JPH0726929B2 - 高温かつ高放射線の水性環境中において使用するための電極プローブ - Google Patents

高温かつ高放射線の水性環境中において使用するための電極プローブ

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JPH0726929B2
JPH0726929B2 JP2103216A JP10321690A JPH0726929B2 JP H0726929 B2 JPH0726929 B2 JP H0726929B2 JP 2103216 A JP2103216 A JP 2103216A JP 10321690 A JP10321690 A JP 10321690A JP H0726929 B2 JPH0726929 B2 JP H0726929B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、高温かつ高放射線の水性環境中において使用
するための電極プローブに関するものである。
原子力発電業界においては、原子力発電装置を構成する
材料および部品の耐久性や信頼性の向上を目的として数
多くの研究が長い間にわたって行われてきた。かかる研
究の対象の1つとして、原子力発電施設の高放射線炉心
区域の外部に位置する冷却水再循環用の配管系統におい
て主に発現する粒間応力腐食割れ(IGSCC)がある。通
例、このような外部の配管系統はステンレス鋼から成っ
ている。一般的に述べれば、上記のごとき研究の結果と
して、IGSCC促進条件が発生するためには3つの要因が
同時に起こらなければならないことが判明している。そ
れらの要因とは、(a)たとえば、材料の通常の加工操
作中に含まれる熱処理または溶接などの操作によって誘
起されることのある結晶粒界でのクロム欠乏がもたらす
金属(ステンレス鋼)の感受性の増大、(b)材料中に
おける引張応力の存在、および(c)沸騰水型原子炉
(BWR)内に通例存在するような、酸素を含有する正常
水化学(NWC)環境の3つである。最後のNWC環境は、原
子炉の冷却水中に存在する不純物に由来する各種の酸化
性物質によって誘起される。これら3つの要因のいずれ
か1つを除去すれば、IGSCC現象は本質的に防止される
のである。かかる目的は、とりわけ、最後の酸素含有NW
C環境を除去することによって達成されてきた。そのた
めには、冷却水環境中に制御下で水素を添加もしくは注
入する水素水化学(HWC)技術と電気化学ポテンシャル
監視技術とが併用されてきた。
電気化学ポテンシャルの監視は対を成す半電池電極を用
いて行われるが、かかる電極は再循環管路の内部に取付
けられるか、あるいは再循環管路内の冷却水から採取さ
れた水を含む外部容器内に取付けられる。かかる電極と
外部環境との連絡はグランド型の取付具などを通して行
われる。本発明の場合のように電極系が金属腐食電極か
らの電位を対象とする場合には、参照電極として金属/
不溶性塩電極を使用するのが好都合である。ただしその
場合には、金属/塩の組合せが化学的に安定であるこ
と、および適当な熱力学データが利用し得ることが必要
である。このような条件に基づけば、参照電極を成す一
方の電極としては、たとえば銀/塩化銀半電池反応に基
づくものを使用することができる。このようにして参照
電極半電池が規定された場合、感知電極としては白金ま
たはステンレス鋼のごとき金属を基材とするものを使用
すればよい。参照電極および(または)電極対の校正
は、ネルンストの式に基づく適当な電気化学的計算、お
よび既知環境中における実験室内試験を伴った熱力学的
評価によって行われる。
原子炉の再循環管路内において使用するために開発され
た半電池電極は、従来、金属外被、耐熱セラミックおよ
び重合体封止材(たとえばテフロン登録商標名)を用い
て形成されてきた。こうして得られた電極構造は、より
温和で本質的に放射線を含まない再循環管路内の環境中
においては十分に有用であった。
最近に至り、IGSCCと並んで照射促進応力腐食割れ(IAS
CC)の軽減に関する水素水化学技術の効果を定量的に研
究するため、研究者達は電気化学ポテンシャル(ECP)
監視操作を炉心の近傍に位置する厳しい流体環境にまで
拡張することを求めるようになった。炉心内において
は、監視用の電極は未使用の移動計装プローブ(TIP)
を用いて取付けることもできるし、あるいは局部出力検
出器(LPRM)などの移動計装プローブに直列に取付ける
