JPH0726571A - 打込式コンクリート型枠とそれへの不織布貼付方法 - Google Patents
打込式コンクリート型枠とそれへの不織布貼付方法Info
- Publication number
- JPH0726571A JPH0726571A JP5234426A JP23442693A JPH0726571A JP H0726571 A JPH0726571 A JP H0726571A JP 5234426 A JP5234426 A JP 5234426A JP 23442693 A JP23442693 A JP 23442693A JP H0726571 A JPH0726571 A JP H0726571A
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- Japan
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- fused
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- concrete
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 中空ブロック２０の融着面２１に不織布２２
を重ねた状態で、ドット状の突起２４を有する超音波ホ
ーン２６で中空ブロック２０と不織布２２とを超音波融
着する。これによって、ブロック２０が溶融し、不織布
２２に浸透するので、ブロック２０と不織布２２とがド
ットで接合される。 【効果】 融着領域において不織布と融着面とが部分的
に融着されるので、不織布の毛羽を残すことができると
ともに、型枠のコンクリート側表面に凹部穴構造を生成
できるので、打込式コンクリート型枠とコンクリートと
の接合性を向上できる。
を重ねた状態で、ドット状の突起２４を有する超音波ホ
ーン２６で中空ブロック２０と不織布２２とを超音波融
着する。これによって、ブロック２０が溶融し、不織布
２２に浸透するので、ブロック２０と不織布２２とがド
ットで接合される。 【効果】 融着領域において不織布と融着面とが部分的
に融着されるので、不織布の毛羽を残すことができると
ともに、型枠のコンクリート側表面に凹部穴構造を生成
できるので、打込式コンクリート型枠とコンクリートと
の接合性を向上できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、打込式コンクリート
型枠およびそれへの不織布貼付方法に関し、特にたとえ
ば地下室などのコンクリート壁を打設するのに用いられ
る打込式コンクリート型枠および打込式コンクリート型
枠に不織布を超音波融着する不織布貼付方法に関する。
型枠およびそれへの不織布貼付方法に関し、特にたとえ
ば地下室などのコンクリート壁を打設するのに用いられ
る打込式コンクリート型枠および打込式コンクリート型
枠に不織布を超音波融着する不織布貼付方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】平成４年７月９日付で出願された特願平
４−１８１９５８号では、不織布を透水層として用いる
地下壁用打込式コンクリート型枠が提案されている。通
常、その不織布をパネルに貼り付けるには超音波融着技
術が利用される。
４−１８１９５８号では、不織布を透水層として用いる
地下壁用打込式コンクリート型枠が提案されている。通
常、その不織布をパネルに貼り付けるには超音波融着技
術が利用される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パネル面と不
織布とが融着される融着領域全体を平坦面を有するブロ
ック状の超音波ホーンを用いて融着すると、不織布の毛
羽が押え付けられ、コンクリートと不織布との接合状態
が悪くなる。それゆえに、この発明の主たる目的は、コ
ンクリートと不織布との接合性を向上できる打込式コン
クリート型枠とそれへの不織布貼付方法を提供すること
である。
織布とが融着される融着領域全体を平坦面を有するブロ
ック状の超音波ホーンを用いて融着すると、不織布の毛
羽が押え付けられ、コンクリートと不織布との接合状態
が悪くなる。それゆえに、この発明の主たる目的は、コ
ンクリートと不織布との接合性を向上できる打込式コン
クリート型枠とそれへの不織布貼付方法を提供すること
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１の発明は、合成樹脂
製の打込式コンクリート型枠のコンクリート側の面に不
織布を超音波で融着する不織布貼付方法であって、面と
不織布とが融着される融着領域において超音波ホーンが
接触する部分と接触しない部分とを形成するようにして
超音波を付与するようにした、不織布貼付方法である。
製の打込式コンクリート型枠のコンクリート側の面に不
織布を超音波で融着する不織布貼付方法であって、面と
不織布とが融着される融着領域において超音波ホーンが
接触する部分と接触しない部分とを形成するようにして
超音波を付与するようにした、不織布貼付方法である。
【０００５】第２の発明は、型枠本体のコンクリート側
の面に不織布が超音波融着された合成樹脂製の打込式コ
ンクリート型枠において、面と不織布とが融着された融
着領域において面と不織布とが部分的に融着しているこ
とを特徴とする、打込式コンクリート型枠である。
の面に不織布が超音波融着された合成樹脂製の打込式コ
ンクリート型枠において、面と不織布とが融着された融
着領域において面と不織布とが部分的に融着しているこ
とを特徴とする、打込式コンクリート型枠である。
【０００６】
【作用】打込式コンクリート型枠の表面に不織布を配置
して、たとえばドット状の超音波ホーンで融着領域に超
音波を付与する。すると、打込式コンクリート型枠の表
面が溶融して不織布に浸透すると同時に、溶融されたド
ット部分が打込式コンクリート型枠内に溶け込み、凹部
穴構造を生成する。したがって、融着領域において不織
布が型枠表面に部分的に融着される。
して、たとえばドット状の超音波ホーンで融着領域に超
音波を付与する。すると、打込式コンクリート型枠の表
面が溶融して不織布に浸透すると同時に、溶融されたド
ット部分が打込式コンクリート型枠内に溶け込み、凹部
穴構造を生成する。したがって、融着領域において不織
布が型枠表面に部分的に融着される。
【０００７】
【発明の効果】不織布を部分的に融着するので、不織布
の毛羽を残すことができ、コンクリートと不織布との接
