JPH07267600A - 荷重取扱装置 - Google Patents
荷重取扱装置Info
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- JPH07267600A JPH07267600A JP8086794A JP8086794A JPH07267600A JP H07267600 A JPH07267600 A JP H07267600A JP 8086794 A JP8086794 A JP 8086794A JP 8086794 A JP8086794 A JP 8086794A JP H07267600 A JPH07267600 A JP H07267600A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 荷重支持部に荷重を支持させて、該荷重を人
手により擬似無重力状態で取扱うことができるばかりで
なく、該荷重を所要の範囲でのみ移動させることができ
る荷重取扱装置を提供する。 【構成】 平行な2本の水平ア−ム1,2の先端側に、
下端を荷重の支持部6に形成した第1垂直ア−ム3の上
端及びその下方をそれぞれ枢着4,5し、2本の水平ア
−ム1,2の後端側に第2垂直ア−ム7を枢着8,9し
て、各枢着点4,5、7,8が常に平行四辺形となるよ
うに形成する。リンクア−ムAの第1及び第2水平ア−
ム1,2に、第1及び第2垂直ア−ム3,7に平行で重
心を通る第3垂直ア−ム10を枢着して、重心を支持部13
とし、第2垂直ア−ム7の第1水平ア−ム1への枢着部
に、第1垂直ア−ムの荷重支持部6に支持させる荷重W
に対応する重錘14を直接又は間接的に装着するようにし
た。
手により擬似無重力状態で取扱うことができるばかりで
なく、該荷重を所要の範囲でのみ移動させることができ
る荷重取扱装置を提供する。 【構成】 平行な2本の水平ア−ム1,2の先端側に、
下端を荷重の支持部6に形成した第1垂直ア−ム3の上
端及びその下方をそれぞれ枢着4,5し、2本の水平ア
−ム1,2の後端側に第2垂直ア−ム7を枢着8,9し
て、各枢着点4,5、7,8が常に平行四辺形となるよ
うに形成する。リンクア−ムAの第1及び第2水平ア−
ム1,2に、第1及び第2垂直ア−ム3,7に平行で重
心を通る第3垂直ア−ム10を枢着して、重心を支持部13
とし、第2垂直ア−ム7の第1水平ア−ム1への枢着部
に、第1垂直ア−ムの荷重支持部6に支持させる荷重W
に対応する重錘14を直接又は間接的に装着するようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量物を支持してそれ
を擬似無重力状態で取り扱うことができ、且つ重量物を
所要範囲においてのみ移動できるようにした荷重取扱装
置に関するものである。
を擬似無重力状態で取り扱うことができ、且つ重量物を
所要範囲においてのみ移動できるようにした荷重取扱装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パントグラフ状のリンク機構を利
用した扛重装置で荷重を支持し、該荷重を人手により擬
似無重力状態で取扱えるようにした荷重取扱装置につい
ては種々の提案がなされ、実用に供されているものも多
々ある。例えば、実公昭55-16959号公報に記載されてい
る荷重取扱装置が一例として挙げられる。
用した扛重装置で荷重を支持し、該荷重を人手により擬
似無重力状態で取扱えるようにした荷重取扱装置につい
ては種々の提案がなされ、実用に供されているものも多
々ある。例えば、実公昭55-16959号公報に記載されてい
る荷重取扱装置が一例として挙げられる。
【0003】この荷重取扱装置は、上述のように、荷重
支持部に支持させた荷重を擬似無重力状態で取り扱える
ので、極めて有用されているが、実際に使用する場合、
荷重を必要以上の範囲で移動させることができるため、
屡々無用の移動をさせることが多い。
支持部に支持させた荷重を擬似無重力状態で取り扱える
ので、極めて有用されているが、実際に使用する場合、
