JPH0726698Y2 - ガスクロマトグラフのカラム槽 - Google Patents

ガスクロマトグラフのカラム槽

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JPH0726698Y2
JPH0726698Y2 JP1988085385U JP8538588U JPH0726698Y2 JP H0726698 Y2 JPH0726698 Y2 JP H0726698Y2 JP 1988085385 U JP1988085385 U JP 1988085385U JP 8538588 U JP8538588 U JP 8538588U JP H0726698 Y2 JPH0726698 Y2 JP H0726698Y2
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民雄 世古
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ヤナコ分析工業株式会社
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気撹拌用ファンを備えたガスクロマトグラ
フのカラム恒温槽に関するものであり、より特定すれ
ば、このようなカラム恒温槽を室温より高い温度から効
果的に冷却する機構に関するものである。
従来の技術 従来のカラム恒温槽は、例えば第4図に示す通り、蓋
(1)を有するカラム槽(2)内にカラム(3)を配置
するとともに、網板(4)で隔てた槽内の後部にカラム
加熱用ヒータ(5)、感温素子(6)及び槽内温度を均
一化するための撹拌用ファン(7)を装備し、このファ
ン(7)の正面側から引き入れたカラム(外面)接触後
の空気をヒータ(5)によって加熱し、再循環的にカラ
ム(3)に接触させるようになっている。なお、カラム
槽(2)の後壁にはファン駆動用モータ(8)が取り付
けられ、カラム槽(2)の上面にはカラム(3)に通ず
る注入孔(9)が設けられている。このようなカラム槽
が室温以上に加熱された場合にこれを冷却するために
は、第5図に示すように、蓋(1)を開放することによ
り、槽内の熱気を槽外に排出するか、ここから外気を吹
き込みまたは冷媒を挿入する等の方法がとられていたも
のである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このようなカラム恒温槽の冷却方法は、
いずれも均一、かつ再現性よく槽内を冷却できるもので
はなかった。これは、従来の一般的なカラム恒温槽にお
いて、蓋などを開放した場合、連通する槽内外間におい
て積極的、かつ均一な状態で空気交換を行うための手段
が存在しなかったからである。
本考案は、カラム恒温槽の室温より高い温度からの冷却
を、気流調整により積極的、かつ効果的に行うための制
御空冷機構を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するため、分離カラム、発
熱体、感温素子及び撹拌用ファンを収納したカラム恒温
槽において、 前記撹拌用ファンの背面に対向した槽壁部分に円形開口
を形成するとともに、この円形開口に嵌合して前記槽壁
の一部をなすようにしたファン背板により前記撹拌用フ
ァンの駆動軸及び駆動源を支持し、前記背板の前記円形
開口への嵌合・退出を調整するために前記背板及び駆動
源を保持及び駆動する調整駆動機構を設けたことによ
り、 前記円形開口の縁と、前記背板の周縁との間に、前記背
板の退出位置に応じた大きさの槽内外連通用の環状間隙
を形成するようにしたことを特徴とするガスクロマトグ
ラフのカラム槽を構成したものである。
作用 上記の構成において、ファン背板を後退させれば、槽壁
の開口と背板周縁との間隔がファンによるカラム部分か
らの吸気を直接槽外に排出する排気路となり、迅速、か
つ均一な冷却が可能となるわけである。
実施例 第1図〜第3図は本考案の好ましい実施例を示す断面図
であり、これらの図において、第4図及び第5図と同一
の参照数字を付した部分はそれらについて前述したもの
と実質上同一であり、説明を省略する。本考案によれ
ば、カラム槽(2)の後部槽壁(10)には、撹拌用ファ
ン(7)に対向し、かつそのファンより全体として大き
い口径の外向きに拡大した開口が形成され、この開口面
には槽外に突出した拡大口部を有する円錐面状の風向板
(11)が装着される。また、後部槽壁(10)の内面には
風向板(11)の最小口径よりもさらに絞られた開口縁が
形成されている。撹拌用ファン(7)は常時は第3図に
示す通り、この槽壁開口面、すなわち風向板(11)に嵌
合する円錐台形のファン背板(12)により、その駆動軸
及び駆動源であるモータ(8)を支持されたものであ
る。モータ(8)及び背板(12)は調整駆動機構(13)
により、背板(12)の槽壁(2)の開口面に対する嵌合
・退出位置を調整するように保持及び駆動されるもので
ある。
上記のようなカラム恒温槽の実施例において、槽(2)
内が室温より高く加熱された状態から室温まで冷却され
る場合、背板(12)は調整駆動機構(13)により第2図
