることなく燃焼室に導かれ
る。
【0007】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の一実施例である吸入空気制御装置を示す縦
断面図、図2は図1の吸入空気制御装置を正面から見た
図である。なお図1において、左側が空気取り入れ口す
なわち上流側であり、右側が燃焼室側すなわち下流側で
ある。
【0008】合成樹脂から成る本体11には吸気通路1
2が形成されており、吸気通路12の横断面形状は円形
である。弁軸13は吸気通路12の中心高さ位置に設け
られ、本体11に回転自在に支持されており、弁軸13
には円板状の弁体14がビス15により固定されてい
る。弁軸13は、図示しないアクセル機構に連結されて
おり、アクセル機構を操作することにより弁体14が回
転し、吸気通路12の流路面積が変化する。
【0009】吸気通路12の内壁面の弁体14に近接し
た部位には、第1および第2の吸入空気制御ブロック2
0、30が固定されている。これらの吸入空気制御ブロ
ック20、30は合成樹脂により成形されている。第1
の吸入空気制御ブロック20は、弁体14よりも上流側
であって吸気通路12の上側の内壁面に、第2の吸入空
気制御ブロック30は、弁体14よりも下流側であって
吸気通路12の下側の内壁面に設けられている。
【0010】第1の吸入空気制御ブロック20の前面2
1は吸気通路12の下流側に向かって傾斜しており、後
面22は弁体14の回転方向に沿う球面を有している。
また第1の吸入空気制御ブロック20の上面23は水平
面と、この水平面の後方に形成された斜面とから成り、
この上面23と吸気通路12の内壁面とによって空気通
路24が形成される。空気通路24は、本体11に成形
された空気通路16に連通し、空気通路16は、吸気通
路12の内壁面の弁体14よりも下流側に開口してい
る。すなわち、これらの空気通路24、16は弁体14
の上流側と下流側を連通させるバイパス通路53を構成
する。
【0011】吸気通路12の内壁面には、隆起部17が
設けられ、隆起部17は本体11の前端部から下流側に
向かって直線的に延びている。第1の吸入空気制御ブロ
ック20は、吸気通路12の内壁面と隆起部17の間に
圧入されている。
【0012】第2の吸入空気制御ブロック30の前面3
1は弁体14の回転方向に沿う球面を有し、後面32は
吸気通路12の下流側に向かって傾斜している。また第
2の吸入空気制御ブロック30の下面には、図3に示す
ように略矩形の断面を有する溝が設けられ、この溝と吸
気通路12の内壁面とによって水抜き通路33が形成さ
れる。この水抜き通路33は前面31から後面32まで
貫通している。
【0013】吸気通路12の内壁面には、弁体14の近
傍から本体11の後端部まで直線的に延びる切欠部18
が設けられている。第2の吸入空気制御ブロック30
は、切欠部18に圧入されている。
【0014】弁体14は金属から成る円板であり、アイ
ドル位置では、図1に示すように上端部14aが弁軸1
3よりも若干前方に位置するように傾斜しており、上端
部が前方に移動する方向に回転する。第1の吸入空気制
御ブロック20の後面22は、弁体14がアイドル位置
から約30度回転する範囲に形成され、第2の吸入空気
制御ブロック30の前面31は、第1の吸入空気制御ブ
ロック20の後面22よりも少し広い角度範囲に形成さ
れている。弁体14の上端部14aと第1の吸入空気制
御ブロック20の後面22との間、および弁体14の下
端部14bと第2の吸入空気制御ブロック30の前面3
1との間には、それぞれ隙間が形成されている。
【0015】弁体14の裏面の上半部の縁部には、ゴム
から成るシール部材41が貼付され、また吸気通路12
の内壁面には、このシール部材41に対応してシート部
42が形成されている。弁体14がアイドル位置にある
時、シール部材41はシート部42の面に密着する。弁
体14の表面の上半部の縁部にも同様に、ゴムのシール
部材43が貼付され、また吸気通路12の内壁面には、
このシール部材43に対応してシート部44が形成され
ている。弁体14がアイドル位置にある時、シール部材
41はシート部42の面に密着し、シール部材43はシ
ート部44の面に密着する。
【0016】図4はシール部材41とシート部42を拡
大して示している。シール部材41は弁体14の面に貼
付される本体部41aと、この本体部41aから突出す
るシール部41bを有し、シール部41bの先端の断面
は略円形である。一方、シート部42のシート面42a
は、弁体14がアイドル位置にある時弁体14に平行に
なるように形成されている。
【0017】本体11に成形された空気通路16は途中
で屈曲しており、1つの屈曲部には合成樹脂から成るア
イドル調整スクリュー51が設けられている。アイドル
調整スクリュー51の頭部51aは本体11から突出し
ており、この頭部51aをドライバ等によって回転させ
ることにより、アイドル調整スクリュー51はその軸心
方向に進退する。これにより、アイドル調整スクリュー
51の先端部51bと空気通路16内に形成されたシー
ト部16aとの距離が調整され、空気通路16の流路面
積が調整される。
【0018】空気通路16の近傍には、温水路52が成
形されている。この温水路16にはエンジン冷却水が流
動し、これにより冷間時にアイドル調整スクリュー51
がアイシングによって固着することが防止される。
【0019】次に本実施例装置の作用を説明する。エン
ジンがアイドル運転されている時、弁体14は図1に実
線で示す位置にある。すなわちシール部材41、43は
シート部42、44にそれぞれ気密を保って密着してお
り、吸気通路12は完全に閉塞されている。一方バイパ
ス通路53では、アイドル調整スクリュー51の先端5
1bとシート部16aとの間に環状の隙間が形成されて
おり、この隙間を通過する空気が弁体14の下流側に導
かれ、燃焼室に供給される。
【0020】弁体14が図1の矢印方向に回転し、シー
ル部材41、43がシート部42、44から離間する
と、弁体14の上端部14aおよび下端部14bと吸気