荷重を必要以上の範囲で移動させることができるため、
屡々無用の移動をさせることが多い。
【0004】例えば、荷重支持部にインパクトレンチの
ような工具を取付けて、該工具を移動させながら、被加
工物にボルトやナットの取付け,取外しを行なうような
場合は、荷重支持部を所要の範囲内で移動できればよい
わけであるにも拘らず、上下方向や左右方向に無駄な移
動をさせることが多く、作業能率の低下を招来すること
があるのである。
ような工具を取付けて、該工具を移動させながら、被加
工物にボルトやナットの取付け,取外しを行なうような
場合は、荷重支持部を所要の範囲内で移動できればよい
わけであるにも拘らず、上下方向や左右方向に無駄な移
動をさせることが多く、作業能率の低下を招来すること
があるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術に鑑み、荷重支持部に荷重を支持させて、該
荷重を人手により擬似無重力状態で取扱うことができる
ばかりでなく、該荷重を所要の範囲でのみ移動させるこ
とができる荷重取扱装置を提供することを、その課題と
するものである。
な従来技術に鑑み、荷重支持部に荷重を支持させて、該
荷重を人手により擬似無重力状態で取扱うことができる
ばかりでなく、該荷重を所要の範囲でのみ移動させるこ
とができる荷重取扱装置を提供することを、その課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、その構成は、平
行な2本の水平ア−ムの先端側に、下端を荷重の支持部
に形成した第1垂直ア−ム上端及びその下方をそれぞれ
枢着し、前記2本の水平ア−ムの後端側に前記第1垂直
ア−ムと平行な第2垂直ア−ムを枢着して、各枢着点が
常に平行四辺形となるように形成すると共に、第1垂直
ア−ムの下端と第2垂直ア−ム上又は該ア−ムの上方延
長部上の適宜の点を結ぶ線上の前記平行四辺形内に在る
点を重心となるように形成したリンクア−ムの第1及び
第2水平ア−ムに、第1及び第2垂直ア−ムに平行で前
記重心を通る第3垂直ア−ムを枢着して、該重心を支持
部とし、前記第2垂直ア−ムの第1水平ア−ムへの枢着
部に、第1垂直ア−ムの荷重支持部に支持させる荷重に
対応する重錘を直接又は間接的に装着するようにした荷
重取扱装置において、前記荷重支持部の所要移動範囲に
対応させて前記重錘の上下方向及び左右方向の移動範囲
を規制する装置を付設したことを特徴とするものであ
る。
することを目的としてなされたもので、その構成は、平
行な2本の水平ア−ムの先端側に、下端を荷重の支持部
に形成した第1垂直ア−ム上端及びその下方をそれぞれ
枢着し、前記2本の水平ア−ムの後端側に前記第1垂直
ア−ムと平行な第2垂直ア−ムを枢着して、各枢着点が
常に平行四辺形となるように形成すると共に、第1垂直
ア−ムの下端と第2垂直ア−ム上又は該ア−ムの上方延
長部上の適宜の点を結ぶ線上の前記平行四辺形内に在る
点を重心となるように形成したリンクア−ムの第1及び
第2水平ア−ムに、第1及び第2垂直ア−ムに平行で前
記重心を通る第3垂直ア−ムを枢着して、該重心を支持
部とし、前記第2垂直ア−ムの第1水平ア−ムへの枢着
部に、第1垂直ア−ムの荷重支持部に支持させる荷重に
対応する重錘を直接又は間接的に装着するようにした荷
重取扱装置において、前記荷重支持部の所要移動範囲に
対応させて前記重錘の上下方向及び左右方向の移動範囲
を規制する装置を付設したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、荷重支持部に荷重を支持させ
て、該荷重を人手により擬似無重力状態で取扱うことが
できるばかりでなく、該荷重を所要の範囲でのみ移動さ
せることができるから、荷重支持部に荷重としてインパ
クトレンチ等の工具を取付け、該工具を移動させなが
ら、被加工物にボルトやナットの取付け,取外し作業等
を行なうような場合、作業能率を向上させることができ
る。
て、該荷重を人手により擬似無重力状態で取扱うことが
