JPH0726511B2 - 吊下げ装置の旋回防止装置 - Google Patents
吊下げ装置の旋回防止装置Info
- Publication number
- JPH0726511B2 JPH0726511B2 JP2248636A JP24863690A JPH0726511B2 JP H0726511 B2 JPH0726511 B2 JP H0726511B2 JP 2248636 A JP2248636 A JP 2248636A JP 24863690 A JP24863690 A JP 24863690A JP H0726511 B2 JPH0726511 B2 JP H0726511B2
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- JP
- Japan
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- angular velocity
- suspension device
- turning
- suspension
- speed controller
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば立坑内の視覚情報を得るためにテレビ
カメラを取付ける吊下げ装置の旋回防止装置に関する。
カメラを取付ける吊下げ装置の旋回防止装置に関する。
[従来の技術] 第5図に示すように、一端を固定したワイヤaで重量W
の吊下げ物の滑車bをウインチcにより吊下げ、対向す
るワイヤ間を互いに絡み合わないように、長さDの図示
しない中間支持棒を多数配置した場合、吊下げ物が90゜
回転すると、 T=(1/4)WD(D/H) ここで、Hは滑車bまでの距離 で表される復元トルクTが発生する。
の吊下げ物の滑車bをウインチcにより吊下げ、対向す
るワイヤ間を互いに絡み合わないように、長さDの図示
しない中間支持棒を多数配置した場合、吊下げ物が90゜
回転すると、 T=(1/4)WD(D/H) ここで、Hは滑車bまでの距離 で表される復元トルクTが発生する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、長さDに対して距離Hが大きくなると、復元ト
ルクTが小さくなるので、比(D/H)には、すなわち吊
下げ距離Hには実際上の制約がある。
ルクTが小さくなるので、比(D/H)には、すなわち吊
下げ距離Hには実際上の制約がある。
また、中間支持棒が無効になった場合、対向するワイヤ
aが絡み合って復元トルクTが発生しなくなる。
aが絡み合って復元トルクTが発生しなくなる。
他方、架台に電動雲台を介してビデオカメラを設け、電
動雲台を例えば右方向に旋回して映像を右に移動する
と、その反動により架台は左方向に旋回して右方向の映
像が得られない。
動雲台を例えば右方向に旋回して映像を右に移動する
と、その反動により架台は左方向に旋回して右方向の映
像が得られない。
本発明は、架台を特定方向に向けることができる吊下げ
装置の旋回防止装置を提供することを目的としている。
装置の旋回防止装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、旋回角速度計と、リモートコントロー
ル信号の受信器と、これら旋回角速度計及び受信器に接
続されたミキシングアンプと、そのミキシングアンプに
接続され角速度又はリモートコントロール信号に応じた
電力を供給するスピードコントローラと、このスピード
コントローラに接続された回転力発生ファンとを吊下げ
装置の1本のワイヤで吊下げられた架台に設けている。
ル信号の受信器と、これら旋回角速度計及び受信器に接
続されたミキシングアンプと、そのミキシングアンプに
接続され角速度又はリモートコントロール信号に応じた
電力を供給するスピードコントローラと、このスピード
コントローラに接続された回転力発生ファンとを吊下げ
装置の1本のワイヤで吊下げられた架台に設けている。
上記架台には、例えば電動雲台を介してビデオカメラが
設けられ、地上のモニタテレビで映像が得られるように
なっている。
設けられ、地上のモニタテレビで映像が得られるように
なっている。
また、回転力発生ファンは、例えば4個のファンを推力
に直交する方向が十字状になるように配置し、対向する
ファンの推力を逆方向に向け、相隣るファンの推力を直
交するようにするのが好ましい。
に直交する方向が十字状になるように配置し、対向する
ファンの推力を逆方向に向け、相隣るファンの推力を直
交するようにするのが好ましい。
[作用] 上記のように構成された吊下げ装置の旋回防止装置にお
いては、モニタテレビの映像を例えば右に移動する場
合、ビデオカメラが右を向くように電動雲台を旋回す
る。すると、その反力で架台は、逆に左に旋回しようと
する。これにより旋回角速度計が左旋回角速度を検知す
ると、ミキシングアンプで作成された制御信号に基づ
き、スピードコントローラは右回り推力を発生するファ
ンを駆動し、架台の左旋回運動を抑止する。これにより
モニタテレビには、右に移動した静止映像が得られる。
いては、モニタテレビの映像を例えば右に移動する場
合、ビデオカメラが右を向くように電動雲台を旋回す
る。すると、その反力で架台は、逆に左に旋回しようと
する。これにより旋回角速度計が左旋回角速度を検知す
ると、ミキシングアンプで作成された制御信号に基づ
き、スピードコントローラは右回り推力を発生するファ
ンを駆動し、架台の左旋回運動を抑止する。これにより
モニタテレビには、右に移動した静止映像が得られる。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において、吊下げ装置は、電動ホイスト1と、ホ
イスト1から繰り出された1本の吊りワイヤ2と、その
吊りワイヤ2のスイベル付きフック3に吊設された全体
を符号4で示す架台とからなっている。
イスト1から繰り出された1本の吊りワイヤ2と、その
吊りワイヤ2のスイベル付きフック3に吊設された全体
を符号4で示す架台とからなっている。
その架台4の底板5上には、電動雲台7上に照明灯8を
備えたテレビカメラ9が設けられ、底板5の下面には、
バッテリ16が取付けられている。
備えたテレビカメラ9が設けられ、底板5の下面には、
バッテリ16が取付けられている。
また、架台4の頂板6上には、旋回角速度計10と、ミキ
シングアンプ11と、スピードコントローラ12と、ビデオ
送信用のアンテナ13と、リモートコントロール信号受信
アンテナ14aを備えた受信器14と、4個の回転力発生フ
ァン15a〜15d(以下総称する場合は符号15を用いる)と
が設けられている。そして、地上側には、モニタテレビ
17とリモートコントロール送信機18とが設けられてい
る。
シングアンプ11と、スピードコントローラ12と、ビデオ
送信用のアンテナ13と、リモートコントロール信号受信
アンテナ14aを備えた受信器14と、4個の回転力発生フ
ァン15a〜15d(以下総称する場合は符号15を用いる)と
が設けられている。そして、地上側には、モニタテレビ
17とリモートコントロール送信機18とが設けられてい
る。
前記旋回角速度計10及び受信器14とは、ミキシングアン
プ11を介してスピードコントローラ12に接続され、その
