JPH07268341A - コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置 - Google Patents

コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置

Info

Publication number
JPH07268341A
JPH07268341A JP8737294A JP8737294A JPH07268341A JP H07268341 A JPH07268341 A JP H07268341A JP 8737294 A JP8737294 A JP 8737294A JP 8737294 A JP8737294 A JP 8737294A JP H07268341 A JPH07268341 A JP H07268341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler
exhaust gas
dust
annular channel
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8737294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Muramatsu
博 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP8737294A priority Critical patent/JPH07268341A/ja
Publication of JPH07268341A publication Critical patent/JPH07268341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コークス乾式消火設備において、赤熱コーク
スを消火した排ガス中のダストを効率的に捕集、除去
し、排ガス中のダストによるボイラの損耗を防止する。 【構成】 消火炉1の炉壁内に形成された環状チャンネ
ル4が、仕切り壁11によって複数の室12に区画されてお
り、室12の各々にはホットサイクロン13が設けられ、ホ
ットサイクロン13のガス排出口は、ボイラ8に至る環状
ダクト15に接続されている。消火炉1から排出された排
ガスは、環状チャンネル4を経てホットサイクロン13に
導かれ、ホットサイクロン13によってガス中のダストが
除去された後、ボイラ8に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コークス乾式消火設
備において、消火炉内から排出された冷却用排ガス中か
らダストを除去するための除塵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コークスの消火設備として、環境汚染の
恐れがなく、しかも、排熱を有効に利用し得るコークス
乾式消火設備(CDQ)が知られている。図4は、従来
のコークス乾式消火設備の概略垂直断面図である。図4
に示すように、消火炉1は、その上部の予備室Aと下部
の冷却室Bとからなっている。冷却室B内の下部中心部
にはディストリビュータ2が設けられ、そして、予備室
Aと冷却室Bとの境界付近即ち冷却室Bの上部内壁に
は、その円周方向にほぼ等間隔に複数のガス排出口3が
設けられている。複数のガス排出口3は、図5に部分概
略拡大水平断面図で示すように、予備室Aの炉壁内に形
成された環状チャンネル4に連通している。
【0003】消火炉1の予備室A内にその上部の装入口
5から装入された赤熱コークスは、予備室Aを経て冷却
室B内を下降する間に、冷却室Bの下部から炉内に吹き
込まれた冷却用不活性ガスによって消火され、冷却室B
の下端に設けられた切り出し装置(図示せず)から、順
次炉外に排出される。一方、赤熱コークスを消火した排
ガスは、冷却室Bの上部内壁にほぼ等間隔に設けられた
複数のガス排出口3から、環状チャンネル4を通って煙
道6に排出される。
【0004】煙道6の途中には一次除塵器7が設けられ
ており、煙道6に排出された排ガス中のダストは、一次
除塵器7において捕集される。一次除塵器7においてダ
スト等が捕集された排ガスは、ボイラ8において熱交換
され、次いで、サイクロン9によって二次除塵された
後、ブロワ10により再び消火炉1内に吹き込まれて循環
使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、消火
炉1から煙道6に排出された排ガス中のダストは、煙道
6の途中に設けられた一次除塵器7において捕集される
が、その捕集効率は低く約20〜30%程度である。そ
の結果、排ガスをボイラ8において熱交換する際に、排
ガス中に残存するダストによってボイラ8が損耗しやす
い。そのため、ボイラ8の耐久性が悪く、補修および交
換を頻繁に行う必要があるため、コストの上昇を招いて
いる。
【0006】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、コークス乾式消火設備において、赤熱コーク
スを消火した後、消火炉から煙道中に排出されボイラに
おいて熱交換される排ガス中からダストを効率的に捕集
しそして除去し、排ガス中のダストによるボイラの損耗
を防止し得る、コークス乾式消火設備における排ガス中
からのダスト除去装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のダスト除去装
置は、上部の予備室と下部の冷却室とからなる消火炉
と、前記冷却室の上部内壁に、その円周方向に設けられ
た複数のガス排出口と、前記予備室の炉壁内に形成され
た、前記ガス排出口の各々と連通する環状チャンネル
と、前記環状チャンネルに接続された、一端がボイラに
至る煙道とからなり、前記環状チャンネルは、仕切り壁