通路12の内壁面との間の隙間を通って空気が流動す
る。弁体14が図1の破線で示す位置に達するまでは、
吸入空気はその隙間とバイパス通路53を介して燃焼室
に供給され、吸入空気量は弁体14の回動とともに徐々
に増加する。すなわち、弁体14のアイドル位置からの
回転変位量が所定量よりも小さい時、吸気通路12を通
過する吸入空気は第1および第2の吸入空気制御ブロッ
ク20、30によって実質的に流路抵抗を受ける。
【0021】弁体14がさらに回転して上端部14aが
第1の吸入空気制御ブロック20の後面22から離間す
ると、吸入空気はこのブロック20によって大きな流路
抵抗を受けなくなるため、弁体14の回転変位量に対す
る吸入空気量の増加率はそれまでよりも大きくなる。し
かし、上端部14aが後面22から離間しはじめた時
は、まだ下端部14bが第2の吸入空気制御ブロック3
0の前面31に近接しているため、吸入空気量は急激に
は増加しない。
【0022】弁体14の下端部14bが第2の吸入空気
制御ブロック30の前面31から離間すると、吸入空気
は第1の吸入空気制御ブロック20だけでなく、第2の
吸入空気制御ブロック30の影響も実質的に受けなくな
り、吸入空気量は弁体14の回転変位とともに急激に増
大する。
【0023】なお、例えば吸気通路12の内壁面が結露
して、シート部44と第2の吸入空気制御ブロック30
との間に水が溜まった場合、この水は水抜き通路33を
通って燃焼室側に排出される。
【0024】以上のように本実施例装置は、本体11と
吸入空気制御ブロック20、30を合成樹脂から成形す
る構成を有しているので、本実施例装置の製造工程にお
いて基本的には切削加工等の作業が不要あるいは大幅に
削減され、したがってその製造は容易である。また本実
施例装置は、吸気通路12の内壁面に吸入空気制御ブロ
ック20、30を圧入した構成であるので、その構造は
非常に簡単である。
【0025】各吸入空気制御ブロック20、30は、図
2または図3に明示するように、吸気通路12の前方か
ら見ると吸気通路12の上側の内壁面あるいは下側の内
壁面に沿った形状を有しているため、弁体14の全開時
に大きな抵抗を発生することはない。すなわち全開時に
おける流路抵抗は小さく、充分な吸入空気量を確保する
ことができる。
【0026】さらに本実施例では、弁体14がアイドル
位置にある時、シール部材41、43がシート部42、
44に密着し、バイパス通路53の開度によって吸入空
気量が制御される。そして弁体14開放し、その開度が
所定値よりも小さい時、吸入空気量は吸入空気制御ブロ
ック20、30によって制御される。したがって吸入空
気量は、アイドル調整スクリュー51によるバイパス通
路53の開度と、吸入空気制御ブロック20、30の形
状とを適当に定めることによって高精度に制御すること
ができる。
【0027】なお、本体11は合成樹脂でなく、アルミ
合金等から成形してもよく、この場合には本体11の加
工が必要となる。
【0028】また吸入空気制御ブロック20、30の吸
気通路12の内壁面への固定は、圧入に限定されず、例
えば接着あるいは溶着等によって内壁面に取り付けても
よい。さらに、必要に応じて第1および第2の吸入空気
制御ブロック20、30の一方だけを設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の吸入空気制御装置
は、装置全体の構造が簡単で、製造が容易である。また
本発明によれば、バルブ全開時における流路抵抗が小さ
く、充分な吸入空気量を確保することができ、かつ吸入
空気量を高精度に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である吸入空気制御装置を示
す縦断面図である。
【図2】図1の吸入空気制御装置を正面から見た図であ
る。
【図3】図1の III-III線に沿う断面図である。
【図4】シール部材とシート部を拡大して示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 本体 12 吸気通路 14 弁体 20 第1の吸入空気制御ブロック 30 第2の吸入空気制御ブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路が形成された本体と、この本体
    に回転自在に支持され、前記吸気通路の流路面積を変化
    させる弁体と、合成樹脂から成形され、前記吸気通路の
    内壁面の前記弁体に近接した部位に設けられた吸入空気
    制御ブロックとを備え、前記弁体のアイドル位置からの
    回転変位量が所定量よりも小さい時、前記吸気通路を通
    過する吸入空気は前記吸入空気制御ブロックによって実
    質的に流路抵抗を受けることを特徴とする吸入空気制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記吸入空気制御ブロックが、前記弁体
    よりも上流側に設けられることを特徴とする請求項1に
    記載の吸入空気制御装置。
  3. 【請求項3】 前記本体と吸入空気制御ブロックに、前
    記弁体の上流側と下流側を連通させるバイパス通路が形
    成されることを特徴とする請求項2に記載の吸入空気制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記吸入空気制御ブロックが、前記弁体
    よりも下流側に設けられることを特徴とする請求項1に
    記載の吸入空気制御装置。
  5. 【請求項5】 前記吸入空気制御ブロックが、前記吸気
    通路の下側の内壁面に設けられ、この吸入空気制御ブロ
    ックより上流側に溜まる水を燃焼室側へ排出させる水抜
    き通路を有することを特徴とする請求項4に記載の吸入
    空気制御装置。
JP6085399A 1994-03-31 1994-03-31 吸入空気制御装置 Pending JPH07269377A (ja)

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