合強度を向上できる。なお、ドット状の超音波ホーンを
用いると、打込式コンクリート型枠表面にドット状の凹
部穴構造を生成できるので、コンクリートが凹部穴に入
り込み、アンカー効果によってコンクリートと不織布な
らびに打込式型枠との接合性が向上され得る。
の毛羽を残すことができ、コンクリートと不織布との接
合強度を向上できる。なお、ドット状の超音波ホーンを
用いると、打込式コンクリート型枠表面にドット状の凹
部穴構造を生成できるので、コンクリートが凹部穴に入
り込み、アンカー効果によってコンクリートと不織布な
らびに打込式型枠との接合性が向上され得る。
【０００８】この発明の上述の目的，その他の目的，特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【０００９】
【実施例】図１および図２を参照して、この実施例の打
込式コンクリート型枠１０は、互いに平行に配置された
第１パネル１２および第２パネル１４を含み、それぞれ
が、縦方向に延びる複数のリブ１６によって連結され
る。したがって、第１パネル１２，第２パネル１４およ
びリブ１６によって横方向に複数の空気層１８が形成さ
れる。第１パネル１２の一方主面には、縦方向に延びる
複数の中空ブロック２０が一定間隔毎に形成される。第
１パネル１２，第２パネル１４，リブ１６および中空ブ
ロック２０は、たとえば塩化ビニルなどの合成樹脂の押
出成形によって一体成形される。
込式コンクリート型枠１０は、互いに平行に配置された
第１パネル１２および第２パネル１４を含み、それぞれ
が、縦方向に延びる複数のリブ１６によって連結され
る。したがって、第１パネル１２，第２パネル１４およ
びリブ１６によって横方向に複数の空気層１８が形成さ
れる。第１パネル１２の一方主面には、縦方向に延びる
複数の中空ブロック２０が一定間隔毎に形成される。第
１パネル１２，第２パネル１４，リブ１６および中空ブ
ロック２０は、たとえば塩化ビニルなどの合成樹脂の押
出成形によって一体成形される。
【００１０】そして、中空ブロック２０の表面には、不
織布２２が固着され、中空ブロック２０と不織布２２で
囲まれた空間が導水路２３となる。不織布２２はドット
状の複数の突起２４を有する超音波ホーン２６によって
ブロック２０の融着面２１に超音波融着され、これによ
って、ブロック２０と不織布２２とがドットで接合され
る。したがって、たとえば図２中斜線で示した融着領域
２５において融着面２１と不織布２２とが部分的に融着
される。
織布２２が固着され、中空ブロック２０と不織布２２で
囲まれた空間が導水路２３となる。不織布２２はドット
状の複数の突起２４を有する超音波ホーン２６によって
ブロック２０の融着面２１に超音波融着され、これによ
って、ブロック２０と不織布２２とがドットで接合され
る。したがって、たとえば図２中斜線で示した融着領域
２５において融着面２１と不織布２２とが部分的に融着
される。
【００１１】図３および図４からわかるように、突起２
４は本体２８の長方形の先端面に縦方向および横方向に
所定間隔毎に形成されている。これより、不織布２２の
表面において突起２４を押さえ付けた部分に凹部穴が残
り、コンクリートがこの凹部穴内に入り込み、アンカー
効果によってコンクリートと不織布との接合強度が大き
くなる（表１）。
４は本体２８の長方形の先端面に縦方向および横方向に
所定間隔毎に形成されている。これより、不織布２２の
表面において突起２４を押さえ付けた部分に凹部穴が残
り、コンクリートがこの凹部穴内に入り込み、アンカー
効果によってコンクリートと不織布との接合強度が大き
くなる（表１）。
【００１２】
【表１】
【００１３】なお、この実施例ではドット状の突起２４
を有する超音波ホーン２６を用いて説明したが、図５に
示すようなローレット状の突起３０を有するホーン３２
や、図６に示すような直線状の複数の突起３４を平行に
配列したホーン３６を用いても、不織布２２にコンクリ
ートが入り込む凹部穴または溝を残すことができる。ま
た、上述の実施例では、融着領域２５（図２）を縦方向
に連続して形成することによって、縦方向に延びる非融
着領域３８を形成するようにしているが、たとえば図７
または図８に示すように、横または斜め方向に延びる帯
状の非融着領域４０をさらに形成して、非融着領域３８
を横または斜めに連結するようにしてもよい。
を有する超音波ホーン２６を用いて説明したが、図５に
示すようなローレット状の突起３０を有するホーン３２
や、図６に示すような直線状の複数の突起３４を平行に
配列したホーン３６を用いても、不織布２２にコンクリ
ートが入り込む凹部穴または溝を残すことができる。ま
た、上述の実施例では、融着領域２５（図２）を縦方向
に連続して形成することによって、縦方向に延びる非融
着領域３８を形成するようにしているが、たとえば図７
または図８に示すように、横または斜め方向に延びる帯
状の非融着領域４０をさらに形成して、非融着領域３８
を横または斜めに連結するようにしてもよい。
【００１４】このように、非融着領域３８を横または斜
めに連結すると、縦方向に延びる非融着領域３８の不織
布２２が詰まった場合でも非融着領域４０の不織布２２
を通して他の非融着領域３８の不織布２２に漏水等を通
すことができるので、漏水等を効率よく排出できる。な
お、非融着領域４０を横方向に延びて形成した場合（図
７）には、型枠１０の下端部において不織布２２がめく
れ、施工面での問題を生じるが、斜め方向に延びて形成
した場合（図８）には、不織布２２のめくれを防止でき
るので、そのような問題は生じない。
めに連結すると、縦方向に延びる非融着領域３８の不織
布２２が詰まった場合でも非融着領域４０の不織布２２
を通して他の非融着領域３８の不織布２２に漏水等を通
すことができるので、漏水等を効率よく排出できる。な
お、非融着領域４０を横方向に延びて形成した場合（図
７）には、型枠１０の下端部において不織布２２がめく
れ、施工面での問題を生じるが、斜め方向に延びて形成
した場合（図８）には、不織布２２のめくれを防止でき
るので、そのような問題は生じない。
【図１】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図２】図１実施例の斜視図である。
【図３】超音波ホーンを示す斜視図である。
【図４】超音波ホーンの先端面形状を示す図解図であ
る。
る。
【図５】他の超音波ホーンの先端面形状を示す図解図で
ある。
ある。
【図６】その他の超音波ホーンの先端面形状を示す図解
