JPH0726746U - ガス分析装置用容量可変継手 - Google Patents

ガス分析装置用容量可変継手

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JPH0726746U
JPH0726746U JP6031693U JP6031693U JPH0726746U JP H0726746 U JPH0726746 U JP H0726746U JP 6031693 U JP6031693 U JP 6031693U JP 6031693 U JP6031693 U JP 6031693U JP H0726746 U JPH0726746 U JP H0726746U
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JP
Japan
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gas
flow path
analyzer
gas flow
joint
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JP6031693U
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Inventor
和也 鶴見
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差量式ガス分析装置における検出タイミング
の差を簡易迅速に解消することができるガス分析装置用
容量可変継手を提供する。 【構成】 中空の柱状第1部材1と、前記第1部材1に
その後端部1aから装着される螺進退可能な円柱状の第
2部材2とを備え、前記第1部材1は、その前端部1b
にガス入口部11を有し、その側面にガス出口部12を
有し、その内面に前記ガス出口部12に対応させてリン
グ状の第1ガス流路13を有し、前記第2部材2は、側
面に対称に一対の第2ガス流路22,22を有し、前記
第2ガス流路22は、少なくとも前記第2部材2の先端
部2aが前記第1部材のガス入口部11に到達した状態
で、前記第1ガス流路13に達するに足る長さとされて
なるものである。このため、容量の微調整がなし得るの
で、トランジェント干渉の解消のための配管長の調整が
簡易迅速になし得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はガス分析装置用容量可変継手に関する。さらに詳しくは、差量法を用 いたガス分析装置に用いられる容量の調節が簡易迅速になし得る容量可変継手に 関する。
【0002】
【従来の技術】
大気汚染防止の観点から、工場排気ガスや自動車の排気ガス中の有害成分であ るノンメタンHCやNOXの測定がなされている。このノンメタンHCなどの測 定には、いわゆる差量法を用いたガス分析装置が用いられている。この種のガス 分析装置では、図5に示すように、サンプルガスを2つの流路に分流し、その一 方の流路には、そのサンプルガス中の特定成分を除去あるいは変質させるなどの 処理を行うためのコンバーターを設けることにより変換サンプルガスを流動させ 、他方の流路には、前記のようなコンバーターを設けないで元のサンプルガスを そのまま非変換サンプルガスとして流動させるように構成し、前記変換サンプル ガスに関する検出信号との差量を測定するように構成してある。
【0003】 ここで、図6に示すノンメタンHC測定装置を例にとり説明すると、次のよう になる。
【0004】 すなわち、この装置は、サンプルガスSを、各々分析部に至る第1流路Iおよ び第2流路IIの二つの流路に分流するとともに、その一方の第1流路Iには、サ ンプルガスS中のノンメタンHCのみを燃焼させて除去する処理を行うための触 媒装置等からなるコンバーターCを介装し、それにより処理された変換サンプル ガスS1を、第1HC検出器D1を有する第1検出部A1へ流動させて、その変 換サンプルガスS1中に残存するメタンの単独濃度を測定し、また、他方の第2 流路IIには、前記のようなコンバーターCは設けないで、元のサンプルガスSを そのまま非変換サンプルガスS2として、第2HC検出器D2を有する第2検出 部A2へ流動させて、その非変換サンプルガスS2に含まれるトータルHC(前 記メタンとそれ以外のノンメタンHCの総和として定義される)の濃度を測定し 、そして、ノンメタンHCの単独濃度を、前記第2検出部A2の第2HC検出器 D2に接続された第2信号処理回路B2により得られるトータルHC濃度から、 前記第1検出部A1の第1HC検出器D1に接続された第1信号処理回路B1に より得られるメタン濃度を減算処理する減算回路Gからの出力として得るように 構成されている。
