JPH0726906A - タービン起動装置 - Google Patents
タービン起動装置Info
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- JPH0726906A JPH0726906A JP16945493A JP16945493A JPH0726906A JP H0726906 A JPH0726906 A JP H0726906A JP 16945493 A JP16945493 A JP 16945493A JP 16945493 A JP16945493 A JP 16945493A JP H0726906 A JPH0726906 A JP H0726906A
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- Japan
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- turbine
- speed
- controller
- bypass valve
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】タービンの回転数の高速域および低速域で乱調
気味になることを防止すると共に、復水器の真空度低下
時におけるタービン起動制御をも円滑に行い、揃速制御
時の並列操作を円滑に行うことの出来るタービン起動装
置を得る。 【構成】タービン起動装置は、回転数制御におけるゲイ
ンを均一化し、主蒸気止め弁バイパス弁2の特性を見掛
上線形にすると共に、復水器の真空度の変動を加味して
回転数制御を行い、揃速制御時にはタービンの慣性を考
慮してタービン回転数が系統の定格周波数を超えたとき
はバイアス信号を零とするように構成する。
気味になることを防止すると共に、復水器の真空度低下
時におけるタービン起動制御をも円滑に行い、揃速制御
時の並列操作を円滑に行うことの出来るタービン起動装
置を得る。 【構成】タービン起動装置は、回転数制御におけるゲイ
ンを均一化し、主蒸気止め弁バイパス弁2の特性を見掛
上線形にすると共に、復水器の真空度の変動を加味して
回転数制御を行い、揃速制御時にはタービンの慣性を考
慮してタービン回転数が系統の定格周波数を超えたとき
はバイアス信号を零とするように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービン回転数を零回
転数から定格回転数まで昇速するタービン起動装置に関
する。
転数から定格回転数まで昇速するタービン起動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タービン起動装置はタービン回
転数を零から定格回転数まで昇速するものであり、ター
ビン回転数が定格回転数になるとタービン発電機を電力
系統に並入するための揃速制御を行う。図14は、ター
ビン回転数を零から定格回転数まで昇速する場合の従来
のタービン起動装置のブロック構成図である。
転数を零から定格回転数まで昇速するものであり、ター
ビン回転数が定格回転数になるとタービン発電機を電力
系統に並入するための揃速制御を行う。図14は、ター
ビン回転数を零から定格回転数まで昇速する場合の従来
のタービン起動装置のブロック構成図である。
【0003】指令値作成部1によって回転数指令値dが
0から除々に上昇し始めるとこの時点ではまだタービン
4の回転数hは0であり第1のコントローラ5では偏差
はプラスとなる。したがってこの偏差を比例積分するの
で、出力も除々にプラスに増加し、第3のコントローラ
9及び駆動モーター3を介しタービンの蒸気量を増加せ
しめ、回転数を増加させる方向に動作する。
0から除々に上昇し始めるとこの時点ではまだタービン
4の回転数hは0であり第1のコントローラ5では偏差
はプラスとなる。したがってこの偏差を比例積分するの
で、出力も除々にプラスに増加し、第3のコントローラ
9及び駆動モーター3を介しタービンの蒸気量を増加せ
しめ、回転数を増加させる方向に動作する。
【0004】この場合、蒸気タービンは慣性が大きいた
め与えられた蒸気量に相当する回転数に到達するまでか
なりに時間遅れ(数分)を伴う事から、第1,第3のコ
ントローラ8を経由する主蒸気止め弁バイパス弁2(以
下バイパス弁2という)の制御ループによりこの遅れ分
を補償する手段を設けている。蒸気タービン4を規定の
加速率で上昇させるためには相当する一定の加速トルク
を与えれば良い。このことから、回転数指令作成部1よ
り得られる規定の変化率から、タービン4に与える蒸気
量(トルク)を第1の比率演算器6で算出し、バイパス
弁開度換算値(専行指令値a)として先行的に加速トル
クを与えるようにしたものであり、この先行指令値aに
対し実際の開度を負帰還しその偏差でバイパス弁2を制
御するようにしている。尚、先行指令値aは一定の加速
トルクを得るための開度換算値であるが、実際にはター
ビン回転数hが上昇するに伴って回転ロスが生じるため
先行制御のみでは必要な加速トルクが得られない。従っ
て回転数に応じた回転ロス分を第2の比率演算器7で算
出し、バイアスhとして与える事によって回転ロスを補
っている。以上のように、先行的に加速トルクを与えタ
ービンを回転上昇させることによって、回転数制御ルー
プで遅れを補うようにしている。なお回転数ループより
出力される信号によりモータ3が駆動されるとバイパス
弁2が動き、したがって開度の負帰還値cが変化し第2
のコントローラ8の開度制御信号fも変化する。この変
化の方向は回転数制御信号を打ち消す方向に働き、結果
的に回転数変化の遅れ分を消すように働き、回転数制御
信号eにより連続的に調節弁を駆動するのを防いでい
る。このことは、前述したタービンの応答の遅れを補償
する手段ともなっている。
め与えられた蒸気量に相当する回転数に到達するまでか
なりに時間遅れ(数分)を伴う事から、第1,第3のコ
ントローラ8を経由する主蒸気止め弁バイパス弁2(以
下バイパス弁2という)の制御ループによりこの遅れ分
を補償する手段を設けている。蒸気タービン4を規定の
加速率で上昇させるためには相当する一定の加速トルク
を与えれば良い。このことから、回転数指令作成部1よ
り得られる規定の変化率から、タービン4に与える蒸気
量(トルク)を第1の比率演算器6で算出し、バイパス
弁開度換算値(専行指令値a)として先行的に加速トル
クを与えるようにしたものであり、この先行指令値aに
対し実際の開度を負帰還しその偏差でバイパス弁2を制
御するようにしている。尚、先行指令値aは一定の加速
トルクを得るための開度換算値であるが、実際にはター
ビン回転数hが上昇するに伴って回転ロスが生じるため
先行制御のみでは必要な加速トルクが得られない。従っ
て回転数に応じた回転ロス分を第2の比率演算器7で算
出し、バイアスhとして与える事によって回転ロスを補
っている。以上のように、先行的に加速トルクを与えタ
ービンを回転上昇させることによって、回転数制御ルー
プで遅れを補うようにしている。なお回転数ループより
出力される信号によりモータ3が駆動されるとバイパス
弁2が動き、したがって開度の負帰還値cが変化し第2
のコントローラ8の開度制御信号fも変化する。この変
化の方向は回転数制御信号を打ち消す方向に働き、結果
的に回転数変化の遅れ分を消すように働き、回転数制御
信号eにより連続的に調節弁を駆動するのを防いでい