こともできる。このような監視装置は、高い温度(通例
285℃)、高い圧力および高レベルの放射線(通例109
ド/時のガンマ線および1013ラド/時の中性子)を伴う
厳しい環境中に配置されることになる。それ故に従来の
電極構造は、材料の点および原子炉容器の外部環境への
放射性物質の漏れを防止することの必要性の点から見
て、上記のごとき炉心環境中において使用するためには
全く不適当なものであった。
発明の要約 本発明に従えば、原子力発電施設の厳しい炉心環境中に
おいて使用するために特に適した丈夫な構造を有するよ
うな電気化学ポテンシャル監視用の電極プローブが提供
される。
本発明の電極プローブは4つの主要部分から成ってい
る。それらの主要部分とは、金属キャップ電極、アルミ
ナ保持器(すなわち絶縁体)、環状金属スリーブおよび
位置決め・信号伝達アセンブリである。金属キャップ電
極は先端部分とそれから伸びる環状部分とを有してい
て、環状部分の内部には内面を持った空所が規定されて
いる。アルミナ保持器は、スリーブ結合部位を備えた基
部と、それの反対側に位置しかつ金属キャップ電極の空
所内に嵌合してそれに密封状態で結合されたキャップ固
定部分とを有している。アルミナ保持器はまた、基部か
らキャップ固定部分にまでわたり内部を貫通して設けら
れた通路をも有している。環状金属スリーブは、アルミ
ナ保持器に適合した熱膨張率を示す金属から成ると共
に、アルミナ保持器のスリーブ結合部位に密封状態で結
合されたアルミナ保持器結合部位とそれの反対側に位置
する引出口とを有している。金属キャップ電極には電気
導体が電気的に接続され、かつアルミナ保持器の通路お
よび環状金属スリーブの内部を通って環状金属スリーブ
の引出口にまで伸びている。最後に、環状金属スリーブ
を支持しかつ電気導体からの電気信号を伝達するため、
位置決め・信号伝達アセンブリが環状金属スリーブの引
出口に取付けられている。
本発明の利点の1つは、かかる電極プローブが原子力発
電施設の厳しい炉心環境中において機能し得ることであ
る。本発明のもう1つの利点は、原子炉の周囲環境への
放射性物質の漏れを防止するために複数の封止部を持っ
た封止機構がセラミックおよび金属のみを用いて構成さ
れていることである。上記およびその他の利点は、以下
の詳細な説明を読むことによって当業者には容易に理解
されよう。
発明の詳細な説明 本発明の電極プローブは、広範囲の工業用監視目的のた
めに有用であるとは言え、原子力発電施設の厳しい炉心
環境中において使用するために特に適している。最高度
の結合性を持った封止機構を有しながらも、それの構造
中にはエラストマー封止材や重合体部品は全く含まれて
いない。すなわち、セラミック部品および金属部品のみ
をろう付けまたは溶接して成る集合体が本発明の電極プ
ローブを構成しているのである。かかる電極プローブ
は、活性電極領域を形成するために使用される材料に応
じ、標準電極または参照電極として使用することもでき
るし、あるいは感知電極として使用することもできる。
この点に関する詳細な説明は、アメリカ合衆国マサチュ
ーセッツ州レディング市所在のアディソン−ウェズレー
・パブリッシング・カンパニー(Addison−Wesley Publ
ishing Co.)から1964年に刊行されたジー・ダブリュー
・カステラン(G.W.Castellan)著「フィジカル・ケミ
ストリー(Physical Chemistry)」の第17章「電池にお
ける平衡」(344〜382頁)中に見出される。
第1図について説明すれば、本発明の電極プローブは4
つの主要部分から成っている。それらの主要部分とは、
金属キャップ電極10、アルミナ保持器12、環状金属スリ
ーブ14および位置決め・信号伝達アセンブリ16である。
電気信号は、電気導体18により、金属キャップ電極10か
ら位置決め・信号伝達アセンブリ16を通して外部に伝達
される。
上記の各種部品を一層詳しく説明すれば、金属キャップ
電極10は先端部分20とそれから伸びる環状部分22とを有
していて、環状部分22の内部には内面24を持った空所が
規定されている。金属キャップ電極10を構成する材料
は、本発明の電極プローブの機能を決定する。沸騰水型
原子炉(BWR)における用途について述べれば、ステン
レス鋼を用いて金属キャップ電極10を形成した場合、本
発明の電極プローブは所定の環境中におけるステンレス
鋼のECPを測定するために役立つ。その他の材料を用い
て金属キャップ電極10を形成すれば、各種金属のECPを
