JPH07267336A - 粉粒体搬送設備の集塵装置 - Google Patents

粉粒体搬送設備の集塵装置

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JPH07267336A
JPH07267336A JP5601194A JP5601194A JPH07267336A JP H07267336 A JPH07267336 A JP H07267336A JP 5601194 A JP5601194 A JP 5601194A JP 5601194 A JP5601194 A JP 5601194A JP H07267336 A JPH07267336 A JP H07267336A
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JP
Japan
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powder
granular material
conveying
belt conveyor
suction port
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JP5601194A
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Akira Okidoi
章 沖土居
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒体が移載される領域において発生する粉
塵を、粉粒体の有効成分を吸引することなく効率良く吸
引除去し得るようにする。 【構成】 粉粒体Sを搬送する搬送手段1と、該搬送手
段1の終端部1a下方に位置して搬送手段1から落下す
る粉粒体Sを受ける受部材(第2の搬送手段2)とを備え
た粉粒体搬送設備において、前記搬送手段1の終端部1
aおよび受部材(第2の搬送手段2)の上部を覆う囲い部
材16を設けるとともに、該囲い部材16の上壁24で
あって該搬送手段終端部1aから落下する粉粒体Sの有
効成分を吸引し得ない距離Lだけ搬送手段終端部1aか
ら離れた位置に、吸引ダクト25に接続される吸引口2
6を設けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、鋳型用砂等の粉粒体
を搬送する粉粒体搬送設備の集塵装置に関するものであ
【0002】
【従来の技術】例えば、鋳型用砂等の粉粒体を造型装置
まで搬送する場合、搬送手段としてベルトコンベアを用
いるのが通例であるが、砂供給ステーションから造型ス
テーションまでの搬送経路を直線状に配置することが工
場レイアウト上から困難な場合が多く、上記搬送経路に
おいて搬送方向を変えなければならないことが多い。そ
の場合、第1の搬送手段(例えば、ベルトコンベア)から
第2の搬送手段(例えば、ベルトコンベア)へと粉粒体を
移載する必要が生じる。
【0003】上記にような必要性から、第1の搬送手段
の終端部から第2搬送手段に粉粒体(例えば、製鉄原料
等)を落下移載するように構成したものが従来から良く
知られている(例えば、実開昭57ー71117号公報
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例のもので
は、第1の搬送手段から第2の搬送手段へ粉粒体が移載
される領域を、移載された粉粒体が搬送手段から漏洩す
るのを防止するための切出し用ボックスで囲繞した構成
とされているが、この切出し用ボックスは上方が開放状
態とされているため、粉粒体移載の際に粉粒体に含まれ
る粉塵が舞い上がって作業環境を汚染するおそれがあ
る。
【0005】また、搬送手段から造型ステーションにお
けるホッパーに粉粒体を移載する際にも粉粒体に含まれ
る粉塵が舞い上がって作業環境を汚染するおそれがあ
る。
【0006】上記のような作業環境の汚染は、そこで作
業する作業員の健康に著しい悪影響を及ぼすため、舞い
上がった粉塵の処理が希求されている。
【0007】なお、このような粉塵を処理する方法とし
て、強力な集塵装置により粉粒体移載領域の粉塵を吸引
する方法が考えられるが、粉粒体が粒径の小さいもの
(例えば、鋳型用砂等)の場合、必要な粉粒体(即ち、粉
粒体の有効成分)をも吸引してしまうおそれが生じる。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、粉粒体が移載される領域において発生する粉塵
を、粉粒体の有効成分を吸引することなく効率良く吸引
除去し得るようにすること、粉粒体移載の際にこぼれた