る。このことは、前述したタービンの応答の遅れを補償
する手段ともなっている。
【0005】このように、回転数制御ループとバイパス
弁開度ループを組み合わせる事によりタービンの応答遅
れを補償しながら回転数制御を行うようにしていた。
弁開度ループを組み合わせる事によりタービンの応答遅
れを補償しながら回転数制御を行うようにしていた。
【0006】図15は、図14の一部詳細ブロック図で
あり、この図15に基づきタービン起動制御の動作を説
明する。
あり、この図15に基づきタービン起動制御の動作を説
明する。
【0007】タービンの起動制御では、タービン4の回
転数を制御するために制御指令gによりバイパス弁駆動
モータ3を駆動し、バイパス弁2の開度を制御する。制
御指令gは回転数指令値作成部1より出力される演算時
毎の回転数指令値と目標加速率、及びタービン4の実回
転数hとバイパス弁2の開度cとから次の制御量(a,
b,c,e)を演算して第2、第3のコントローラ8,
9により足し合わせ求めている。 (1)目標加速率に第1の比率演算器6によりゲイン
(K23)を与えた加速トルク演算量a(バイパス弁開
度換算) (2)回転数指令値に第2の比率演算器7によりゲイン
(K25)を与えた対応する風損量b(バイパス弁開度
換算) (3)MSV−バイパス弁2の開度のフィードバック値
c (4)回転数偏差量dに第1のコントローラ5によりゲ
イン(K26)を与えた演算量e(ここで回転数偏差量
dは回転数指令値とタービン11の回転数hとの差を加
減算器により求めたもの)
転数を制御するために制御指令gによりバイパス弁駆動
モータ3を駆動し、バイパス弁2の開度を制御する。制
御指令gは回転数指令値作成部1より出力される演算時
毎の回転数指令値と目標加速率、及びタービン4の実回
転数hとバイパス弁2の開度cとから次の制御量(a,
b,c,e)を演算して第2、第3のコントローラ8,
9により足し合わせ求めている。 (1)目標加速率に第1の比率演算器6によりゲイン
(K23)を与えた加速トルク演算量a(バイパス弁開
度換算) (2)回転数指令値に第2の比率演算器7によりゲイン
(K25)を与えた対応する風損量b(バイパス弁開度
換算) (3)MSV−バイパス弁2の開度のフィードバック値
c (4)回転数偏差量dに第1のコントローラ5によりゲ
イン(K26)を与えた演算量e(ここで回転数偏差量
dは回転数指令値とタービン11の回転数hとの差を加
減算器により求めたもの)
【0008】ここで第2のコントローラ8の演算量fは
演算量a,b,cを足し合わされ求められる値でタービ
ン4の回転数を目標加速率に沿って上昇されるのに必要
なバイパス弁2の開度制御の偏差量である。
演算量a,b,cを足し合わされ求められる値でタービ
ン4の回転数を目標加速率に沿って上昇されるのに必要
なバイパス弁2の開度制御の偏差量である。
【0009】演算量eはタービン4の回転数指令値と実
回転数hとの差(回転数偏差量d)の比例積分演算制御
量である。
回転数hとの差(回転数偏差量d)の比例積分演算制御
量である。
【0010】タービン4の起動制御は回転数制御である
から、回転数偏差量dによる制御は重要であるが、ター
ビン回転数hはタービン4の慣性のためにバイパス弁2
の開度に対してかなり遅れて変化する。
から、回転数偏差量dによる制御は重要であるが、ター
ビン回転数hはタービン4の慣性のためにバイパス弁2
の開度に対してかなり遅れて変化する。
【0011】そのため、回転数hのみによる制御では遅
れて変化する値により次に出力する指令値を決定するこ
とになり、制御が不安定になってしまう。そこで、バイ
パス弁2の開度制御の偏差量fを先行制御として従来制
御にとり入れている。
れて変化する値により次に出力する指令値を決定するこ
とになり、制御が不安定になってしまう。そこで、バイ
パス弁2の開度制御の偏差量fを先行制御として従来制
御にとり入れている。
【0012】また、タービン4の回転数hに比例する抵
抗力(風損等)を補正したのが風損量b(バイパス弁開
度換算値)である。
抗力(風損等)を補正したのが風損量b(バイパス弁開
度換算値)である。
【0013】以上により各々の演算時点における状態か
ら、設定された目標加速率で回転数hが上昇していくよ
うな指令値gが出力され、バイパス弁駆動モータ3を駆
動し、バイパス弁2が制御される。この演算を繰り返す
ことによりタービン起動制御が行われる。
ら、設定された目標加速率で回転数hが上昇していくよ
うな指令値gが出力され、バイパス弁駆動モータ3を駆
動し、バイパス弁2が制御される。この演算を繰り返す
ことによりタービン起動制御が行われる。
【0014】実機ではそのプラント毎にバイパス弁2や
タービン4の定格、特性が違っているため、それぞれの
プラントに見合った制御ゲイン(K23,K25,K2
6)を第1,第2比率演算器6,7と第1のコントロー
ラ5により決定し、バイパス弁駆動モータ3への指令値
gを決定していた。ここで、図15中の10は復水器で
ある。
タービン4の定格、特性が違っているため、それぞれの
プラントに見合った制御ゲイン(K23,K25,K2
6)を第1,第2比率演算器6,7と第1のコントロー
ラ5により決定し、バイパス弁駆動モータ3への指令値
gを決定していた。ここで、図15中の10は復水器で
ある。
【0015】また、図16はタービン回転数を零回転数
から定格回転数まで昇速し、タービン発電機と電力系統
に並入する場合の揃速制御を行うタービン起動装置のブ
ロック構成図である。
から定格回転数まで昇速し、タービン発電機と電力系統
に並入する場合の揃速制御を行うタービン起動装置のブ
ロック構成図である。
【0016】発電機しゃ断器11(以下52G11と略
称する)を系統に投入する際には発電機側と系統側との
間の電圧差、周波数差、位相差を調整し、それぞれの差
が許容値以内に小さくなったことを検出し、それらの条
件が満たされたとき52G11を投入し、発電機側と系
統側とに衝撃や動揺を与えないようにする必要がある。
称する)を系統に投入する際には発電機側と系統側との
間の電圧差、周波数差、位相差を調整し、それぞれの差
が許容値以内に小さくなったことを検出し、それらの条
件が満たされたとき52G11を投入し、発電機側と系
統側とに衝撃や動揺を与えないようにする必要がある。
【0017】図16において、タービン4の回転数制御
すなわち、発電機12の周波数制御は以下のように行っ
ている。
すなわち、発電機12の周波数制御は以下のように行っ
ている。
【0018】規定回転数を目標回転数dとし、発電機1
2に取り付けられた回転数検出器13によりタービン4
の回転数hを検出し、コントローラ5Aの加減算器14
により目標回転数dとの偏差を演算して、その偏差信号
をコントローラ5の演算器15を介し、バイパス弁駆動
モータ3を駆動してバイパス弁2を制御する。これによ
りタービン4への蒸気流量を制御し、タービン1の回転
数が目標値となるように制御している。
2に取り付けられた回転数検出器13によりタービン4
の回転数hを検出し、コントローラ5Aの加減算器14
により目標回転数dとの偏差を演算して、その偏差信号
をコントローラ5の演算器15を介し、バイパス弁駆動
モータ3を駆動してバイパス弁2を制御する。これによ
りタービン4への蒸気流量を制御し、タービン1の回転
数が目標値となるように制御している。
【0019】並列操作時は前述のように発電機12の周
