JPH07264708A - 車輌の減速エネルギー回生システム - Google Patents

車輌の減速エネルギー回生システム

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JPH07264708A
JPH07264708A JP6048781A JP4878194A JPH07264708A JP H07264708 A JPH07264708 A JP H07264708A JP 6048781 A JP6048781 A JP 6048781A JP 4878194 A JP4878194 A JP 4878194A JP H07264708 A JPH07264708 A JP H07264708A
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vehicle
generator
capacitor
voltage
power
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JP6048781A
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Tomoaki Nitta
智昭 新田
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌の減速時の運動エネルギーを電力として
回収する際のエネルギー回生用電池による重量増を回避
し、システムの軽量化と制御回路の簡素化とを併せて図
ることにより、より実用価値を高める。 【構成】 走行速度が設定速度以上で減速状態にあり、
且つ、コンデンサ16が充電可能な状態にある場合、励
磁電流コントロールユニット18によりスイッチ素子2
0がONされ、発電機13の界磁コイル13bにバッテ
リ14から励磁電流が流れて発電機13が発電を開始
し、コンデンサ16、高電圧負荷21、DC−DCコン
バータ17に電力が供給される。すなわち、減速エネル
ギーを電力エネルギーに変換してコンデンサに蓄えるた
め、従来のエネルギー回生用電池を用いたシステムに比
べて大幅に重量を軽減することができ、また、簡単な制
御回路で発電機を制御し、コンデンサに蓄えた電力を負
荷に供給することができるため、より安価で軽量な実用
価値の高いシステムとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌の減速
時に発生する慣性力を電力として回収する車輌の減速エ
ネルギー回生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行中の車輌の持つ運動エネルギ
ーを減速時に有効に回収するため、減速時の運動エネル
ギーを車載機器の駆動力の一部として利用するシステム
や、減速時の運動エネルギーを電力として回収するシス
テム等が提案されている。
【0003】前者のシステムとしては、例えば、 特開
昭57−131840号公報に開示されているように、
車輌の減速時に、オルタネータ、フライホイール、エア
コンンプレッサ等を駆動することによりエネルギーを回
収する技術や、特開昭61−104129号公報に開示
されているように、エンジンの減速時に発生するエネル
ギーをスロットル開度調整のためのポンピングトルクと
発電機トルクとに分担して配分し、発電機側でバッテリ
の充電目標電圧を定常値より高く設定して負荷分担を増
加させ、エネルギーを回収する技術がある。
【0004】また、後者のシステムとしては、特開平2
−206301号公報に開示されているように、インバ
ータ制御手段により内燃機関の主軸に接続された交流発
電機を動作させ、その発電電力を、第1の充電制御回路
により第1の二次電池に回生充電するとともに、この第
1の二次電池に蓄えられた電力を、第2の充電制御回路
により第2の二次電池に充電することにより、減速時の
運動エネルギーを回収する技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、減速時
の車輌の運動エネルギーを電力として回収する場合、エ
ネルギー回生用電池によって重量が増大するばかりでな
く、過充電防止のために複雑な制御回路を必要とするた
め、コスト増加を招く一因となっていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、車輌の減速時の運動エネルギーを電力として回収す
