JPH0726567Y2 - 囲壁体の結合装置 - Google Patents

囲壁体の結合装置

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JPH0726567Y2
JPH0726567Y2 JP1986192580U JP19258086U JPH0726567Y2 JP H0726567 Y2 JPH0726567 Y2 JP H0726567Y2 JP 1986192580 U JP1986192580 U JP 1986192580U JP 19258086 U JP19258086 U JP 19258086U JP H0726567 Y2 JPH0726567 Y2 JP H0726567Y2
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JP
Japan
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engaging
switch
engaging claw
case
wall body
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JP1986192580U
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JPS6396723U (ja
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康好 河田
清 小出
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、湾曲状に弾性変形可能な板状の側壁を有する
囲壁体とこれの内部に装着される組込部品とを結合する
ための囲壁体の結合装置に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の結合装置としては例えばスイッチケ
ースの組立てに適用したものが供されている。その一例
を第7図に示す。同図において、1は組込部品としての
スイッチ基板で、図示しないスイッチ要素を有し且つこ
れの側部にはテーパー状の係合爪2,2が突設されてい
る。3は囲壁体としてのスイッチケースで、図示しない
操作子を有し且つこれの側壁3aには係合穴4,4が設けら
れている。そしてスイッチ基板1をスイッチケース3内
に挿入すると、係合爪2が係合穴4に係合するまでの間
は側壁3aが第8図に示すように係合爪2により押圧され
て外方に大きく変形し、そして係合爪2が係合穴4に一
致したところで側壁3aが元の形状に復帰することによ
り、スイッチケース3とスイッチ基板1とが結合され
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述のものの場合、スイッチ基板1の係合
爪2は、挿入方向に直交する面における断面形状が第8
図に示すように矩形状であるため、スイッチ基板1をス
イッチケース3に挿入する際、スイッチケース3の側壁
3aは係合爪2の側端部より押圧される。このため、側壁
3aの中央部が大きく外方に変形(最大変形寸法Hで示
す)することになり、その最大変形部分に亀裂を生じ易
いという問題点を有していた。またスイッチケース3を
外方に大きく変形させながらスイッチ基板1を挿入する
という事情からその挿入には強い挿入力が必要となり、
これにより装着作業性が低下するという問題点を有して
いた。
これに対処するには、係合爪2の突出量を全体的に減少
させることも考えられるが、すると係合穴4との掛り代
(第8図中Xで示す)が減少するため、スイッチケース
3とスイッチ基板1との結合力が低下してしまうという
問題を生じる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、組込部品と囲壁体とを挿入状態とする際における囲
壁体あるいは組込部品の変形を極力押えてそれらの損傷
を防止できると共に挿入力の軽減も図り得、しかもそれ
でいながら両者の結合力の低下を生ずることも無い囲壁
体の結合装置を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、組込部品の側部及び囲壁体の側壁のうちの一
方における挿入方向と直交する方向の中央寄りに係合爪
を突設すると共に他方にこの係合爪に係合する係合穴を
形成し、前記組込部品を囲壁体内に挿入することにより
前記係合爪と前記係合穴とを係合させる囲壁体の結合装
置において、前記係合爪を、挿入方向と直交する方向の
略中央部から両側にゆくに従い突出高さを漸次小さくさ
せると共に挿入方向の所定部位から挿入方向にゆくに従
い突出高さを順次小さくさせるに定めたことを特徴とす
るものである。
(作用) 組込部品を囲壁体内に挿入すると該囲壁体の側壁におい
て係合穴を設けた部分が係合爪に押圧されて変形する。
このとき、両者が接触している位置は従来のように係合
爪の側端部ではなくそれよりも該係合爪の中央寄りの部
位になるので、その分囲壁体の変形量は減少する。
(実施例) 以下、本考案をスイッチケースに適用した一実施例を第
1図乃至第5図を参照して説明する。
第2図及び第3図に示すスイッチは、図示しない自動車
の自動変速装置のオーバードライブをオン,オフするた
めのものである。まず、第2図において、11は全体とし
て略角筒状をなす囲壁体に相当するスイッチケース、12
はこのスイッチーケース11の下内部に挿入して装着され
たスイッチ基板である。スイッチケース11内にはシーソ
ー形の操作子13が枢軸14を中心にして揺動運動可能に設
けられ、その操作子13の略中央から下方に向けて作動レ
バー15が突設されている。一方、スイッチ基板12上には
コンタクトホルダー16が第2図中左右方向に移動可能に