できるばかりでなく、該荷重を所要の範囲でのみ移動さ
せることができるから、荷重支持部に荷重としてインパ
クトレンチ等の工具を取付け、該工具を移動させなが
ら、被加工物にボルトやナットの取付け,取外し作業等
を行なうような場合、作業能率を向上させることができ
る。
【0008】また、重錘に荷重支持部を上方に向け付勢
する補助重錘を付加すれば、前記の個々の作業が終了し
たら、荷重即ち工具から手を離すことにより、該工具は
少し上昇するので、次の作業に入りやすく、作業能率は
一層向上する。更に、不使用時、リンクア−ムの姿勢を
一定にして前記工具が定位置に位置付けられるようにす
ることにより、前記作業能率を一段と向上させることが
できる。
する補助重錘を付加すれば、前記の個々の作業が終了し
たら、荷重即ち工具から手を離すことにより、該工具は
少し上昇するので、次の作業に入りやすく、作業能率は
一層向上する。更に、不使用時、リンクア−ムの姿勢を
一定にして前記工具が定位置に位置付けられるようにす
ることにより、前記作業能率を一段と向上させることが
できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図により説明する。
図1は本発明装置の一例の構造を線図的に表した側面
図、図2は同じく別例の構造を線図的に表した側面図、
図3は他の例の構造を線図的に表した側面図、図4は他
の別例を線図的に表わした側面図、図5は別の他の例を
線図的に表わした側面図である。
図1は本発明装置の一例の構造を線図的に表した側面
図、図2は同じく別例の構造を線図的に表した側面図、
図3は他の例の構造を線図的に表した側面図、図4は他
の別例を線図的に表わした側面図、図5は別の他の例を
線図的に表わした側面図である。
【0010】図1〜図4において、1は第1水平ア−
ム、2は該水平ア−ム1の下方にそれと平行に配設した
第2水平ア−ム、3は、その上端を前記水平第1ア−ム
1の左端に枢着4すると共に、その下方を水平第2ア−
ム2の左端に枢着5し、且つ下端に取扱うべき荷重の支
持部を形成した垂直第1ア−ム、7は前記水平ア−ム
1,2の右端側に第1垂直ア−ム3と平行に配設し、両
水平ア−ム1,2との交点をそれぞれ枢着8,9した垂
直第2ア−ム、7aは該垂直第2ア−ム7の上方延長部
で、以上により各枢着部4,5,8,9が常に平行四辺
形をなす公知のリンクア−ムAを形成するが、本発明に
おいては、本発明の目的を達成するために、以下に述べ
る条件に基づく構成を付加した。
ム、2は該水平ア−ム1の下方にそれと平行に配設した
第2水平ア−ム、3は、その上端を前記水平第1ア−ム
1の左端に枢着4すると共に、その下方を水平第2ア−
ム2の左端に枢着5し、且つ下端に取扱うべき荷重の支
持部を形成した垂直第1ア−ム、7は前記水平ア−ム
1,2の右端側に第1垂直ア−ム3と平行に配設し、両
水平ア−ム1,2との交点をそれぞれ枢着8,9した垂
直第2ア−ム、7aは該垂直第2ア−ム7の上方延長部
で、以上により各枢着部4,5,8,9が常に平行四辺
形をなす公知のリンクア−ムAを形成するが、本発明に
おいては、本発明の目的を達成するために、以下に述べ
る条件に基づく構成を付加した。
【0011】即ち、上記のリンクア−ムAはこれを、第
1垂直ア−ム3の下端と第2垂直ア−ム7の枢着部8を
結ぶ線分L1と各枢着点4,5,8,9が形成する平行四
辺形における第1垂直ア−ム3と第2垂直ア−ム7の各
中点を結ぶ仮想線分L2との交点が重心となるように構成
し、第1水平ア−ム1と第2水平ア−ム2に、前記重心
を通り第1垂直ア−ム3と第2垂直ア−ム7に平行な第
3垂直ア−ム10を枢着11,12し、該第3垂直ア−ム10の
前記重心に当る部に支持部13を設け、また、第2垂直ア
−ム7の第1水平ア−ム1への枢着部8に、第1垂直ア
−ム3下端の荷重支持部6に支持すべき荷重Wに対応す
る重錘14を装着するようにし、前記支持部13を主柱Pに
旋回自在に取付けた支持フレ−ムPaに支持させるように
した。
1垂直ア−ム3の下端と第2垂直ア−ム7の枢着部8を