によってその周方向に複数の室に区画されており、この
ように区画された環状チャンネルの複数の室の各々に
は、ホットサイクロンが設けられており、前記複数個の
ホットサイクロンのガス排出口の各々は、環状ダクトに
接続され、そして、前記環状ダクトには、一端が前記ボ
イラに至る前記煙道が接続されていることに特徴を有す
るものである。
【0008】
【作用】この発明によれば、コークス乾式消火設備にお
いて、赤熱コークスを消火した排ガスは、冷却室の上部
内壁に、その円周方向にほぼ等間隔に設けられた複数の
ガス排出口を通って環状チャンネルに排出され、そし
て、環状チャンネルの区画された複数の室の各々に設け
られたホットサイクロンによって、排ガス中のダストが
捕集、除去された後、ボイラに導かれる。従って、ボイ
ラに導かれる排ガス中のダストは、ホットサイクロンに
より約90〜95%まで捕集、除去されるので、ダスト
によるボイラの損耗は殆ど生ぜず、ボイラの耐久性を顕
著に向上させることができる。
【0009】
【実施例】次に、この発明を図面を参照しながら説明す
る。図1は、この発明の装置の一実施態様を示す概略垂
直断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2の
部分拡大水平断面図である。図面に示すように、消火炉
1の予備室Aと冷却室Bとの境界付近即ち冷却室Bの上
部内壁には、その円周方向にほぼ等間隔に複数のガス排
出口3が設けられており、複数のガス排出口3は、予備
室Aの炉壁内に形成された環状チャンネル4に連通して
いることは従来の装置と同じである。
【0010】図3に示すように、環状チャンネル4は、
仕切り壁11によって複数のガス排出口3毎に、その周方
向に複数の室12に区画されており、このように区画され
た環状チャンネル4の複数の室12の各々には、ホットサ
イクロン13が設けられている。ホットサイクロン13の内
壁には、高温耐摩耗性の耐火物が内貼りされている。
【0011】複数個のホットサイクロン13のガス排出口
14は、環状ダクト15に接続されており、環状ダクト15に
は、一端がボイラ8に至る煙道16が接続されている。ボ
イラ8の出側にはブロワ10が接続されており、ボイラ8
において熱交換された排ガスは、ブロワ10により再び消
火炉1内に吹き込まれて循環使用される。
【0012】この発明の装置は、上述のように構成され
ているので、冷却室Bの下部から炉内に吹き込まれた冷
却用不活性ガスは、消火炉1内に装入されている赤熱コ
ークスを消火した後、冷却室Bの上部内壁に、その円周
方向にほぼ等間隔に設けられた複数のガス排出口3を通
って環状チャンネル4に排出される。環状チャンネル4
に排出された排ガスは、環状チャンネル4の複数の室12
毎に設置されたホットサイクロン13によって捕集されそ
して除去される。このようにして、複数個のホットサイ
クロン13によりダストが捕集、除去された排ガスは、ホ
ットサイクロン13のガス排出口14に接続された環状ダク
ト15を通り、煙道16を経てボイラ8に導かれ、ボイラ8
において熱交換される。
【0013】上述したように、環状チャンネル4に排出
された排ガス中のダストは、複数個のホットサイクロン
13により捕集されそして除去されるので、その捕集効率
は約90〜95%であり極めて高く、また、1つの集塵
器を設置する場合に比べて排風量が少なくて済み、設備
を小型化することができる。上述したようなダスト捕集
効率の向上によって、ボイラ8に導かれる排ガス中のダ
スト量を、従来の7〜8分の1まで低減させることがで
き、その結果、この排ガスをボイラ8において熱交換す
る際に、排ガス中に残存するダストによりボイラ8が損
耗することは少なく、ボイラ8の耐久性が顕著に向上す
る。
【0014】環状チャンネル4は、仕切り壁11によっ
て、複数のガス排出口3毎に、その周方向に複数の室12
に区画されているので、その垂直断面積を大幅に小さく
することができ、且つ、仕切り壁11によって環状チャン
ネル4の強度が増加し、経済的な設計が可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
コークス乾式消火設備において、赤熱コークスを消火し
た後、消火炉から煙道中に排出されボイラにおいて熱交
換される排ガス中から、ダストを効率的に捕集しそして
除去することができ、排ガス中のダストによるボイラの
損耗が防止され、コストの低減を図ることができる等、
工業上、有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の一実施態様を示す概略垂直断
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の部分拡大水平断面図である。
【図4】従来のコークス乾式消火設備の概略垂直断面図
である。
【図5】従来の設備の環状チャンネル部分を示す部分概
略拡大水平断面図である。
【符号の説明】
1 消火炉、 2 ディストリビュータ、 3 ガス排出口、 4 環状チャンネル、 5 装入口、 6 煙道、 7 一次除塵器、 8 ボイラ、 9 サイクロン、 10 ブロワ、 11 仕切り壁、 12 室、 13 ホットサイクロン、 14 ガス排出口、 15 環状ダクト、 16 煙道、 A 予備室、 B 冷却室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部の予備室と下部の冷却室とからなる
    消火炉と、前記冷却室の上部内壁に、その円周方向に設
    けられた複数のガス排出口と、前記予備室の炉壁内に形
    成された、前記ガス排出口の各々と連通する環状チャン
    ネルと、前記環状チャンネルに接続された、一端がボイ
    ラに至る煙道とからなっており、 前記環状チャンネルは、仕切り壁によってその周方向に
    複数の室に区画されており、このように区画された環状