波数fGを系統周波数fLに合わせるように揃速制御を
行う。また、他の並列条件である発電機12の周波数f
Gと系統周波数fLの位相を合わせ易くするために発電
機12の周波数fGが系統周波数fLに対して同期リレ
ーの許容周波数差以内の+αHZだけ高くなるように制
御している。
波数fGを系統周波数fLに合わせるように揃速制御を
行う。また、他の並列条件である発電機12の周波数f
Gと系統周波数fLの位相を合わせ易くするために発電
機12の周波数fGが系統周波数fLに対して同期リレ
ーの許容周波数差以内の+αHZだけ高くなるように制
御している。
【0020】発電機12の周波数fG及び系統周波数f
LはそれぞれPT16,17を介して検出し、加減算器
18によりその差を演算して、それに回転数指令値作成
部1の加減算器19により発電機周波数制御バイパス+
αを加える。
LはそれぞれPT16,17を介して検出し、加減算器
18によりその差を演算して、それに回転数指令値作成
部1の加減算器19により発電機周波数制御バイパス+
αを加える。
【0021】さらに、加減算器20により規定回転数に
加算して目標回転数とし、図17のように発電機12の
周波数fGが系統周波数fLに対して+αHZだけ高く
なるように制御する。
加算して目標回転数とし、図17のように発電機12の
周波数fGが系統周波数fLに対して+αHZだけ高く
なるように制御する。
【0022】そこで発電機12の周波数fGと系統周波
数fLの周波数差が規定値以内に入り、他の並列条件
(電圧差、位相差)が満たされたとき、発電機しゃ断器
11(52G)を投入して、並列操作を行うようになっ
ている。
数fLの周波数差が規定値以内に入り、他の並列条件
(電圧差、位相差)が満たされたとき、発電機しゃ断器
11(52G)を投入して、並列操作を行うようになっ
ている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14に示し
た従来のタービン起動装置によると、実機との現地組み
合わせ調整ではそのプラントごとにバイパス弁2やター
ビン4の定格や特性が違っているため、それぞれのプラ
ントに見合った定数を第1、第2の比率演算機器6,7
と比例積分演算器第1のコントローラ5に含まれる)及
び第3のコントローラ9等により調整していた。しかし
バイパス弁2の開度対流量特性が非直線性を持っている
事が多いため、タービン回転数hに対してリニアな指令
値を与える従来の制御では定数の決定が難しく、決定す
るためにはタービン起動を何回も繰り返さなければなら
ず、多くの労力や時間がかかったり定数決定後でも低
速、高速どちらからの領域で制御が不安定になるといっ
た問題点があった。
た従来のタービン起動装置によると、実機との現地組み
合わせ調整ではそのプラントごとにバイパス弁2やター
ビン4の定格や特性が違っているため、それぞれのプラ
ントに見合った定数を第1、第2の比率演算機器6,7
と比例積分演算器第1のコントローラ5に含まれる)及
び第3のコントローラ9等により調整していた。しかし
バイパス弁2の開度対流量特性が非直線性を持っている
事が多いため、タービン回転数hに対してリニアな指令
値を与える従来の制御では定数の決定が難しく、決定す
るためにはタービン起動を何回も繰り返さなければなら
ず、多くの労力や時間がかかったり定数決定後でも低
速、高速どちらからの領域で制御が不安定になるといっ
た問題点があった。
【0024】図18は、実際のプラントでのバイパス弁
開度と蒸気流量との関係を示している。同図は、同じバ
イパス弁開度変化量でもバイパス弁開度により蒸気流量
の変化量が違いバイパス弁開度が小さいときは蒸気流量
の変化量が大きく、反対にバイパス弁開度が大きいとき
は蒸気流量の変化量が小さくなることを示している。
開度と蒸気流量との関係を示している。同図は、同じバ
イパス弁開度変化量でもバイパス弁開度により蒸気流量
の変化量が違いバイパス弁開度が小さいときは蒸気流量
の変化量が大きく、反対にバイパス弁開度が大きいとき
は蒸気流量の変化量が小さくなることを示している。
【0025】蒸気流量は、時間的遅れを持ってタービン
回転数hに現れるので、制御された結果としてのタービ
ン回転数hのバイパス弁開度に対する関係は蒸気バイパ
ス弁開度と蒸気流量の関係と同様なことが言える。つま
り同じバイパス弁開度変化量でもバイパス弁開度により
タービン回転数hの変化量が違い、バイパス弁開度が小
さいときのほうがタービン回転数の変化量か大きく反対
にバイパス弁開度が大きいときはタービン回転数の変化
量が小さくなる。
回転数hに現れるので、制御された結果としてのタービ
ン回転数hのバイパス弁開度に対する関係は蒸気バイパ
ス弁開度と蒸気流量の関係と同様なことが言える。つま
り同じバイパス弁開度変化量でもバイパス弁開度により
タービン回転数hの変化量が違い、バイパス弁開度が小
さいときのほうがタービン回転数の変化量か大きく反対
にバイパス弁開度が大きいときはタービン回転数の変化
量が小さくなる。
【0026】このため従来のタービン起動制御では、制
御定数の調整を低速域に合わせると高速域では指令値に
対して回転数の変化量が小さくなるため回転数制御応答
が悪く、逆に高速域に合わせると低速域では指令値に対
して回転数の変化量が大きくなるため乱調ぎみになる。
といった問題があり、調整作業が非常に難しく、追い込
み調整にかなりのタービン起動回数が必要であった。一
回の起動停止には数時間という長い時間が掛かるため調
整作業のために起動を繰り返していたのでは膨大な時間
と労力が掛かることになる。そのため、実際のプラント
ではタービン起動装置の調整が完全に終了するまで何回
でもタービン起動ができないことがあり、不完全のまま
運用には入りその後の起動の度に調整員が調整に出向か
なければならないと言うケースもある。
御定数の調整を低速域に合わせると高速域では指令値に
対して回転数の変化量が小さくなるため回転数制御応答
が悪く、逆に高速域に合わせると低速域では指令値に対
して回転数の変化量が大きくなるため乱調ぎみになる。
といった問題があり、調整作業が非常に難しく、追い込
み調整にかなりのタービン起動回数が必要であった。一
回の起動停止には数時間という長い時間が掛かるため調
整作業のために起動を繰り返していたのでは膨大な時間
と労力が掛かることになる。そのため、実際のプラント
ではタービン起動装置の調整が完全に終了するまで何回
でもタービン起動ができないことがあり、不完全のまま
運用には入りその後の起動の度に調整員が調整に出向か
なければならないと言うケースもある。
【0027】図19は制御ゲイン定数の調整を低速域に
合わせた為、高速域において回転数指令値(図中点線)
に対してA部に示すように回転数制御応答が悪くなるこ
とを示している。図20は制御ゲイン定数の調整を高速
域に合わせた為、低速域では回転数指令値(図中点線)
に対してB部に示すように回転数の変化量が大きくなり
乱調ぎみになっていることを示している。
合わせた為、高速域において回転数指令値(図中点線)
に対してA部に示すように回転数制御応答が悪くなるこ
とを示している。図20は制御ゲイン定数の調整を高速
域に合わせた為、低速域では回転数指令値(図中点線)
に対してB部に示すように回転数の変化量が大きくなり
乱調ぎみになっていることを示している。
【0028】ここで、図15に示した従来のタービン起
動装置についてさらに別の不具合を詳しく述べると、バ