結ぶ線分L1と各枢着点4,5,8,9が形成する平行四
辺形における第1垂直ア−ム3と第2垂直ア−ム7の各
中点を結ぶ仮想線分L2との交点が重心となるように構成
し、第1水平ア−ム1と第2水平ア−ム2に、前記重心
を通り第1垂直ア−ム3と第2垂直ア−ム7に平行な第
3垂直ア−ム10を枢着11,12し、該第3垂直ア−ム10の
前記重心に当る部に支持部13を設け、また、第2垂直ア
−ム7の第1水平ア−ム1への枢着部8に、第1垂直ア
−ム3下端の荷重支持部6に支持すべき荷重Wに対応す
る重錘14を装着するようにし、前記支持部13を主柱Pに
旋回自在に取付けた支持フレ−ムPaに支持させるように
した。
【0012】なお、図5においては、リンクア−ムAに
ついて、第1垂直ア−ム3の下端と、第2垂直ア−ム7
の上端を結ぶ線を線分L1とし、この線分L1と前記線分L2
との交点を重心としてフレ−ムPaに支持される支持部13
においてリンクア−ムAを主柱Pに回転自在に支持する
と共に、第2垂直ア−ム7の延長部7aの上端に荷重Wと
対応した重錘14を装着して、本発明装置のリンクア−ム
Aが形成されている。
ついて、第1垂直ア−ム3の下端と、第2垂直ア−ム7
の上端を結ぶ線を線分L1とし、この線分L1と前記線分L2
との交点を重心としてフレ−ムPaに支持される支持部13
においてリンクア−ムAを主柱Pに回転自在に支持する
と共に、第2垂直ア−ム7の延長部7aの上端に荷重Wと
対応した重錘14を装着して、本発明装置のリンクア−ム
Aが形成されている。
【0013】また、上記例における各リンクア−ムA
は、荷重Wと重錘14を作用させない無付加状態におい
て、それ自体が支持部13に関して左右及び上下平衡する
ように、図における支持部13の右側を重量大きく形成す
るものとする。例えば、図示のように、第1水平ア−ム
1及び第2水平ア−ム2の第3垂直ア−ム10の右側を太
く重く形成すると共に、垂直第2ア−ム7及びその延長
部7aを太く重く形成するのである。
は、荷重Wと重錘14を作用させない無付加状態におい
て、それ自体が支持部13に関して左右及び上下平衡する
ように、図における支持部13の右側を重量大きく形成す
るものとする。例えば、図示のように、第1水平ア−ム
1及び第2水平ア−ム2の第3垂直ア−ム10の右側を太
く重く形成すると共に、垂直第2ア−ム7及びその延長
部7aを太く重く形成するのである。
【0014】このようにリンクア−ムAを構成すれば、
このリンクア−ム自体は、前記仮想線分L1による仮想槓
杆において、荷重支持部6に荷重Wを、第2垂直ア−ム
7に重錘14を装着し、前記荷重Wを擬似無重力状態で支
持した際、荷重Wを所望の位置に動かすことによってリ
ンクア−ムAの姿勢が如何様に変化しても、該ア−ム自
体の平衡が失われることはない。
このリンクア−ム自体は、前記仮想線分L1による仮想槓
杆において、荷重支持部6に荷重Wを、第2垂直ア−ム
7に重錘14を装着し、前記荷重Wを擬似無重力状態で支
持した際、荷重Wを所望の位置に動かすことによってリ
ンクア−ムAの姿勢が如何様に変化しても、該ア−ム自
体の平衡が失われることはない。
【0015】然し乍ら、上記の構成では、荷重Wを所要
範囲以上に移動させることができるので、この荷重取扱
装置を、例えば、シ−トパイルの成形用型のように、樋
状をなす上,下二つ割りの型を成形時にボルト,ナット
により合着したり、成形後製品の取り出しに際して前記
型をボルト,ナットを外して分離するような場合、荷重
Wとなるインパクトレンチを荷重支持部6に取付けて、
前記ボルトやナットの取付け,取外し作業を行なうこと
ができるが、この作業におけるインパクトレンチの移動
範囲は狭いため、所要範囲においてのみ前記インパクト
レンチを移動できるように規制すれば、無駄な動作をさ
せないで済むので、作業能率を向上させることができ
る。
範囲以上に移動させることができるので、この荷重取扱
装置を、例えば、シ−トパイルの成形用型のように、樋
状をなす上,下二つ割りの型を成形時にボルト,ナット
により合着したり、成形後製品の取り出しに際して前記