コントローラ12には、回転力発生ファン15が接続されて
いる。
プ11を介してスピードコントローラ12に接続され、その
コントローラ12には、回転力発生ファン15が接続されて
いる。
第2図において、回転力発生ファン15a〜15dは、それら
の推力A1、B1、A2及びB2に直交する方向が十字状になる
ように配置されている。そして、対向するファン15a、1
5c(A系統)及び15b、15d(B系統)の推力A1、A2及び
B1、B2は逆方向になっており、相隣る推力B1、B2及びB
1、B2は互いに直角に交わるようになっている。
の推力A1、B1、A2及びB2に直交する方向が十字状になる
ように配置されている。そして、対向するファン15a、1
5c(A系統)及び15b、15d(B系統)の推力A1、A2及び
B1、B2は逆方向になっており、相隣る推力B1、B2及びB
1、B2は互いに直角に交わるようになっている。
第3図には、旋回制御機構の概念図が示されている。図
において、駆動すべき回転力発生ファン15a〜15dの選択
は、第4図に示すファン選択マップBにより行われる。
図において、θは右回りを正としてΔθは角変位、は
角速度、は角加速度を示し、また、AはA系統ファン
15a、15c、BはB系統ファン15b、15dをそれぞれ示して
いる。
において、駆動すべき回転力発生ファン15a〜15dの選択
は、第4図に示すファン選択マップBにより行われる。
図において、θは右回りを正としてΔθは角変位、は
角速度、は角加速度を示し、また、AはA系統ファン
15a、15c、BはB系統ファン15b、15dをそれぞれ示して
いる。
作業に際し、架台4を立坑A内に吊り下ろし、モニタテ
レビ17の映像を例えば右に移動する場合、リモートコン
トロール送信機18からビデオカメラ9が右を向くように
電動雲台7を遠隔操作する。すると、その反力で架台4
は、逆に左に旋回しようとする。これにより旋回角速度
計10が左旋回角速度を検知すると、ミキシングアンプ11
で作成された制御信号に基づき、スピードコントローラ
12はA系統のファン15a、15cを駆動し、架台4の左旋回
運動を抑止する。これによりモニタテレビ17には、右に
移動した静止映像が得られる。
レビ17の映像を例えば右に移動する場合、リモートコン
トロール送信機18からビデオカメラ9が右を向くように
電動雲台7を遠隔操作する。すると、その反力で架台4
は、逆に左に旋回しようとする。これにより旋回角速度
計10が左旋回角速度を検知すると、ミキシングアンプ11
で作成された制御信号に基づき、スピードコントローラ
12はA系統のファン15a、15cを駆動し、架台4の左旋回
運動を抑止する。これによりモニタテレビ17には、右に
移動した静止映像が得られる。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、1
本のワイヤに吊設された架台を、電動雲台等の影響を受
けることなく特定の方向に向け、ビデオカメラによる立
坑内の静止映像情報を得ることができる。
本のワイヤに吊設された架台を、電動雲台等の影響を受
けることなく特定の方向に向け、ビデオカメラによる立
坑内の静止映像情報を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は回転
力発生ファンの配置を示す平面図、第3図は旋回制御機
の概念図、第4図はファン選択マップ図、第5図は二点
吊り方式の復元力を説明する側面図である。 2……吊りワイヤ、4……架台、10……旋回角速度計、
11……ミキシングアンプ、12……スピードコントロー
ラ、14……受信器、15a〜15d……回転力発生ファン
力発生ファンの配置を示す平面図、第3図は旋回制御機
の概念図、第4図はファン選択マップ図、第5図は二点
吊り方式の復元力を説明する側面図である。 2……吊りワイヤ、4……架台、10……旋回角速度計、
11……ミキシングアンプ、12……スピードコントロー
ラ、14……受信器、15a〜15d……回転力発生ファン
Claims (1)
- 【請求項1】旋回角速度計と、リモートコントロール信
号の受信器と、これら旋回角速度計及び受信器に接続さ
れたミキシングアンプと、そのミキシングアンプに接続
され角速度又はリモートコントロール信号に応じた電力
を供給するスピードコントローラと、このスピードコン
トローラに接続された回転力発生ファンとを吊下げ装置
の1本のワイヤで吊下げられた架台に設けたことを特徴
とする吊下げ装置の旋回防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248636A JPH0726511B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 吊下げ装置の旋回防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248636A JPH0726511B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 吊下げ装置の旋回防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128493A JPH04128493A (ja) | 1992-04-28 |
JPH0726511B2 true JPH0726511B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=17181062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2248636A Expired - Fee Related JPH0726511B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 吊下げ装置の旋回防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726511B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5665054B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2015-02-04 | 日鐵住金建材株式会社 | 立坑内壁調査装置 |
JP5889696B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2016-03-22 | 日鐵住金建材株式会社 | 立坑の腐食診断システム及び方法 |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP2248636A patent/JPH0726511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128493A (ja) | 1992-04-28 |
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---|---|---|---|
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