測定するための同様な感知電極を製造することができ
る。本発明の電極プローブに関するもう1つの実施の態
様に従えば、白金を用いて金属キャップ電極10が形成さ
れるこうして得られた金属キャップ電極をHWC環境中に
配置すれば、(水素濃度が既知であるという条件下にお
いて)それを参照電極として使用することもできるし、
あるいはそれを用いて他の参照電極(たとえばAg/AgCl
参照電極)を校正することもできる。このように、本発
明の電極プローブの構造は設計の融通性を与えることが
わかる。すなわち、本発明の電極プローブは全体的な構
造上の利点を保持しながら感知電極および参照電極のい
ずれとしても機能し得るように構成することができるの
である。
電極プローブを構成する他の金属部品から金属キャップ
電極10を電気的に絶縁するため、アルミナ保持器12を用
いて金属キャップ電極10が支持されている。アルミナ保
持器12は、単結晶型のアルミナであるサファイヤから成
ることが望ましい。サファイヤは所要の電気的絶縁をも
たらすばかりでなく、(単結晶構造を有するため)水の
浸食作用に良く耐えると共に、結晶粒界を含まないとい
う利点を有している。当業者には自明のごとく、高純度
アルミナ、ルビーまたはその他の材料も使用し得ること
は勿論である。アルミナ保持器12は基部26およびそれの
反対側に位置するキャップ固定部分28を有している。キ
ャップ固定部分28は金属キャップ電極の空所内に嵌合
し、そして内面24に密封状態で結合されている。環状部
分22の内面の24は、たとえば銀ろうの使用により、アル
ミナ保持器のキャップ固定部分28にろう付けされている
ことが好ましい。ところで、ろう材によって結合すべき
セラミック表面に十分な濡れ特性を付与するため、ろう
付けすべき全てのセラミック表面に(たとえばタングス
テンによる)金属被覆およびニッケルめっきが施される
ことは公知である。本発明においても、必要、所望もし
くは都合に応じ、金属キャップ電極10およびアルミナ保
持器12の結合面上に複数の金属被膜を常法に従って設置
することができる。電極プローブ構造の結合性を確保す
ると共に、外部環境への放射線の漏れを防止するため、
金属キャップ電極10とアルミナ保持器12との間には気密
封止部が形成することが必要である。かかる目的を達成
するため、アルミナ保持器12の結合部位にはタングステ
ンペイントの塗布、焼成およびニッケルめっきが施され
ることが望ましい。
アルミナ保持器12の基部26は、アルミナ保持器12を環状
金属スリーブ14に固定するためのスリーブ結合部位30を
備えている。かかるスリーブ結合部位30を環状金属スリ
ーブ14に接合する場合にも、表面の金属被覆および銀ろ
うなどによるろう付けが実施される。アルミナ保持器12
はまた、キャップ結合部分28から基部26にまでわたり内
部を貫通して設けられた通路25をも有している。この場
合にもまた、気密封止部を形成する必要があることは言
うまでもない。それ故、スリーブ結合部位30に対しても
ニッケルめっきおよび焼成を繰返して施すことが好まし
い。
環状金属スリーブ14は、アルミナ保持器のスリーブ結合
部位30に接合すべきアルミナ保持器結合部位32を有して
いる。第1図に示された構造においては、アルミナ保持
器結合部位32にランド34が設けられていて、その上にア
ルミナ保持器12が支持されている。接合すべき全ての部
品に関する寸法許容差は、本発明の電極プローブを構成
する各種の部品間に滑り嵌めの状態を生み出すことによ
り、それらの部品同士を接合する際に使用されるろう材
が満たすべき容積をできるだけ小さくするように設定す
ることが必要である。
アルミナ保持器12および環状金属スリーブ14を形成する
材料が異なるために生じる熱応力をできるだけ小さくす
るため、環状金属スリーブ14はアルミナ保持器12に適合
した熱膨張率を示す材料から形成されている。環状金属
スリーブ14を形成するために使用される好適な金属はコ
バールである。コバールは53.8%のFe、29%のNi、17%
のCoおよび0.2%のMnから成るものを代表例とするよう
な1群の合金であって、それらは保持器12を形成するた
めに使用されるアルミナ材料に適合した熱膨張率を示
す。なお、材料間において熱膨張率を整合させることが
できれば、その他の材料を用いて環状金属スリーブ14を
形成することもできる。セラミック材料を用いてスリー
ブ14を形成することも可能であるが、原価、材料管理、
成形作業などを考慮すれば、電極プローブ構造の本体に
