JPH0726587Y2 - ショックアブゾーバ - Google Patents

ショックアブゾーバ

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JPH0726587Y2
JPH0726587Y2 JP11718888U JP11718888U JPH0726587Y2 JP H0726587 Y2 JPH0726587 Y2 JP H0726587Y2 JP 11718888 U JP11718888 U JP 11718888U JP 11718888 U JP11718888 U JP 11718888U JP H0726587 Y2 JPH0726587 Y2 JP H0726587Y2
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JP
Japan
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piston rod
piston
load member
air chamber
tip
Prior art date
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JP11718888U
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JPH0238545U (ja
Inventor
邦彦 高崎
Original Assignee
太陽鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、負荷部材の運動エネルギーを吸収するショッ
クアブゾーバに関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、コンベア上を搬送されるパレットなどの運動
負荷を定位置で停止させるための停止装置に、運動エネ
ルギーを吸収するためのショックアブゾーバがしばしば
用いられている。
ショックアブゾーバは、運動する負荷部材がピストンロ
ッドの先端に当たると、例えばピストンロッドと連結さ
れたピストンが、エンドカバーによって端面が閉塞され
た本体チューブの内周面を後退方向に気密に摺動し、閉
じ込められた空気を圧縮することによって衝撃を吸収す
るように構成されている。圧縮された空気は、絞り弁又
はリリーフ弁などを経て大気に解放され、その絞り量又
は設定圧を調整することによって、クッション作用を調
整するようになっている。
そして、負荷部材が取り去られた後は、復帰スプリング
によってピストン及びピストンロッドが自動的に元の位
置に復帰するようになっている。
ところが、負荷部材が慣性負荷のみであったり、又は摩
擦などによる負荷部材の位置保持力が弱かったりする
と、負荷部材はその停止後に復帰スプリングによってピ
ストン及びピストンロッドとともに元の位置に復帰して
押し戻され、このため負荷部材の停止位置がずれてしま
い、負荷部材(例えばパレット)の位置決めが行えない
という問題があった。
これに対し、復帰手段として復帰スプリングを用いるこ
となく、圧縮空気の圧力によって復帰させるとともに、
電磁切換え弁によって復帰のための圧縮空気の供給タイ
ミングを制御するようにしたエアーリターン方式のショ
ックアブゾーバが提案されている。
しかしこれによると、電磁切換え弁の切換えタイミング
を得るために電気信号が必要であり、制御が複雑となる
とともに、ショックアブゾーバが油圧式であって且つ復
帰用の空気圧を油圧に変換するためのオイルタンクを用
いる場合には、オイルタンクのための大きなスペースを
必要とし、また圧縮空気が油中に混入し易いという問題
がある。
本考案は、上述の問題に鑑み、負荷部材が停止後に復帰
スプリングなどによって押し戻されないようにし、負荷
部材の停止後の位置がずれないようにした構造簡単なシ
ョックアブゾーバを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の課題を解決するため、ピストンロッド
に連結されたピストンが後退方向へ移動することによっ
て衝撃を吸収するとともに、復帰手段によって前記ピス
トン及びピストンロッドを復帰させるように構成された
ショックアブゾーバにおいて、前記ピストンロッドの先
端部には、負荷部材が押当する位置に復帰抑制シリンダ
が設けられており、前記復帰抑制シリンダは、前記ピス
トンロッドと少なくとも後退方向に係合した抑制ピスト
ンと、前記抑制ピストンと一体に移動しその先端に負荷
部材が当接する抑制ピストンロッドと、前記抑制ピスト
ンを前記ピストンロッドの復帰力よりも強い力で後退方
向へ押圧するために前記抑制ピストンロッドの側に設け
られた空気室と、前記空気室に圧縮空気を供給するため
に前記空気室と連通するように設けられたポートと、前
記空気室の圧縮空気を前記抑制ピストンロッドの先端の
開口部から排気するように形成された排気流路と、負荷
部材が前記抑制ピストンロッドの先端に押当したときに
当該負荷部材と共働して前記開口部を閉塞するためのシ
ール部材とから構成される。
〔作用〕
負荷部材が抑制ピストンロッドの先端に押当すると、負
荷部材の運動エネルギーによって、抑制ピストンロッ
ド、抑制ピストン、及びピストンロッドが後退方向へ移
動し、緩衝作用が発揮され、ピストンのストローク端
(後退方向の移動端)に至って停止する。
負荷部材が抑制ピストンロッドの先端に押当している間
は、排気流路の開口部が負荷部材及びシール部材によっ
て閉塞されて空気室の空気圧が上昇し、抑制ピストンの
推力によってピストンロッドが押し付けられる。これに
よって、ピストン及びピストンロッドは、復帰手段によ
る復帰が抑制され、その位置を保持する。
負荷部材が取り除かれると、開口部が解放されて空気室
内の圧縮空気が排気流路及び開口部から排出され、空気
室の圧力が低下して抑制ピストンの推力が低下し、ピス
トン及びピストンロッドは復帰手段によって復帰する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、本考案に係るショックアブゾーバ1の断面正
面図である。
ショックアブゾーバ1は、外周面に螺子3が形成された
アブゾーバ本体2と、アブゾーバ本体2の先端側であっ
て負荷部材が押当する位置に取りつけられた復帰抑制シ
リンダ5とから構成されている。
アブゾーバ本体2は、ピストンロッド7に連結された図
示しないピストンが後退方向(図の矢印A方向)へ動す