型をボルト,ナットを外して分離するような場合、荷重
Wとなるインパクトレンチを荷重支持部6に取付けて、
前記ボルトやナットの取付け,取外し作業を行なうこと
ができるが、この作業におけるインパクトレンチの移動
範囲は狭いため、所要範囲においてのみ前記インパクト
レンチを移動できるように規制すれば、無駄な動作をさ
せないで済むので、作業能率を向上させることができ
る。
【0016】また、上記のように荷重支持部6の移動範
囲を規制すると共に、荷重支持部6が耐えず少し上方に
付勢されるようにしておけば、上記の作業においてイン
パクトレンチによる作業が一工程終わったところで、作
業者がそのインパクトレンチから手を離すか、力を抜け
ば、荷重支持部6が自動的に上方に移動するので、次の
作業工程に入る準備態勢が整えられることとなり、作業
能率は一層向上する。更には、手を放すと自動的に上方
に移動してその上下動が規制される荷重支持部6が、必
らず水平方向で定位置に保持されれば、手を放した荷重
支持部6が常に定位置に位置付けられることとなるの
で、作業性の向上に一層寄与することとなる。
囲を規制すると共に、荷重支持部6が耐えず少し上方に
付勢されるようにしておけば、上記の作業においてイン
パクトレンチによる作業が一工程終わったところで、作
業者がそのインパクトレンチから手を離すか、力を抜け
ば、荷重支持部6が自動的に上方に移動するので、次の
作業工程に入る準備態勢が整えられることとなり、作業
能率は一層向上する。更には、手を放すと自動的に上方
に移動してその上下動が規制される荷重支持部6が、必
らず水平方向で定位置に保持されれば、手を放した荷重
支持部6が常に定位置に位置付けられることとなるの
で、作業性の向上に一層寄与することとなる。
【0017】そこで、本発明においては、まず、荷重支
持部6の移動範囲を規制する装置により所要範囲に限定
できるようにした。以下、そのための機構について説明
する。
持部6の移動範囲を規制する装置により所要範囲に限定
できるようにした。以下、そのための機構について説明
する。
【0018】即ち、図1において、15はフレ−ムPaに一
体且つリンクア−ムAと反対方向に向けて水平に設けた
水平ガイドバ−、16は該水平ガイドバ−15の先端側にそ
のガイド15aに沿って固定移動可能に取付けたストッ
パ、17は第2垂直ア−ム7の第1水平ア−ム1への枢着
部8にその上端部を枢着し、中間適宜の箇所に上下位置
可変にストッパ18を取付け、下端部にストッパ兼用の補
助重錘19を上下位置可変に取付けた垂直ガイドバ−であ
る。
体且つリンクア−ムAと反対方向に向けて水平に設けた
水平ガイドバ−、16は該水平ガイドバ−15の先端側にそ
のガイド15aに沿って固定移動可能に取付けたストッ
パ、17は第2垂直ア−ム7の第1水平ア−ム1への枢着
部8にその上端部を枢着し、中間適宜の箇所に上下位置
可変にストッパ18を取付け、下端部にストッパ兼用の補
助重錘19を上下位置可変に取付けた垂直ガイドバ−であ
る。
【0019】而して、上記における水平ガイドバ−15の
長さ及びそのストッパ16の位置と、垂直ガイドバ−17の
長さ及びそのストッパ18及び重錘19の位置を、荷重支持
部6の所定の二次元移動範囲に合わせて前記各長さと位
置を調整し、位置決めし固定すれば、荷重支持部6に取
付けた前記インパクトレンチ等の荷重Wは所定の範囲内
で自由に移動させることができる。
長さ及びそのストッパ16の位置と、垂直ガイドバ−17の
長さ及びそのストッパ18及び重錘19の位置を、荷重支持
部6の所定の二次元移動範囲に合わせて前記各長さと位
置を調整し、位置決めし固定すれば、荷重支持部6に取
付けた前記インパクトレンチ等の荷重Wは所定の範囲内
で自由に移動させることができる。
【0020】即ち、所定の範囲を逸脱して移動させよう
とすると、上下方向においては、垂直ガイドバ−17のス
トッパ18又はストッパ兼用の補助重錘19が水平ガイドバ
−15に当って動作を規制され、また、左右方向において