粉粒体を有効に回収することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明では、粉粒体を
搬送する搬送手段と、該搬送手段の終端部下方に位置し
て搬送手段から落下する粉粒体を受ける受部材とを備え
た粉粒体搬送設備において、前記搬送手段の終端部およ
び受部材の上部を覆う囲い部材を設けるとともに、該囲
い部材の上壁であって該搬送手段終端部から落下する粉
粒体の有効成分を吸引し得ない距離だけ搬送手段終端部
から離れた位置に、吸引ダクトに接続される吸引口を設
けた構成を基本構成としている。
【0010】前記吸引口を、前記搬送手段終端部上方よ
り粉粒体搬送方向に関して前方側端部に設ける場合もあ
る。
【0011】前記受部材を粉粒体を搬送する第2の搬送
手段とし、前記囲い部材に、前記第2の搬送手段の搬送
方向下流側に延設される延設部を設けるとともに、該延
設部に、第2の吸引ダクトに接続される第2の吸引口を
設ける場合もある。
【0012】前記第2の吸引口を、前記第2の搬送手段
により搬送される粉粒体の有効成分を吸引し得ない距離
だけ第2の搬送手段から離れた位置に形成する場合もあ
る。
【0013】前記第2の搬送手段の下方に、該第2の搬
送手段から落下する粉粒体を回収する箱状の回収シュー
トを設ける場合もある。
【0014】前記回収シュートを、下端部に開口を有す
るロート形状とし且つ該開口に開閉部材を設ける場合も
ある。
【0015】
【作用】本願発明では、搬送手段の終端部から受部材へ
落下する粉粒体から舞い上がる粉塵は、搬送手段の終端
部および受部材の上方を覆う囲い部材によって周辺への
飛散が防止され、吸引口に接続された吸引ダクトにより
吸引除去される。この時、粉粒体における有効成分は、
吸引口から吸引されることがない。
【0016】前記吸引口を、前記搬送手段終端部上方よ
り粉粒体搬送方向に関して前方側端部に設けた場合に
は、囲い部材の上壁を高くしなくとも、搬送手段と吸引
口との距離をかせぐことができる。
【0017】前記受部材を粉粒体を搬送する第2の搬送
手段とし、前記囲い部材に、前記第2の搬送手段の搬送
方向下流側に延設される延設部を設けるとともに、該延
設部に、第2の吸引ダクトに接続される第2の吸引口を
設けた場合には、第2の搬送手段により搬送される粉粒
体から舞い上がる粉塵が第2の吸引ダクトにより吸引除
去される。
【0018】前記第2の吸引口を、前記第2の搬送手段
により搬送される粉粒体の有効成分を吸引し得ない距離
だけ第2の搬送手段から離れた位置に形成した場合に
は、第2の搬送手段により搬送される粉粒体の有効成分
が吸引口へ吸引されることがなくなる。
【0019】前記第2の搬送手段の下方に、該第2の搬
送手段から落下する粉粒体を回収する箱状の回収シュー
トを設けた場合には、第2の搬送手段からこぼれ落ちる
粉粒体が確実に回収シュートにより回収される。
【0020】前記回収シュートを、下端部に開口を有す
るロート形状とし且つ該開口に開閉部材を設けた場合に
は、回収シュートに回収されたこぼれ粉粒体が開閉部材
の開作動により取り出せる。なお、回収シュートをロー
ト状としたことにより、回収粉粒体取り出しに用いられ
る受容器として小さなものが使用できる。
【0021】
【発明の効果】本願発明によれば、搬送手段の終端部か
ら受部材へ落下する粉粒体から舞い上がる粉塵の周辺へ
の飛散を、搬送手段の終端部および受部材の上方を覆う
囲い部材によって防止し、舞い上がった粉塵を吸引口に
接続された吸引ダクトにより吸引除去するようにしたの
で、粉粒体移載領域における作業環境の汚染が確実に防
止できるという優れた効果がある。しかも、囲い部材の
上壁であって搬送手段終端部から落下する粉粒体の有効
成分を吸引し得ない距離だけ搬送手段終端部から離れた
位置に吸引口を設けるようにしているので、粉粒体にお
ける有効成分を吸引することなく、粉塵のみの吸引除去
が行えるという効果もある。
【0022】前記吸引口を、前記搬送手段終端部上方よ
り粉粒体搬送方向に関して前方側端部に設けた場合に
は、囲い部材の上壁を高くしなくとも、搬送手段と吸引
口との距離をかせぐことができることとなり、装置(即
ち、囲い部材)の高さを抑えることが可能となる。従っ
て、装置全体のコンパクト化が図れるという効果が得ら
れる。
【0023】前記受部材を粉粒体を搬送する第2の搬送
手段とし、前記囲い部材に、前記第2の搬送手段の搬送
方向下流側に延設される延設部を設けるとともに、該延
設部に、第2の吸引ダクトに接続される第2の吸引口を
設けた場合には、第2の搬送手段により搬送される粉粒
体から舞い上がる粉塵を第2の吸引ダクトにより吸引除
去することができ、受部材を第2の搬送手段とした場合
に生じるであろう作業環境の汚染を効果的に防止できる
という効果が得られる。
