JPH07268970A - 床下地パネル - Google Patents

床下地パネル

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JPH07268970A
JPH07268970A JP6223794A JP6223794A JPH07268970A JP H07268970 A JPH07268970 A JP H07268970A JP 6223794 A JP6223794 A JP 6223794A JP 6223794 A JP6223794 A JP 6223794A JP H07268970 A JPH07268970 A JP H07268970A
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JP
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moisture
panel
floor base
floor
layer
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JP6223794A
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Tsutomu Nakajima
力 中島
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Asahi Woodtec Corp
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Asahi Woodtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床下地パネルに、吸湿、防水に基因する膨張
が発生しないようにする。 【構成】 床下地パネル4は、厚さ15mm、幅910
mm、長さ1820mmのパーティクルボードよりなる
木質パネル2の下面に、2枚の厚さ30μの紙5の間に
厚さ20μのポリエチレンシート6を介在させて両紙5
に熱融着した3層シートを接合することにより、防湿層
7が設けられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床下地パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、床下地パネルとして、合板、パー
ティクルボード、ウエハーボード、オリエンテッドスト
ランドボードなどの木質パネルがそのまま使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すように、床
施工にあたっては、根太またはコンクリートスラブ(図
示略)の上に複数の上記床下地パネル(11)が相互に隙間
(S)をおいて並べられ、その上に複数の床材(12)が相
互に接合せられて配置せられる。
【0004】ところで、根太やコンクリートスラブが乾
燥していなかったりすると、床下地パネル(11)が吸湿、
吸水して膨張する(図4の鎖線状態から実線状態へ)。
また、床下地パネルが根太上に配置せられた場合は、床
下地パネルの下方に空間が生じるが、この空間の湿度が
高くなったりすると、床下地パネルに同じ現象が生じ
る。すると、その上に配置せられている複数の床材(12)
相互の接合部に隙間が生じたり、逆に接合部が盛り上が
ったりすることがあり、床面に問題が生じる。さらに、
吸湿、吸水がひどくなると、床下地パネル下面に結露が
生じ、同下面にかびが生えたり、腐朽が生じることもあ
る。
【0005】この発明の目的は、吸湿、吸水による上記
諸問題の発生を防止しうる床下地パネルを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による床下地パ
ネルは、上記の目的を達成するために、木質パネルの上
下面のうち、少なくとも下面に防湿層が設けられている
ものである。防湿層は、具体的には、つぎのようにして
設けられる。イ.木質パネル面に、合成樹脂塗料を塗布
し、塗料層を設けることにより。塗料層の厚さは、40
〜80μが好ましい。塗料により、木質パネル面の小さ
な凹凸をある程度充填しかつ防湿性を発揮させる必要が
あるが、40μ未満では、この必要性を満足することが
できず、80μを超えると、不必要な厚さとなる。
【0007】ロ.木質パネル面に、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、サランなどの合成樹脂シ
ートまたはフィルム、アルミ箔などの金属薄膜シート、
これらの複数を積層してなる複合シートなどの防湿シー
トを接合することにより。防湿シートの厚さは、10〜
50μが好ましい。10μ未満では、防湿シートにピン
ホールの数が多くなって防湿性に乏しく、50μを超え
ると、不必要な厚さとなる。防湿シートのなかでも合成
樹脂シートまたはフィルムは、金属薄膜シートよりも柔
軟性があるので取り扱い上有利であるが、ポリエチレン
シートなどはコロナ放電のような表面処理を施さないと
接着性が悪くなるし、その接着剤も感圧型に限られると
いう不便さがあり、また、取り扱い時に傷をつけると傷
部分の防湿性が損われるため、傷を付けないよう注意が
必要であるので、つぎのハまたはニのようにして用いる
のが適当である。
【0008】ハ.木質パネル面に、紙、織布または不織
布に上記防湿シートを貼着または熱融着するか、上記塗
料を塗布したものを防湿シート側を内にして接合するこ
とにより。ニ.木質パネル面に、2枚の紙、織布または
不織布の間に上記防湿シートを介在させて接着または熱
融着したものを接合することにより。この場合、防湿シ
ートの両面にあるものは必ずしも同種類でなくてもよい
し、また同種類であっても品質が異なっていてもよい。
防湿シートの接着に用いられる接着剤の具体例として
は、酢ビ・アクリル系、エチレン酢ビ系、アクリル系、