る際のエネルギー回生用電池による重量増を回避し、シ
ステムの軽量化と制御回路の簡素化とを併せて図ること
により、より実用価値の高い車輌の減速エネルギー回生
システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車輌の走
行駆動力を伝達する経路上に介装した発電機と、前記発
電機で発電した電力を蓄えるコンデンサと、車輌の減速
時に、車輌の運転状態と前記コンデンサの充電状態とに
応じて前記発電機を作動させる発電制御手段とを備えた
ものである。
【0008】第2の発明は、車輌の走行駆動力を伝達す
る経路上に介装され、車輌の主電源より高圧の電圧を発
電する発電機と、前記発電機で発電した電力を蓄えるコ
ンデンサと、前記発電機による高電圧を前記主電源の電
圧に変換する電圧変換手段と、車輌の減速時に、車輌の
運転状態と前記コンデンサの充電状態とに応じて前記発
電機を作動させる発電制御手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】第1の発明では、車輌の減速時に、車輌の運転
状態と発電機の電力を蓄えるコンデンサの充電状態とに
応じて、車輌の走行駆動力を伝達する経路上に介装した
発電機を作動させることにより、減速エネルギーを電力
として回収する。
【0010】第2の発明では、車輌の減速時に、車輌の
運転状態と発電機の電力を蓄えるコンデンサの充電状態
とに応じて、車輌の走行駆動力を伝達する経路上に介装
した発電機を作動させて主電源より高圧の電圧を発電さ
せることにより、減速エネルギーを電力として回収し、
発電した高電圧を車輌の主電源の電圧に変換して利用す
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図3は本発明の第1実施例に係り、図1は
減速エネルギー回生システムの回路構成図、図2はコン
トロールユニットの要部構成を示す説明図、図3は車輌
に搭載した減速エネルギー回生システムを示す説明図で
ある。
【0012】図3において、符号1は自動車等の車輌で
あり、本実施例においては、4輪駆動方式の自動車であ
る。すなわち、この自動車1は、車輌前部に設置された
ラジエータ2の後方に、エンジン3及びトランスミッシ
ョン4が配設されており、このトランスミッション4か
らフロントアクスルシャフト5を介して前輪6が駆動さ
れるとともに、トランスミッション4からプロペラシャ
フト7を介してリヤディファレンシャル8へ動力が伝達
され、リヤアクスルシャフト9を介して後輪10が駆動
されるようになっている。
【0013】また、前記エンジン3の排気マニホルドに
連設される排気管11には、電気式ヒータ加熱触媒12
が介装されており、前記トランスミッション4の後部に
は、直流分巻モータからなる減速エネルギー回収用発電
機13が介装されている。この発電機13は、前記自動
車1の主電源であるバッテリ14の電圧(例えば、12
V)よりも高電圧(例えば、100V〜200V)の出
力を発生し、車輌の減速時の慣性力を電力として回収す
る減速エネルギー回生システムの基本要素を構成してい
る。尚、符号15はステアリングである。
【0014】前記減速エネルギー回生システムには、前
記発電機13、前記発電機13からの高圧の電力を蓄え
る大容量のコンデンサ16、前記発電機13からの高電
圧を前記バッテリ14の低電圧系に変換する電圧変換手
段としてのDC−DCコンバータ17、発電制御手段と
しての励磁電流コントロールユニット18等が備えられ
ており、前記DC−DCコンバータ17及び前記励磁電
流コントロールユニット18は前記バッテリ14の近辺
に設置され、前記コンデンサ16は取り付け可能な任意
の場所に設置される。
【0015】図1は、前記減速エネルギー回生システム
の回路構成を示し、前記バッテリ14から前記発電機1
3の界磁コイル13bに供給される励磁電流が、前記発
電機13に内蔵されるパワートランジスタ等からなるス
イッチ素子20によってON,OFFされる。一方、前
記発電機13の電機子13aからの出力は、前記コンデ
ンサ16に蓄えられる他、直接、前記電気式ヒータ加熱
触媒12等のような瞬時に高電圧を必要とする高電圧負
荷21に供給され、さらに、前記DC−DCコンバータ
17を介して通常の低電圧負荷22に供給されたり前記