ついては金属を使用する必要があることが理解されよ
う。このようなわけで、環状金属スリーブ14を形成する
ためにはコバールを使用することが好ましいのである。
環状金属スリーブ14が電極プローブ構造の全長にわたっ
て伸び、そしてそれの引出口に位置決め・信号伝達アセ
ンブリ16が取付けられるように構成することも可能であ
る。とは言え、第1図に示されるごとく、ステンレス鋼
またはその他の高性能合金から成る環状移行スリーブ36
をコバール製の環状金属スリーブ14に接合して使用すれ
ば材料費を低減させることができる。かかる環状移行ス
リーブ36は接合部38において環状金属スリーブ14に接合
されているが、かかる接合はタングステン不活性ガス
(TIG)溶接技術に従って行えばよい。この場合にもま
た、環状金属スリーブ14と環状移行スリーブ36の間には
気密封止部を形成する必要がある。
ここまでに記載された構成部品は円筒形を成しているこ
とが好ましいが、金属スリーブ14、移行スリーブ36およ
びアルミナ保持器12は正方形、六角形またはその他の横
断面形状を有するものであってもよいことを理解すべき
である。同様な形状の変更はまた、金属キャップ電極20
についても行うことができる。
ステンレス鋼から成る環状移行スリーブ36の下端には、
引出口として役立つネック40が設けられている。環状移
行スリーブ36のネック40には、たとえばTIG溶接技術に
よって位置決め・信号伝達アセンブリ16が接合されてい
て、それはステンレス鋼製の環状つば42を含んでいる。
つば42の内側に隣接して配置されたセラミック支持体44
により、本発明の電極プローブの外部から内部への電気
的接続手段が支持されている。詳しく述べれば、絶縁さ
れた保持具48の内部にニッケル管が収容されていて、そ
れの下端にはケーブル46の心線が接続されており、また
それの上端には電気導体18が接続されている。このよう
な位置決め・信号伝達アセンブリ16は、たとえば、アメ
リカ合衆国オハイオ州ツインバーグ市所在の(ゼネラル
・エレクトリック・カンパニーの支社である)ロイター
・ストークス(Reuter−Stokes)社から商業的に入手す
ることができる。
金属キャップ電極10とケーブル46との間における電気的
接続を維持するため、電気導体18にはばね状またはコイ
ル状の部分50が設けられていることが好ましい。かかる
ばね状の部分50は電気導体18を金属キャップ電極10の先
端部分20および位置決め・信号伝達アセンブリ16に押し
付け、それによって良好な電気的接続を確保するために
役立つ。電気導体18は、銅、コバール、白金またはその
他の導電性材料から作られていればよい。電気導体18は
絶縁材で被覆することもできるが、第1図に示された好
適な構造においては、環状支持スリーブ14および環状移
行スリーブ36の内部に環状電気絶縁体52が配置されてい
る。電気導体18の確実な電気的絶縁を達成するため、環
状電気絶縁体52はアルミナのごときセラミック材料から
作られていることが好ましい。環状金属スリーブ14およ
び環状移行スリーブ36の内部を通って伸びる電気導体18
の下端は位置決め・信号伝達アセンブリ16に対して電気
的に接続されている一方、それの上端はアルミナ保持器
12内に設けられた通路25を通って金属キャップ電極10の
先端部分20に達している。電気導体18は、金属キャップ
電極10の先端部分20の内面に直接に溶接またはろう付け
されていることが好ましい。あるいはまた、第2図に示
されるごとく、金属キャップ電極10の先端部分20を貫通
して穴54を設けることもできる。この場合には、穴54の
中に電気導体18を挿入して溶接またはろう付けすること
により、金属キャップ電極10との電気的接続を行えばよ
い。この場合にもまた、封止部の気密性を確保すること
が必要である。
本発明の電極プローブの性能規格について述べれば、そ
れは約600゜Fまでの温度および約2000psiまでの圧力に
おいて動作し得るように設計されている。参照電極とし
て使用するため白金を用いて金属キャップ電極10を形成
した場合、本発明の電極プローブは白金参照電極に関す
る理論値に比べて±0.020ボルトの範囲内にある電圧を
示す。白金キャップを有する参照電極として使用する場
合、本発明の電極プローブは一定の水化学条件下におい
て電気化学ポテンシャルを±0.010ボルト以内の精度で
測定することができる。白金から成る金属キャップ電極
10を接合する際には、それにロジウムめっきを施した