設けられ、その上面に形成した凹部16a内に前記操作子1
3の作動レバー15が係合している。17はコンタクトホル
ダー16の下面に設けた可動接片であり、第3図に示すよ
うに一対の圧縮スプリング18によりスイッチ基板12に圧
接するように付勢されており、コンタクトホルダー16の
移動に伴いスイッチ基板12上を摺動するようになってい
る。尚、上記圧縮スプリング18の上部にはスチールボー
ル19が設けられており、これがスイッチケース11に一体
に形成した図示しない節度溝を備えた節度受部20に圧接
し、以てコンタクトホルダー16の移動に対して節度を与
えるようになっている。21はスイッチ基板12に設けた固
定接点で前記操作子13の操作に応じてコンタクチホルダ
ー16が移動すると、その位置に応じて可動接片17が接離
することによりスイッチが作動する。
さて、前記スイッチ基板12の取付構造につき詳述する
に、第2図に示すようにスイッチ基板12には片側に2個
ずつ計4個の係合爪22が突設されている。各係合爪22は
スイッチ基板12の側部のうち角部寄りに夫々位置してお
り、且つ下方にゆくに従い突出高さが漸次大きくなるテ
ーパー状をなしている。そして、特に第1図に明治され
ているように、係合爪22の挿入方向と直交する面におけ
る断面形状は、略中央部から両側にゆくに従い突出高さ
が漸次小さくなる形状となっており、特に本実施例では
外形が弧状となるように定めている。一方、このスイッ
チ基板12が取付けられるスイッチケース11には、側壁11
a下部に前記係合爪22に対応して矩形状の係合穴23が計
4個形成されており、この係合穴23に、スイッチケース
11内に挿入されたスイッチ基板12の係合爪22が係合して
いる。
次に上記構造のスイッチケース11内にスイッチ基板12を
装着する場合について説明する。スイッチケース11内に
スイッチ基板12を挿入すると、まずスイッチケース11の
側壁11aの下端部がスイッチ基板11の係合爪22の上端に
当接する。この状態からスイッチ基板12を更に挿入する
と、側壁11aが係合爪22に押圧されて第5図に示すよう
に外方に変形しながらスイッチ基板12の挿入を許容し、
係合爪22が係合穴23に対向する位置に至ると、該係合爪
22が係合穴23に係合すると共に側壁11aが元の形状に弾
性的に復帰してスイッチケース11とスイッチ基板12とが
確実に結合される。このものによればスイッチ基板12の
挿入時に、スイッチケース11の側壁11aがスイッチ基板1
2の係合爪22に接触する位置は、従来の矩形状の係合爪
の場合に比べて係合爪22の中央寄りとなる。従って、ス
イッチケース11の側壁11aの最大変形寸法h(第5図参
照)は従来の場合の最大変形寸法H(第7図参照)に比
べて小さくなり、これにてスイッチケース11に亀裂を生
じる虞れを無くすことができると共に、変形量が減少し
た分、スイッチ基板12をスイッチケース11内に挿入する
ときの挿入力を軽減することができる。しかも、係合爪
22が係合穴23に係合する掛り代(第5図中Xで示す)は
従来と同一であるからその結合力が従来と比べて劣るこ
とはない。
尚、本考案は、係合爪22を組込部品としてのスイッチ基
板12に設け且つ係合穴22を囲壁体としてのスイッチケー
ス11に設けるのに代えて、逆に係合爪をスイッチケース
11の側壁11aの内側に設け且つ係合穴をスイッチ基板12
に設けても良く、また、組込部品に設けた係合爪の方が
囲壁体により押圧されて内方に変形される如く構成して
も良い。
更に、係合爪及び係合穴の配設数はその配設箇所と共に
限定されるものではない。
この場合、第6図に示すように、スイッチ基板12の側部
における挿入方向と直交する方向の中央に係合爪22を1
つだけ設けると共に、それに対応してスイッチケース11
の側壁11aに係合穴23を1つだけ設けた構成であって
も、同図に破線で示すように係合爪が矩形状のものに比
べて、スイッチケース11の最大変形寸法hを抑制するこ
とができる。
その他,本考案は上記し且つ図面に記したものに限定さ
れるものではない等,要旨を逸脱しない範囲内で種々変
更して実施できる。
[考案の効果] 本考案は以上の記述から明らかなように、組込部品に設
けた係合爪の形状を、挿入方向と直交する方向の両側に
ゆくに従い突出高さを漸次小さくさせるように定めたか
ら、挿入時に係合爪が囲壁体に接触する位置が、従来の
ものに比べてその係合爪の中央寄りになるので、その分
囲壁体の変形量は減少する。従って、囲壁体あるいは組
込部品に亀裂が発生することを無くすことができ、また
囲壁体の変形量が減少した分、装着時の挿入力が軽減さ
れて装着作業性が向上する。しかも、このような効果を
得ながら係合爪が係合穴と係合する掛り代を従来と同一
に設定できるから結合力が低下することもないという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示していて、第
1図は第2図のI−I線に沿う横断面図、第2図は大部
分を破断して示す全体の正面図、第3図は全体の縦断側
面図、第4図はスイッチケースとスイッチ基板とを分離
した状態における部分的な斜視図、第5図は挿着時にお
けるスイッチケースの弾性変形状態を説明するための作
用図、第6図は本考案のその他の実施例を示す第5図相
当図である。そして第7図及び第8図は従来構成を示す
夫々第4図及び第5図相当図である。 図中、11はスイッチケース(囲壁体)、12はスイッチ基
板(組込部品)、22は係合爪、23は係合穴である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−111174(JP,A) 発明協会公開技法 Vol.4−9 公 技番号 79−1505 小間登著 「機械器具 設計便覧」 昭和39年7月5日 太陽閣発 行 P.245