図である。
図である。
【図７】横方向に延びる帯状の非融着領域を形成した状
態を示す図解図である。
態を示す図解図である。
【図８】斜め方向に延びる帯状の非融着領域を形成した
状態を示す図解図である。
状態を示す図解図である。
１０ …打込式コンクリート型枠 ２０ …中空ブロック ２１ …融着面 ２２ …不織布 ２５ …融着領域 ２６，３２，３６ …超音波ホーン ３８，４０ …非融着領域
フロントページの続き (72)発明者 竹迫 涼一 大阪市天王寺区四天王寺１丁目５番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 川村 裕雅 大阪市天王寺区四天王寺１丁目５番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 高井 伸一郎 大阪市天王寺区四天王寺１丁目５番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 京免 純輔 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 坂口 真幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 渡辺 陸生 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 高田 和孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 望月 学 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内
Claims (4)
- 【請求項１】合成樹脂製の打込式コンクリート型枠のコ
ンクリート側の面に不織布を超音波で融着する不織布貼
付方法であって、 前記面と前記不織布とが融着される融着領域において超
音波ホーンが接触する部分と接触しない部分とを形成す
るようにして超音波を付与するようにした、不織布貼付
方法。 - 【請求項２】型枠本体のコンクリート側の面に不織布が
超音波融着された合成樹脂製の打込式コンクリート型枠
において、 前記面と前記不織布とが融着された融着領域において前
記面と前記不織布とが部分的に融着していることを特徴
とする、打込式コンクリート型枠。 - 【請求項３】前記型枠本体は、それぞれが前記不織布が
融着される融着面を有し、かつ縦方向に延びて一定間隔
毎に形成された複数の中空ブロックを備え、 前記不織布と前記融着面とが融着されない帯状の非融着
領域が横方向に延びて形成された、請求項２記載の打込
式コンクリート型枠。 - 【請求項４】前記型枠本体は、それぞれが前記不織布が
融着される融着面を有し、かつ縦方向に延びて一定間隔
毎に形成された複数の中空ブロックを備え、 前記不織布と前記融着面とが融着されない帯状の非融着
領域が斜め方向に延びて形成された、請求項２記載の打
込式コンクリート型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234426A JP2921629B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-09-21 | 打込式コンクリート型枠とそれへの不織布貼付方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11139893 | 1993-05-13 | ||
| JP5-111398 | 1993-05-13 | ||
| JP5234426A JP2921629B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-09-21 | 打込式コンクリート型枠とそれへの不織布貼付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726571A true JPH0726571A (ja) | 1995-01-27 |
| JP2921629B2 JP2921629B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=26450797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5234426A Expired - Lifetime JP2921629B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-09-21 | 打込式コンクリート型枠とそれへの不織布貼付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921629B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007181963A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Suzuki Motor Corp | 後加工式繊維埋め込み方法および繊維埋め込み用超音波ホーン |
| JP2009078452A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Shachihata Inc | 印褥具 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP5234426A patent/JP2921629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007181963A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Suzuki Motor Corp | 後加工式繊維埋め込み方法および繊維埋め込み用超音波ホーン |
| JP2009078452A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Shachihata Inc | 印褥具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2921629B2 (ja) | 1999-07-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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