    チャンネルの複数の室の各々には、ホットサイクロンが
    設けられており、前記複数個のホットサイクロンのガス
    排出口の各々は、環状ダクトに接続され、そして、前記
    環状ダクトには、一端が前記ボイラに至る前記煙道が接
    続されていることを特徴とする、コークス乾式消火設備
    における排ガス中からのダスト除去装置。
JP8737294A 1994-03-31 1994-03-31 コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置 Pending JPH07268341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8737294A JPH07268341A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8737294A JPH07268341A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07268341A true JPH07268341A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13913072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8737294A Pending JPH07268341A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07268341A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100815984B1 (ko) * 2006-10-31 2008-03-21 주식회사 포스코 씨디큐 챔버의 내부 벽체 마모가 감소되는 씨디큐 설비
KR101140279B1 (ko) * 2009-11-30 2012-04-27 주식회사 포스코 더스트 물리량 감지장치 및 이를 이용한 더스트 포집장치
KR20150094013A (ko) * 2014-02-10 2015-08-19 주식회사 포스코 원료처리장치
CN110819362A (zh) * 2019-12-17 2020-02-21 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种干熄炉除尘结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100815984B1 (ko) * 2006-10-31 2008-03-21 주식회사 포스코 씨디큐 챔버의 내부 벽체 마모가 감소되는 씨디큐 설비
KR101140279B1 (ko) * 2009-11-30 2012-04-27 주식회사 포스코 더스트 물리량 감지장치 및 이를 이용한 더스트 포집장치
KR20150094013A (ko) * 2014-02-10 2015-08-19 주식회사 포스코 원료처리장치
CN110819362A (zh) * 2019-12-17 2020-02-21 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种干熄炉除尘结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012102445A1 (ko) 제철공업로용 풍구
JPH07268341A (ja) コークス乾式消火設備における排ガス中からのダスト除去装置
CN103773394B (zh) 横向交替加热、竖向排焦式炼焦炉
CN113769487B (zh) 一种干熄炉除尘结构
CN211420055U (zh) 一种干熄炉除尘结构
CN110819362B (zh) 一种干熄炉除尘结构
JPH07268333A (ja) 加熱室を有するコークス乾式消火設備
CN103756691A (zh) 横向连续加热、竖向排焦式炼焦炉
US2358358A (en) Waste heat boiler
CN103897712B (zh) 竖向排焦式炼焦炉的横向交替加热装置
CN216584880U (zh) 干熄焦系统
CN107036451B (zh) 一种电炉除尘用烟气分流装置
JP2004277665A (ja) コークス乾式消火設備のガス出口フリュー部構造
JPH07268342A (ja) コークス乾式消火設備におけるコークス排出装置
US3603572A (en) Method and apparatus for operating basic oxygen furnaces
CN211823775U (zh) 一种超低排放的链篦机-回转窑-环冷机
RU2034010C1 (ru) Способ сухого тушения кокса и устройство для его осуществления
JPH07268343A (ja) コークス乾式消火設備における一次除塵器の接続用伸縮継手
KR101522102B1 (ko) 냉각가스 유출 방지기능을 갖는 코크스 건식 소화설비
US2746858A (en) Cupola furnace and method of treating gases therefrom
KR20140033638A (ko) 흄덕트 공유화 장치 및 이를 이용한 코크스 오븐 집진장치 자동 제어방법
KR101202703B1 (ko) 코크스 오븐의 화염 유도 장치 및 방법
JP2001192662A (ja) コークス乾式消火設備
SU1034609A3 (ru) Устройство дл сухого тушени кокса
KR101799675B1 (ko) 코크스 건식 소화설비의 코크스 장입 장치