は、垂直ガイドバ−17が水平ガイドバ−15のフレ−ムPa
への取付部又はストッパ16に当って動作を抑制されるの
である。尚、フレ−ムPaは主柱Pに回転自在に取り付け
られているから、荷重支持部6は上記の二次元移動に加
えて三次元移動が可能となるのである。
とすると、上下方向においては、垂直ガイドバ−17のス
トッパ18又はストッパ兼用の補助重錘19が水平ガイドバ
−15に当って動作を規制され、また、左右方向において
は、垂直ガイドバ−17が水平ガイドバ−15のフレ−ムPa
への取付部又はストッパ16に当って動作を抑制されるの
である。尚、フレ−ムPaは主柱Pに回転自在に取り付け
られているから、荷重支持部6は上記の二次元移動に加
えて三次元移動が可能となるのである。
【0021】従って、荷重支持部6に荷重Wとなる工具
等を取付けて使用する場合、それを所要範囲内で自由に
移動させて動作させることにより、工具等の能率的な使
用が可能となる。また、補助重錘19により、荷重支持部
6が上方に付勢された状態になって、上下方向で定位置
に保持されることとなるから、工具等の取扱いが容易と
なる。この取扱い容易性を更に拡大するため、本発明で
は荷重支持部6から手を放すとき、垂直ガイドバ−17上
のストッパ18を、水平ガイドバ−15に形成した凹所20に
よる水平方向での位置決め点に嵌合させて、手を放した
前記支持部6の位置が常に定位置に位置付けられるよう
にすることができる。
等を取付けて使用する場合、それを所要範囲内で自由に
移動させて動作させることにより、工具等の能率的な使
用が可能となる。また、補助重錘19により、荷重支持部
6が上方に付勢された状態になって、上下方向で定位置
に保持されることとなるから、工具等の取扱いが容易と
なる。この取扱い容易性を更に拡大するため、本発明で
は荷重支持部6から手を放すとき、垂直ガイドバ−17上
のストッパ18を、水平ガイドバ−15に形成した凹所20に
よる水平方向での位置決め点に嵌合させて、手を放した
前記支持部6の位置が常に定位置に位置付けられるよう
にすることができる。
【0022】図1の装置においては、重錘14を枢着部8
に直接装着したが、図2又は図3に示すように、間接的
に装着するようにしても良い。即ち、図2においては、
重錘14を枢着部8と垂直ガイドバ−17に取付けてあり、
また、図3はにおいて、重錘14を垂直ガイドバ−17の下
端部に取付けてある。
に直接装着したが、図2又は図3に示すように、間接的
に装着するようにしても良い。即ち、図2においては、
重錘14を枢着部8と垂直ガイドバ−17に取付けてあり、
また、図3はにおいて、重錘14を垂直ガイドバ−17の下
端部に取付けてある。
【0023】図4,図5の本発明装置では、図1〜図3
により説明した装置における水平ガイドバ−15、垂直ガ
イドバ−17に代えて、矩形状をなすフレ−ムガイド21を
設け、このガイド21の垂直枠21aと水平枠21bとに、水平
ア−ム1と垂直ア−ム7との枢着部8がその移動範囲を
案内規制されるようにしたものである。ここにおいて各
枠21a,21bを構成する部材を、組立式としておき、フレ
−ムガイド21自体の大きさを何段階かに変更できるよう
にしておけば、荷重支持部6の可動範囲を自由に設定,
変更できるようになる。
により説明した装置における水平ガイドバ−15、垂直ガ
イドバ−17に代えて、矩形状をなすフレ−ムガイド21を
設け、このガイド21の垂直枠21aと水平枠21bとに、水平
ア−ム1と垂直ア−ム7との枢着部8がその移動範囲を
案内規制されるようにしたものである。ここにおいて各
枠21a,21bを構成する部材を、組立式としておき、フレ
−ムガイド21自体の大きさを何段階かに変更できるよう
にしておけば、荷重支持部6の可動範囲を自由に設定,
変更できるようになる。
【0024】本発明では、上記のように形成した荷重取
扱装置の2台を、シ−トパイル成形用型のように長尺樋
状をなす2つ割型(図示せず)に沿って移動できるよう
に形成した自走台車(図示せず)に、その主柱Pを介し
て平行な向きで、かつ、前記型に沿った姿勢において搭