【0024】前記第2の吸引口を、前記第2の搬送手段
により搬送される粉粒体の有効成分を吸引し得ない距離
だけ第2の搬送手段から離れた位置に形成した場合に
は、第2の搬送手段により搬送される粉粒体の有効成分
が吸引口へ吸引されることがなくなり、粉塵のみの吸引
除去が効率的に行えるという効果が得られる。
【0025】前記第2の搬送手段の下方に、該第2の搬
送手段から落下する粉粒体を回収する箱状の回収シュー
トを設けた場合には、第2の搬送手段からこぼれ落ちる
粉粒体が確実に回収シュートにより回収されることとな
り、粉粒体の消費コストを低減できるという効果が得ら
れる。
【0026】前記回収シュートを、下端部に開口を有す
るロート形状とし且つ該開口に開閉部材を設けた場合に
は、回収シュートに回収されたこぼれ粉粒体が開閉部材
の開作動により取り出せることとなり、粉粒体の回収が
容易となるとともに、回収粉粒体取り出しに用いられる
受容器として小さなものが使用でき、作業性も向上する
という効果が得られる。
【0027】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の好適
な実施例を説明する。
【0028】本実施例では、粉粒体である鋳型用砂Sを
砂供給ステーション(図示省略)から造型ステーション
(図示省略)へ搬送する粉粒体搬送設備に付設される集塵
装置を本願発明の適用例としている。
【0029】前記粉粒体搬送設備は、図1ないし図3に
示すように、砂供給ステーションからの鋳型用砂Sを搬
送する第1の搬送手段となる第1ベルトコンベア1と、
該第1ベルトコンベア1の終端部下方に位置して第1ベ
ルトコンベア1から落下する鋳型用砂Sを受ける受部材
として作用するとともに、鋳型用砂Sを前記第1ベルト
コンベア1の搬送方向と直交する方向に搬送する第2の
搬送手段となる第2ベルトコンベア2とを備えて構成さ
れている。符号3は第1ベルトコンベア1のヘッドプー
リ、4は第1ベルトコンベア1のベルト、5は第1ベル
トコンベア1のコンベアフレーム、6は第1ベルトコン
ベア1のベルト4を凹溝を形成するように形状規制する
インパクトキャリアローラ、7は第1ベルトコンベア1
の駆動プーリ、8は第1ベルトコンベア1の従動プー
リ、9は第1ベルトコンベア1におけるヘッドプーリ3
を軸支する軸受、10は第1ベルトコンベア1における
駆動プーリ7および従動プーリ8を覆うプーリカバー、
11は第2ベルトコンベア2のベルト、12は第2ベル
トコンベア2のコンベアフレーム、13は第2ベルトコ
ンベア2を凹溝を形成するように形状規制するインパク
トキャリアローラ、14は第2ベルトコンベア2のリタ
ーンーローラ、15は第2ベルトコンベア2におけるイ
ンパクトキャリアローラ13を軸支する軸受である。な
お、図面では、第1ベルトコンベア1の前半部分および
第2ベルトコンベア2の前後端部は省略されている。
【0030】そして、本実施例においては、前記第1ベ
ルトコンベア1の終端部1aおよび第2ベルトコンベア
2において第1ベルトコンベア1から落下する鋳型用砂
Sを受ける部分(即ち、受部材として作用する部分)の上
方はボックス状の囲い部材16によって覆われている。
該囲い部材16は、第1ベルトコンベア1から第2ベル
トコンベア2へ鋳型用砂Sが移載される際に舞い上がる
粉塵Fが周辺へ飛散するのを防止する作用をなす。
【0031】前記囲い部材16は、前記第1ベルトコン
ベア1の幅より若干広い横幅と第1ベルトコンベア1の
終端部1aの前方側に所定距離を確保できる奥行きとを
有し、第1ベルトコンベア1の終端部1aを囲繞する直
方体状の第1囲い部16aと、該第1囲い部16aの下方
に連続し、前記第2ベルトコンベア2において受部材と
して作用する部分を囲繞する第2囲い部16bとからな
っており、前記第1囲い部16aの内面には、第1ベル
トコンベア1の終端部1aから落下かる鋳型用砂Sを第
2ベルトコンベア2へガイドする一対の傾斜ガイド1
7,17が設けられている。
【0032】前記傾斜ガイド17,17の下端には、第
2ベルトコンベア2に受け止められた鋳型用砂Sの漏洩
を防止するためのサイドスカート18,18が設けられ
ている。該サイドスカート18は、ゴム等の弾性材から
なっており、その設置範囲は、第2ベルトコンベア2に
おいて落下する鋳型用砂Sを受け止める部分の前後をカ
バーし得る範囲Dとされる。
【0033】また、前記囲い部材16には、前記第2ベ
ルトコンベア2の搬送方向下流側に延設された延設部1
9が設けられている。該延設部19は、前記第2ベルト
コンベア2の上方を覆う所定高さ(前記第1囲い部16a
より低い)の角筒状とされている。該延設部19も、第
2ベルトコンベア2により搬送される鋳型用砂Sから舞
