JPH072688U - 圧力調整器 - Google Patents

圧力調整器

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JPH072688U
JPH072688U JP3683093U JP3683093U JPH072688U JP H072688 U JPH072688 U JP H072688U JP 3683093 U JP3683093 U JP 3683093U JP 3683093 U JP3683093 U JP 3683093U JP H072688 U JPH072688 U JP H072688U
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fluid
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pressure regulator
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JP3683093U
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哲夫 清水
雅之 福田
英二 辛島
雅嗣 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のバルブを用いることなく、ガス流量制
御部における断熱膨張によるガスの冷却を防止すること
ができる有用な圧力調整器を提供すること。 【構成】 本体ブロック1に形成された流体Fの導入口
2と導出口3との間の流路6に、オリフィス9の開度を
調整して流体流量を制御する流体流量制御部7と、流路
6内の流体圧力を検出する圧力検出部8とを設けた圧力
調整器において、前記オリフィス9を開閉する弁体13
の近傍にヒータ23を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧力調整器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばガスの流量を制御しその圧力を調整する圧力調整器においては、そのガ ス流量制御部で供給圧力から使用圧力までの圧力変化が生じ、この圧力変化に伴 う断熱膨張効果によってガスが冷却される。特に、室温での蒸気圧が比較的低い 液体、例えばWF6 、SiH2 Cl2 、フロンガスなどのように低蒸気圧ガスを 制御する場合、ガスの冷却によって液化の現象が生じ、ガス制御が不安定になる ことがあった。そこで、従来においては、ガスライン上に複数のバルブを設け、 圧力変化に伴って生ずるガスの冷却が最小になるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように複数のバルブを用いた場合、各バルブにおいてそ れぞれ多少の圧力変化分が生ずることは避けられず、従って、ガスの冷却を皆無 またはそれに近い状態にすることはできなかった。そして、複数のバルブを用い るところから、配管系の構成が複雑化するという問題点もあった。
【0004】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、複数のバルブ を用いることなく、ガス流量制御部における断熱膨張によるガスの冷却を防止す ることができる有用な圧力調整器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案においては、本体ブロックに形成された流体 の導入口と導出口との間の流路に、オリフィスの開度を調整して流体流量を制御 する流体流量制御部と、流路内の流体圧力を検出する圧力検出部とを設けた圧力 調整器において、前記オリフィスを開閉する弁体の近傍にヒータを設けている。
【0006】
【作用】
上記構成よりなる圧力調整器においては、オリフィスを開閉する弁体の近傍に 設けられたヒータによって弁体およびオリフィスの近傍が加熱され、これによっ て、ガス流量制御部における断熱膨張によるガスの冷却が効果的に防止される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は所謂ノルマルオープンタイプの圧力調整器の一例を示し、この図におい て、1は本体ブロック、2,3は本体ブロック1に形成された流体入口、流体出 口で、接続部材4,5が取り付けられている。6は流体入口2と流体出口3との 間に形成される流路で、流路6内を流れる流体Fの流量を制御する流体流量制御 部7と、流路6内の流体圧力を検出する圧力検出部8とが設けられている。
【0009】 前記流体流量制御部7は、次のように構成されている。すなわち、前記流体入 口2に近い流路6にオリフィス9を備えたオリフィスブロック10が設けられる と共に、弁頭部11とプランジャ部12とからなり、オリフィス9の開度を調節 する弁体13が弁頭部11をオリフィス9に近接した状態で設けられている。そ して、この弁体18は、本体ブロック1の上部に設けられた弁ブロック14の下 部空間内に設けられた金属製のダイヤフラム15によって、通常時、オリフィス ブロック10との間に若干の隙間が形成されるように、上下動自在に保持されて いる。16は弁ブロック14の内部に形成されたばね受け部17とプランジャ部 12に固着されたばね受け18との間に介装されたばねである。
【0010】 19は弁体13を下方に押圧駆動するピエゾスタックで、複数のピエゾ素子を 積層して形成してあり、弁ブロック14に螺着された筒状のバルブケース20内 に収容されている。そして、ピエゾスタック19の上部は、バルブケース29の 上部外周に形成したねじ部に螺着されるユニオンナット形状の調整ナット21に より押圧保持されている。また、ピエゾスタック19の下端は、その端面および プランジャ部12にそれぞれ形成された凹部内に設けられる真球22を介してプ ランジャ部12と機械的に連結されている。
【0011】 23はヒータで、図2に拡大して示すように、リング状のセラミックヒータの ような小型ヒータであって、弁体13のプランジャ部12を遊嵌させ、かつダイ ヤフラム15の上面にサーマルコンパウンドなどの良熱伝導体24を介して配置 されている。このヒータ23には、圧力調整器の外部または圧力調整器内の電源 部から電力が供給されるように構成され、25は電力供給用リード線である。
【0012】 再び図1において、圧力検出部8は、次のように構成されている。すなわち、 26はオリフィスブロック10の下流側(流体出口3に近い側)の流路6に臨む ようにして設けられる圧力センサで、この圧力センサ23は例えば半導体圧力セ ンサまたは静電容量式圧力センサよりなり、オリフィス9通過後の流体Fの二次 圧力を検出し、電気的な検出出力aを出力するものである。