載し、作業員2名がその台車に乗って夫々が本発明装置
の荷重支持部6に取付けた荷重Wとなるインパクトレン
チを操作すれば、きわめて省力的に前記2つ割型に対す
るボルト,ナットの着脱作業を行うことができることと
なる。
扱装置の2台を、シ−トパイル成形用型のように長尺樋
状をなす2つ割型(図示せず)に沿って移動できるよう
に形成した自走台車(図示せず)に、その主柱Pを介し
て平行な向きで、かつ、前記型に沿った姿勢において搭
載し、作業員2名がその台車に乗って夫々が本発明装置
の荷重支持部6に取付けた荷重Wとなるインパクトレン
チを操作すれば、きわめて省力的に前記2つ割型に対す
るボルト,ナットの着脱作業を行うことができることと
なる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、本来、
極めて広範囲に移動可能なリンクア−ムにおける荷重支
持部の移動範囲を所要の範囲に限定できるので、荷重支
持部にレンチ等の工具を取付けて使用するのに好適であ
り、また、荷重支持部を常に上方に付勢させた状態にす
れば、前記工具等の取扱い上極めて便利である。
極めて広範囲に移動可能なリンクア−ムにおける荷重支
持部の移動範囲を所要の範囲に限定できるので、荷重支
持部にレンチ等の工具を取付けて使用するのに好適であ
り、また、荷重支持部を常に上方に付勢させた状態にす
れば、前記工具等の取扱い上極めて便利である。
【図1】本発明装置の一例の構造を線図的に表した側面
図。
図。
【図2】本発明装置の別例の構造を線図的に表した側面
図。
図。
【図3】本発明装置の他の例の構造を線図的に表した側
面図。
面図。
【図4】本発明装置の更に他の別例を線図的に表した側
面図。
面図。
【図5】本発明装置の更に別の他の例を線図的に表した
側面図。
側面図。
1 水平第1ア−ム 2 水平第2ア−ム 3 垂直第1ア−ム 6 荷重支持部 7 垂直第2ア−ム 4,5,8,9 上記各ア−ムの枢着部 10 垂直第3ア−ム 11,12 上記ア−ムの枢着部 13 垂直第3ア−ムの支持部 14 重錘 15 水平ガイドバ− 16 ストッパ 17 垂直ガイドバ− 18 ストッパ 19 ストッパ兼用の補助重錘 A リンクア−ム W 荷重 P 主柱 Pa フレ−ム
Claims (5)
- 【請求項1】 平行な2本の水平ア−ムの先端側に、下
端を荷重の支持部に形成した第1垂直ア−ム上端及びそ
の下方をそれぞれ枢着し、前記2本の水平ア−ムの後端
側に前記第1垂直ア−ムと平行な第2垂直ア−ムを枢着
して、各枢着点が常に平行四辺形となるように形成する
と共に、第1垂直ア−ムの下端と第2垂直ア−ム上又は
該ア−ムの上方延長部上の適宜の点を結ぶ線上の前記平
行四辺形内に在る点を重心となるように形成したリンク
ア−ムの第1及び第2水平ア−ムに、第1及び第2垂直
ア−ムに平行で前記重心を通る第3垂直ア−ムを枢着し
て、該重心を支持部とし、前記第2垂直ア−ムの第1水
平ア−ムへの枢着部に、第1垂直ア−ムの荷重支持部に
支持させる荷重に対応する重錘を直接又は間接的に装着
するようにした荷重取扱装置において、前記荷重支持部
の所要移動範囲に対応させて前記重錘の上下方向及び左
右方向の移動範囲を規制する装置を付設したことを特徴
とする荷重取扱装置。 - 【請求項2】 重錘に、荷重支持部を上方に向け付勢す
る補助重錘を付加した請求項1に記載の荷重取扱装置。 - 【請求項3】 荷重支持部の所要移動範囲に対応させて
重錘の上下方向及び左右方向の移動範囲を規制する装置
は、リンクア−ムの支持部を枢着した柱に一体に水平に
設けた横向きでストッパを位置可変に取付けた水平ガイ
ドバ−と、リンクア−ムの第1水平ア−ムと第2垂直ア
−ムの枢着部に下向きに枢着しその上下にストッパを位
置可変に取付けた垂直ガイドバ−とから成り、該垂直ガ
イドバ−を前記水平ガイドバ−に関連させ、該水平ガイ
ドバ−の上で前記垂直ガイドバ−がその上下方向及び左
右方向の移動範囲を規制されるようにした請求項1又は
2に記載の荷重取扱装置。 - 【請求項4】 荷重支持部の所要移動範囲に対応させて