イパス弁2の開度対流量の特性が非直線性をもっている
ことや復水器10の真空度が起動中に変化するため、回
転数hに対してリニアな指令値を与える従来制御では、
制御ゲイン(K23,K25,K26)の決定すること
が難しく、制御ゲイン(K23,K25,K26)を決
定後でも復水器の真空度の変化により回転数の制御が不
安定になるという問題があった。
動装置についてさらに別の不具合を詳しく述べると、バ
イパス弁2の開度対流量の特性が非直線性をもっている
ことや復水器10の真空度が起動中に変化するため、回
転数hに対してリニアな指令値を与える従来制御では、
制御ゲイン(K23,K25,K26)の決定すること
が難しく、制御ゲイン(K23,K25,K26)を決
定後でも復水器の真空度の変化により回転数の制御が不
安定になるという問題があった。
【0029】図21は、実際のプラントの起動時の回転
数h及び複数器10の真空度の様子を表した図で、実線
は実回転数、点線は目標回転数、一点鎖線は復水器の真
空度を示している。
数h及び複数器10の真空度の様子を表した図で、実線
は実回転数、点線は目標回転数、一点鎖線は復水器の真
空度を示している。
【0030】図21において、タービン4の実回転数h
は目標回転数に沿って上昇しているが、定格回転数付近
ではなかなか目標回転数に到達できないことを示してい
る。これは復水器10の真空度が低下し、同じバイパス
弁2の開度変化量でも真空度の高いところと低いところ
では回転数の変化量が違い、真空度の低いところのほう
が回転数に変化が小さいことになる。
は目標回転数に沿って上昇しているが、定格回転数付近
ではなかなか目標回転数に到達できないことを示してい
る。これは復水器10の真空度が低下し、同じバイパス
弁2の開度変化量でも真空度の高いところと低いところ
では回転数の変化量が違い、真空度の低いところのほう
が回転数に変化が小さいことになる。
【0031】従来のタービン起動制御では制御ゲイン定
数の調整を復水器10の真空度が一定であるという条件
で行っていた。このため、復水器10の真空度は制御条
件に取り込んでおらず、真空度が低いところでは回転数
指令値に対して回転数の変化量が小さくなるため、回転
数制御応答が悪く、定格回転数付近ではなかなか目標回
転数に到達できないといった問題があり、調整作業が非
常に難しく、追い込み調整にかなりのタービン起動回数
が必要であった。また、実際のプラントではタービン起
動装置の調整が完全に終了するまで何回でもタービンを
起動し確認できる訳ではなく、不完全なまま運用に入
り、その後の起動の度に調整員が調整に出向かなければ
ならないというケースもあった。
数の調整を復水器10の真空度が一定であるという条件
で行っていた。このため、復水器10の真空度は制御条
件に取り込んでおらず、真空度が低いところでは回転数
指令値に対して回転数の変化量が小さくなるため、回転
数制御応答が悪く、定格回転数付近ではなかなか目標回
転数に到達できないといった問題があり、調整作業が非
常に難しく、追い込み調整にかなりのタービン起動回数
が必要であった。また、実際のプラントではタービン起
動装置の調整が完全に終了するまで何回でもタービンを
起動し確認できる訳ではなく、不完全なまま運用に入
り、その後の起動の度に調整員が調整に出向かなければ
ならないというケースもあった。
【0032】また、図16に示した揃速制御における周
波数制御においても、並列時は発電機周波数fGを系統
周波数fLに合わせるよう制御(揃速制御)するが、系
統周波数fLの変動量が大きいと発電機周波数fGの制
御がなかなか系統周波数fLの変動に追いつかなく、揃
速すなわち並列操作に時間がかかりすぎる問題があっ
た。
波数制御においても、並列時は発電機周波数fGを系統
周波数fLに合わせるよう制御(揃速制御)するが、系
統周波数fLの変動量が大きいと発電機周波数fGの制
御がなかなか系統周波数fLの変動に追いつかなく、揃
速すなわち並列操作に時間がかかりすぎる問題があっ
た。
【0033】通常、系統周波数fLは基準の周波数(5
0Hz又は60Hz)に対してある程度変動している。
前記バイパス弁制御によるタービンの回転数制御では、
系統周波数fLが上昇していく場合はタービン4の回転
数も上昇し、発電機12の周波数fGもすぐ追従する
が、系統周波数fLが下降してきた場合はバイパス弁2
を絞ってもタービン4の回転数はタービン4の慣性によ
り直ちに下降できず、すなわち発電機12の周波数fG
もすぐ追従できない。この関係を図22に示す。
0Hz又は60Hz)に対してある程度変動している。
前記バイパス弁制御によるタービンの回転数制御では、
系統周波数fLが上昇していく場合はタービン4の回転
数も上昇し、発電機12の周波数fGもすぐ追従する
が、系統周波数fLが下降してきた場合はバイパス弁2
を絞ってもタービン4の回転数はタービン4の慣性によ
り直ちに下降できず、すなわち発電機12の周波数fG
もすぐ追従できない。この関係を図22に示す。
【0034】このように並列操作時の発電機12の周波
数制御において、タービン発電機12の回転数制御は無
負荷時においては応答遅れが大きく、系統周波数fLの
変動に対して発電機12の周波数fGは遅れることにな
り、発電機12の周波数fGと系統周波数fLの周波数
差が規定値以内に入りにくくなり、なかなか揃速しない
ことになり、並列操作に時間を要することになる。
数制御において、タービン発電機12の回転数制御は無
負荷時においては応答遅れが大きく、系統周波数fLの
変動に対して発電機12の周波数fGは遅れることにな
り、発電機12の周波数fGと系統周波数fLの周波数
差が規定値以内に入りにくくなり、なかなか揃速しない
ことになり、並列操作に時間を要することになる。
【0035】本発明の目的は、タービンの回転数の高速
域および低速域で乱調気味になることを防止すると共
に、復水器の真空度低下時におけるタービン起動制御を
も円滑に行い、揃速制御時の並列操作を円滑に行うこと
の出来るタービン起動装置を得ることである。
域および低速域で乱調気味になることを防止すると共
に、復水器の真空度低下時におけるタービン起動制御を
も円滑に行い、揃速制御時の並列操作を円滑に行うこと
の出来るタービン起動装置を得ることである。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明のタービン起動装
置は、タービン回転数を零回転数から定格回転数まで昇
速するにあたり、タービン回転数が予め定めた回転数指
令値に一致して昇速するように主蒸気止め弁バイパス弁
に開度指令を出すための第1のコントローラと、タービ
ン回転数が予め定めた回転数変化率指令値で昇速するよ
うに主蒸気止め弁バイパス弁に開度指令を出すための第
2のコントローラと、第1のコントローラの出力および
第2のコントローラの出力を加算し主蒸気止め弁バイパ
ス弁に駆動指令を出す第3のコントローラと、回転数指
令値の上昇や主蒸気止め弁バイパス弁開度の増加に伴っ
て第1のコントローラの制御ゲインを大きくするための
第1の関数発生器と、回転数指令値の上昇や主蒸気止め
弁バイパス弁の開度の増加に伴って主蒸気止め弁バイパ
ス弁の開度が実際の開度より小さくなるように演算処理
する第2の関数発生器とを備えている。
置は、タービン回転数を零回転数から定格回転数まで昇
速するにあたり、タービン回転数が予め定めた回転数指
令値に一致して昇速するように主蒸気止め弁バイパス弁