後、タングステンおよびニッケルで被覆されたキャップ
固定部分28を銀ろうを用いてろう付けすればよい。
次の第3図について説明すれば、ステンレス鋼から成る
金属キャップ電極10を使用しながら、本発明に従って3
個の感知電極プローブが製造された。次いで、標準的な
Cu/Cu2O参照電極を使用しながら、上記の感知電極プロ
ーブが実験室内で試験された。試験用の水性媒質は、オ
ートクレーブ内において温度および水化学条件を調節す
ることによって得られた。詳しく述べれば、水の温度を
274℃に保ちながら、特定の溶解ガスを導入することに
よって一連の水化学条件が設定された。グラフ中に56と
して示された最初の経過時間区間においては水性媒質中
に水素が注入されたが、これは水素水化学条件を表わし
ている。次の経過時間区間58においては水性媒質中に酸
素が注入され、それによってプローブは正常水化学条件
に暴露された。参照電極の電気化学ポテンシャル(EC
P)は計算することができるから、様々な水化学条件下
におけるそれのECPを得られた電圧から差し引けば、ス
テンレス鋼電極プローブのECPを求めることができる。
こうして得られた3個のステンレス鋼電極プローブの評
価結果が曲線60、62および64によって示されている。水
化学条件に応じてECPの変化が生じることが認められよ
う。従って、上記のごとき感知電極プローブを用いてEC
Pの変化を監視することにより、試験すべき水性媒質の
水化学条件を判定することができるのである。なお、予
想されるECPの変化は第3図から知ることができる。
上記のごとき装置に対しては、本発明の範囲から逸脱す
ることなしに各種の変更を加えることができる。それ
故、上記の記載は例示を目的とするものに過ぎないので
あって、本発明の範囲を制限するものと解すべきでな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく電極プローブの縦断面図、第2
図は第1図に示された電極プローブにおいて使用すべき
金属キャップ電極の変更例を示す部分縦断面図、そして
第3図は標準的な参照電極を用いて本発明の電極プロー
ブを実験室内で評価した結果を示すグラフである。 図中、10は金属キャップ電極、12はアルミナ保持器、14
は環状金属スリーブ、16は位置決め・信号伝達アセンブ
リ、18は電気導体、20は先端部分、22は環状部分、24は
内面、26は基部、28はキャップ固定部分、30はスリーブ
結合部位、32はアルミナ保持器結合部位、34はランド、
36は環状移行スリーブ、38は接合部、40はネック、42は
環状つば、44はセラミック支持体、46はケーブル、48は
保持具、50はばね状の部分、52は環状電気絶縁体、そし
て54は穴を表わす。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)先端部分とそれから伸びる環状部分
    とを有していて、前記環状部分の内部には内面を持った
    空所が規定されているような金属キャップ電極、(b)
    スリーブ結合部位を備えた基部と、それの反対側に位置
    しかつ前記金属キャップ電極の空所内に嵌合してそれに
    密封状態で結合されたキャップ固定部分とを有すると共
    に、前記基部から前記キャップ固定部分にまでわたり内
    部を貫通して設けられた通路を有するアルミナ保持器、
    (c)前記アルミナ保持器に適合した熱膨張率を示す金
    属から成り、前記アルミナ保持器のスリーブ結合部位に
    密封状態で結合されたアルミナ保持器結合部位とそれの
    反対側に位置する引出口とを有する第1の環状金属スリ
    ーブ、(d)前記金属キャップ電極と電気的に接続さ
    れ、かつ前記アルミナ保持器の通路および前記第1の環
    状金属スリーブの内部を通って前記第1の環状金属スリ
    ーブの引出口にまで伸びる絶縁された第1の電気導体、
    並びに(e)前記第1の環状金属スリーブを支持しかつ
    前記第1の電気導体からの電気信号を伝達するため前記
    第1の環状金属スリーブの引出口に取付けられた位置決
    め・信号伝達アセンブリの諸要素から成ることを特徴と
    する、電気化学ポテンシャルを監視するために使用され
    る電極プローブ。
  2. 【請求項2】前記第1の電気導体が前記第1の環状金属
    スリーブ内に配置された環状電気絶縁体によって絶縁さ
    れている請求項1記載の電極プローブ。