【0013】 27はアンプ28、基準電源29などよりなる制御部で、アンプ28には前記 検出出力aおよび可変の基準電圧bが入力され、このアンプ28からは制御信号 sが出力され、この制御信号sによってピエゾスタック19への供給電圧が制御 されるように構成されている。
【0014】 上記構成の圧力調整器においては、制御部27からの制御信号sによってピエ ゾスタック19への供給電圧が設定され、この電圧印加によってピエゾスタック 19の圧電素子に所定の歪が生じ、この歪みによる変位が真球を介して弁体13 に伝えられ、これによって、弁体13が所定量下方に変位して、オリフィス9の 開度が設定され、流体Fの二次圧力が所定値に設定される。
【0015】 そして、前記二次圧力を変更するときは、制御部27において基準電圧bを変 化させる。このとき圧力センサ26の検出出力aと新たに設定された基準電圧b との間に差が生じるが、この差がゼロとなるように所定の制御信号sが出力され 、この制御信号sによって定められる電圧がピエゾスタック19に供給される。 ピエゾスタック19においては新たな印加電圧に基づいてその変位量が変わるの で、弁体13の変位量もそれに応じて変化し、オリフィス9は新たに設定された 流体圧力に見合うようにその開度調整が行われる。
【0016】 上述のように、流路6を流れる流体Fの圧力は、弁体13によってオリフィス 9の開度を調整することにより制御される。そして、この実施例における圧力調 整器においては、ヒータ23が発熱することにより、弁体13の周囲に設けられ たダイヤフラム15が加熱され、従って、オリフィス9近傍が温められる。従っ て、流体Fがオリフィス9を通過する際、断熱膨張による流体自体の冷却を防止 でき、流体Fの液化を防止することができる。
【0017】 本考案は、上述の実施例に限られるものではなく、例えばヒータ23として、 チップヒータやワイヤ状ヒータを用いてもよい。そして、上述の実施例では、弁 体駆動部であるピエゾスタック19側と流路6側とを金属製のダイヤフラム15 で区画していたが、このダイヤフラム15に代えて、金属ベローズを用いてもよ く、その場合、この金属ベローズにワイヤ状ヒータを巻き付けるようにしてもよ い。
【0018】 また、上述の実施例では、流体流量制御部7を圧力検出部8よりも上流側に設 けていたが、この位置関係を逆にして流体Fの一次圧力を検出するように構成し てもよい。
【0019】 そして、本考案は、電磁式制御バルブのように発熱部分を備えた圧力調整器に 適用しても余り効果はないが、上述の実施例のようなピエゾスタック19やエヤ ー方式で弁体を駆動する圧力調整器に適用すればその効果が極めて大きい。さら に、本考案は、所謂ノルマルクローズタイプの圧力調整器にも適用することがで きることはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案においては、オリフィスの開度調整を行う弁体の 近傍にヒータを設けているので、弁体およびオリフィスの近傍が加熱され、これ によって、流体流量制御部における断熱膨張による流体の冷却が効果的に防止さ れる。従って、低蒸気圧流体の圧力制御を安定して行うことができる。そして、 本考案によれば、複数の制御バルブを用いる必要がなくなり、流体ラインの構成 を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る圧力調整器の一例を示す断面図で
ある。
【図2】前記圧力調整器の要部の構成を示す断面斜視図
である。
【符号の説明】
1…本体ブロック、2…導入口、3…導出口、6…流
路、7…流体流量制御部、8…圧力検出部、9…オリフ
ィス、13…弁体、23…ヒータ、F…流体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辛島 英二 大阪府大阪市西区靱本町2丁目4番11号 大陽酸素株式会社内 (72)考案者 宮崎 雅嗣 神奈川県海老名市門沢橋字新田1419番地 大陽酸素株式会社厚木工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ブロックに形成された流体の導入口
    と導出口との間の流路に、オリフィスの開度を調整して
    流体流量を制御する流体流量制御部と、流路内の流体圧
    力を検出する圧力検出部とを設けた圧力調整器におい
    て、前記オリフィスを開閉する弁体の近傍にヒータを設
    けたことを特徴とする圧力調整器。
JP1993036830U 1993-06-12 1993-06-12 圧力調整器 Expired - Lifetime JP2600383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993036830U JP2600383Y2 (ja) 1993-06-12 1993-06-12 圧力調整器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993036830U JP2600383Y2 (ja) 1993-06-12 1993-06-12 圧力調整器

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JPH072688U true JPH072688U (ja) 1995-01-13
JP2600383Y2 JP2600383Y2 (ja) 1999-10-12

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ID=12480669

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000075931A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Stec Kk 流路絞りノズルを備えた制御バルブ
JP2012515974A (ja) * 2009-01-21 2012-07-12 テスコム・コーポレーション 温度制御圧力調節器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000075931A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Stec Kk 流路絞りノズルを備えた制御バルブ
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