に開度指令を出すための第1のコントローラと、タービ
ン回転数が予め定めた回転数変化率指令値で昇速するよ
うに主蒸気止め弁バイパス弁に開度指令を出すための第
2のコントローラと、第1のコントローラの出力および
第2のコントローラの出力を加算し主蒸気止め弁バイパ
ス弁に駆動指令を出す第3のコントローラと、回転数指
令値の上昇や主蒸気止め弁バイパス弁開度の増加に伴っ
て第1のコントローラの制御ゲインを大きくするための
第1の関数発生器と、回転数指令値の上昇や主蒸気止め
弁バイパス弁の開度の増加に伴って主蒸気止め弁バイパ
ス弁の開度が実際の開度より小さくなるように演算処理
する第2の関数発生器とを備えている。
【0037】また、本発明のタービン起動装置は、復水
器の真空度が低くなるに伴って第1のコントローラの制
御ゲインを大きくするための第1の関数発生器と、主蒸
気止め弁バイパス弁の開度が増加するに伴って主蒸気止
め弁バイパス弁の開度が実際の開度より小さくなるよう
に演算処理する第2の関数発生器とを備えている。
器の真空度が低くなるに伴って第1のコントローラの制
御ゲインを大きくするための第1の関数発生器と、主蒸
気止め弁バイパス弁の開度が増加するに伴って主蒸気止
め弁バイパス弁の開度が実際の開度より小さくなるよう
に演算処理する第2の関数発生器とを備えている。
【0038】一方、本発明のタービン起動装置は、ター
ビン回転数を零回転数から定格回転数まで昇速しタービ
ン発電機が電力系統に並入するまでタービン回転数を制
御するタービン起動装置であって、タービン回転数が予
め定めた回転数指令値に一致して昇速するように主蒸気
止め弁バイパス弁に開度指令を出すコントローラと、電
力系統の系統周波数が定格周波数未満のときは所定のバ
イアス値を出力し系統周波数が定格周波数を超えたとき
はバイパス値を零とする関数発生器と、この関数発生器
の出力を前記回転数指令値に加算するための加算器とを
備えている。
ビン回転数を零回転数から定格回転数まで昇速しタービ
ン発電機が電力系統に並入するまでタービン回転数を制
御するタービン起動装置であって、タービン回転数が予
め定めた回転数指令値に一致して昇速するように主蒸気
止め弁バイパス弁に開度指令を出すコントローラと、電
力系統の系統周波数が定格周波数未満のときは所定のバ
イアス値を出力し系統周波数が定格周波数を超えたとき
はバイパス値を零とする関数発生器と、この関数発生器
の出力を前記回転数指令値に加算するための加算器とを
備えている。
【0039】
【作用】本発明のタービン起動装置は、回転数指令値の
上昇や主蒸気止め弁バイパス弁開度の増加に伴って第1
のコントローラの制御ゲインを大きくするための第1の
関数発生器と、回転数指令値の上昇や主蒸気止め弁バイ
パス弁の開度の増加に伴って主蒸気止め弁バイパス弁の
開度が実際の開度より小さくなるように演算処理する第
2の関数発生器とを備えているので、回転数制御におけ
るゲインを均一化することができ、バイパス弁の特性を
見掛上線形にすることができる。
上昇や主蒸気止め弁バイパス弁開度の増加に伴って第1
のコントローラの制御ゲインを大きくするための第1の
関数発生器と、回転数指令値の上昇や主蒸気止め弁バイ
パス弁の開度の増加に伴って主蒸気止め弁バイパス弁の
開度が実際の開度より小さくなるように演算処理する第
2の関数発生器とを備えているので、回転数制御におけ
るゲインを均一化することができ、バイパス弁の特性を
見掛上線形にすることができる。
【0040】また、本発明のタービン起動装置は、復水
器の真空度が低くなるに伴って第1のコントローラの制
御ゲインを大きくするための第1の関数発生器と、主蒸
気止め弁バイパス弁の開度が増加するに伴って主蒸気止
め弁バイパス弁の開度が実際の開度より小さくなるよう
に演算処理する第2の関数発生器とを備えているので、
復水器の真空度が変動しても安定したた回転数制御を行
うことができる。
器の真空度が低くなるに伴って第1のコントローラの制
御ゲインを大きくするための第1の関数発生器と、主蒸
気止め弁バイパス弁の開度が増加するに伴って主蒸気止
め弁バイパス弁の開度が実際の開度より小さくなるよう
に演算処理する第2の関数発生器とを備えているので、
復水器の真空度が変動しても安定したた回転数制御を行
うことができる。
【0041】一方、揃速制御時にはタービンの慣性を考
慮してタービン回転数が系統の定格周波数を超えたとき
はバイアス信号を零とするので、タービン発電機の周波
数が系統周波数の許容範囲に入るのが早くなり、揃速制
御の時間が短縮される。
慮してタービン回転数が系統の定格周波数を超えたとき
はバイアス信号を零とするので、タービン発電機の周波
数が系統周波数の許容範囲に入るのが早くなり、揃速制
御の時間が短縮される。
【0042】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図1は
本発明の第1の実施例を示すプロック構成図である。
本発明の第1の実施例を示すプロック構成図である。
【0043】図14に示したものと同一要素には同一符
号を付し、その説明を省略する。この実施例では、第1
の関数発生器21および第2の関数発生器22を有して
おり、第1の関数発生器21は、図2に示すように回転
数指令が上昇するに従って回転数制御信号eを増加せし
めるようにしたものである。また第2の関数発生器22
は図3に示すようにバイパス弁負開度負帰還値cに同様
に回転数指令値をパラメーターとして回転数指令値が増
えるにしたがってバイパス弁開度信号を回転数指令値増
加量に比べてバイパス弁開度増加量を小さくするように
したものである。
号を付し、その説明を省略する。この実施例では、第1
の関数発生器21および第2の関数発生器22を有して
おり、第1の関数発生器21は、図2に示すように回転
数指令が上昇するに従って回転数制御信号eを増加せし
めるようにしたものである。また第2の関数発生器22
は図3に示すようにバイパス弁負開度負帰還値cに同様
に回転数指令値をパラメーターとして回転数指令値が増
えるにしたがってバイパス弁開度信号を回転数指令値増
加量に比べてバイパス弁開度増加量を小さくするように
したものである。
【0044】以上のように構成した場合、バイパス弁2
の特性が図18のようなときにはバイパス弁開度指令値
に対する回転数信号のゲインは、低速域では上がり、高
速域では下がるように働くが、本発明の関数発生器21
により、その回転数制御のゲインを均一化できる。
の特性が図18のようなときにはバイパス弁開度指令値
に対する回転数信号のゲインは、低速域では上がり、高
速域では下がるように働くが、本発明の関数発生器21
により、その回転数制御のゲインを均一化できる。
【0045】また、バイパス弁開度信号は低速域ではバ
イパス弁開度信号負帰還値より大きく、高速域ではバイ
パス弁開度信号負帰還値より小さくすることにより、バ
イパス弁2の流量特性を見かけ上、リニアにすることが
できる。
イパス弁開度信号負帰還値より大きく、高速域ではバイ
パス弁開度信号負帰還値より小さくすることにより、バ
イパス弁2の流量特性を見かけ上、リニアにすることが
できる。
【0046】このようにして、第1の関数発生器21及
び第2の回転数発生器22を付け加えることにより回転
数をパラメーターとするバイパス弁開度に対する回転数
ゲインの変化のみを補正することができバイパス弁開度
負帰還値量、回転数制御信号、先行指令値には影響しな
