JP2600383Y2 - 圧力調整器 - Google Patents

圧力調整器

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JP2600383Y2
JP2600383Y2 JP1993036830U JP3683093U JP2600383Y2 JP 2600383 Y2 JP2600383 Y2 JP 2600383Y2 JP 1993036830 U JP1993036830 U JP 1993036830U JP 3683093 U JP3683093 U JP 3683093U JP 2600383 Y2 JP2600383 Y2 JP 2600383Y2
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JP
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pressure
fluid
orifice
pressure regulator
valve
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JP1993036830U
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JPH072688U (ja
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哲夫 清水
雅之 福田
英二 辛島
雅嗣 宮崎
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Estech Corp
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Estech Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧力調整器の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばガスの流量を制御しその圧力を調
整する圧力調整器においては、そのガス流量制御部で供
給圧力から使用圧力までの圧力変化が生じ、この圧力変
化に伴う断熱膨張効果によってガスが冷却される。特
に、室温での蒸気圧が比較的低い液体、例えばWF6
SiH2 Cl2 、フロンガスなどのように低蒸気圧ガス
を制御する場合、ガスの冷却によって液化の現象が生
じ、ガス制御が不安定になることがあった。そこで、従
来においては、ガスライン上に複数のバルブを設け、圧
力変化に伴って生ずるガスの冷却が最小になるようにし
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように複数のバルブを用いた場合、各バルブにおいてそ
れぞれ多少の圧力変化分が生ずることは避けられず、従
って、ガスの冷却を皆無またはそれに近い状態にするこ
とはできなかった。そして、複数のバルブを用いるとこ
ろから、配管系の構成が複雑化するという問題点もあっ
た。
【0004】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、複数のバルブを用いることなく、
ガス流量制御部における断熱膨張によるガスの冷却を防
止することができる有用な圧力調整器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、本体ブロックに形成された流体
の導入口と導出口との間の流路に、オリフィスの開度を
調整して流体流量を制御する流体流量制御部と、流路内
の流体圧力を検出する圧力検出部とを設けた圧力調整器
において、前記オリフィスを開閉する弁体の近傍にヒー
タを設けている。
【0006】
【作用】上記構成よりなる圧力調整器においては、オリ
フィスを開閉する弁体の近傍に設けられたヒータによっ
て弁体およびオリフィスの近傍が加熱され、これによっ
て、ガス流量制御部における断熱膨張によるガスの冷却
が効果的に防止される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0008】図1は所謂ノルマルオープンタイプの圧力
調整器の一例を示し、この図において、1は本体ブロッ
ク、2,3は本体ブロック1に形成された流体入口、流
体出口で、接続部材4,5が取り付けられている。6は
流体入口2と流体出口3との間に形成される流路で、流
路6内を流れる流体Fの流量を制御する流体流量制御部
7と、流路6内の流体圧力を検出する圧力検出部8とが
設けられている。
【0009】前記流体流量制御部7は、次のように構成
されている。すなわち、前記流体入口2に近い流路6に
オリフィス9を備えたオリフィスブロック10が設けら
れると共に、弁頭部11とプランジャ部12とからな
り、オリフィス9の開度を調節する弁体13が弁頭部1
1をオリフィス9に近接した状態で設けられている。そ
して、この弁体18は、本体ブロック1の上部に設けら
れた弁ブロック14の下部空間内に設けられた金属製の
ダイヤフラム15によって、通常時、オリフィスブロッ
ク10との間に若干の隙間が形成されるように、上下動
自在に保持されている。16は弁ブロック14の内部に
形成されたばね受け部17とプランジャ部12に固着さ
れたばね受け18との間に介装されたばねである。
【0010】19は弁体13を下方に押圧駆動するピエ
ゾスタックで、複数のピエゾ素子を積層して形成してあ
り、弁ブロック14に螺着された筒状のバルブケース2
0内に収容されている。そして、ピエゾスタック19の
上部は、バルブケース29の上部外周に形成したねじ部
に螺着されるユニオンナット形状の調整ナット21によ
り押圧保持されている。また、ピエゾスタック19の下
端は、その端面およびプランジャ部12にそれぞれ形成
された凹部内に設けられる真球22を介してプランジャ
部12と機械的に連結されている。
【0011】23はヒータで、図2に拡大して示すよう
に、リング状のセラミックヒータのような小型ヒータで
あって、弁体13のプランジャ部12を遊嵌させ、かつ
ダイヤフラム15の上面にサーマルコンパウンドなどの
良熱伝導体24を介して配置されている。このヒータ2
3には、圧力調整器の外部または圧力調整器内の電源部
から電力が供給されるように構成され、25は電力供給
用リード線である。
【0012】再び図1において、圧力検出部8は、次の
ように構成されている。すなわち、26はオリフィスブ
ロック10の下流側(流体出口3に近い側)の流路6に
臨むようにして設けられる圧力センサで、この圧力セン
サ23は例えば半導体圧力センサまたは静電容量式圧力
センサよりなり、オリフィス9通過後の流体Fの二次圧