バッテリ14への充電に使用され、前記バッテリ14及
び図示しないオルタネータに対し、補助電源として使用
される。
【0016】前記励磁電流コントロールユニット18に
は、前記コンデンサ16の端子電圧を分圧抵抗23,2
4によって分圧したコンデンサ電圧信号VC 、図示しな
い車速センサから出力されるパルス信号を処理した車速
信号VS 、及び、スロットル全閉でエンジン回転数変化
が所定範囲内のときにハイレベルの信号として車輌減速
状態を示す減速信号VDEC が入力されるようになってお
り、前記励磁電流コントロールユニット18では、これ
らの信号を監視し、車輌の運転状態と前記コンデンサ1
6の充電状態とに応じて前記スイッチ素子20をON,
OFFすることにより、前記発電機13の作動及び停止
を制御する。
【0017】尚、車速信号VS 及び減速信号VDEC とし
ては、例えば図示しないエンジン制御装置等から出力さ
れる信号を使用するが、直接、前記励磁電流コントロー
ルユニット18に車速センサ、回転数センサ、スロット
ル開度センサからの信号を入力し、前記励磁電流コント
ロールユニット18内で処理した信号を使うようにして
も良い。
【0018】図2に示すように、前記励磁電流コントロ
ールユニット18には、前記車速信号VS が非反転入力
側に入力されるとともに後述する設定速度に相当する基
準電圧VSRが反転入力側に印加されるコンパレータ2
5、このコンパレータ25の出力側に接続され、入力信
号に対してヒステリシスを有するシュミットトリガタイ
プのバッファ26、前記コンデンサ電圧信号VC が反転
入力側に入力されるとともに前記コンデンサ16の耐電
圧に相当する基準電圧VCMAXが非反転入力側に印加され
るコンパレータ27、前記減速信号VDEC が入力される
シュミットトリガタイプのバッファ28、及び、前記バ
ッファ26の出力と前記コンパレータ27の出力と前記
バッファ28の出力とが入力されるアンドゲート29が
備えられ、このアンドゲート29の出力によって前記ス
イッチ素子20が駆動される。
【0019】尚、前記発電機13は、複数個の発電機を
並列あるいは直列に接続して使用しても良く、その取り
付け位置も、例えば、前記フロントアクスルシャフト5
上、リヤアクスルシャフト9上、前後輪6,10のタイ
ヤホイール内側等、エンジン3からの動力を伝達する動
力伝達経路上であれば、どの位置でも良い。また、前記
DC−DCコンバータ17と前記励磁電流コントロール
ユニット18は一体としても良く、逆に、前記スイッチ
素子20は、前記発電機13と一体化せず、前記発電機
13の近辺に配置しても良い。
【0020】次に、本発明の減速エネルギー回生システ
ムの作用について説明する。まず、自動車1が設定速度
(例えば、30km/h)以上で走行している場合、励
磁電流コントロールユニット18では、コンパレータ2
5に入力される車速信号VS が前記設定速度に相当する
基準電圧VSR以上であり、コンパレータ25の出力がハ
イレベルとなっているが、バッファ28に入力される減
速信号VDECがローレベルであるため、アンドゲ−トゲ
ート29の出力がローレベルでスイッチ素子20がOF
Fしており、発電機13は発電停止状態となっている。
【0021】この状態で、ブレーキを踏み込む等して減
速すると、ハイレベルの減速信号VDEC がバッファ28
に入力され、その出力がハイレベルとなる。また、この
とき、コンパレータ27に入力されるコンデンサ電圧信
号VC がコンデンサ16の耐電圧に相当する基準電圧V
CMAX以下、すなわち、コンデンサ16が充電可能な状態
にあるときには、コンパレータ27の出力がハイレベル
となる。
【0022】従って、自動車1の走行速度が設定速度以
上で減速状態にあり、且つ、コンデンサ16が充電可能
な状態にある場合には、励磁電流コントロールユニット
18のアンドゲ−ト29の全ての入力がハイレベルとな
り、アンドゲ−ト29からハイレベルの信号が出力され
てスイッチ素子20がONになり、発電機13の界磁コ
イル13bにバッテリ14から励磁電流が流れる。
【0023】これにより、他励磁方式で発電機13が発
電を開始し、減速による慣性力が電気エネルギーとして
回収され、コンデンサ16、高電圧負荷21、DC−D
Cコンバータ17に供給される。コンデンサ16に蓄え
られた電気エネルギーは、一部は、電気式ヒータ加熱触