【0005】 ところで、第1流路IにはコンバーターCが介装されているので、第2流路II には何らの手当てを施さないと、両検出器D1,D2における検出タイミングに ずれが起こり、いわゆるトランジェント干渉が生ずる。そのため、このトランジ ェント干渉による指示誤差を低減するために、従来より、検出タイミングに差が 生じないように配管長を調整するとか、図6に点線で示すよう、第1流路Iに対 応させて、流れを減速させるための一定容積のダミースペースを構成するバッフ ァタンクTを介装する、といった手段が採用されている。図7に、本件出願人の 先の提案にかかわるバッファタンクTの一例が示してある。
【0006】 しかしながら、検出タイミングに差が生じないように配管長を調節する作業は 、非常に時間がかかるばかりでなく、相当の熟練をも必要とするという問題を有 している。その上、完全に検出タイミングの差を解消することはできないという 問題も有している。また、図7に示すバッファタンクTでは、容量の微調整が容 易ではないという問題を有している。特にサンプルガス流量が少ない場合その調 整が困難である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、差量式ガス分 析装置における検出タイミングの差を簡易迅速に解消することができるガス分析 装置用容量可変継手を提供すること目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のガス分析装置用容量可変継手は、中空の柱状第1部材と、前記第1部 材にその後端部から装着される螺進退可能な円柱状の第2部材とを備え、 前記第1部材は、 その前端部にガス入口部を有し、 その側面にガス出口部を有し、 その内面に前記ガス出口部に対応させてリング状の第1ガス流路を有し、 前記第2部材は、側面に対称に一対の第2ガス流路を有し、 前記第2ガス流路は、少なくとも前記第2部材の先端部が前記第1部材のガス入 口部に到達した状態で、前記第1ガス流路に達するに足る長さとされてなる ことを特徴とする。
【0009】 本考案のガス分析装置用容量可変継手においては、前記第1部材の内面には、 前記第1ガス流路から前記ガス入口部に達する雌ねじが形成され、前記第1ガス 流路の深さは、前記雌ねじの谷よりも深くされ、前記第2部材には、先端部から 少なくとも前記第2ガス流路の終端部にまで達する前記雌ねじに螺合する雄ねじ が形成され、前記第2ガス流路の深さは、前記雄ねじの谷よりも深くされてなる のが好ましい。
【0010】 また、本考案のガス分析装置要容量可変継手においては、ガス漏れ防止機構が 備えられてなるのが好ましい。
【0011】 ここで、ガス漏れ防止機構としては、例えば前記第2部材に設けられたOリン グ装着用溝と、この溝に装着されているOリングとからなるものがあげられる。
【0012】
【作用】
本考案のガス分析装置用容量可変継手は、前記のごとく構成されているので、 ガス入口部から導入されたサンプルガスは、柱状の第2部材により容積が調整さ れた第1部材の内部空間で減速された後、柱状の第2部材の側面に設けられた第 2ガス流路を通り、第1部材の内面に設けられたリング状の第1ガス流路を通り ガス出口部より検出部に排出される。ここで、第2部材は螺進退可能に第1部材 に装着されているので、第1部材の内部空間の容積の微調整が容易になし得る。 また、第2ガス流路は、第2部材の側面に対称に設けられているので、第2部材 を回転させても第2ガス流路と第1ガス流路との合計流路に変化は生じない。し たがって、検出タイミング差によるトランジェント干渉を低減するための流路調 整を簡易迅速に行うことができる。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案 はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0014】 図1および図2は本考案の一実施例にかかわる容量可変継手の長手方向断面図 であって、それぞれ容積が最小の状態および最大の状態を示すものである。図3 は第2部材の正面図である。
【0015】 図1〜3に示す、本考案の一実施例においては、ガス分析装置用容量可変継手 Fは、中空の円柱状第1部材1と、この第1部材1の後端部1aから装着される 螺進退可能な円柱状第2部材2とを主要構成要素としている。
【0016】 第1部材1の前端部1bには、ガス入口部11を形成するガス入口ノズル11 が取付けられている。第1部材1の側面の略中央部には、ガス出口部12を形成 するガス出口ノズル12が取付けられている。また、このガス出口部12に対応 して第1部材1の内面には、リング状の第1ガス流路13が設けられている。こ のガス出口部12とリング状の第1ガス流路13とは、連絡流路14により連通 されている。さらに、この第1部材1の内面には、前記第1ガス流路13からガ ス入口部11に達する雌ねじ15が形成されている。ここで、前記第1ガス流路 13の深さは、前記雌ねじ15の谷の深さよりも深くされている。