ることによって衝撃を吸収するとともに、図示しない復
帰スプリングなどの復帰手段によってピストン及びピス
トンロッド7を復帰させるように構成された公知のもの
である。
復帰抑制シリンダ5は、内周面に螺子12が形成されたシ
リンダチューブ11、シリンダチューブ11の内周面を摺動
移動しピストンロッド7の先端面7aに当接する抑制ピス
トン13、及び、抑制ピストン13と一体に形成されてその
先端面14aに負荷部材が当接する抑制ピストンロッド14
から構成されている。
シリンダチューブ11には、抑制ピストンロッド14の側の
空気室15に圧縮空気を供給するためのポート16及び絞り
流路17が設けられており、ピストンロッド7の側の室18
には通孔19が設けられている。
抑制ピストンロッド14には、空気室15の圧縮空気を先端
面14aにおいて開口する開口部21から排気するための排
気流路20が形成されており、開口部21には、負荷部材W
が押当したときに開口部21を密閉状態に閉塞するための
パッキン22が装着されている。なお、4は取りつけ用の
ナット、23及び24はパッキンである。
次に、上述のように構成されたショックアブゾーバ1の
作用を説明する。
ポート16には適当な圧力の空気圧源が接続されており、
そこから供給された圧縮空気は絞り流路17を通って空気
室15に流入し、先端面14aに負荷部材Wが押当していな
いときには排気流路20を通って開口部21から排気され
る。圧縮空気の空気室15への流入は絞り流路17によって
絞られており、空気室15からの流出は排気流路20によっ
て抵抗なく排気されるので、空気室15の空気圧は略零で
あり、抑制ピストン13には推力がほとんど発生しない。
負荷部材Wが抑制ピストンロッド14の先端14aに押当す
ると(鎖線で示す状態)、負荷部材Wの運動エネルギー
によって、抑制ピストンロッド14、抑制ピストン13、及
びピストンロッド7が後退方向へ移動し、アブゾーバ本
体2によって緩衝作用が発揮され、そのストローク端
(後退方向の移動端)に至って停止する。
負荷部材Wが抑制ピストンロッド14の先端面14aに押当
している間は、開口部21が負荷部材W及びパッキン22に
よって密閉されるため、空気室15の空気圧が上昇し、抑
制ピストン13の推力によってピストンロッド7が後退方
向へ押し付けられる。これによって、アブゾーバ本体2
は、その復帰スプリングによる復帰が抑制され、ストロ
ーク端の位置を保持する。
負荷部材Wが取り除かれると、開口部21が解放されて空
気室15内の圧縮空気が排気流路20及び開口部21から排出
され、空気室15の圧力が低下して抑制ピストン13の推力
が低下し、アブゾーバ本体2のピストンロッド7はその
復帰スプリングによって復帰する。
上述の実施例によると、開口部21が空気室15の空気圧を
制御するセンサーとして作用し、開口部21に負荷部材W
が押当又は当接している間は空気室15の圧力が上昇して
アブゾーバ本体2の復帰を抑制するので、負荷部材Wが
停止した後にアブゾーバ本体2の復帰スプリングによっ
て押し戻されることがなく、負荷部材Wの停止後の位置
がずれない。しかも、構造が簡単であり、特別な制御も
不要である。
上述の実施例において、ショックアブゾーバ1を運動す
る側(負荷部材側)に取りつけ、固定側には抑制ピスト
ンロッド14の先端14aが当接するためのストッパを取り
つけてもよい。
上述の実施例において、空気室15の面積やポート16に供
給する圧縮空気の圧力は、アブゾーバ本体2の復帰手段
の復帰力に応じて適当に定めることができる。パッキン
22に代えてガスケットでもよく、又はパッキン22を省略
して先端面14aによりシールを行ってもよい。復帰抑制
シリンダ5の各部の形状や構造、復帰抑制シリンダ5の
アブゾーバ本体2への取りつけ方法、及び、アブゾーバ
本体2の方式や構造などは、他の種々のものを採用する
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によると、負荷部材が停止した後に復帰手段によ
って押し戻されることがなく、負荷部材の停止後の位置
がずれない。しかも構造が簡単であり、特別な制御も不
要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るショックアブゾーバの断面正面図
である。 1……ショックアブゾーバ、5……復帰抑制シリンダ、
7……ピストンロッド、13……抑制ピストン、14……抑
制ピストンロッド、14a……先端面(先端)、15……空
気室、20……排気流路、21……開口部、22……パッキン
(シール部材)、W……負荷部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンロッドに連結されたピストンが後
    退方向へ移動することによって衝撃を吸収するととも
    に、復帰手段によって前記ピストン及びピストンロッド
    を復帰させるように構成されたショックアブゾーバにお
    いて、 前記ピストンロッドの先端部には、負荷部材が押当する
    位置に復帰抑制シリンダが設けられており、 前記復帰抑制シリンダは、 前記ピストンロッドと少なくとも後退方向に係合した抑
    制ピストンと、 前記抑制ピストンと一体に移動しその先端に負荷部材が
    当接する抑制ピストンロッドと、 前記抑制ピストンを前記ピストンロッドの復帰力よりも
    強い力で後退方向へ押圧するために前記抑制ピストンロ
    ッドの側に設けられた空気室と、 前記空気室に圧縮空気を供給するために前記空気室と連
    通するように設けられたポートと、 前記空気室の圧縮空気を前記抑制ピストンロッドの先端
    の開口部から排気するように形成された排気流路と、 負荷部材が前記抑制ピストンロッドの先端に押当したと
    きに当該負荷部材と共働して前記開口部を閉塞するため
    のシール部材と、 からなることを特徴とするショックアブゾーバ。
JP11718888U 1988-09-05 1988-09-05 ショックアブゾーバ Expired - Lifetime JPH0726587Y2 (ja)

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JPH0238545U JPH0238545U (ja) 1990-03-14
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