い制御ができる。
び第2の回転数発生器22を付け加えることにより回転
数をパラメーターとするバイパス弁開度に対する回転数
ゲインの変化のみを補正することができバイパス弁開度
負帰還値量、回転数制御信号、先行指令値には影響しな
い制御ができる。
【0047】従って回転数制御系、バイパス弁開度制御
系共にバイパス弁の特性による非直線性を均一化し、全
速度領域における均一した制御ができるようになる。こ
れにより調整も簡便になり従来制御に比べ少ない起動に
よって調整が完了できる。
系共にバイパス弁の特性による非直線性を均一化し、全
速度領域における均一した制御ができるようになる。こ
れにより調整も簡便になり従来制御に比べ少ない起動に
よって調整が完了できる。
【0048】図4は、本発明の第2の実施例を示すブロ
ック構成図である。図1に示す第1の実施例と同一要素
には同一符号を付してその説明を省略する。この実施例
における第1の関数発生器23および第2の関数発生器
24は、バイパス弁開度cをパラメーターとする関数発
生器であり、第1の関数発生器23は図5に示すように
バイパス弁2の開度負帰還値cが上昇するに従って回転
数制御信号eを増加せしめるようにしたものである。ま
た第2の関数発生器24は図6に示すようにバイパス弁
2の開度負帰還値cに同様にバイパス弁2の開度負帰還
値cをパラメーターとしてバイパス弁2の開度負帰還c
が増えるにしたがってバイパス弁開度信号をバイパス弁
2の開度負帰還値cの増加量に比べてバイパス弁開度増
加量を小さくするようにしたものである。
ック構成図である。図1に示す第1の実施例と同一要素
には同一符号を付してその説明を省略する。この実施例
における第1の関数発生器23および第2の関数発生器
24は、バイパス弁開度cをパラメーターとする関数発
生器であり、第1の関数発生器23は図5に示すように
バイパス弁2の開度負帰還値cが上昇するに従って回転
数制御信号eを増加せしめるようにしたものである。ま
た第2の関数発生器24は図6に示すようにバイパス弁
2の開度負帰還値cに同様にバイパス弁2の開度負帰還
値cをパラメーターとしてバイパス弁2の開度負帰還c
が増えるにしたがってバイパス弁開度信号をバイパス弁
2の開度負帰還値cの増加量に比べてバイパス弁開度増
加量を小さくするようにしたものである。
【0049】以上のように構成した場合、バイパス弁2
の特性が図18のようなときにはバイパス弁開度指令値
に対する回転数信号のゲインは、低速域では上がり高速
域では下がるように働くが、本発明の第1関数発生器2
3により、その回転数制御のゲインを均一化できる。
の特性が図18のようなときにはバイパス弁開度指令値
に対する回転数信号のゲインは、低速域では上がり高速
域では下がるように働くが、本発明の第1関数発生器2
3により、その回転数制御のゲインを均一化できる。
【0050】また、バイパス弁開度信号は低速域ではバ
イパス弁開度信号負帰還値より大きく、高速域では調節
弁開度信号負帰還値より小さくすることによりバイパス
弁2の流量特性を見かけ上リニアにすることができる。
イパス弁開度信号負帰還値より大きく、高速域では調節
弁開度信号負帰還値より小さくすることによりバイパス
弁2の流量特性を見かけ上リニアにすることができる。
【0051】このようにして、第1の関数発生器23及
び第2の回転数発生器24を付け加えることとにより、
バイパス弁2の開度負帰還値cをパラメーターとするバ
イパス弁開度に対する回転数ゲインの変化のみを補正す
ることができバイパス弁開度負帰還値、回転数制御信
号、先行指令値には影響しない制御ができる。
び第2の回転数発生器24を付け加えることとにより、
バイパス弁2の開度負帰還値cをパラメーターとするバ
イパス弁開度に対する回転数ゲインの変化のみを補正す
ることができバイパス弁開度負帰還値、回転数制御信
号、先行指令値には影響しない制御ができる。
【0052】従って回転数制御系、バイパス弁開度制御
系共にバイパス弁の特性による非直線性を均一化し、全
速度領域における均一した制御ができるようになる。こ
れにより調整も簡便になり従来制御に比べ少ない起動に
よって調整が完了できる。
系共にバイパス弁の特性による非直線性を均一化し、全
速度領域における均一した制御ができるようになる。こ
れにより調整も簡便になり従来制御に比べ少ない起動に
よって調整が完了できる。
【0053】次に、図7は、本発明の第3の実施例を示
すブロック構成図である。図15に示すものと同一要素
には同一符号を付してその説明を省略する。この実施例
は、図15に示した従来例のものに対し、第1の関数発
生器25および第2の関数発生器26を追加したもので
ある。第1の関数発生器25は、図8に示すように、復
水器10の真空度が低いところではゲインが大きく、高
いところではゲインが小さくなる関数を発生する。一
方、第2の関数発生器26は、図9に示すように、逆
に、復水器10の真空度が高いところではゲインが大き
く、低いところではゲインが小さくなる関数を発生す
る。これにより、復水器10の真空度に応じて変化する
ゲインを与えることになり、復水器の真空度の低下時に
おけるタービン起動制御の不安定さを解消するようにし
たものである。
すブロック構成図である。図15に示すものと同一要素
には同一符号を付してその説明を省略する。この実施例
は、図15に示した従来例のものに対し、第1の関数発
生器25および第2の関数発生器26を追加したもので
ある。第1の関数発生器25は、図8に示すように、復
水器10の真空度が低いところではゲインが大きく、高
いところではゲインが小さくなる関数を発生する。一
方、第2の関数発生器26は、図9に示すように、逆
に、復水器10の真空度が高いところではゲインが大き
く、低いところではゲインが小さくなる関数を発生す
る。これにより、復水器10の真空度に応じて変化する
ゲインを与えることになり、復水器の真空度の低下時に
おけるタービン起動制御の不安定さを解消するようにし
たものである。
【0054】すなわち、第1の関数発生器25の制御ゲ
イン(F26)により演算量jは回転数偏差量dに対し
て復水器10の真空度hが低くなるのに従って大きなゲ
インが与えられることになる。また、第2の関数発生器
26のゲイン(F27)により演算量iは復水器10の
真空度hが低くなるのに従って実際のバイパス弁開度c
より小さな値となる。
イン(F26)により演算量jは回転数偏差量dに対し
て復水器10の真空度hが低くなるのに従って大きなゲ
インが与えられることになる。また、第2の関数発生器
26のゲイン(F27)により演算量iは復水器10の
真空度hが低くなるのに従って実際のバイパス弁開度c
より小さな値となる。
【0055】演算量iはバイパス弁2から読み込まれて
第2のコントローラー8加減算器8Aにより減算される
負帰還量であり、バイパス弁駆動モータ3への指令値g
を補償する役割をする。一方、バイパス弁2の駆動モー
タ3への指令値gは腹水器10の真空度hが高くなるの
に従って大きな値となっているから、演算量cにゲイン
(F27)によりバイパス弁2の開度cが増えるに従っ
て小さくなるゲインを与えることによって、負帰還によ
る補償量の増加分を補っている。
第2のコントローラー8加減算器8Aにより減算される
負帰還量であり、バイパス弁駆動モータ3への指令値g
を補償する役割をする。一方、バイパス弁2の駆動モー
タ3への指令値gは腹水器10の真空度hが高くなるの