ビニルウレタン系、塩ビ系、ウレタン系、ゴム系などの
接着剤があげられる。
【0009】上記のように、3層シートにすることによ
り、木質パネル面側に、常に紙、織布または不織布があ
ることになるので、木質パネルに対する接合が容易とな
る。また、上記3層シートを接合した床下地パネルの施
工時における取り扱いのさい、紙、織布または不織布が
外面にあるので、同パネル同士がこすれ合ったり、ぶつ
かり合ったり、あるいは構造物に当たったりして、防湿
シートに穴があいたり、防湿シートが破れたりするおそ
れがないため、防湿性が損なわれない。
【0010】この発明による床下地パネルは、工場にお
いて、木質パネルに防湿層が一体的に設けられるもので
あり、床施工後の防湿のみ考えれば、防湿層は、床下地
パネル下面に設けられているだけでよいが、つぎの理由
により、上下両面に設けられている方が好ましい。すな
わち、両面に防湿層があれば、床施工時に床下地パネル
の表裏面を考慮する必要がなくて作業性がよくなるし、
また、床材を床下地パネル上に配置するまでの間に、雨
が吹き込むようなことがあっても、吸水しにくく、床下
地パネルが膨張し難い。
【0011】
【作用】この発明による床下地パネルは、木質パネルの
上下面のうち、少なくとも下面に防湿層が設けられてい
るから、防湿層が設けられている側からの吸湿、吸水が
防止せられ、床下地パネルが膨張しにくくなる。事実、
水蒸気透過度(JISK5400「塗料一般試験方法」
の中の水蒸気透過度試験方法に準ずる。)が、パーティ
クルボードのみよりなる床下地パネルでは0.70〜
1.1mg/cm2 ・hであったのに比べ、この発明による
床下地パネルでは、0.350mg/cm2 ・h以下とな
る。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。 実施例1 この実施例は、図1に示すものであり、同図の床下地パ
ネル(1) は、厚さ15mm、幅910mm、長さ182
0mmのパーティクルボードよりなる木質パネル(2) の
下面に、乾燥時の塗料層が50μとなるようにアミノア
ルキッド樹脂塗料を塗装することにより、防湿層(3) が
設けられているものである。
【0013】実施例2 この実施例は、図2に示されているものであり、図2の
床下地パネル(4) は、実施例1と同じ木質パネル(2) の
下面に、厚さ30μの紙(5) 2枚の間に厚さ20μのポ
リエチレンシート(6) を介在させて両紙(5) に熱融着し
た3層シートを接合することにより、防湿層(7) が設け
られたものである。
【0014】実施例3 この実施例は、図3に示されているものであり、図3の
床下地パネル(8) は、実施例1と同じ木質パネル(2) の
上下面に、厚さ30μのポリエチレンシート(9) を接合
することにより、防湿層(10)が設けられたものである。
【0015】実施例4 この実施例の図示は略したが、防湿層として、厚さ30
μの紙と、厚さ50μの紙との間に厚さ14μのポリエ
チレンシートを介在させて両紙に熱融着した3層シート
を薄い側の紙を内にして接合することにより設けられた
こと以外、実施例3と同じものである。
【0016】比較例 この比較例は、床下地パネルが、実施例1のパーティク
ルボードよりなる木質パネルのみよりなるものである。
【0017】上記各例の床下地パネルより、直径約7c
mの円形試験片を作成し、水蒸気透過度を測定したとこ
ろ、表1のとおりであった。
【0018】
【表1】 また、根太の上に各例の床下地パネルを複数5mmの隙
間をあけて糊釘併用で固定し、その上に厚さ12mm、
幅30mm、長さ1818mmの床材を複数糊釘併用で
固定した。その後、床下地パネルの下面より加湿器で5
日間加湿し、表面の床材の状態を観察した。
【0019】実施例1のものでは、床材の接合部に0.
2mm以下のわずかの隙間が生じたが、問題になる程の
ものではなく、盛り上がりはなかった。実施例2ないし
実施例4のものでは、隙間および盛り上がりのいずれも
生じていなかった。
【0020】比較例のものでは、床材の接合部におい
て、0.4〜0.6mmの隙間が生じていたし、一部の
接合部に盛り上がりも生じていた。
【0021】
【発明の効果】この発明の床下地パネルによれば、防
湿、防水が防止せられて膨張しにくくなるので、床下地
パネルの上に配置せられている複数の床材相互の接合部
に隙間が生じたり、逆に接合部が盛り上がったりするこ
とがないし、床下地パネル下面に結露が生じ、同下面に
かびが生えたり、腐朽が生じたりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す床下地パネルの横断
面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す床下地パネルの横断
面図である。
【図3】この発明の実施例3を示す床下地パネルの横断
面図である。
【図4】上に床材が配置せられた状態における従来の床
下地パネルの欠点を示す傾斜断面図である。
【符号の説明】
(1)(4)(8) :床下地パネル (2) :木質パネル (3)(7)(10):防湿層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質パネルの上下面のうち、少なくとも
    下面に防湿層が設けられている床下地パネル。
JP06062237A 1994-03-31 1994-03-31 床下地パネル Expired - Lifetime JP3074342B2 (ja)

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KR100319187B1 (ko) * 1999-05-18 2002-01-04 김충세 천연유지 질감을 갖는 피브이씨 바닥재
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