媒12等のような高電圧負荷21に供給され、一部は、
DC−DCコンバータ17によって低電圧に変換され
て、バッテリ14、低電圧負荷22に供給される。
【0024】そして、コンデンサ16の電圧が耐圧以
上、あるいは、車速が設定速度未満になると、励磁電流
コントロールユニット18のアンドゲ−ト29の出力が
ローレベルになり、スイッチ素子20がOFFとなって
発電機13による発電が停止される。
【0025】すなわち、本発明の減速エネルギー回生シ
ステムでは、減速エネルギーを発電機13で電力エネル
ギーに変換して大容量のコンデンサ16に蓄えておくた
め、従来のエネルギー回生用電池を用いたシステムに比
べて大幅に重量を軽減することができ、より安価で実用
的なシステムとすることができる。また、簡単な制御回
路で前記発電機13を制御し、大容量のコンデンサ16
に蓄えた電力を負荷に供給することができるため、オル
タネータの負荷を軽減し、結果的に燃費改善を達成する
ことができるのである。
【0026】さらに、本発明の減速エネルギー回生シス
テムにおいては、発電機13と大容量コンデンサ16に
よる高圧電源を持つとともに、この高圧電圧を変換する
DC−DCコンバータ17を備えるため、電気式ヒータ
加熱触媒12等の高電圧負荷から通常の低電圧負荷まで
様々な電圧の負荷に対応することができ、電気負荷搭載
の自由度を大幅に向上することができる。
【0027】尚、発電機13の出力が大きく、発電時に
発生する制動力がエンジン3の減速時の慣性力よりも大
きい場合には、図示しないブレーキペダルに連設された
ブレーキスイッチからの信号を減速信号VDEC として使
用し、ブレーキペダルを離した場合には発電機13の発
電を停止させるようにしても良い。
【0028】図4は本発明の第2実施例を示し、励磁電
流コントロールユニットの要部構成を示す説明図であ
る。
【0029】本実施例は、前述の励磁電流コントロール
ユニット18の構成を一部変更した励磁電流コントロー
ルユニット30を採用するものであり、他の構成は前述
の第1実施例と同様である。
【0030】図4に示すように、前記励磁電流コントロ
ールユニット30は、第1実施例の励磁電流コントロー
ルユニット18に対し、シュミットトリガタイプのイン
バータ31を追加し、第1実施例の三入力アンドゲ−ト
29に代えて四入力アンドゲ−ト32を採用した構成と
なっており、前記インバータ31には、図示しないアク
セルペダルを踏み込んだときにハイレベルの信号として
出力されるアクセル信号VACC が入力され、バッファ2
6、コンパレータ27、バッファ28、インバータ31
の各出力がアンドゲ−ト32に入力されるようになって
いる。
【0031】すなわち、前述の第1実施例と同様、走行
速度が設定速度以上でブレーキを踏む等して減速状態に
なると、コンデンサ16が充電可能な状態にある場合に
はアンドゲ−ト32の全ての入力がハイレベルとなり、
スイッチ素子20がONになって発電機13の発電が開
始されるが、一旦、発電を開始した後、アクセルが踏み
込まれると、ハイレベルのアクセル信号VACC がインバ
ータ31によって反転されてアンドゲ−ト32に入力さ
れるため、アンドゲ−ト32の出力がローレベルとなっ
て発電が停止される。
【0032】本実施例では、前述の第1実施例に対し、
減速時の発電機13が作動中の状態から、アクセルを踏
んで直ちに加速を行ないたい場合には、発電機13によ
る制動を直ちに解除することができ、加速応答性を向上
することができる。
【0033】図5は本発明の第3実施例を示し、減速エ
ネルギー回生システムの回路構成図である。
【0034】本実施例は、前述の第1,第2実施例にお
ける発電機13の起動が他励磁方式であるのに対し、発
電機13を自励磁方式によって制御するものである。
【0035】本実施例の減速エネルギー回生システム
は、図5に示すように、前述の第1実施例に対し、発電
機13の電機子13aからコンデンサ16及びDC−D
Cコンバータ17へ至る配線経路の途中にダイオードD
1を順方向に介装するとともに、バッテリ14から界磁
コイル13bへ至る配線経路途中にダイオードD3を順
方向に介装し、さらに、前記電機子13aと前記界磁コ
イル13bとをダイオードD2を介して接続したもので
あり、このダイオードD2は、前記ダイオードD1のア
ノード側と前記ダイオードD3のカソード側との間に順
方向に介装されている。他の構成は第1実施例と同様で