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾曲状に弾性変形可能な板状の側壁を有す
    る囲壁体とこれの内部に挿入して装着される組込部品と
    を結合するためのものであって、前記組込部品の側部及
    び前記囲壁体の側壁のうちの一方における挿入方向と直
    交する方向の中央寄りに係合爪を突設すると共に他方に
    この係合爪に係合する係合穴を形成し、前記組込部品を
    囲壁体内に挿入することにより前記係合爪と前記係合穴
    とを係合させるものにおいて、前記係合爪を、挿入方向
    と直交する方向の略中央部から両側にゆくに従い突出高
    さを漸次小さくさせると共に挿入方向の所定部位から挿
    入方向にゆくに従い突出高さを漸次小さくさせる形状に
    定めたことを特徴とする囲壁体の結合装置。
JP1986192580U 1986-12-15 1986-12-15 囲壁体の結合装置 Expired - Lifetime JPH0726567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986192580U JPH0726567Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 囲壁体の結合装置

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JP1986192580U JPH0726567Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 囲壁体の結合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6396723U JPS6396723U (ja) 1988-06-22
JPH0726567Y2 true JPH0726567Y2 (ja) 1995-06-14

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ID=31147794

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JP1986192580U Expired - Lifetime JPH0726567Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 囲壁体の結合装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111174A (ja) * 1973-02-23 1974-10-23

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
発明協会公開技法Vol.4−9公技番号79−1505小間登著「機械器具設計便覧」昭和39年7月5日太陽閣発行P.245

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JPS6396723U (ja) 1988-06-22

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