い上がる粉塵Fが周辺へ飛散するのを防止する作用をな
す。
【0034】前記第1囲い部16aには、第1ベルトコ
ンベア1におけるベルト4が走行する往路側および復路
側開口20,21が形成され、前記第2囲い部16bに
は、第2ベルトコンベア2におけるベルト11が走行す
る往路側および復路側開口22,23が形成されてい
る。
【0035】なお、本実施例の場合、第1ベルトコンベ
ア1のコンベアフレーム5,5は第1囲い部16aの外側
に配置され、第2ベルトのコンベアフレーム12,12
は第2囲い部16bの内側に配置されている。符号27
は第2ベルトコンベア2におけるインパクトキャリアロ
ーラ13を軸支する軸受15を支持するためにコンベア
フレーム12,12間に架設される軸受支持バーであ
る。
【0036】しかして、前記囲い部材16の第1囲い部
16aの上壁24には、前記第1ベルトコンベア1の終
端部1a上方より搬送方向に関して前方となる端部側に
位置して吸引ダクト25に接続される吸引口26が設け
られている。該吸引ダクト26には、送風機(図示省略)
が設置されており、該送風機の吸引力により粉塵Fを吸
引除去することとなっている。前記吸引口26を設ける
位置は、前記第1ベルトコンベア1から落下する鋳型用
砂Sの有効成分を吸引し得ない距離Lだけ第1ベルトコ
ンベア終端部1aから離れた位置とされる。従って、鋳
型用砂Sの場合には、吸引ダクト25における吸引風速
と鋳型用砂Sの個々の重量との兼合いにより距離Lが設
定される。なお、搬送される粉粒体の重量が変わった場
合、当然に前記距離Lは設定し直される。
【0037】上記したように、吸引口26を第1ベルト
コンベア終端部1a上方より搬送方向に関して前方側端
部に設けたことにより、第1囲い部16aの上壁24を
高くしなくとも、第1ベルトコンベア終端部1aと吸引
口26との距離Lをかせぐことができることとなり、装
置(即ち、第1囲部16)の高さを抑えることが可能とな
る。従って、装置全体のコンパクト化が図れるのであ
る。
【0038】また、前記延設部19の上壁28にも、第
2の吸引ダクト29に接続される第2の吸引口30が設
けられており、該第2の吸引口30と第2ベルトコンベ
ア2との距離L′も、第2ベルトコンベア2によって搬
送される鋳型用砂Sの有効成分を吸引し得ない距離とさ
れる。この場合、搬送中の鋳型用砂Sから舞い上がる粉
塵Fの量が、第1ベルトコンベア1から第2ベルトコン
ベア2へ鋳型用砂Sを移載する時に比べて少ないところ
から、吸引ダクト29による吸引力も小さくてよく、距
離L′も小さく設定できる。
【0039】さらに、前記第2ベルトコンベア2の下方
には、該第2ベルトコンベア2からこぼれ落ちる鋳型用
砂Sを回収するための箱状の回収シュート31が前記囲
い部材16下端に連続して設けられている。該回収シュ
ート31は、下端部に開口32を有するロート形状とさ
れ、該開口32には開閉部材33が設けられている。な
お、囲い部材16と回収シュート31とは、適当な結合
手段(例えば、ビス34)を介して結合されており、結合
手段の解除(例えば、ビス34の取り外し)によって分離
可能とされている。符号35は開閉部材33を開閉作動
させる駆動手段、36は回収された鋳型用砂Sを受ける
受容器である。このように構成したことにより、鋳型用
砂Sの回収が容易となるとともに、回収された鋳型用砂
Sの取り出しに用いられる受容器36として小さなもの
が使用できることとなる。
【0040】図面中、符号37は第1ベルトコンベア1
の復路側において落下する鋳型用砂Sを回収する回収シ
ュート、38は囲い部材16の内部を点検するための点
検口、39はリターンローラ14を軸支する軸受であ
る。
【0041】上記のように構成された粉粒体搬送設備の
集塵装置は次のように作用する。
【0042】第1ベルトコンベア1によって搬送されて
きた鋳型用砂Sは、第1ベルトコンベア1の終端部1a
から第2ベルトコンベア2上に落下移載されるが、その
時鋳型用砂Sに含まれる塵埃等が粉塵Fとなって舞い上
がる。この粉塵Fは、囲い部材16の存在によって周辺
への飛散が防止され、吸引口26を経て吸引ダクト25
に吸引され、除去される。この時、鋳型用砂Sの有効成
分は、第1ベルトコンベア終端部1aと吸引口26との
距離Lの介在により吸引口26に吸引されることはな
い。
【0043】第2ベルトコンベア2によって搬送される
鋳型用砂Sからも粉塵Fが発生するおそれがあるが、こ
の粉塵Fは延設部19の存在によって周辺への飛散が防
止され、第2の吸引口30を経て吸引ダクト29に吸引
され、除去される。この時にも、鋳型用砂Sの有効成分
は、第2ベルトコンベア2と吸引口30との距離L′の
介在により吸引口30に吸引されることはない。