に従って大きな値となっているから、演算量cにゲイン
(F27)によりバイパス弁2の開度cが増えるに従っ
て小さくなるゲインを与えることによって、負帰還によ
る補償量の増加分を補っている。
【0056】これらにより、腹水器10の真空度hが低
下した場合は、バイパス弁駆動モータ3への指令値gは
大きくなり、回転数指令値に対して回転数の変化量が大
きくなるため定格回転数付近でも指令値に追従して目標
回転数に到達できることになる。
下した場合は、バイパス弁駆動モータ3への指令値gは
大きくなり、回転数指令値に対して回転数の変化量が大
きくなるため定格回転数付近でも指令値に追従して目標
回転数に到達できることになる。
【0057】以上は第1、第2の関数発生器25,26
を用いた場合について説明したが、回路を簡単にするた
め関数発生器25、あるいは関数発生器26いずれか一
方のみ使用することでも同様な効果を得られることは言
うまでもない。
を用いた場合について説明したが、回路を簡単にするた
め関数発生器25、あるいは関数発生器26いずれか一
方のみ使用することでも同様な効果を得られることは言
うまでもない。
【0058】図10は、本発明の第4の実施例を示すブ
ロック構成図である。図16に示すものと同一要素には
同一符号を付してその説明を省略する。この実施例は、
図16に示した従来例のものに対し、関数発生器27を
追加し、発電機周波数制御バイアス+αを系統周波数f
Lに応じた関数とし、揃速しやすくしたものである。
ロック構成図である。図16に示すものと同一要素には
同一符号を付してその説明を省略する。この実施例は、
図16に示した従来例のものに対し、関数発生器27を
追加し、発電機周波数制御バイアス+αを系統周波数f
Lに応じた関数とし、揃速しやすくしたものである。
【0059】すなわち、タービン発電機12の並列操作
時は発電機12の周波数fGを系統周波数fLに対して
バイアス+αHZだけ高くなるように制御を行うが、系
統周波数fLの変動に対して関数発生器27の出力(バ
イアス+α)は、図12のように系統周波数fL応じた
関数とする。
時は発電機12の周波数fGを系統周波数fLに対して
バイアス+αHZだけ高くなるように制御を行うが、系
統周波数fLの変動に対して関数発生器27の出力(バ
イアス+α)は、図12のように系統周波数fL応じた
関数とする。
【0060】この出力を加減算器19により規定回転数
に加算する。これにより、系統周波数fLがある値(図
12では50Hz)を超えた帯域ではバイアス+αが小
さくなり、タービン1の目標回転数、すなわち発電機1
2の周波数fGは図11のように制御され、更に発電機
12の周波数fGの系統周波数fLに対する遅れも図1
3のように小さくなる。
に加算する。これにより、系統周波数fLがある値(図
12では50Hz)を超えた帯域ではバイアス+αが小
さくなり、タービン1の目標回転数、すなわち発電機1
2の周波数fGは図11のように制御され、更に発電機
12の周波数fGの系統周波数fLに対する遅れも図1
3のように小さくなる。
【0061】このことにより、発電機12の周波数fG
を系統周波数fLに合わせることが容易になり、揃速時
間が短くなり、すなわち並列操作の時間が短縮できる。
尚、本説明では発電機12の定格周波数が50Hzの場
合について述べたが60Hzの場合も同様の動作とな
る。
を系統周波数fLに合わせることが容易になり、揃速時
間が短くなり、すなわち並列操作の時間が短縮できる。
尚、本説明では発電機12の定格周波数が50Hzの場
合について述べたが60Hzの場合も同様の動作とな
る。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明では、回転数あるい
はバイパス弁解度に適した制御ゲインを与えることによ
って、ターピン起動時の制御の不安定さが解消でき、起
動から定格回転数までのすべて領域における安定した制
御ができる。従って現地での調整作業も簡便なものとな
り、少ない起動で良好な特性を得ることができ、タービ
ンの無駄な起動/停止回数を無くすことができる。
はバイパス弁解度に適した制御ゲインを与えることによ
って、ターピン起動時の制御の不安定さが解消でき、起
動から定格回転数までのすべて領域における安定した制
御ができる。従って現地での調整作業も簡便なものとな
り、少ない起動で良好な特性を得ることができ、タービ
ンの無駄な起動/停止回数を無くすことができる。
【0063】また、本発明では腹水器の真空度に応じた
制御ゲインを与えることによって、ターピン起動時の不
安定さが解消でき、起動から定格回転数までの全ての回
転数域における安定した制御ができる。したがって、現
地での調整作業も簡便なものとなり、少ない起動で良好
な特性を得ることができ、ターピンの無駄な起動/停止
回数をなくすことができる。
制御ゲインを与えることによって、ターピン起動時の不
安定さが解消でき、起動から定格回転数までの全ての回
転数域における安定した制御ができる。したがって、現
地での調整作業も簡便なものとなり、少ない起動で良好
な特性を得ることができ、ターピンの無駄な起動/停止
回数をなくすことができる。
【0064】一方、本発明の揃速制御によるタービン発
電機の周波数を系統周波数に合わせるための時間、すな
わち並列操作の時間を短縮することができる。したがっ
て、タービン発電機を起動するための時間を短縮でき
る。
電機の周波数を系統周波数に合わせるための時間、すな
わち並列操作の時間を短縮することができる。したがっ
て、タービン発電機を起動するための時間を短縮でき
る。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック構成図
【図2】第1の実施例における第1の関数発生器の特性
図
図
【図3】第1の実施例における第2の関数発生器の特性
図
図
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック構成図
【図5】第2の実施例における第1の関数発生器の特性
図
図
【図6】第2の実施例における第2の関数発生器の特性
図
図
【図7】本発明の第3の実施例を示すブロック構成図
【図8】第3の実施例における第1の関数発生器の特性
図
図
【図9】第3の実施例における第2の関数発生器の特性
図
図
【図10】本発明の第4の実施例を示すブロック構成図
【図11】第4の実施例における発電機周波数と系統周
波数との関係を示す特性図
波数との関係を示す特性図
【図12】第4の実施例における関数発生器の特性図
【図13】第4の実施例における揃速制御の際の発電機
周波数と系統周波数との関係を示す特性図
周波数と系統周波数との関係を示す特性図
【図14】従来のタービン起動装置のブロック構成図
【図15】図14の一部詳細ブロック構成図
【図16】タービン発電機を系統に並入する揃速制御を
行う従来におけるタービ起動装置のブロック構成図
行う従来におけるタービ起動装置のブロック構成図
【図17】図16に示したタービン起動装置での発電機
周波数と系統周波数との関係を示す特性図
周波数と系統周波数との関係を示す特性図
【図18】バイパス弁開度と蒸気流量との関係を示す特
性図
性図
【図19】タービン回転数の高速域での不具合を示す特
性図
性図
【図20】タービン回転数の低速域での不具合を示す特
性図
性図
【図21】腹水器の真空度とタービン回転数との特性図