【0017】 円柱状第2部材2は、その外周に前記第1部材1の内部に形成されている雌ね じ15と螺合する雄ねじ21が形成されている。この雄ねじ21の長さは、少な くともこの第2部材2の先端部2aが前記ガス入口部11に到達することができ る長さとされている。また、この第2部材2の外周には、図示のごとく、一対の 第2ガス流路22,22が対称に設けられている。この第2ガス流路22の長さ は、第2部材2の先端部2aが前記ガス入口部に到達した状態でその後端部が第 1ガス流路13に達する長さとされている。また、この第2ガス流路22の深さ は、前記雄ねじ15の深さよりも深くされている。この第2部材2の後端部2b には、ドライバー装着用の切り込み23が形成されている。第1部材1の内部空 間16の容積は、この切り込み23にドライバーを差し込んで、第2部材2を進 退させることによりなされる。
【0018】 その上、本実施例では、第2部材2にガス漏れ防止機構が設けられている。こ こでは、このガス漏れ防止機構は、第2部材2の雄ねじ21の後端部に設けられ ているOリング用溝24と、この溝24に装置されているOリング25とから構 成されている。
【0019】 以上、本考案を実施例に基づいて説明してきたが、本考案はかかる実施例のに み限定されるものではない。例えば、本実施例では、第2部材の後端部に切り込 みを設けて、それにドライバーを差し込んで第2部材を進退させたが、第2部材 の後端部に手回し用ノブを設けて進退させるようにしてもよい。また、本実施例 では、第1部材を中空の円柱としたが、中空の角柱としてもよい。
【0020】 なお、本考案の容量可変継手が適用できる差量法を用いたガス分析装置には、 例えば、トータルHC分析装置やNO分析装置(図4参照)などがある。
【0021】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の容量可変継手によれば、容量の微調整が簡 易迅速になし得るので、差量法を用いたガス分析装置における、検出タイミング の差によるトランジェント干渉防止のための配管長の調整が容易になし得るとい う優れた効果が得られる。特にサンプルガス流量が少ない場合その効果が大きい 。また継手にかかる機能を持たせることで、特別に継手固定部・取合配管を必要 とせず、センサーブロック等に直接取付けて調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかわる容量可変継手の長
手方向断面図であって、容積が最小の状態を示すもので
ある。
【図2】同長手方向断面図であって、容積が最大の状態
を示すものである。
【図3】第2部材の正面図である。
【図4】本考案が適用されるNO分析装置の要部ブロッ
ク図である。
【図5】差量法によるガス分析装置の説明図である。
【図6】差量法によるトータルHC分析装置のブロック
図である。
【図7】本件出願人の先の提案にかかわる容量可変継手
の概略図である。
【符号の説明】
1 第1部材 11 ガス入口部(ガス入口ノズル) 12 ガス出口部(ガス出口ノズル) 13 第1ガス流路 14 連絡流路 15 雌ねじ 16 内部空間 2 第2部材 21 雄ねじ 22 第2ガス流路 23 切り込み 24 Oリング装着用溝 25 Oリング F ガス分析装置用容量可変継手

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差量法を用いたガス分析装置に用いられ
    るものであって、 中空の柱状第1部材と、前記第1部材にその後端部から
    装着される螺進退可能な円柱状の第2部材とを備えてな
    り、 前記第1部材は、 その前端部にガス入口部を有し、 その側面にガス出口部を有し、 その内面に前記ガス出口部に対応させてリング状の第1
    ガス流路を有し、 前記第2部材は、側面に対称に一対の第2ガス流路を有
    し、 前記第2ガス流路は、少なくとも前記第2部材の先端部
    が前記第1部材のガス入口部に到達した状態で、前記第
    1ガス流路に達するに足る長さとされてなることを特徴
    とするガス分析装置用容量可変継手。
  2. 【請求項2】 前記第1部材の内面には、前記第1ガス
    流路から前記ガス入口部に達する雌ねじが形成され、 前記第1ガス流路の深さは、前記雌ねじの谷よりも深く
    され、 前記第2部材には、先端部から少なくとも前記第2ガス
    流路の終端部にまで達する前記雌ねじに螺合する雄ねじ
    が形成され、 前記第2ガス流路の深さは、前記雄ねじの谷の深さより
    も深くされてなることを特徴とする請求項1記載のガス
    分析装置用容量可変継手。
JP6031693U 1993-10-13 1993-10-13 ガス分析装置用容量可変継手 Withdrawn JPH0726746U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350304A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Horiba Ltd ガス分析装置
JP2003530567A (ja) * 2000-04-06 2003-10-14 カンパニー・ジェネラル・デ・マティエーレ・ニュークリエーレ サンプル取出しデバイス

Cited By (3)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305