ある。
【0036】すなわち、自動車1の走行速度が設定速度
以上で減速状態にあり、且つ、コンデンサ16が充電可
能な状態にある場合には、励磁電流コントロールユニッ
ト18によりスイッチ素子20がONされ、発電機13
の発電が行なわれるが、発電開始時には、第1実施例と
同様、バッテリ14から励磁電流が界磁コイルに流れ、
やがて、発電電圧がバッテリ14の電圧を越えると、励
磁電流はダイオードD2を経て電機子13aから供給さ
れるようになり、自励方式に切り替わる。
【0037】本実施例では、前述の第1実施例と同様、
軽量且つ安価で実用的なシステムとすることができるば
かりでなく、発電機13を自励磁方式に切り替え、DC
−DCコンバータ17を介さずに励磁電流を流すことに
なるため、エネルギー変換効率を向上することができ
る。
【0038】尚、以上の各実施例においては、走行駆動
源としてエンジン2を有する自動車1を例にとって説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気
自動車の補助電源としても利用できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
輌の減速エネルギーを発電機によって電力エネルギーに
変換し、コンデンサに蓄えておくため、従来のエネルギ
ー回生用電池を用いたシステムに比べて大幅に重量を軽
減することができ、また、簡単な制御回路で発電機を制
御し、大容量のコンデンサに蓄えた電力を負荷に供給す
ることができるため、より安価で軽量な実用価値の高い
システムとすることができる。
【0040】さらに、第2の発明では、車輌の主電源に
対し、発電機とコンデンサとによる高圧電源を持つとと
もに、この高圧電圧を変換する電圧変換手段を備えるた
め、電気式ヒータ加熱触媒等のような高電圧負荷から通
常の低電圧負荷まで様々な電圧の負荷に対応することが
でき、電気負荷搭載の自由度を大幅に向上することがで
きる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図3は本発明の第1実施例に係り、図1
は減速エネルギー回生システムの回路構成図
【図2】コントロールユニットの要部構成を示す説明図
【図3】車輌に搭載した減速エネルギー回生システムを
示す説明図
【図4】本発明の第2実施例を示し、励磁電流コントロ
ールユニットの要部構成を示す説明図
【図5】本発明の第3実施例を示し、減速エネルギー回
生システムの回路構成図
【符号の説明】
13 発電機 14 バッテリ(主電源) 16 コンデンサ 17 DC−DCコンバータ(電圧変換手段) 18 励磁電流コントロールユニット(発電制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 61/00 E F02D 29/02 341 H02J 1/00 306 L 7429−5G H02P 9/14 G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の走行駆動力を伝達する経路上に介
    装した発電機(13)と、 前記発電機(13)で発電した電力を蓄えるコンデンサ(16)
    と、 車輌の減速時に、車輌の運転状態と前記コンデンサ(16)
    の充電状態とに応じて前記発電機(13)を作動させる発電
    制御手段(18)とを備えたことを特徴とする車輌の減速エ
    ネルギー回生システム。
  2. 【請求項2】 車輌の走行駆動力を伝達する経路上に介
    装され、車輌の主電源(14)より高圧の電圧を発電する発
    電機(13)と、 前記発電機(13)で発電した電力を蓄えるコンデンサ(16)
    と、 前記発電機(13)による高電圧を前記主電源(14)の電圧に
    変換する電圧変換手段(17)と、 車輌の減速時に、車輌の運転状態と前記コンデンサ(16)
    の充電状態とに応じて前記発電機(13)を作動させる発電
    制御手段(18)とを備えたことを特徴とする車輌の減速エ
    ネルギー回生システム。
JP6048781A 1994-03-18 1994-03-18 車輌の減速エネルギー回生システム Pending JPH07264708A (ja)

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