【図22】従来における揃速制御の際の発電機周波数と
系統周波数との関係を示す特性図
系統周波数との関係を示す特性図
1……回転数指令値作成部、2……主蒸気止め弁バイパ
ス弁、3……駆動モータ4……タービン、5……第1の
コントローラ、6……第1の比率演算器、7……第2の
比率演算器、8……第2のコントローラ、 9……第3
のコントローラー、10……腹水器、11……発電機遮
断器、12……発電機、13……回転数検出器、14,
18,19,20……加減算器、15演算器、16,1
7……PT、21,23,25……第1の関数発生器、
22,24,26,……第2の関数発生器、27…関数
発生器
ス弁、3……駆動モータ4……タービン、5……第1の
コントローラ、6……第1の比率演算器、7……第2の
比率演算器、8……第2のコントローラ、 9……第3
のコントローラー、10……腹水器、11……発電機遮
断器、12……発電機、13……回転数検出器、14,
18,19,20……加減算器、15演算器、16,1
7……PT、21,23,25……第1の関数発生器、
22,24,26,……第2の関数発生器、27…関数
発生器
Claims (4)
- 【請求項1】 タービン回転数を零回転数から定格回転
数まで昇速するタービン起動装置において、前記タービ
ン回転数が予め定めた回転数指令値に一致して昇速する
ように主蒸気止め弁バイパス弁に開度指令を出すための
第1のコントローラと、前記タービン回転数が予め定め
た回転数変化率指令値で昇速するように前記主蒸気止め
弁バイパス弁に開度指令を出すために第2のコントロー
ラと、前記第1のコントローラの出力および前記第2の
コントローラの出力を加算し前記主蒸気止め弁バイパ弁
に駆動指令を出す第3のコントローラと、前記回転数指
令値が上昇するに伴って前記第1のコントローラの制御
ゲインを大きくするための第1の関数発生器と、前記回
転数指令値が上昇するに伴って前記主蒸気止め弁バイパ
ス弁の開度が実際の開度より小さくなるように演算処理
する第2の関数発生器とを備えたことを特徴とするター
ビン起動装置。 - 【請求項2】 タービン回転数を零回転数から定格回転
数まで昇速するタービン起動装置において、前記タービ
ン回転数が予め定めた回転数指令値に一致して昇速する
ように主蒸気止め弁バイパス弁に開度指令を出すための
第1のコントローラと、前記タービン回転数が予め定め
た回転数変化率指令値で昇速するように前記主蒸気止め
弁バイパス弁に開度指令を出すための第2のコントロー
ラと、前記第1のコントローラの出力および前記第2の
コントローラの出力を加算し前記主蒸気止め弁バイパス
弁に駆動指令を出す第3のコントローラと、前記主蒸気
止め弁バイパス弁の開度が増加するに伴って前記第1の
コントローラの制御ゲインを大きくするための第1の関
数発生器と、前記主蒸気止め弁バイパス弁の開度が増加
するに伴って前記主蒸気止め弁バイパス弁の開度が実際
の開度より小さくなるように演算処理する第2の関数発
生器とを備えたことを特徴とするタービン起動装置。 - 【請求項3】 タービン回転数を零回転数から定格回転
数まで昇速するタービン起動装置において、前記タービ
ン回転数が予め定めた回転数指令値に一致して昇速する
ように主蒸気止め弁バイパス弁に開度指令を出すための
第1のコントローラと、前記タービン回転数が予め定め
た回転数変化率指令値で昇速するように前記主蒸気止め
弁バイパス弁に開度指令を出すための第2のコントロー
ラと、前記第1のコントローラの出力および前記第2の
コントローラの出力を加算し前記主蒸気止め弁バイパス
弁に駆動指令を出す第3のコントローラと、復水器の真
空度が低くなるに伴って前記第1のコントローラの制御
ゲインを大きくするための第1の関数発生器と、前記主
蒸気止め弁バイパス弁の開度が増加するに伴って前記主
蒸気止め弁バイパス弁の開度が実際の開度より小さくな
るように演算処理する第2の関数発生器とを備えたこと
を特徴とするタービン起動装置。 - 【請求項4】 タービン回転数を零回転数から定格回転
数まで昇速しタービン発電機が電力系統に並入するまで
前記タービン回転数を制御するタービン起動装置におい
て、タービン回転数が予め定めた回転数指令値に一致し
て昇速するように主蒸気止め弁バイパス弁に開度指令を
出すコントローラと、前記電力系統の系統周波数が定格
周波数未満のときは所定のバイアス値を出力し前記系統
周波数が定格周波数を超えたときはバイアス値を零とす
る関数発生器と、この関数発生器の出力を前記回転数指
令値に加算するための加算器とを備えたことを特徴とす
るタービン起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16945493A JPH0726906A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | タービン起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16945493A JPH0726906A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | タービン起動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726906A true JPH0726906A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15886897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16945493A Pending JPH0726906A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | タービン起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726906A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4885299B1 (ja) * | 2010-10-14 | 2012-02-29 | 川崎重工業株式会社 | 蒸気タービン発電システムの起動方法、蒸気タービン発電システム |
JP2014062491A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Hitachi Ltd | タービン制御装置、タービン制御方法及びタービン制御プログラム |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP16945493A patent/JPH0726906A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4885299B1 (ja) * | 2010-10-14 | 2012-02-29 | 川崎重工業株式会社 | 蒸気タービン発電システムの起動方法、蒸気タービン発電システム |
JP2014062491A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Hitachi Ltd | タービン制御装置、タービン制御方法及びタービン制御プログラム |
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