重錘の上下方向及び左右方向の移動範囲を規制する装置
は、リンクア−ムの支持部を枢着した柱に一体に水平枠
と垂直枠とにより矩形枠状に形成したフレ−ムガイドに
より形成し、該フレ−ムガイド内に、第2垂直ア−ムと
第1水平ア−ムの枢着部を位置付け、該枢着部が前記フ
レ−ムガイド内で上下方向及び左右方向の移動範囲を規
制されるようにした請求項1又は2に記載の荷重取扱装
置。 - 【請求項5】 不使用時のリンクア−ムは、重錘の移動
範囲を規制する装置によって、該規制装置に関連した部
位が定位置に保持されるようにした請求項3又は4に記
載の荷重取扱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8086794A JPH07267600A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 荷重取扱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8086794A JPH07267600A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 荷重取扱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07267600A true JPH07267600A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13730301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8086794A Pending JPH07267600A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 荷重取扱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07267600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2981339A1 (fr) * | 2011-10-18 | 2013-04-19 | Commissariat Energie Atomique | Manipulateur de charge a equilibrage ameliore |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP8086794A patent/JPH07267600A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2981339A1 (fr) * | 2011-10-18 | 2013-04-19 | Commissariat Energie Atomique | Manipulateur de charge a equilibrage ameliore |
WO2013057203A1 (fr) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Manipulateur de charge a equilibrage ameliore |
JP2014530121A (ja) * | 2011-10-18 | 2014-11-17 | コミッサリアア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 改善された平衡機能を有する負荷マニピュレータ |
US9475678B2 (en) | 2011-10-18 | 2016-10-25 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Load manipulator with improved balancing |
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