  3. 【請求項3】前記環状電気絶縁体がアルミナから成る請
    求項2記載の電極プローブ。
  4. 【請求項4】前記位置決め・信号伝達アセンブリが、前
    記第1の環状金属スリーブの引出口に溶接されかつ前記
    第1の電気導体に接続されるべき絶縁された第2の電気
    導体によって貫通されたステンレス鋼製の環状つばを含
    む請求項1記載の電極プローブ。
  5. 【請求項5】前記第1の環状金属スリーブと前記位置決
    め・信号伝達アセンブリとの間に第2の環状金属移行ス
    リーブが配置されていて、前記第2の環状金属移行スリ
    ーブは前記第1の環状金属スリーブと異なる材料から成
    る請求項1記載の電極プローブ。
  6. 【請求項6】前記第2の環状金属移行スリーブがステン
    レス鋼から成る請求項5記載の電極プローブ。
  7. 【請求項7】前記第1の電気導体が白金、コバール(登
    録商標名)および銅から成る群より選ばれた材料で作ら
    れた線である請求項1記載の電極プローブ。
  8. 【請求項8】前記金属キャップ電極がステンレス鋼およ
    び白金から成る群より選ばれた材料から成る請求項1記
    載の電極プローブ。
  9. 【請求項9】前記第1の環状金属スリーブがコバールか
    ら成る請求項1記載の電極プローブ。
  10. 【請求項10】前記アルミナ保持器が単結晶サファイヤ
    から成る請求項1記載の電極プローブ。
  11. 【請求項11】(a)先端部分とそれから伸びる環状部
    分とを有していて、前記環状部分の内部には内面を持っ
    た空所が規定されているような円筒形の金属キャップ電
    極、(b)スリーブ結合部位を備えた基部と、それの反
    対側に位置しかつ前記金属キャップ電極の空所内に嵌合
    してそれに密封状態で結合されたキャップ固定部分とを
    有すると共に、前記基部から前記キャップ固定部分にま
    でわたり内部を貫通して設けられた通路を有する円筒形
    のアルミナ保持器、(c)前記アルミナ保持器のスリー
    ブ結合部位に密封状態でろう付けされたアルミナ保持器
    結合部位とそれの反対側に位置する引出口とを有するコ
    バール(登録商標名)製の環状円筒スリーブ、(d)前
    記環状円筒スリーブのほぼ全長にわたってそれの内部に
    配置された環状セラミック絶縁円筒、(e)前記金属キ
    ャップ電極と電気的に接続され、かつ前記アルミナ保持
    器の通路および前記環状セラミック絶縁円筒の内部を通
    って前記環状円筒スリーブの引出口にまで伸びる第1の
    電気導線、並びに(f)前記環状円筒スリーブの引出口
    に溶接され、かつ前記環状セラミック絶縁円筒の外部か
    ら内部に伸びて前記第1の電気導線に接続されるべき絶
    縁された第2の電気導線によって貫通された金属つばの
    諸要素から成ることを特徴とする、電気化学ポテンシャ
    ルを監視するために使用される電極プローブ。
  12. 【請求項12】ステンレス鋼製の環状円筒移行スリーブ
    が前記環状円筒スリーブに溶接されており、かつ前記環
    状円筒移行スリーブは前記金属つばに溶接された引出口
    を有する請求項11記載の電極プローブ。
  13. 【請求項13】前記アルミナ保持器が単結晶サファイヤ
    から成る請求項12記載の電極プローブ。
  14. 【請求項14】前記第1の電気導線が白金、コバールお
    よび銅から成る群より選ばれた材料から成る請求項13記
    載の電極プローブ。
  15. 【請求項15】前記金属キャップ電極がステンレス鋼お
    よび白金から成る群より選ばれた材料から成る請求項14
    記載の電極プローブ。
  16. 【請求項16】全ての結合面に予め金属被覆が施されて
    いる請求項11記載の電極プローブ。
  17. 【請求項17】前記第1の電気導線が前記環状セラミッ
    ク絶縁円筒内の位置に形成されたばね状の部分を有する
    請求項11記載の電極プローブ。
JP2103216A 1989-05-01 1990-04-20 高温かつ高放射線の水性環境中において使用するための電極プローブ Expired - Lifetime JPH0726929B2 (ja)

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