【0044】そして、第1ベルトコンベア1から第2ベ
ルトコンベア2への移載の際に、鋳型用砂Sの一部がこ
ぼれ落ちるおそれがあるが、こぼれ落ちた鋳型用砂Sは
回収シュート31によって回収され、適宜時間間隔(例
えば、回収シュート31の収容能力が限界となる時間間
隔)で開閉部材33を開作動させることにより、受容器
36に取り出される。受容器36に取り出された回収鋳
型用砂Sは砂供給ステーションに戻され、再利用され
る。
【0045】上記説明では、粉粒体として鋳型用砂を用
いた場合を実施例としているが、本願発明は、他の種類
のもの(例えば、レジンコーティッドサンド、合成樹脂
製粉粒体等)にも適用可能である。
【0046】また、上記実施例では、受部材を第2の搬
送手段である第2ベルトコンベアとしているが、受部材
は、ホッパー等の固定物としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる粉粒体搬送設備の集
塵装置の要部平面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【符号の説明】
1は搬送手段(第1ベルトコンベア)、1aは終端部、2
は第2の搬送手段(第2ベルトコンベア)、16は囲い部
材、19は延設部、24は上壁、25は吸引ダクト、2
6は吸引口、28は上壁、29は第2の吸引ダクト、3
0は第2の吸引口、31は回収シュート、32は開口、
33は開閉部材、Sは粉粒体(鋳型用砂)、L,L′は距
離、Fは粉塵。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を搬送する搬送手段と、該搬送手
    段の終端部下方に位置して搬送手段から落下する粉粒体
    を受ける受部材とを備えた粉粒体搬送設備において、前
    記搬送手段の終端部および受部材の上部を覆う囲い部材
    が設けられており、該囲い部材の上壁には、該搬送手段
    終端部から落下する粉粒体の有効成分を吸引し得ない距
    離だけ搬送手段終端部から離れた位置に吸引ダクトに接
    続される吸引口が設けられていることを特徴とする粉粒
    体搬送設備の集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引口が、前記搬送手段終端部上方
    より粉粒体搬送方向に関して前方側端部に設けられてい
    ることを特徴とする前記請求項1記載の粉粒体搬送設備
    の集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記受部材が粉粒体を搬送する第2の搬
    送手段とされ、前記囲い部材には、前記第2の搬送手段
    の搬送方向下流側に延設される延設部が設けられてい
    て、該延設部には、第2の吸引ダクトに接続される第2
    の吸引口が設けられていることを特徴とする前記請求項
    1および2のいずれか一項記載の粉粒体搬送設備の集塵
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の吸引口が、前記第2の搬送手
    段により搬送される粉粒体の有効成分を吸引し得ない距
    離だけ第2の搬送手段から離れた位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の粉粒体搬送設備の集塵
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の搬送手段の下方には、該第2
    の搬送手段から落下する粉粒体を回収する箱状の回収シ
    ュートが設けられていることを特徴とする前記請求項3
    および4のいずれか一項記載の粉粒体搬送設備の集塵装
    置。
  6. 【請求項6】 前記回収シュートは、下端部に開口を有
    するロート形状とされており、該開口には開閉部材が設
    けられていることを特徴とする前記請求項5記載の粉粒
    体搬送設備の集塵装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106975643A (zh) * 2017-04-28 2017-07-25 南通中邦微电子股份有限公司 一种高稳定二极管溶剂型线路板清洗机用的出料机构

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CN106975643A (zh) * 2017-04-28 2017-07-25 南通中邦微电子股份有限公司 一种高稳定二极管溶剂型线路板清洗机用的出料机构

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