力を検出し、電気的な検出出力aを出力するものであ
る。
【0013】27はアンプ28、基準電源29などより
なる制御部で、アンプ28には前記検出出力aおよび可
変の基準電圧bが入力され、このアンプ28からは制御
信号sが出力され、この制御信号sによってピエゾスタ
ック19への供給電圧が制御されるように構成されてい
る。
【0014】上記構成の圧力調整器においては、制御部
27からの制御信号sによってピエゾスタック19への
供給電圧が設定され、この電圧印加によってピエゾスタ
ック19の圧電素子に所定の歪が生じ、この歪みによる
変位が真球を介して弁体13に伝えられ、これによっ
て、弁体13が所定量下方に変位して、オリフィス9の
開度が設定され、流体Fの二次圧力が所定値に設定され
る。
【0015】そして、前記二次圧力を変更するときは、
制御部27において基準電圧bを変化させる。このとき
圧力センサ26の検出出力aと新たに設定された基準電
圧bとの間に差が生じるが、この差がゼロとなるように
所定の制御信号sが出力され、この制御信号sによって
定められる電圧がピエゾスタック19に供給される。ピ
エゾスタック19においては新たな印加電圧に基づいて
その変位量が変わるので、弁体13の変位量もそれに応
じて変化し、オリフィス9は新たに設定された流体圧力
に見合うようにその開度調整が行われる。
【0016】上述のように、流路6を流れる流体Fの圧
力は、弁体13によってオリフィス9の開度を調整する
ことにより制御される。そして、この実施例における圧
力調整器においては、ヒータ23が発熱することによ
り、弁体13の周囲に設けられたダイヤフラム15が加
熱され、従って、オリフィス9近傍が温められる。従っ
て、流体Fがオリフィス9を通過する際、断熱膨張によ
る流体自体の冷却を防止でき、流体Fの液化を防止する
ことができる。
【0017】本考案は、上述の実施例に限られるもので
はなく、例えばヒータ23として、チップヒータやワイ
ヤ状ヒータを用いてもよい。そして、上述の実施例で
は、弁体駆動部であるピエゾスタック19側と流路6側
とを金属製のダイヤフラム15で区画していたが、この
ダイヤフラム15に代えて、金属ベローズを用いてもよ
く、その場合、この金属ベローズにワイヤ状ヒータを巻
き付けるようにしてもよい。
【0018】また、上述の実施例では、流体流量制御部
7を圧力検出部8よりも上流側に設けていたが、この位
置関係を逆にして流体Fの一次圧力を検出するように構
成してもよい。
【0019】そして、本考案は、電磁式制御バルブのよ
うに発熱部分を備えた圧力調整器に適用しても余り効果
はないが、上述の実施例のようなピエゾスタック19や
エヤー方式で弁体を駆動する圧力調整器に適用すればそ
の効果が極めて大きい。さらに、本考案は、所謂ノルマ
ルクローズタイプの圧力調整器にも適用することができ
ることはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、オリフィスの開度調整を行う弁体の近傍にヒータを
設けているので、弁体およびオリフィスの近傍が加熱さ
れ、これによって、流体流量制御部における断熱膨張に
よる流体の冷却が効果的に防止される。従って、低蒸気
圧流体の圧力制御を安定して行うことができる。そし
て、本考案によれば、複数の制御バルブを用いる必要が
なくなり、流体ラインの構成を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る圧力調整器の一例を示す断面図で
ある。
【図2】前記圧力調整器の要部の構成を示す断面斜視図
である。
【符号の説明】
1…本体ブロック、2…導入口、3…導出口、6…流
路、7…流体流量制御部、8…圧力検出部、9…オリフ
ィス、13…弁体、23…ヒータ、F…流体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辛島 英二 大阪府大阪市西区靱本町2丁目4番11号 大陽酸素株式会社内 (72)考案者 宮崎 雅嗣 神奈川県海老名市門沢橋字新田1419番地 大陽酸素株式会社厚木工場内 (56)参考文献 特開 平5−88755(JP,A) 特開 平3−230204(JP,A) 特開 平5−60264(JP,A) 特開 平1−213523(JP,A) 特開 平1−307579(JP,A) 特開 平3−272373(JP,A) 実開 平1−106681(JP,U) 実開 平3−6517(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/00 - 31/11 F16K 49/00 G05D 16/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ブロックに形成された流体の導入口
    と導出口との間の流路に、オリフィスの開度を調整して
    流体流量を制御する流体流量制御部と、流路内の流体圧
    力を検出する圧力検出部とを設けた圧力調整器におい
    て、前記オリフィスを開閉する弁体の近傍にヒータを設
    けたことを特徴とする圧力調整器。
JP1993036830U 1993-06-12 1993-06-12 圧力調整器 Expired - Lifetime JP2600383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993036830U JP2600383Y2 (ja) 1993-06-12 1993-06-12 圧力調整器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993036830U JP2600383Y2 (ja) 1993-06-12 1993-06-12 圧力調整器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072688U JPH072688U (ja) 1995-01-13
JP2600383Y2 true JP2600383Y2 (ja) 1999-10-12

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JP2000075931A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Stec Kk 流路絞りノズルを備えた制御バルブ
US8307843B2 (en) * 2009-01-21 2012-11-13 Tescom Corporation Temperature-controlled pressure regulators

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