に示す位置まで退出させられる。したがって、共に退出
したファン(7)から吸入された槽内空気は、風向板
(11)と背板(12)の外周縁との間の環状間隙から急速
に排出される。実施例においては、ファン(7)を図示
の如く、シロッコ型としたため、このファンが前方から
吸入した空気は外周方向へ放射状に排出され、その排出
空気は外開きテーパ状の風向板(11)により、確実にカ
ラム槽(2)の後方へ誘導排出される。また、この場
合、槽(2)内は負圧となるが、例えば槽壁板(2a)及
び断熱材(2b)を多孔質材料とすることにより、これら
の孔隙から外気を吸入して、効果的に冷却速度を上げる
ことができる。
第3図は槽内温度を室温に近い温度で効果的に制御する
場合の状態を示す断面図であり、背板(12)を第1図の
槽壁嵌合位置と第2図の完全退出位置との中間位置に設
定することにより、槽外への排気量をその位置に応じて
第2図に示した急冷中よりも少なくなるように調節する
ことができる。
すなわち、背板、したがって、ファン位置移動用の駆動
機構(13)と適当な温度制御機構とを連係させることに
より、室温に近い温度での恒温制御を行うことができる
わけである。
考案の効果 本考案は以上の通り、アァン背板を槽壁開口から退出自
体としたことにより、室温以上のカラム槽内を迅速、か
つ均一に室温付近まで冷却すること、及び室温に近い恒
温制御等を効率よく行うことができるガスクロマトグラ
フのカラム槽を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における通常運転状態を示す側
断面図、 第2図はその急冷中の状態を示す側断面図、 第3図は室温付近における恒温制御を行う状態を示す同
様な側断面図、 第4図及び第5図は従来の一般的なカラム恒温槽の通常
運転状態及びカラム冷却状態をそれぞれ示す側断面図で
ある。 (1)……蓋 (2)……カラム槽 (2a)……槽壁板 (2b)……断熱材 (3)……カラム (4)……網板 (5)……加熱用ヒータ (6)……感温素子 (7)……撹拌用ファン (8)……駆動用モータ (9)……注入孔 (10)……槽壁 (11)……風向板 (12)……ファン背板 (13)……調整駆動機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分離カラム、発熱体、感温素子及び撹拌用
    ファンを収納したカラム恒温槽において、 前記撹拌用ファンの背面に対向した槽壁部分に円形開口
    を形成するとともに、この円形開口に嵌合して前記槽壁
    の一部をなすようにしたファン背板により前記撹拌用フ
    ァンの駆動軸及び駆動源を支持し、前記背板の前記円形
    開口への嵌合・退出を調整するために前記背板及び駆動
    源を保持及び駆動する調整駆動機構を設けたことによ
    り、 前記円形開口の縁と、前記背板の周縁との間に、前記背
    板の退出位置に応じた大きさの槽内外連通用の環状間隙
    を形成するようにしたことを特徴とするガスクロマトグ
    ラフのカラム槽。
JP1988085385U 1988-06-27 1988-06-27 ガスクロマトグラフのカラム槽 Expired - Fee Related JPH0726698Y2 (ja)

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JPH026258U JPH026258U (ja) 1990-01-16
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0593718B1 (de) * 1992-05-07 1997-02-19 KÜSTER & Co. GmbH Vorrichtung zur längenkorrektur von mechanisch-flexiblen fernbetätigungen
JP3519647B2 (ja) * 1999-09-29 2004-04-19 株式会社日立製作所 キャピラリ電気泳動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS585973Y2 (ja) * 1978-09-25 1983-02-01 株式会社日立製作所 空気恒温槽
GB2141358A (en) * 1983-06-15 1984-12-19 Philips Electronic Associated Gas chromatography oven
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JPS631967A (ja) * 1986-06-23 1988-01-06 Hitachi Ltd クロマトグラフのカラム恒温槽

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JPH026258U (ja) 1990-01-16

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